蹴球の盗賊王   作:はちみー

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お待たせしました、第9話です。
長くなったので前編後編とわけました。

期間が空いたのは、この作品においてデュエルシーンを入れるかどうか…なんですよね。
この作品を気に入ってくれている方達の多くは、デュエルより闇バクラが好きで見てる。そこまでデュエルには詳しくはないという層じゃないかなーと悩んでました。
実は自分もその層、デュエルリンクスとか紙媒体もやってはいますがライト勢なので。

なのでアンケート置いておくので、要望があれば番外編にでも投げときます。


第9話 前編

愛媛ってのはイメージとして蜜柑とかがあるが、そんな事は俺様にはどうでもいい事で。

 

何でこの愛媛の、それも人の気配があまりない埠頭にいるか。

 

理由はここに来たら何かがある、ってのを感が働いたからに他ならない。

 

 

 

夕焼けがオレンジに染めるこの埠頭、サスペンスドラマなら殺人事件や解決編でもやってそうだが。

 

なんて頭の悪い考えをしていたら、隅っこの方にポツンと黄昏ているモヒカンがいた。

 

 

 

倉庫の壁に寄っ掛かって、夕日を眺めて遠い目をしている。

 

…絶対アレは映像に残しておいた方がいい、今後使える(弄るのに)

 

 

 

「はぁ……つまんねぇなぁ」

 

 

 

「なら、カードゲームでもするかい?」

 

 

 

「!!誰だ」

 

 

 

「獏良了…お前と同じ悪党だよ」

 

 

 

「はっ、その悪党様がこの俺に何の用だよ。カードゲームなんざした事ねぇぞ」

 

 

 

と言いつつも、此方に歩いてくる。興味はあるようだな。

 

軽く説明してやると、簡単に理解した。

 

…デュエルモンスターズってのは結構難しいんだがな。

 

 

 

「今回は俺様の予備のデッキをくれてやる、そいつで戦ってみな」

 

 

 

「お前に有利なもんじゃねぇだろうな」

 

 

 

「んなつまらねぇ事なんざ、こっちから願い下げだぜ」

 

 

 

「そうかよ、んじゃまぁ始めようぜ」

 

 

 

「「デュエル!!!!」」

 

 

 

〜30分後〜

 

 

 

「ちっ!クソ……負けた」

 

 

 

「俺様の勝ちだな、まぁ初回なんてそんなもんだ」

 

 

 

「……次は負けねぇからな、バクラ!」

 

 

 

「はっ、次も勝ってやるよ」

 

 

 

モヒカンもとい不動明王は物凄い目付きでこっちを見て吠えた。

 

弱い犬はなんとやら、とも言うが間違いなくコイツは狂犬の類だ。

 

それも頭のキレる、強い勝負感のある強者。

 

 

 

「なぁ、不動」

 

 

 

「あ?」

 

 

 

「デュエルに置いて最も大事なもんってのは何だと思う」

 

 

 

「そんなもん、手札の強さだろ」

 

 

 

「成程、確かにそれも重要だが…もっと大事な事がある」

 

 

 

「カードの強さか」

 

 

 

「違う、運命力だ」

 

 

 

「はぁ?」

 

 

 

俺様が見てきた強き決闘者は、ここぞと言うところで最適なカードを引いてきた。

 

アテムや城之内、海馬がそれだ。

 

 

 

「目に見えねぇものだが、馬鹿に出来ねぇ。窮地に立った時、その状況を覆せるカードをドロー出来る…それが運命力だ」

 

 

 

「…鍛えてどうにか出来るものじゃねぇじゃねぇか」

 

 

 

「ヤツが言うにはカードを信じ、デッキを信じる。それが重要だとよ」

 

 

 

「信じる…」

 

 

 

「よく考えりゃ、テメェの命預ける剣を信じねぇで戦うなんざ有り得ねぇ。テメェが信じなきゃデッキも答えねぇ」

 

 

 

「…」

 

 

 

「ま、俺様は決闘者ではねぇが…必要ならとことん信じてやるさ。テメェはどうだ」

 

 

 

「はっ、信用信頼なんてくだらねェが…勝つ為ならそう考えてもいい」

 

 

 

不動は不敵に笑みを浮かべて、カードを掲げた。

 

 

 

「…ところで決闘者ってのは今どれ位いるんだ?」

 

 

 

「俺含め3人目だ、お前は」

 

 

 

「滅茶苦茶過疎ってんじゃねぇか!!」

 

 

 

「仕方ねぇだろ、そもそもこの世界じゃ存在しねぇカードだからな」

 

 

 

「存在しないだと?」

 

 

 

「このカード…というより、描かれているモンスターは古代エジプトから存在している」

 

 

 

「は?」

 

 

 

「それ等のモンスターや魔法効果、罠はそれらを再現した物がこのカードって訳だ。デュエルは俺とあと一人としか出来ねぇが、本来の使い方はこれだ」

 

 

 

理解できないという顔の不動にわかるように、俺様は死霊騎士デスカリバーナイトのカードを出す。

 

闇の力を込めて不動に見せ、デスカリバーナイトをその場に召喚させる。

 

 

 

「な、何だと!?具現化しやがった!?」

 

 

 

「これが、俺の力だ。モンスターを具現化させ使役する、闇の力を保有する俺様と弟子だけの力だ」

 

 

 

「中二病みたいな事抜かすな」

 

 

 

「黄昏てた奴に言われたくねぇな」

 

 

 

「あぁ!?」

 

 

 

「でだ、その闇の力ってのは俺様の存在そのものだ。この力を使うつもりなら、俺様をデュエルで負かしてみろ。サッカーじゃなくな」

 

 

 

「ってサッカー出来んのかよお前」

 

 

 

「当たり前だ、天才ゲームプレイヤーの俺様に出来ねぇゲームなんざねぇよ」

 

 

 

ならサッカーでも勝負しやがれと、不動がサッカーボールを持ってきた。

 

大方デュエルじゃ負けたがサッカーなら負けねぇってとこか?

 

丁度いい、ここらでわからせてやろうじゃねぇか。

 

 

 

「勝負の内容は相手ゴールまで突破出来たら勝ち、それでいいな」

 

 

 

「問題ねぇ、どっからでもかかって来やがれ!」

 

 

 

「ふっ、プレイ開始だァ!」





闇バクラ達のデュエルを見る?

  • デュエル開始の宣言をしろ磯野!
  • 悪いが俺様は決闘者じゃないんでね
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