マスターコウジとプリキュア   作:マスターコウジ

4 / 8
プリキュア5の世界にやって来たコウジはのぞみによって強引にバーベキューに参加させられます。

ここもバトルシーンはありますが、ブンビーが護身用として持っていたコワイナーとホシイナーがあったため、力比べとしてプリキュアがコワイナーと、コウジがホシイナーと対戦します。


プリキュア5の世界

―ここはサンクルミエールセンター街。ヨーロッパ風の建物などが建ち並ぶ街並みでこの町で有名なものはナッツハウスとサンクルミエール学園である。中でもそのナッツハウスには夢原のぞみ・夏木りん・春日野うらら・秋本こまち・水無月かれんなどの中学生くらいの女子たちが経営している。

 

―とある日曜日の朝、のぞみたちはナッツハウスにやって来ていた。

 

のぞみ:すっご~い!どうしたのこれ?

 

ナッツハウスの1階のテラスに新品のバーベキューグリルが置いてあった。

 

ココ:昨日、ちょっと商店街で買い物をしてた時に福引き券をもらってね。それで帰りにやってみたら3等賞でこれが当たったんだ。

 

うらら:うわぁ~!!ココすごいです! ✨

 

のぞみ:じゃあじゃあ、早速焼こうよ!

 

シロップ:え!?今やるのか!?

 

のぞみ:だってだって、ココがせっかくバーベキューセットをもらってきたんだよ?今すぐ使わなきゃもったいないじゃん!

 

りん:だからってねぇ、朝っぱらからバーベキューやる人なんているわけないでしょうが!それにやるからにはお肉とか野菜とか準備が必要…

 

かれん:ええ、そうよ。あとA5ランクのサーロインステーキとラム肉を10人分、それとバーベキュー用の野菜をナッツハウスに手配してくれないかしら?  

 

坂本:☎はい、かしこまりました。

 

今すぐバーベキューをやろうと急かすのぞみを諭そうとするりんだが、そのすぐ側でかれんが執事の坂本に電話でバーベキューの食材を頼んでいた。

 

りん:あ、あの…、かれんさん?な、何してるんですか?

 

かれん:あ、バーベキューをするんだったらそれなりの準備が必要でしょ?だから坂本にバーベキュー用の食べ物やお飲み物を用意するように手配しているのよ。

 

うらら:かれんさん、さすがです!私もバーベキューやりたいです!

 

くるみ:  ハァ~…。全くあなたたちと来たら…。でも、予想通りって感じね。そうじゃなかったら、私の苦労もパーになるからね!

 

❇ジャジャーン!!

 

 

そう言うとテラス席を見た。そこには何十枚の紙皿と紙コップ、プラスチック製の食器などがテーブルに置いてあった。

 

のぞみ:おー!! ✨ すっご~い!

 

くるみ:まあ、どうせこうなるだろうと思って事前に勝ってきておいたのよ。

 

のぞみ:うわ~い!くるみ、ありがとう!

 

のぞみは喜びながらくるみに抱きつく。

 

くるみ:と、当然のことをしたまでよ!まあ、喜んでくれるならこちらとしても労力を惜しんだかいがあったわ。

 

シロップ:いや、ちょっと待て!労力を惜しんだってのは俺の方だろ?俺はミルクの荷物全部持たされてよ、もう大変だったんだぜ?お前は何にもしてないだろうが!

 

くるみ:失礼ね!お皿や紙コップなどを選んだのは私なのよ。それに第一、あなたは運び屋じゃない!私の荷物くらい持ってて当然でしょ?

 

シロップ:く、くそ…人の足下見やがって!!(-_-;) 

 

ココ:まあまあ2人とも、いいじゃないか。君たちのおかげでバーベキューが出来ることだし。

 

うらら:そうですよ!それにくるみさんの荷物を全部持っててくれるなんて、シロップ男前です! ✨

 

シロップ:ん!?そ、そうか?そう言ってくれるんならこっちとしてもやりがいがないわけではないかな? 

 

くるみ:あらそう?なら今度買うときもよろしくね! ✋

 

シロップ:お前とはもう金輪際やるもんか! 

 

と、その時、ナッツハウスの前に坂本が黒いベンツに乗ってやって来た。

 

坂本:かれんお嬢様、例の物をお持ちしました。

 

坂本は車を降りるとのトランクの中から大量の食材と飲み物をテーブルの上に出した。

 

坂本:これでよろしいでしょうか?

 

かれん:ええ、結構よ!ありがとう。

 

りん:か、かれんさん?これって… 

 

かれん:ええ、私が坂本に頼んだものよ。A5ランクのサーロインステーキとラム肉、あとカット野菜をそれぞれ50人分。

 

りん:ご、50人分!? 

 

それとペットボトルのお飲み物をそれぞれ20種類ずつ…

 

りん:あの…、かれんさん?あたしたちって9人ですよね?これ、多すぎません!? 

 

かれん:でもわたしたちってほら、結構食べるほうでしょ?普通の量じゃ物足らないと思って。

 

りん:だからって50人分はないでしょう!!もし、食べきれなくなって余ってしまったらどうするんですか!?

 

のぞみ:大丈夫だよ!私たちならなんとかなるなる! 

 

りん:全く、何を根拠に言ってるんだか…  

 

こまち:でもこれだけ集まればバーベキューが出来るわね。 

 

ナッツ:ああ、そうだな。よし!そうと決まれば早速準備だ。

 

うらら:それじゃあ、私は椅子やテーブルなどを運んできますね。

 

のぞみ:あ、私もやる!

 

ココ:じゃあ、僕とシロップはバーベキューグリルの用意をしてくるよ。

 

こまち:なら、私たちは食べ物の準備をしましょうか?

 

りん:あ、はい、わかりました。あぁ、でもこまちさん、羊羹をバーベキューのネタにするのはやめて下さいよ?

 

こまち:え?ダメ?

