雷ガ咲く花園デ   作:夢現図書館

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 丸一日、未完で終わるか投稿するか思案した結果、取り敢えず展開思い付かなくなるまで書く事にした。
 と言うか考えた結果、こうしないと確実にエタる……。


五章
災厄再来


 

「遂に、遂に帰って来たぞ。駒王学園にィィィィィィィィ‼︎‼︎」

 

「長かった、長かったよおォォォォォ……‼︎」

 

「1週間、1週間がこんなにも長く感じようとは……思ってもいなかった……‼︎ ああ、あの日々は地獄、そのモノだった……‼︎」

 

 ある日の朝。駒王学園の校門近くにて3人の男子生徒……と言うか変態3人組が涙を流しながら立って居た。

 

「女子と一緒かと思えば……筋骨隆々な女装軍団の中に放り込まれ地獄とも呼べる日々……‼︎」

 

「毎日、野菜ジュースのみ……ああ、ひもじい日々だった……‼︎」

 

「謎の力で俺達の煩悩を吸収され……あの、あれは思い出したく無いィィィィィィィィ‼︎‼︎」

 

 変態3人組は男獄寺にて『魔僧少女部』なる集団と共に修行に打ち込む羽目になっていた。男性率120%と言う環境は女子に飢え逝く変態3人組にとって苦痛でしか無い。その上に女装した世紀末覇者の軍団はもはや地獄絵図と言う有様。素手で一誠達の煩悩を吸収したり、瞼の瞬きだけで岩を破壊したり、『うにー』だったり……悪鬼羅刹とも呼べた。

 

「……だが、俺達は乗り越えた……‼︎」

 

「俺達の生きる理由、即ちハーレムを築く為に必要な固い意志……‼︎」

 

「過酷な環境の中であっても……耐え忍び、乗り越えた……‼︎」

 

「そして、地獄を潜り抜けた先……この駒王学園には本物の美少女達が生息している……‼︎」

 

「そして幸運な事に、あの鬼教師の根城である補習室地獄からも解放される……‼︎ 合宿終わりには教室に戻って良いと言っていたからな……‼︎」

 

 それは単純なる経過観察と言うモノである。これは仮釈放とも言える。無論、仮なので次は無いだろう。

 

「フフフ、この俺の本当の真の力を発揮する日が遂に来たと言う事だ……‼︎」

 

「……中断されていたハーレム計画が再び始動するのだ‼︎」

 

「清らかなる少女の生おっぱい……‼︎ かくも素晴らしい響き……‼︎」

 

「あの鬼教師に荒らされた。否、新しいアガルタを作るだけだ。俺達の、伝説の地を‼︎」

 

「そうだ。地獄の日々を乗り越えた俺達に不可能は無い‼︎ あの鬼教師の矮小な障害はこの俺達には通じはしなかった事が証明されたのだ‼︎」

 

「フフフ、今の俺達は無敵に等しい……‼︎ 何人たりとも俺達の夢の道を阻む事は出来やしない‼︎」

 

「そして、俺達の俺達によるハーレムを築き上げるんだ……‼︎ ククク、待っていろよ……未来の美少女達……‼︎ メイド、巫女、バニー、ロリっ娘、クーデレ、ツンデレ、天然……フフフ、フハハは、あっはーハッハッハ‼︎」

 

 変態3人組の大き過ぎる煩悩を根本から粉砕する為に行われたのだが……どうやら祓い切る事は叶わず……カリギュラ効果で余計に性欲が増してしまった様である。

 

 

 

「ねーねー、あの人達、変だよー?」

 

「はーれむって何だろう?」

 

「せんせー、へんたいってのが居るー」

 

「シッ、見ちゃ行けませんし聞いちゃ行けません。悪い子はあんな見っともない人間になりますよ」

 

「「「はーい‼︎」」」

 

 校門の前で高らかに変態的な発言を繰り返している光景は先生に引きつられている集団通学中の小学生達に見られていた。そして先生は慣れた様子で『反面教師』として活用した。と言うか変態3人組の蛮勇は近隣学校にも轟いている様である。

 

 

 

「……おっといけないいけない。未来のハーレム王がこんな所で時間を喰っている余裕は無い。さぁ、行くぞ‼︎ 元浜、松田。俺達の新しい覗きポイントを朝のうちに発掘するぞ‼︎」

 

「おお、そうだった。感激の余りに失念する所だった……‼︎ 朝の内に誰にも見つからない覗きポイントを見つけるぞ‼︎」

 

