一応原作技も使用します。
それっぽいのを
「え?サッカーを?」
「うん!サッカーやろうぜ!」
俺様がベンチで本を読んでいると、やたら眩しい奴に絡まれた。
如何にもサッカー大好き人間だ、目を見たらわかる。
そして、1番厄介なタイプでもある訳だ。
「先ずは自己紹介が先じゃないかな?僕は獏良了っていうんだ」
「あ、そうだな!俺は円堂守!」
「ふぅん、円堂君だね?それでサッカー…だっけ」
「おう!やろうぜサッカー!」
…これは断ったらめんどくせぇパターンだな、仕方ねぇな。
「うん、いいよ。何するの?」
「とりあえず俺GKだからさ、シュートしてくれよ!俺、獏良のキック受けてみたいんだ!」
「…わかった、じゃあ思いっきり行くよ?」
「おう!どんとこい!」
円堂がゴール前で構えた、その表情をみるにワクワクして仕方ないって顔だ。
……その顔が歪む姿を見たいもんだなァ。
「じゃあ…精々ケガしねぇように気をつけなァ!」
「様子が変わった…!?」
「ファントム…シュートォ!」
「ぐ…うおぉおおおお!!うわぁ!」
放った必殺技は円堂を貫いてゴールに突き刺さった。
まぁこんなもんかねェ…
「…ふぅ、どうだったかな?」
「すげぇ…」
「ん?」
「すっげぇよ獏良!!俺、こんなシュート受けたの初めてだ!まだ腕が痺れてる…!」
…なんだコイツは、普通なら悔しく感じるところじゃねぇのか?
「悔しくないの?ゴール破られたのに」
「そりゃあ悔しいさ、悔しいけど。それよりもワクワクしてきたんだ!こんなシュートを打つヤツがまだ世界には沢山いるんだもんな!」
「はは、前向きだね」
「それよりさ、シュート打つ時雰囲気変わったけどアレは…?」
「あぁ、それは言うなればもう1人の僕。今の僕は外向き用の僕って感じかな」
「外向き用…??」
円堂が首を捻ってる、もしかして伝わらなかったか?
「電源スイッチみたいなものだよ」
「あぁ、ONとOFFってことか!なるほどなぁ…」
「分かってくれてよかったよ」
「あ、そうだ!もう1回といわずにさっきの打ってくれよ!」
「なんでさ」
「特訓だよ特訓!付き合ってくれるか?」
「仕方ないな、ジュース1本奢りね?」
「おう!」
それから夕方まで続き、俺様のシュートは1度も止められることもなかった。
だが収穫はあった、俺様のシュートも鋭さが増したし円堂も新しい必殺技を編み出した。
確か「熱血パンチ」だったな。
あれが威力増したら俺様の必殺技も止められちまうな。
「へへ、特訓付き合ってくれてありがとうな!お陰で必殺技を編み出せたし、今日は楽しかった!」
「それはよかったね、僕も楽しかったよ。時間は大丈夫?」
「へ?うわぁ!もうこんな時間だ、母ちゃんに怒られる!」
またサッカーしようぜ!と手を振りながら円堂は去っていった。
本来仲良しごっこなんざくだらねぇと思ってたが…
円堂守となら悪くねぇと思うのも、円堂の魅力ってことか。
「はっ、馬鹿馬鹿しい。だがまた近い内に会いそうだな、アレは影山が嫌いそうな奴だしな」
サッカーはこの世界において生きる為の手段でしかない。
だが、今回の件でやってもいい程度にはなった。
サッカーをやるのなら、盗むのは得点。ボールを奪い、敵を叩きのめしてゴールに打つ。
ゲームとしちゃ単純かつ奥が深い、楽しめそうだな。
と、ここで携帯が鳴った。
「よぉ、影山か。仕事の依頼だァ?ガキに頼んでんじゃねぇよ、他当たりな。……ヘェ、そいつは面白そうだな。いいぜ、乗ってやる」
影山も用心深いな、今の手駒が潰れた次の手を用意しようってのは。
謎の隕石の収穫ねぇ……どうしたもんか。
ありゃあ確かあの財閥に回収されたとかじゃ…
接触してみるとするか……
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「なぁじいちゃん、今日すげぇ奴にあったんだ!獏良って奴なんだけど、必殺技も使えてさ!」
「サッカーやる時は雰囲気が変わってさ、ギラギラした感じになるんだ。打つ瞬間なんてオーラが凄いっていうか…」
「でも、悪いヤツじゃない。そんな気がするんだ!特訓してる時に、俺様はお前が思ってる程いい人間じゃないって言ってたけど」
「ボールは嘘をつかない、だよなじいちゃん。アイツの打ったボールは、勝つぞーって感じがしてドドドドドッ!っていう楽しさみたいなのも伝わってきたんだ」
「獏良は認めてなかったけど、きっとサッカーが好きなんだ。だからまた獏良とサッカーしてみたいな。へへ、次会う時には止められるようにまた特訓頑張らないとな!」