 

りん:そりゃそうでしょうよ!バーベキューに羊羹なんて聞いたことありませんよ!

 

こまち:でも以外とおいしいかもよ?

 

りん:絶対やらないで下さい!お願いします!

 

こうしてのぞみたちは役割を分担してバーベキューの仕度に取りかかった。

 

のぞみ:よ~し、みんなでバーベキューするぞ~!決定~~!! ☝

 

 

 

 

―その頃、コウジがエアドアにて降り立った場所は湖畔のボートの桟橋だった。コウジはその場で湖の近辺を見回していた。

 

コウジ:ほえ~!!すんげぇ~綺麗なんだな~!おっ、あれか。咲たちが行ってた「ナッツハウス」ってのは。

 

コウジは湖畔の後ろ側の大きな建物に目に留まった。そこには1階のテラスの床にバーベキューグリルとそれ用の食材が入っているクーラーボックスとテーブルが置いてあり、ココとシロップがグリルに炭を入れていた。

 

コウジ:(ナッツハウスってアクセサリーショップじゃないん?(・_・?) これじゃあバーベキュー専門店に見え……)

 

コウジは店の中を覗き込む。中は案の定アクセサリーなどが多く並べられ置かれていた。

 

コウジ:(ないね…。  てことはプライベートか…。)

 

するとココはコウジに気づくと声をかけた。

 

ココ:あ、いらっしゃい!

 

コウジ:あぁ、いや、ちょっと見ているだけなんで……っていうかそのグリル、プライベート用?

 

ココ:ああ、そうだよ。昨日、福引きで当たったんだ。だから今日やろうってことでこうして準備をしてるんだ。

 

コウジ:ふぅ~ん。

 

するとそこにのぞみが通りかかる。

 

のぞみ:あれ?お客さん?

 

コウジ:ああ、見ているだけで買う気は全くありませんので! ✋

 

のぞみ:あ、じゃあさじゃあさ、いっしょにバーベキュー食べようよ!

 

コウジ:は、はい!? ❔❔❔

 

コウジはのぞみの言葉の意味がわからなかった。

 

コウジ:あの…、ウチら初対面なんだよね…。

 

のぞみ:うん。

 

コウジ:まだ名前も知らねぇよな?

 

のぞみ:あ、私、夢原のぞみ!

 

コウジ:ん?あぁ、のぞみか…。んで、ろくに仲良くもなっていない初対面の人に自分たちのプライベートに持ち込のっておかしくない?

 

のぞみ:だって、みんなで食べた方がおいしいはずだよ!

 

コウジ:ダミだこりゃ…。  

 

そこへりんとくるみがやって来る。

 

りん:ちょっとのぞみ。お客さん困ってるじゃないの!

 

くるみ:そうよ!初対面の人に「いっしょにバーベキューを食べよう」なんて言う方がおかしいわよ。

 

のぞみ:大丈夫だよ!この人悪い人じゃなさそうだし!なんとかなるなる!

 

コウジは思った……。

 

 

 

お前はルフィか…!  

 

 

 

 

 

見た目で判断するのぞみに呆れるコウジ。

 

コウジ:いや、まあ、別に構わねぇけどよ。

 

のぞみ:じゃあ、決まりだね!

 

と言うとそのまま店の中へと駆けていった。

 

りん:いや、本当すみません…。  あの子言い出したら聞かなくて…。 

 

コウジ:いや、別にいいよ!こっちもプライベートで来てるだけだから。そもそもこういうの慣れてるし。あ、そうだ!名前は?

 

りん:私は夏木りん。こっちはくるみ。

 

くるみ:美々野くるみよ。よろしく。こちらは小々田コージ様と甘井シロー。

 

コウジ:こ、小々田コージ…。 

 

ココ:よろしく。ココと呼んでくれても構わないよ。

 

コウジ:そっか。じゃあココ、こちらこそよろしくな。

 

シロップ:俺もシロップでいいぜ。

 

コウジ:ウチは海賊大戦士・マスターコウジだ。よろしく!

 

うらら&こまち:え?マスターコウジ!?  ❗

 

うららとこまちは男が名乗った「マスターコウジ」の名を聞くと一旦作業を中断し、彼を見た。

 

シロップ:「海賊大戦士」って、お前海賊なのか?

 

コウジ:ああ、まぁな!

 

りん:海賊大戦士……。どこかで聞いたような名前ね。

 

コウジ:(おそらくここも、あれだろうな…。 )

 

コウジは嫌な予感がした。

 

こまち:たしか、なぎささんたちの町で噂になった伝説のヒーローだったわよね!

 

うらら:はい!私もテレビで見ました!

 

コウジ:(ハハハ…、やっぱり…。 )

 

嫌な予感が的中した。

 

うららはコウジの所へ来ると彼の手を取って目を輝かせた。

 

うらら:こんなすごい人に出会えるなんてうらら感激です!

 

コウジ:あ、あ~…、ハハハ…。あ、ありがとう…。 

 

コウジは笑うしかなかった。

 

シロップ:マスターコウジってそんなに有名なのか?

 

うらら:うん!マスターコウジはすごいんだよ!たしか銀行に立て籠もった拳銃の強盗に素手で立ち向かって、一瞬でやっつけちゃったりとか。

 

りん:あ~!たしかに前にテレビでやってたね!

 

のぞみ:うんうん!私も見たことある!他にも飛んでいった風船を取って子供に渡してあげたりだとか、車にぶつかりそうな女子中学生を素手で車を止めて助けたとか。

 

シロップ:へぇ~、まるでプリキュアみたいなんだな。

 

コウジ:まあ、プリキュアじゃねぇけどな!

 

のぞみ:え?プリキュア知ってるの?

 

コウジ:あ、ああ。人助けやってるときにたまたまプリキュアというイケイケの服着たやつらに会ったことがあってな。

 

りん:いや…、イケイケって…。 

 

くるみ:まあ、たしかにあの人たち服がイケイケよね。特にブラックは。

 

 

 

―ベローネ学園登校時―

 

 

 

なぎさ:へぇっくしゅ!!  う~ん…、ここんとこ、なんかやけにくしゃみが多いな…。風邪かな?