「あの鬼教師の事だ……‼︎ 粗方、対策は取られて居るが全てを乗り越えた俺達に不可能は無い……‼︎ あの鬼教師の盲点である聖地を見つけ出すぞ‼︎」

 

 飽きもせず凝りもせずに変態的な行為を再犯しようとしている変態3人組。本当に学習能力が無い……‼︎

 

「ねぇ、アレって……‼︎」

 

「退学になったのでは無いのでしょうか、おお、神よ……コレも試練なのですか?」

 

「変態だー‼︎ 突然全裸になって徘徊する露出狂の変態が居るんにー‼︎ 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むにー……(ー3ー)」

 

「えーと、あはは……」

 

 狐花は朝っぱらからご機嫌斜めであった。理由は今朝、皓咲城に大淀が遥々やって来たのだ。

 

『ダムダム弾の使用は1899年7月29日によるダムダム弾禁止宣言に則り禁止されています。それに狐花さんの改造ボーイズ対戦車ライフルも使用上の上で大変危険ですので……没収及び解体します。尚、正規品のボーイズ対戦車ライフルを代わりに返還します』

 

 そう宣告されてしまった。真面目な性格の大淀にその行為がバレていたらしい。ケーニヒスベルクが手掛けた改造ボーイズ対戦車ライフルは狐花じゃなくても一発撃てば、擲弾銃レベルの轟音は鳴るわ、弾丸次第で対象物……通り越して一帯が吹き飛ぶわ、射者が反動に耐え切れずに後方にバラバラになって吹き飛ぶわと散々極まりない結果になる(狐花の場合、自身が吹き飛んで終わり)。

 

 詰まる所、狐花が裏幕府に来るまでの状態と何ら変わらないと言う事。強いて言えばBureizā Shainingu Oa Dākunesu Burēdo総督と初めて遭遇した事位である。

 

「んにー、折角……駒王町諸共、変態悪魔をグズグズのグチャグチャに壊せると思ったのに……」

 

 スナイパーライフルの弾丸一発で町を滅ぼす。何の冗談かと言いたくなる。もはやスナイパーライフルでは無く、原子爆弾だ。

 

「あのー、わ、私達も全滅しちゃいますよ……?」

 

「死なば諸共‼︎」

 

 其処までやるか。と言いたくなるが、狐花本人は大真面目である。敵味方関係なく対象を滅する事が出来ればそれで良い。

 

「ダメよ、貴方も皆も死んじゃう様な作戦は認可出来ないわ。もっと自分を大事にしなさい。自分も死んじゃったら、他の悪魔を殺せなくなるでしょ?」

 

「むー……」

 

 そんな訳でアイラも阻止を促す。非常識の塊な狐花の教育をアイラが請け負って居る。今の所、話は聞いてくれている。別に悪魔を殺す事は止めはしないが民間人諸共、屠る様なやり方は見過ごす訳には行かない。

 

 そんなこんなで朝の通学路を歩き駒王学園の校門付近に到達、其処で見えたのは……。

 

「……おっといけないいけない。未来のハーレム王がこんな所で時間を喰っている余裕は無い。さぁ、行くぞ‼︎ 元浜、松田。俺達の新しい覗きポイントを朝のうちに発掘するぞ‼︎」

 

「おお、そうだった。感激の余りに失念する所だった……‼︎ 朝の内に誰にも見つからない覗きポイントを見つけるぞ‼︎」

 

「あの鬼教師の事だ……‼︎ 粗方、対策は取られて居るが全てを乗り越えた俺達に不可能は無い……‼︎ あの鬼教師の盲点である聖地を見つけ出すぞ‼︎」

 

 変態3人組と呼ばれるエロ坊主共であった。尚、1人は悪魔である。その者達が校門前で猥談に等しい会話を繰り広げていたのだ。

 

「ねぇ、アレって……‼︎」

 

「退学になったのでは無いのでしょうか、おお、神よ……コレも試練なのですか?」

 

 静香に至っては3人共、退学になっていたと思っていたが停学程度だった事に神の試練だと思っていた、そして狐花に至っては。

 

「変態だー‼︎ 突然全裸になって徘徊する露出狂の変態が居るんにー‼︎ 」

 

 悪魔=露出狂=変態‼︎ と言う方程式が成り立っているが故にそう叫び出した。変態3人組が変態なのは従来通りなのだが……悪魔も露出狂の変態だと言う認識が生まれて居る。

 狐花はアイラの後方に隠れて顔を半分程、覗かせて見ている。どうやら視界にも収めたく無いらしい。そりゃそうだ、露出狂の変態など見れば穢れる事であろう。

 

 

 

 

 

 

 

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