蹴球の盗賊王   作:はちみー

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一応原作技も使用します。
それっぽいのを


第2話

 

「え?サッカーを?」

 

「うん!サッカーやろうぜ!」

 

俺様がベンチで本を読んでいると、やたら眩しい奴に絡まれた。

如何にもサッカー大好き人間だ、目を見たらわかる。

そして、1番厄介なタイプでもある訳だ。

 

「先ずは自己紹介が先じゃないかな?僕は獏良了っていうんだ」

 

「あ、そうだな!俺は円堂守!」

 

「ふぅん、円堂君だね?それでサッカー…だっけ」

 

「おう!やろうぜサッカー!」

 

…これは断ったらめんどくせぇパターンだな、仕方ねぇな。

 

「うん、いいよ。何するの?」

 

「とりあえず俺GKだからさ、シュートしてくれよ!俺、獏良のキック受けてみたいんだ!」

 

「…わかった、じゃあ思いっきり行くよ?」

 

「おう!どんとこい!」

 

円堂がゴール前で構えた、その表情をみるにワクワクして仕方ないって顔だ。

……その顔が歪む姿を見たいもんだなァ。

 

「じゃあ…精々ケガしねぇように気をつけなァ!」

 

「様子が変わった…!?」

 

「ファントム…シュートォ!」

 

「ぐ…うおぉおおおお!!うわぁ!」

 

放った必殺技は円堂を貫いてゴールに突き刺さった。

まぁこんなもんかねェ…

 

「…ふぅ、どうだったかな?」

 

「すげぇ…」

 

「ん?」

 

「すっげぇよ獏良!!俺、こんなシュート受けたの初めてだ!まだ腕が痺れてる…!」

 

…なんだコイツは、普通なら悔しく感じるところじゃねぇのか?

 

「悔しくないの?ゴール破られたのに」

 

「そりゃあ悔しいさ、悔しいけど。それよりもワクワクしてきたんだ!こんなシュートを打つヤツがまだ世界には沢山いるんだもんな!」

 

「はは、前向きだね」

 

「それよりさ、シュート打つ時雰囲気変わったけどアレは…?」

 

「あぁ、それは言うなればもう1人の僕。今の僕は外向き用の僕って感じかな」

 

「外向き用…??」

 

円堂が首を捻ってる、もしかして伝わらなかったか?

 

「電源スイッチみたいなものだよ」

 

「あぁ、ONとOFFってことか!なるほどなぁ…」

 

「分かってくれてよかったよ」

 

「あ、そうだ!もう1回といわずにさっきの打ってくれよ!」

 

「なんでさ」

 

「特訓だよ特訓!付き合ってくれるか?」

 

「仕方ないな、ジュース1本奢りね?」

 

「おう!」

 

それから夕方まで続き、俺様のシュートは1度も止められることもなかった。

 

だが収穫はあった、俺様のシュートも鋭さが増したし円堂も新しい必殺技を編み出した。

 

確か「熱血パンチ」だったな。

あれが威力増したら俺様の必殺技も止められちまうな。

 

「へへ、特訓付き合ってくれてありがとうな!お陰で必殺技を編み出せたし、今日は楽しかった!」

 

「それはよかったね、僕も楽しかったよ。時間は大丈夫?」

 

「へ?うわぁ!もうこんな時間だ、母ちゃんに怒られる!」

 

またサッカーしようぜ!と手を振りながら円堂は去っていった。

本来仲良しごっこなんざくだらねぇと思ってたが…

円堂守となら悪くねぇと思うのも、円堂の魅力ってことか。

 

「はっ、馬鹿馬鹿しい。だがまた近い内に会いそうだな、アレは影山が嫌いそうな奴だしな」

 

サッカーはこの世界において生きる為の手段でしかない。

だが、今回の件でやってもいい程度にはなった。

サッカーをやるのなら、盗むのは得点。ボールを奪い、敵を叩きのめしてゴールに打つ。

ゲームとしちゃ単純かつ奥が深い、楽しめそうだな。

と、ここで携帯が鳴った。

 

「よぉ、影山か。仕事の依頼だァ?ガキに頼んでんじゃねぇよ、他当たりな。……ヘェ、そいつは面白そうだな。いいぜ、乗ってやる」

 

影山も用心深いな、今の手駒が潰れた次の手を用意しようってのは。

謎の隕石の収穫ねぇ……どうしたもんか。

ありゃあ確かあの財閥に回収されたとかじゃ…

 

接触してみるとするか……

 

________

 

 

「なぁじいちゃん、今日すげぇ奴にあったんだ!獏良って奴なんだけど、必殺技も使えてさ!」

 

「サッカーやる時は雰囲気が変わってさ、ギラギラした感じになるんだ。打つ瞬間なんてオーラが凄いっていうか…」

 

「でも、悪いヤツじゃない。そんな気がするんだ!特訓してる時に、俺様はお前が思ってる程いい人間じゃないって言ってたけど」

 

「ボールは嘘をつかない、だよなじいちゃん。アイツの打ったボールは、勝つぞーって感じがしてドドドドドッ!っていう楽しさみたいなのも伝わってきたんだ」

 

「獏良は認めてなかったけど、きっとサッカーが好きなんだ。だからまた獏良とサッカーしてみたいな。へへ、次会う時には止められるようにまた特訓頑張らないとな!」

 

 

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