 

メップル:おそらくコウジの噂メポ。今頃、のぞみたちの所にでも行ってるんだメポ。

 

なぎさ:これって…、ラブたちの所にも行くのかな?

 

ほのか:それはそうでしょうね。コウジはプリキュアを知るためにここへ来たから、いろんな話をのぞみさんたちやラブさんたちに聞かせるでしょうね。

 

なぎさ:あ~…!!そうと知ってたらやらなかったのに~!!  

 

 

メップル:今さら遅いメポ……。  

 

 

―ナッツハウス―

 

 

コウジ:けど、あれウチ修行でやってただけなんだけどな…。

 

のぞみ:え?修行?

 

コウジ:ああ、実は…

 

コウジは当時、人助けしてた訳をのぞみたちに話した。

 

コウジ:…と、言うわけだ。まあ、最後の方はなぎさたちなんだけどな。

 

うらら:え?そうなんですか?

 

コウジ:ああ、最初はトラックにぶつかりそうになったなぎさを素手でトラックを止めて助けたり……

 

りん:え?じゃあ、車にぶつかりそうになった女子中学生ってなぎさのことだったの? 

 

コウジ:ああ、そうだよ。その後苦戦してたプリキュアを助けたりとか。まあ、ザケンナーという怪物とその幹部をぶっ飛ばした時のあいつらの顔、ぽかんとしてたけどな。アハハハ…! 

 

 

―ベローネ学園登校時―

 

 

なぎさ&ほのか:へぇっくしゅん!!

 

ほのか:あら?私も?

 

ミップル:たぶん、初めて会った時のこと話してるんじゃないかミポ?

 

なぎさ:あ~、なるほど!でも、なんでさっき私だけ?

 

メップル:まあ、ブラックの衣装のことなんじゃないのかメポ?

 

ほのか:あ~。そういえばコウジ、私たちのこと「イケイケガールズ」って呼んでたわね。

 

ひかり:イケイケガールズ…ですか?

 

メップル:ブラックの服装が目立ちすぎるからその名前になったメポ。

 

なぎさ:いや、だから着たくてなったわけじゃないからね!?今は気に入ってるけど…。

 

ひかり:コウジって、キュアキュアの実を手に入れる前から強かったんですか?

 

なぎさ:そりゃあ、もうありえないってくらい強かったわよ。

 

なぎさたちはひかりにコウジの戦った時の様子を話し出した。

 

 

 

―ナッツハウス―

 

 

 

シロップ:てことはプリキュアよりも強かったってわけか?

 

コウジ:まあ、でもプリキュアの技を見たときはウチも見惚れたよ。ウチもあれが出来たらなぁってさ。

 

りん:出来たらなぁって…、コウジはそれで充分じゃないの?

 

コウジ:いや、他人から見れば強いかも知れんけど、ウチから見ればまだまだ未熟者だ。

 

りん:そ、そうなの!? 

 

コウジ:それに欲しいと思ったら何がなんでも手に入れる。それが海賊の掟さ。

 

こまち:へぇ~、なるほどね。

 

コウジ:あぁ、そういえばお前らの名前まだ聞けてなかったな。

 

うらら:あっ、私は春日野うららです。

 

こまち:私は秋元こまちよ。そしてこっちがナッツさんよ。

 

ナッツ:よろしく。

 

かれん:私は水無月かれん。よろしくね、コウジ。

 

コウジ:ああ。こちらこそよろしくな。

 

のぞみ:それじゃあ、自己紹介も済んだことだし、みんなでバーベキューするぞ~!けって~い!

 

コウジは思う……。

 

 

 

お前ってホント、ルフィみてぇだな!  

 

 

 

 

そんなこんなでのぞみたちはグリルに肉や野菜などを焼き始めた。

 

のぞみ:は~やくお肉焼けないかな~  

 

のぞみはグリルの上で焼かれている食材を見て胸を躍らせている。

 

くるみ:そんなに早く焼けるわけないでしょう!もう、邪魔だから向こう行ってて!

 

のぞみ: ブ~!!くるみの意地悪…。

 

のぞみはぶつくさ言いながら、グリルの側を離れる。

 

こまち:そういえばコウジは海賊なのよね?仲間はいないの?

 

コウジ:いや、いるよ。9人くらいね。今は次の海へ出るためにそれぞれの島で修行してるんだ。

 

うらら:へぇ~、そうなんですか!で、どんな人たちがいるんですか?

 

コウジ:ん?あぁ、ちょっと待ってな。

 

コウジは体内から9枚の手配書を取り出し、テーブルに広げた。

 

こまち:これは、海賊の手配書ね。

 

うらら:これが海賊の手配書ですか…。初めて見ます!

 

コウジ:これは仲間の手配書だ。ちなみにこいつがウチの船長・麦わらのルフィだ。

 

ルフィの手配書を手に持って言った。

 

うらら:え?コウジが船長じゃないんですか?

 

コウジ:いや、違うよ。ウチは麦わらの一味の補助員を務めているんだ。

 

シロップ:麦わらの一味って?

 

コウジ:ああ、ここの海賊団の名前だ。だから海賊旗ジョリー・ロジャーも麦わら帽子を被ったドクロマークとなってんだ。

 

のぞみ:ジョリー…ロジャー?

 

こまち:海賊旗のことよ。

 

くるみ:でもこの人なんか船長って感じしないわね。いかにも麦わら帽子を被った男の子って感じね。

 

コウジ:まぁな、そいつ船長としての器と強さはあるんだが、その他の知識が全くないんでな。

 

くるみ:え?どういうこと!?

 

コウジ:つまり、こいつの特技は食う・寝る・戦うの3つだけで、あとは何にも出来ないのよね。

 

シロップ:え?そうなのか!? 

