オスカー・オルクスのホログラムを見て、神代魔法である生成魔法を手に入れた場所にて、ハジメとユエはお互いの装備を確認しながら出発しようとしていた。
ハジメのステータスは今、このようなものになっている。
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:???
天職:錬成師
筋力:21000
体力:21000
耐性:21000
敏捷:21000
魔力:45000
魔耐:21000
技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成][+遠隔錬成][+整地]・全属性適性[+全属性効果上昇]・全属性耐性・物理耐性・複合魔法[+ネギま!]・危機察知・高速魔力回復・魔力供給・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・風爪・夜目・遠見・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・熱源感知[+特定感知]・気配遮断[+幻踏]・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・金剛・威圧・念話追跡・高速魔力回復・魔力変換[+体力][+治癒力]・限界突破・生成魔法・錬金術・言語理解
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レベルは100を成長限度とするその人物の現在の成長度合いを示す。しかし、魔物の肉を喰いすぎて体が変質し過ぎたのか、ある時期からステータスは上がれどレベルは変動しなくなり、遂には非表示になってしまった。
魔物の肉を喰ったハジメの成長は、初期値と成長率から考えれば明らかに異常な上がり方だった。ステータスが上がると同時に肉体の変質に伴って成長限界も上昇していったと推測するなら遂にステータスプレートを以てしてもハジメの限界というものが計測できなくなったのかもしれない。
そして今のハジメは原作の奈落脱出頃のハジメを圧倒するほどの強さを誇る。魔王としてトータスに名を轟かせ、神を討ち滅ぼした時のハジメよりも圧倒的にステータスだけなら超えている可能性もある。
ハジメのシンクネット、Alchemy Organ以外の新装備を少し紹介しよう。シンクネットとAlchemy Organを作った頃より少し時が進んでいるために新装備が何個かできているのだ。
1つ目は装備と言えるか怪しいが、ハジメのバリアジャケットの新造だ。ユエのバリアジャケットは原作と同じようになっている。だがハジメのは『魔法少女リリカルなのはStrikerS』のエリオ・モンディアルと同じものになっているために作り替えたのだ。
その時のハジメの様子がこれだ。
「ああでもないこうでもない…!原作の私だとどう見ても厨二病感が出てしまいますから変えたいんですが…!どれ選んでも黒い!イタい!どうすればいいんだ〜!?」
「(珍しく叫んでる…レアハジメ…!)」
結局ユエに選んでもらい、原作のハジメと同じ姿になった。ちなみに私服も同じ。
「ユエが着てくれって頼んだんです…!だから私は断じて厨二病なんかじゃない…!」
2つ目はハジメお手製調理器具。最上級魔法を惜しげも無く使って料理するユエのために作った、アザンチウムとヒヒイロカネの混合素材製の調理器具。どんな使い方をしても朽ちない、溶けない、壊れない。ハジメのダークスターブレイカーにも耐える硬さを誇る。
「ヒヒイロカネを特典から引っ張り出した甲斐がありました…!これで壊れることなんてないでしょう!」
『創作された物語にある特殊な物質を作り出せる』という特典が久しぶりに役立った瞬間である。
この後ハジメからもらった調理器具を見て感極まったユエが作ったフルコース料理で地獄を見ることになったのは言うまでもない。
ユエの今のマイブームは料理の見た目を鮮やかにすること。そのためには多少食べれないものを使うのも厭わない。
「どう頑張っても昔見た料理の色にならない…!」
最近はコードと胃酸強化がユエの料理を受け付けなくなったらしい。
3つ目は魔晶石で作られた指輪(魔力収束+魔力高速回復+魔力供給付与+アザンチウム+ヒヒイロカネコーティング)だ。絶対に壊れず、永遠に魔力を供給するための指輪であり、指輪をつけながら限界突破を使用し、戦いの歌を掛けながら全力全開で金剛使用した敵を殴ってもヒビ一つ入らない代物。
これを作るのに三日三晩ずっと錬成と生成魔法を使用し続けていた。
「精密作業がッ!…あッ、バランス崩したァ!?」
装飾にもこだわりすぎて、少しズレただけでも作り直していたため、同じ能力を持つ魔晶石の指輪が大量にハジメの宝物庫に入っている。
ユエはそんなハジメの様子を知っているためにその指輪を大事にしている。
香織の分を作っていた時は少女とは思えない顔をしながら圧倒的なこれまた少女と思えない筋力で危うく壁を壊しそうになっていたが…。
4つ目は乗り物。原作ハジメはバイクと車を持っていたが、この世界のハジメもバイクと車を作った。
バイクはダークカブト仕様の『カブトエクステンダー』と『マシンビルダー』、車は『アナザートライドロン』。ハジメは楽しそうに作業していた。(ユエ談)
5番目は『対ユエ用超高性能胃薬』。ハジメが一番真剣に作業していた。その能力は、神水とエリクサーをふんだんに使った胃薬という名の氷である。
口に含んで砕けばどんな病気すらも一網打尽…と銘打っているのだが、最近のユエの料理には勝てないらしい。
「…ユエの料理ってどう対策すればいいんでしょう?」
犠牲者がこれからも増えることを考えれば対策を考えた方がいいのだが…ハジメの頭脳をもってしても考えつかない。なんということだろうか!
ハジメは今日もユエの料理を食べる。早くカモン!料理できるヒロイン達よ!
遂にハジメとユエは地上へ出る。
三階の魔法陣を起動させながら、ハジメはユエに静かな声で告げる。
「ユエ…私たちの力は地上では異端です。聖教教会や各国が黙っているということはないでしょう」
「ん……」
「兵器類やアーティファクトを要求されたり、戦争参加を強制される可能性も極めて大きいです(そんなことしたら即ダークスターブレイカーですが)」
「ん……」
「教会や国だけならまだしも、後ろ盾の神を自称するおバカさんとも敵対するかもしれません」
「ん……」
「世界を敵にまわす可能性が大きいです。命がいくつあっても足りないかもです(私たち不老不死ですけど)」
「今更……」
ユエの言葉に思わず苦笑いするハジメ。真っ直ぐ自分を見つめてくるユエのふわふわな髪を優しく撫でる。気持ちよさそうに目を細めるユエに、ハジメは一呼吸を置くと、キラキラと輝く紅眼を見つめ返し、望みと覚悟を言葉にして魂に刻み込む。
「私とユエ、お互いを守る、神代魔法を全て手に入れて世界を越えましょう」
ハジメの言葉を、ユエはまるで抱きしめるように、両手を胸の前でギュッと握り締めた。そして、無表情を崩し花が咲くような笑みを浮かべた。
「んっ!」
アナザートライドロンってトライドロンにブースターくっつけたみたいな見た目でめちゃくちゃかっこいいんですよね。
ステータスは全体的に高めです。
これからもよろしくお願いします。