雷ガ咲く花園デ   作:夢現図書館

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面、倒、く、さ、い dyレーキュ

 

 

「……構築元素、の、改竄。世界、を、塗り替える。環境、改竄、の一種」

 

「それは、如何言う意味だい?」

 

「……この、冥界を、覆う、状態。一種、の、術式、による、塗り替え、に、近い」

 

——ウィッチ、クラフトの、規模と、内容、に、比べる、と、大幅、に、スケール、ダウン、するけど、概ね、似た、認識、と仮定。

 

「わ、分かるのかい⁉︎ なら、状況を打破する方法も分かるんじゃないのか⁉︎」

 

 サーゼクス、ひいてはアジュカでさえお手上げ状態だったのにレーキュは現況を解析していた。やはり、味方に付けて正解だったとサーゼクスは内心、安堵する。理解しているのならば解決方法も分かる筈である、と。

 

「その、前に、何か、考えたの? 王、だから、対策、の、1つ、位は、さ」

 

「……打つ手が無いから頼っているんだけどね」

 

——市長や、内閣、で、さえ、無茶、苦茶、な、環境、でも、案の1つ、や、2つ、出た。それ、で、良く、上位、存在、だと、宣え、たな、この、無能。

 

 余りにもアンマリな返答にレーキュは心底、呆れと軽蔑の視線を向ける。それは結局、何もしていないと言う事を白状している様なモノである。そして、それは再来年から本気出すと言う様な言い草にしか見えない。

 常日頃から脳味噌か身体を動かしまくってそれ以外は寝ると言うオーバーフロー上等な人生を爆走しているレーキュからすれば反吐が出る怠け者にしか見えない。

 

「呆れる、いや、呆れる、以前の、問題、だ。怠け、無能、王」

 

「な、怠け⁉︎ コレでも色々な意味で多忙なんだけど⁉︎」

 

「成果、出てない、時点、で、サボり、と、一緒、だ。怠け、王」

 

 サーゼクスの弁明は普通にぶった斬られる。失敗と言う成果すらも無い時点でサボり魔と一緒である。

 

「そ、其処まで言われるか……‼︎」

 

「言われ、たく、無け、れば、やる事、やれ。こんな、所で、油、売らず、に、やれ」

 

——研究、する、事、で、溢れて、居る、の、だから。時間の、無駄、だ。本当、に。折角、採取、して、培養、して、実った、のに、この、無能、は時間の、浪費、が、趣味か、この、無能。

 

 時間は有限、故にレーキュは時間の無駄はしたがらない。起きている時間は基本的に実験、研究、で殆ど埋めている。もはや、研究や実験が生き甲斐のレベルに達している研究中毒。その為、目の前のサーゼクスに割く時間自体が無駄であった。然も内容が呆れ返る程の夢想野郎。

 故に苛立ちを隠し切れなくなって来たのだ。

 

「……手は尽くした。僕もセラフォルーもアジュカも出来る限りの事はした‼︎ でも、如何にもならなかった‼︎ 他に手があるとすれば君しか頼れる相手が居ない‼︎」

 

 それでも尚、サーゼクスは食い下がる。悪魔と言う種を存続させる為にも諦める訳には行かないからだ。

 

「お前、本当に、悪魔か?」

 

「何?」

 

「何故、其処まで、縋る? 魔王、の、癖に、どうして、雑種の、化物、に、頭を、下げる? 本当、に、人間、臭い」

 

——…………。

 

「僕の頭を下げて皆が助かるなら安いモノさ。悪魔の未来が掛かっているんだ、必死にもなるさ。君とて未来が掛かったら必死になるだろう?」

 

「その機会、は、来ない、ね。研究、の、為、なら、世界、壊れて、も、良いし」

 

——まぁ、既に、壊れて、いた、世界、しか、見た、事が、無い、けど。

 

 サーゼクスは王として皆を守る義務があると告げ、同意を誘うがレーキュは自身の研究が出来れば世界がどうなろうが構わないと言うマッドサイエンティストな一面を見せた。実際にそうなのだろう、その結果がどうなろうが別に構いはしない。そう言う自分を認めている。だから、批判されても構わない。自分は何処まで行っても認めてくれる者は、現れない、と、分かっていたから。

 

「……一回、だけ、だ」

 

「‼︎」

 

——疲れた。会話、って、本当に、疲れる。声帯、に、異常、ある、から、こん、な、に、喋る、のは、しんどい。特に、この無能、が相手、だと。

 

 レーキュは会話自体、余り好きでは無かった。辿々しく、発声が覚束ない口調、故にコミュニケーションが取り難い弊害が出ている。もう、これ以上の会話はウンザリした。故に、さっさと終わらせてしまう事を優先した。

 

「如何にか、出来るのかい?」

 

「今回の、魔術、核が、ある。その、周りの、空間、諸共、剥がす」

 

「空間ごと……⁉︎ まさか、その能力は、次元すら跳躍出来るのか……⁉︎」

 

 サーゼクスはレーキュがアジュカの次元転送装置を『ゴミ』だと評した。本人からしたら転送技術自体、ありふれたモノと見ているのかも知れない。

 

「うっさい、勝手に、能無し、で、絞ってろ」

 

 サーゼクスの問いに対してレーキュは苛立ちを隠さずに告げる。心底、本当に面倒だと考えていた。

 

——疲れる、んだよ。本気、出す、のも、アレの、機嫌も、面倒、極まりない、し。それ以外、のやり方、は、最も、面倒。本当、面倒、だけど、目の前の、無能は、いい加減、ウザい、から、さっさと、終わらせる。

 

 レーキュとしては余り使いたくないのだが、此の儘放っておくと居座られそうで鬱陶しく思える。故に、多少無理してでもさっさと終わらせた方が後々、楽だと考えた。

 

「え、何処へ?」

 

「近い、方が、良い、から。じゃないと、もっと、疲れる」

 

「……分かった。案内くらいはさせてくれ。どうするのか見てみたいが、構わないかな?」

 

死に(・・)、たけれ、ば、好きに、すれ、ば良い、……、確証、無い、から」

 

——偏屈、揃い、で、有名、だよね。『四色、の、魔剣』。使い、難い、から、今日、まで、使う、日、無かった、し……。

 

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