 

コウジ:その他に好奇心は旺盛で自分が面白いと思う人物がいれば何にでも仲間に入れようとするし、島になんかあれば首を突っ込んで騒ぎを大きくするなど結構あんのよ!

 

うらら:結構大変なんですね…。 

 

くるみ:な~んか、だ~れかさんに似てるわね…。 

 

りん:あたしも同感。 

 

くるみとりんはのぞみをチラ見する。

 

のぞみ:ん?どうかしたの?

 

りん&くるみ:いや、別に何も?

 

のぞみ:あぁ、そう。

 

コウジ:それと彼は大食いでな。いくら敵船で金品や財宝とか奪ってもみ~んな彼の食費に持ってかれるわ、冷蔵庫にある食い物全部食っちまうわ…。

 

くるみ:まるで子供ね…。

 

コウジ:ああ、まぁな!本人も自分が一人では何にも出来ないことを自覚してるから、ほとんどのことを仲間に任せてんだ。だから彼は仲間を家族のように大切にしてるんだ。

 

うらら:へぇ~、ルフィさんって仲間思いなんですね。

 

コウジ:ああ、それに結構力は強ぇしな。

 

こまち:だから他の仲間達よりも金額が多いのね。

 

のぞみ:どういうこと?

 

こまち:海賊の手配書ってのはね。金額が高いほどその人がどれほど強いのかがわかるのよ。

 

コウジ:こまちって海賊やったことあんのか?

 

かれん:こまちは海賊をテーマにした小説を書いてるのよ。

 

コウジ:なるほどね。たしかにこまちの言うとおりでこの手配書の金額はその人物の強さを表してんだ。ちなみにルフィの懸賞金は4億ベリー。

 

のぞみ:4億!?4億ってことはバーベキューのお肉が何個でも食べられちゃう程の金額じゃない? 

 

りん:のぞみ、4億をお肉に換算しない!

 

コウジ:プリキュアのリーダーって幼稚な考えしか持たんのか?  ❔

 

シロップ:てことは、なぎさや咲もか?

 

コウジ:ああ、なぎさはタコカフェ貸し切り。咲は自分の店のパン全部買い占め。

 

くるみ:はっきり言って、おバカな発想ね…。

 

 

―ベローネ学園&PANPAKAパン―

 

 

なぎさ&咲:へぇっくしゅん!!

 

 

―ナッツハウス―

 

 

コウジ:まあ、1億程の金を全部肉代や酒代に使い切るバカは実際にいるけどな。

 

こまち:彼って夢はあるの?

 

コウジ:ああ。海賊王になるんだとさ。

 

うらら:海賊王ですか!すごい夢ですね。 ✨

 

コウジ:まあ、海賊ならでは夢だけどな。そのためには世界一周とワンピースを手に入れる必要がある。

 

うらら:ワンピース…ですか?

 

りん:うらら、焼けたよ!はい!

 

うらら:あ!はい、ありがとうございます。

 

うららはりんから焼けたお肉と野菜が入ったお皿を受け取った。

 

コウジ:ああ。ひとつなぎの大秘宝・ワンピースをな!

 

ナッツ:大秘宝・ワンピースか…。

 

ナッツはバーベキューの入ったお皿をこまちやのぞみに渡しながら意味深に呟く。

 

くるみ:なんだかすごそうなお宝ね。

 

かれん:ええ、そうね。そのワンピースってのはいくらくらいの価値かわかってるの?

 

コウジ:あぁ、だいたい60億ぐらいだってさ!

 

プリキュア5一同(ココ&ナッツを除く):ろ、60億!?  ❗

 

その額をのぞみたちは目を丸くした。

 

うらら:60億なんて金額初めて聞きました! ✨

 

のぞみ:え、え~…っと…、ろ、60億だから、豪華なケーキが何個か買えちゃう金額だよね!

 

りん:だから60億をケーキと換算しない!

 

シロップ:でもそれだけの価値がある宝なら何か秘密があるんじゃないのか?

 

くるみ:そりゃそうでしょ!なんせ「ひとつなぎの大秘宝」なんですもの。何か秘密があるのよきっと!

 

こまち:コウジは何か知ってるの?

 

コウジ:ああ、そのお宝はかつての海賊王・ゴール・D・ロジャーの遺品なんだ。

 

かれん:ゴール・D・ロジャー…。

 

うらら:海賊王っていたんですね。

 

コウジ:当時はね、ただ彼は病を理由に自首したんだ。そして、処刑される前日にこう話したんだ。「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる。探してみろ!全てをそこに置いてきた。」ってな。

 

りん:「全てをそこに置いてきた」…か…。

 

コウジ:まあ、ワンピースが埋まってる場所はわかってんだけどな。

 

うらら:え?どこなんですか?

 

コウジ:場所はラフテルという島だ。だけど、そこに辿り着けたのはロジャーとその仲間達だけなんだ。

 

かれん:なるほどね。簡単に辿り着ける程生易しいものではないのね。

 

コウジ:ちなみにそのワンピースってのは見つけると世界がひっくり返るとか、全ての海を支配出来るなどの伝説があるんだ。

 

くるみ:世界がひっくり返る…。

 

のぞみ:全ての海を支配出来るか…。なんかすごいなぁ。

 

するとナッツが意味深な事を口にした。

 

ナッツ:俺もその大秘宝ワンピースの伝説、パルミエの書物で見たことがあるぞ。

 

こまち:え?ナッツさんも見たことがあるんですか?

 

ナッツ:ああ、どうもそのワンピースというものは世界の秩序に影響を及ぼすものらしい。そのためにワンピースっていうのはその島に封印されているんだそうだ。

 

コウジ:だろうな。ロジャーがそれ見つけて世界に公表した途端、海軍が総出で海賊を追い回す事態に発展していったからな。

 

くるみ:それほど価値があるものなのね。

 

コウジ:まあ、ウチの場合はワンピースを超えることなんだがな。

 

シロップ:ワンピースを…超える?

