前回のあらすじ
ニ「ぐふぅ…もう体力が…後は…頼んだ…ぞ……ガクッ…」
風「ニシンさあああああああああああああああん!!!!」
ザッ…ザッ…ザッ…
「あなたが風頼 信世……思ってたより細いわね」
咲「あなたは…」
風「誰ですか咲夜さん」
咲「四季映姫・ヤマザナドゥ…地獄の閻魔よ…」
風「閻魔…ってあの閻魔ですか!?」
咲「ええ、それ以外に誰かいるかしら?」
風「いや…その閻魔とは思えない見た目なので…」
映「見た目で判断するとはあまり関心出来ませんね」
風「す、すみません!」
映「まあ、いいでしょう、後こっちは小野塚 小町、死神よ」
小「イエーイ!よろしく!」
風(死神と閻魔様って…とんでもない組み合わせだな…)「それで閻魔様が僕に何の用ですか?僕悪いことはなにもしてませんよ」
映「一応よ、とりあえずこっちを向いて」
風「は、はい」
映「では…」
映姫は懐から手鏡を取り出す。
風「な、なんですかそれ?」
映「これは浄玻璃の鏡、罪人の罪を見るための道具よ、さあじっとして」
風「はい」(あれ…でも地獄って殺生の時点で地獄行き確定じゃ…)
そう思うと一気に冷や汗が出てきた。
「ねえ、お兄ちゃんなにされてるの?」
さ「今風頼さんは地獄の審判を受けてるのよ」
燐「じゃあ風頼君地獄に落ちちゃうの!?」
さ「今風頼さんも殺生でかなり焦ってるみたいだけど多分心配はいらないわ」
空「うにゅ?何故ですか?」
さ「今にわかるわ」
映「よし、終わりよ」
風「そ…それで僕はどうなるんですか?」
映「あなたは…」
風(ゴクリ…)
映「罪人ではないようですね」
風「そうですよね……地獄行きですよね…………え?」
映「なにか問題が?」
風「いや、その、地獄って虫とか殺したら地獄行きじゃ…」
映「確かにそうですがその分の罪を先に償っていたら変わるのですよ」
風「そ、そうなんですか…」
映「ですが1つ気になる事を見つけました」
風「もしかして…」
映「察する通り女郎蜘蛛です」
咲「何故やつが出てくるのかしら?」
映「女郎蜘蛛の話はかれこれ結構聞いていましたが奴は必要以上に人間を補食している、これは殺害の罪になります」
風「え?殺生じゃないのですか?」
映「殺生はいたらずら等の軽い気持ちでなるのですが女郎蜘蛛はそんな生物に感謝をするところか食べるのは人間の頭、つまり脳みその好物のところしか食べないのです」
風(そうか…体が残っていたから皆よく知っていたんだ…)
映「昨日も送ってあげましたよ、しかし誰が倒したかと思ったらあなたでしたか…あなたの事は紫からよく聞いていますよ」
風「ゆ、紫さんがですか?」
映「ええ、あなたの強さをかなり評価してましたよ」
風「うーん…」
映「まあ、勇義に殴り合いで引き分けになるくらいだから本当に強いわね」
風「あ、そうなんですか…」
小「風頼君知らなかったの?勇義さんに弾幕をほとんど使わずに引き分けにできるなんてまずいないよ」
風「ええ!?そんな凄い人だったんですか…」
勇「まあな、多分霊夢でも殴り合いなら私には勝てないぜ」
風「霊夢さんですら勝てないなんて…」
映「そんな風頼さんにお願いがあります」
風「僕に…お願い?」
映「小町」
小「はい…実は魂を運ぶときよく聞くのですよ、女郎蜘蛛に食べられた人の無念や未練を」
風「はい」
小「そして最近はそんな理由で成仏できない魂が増えているんです、例えばあなたの後ろにも」
風「!?」
小「アハハハ!冗談だよ!」
風「ハァ…」
映「小町…」
小「ひぃ!す、すみません!!」
映「たく…」
風「それで僕はどうすれば?」
小「はい、あなたの強さを見込んで女郎蜘蛛を倒してほしいのです、そうすれば魂も成仏する筈です」
風「なるほどね…」
映「やってくれますか?」
風「どちらにせよ何人かには既に倒すと言ってますし僕達も最初からその気ですよ」
映「勇敢な方ですね」
風「困っている人を放ってはおけないたちですので」
映「なるほどね…さあ小町、戻りますよ、そろそろ休憩時間が終わる筈です」
小「は、はーい…」(もうちょっと休憩したかったな…)
映「では私達はこれで…」
トコ、トコ、トコ
風「…………あの!」
映「……なんですか?」
風「………見えたかもしれませんが…白玉桜で現れた男…あいつは…」
映「もう手遅れです、彼は死んだら地獄行きが決定してます」
風「そうですか…」
映「…………彼に慈悲をしても仕方ないですよ、彼は生まれつきの罪人です」
風「……本当にそうでしょうか…」
映「どうゆうことかしら?」
風「人は生まれつき罪人なんてあり得ません、あんな事になるのはなにか訳があるんじゃ…」
映「でも…これが現実よ…」
トコ…トコ…トコ…トコ…
風「………………」
咲「風頼さん………」
風「…………ハハハハ!お腹すいちゃいました!なにか食べに行きましょう」
咲「大丈夫ですかそんな体で…」
風「大丈夫ですよこれくらい!……あっ…つぅ…」
咲「お食事の前にまずは手当てが先です」
風「は…はーい…」
勇「よし!じゃあ私がいい店に連れていってやる!私の奢りだ!!」
風「いいのですか?」
勇「ああ!」
風「じゃあお言葉に甘えて…」
ヤ「仕方ないな~!奢らせてやるよ!」
空「やった~♪」
勇「なんでお前らまで着いてくる気なんだよ!!後ちょっとは遠慮しろ!!」
ヤ「まあまあいいじゃないか、私達と勇義の仲じゃないか…」
勇「それとこれは別だ!!」
風「じゃあ手当てが終わったらどこに行けばいいですか?」
勇「とりあえずここに来てくれ」
勇義は風頼に地図を渡す。
風「わかりました」
勇「じゃあまた後で」
風「はい」
咲「では私達もとりあえず行きましょうか」
風「そうですね」
小「にしても彼想像以上に強かったですね、本当に人間なんでしょうか…」
映「……………………」
小「映姫様?」
映「え?」
小「どうかしたのですか?なにか考えていましたが」
映「あの女郎蜘蛛…近い内に来るわね…」
小「な、何故ですか?」
映「奴はまだ完全に力を手にしてない…だけど奴が必要以上に人間を補食しているのはその力を手に入れるため…だから今の食料を全て食べたら………」
小「ま…まさか…」
映「……出てくるでしょうね…そして今は風頼さん達に復讐するためにかなりの勢いで食べてるでしょうね」
小「って事は………」
映「奴が来るのは………明日の朝…」
お疲れさまでした。やっと一息つきましたが何やら雲行きが怪しくなってきました。最終日………その日に一体何が起きてしまうのか…ついでにいえば夏休みも最後ですね、では今回はこの辺でさよなら~