蹴球の盗賊王   作:はちみー

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…イナズマイレブンの曲、元気でますよね。めちゃすこ委員長(死語)


第3話

俺様は今、富士の樹海にいる。

先ずは現場を見てみるつもりできたんだが…

 

「そこのお前!サッカーバトルだ!」

 

「やらねぇよ」

 

「目が合ったらサッカーバトルだ!」

 

ポケモンの世界じゃねぇぞここは。

樹海に来てからこうして何度も何度も挑まれる。

そもそも1人だろうが俺様は。

 

「見ての通り1人だろうが」

 

「ならPK戦だ!」

 

「結局こうなんのか…」

 

と、PKでバトルする訳だが…

 

「そらよォ!」

 

「ぐぁああああ!!」

 

「守れねぇんならゴールでいいだろ、じゃあな」

 

「おい待て!今のはゴールじゃないぞ!」

 

「何度やってもいいぜ?そん時はそこのGKが持つかわからねぇがな…」

 

「ヒッ…」

 

「わかったんならどっかに失せな」

 

はァ……ったくめんどくせぇな。

つかゴールネットどっから出してんだ?

 

それから奥に進んでいくと、崖の上にデケェ建造物が出てきた。

アレが正にって感じだな。

 

「こんな所に建物…ねぇ。まぁ近づいてみるか」

 

長い道のりを登っていくと、建物の前に見張りみてぇな奴が二人立ってるのを見た。

見たとこそこにしか出入口はなさそうだな、行くか。

 

「おい、ここから先は立ち入り禁止だ。下がれ!」

 

「まぁ待てよ、オキャクサマとして入れてくれや」

 

「ただのガキが調子に乗るなよ」

 

「通すわけには行かん、退かないのなら…」

 

「実力行使って訳か?やってみなぁ!」

 

「後悔するなよ!」

 

見張りのハゲが突撃してくる。

それを横に逸れて躱し、腹に蹴りを入れる。

ふっ、この世界ってなぁ鍛えれば鍛えるだけ強くなれるんだからいいもんだなぁおい。

 

「おぐっ…!」

 

「おーおー、ただ蹴り入れただけでダウンたァ見張り失格じゃねぇかぁ?」

 

「貴様!」

 

もう1人のハゲがスタンガンを持ち突き出してきた。

が、そんなトロイ動きじゃ俺様には適わねぇ。

 

「おせぇ、罠カードオープン!沈黙の邪悪霊!テメェの攻撃対象を変更してやるぜ!」

 

「な!?」

 

「やめっぐぁああああ!?」

 

「ハハハハハハ!」

 

「なんだ…今の力は!?」

 

「そら隙だらけだァ!」

 

「っ!ぶあああ!?」

 

足元にあった石を蹴り、顔面シュート。

痛そうに、フハハハハ…

 

「さぁて、お前らは俺様に負けた。敗者には言う事をきいてもらうぜ」

 

「だ…誰が貴様なんぞに…」

 

「まぁテメェの意思は関係ねぇがな」

 

「なんだと…?」

 

「魔法カード、心変わり!」

 

「う、うわああああ…あぁ…あ…」

 

心変わりは対象を自身のコントロール化に置ける効果、相変わらず強カードだぜ。

 

「さて、中に案内しな!」

 

「…」

 

物言わぬ人形に成り果てたハゲが中に入っていく、それに着いていけばいい訳だ。

 

_______

 

「旦那様、今1人の子供が侵入してきました」

 

「子供が…?見張りは何をしているんですか?」

 

「それが2人がかりで負けた様で、1人が何故か言いなりになっています」

 

「…ふむ、ではバーン達を送りなさい」

 

「はっ!」

 

「さて…何が目的でしょうかね…」

 

_______

 

ここは…研究室か。

何かわかるかもしれねぇな。

 

「おい待ちな!」

 

「あん?」

 

「テメェの相手はこのバーン様だ!」

 

「バーンだぁ?はっ、その髪型の事かぁ?」

 

「この髪型はバーンってなったからじゃねぇ!」

 

「バーン様、相手ペースに飲まれてますよ」

 

「ちっ!おいお前!何の目的でここに来た!」

 

「それを簡単に話すとでも思ってんのか?頭バーンくんよ」

 

「あぁ!?」

 

ハハ!面白ぇなコイツ、煽れば煽るだけ真っ赤になりやがる。

真っ赤な顔したバーン様は〜ってか?

 

「くたばれぇ!」

 

何処からか出した黒いボールをこっちに向けて蹴ってきた。

わからねぇがただのボールには見えねぇ。

 

「ぐっ…!んだこのボール、重すぎんだろ」

 

「受け止めただと!?」

 

予想通り足で受けるが普通のサッカーボールじゃなかった、例えるならトラックが突っ込んできた衝撃みたいな重さだ。

 

「そら返すぜ!」

 

「何っ!?」

 

蹴り返すとそいつも受け止める。

成程、普通の人間じゃあねぇ訳だ。

 

「バーン様!」

 

「下がってろ!コイツはオレがやる!」

 

「いいぜ、かかってきな!」

 

「おおおおお!!アトミックフレアァァァァ!!」

 

バーンが高く空を飛び太陽の様な紅さと熱がこもったシュートを放ってきた。

成程、イキってるだけあるってか!