 

コウジ:まあ、超えるというのも価値だけどな。

 

うらら:そういえばコウジって海賊なんですよね。コウジの懸賞金っていくらなんですか?

 

コウジ:ああ、ウチの懸賞金か?45億ベリーだけど。

 

りん&シロップ:ブ~!!( > 3 <)  

 

それを聞いてりんとシロップは噴飯する。

 

りん:え!?え!?い、今何て!?(◎-◎;)

 

シロップ:い、今なんか45億ベリーって聞こえなたんだが…!? 

 

コウジ:うん、言ったよ?ウチの懸賞金45億ベリーって。まあ、デビュー当時の金額は20億だったけどな。

 

くるみ:20億ベリーって…、どんだけなの!? 

 

コウジ:まあ、ウチなりに分析するとまず挙げられるのは悪魔の実かな?

 

のぞみ:悪魔の実?

 

コウジ:ああ。海賊の世界でいくつか存在する果実なんだ。その実を一口かじること特殊な能力が得られるんだ。ほとんどの海賊はそれで強くなっているんだ。

 

うらら:へぇ~、例えばどんなのですか?

 

コウジ:まあ、例えばこういうものだ。“ゴムゴム”!

 

コウジは呪文を唱えると斜め上に右腕を突き出す。するとコウジの腕はゴムのように伸び始めた。

 

シロップ: な!?腕が伸びた!? 

 

コウジ:ちなみにこいつはゴムゴムの実。全身がゴム体質になる能力だ。

 

コウジはバーベキューを食べながら言った。

 

のぞみ:うわ~!!すっご~い!そんな不思議な実があるんだ。 

 

コウジ:ああ。ちなみにこの能力が使える人のことを「悪魔の実の能力者」って言うんだ。

 

こまち:でも「悪魔の実」って言うくらいだから何かと引き換えにってことじゃないかしら?

 

うらら:何かと引き換え…ですか?

 

コウジ:うん、まあ、悪魔の実っていうのは「海の悪魔の化身」とも言われている程だからな。だから悪魔の実を食べた人は海に嫌われ、一生カナヅチになるんだ。

 

くるみ:一生カナヅチ!?  ❗

 

のぞみ:一生カナヅチってことは…。

 

 

 

―のぞみのイメージ―

 

 

金槌のぞみ:        …… トン!テン!カン!トン!テン!カン!……

 

 

―のぞみのイメージ終了

 

 

 

のぞみ:一生釘を打ち続けなきゃならないってこと!?

 

りん:なわけないでしょ!カナヅチってのは泳げなくなるってこと。つまり、一生海にもプールにも行けないってことよ。

 

コウジ:まあ、実際海にはいることすら叶わねぇんだけどもな。

 

うらら:えっ!?  ただ泳げなくなるだけじゃないんですか?

 

コウジ:ああ、そうだ。海に足を付けただけでも力が抜けてしまうらしいからな。

 

のぞみ:そうなんだ。でもそんなに生活に支障が出る程じゃないでしょ?

 

コウジ:まあ、能力に慣れればね。慣れてないうちは無意識に能力が発動するが多くて、人に迷惑をかける事もあるんだ。それに悪魔の実の能力の中には危険なのもあって、そのせいで周りの人に警戒されたり、迫害を受けたりすることも少なくねぇんだ。

 

シロップ:なるほどな。さっき、コウジが見せた能力もとても人間業とは思えなかったものな。

 

のぞみ:ねぇねぇ、その悪魔の実ってどういうやつなの?

 

くるみ:ちょっとのぞみ!?あんたまさか食べる気!? 

 

のぞみ:いやぁ、そんなんじゃないけど味はどうなのかとか知りたいし…。

 

コウジ:いや、見た目は美味そうだけど味は結構不味いよ。

 

のぞみ:あ…、そうなんだ…。 

 

コウジ:それに悪魔の実の数は意外と結構多いんだ。そのため悪魔の実の図鑑っていうのがあるんだ。

 

そう言うと図鑑を取り出し、ページを開いて見せた。

 

うらら:へぇ~、結構いろいろあるんですね。

 

かれん:でも見た目は普通の果物とそんな変わらないわね。

 

コウジ:まぁな。まあ、能力者になるケースは結構いろいろあってな。力が欲しくてなった者や普通の果物と間違えて食ってしまった者とかもいるんだ。

 

のぞみ:たしかにそうだね。だってどれもおいしいそうなんだもん。

 

くるみ:のぞみならありえるわね。

 

ココ:まあ、外見でいうとこの唐草模様が特徴的だな。

 

ナッツ:そうだな。そこを気をつけてればなんとかなりそうだな。

 

コウジ:まあ、食べかけの実なら大丈夫なんだけどな。

 

くるみ:どういうことなの?

 

コウジ:ああ、たしか一口かじって能力を得るとその実はただの実となって、それを他の人が食っても能力を得ることもカナヅチになることもないんだとか。

 

のぞみ:へぇ~、そうなんだ。

 

ココ:ということは同じ能力を持つ人は全くと言っていいほど存在しないってことなんだね。

 

コウジ:まぁな。そもそも悪魔の実を食えるのは生涯に付き1度だけだし。

 

うらら:え!?悪魔の実って1回しか食べられないってことですか!?  

 

コウジ:ああ、そうだよ。悪魔の実には波長というもんが存在していて、それによって能力だとかカナヅチの呪いだとかの症状が出るんだ。ただ波長に耐えられるのは1個だけであって、それを2個以上食べてしまうと体が複数の波長に耐えきれなくなり、体が跡形もなく吹き飛んじまうんだ。

 

シロップ:えぇ…!?  

 

うらら:体が…吹き飛んじゃうんですか!? 

 

コウジ:ああ、「跡形もなく・・・・・」な!

 

コウジの言葉を聞いて一瞬、言葉を失うのぞみたち。

 

かれん:ということは能力は1つしか得られないってことね。

 

コウジ:そういうことだな。まあ、例外もあるけど。

 

こまち:それにしても本当にいろいろな種類があるのね。全身ゴムになる・ゴムゴムの実に、全身バラバラになる・バラバラの実、体が炎になる・メラメラの実…

 

と、悪魔の実の図鑑のページをペラペラめくって呟くこまち。そして、その後ろでバーベキューを食べながら覗いているのぞみたち。

 

うらら:へぇ~、動物に変身出来る能力もあるんですね。 

 

のぞみ:コウジはたしか、ゴムゴムの実なんだよね?

 

コウジ:いや?ゴムゴムの実はルフィの能力だよ。

 

のぞみ:えっ、そうなの!?あ、でもさっきコウジが見せたのはゴムゴムの実だよね!?

 

コウジ:あ~…、  たしかにな…。あれはちょっと失敗したな…。まあ、よく使う能力であるからな…。 

 

うらら:コウジの能力って一体…!?

 

コウジ:ウチが食った実は新種でな、海賊の世界では珍しい究極の悪魔の実なんだ。

 

その言葉を受け、のぞみたちは真剣な表情になる。

 

こまち:世界で珍しい、新種で究極の悪魔の実……。

 

うらら:それってどういう実なんですか!?

 

コウジ:ああ!結構スゲぇぞ?ウチの能力は。お前ら聞いて驚くなよ?

 

プリキュア5一同:ゴクリ…。 

 

のぞみたちはコウジの意味深な言葉に生唾を飲んだ。

 

コウジ:ウチが食ったのはタシュタシュの実。この世の全ての悪魔の実の能力を全て使用することが出来る能力だ。

 

その悪魔の実のすごさに衝撃を受けるのぞみたち。

 

かれん:この世の全ての… 

 

 

こまち:悪魔の実の能力を… 

 

 

うらら:全て使用することが出来る能力…。 

 

 

りん:タシュタシュの実…。 

 

 

くるみ:それって…、まさか…!? 

 

 

のぞみ:どういうこと!? ❔

 

 

プリキュア5一同(のぞみを除く):   ズコッ!!

 

のぞみの拍子抜けた問いに全員ずっこけた。

 

くるみ:全くあんたはどんだけ鈍感なのよ!   いい?コウジの能力はここにある全部の悪魔の実の能力をぜ~んぶ使えるのよ!

 

くるみは図鑑を使ってのぞみに教えた。

 

のぞみ:え?  えぇ~~~!?   こ、ここにある全部って、コウジってまさか悪魔の実の能力全部使えるの!? ❗

 

くるみ:だからそう言ってるじゃない!

 

のぞみ:えぇ~~~!?(゜Д゜;)

 

のぞみは図鑑を見ながら驚いた。

 

りん:全く、   のぞみったら…。

 

うらら:ハハハ…、のぞみさんらしいですね…! 

 

のぞみの鈍感すぎる言動にりんたちは呆れていた。

 

コウジ:まあ、使える能力の数は無限だからそこに載ってる物以外のやつも使えるけどな。

 

のぞみ:すっご~い!じゃあじゃあ、コウジの能力いくつか見せてよ!

 

うらら:私も見たいです!

 

こまち:私も見てみたいわ!

 

ブンビー:ぶっちゃけ言うと私も!

 

コウジ:ああ、いいぜ! ……ってか、あんた、だれ!? 

 

ブンビー:ん?私ですか?

 

コウジはのぞみたちの中に紛れ込んでいる黄色い髪の中年男性に気付き、問いかける。

 

くるみ:うわぁっ!!  あなた、いつからそこにいたのよ!?(゜Д゜;) 

 

ブンビー:え?え~っと、ワンピースという話からいましたけど…?

 

りん:しかも、ちゃっかりバーベキュー食べてるし…。(-_- )

 

ブンビー:いやぁねぇ~、ここら辺をちょっと散歩に行ってみたらなんか丁度いい匂いがしてたんで、見てみたらあなたたちがバーベキューやってたんでね~。

 

シロップ:だからっていきなり入って来て食うか普通!?

 

ブンビー:いやぁ、お腹が空いてたんでつい…。 

 

りん:いや、ついじゃないでしょうがついじゃ…! 

 

河合:そうですよ。だから言ったじゃないですか。急に行ったらびっくりするって!

 

くるみ:河合さんまでちゃっかりいるわね…。(-_-;)

 

河合:僕は止めたんですけど社長がどうしてもっていって聞かなくて…。(・~・)モグモグ…

 

くるみ:食べてる時点で説得力ないわよあんた…。 

 

コウジ:こいつらって知り合いなん?

 

のぞみ:うん。こちらはブンビーさんと河合さん。

 

ブンビー:あっ、ブンビーカンパニーを務めておりますブンビーと申します。どうぞよろしくお願いします。 

 

河合:僕は部下の河合です。 

 

コウジ:ウチは海賊大戦士・マスターコウジ。まあ、コウジと呼んでも構わないよ。それに別にそんな硬くならなくてもタメ口でいいぞ?

 

ブンビー:え?そうなんすか?

 

コウジ:まあ、海賊は気楽だからな。

 

ブンビー:そうか。んじゃ、よろしく。

 

コウジ:ああ、よろしくな。

 

コウジはブンビーたちにも握手を交わした。

 

コウジ:んで、こいつらってプリキュアのこと知ってるん?

 

のぞみ:うん。ちょっといろいろあったんだけど今はお友達になってるんだよ。ね~! 

 

ブンビー:ね~! 

 

くるみ:調子いいわね…。

 

コウジ:まあ、いいや。とりあえず悪魔の実のことだな。あぁ、ちなみに悪魔の実は超人系「パラミシア」・動物系「ゾオン」・自然系「ロギア」の3つに分類されてんだ。

 

うらら:そういえばこの図鑑にある種類の枠に超人系とか自然系とか書かれていますね。

 

コウジ:まあ、昨日咲たちに教えた時は動物系ゾオン・自然系ロギア・超人系パラミシアの順で説明したんだけんど…。途中、クイズ形式で披露したからな…。

 

のぞみ:じゃあ、クイズ形式で!