 

「面白ぇ、だか俺様には届かねぇ!罠カード、魔法の筒を発動!テメェのシュートをそのまま返してやるぜ!」

 

「なっ!なんだと!?」

 

アトミックフレアが軌道を変えてバーンに跳ね返る。

だがそのシュートは届かなかった。

 

「バーン様!お下がりを!バーンアウト!!!」

 

「ちっ、余計な事を!」

 

「へぇ…中々やるじゃねぇか」

 

つかバーンアウトってお前、それこそアウトじゃねぇのかそれ。

 

『そこまでです』

 

「!」

 

『バーン、その子供を私の元へ案内しなさい』

 

「お、オレはまだ負けねぇ!」

 

『控えなさい、私の命令に反するのですか?』

 

「ぐ…わかり、ました」

 

「ククク、従順だねぇバーンサマ?」

 

「うるせぇ!…着いてこい」

 

「おぉ、怖い怖い…」

 

_______

 

「さて、君が例の侵入者だね?」

 

「おう、お前は…コイツは驚いた。まさかホトケサマに出逢うなんてな」

 

「ブホッ…w」

 

「研崎?」

 

「はっ、し、失礼しました…」

 

「…私は仏ではありません、吉良星二郎です」

 

「聞いたことあるぜ、吉良財閥の会長だろう?」

 

「その年でよく勉強していますね、その通りです」

 

「で、謎の隕石もお前が回収している訳だ」

 

「成程、それが目的ですか?」

 

「あぁ、端的に言えばな」

 

「誰の差し金ですか?」

 

「おいおい、クライアントの正体を言うとでも思ったか?」

 

「でしょうね。確かに隕石は私の手元にありますが、渡せませんよ」

 

「ならどんな隕石なのか情報を提供しろ、出来ねぇんなら俺様にも考えがある」

 

「考えとは?」

 

「テメェの手駒の数だけ爆発が起こるかもなぁ?」

 

「そんな事…」

 

「不可能だと思うか?まぁそれでもいいぜ、どちらにせよ同じ事だ」

 

ここらでカマでもかけてみるか、引っかかるかどうかは知らねぇが…

何かを企んでますって施設だ、何かあんだろ。

 

「お前が企んでる日本政府陥落も泡沫の夢になるかもな?」

 

「なっ!?何処でそれを…!!」

 

マジかよ、反応見るつもりが大穴引いちまったか。

 

「おいおい…冗談のつもりがまさかのビンゴかよ」

 

「く…!」

 

「まぁこれで手札が増えた訳だ、バレされたくなかったら情報を寄越しな!別に隕石を要求してもいいんだぜ?」

 

「…いいでしょう。あの隕石はエイリア石と呼んでいます」

 

「エイリア石…?」

 

「エイリア石には不思議なパワーが秘められています、所持した者を大幅に強化される効果がありました」

 

へぇ、宇宙にはすげぇもんがあったもんだな。

だがそう上手くいくとは思えねぇな。

 

「ソイツはすげぇが、デメリットとかはねぇのか」

 

「精神に何らかの影響があり、ある者には洗脳効果が現れていました」

 

「成程、上手い話には裏があるがお前らにとってプラスしかねぇ訳だな」

 

「これで取引は終わりです、早々に立ち去りなさい」

 

「へーへー、とっとと退散させてもらうぜ。あばよ」

 

後ろに振り向き、立ち去ろうとドアに手をかけると後ろから複数人襲ってきた。

馬鹿だな、お前ら。

 

「わかってんだよ!罠カードオープン!テメェらの自業自得だァ!」

 

襲いかかってきた人数は6人だが、こいつの効果は相手の使役するモンスターの数だけバーンダメージを与える。

吉良星二郎の使役する人間はこの場にいる全員、30人だ。

だからそのダメージは…

 

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁぁ!!!」

 

3万ダメージ…ハハハハハハ!

 

「主様!!!」

 

「襲ってきたテメェらのせいだぜ?まだやるのか?」

 

「く…」

 

「じゃあな、フフ…フハハハハ…!」

 

________

 

 

さて、研究所から出てきたが…

 

「ウウウ…」

 

「地縛霊、ご苦労」

 

地縛霊が渡してきたのはエイリア石…の欠片。

流石にデカすぎたのか、だがこれで充分だろう。

 

「…影山か、依頼してきた例のブツは回収してきたぜ。富士の樹海の麓まで迎えを寄越しな」

 

『いいだろう、報酬はどうする』

 

「貸1でいい」

 

『わかった、ではしばらく待て』

 

さぁて、これ使って何をするのかねぇ…

まぁ俺様には関係ないか。

 

_____

 

そして、1年の時が流れた。

 

 

 




おい、サッカーしろよ。(蟹並感)
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