 

コウジ:ん、そっか。よし!それじゃあ始めるか!あぁ、ちなみにこの分類の説明はしなくていいか?

 

りん:まあ、なんとなく分かるからいいよ。

 

コウジ:そっか!んじゃ、ち~っと待ってな!

 

コウジはスケッチブックとペンを取り出し、いくつか書き始める。

 

コウジ:うん、これでよし!んじゃあ、ルールを説明するよ。まずウチがスケッチブックに書かれたものを問題に出すからなんの悪魔の実か挙手で答えてもらう。制限時間とかはないから何度答えてもOK。正解すれば褒美として能力を披露する。まあ、お手上げでも披露するけどね。

 

のぞみ:うん、わかった!

 

うらら:なんだかわくわくしますね!

 

ココ:僕たちもクイズに答えてもいいかな?

 

ココはバーベキューを焼きながら言った。

 

コウジ:ああ、別に構わねぇよ!んじゃ、始めるぜ!まずはこちら!

 

 

 

 

メラメラの実

 

 

 

 

のぞみ:はい!✋ 炎の能力!

 

⭕ピンポーン!

 

コウジ:正解!まあ、これは誰でも答えられるかな?

 

りん:そりゃね。だってそのまんまの名前だし。

 

コウジ:まあ、たしかにな…。これはメラメラの実。体が( ボッ!)炎になる能力だ。

 

そう言うとコウジの腕から炎が噴き出す。

 

うらら:うわぁ~!!コウジの手が燃えました~!!

 

のぞみ:う、うわぁ~、た、大変だ!!   早く、み、水~!!  

 

のぞみはいきなり燃えだしたコウジの腕を見て慌て出す。

 

りん:大丈夫よ、のぞみ。これはコウジの能力なんだから。

 

コウジ:そうそう。だから能力を解けば普通に消えるよ。

 

そう言うとコウジは腕に纏った炎を消して見せた。

 

うらら:あっ、本当に火が消えました!

 

コウジ:ちなみにこれは自然系の分類に入る。そのため……

 

コウジは後ろへ下がるとメラメラの実の力を最大にする。

 

はぁっ!!

 

 

 ゴオオオォォォ………!

 

プリキュア5一同:うわぁ~!!  

 

するとコウジの体から大きな火柱が上り、メラメラと燃え始めた。

 

コウジ:と、このように結構大規模に発揮することが出来んだ。これが自然系の特徴だ。

 

うらら:な、なんかすごいです…!ルージュと比べ物にならないくらい…。 

 

りん:いや、あたしと比べないでよ!たしかにすごいけど…。

 

コウジ:ちなみに自然系ってのはあんまり力を込めなくてもこんだけの質量を出せるんでな、少し扱いが難しいんだ。ちなみに自然系にはこれの他にもある特徴があるんだ。

 

ブンビー:特徴?

 

コウジ:まあ、この能力じゃあれだから別のでやるよ。

 

そう言うとコウジは能力を解いた。すると同時に大きな火柱も消えた。

 

コウジ:んじゃ、次の問題だ。これな~んだ?

 

 

 

ピカピカの実

 

 

 

 

うらら:はい!✋ 光の能力!

 

⭕ピンポーン!

 

コウジ:正解!

 

うらら:わ~い!やりました!\(^o^)/

 

コウジ:これはレーザーのような光が放てる能力・ピカピカの実だ。

 

するとコウジの掌から眩しい光が放たれた。そしてその光は柱のように天まで伸びていった。

 

うらら:結構眩しいんですね…。(・_< )

 

コウジ:ちなみにこの光はレーザー光線のように放てんだ。

 

そう言うとコウジは中指に眩い光の焦点を集め始める。

 

✴キュイーン!

 

そしてその指を湖の底に向けるとレーザー光線を放った。

 

✴ピピピピピ……

 

❇ピシュン!

 

 ドーン!

 

 

すると遠くの湖の底からものすごい大爆発が起こり、風圧を受けて水面が激しく波打った。

 

プリキュア5一同:  !!?

 

コウジ:このようにな!

 

のぞみ:すっご~い! ✨ 今、コウジの指からビームが出たよ!✨

 

うらら:はい!まるでロボットみたいです! ✨

 

くるみ:結構すごい威力ね。

 

シロップ:ああ、まさかこんなすごいのがあるなんてな…驚きだぜ。

 

コウジ:まあ、悪魔の実の能力ってのはほとんどが戦闘向きの能力だからな。生活面でも使えるには使えるけどな。ああ、さっきもいったように自然系にはある共通点があるんだ。

 

くるみ:共通点?

 

コウジ:ああ。じゃあちょっとのぞみ、ちょっと来て手伝ってくれるか?

 

のぞみ:うん、いいよ。

 

のぞみはコウジの側へと来た。

 

コウジ:じゃあのぞみ、ウチを触ってみてくれるか?

 

のぞみ:え?うん、いいよ。

 

のぞみはコウジの体に手を触れた。だが、のぞみの手はコウジの体の中に入っていった。

 

のぞみ:ん?あれ!?

 

うらら:どうしたんですか、のぞみさん?

 

のぞみ:あれ!?おかしいな…!?コウジがここにいるのに触れない…。

 

りん:コウジが…触れない…? ❔

 

くるみ:おかしなこというわね。コウジが目の前にいるのに触れないなんて…

 

くるみはコウジに触ろうと手を伸ばすが、やはりコウジの体をすり抜けてしまう。

 

くるみ:あ、あれ!?  え?どういうこと!?彼の体に手を伸ばしてるのに全く触れないなんて!

 

のぞみ:やっぱりくるみもそう思うでしょ?

 

ココ:おそらくその自然系というのは自然と一体化する能力の一種なんじゃないかな?

 

ナッツ:ああ、それが妥当だな。

 

うらら:自然と一体化?

 

コウジ:ああ、まさにその通りだ。この種類の能力は自然と同化することが出来る。だからのぞみとくるみが触っているのはウチではなくてただの光の幻影さ。

 

のぞみ:え?そうなの?

 

コウジ:ああ。だから能力を解けば触れられるよ。

 

そう言うとコウジは能力を解いた。

 

のぞみ:へぇ~、あ、本当だ。触れる!

 

コウジ:な!このようなことから自然系というのは悪魔の実の最強種とされてんだ。

 

かれん:最強種…。つまり、最も強い悪魔の実の種類ってわけね。

 

コウジ:ああ、そのとおりだ。

 

シロップ:まあ、例え攻撃しても相手に触れられないんじゃ意味ないしな。

 

コウジ:まあ、触れられないってこともないけど。

 

シロップ:え?本当か?

 

コウジ:悪魔の実にも相性などの弱点があるんだ。それを知っていれば自然系の能力者でも触れたり攻撃出来たり出来んだ。

 

シロップ:へぇ~、そうなのか。

 

コウジ:ちなみに自然系と言えどもこういうものもある。さあ、わかるっかな~?

 

 

 

ヤミヤミの実

 

 

 

 

くるみ:これってまさか…、闇の能力!?

 

⭕ピンポーン!

 

コウジ:正解だ!

 

ブンビー:はぁ~…。闇って自然物だったんだなぁ。

 

くるみ:いや、あんたもともとそっち側だったでしょ!?知らずにナイトメアとかエターナルやってたの!?

 

ブンビー:い、いや、もちろん知ってましたよ!だけど闇ってほとんど悪いイメージしかないからどっちかって言うと超人系の方かな…?と思ってただけですって…!

 

河合:本当ですか~?

 

ブンビー:あっ!お前信用してないのか!?

 

河合:いいえ、ちょっとからかっただけですよ。

 

コウジ:まあ、あながち間違いじゃないけどね。この実、史上最悪の悪魔の実とも言われてるし。

 

りん:史上最悪の悪魔の実…!?

 

かれん:なんだかすごそうね…。

 

コウジ:まあな。

 

そう言ってコウジは手から闇のオーラを少し放出してみせた。

 

ココ:たしかにコウジの手から少し感じるな。

 

ナッツ:ああ、そうだな。

 

コウジ:あぁ、ココたちって闇感知出来るんか?

 

のぞみ:そりゃあ、ココたちは妖精だもん。

 

コウジ:え?ココとナッツって妖精なん?  いや、でもどう見ても人間にしか見えんけど…!?

 

うらら:そういえば自己紹介の時、人間のままでしたね。

 

くるみ:それはそうでしょ?人前で元の姿をさらすわけにはいかないもの。

 

コウジ:なんか「自分は妖精です」みたいな言い方しているんだが…、くるみも妖精なんか?

 

くるみ:ええ、そうよ。  ポンッ!

 

そう答えると突然小さい赤いミミンガのような姿に変化した。

 

ミルク:これが本来の姿ミル。

 

コウジ:ほぇ~…。本当になった。

 

ミルク:ちなみにこの姿の時はミルクというミル。

 

シロップ:いや、逆ロプ!もともとの名前がミルクで、人間姿の時がくるみだろロプ?

 

シロップも妖精の姿となってミルクに突っ込みを入れた。

 

コウジ:あ、シロップも妖精なん?

 

うらら:はい!そうなんです!

 

コウジ:なんかペンギンみてぇな妖精なんだな。

 

シロップ:誰がペンギンロプ!  

 

ミルク:フフフッ。たしかにどう見てもペンギンミルね。

 

シロップ:お前まで笑うなロプ!  

 

ココ:ちなみにこれがココたちの姿ココ。

 

ココとナッツも妖精姿となり、テーブルの上に現れる。

 

コウジ:ほぇ~…!  プリキュアの妖精っていろいろあんのな!てっきりアイテムになるだけのものかと…。

 

ミルク:妖精はアイテムに変身出来る者だけじゃないミル。ちなみにミルクはプリキュアになれるミル!

 

コウジ:マジか!? (゜Д゜;)

 

シロップ:いやいや、ミルクのはプリキュアじゃなくて青い戦士というだけロプ!

 

くるみ:  ポンッ! 別にいいじゃない!これでもプリキュアとしての枠に入ってるんだし!

 

コウジ:入ってるって、シャイニールミナス的な存在か?

 

くるみ:まぁね。ただ戦いの補助しか出来ない人とは違って、私は普通に戦える戦士だけどね!

 

コウジ:ああ、ほうなん? 

 

 

 

―ベローネ学園 ラクロス練習―

 

 

 

ひかり:へっくしゅ!

 

ポルン:ひかり?大丈夫ポポ?

 

ひかり:うん、大丈夫!たぶんコウジの噂だと思うから。

 

ほのか:でもひかりさんのネタってあったかしら?

 

ひかり:たぶんマネマネの実とかそういうものなんじゃないでしょうか?

 

ほのか:マネマネの実?

 

ひかり:はい、人の顔に触れた右手を触ると顔が変わると言ったものなんです。

 

ほのか:まるで怪人二十面相みたいな能力なのね。ひかりさんの顔にもなったの?

 

ひかり:はい!もう私驚いちゃいました!

 

ほのか:へぇ~、そうなの。

 

ミップル:きっとのぞみたちにも能力を見せてるのよミポ。

 

ほのか:フフッ、そうね。

 

 

 

―ナッツハウス付近―

 

 

 

コウジ:ああ、そうだ。まだヤミヤミの実解説途中なんだったっけか?

 

コウジたちはコーナーへと戻った。もちろん妖精たちは人間姿になっている。

 

コウジ:こいつはあらゆるもの全てを引き込むいわゆるブラックホールのような能力なんだ。

 

のぞみ:ブラックホールって?

 

ナッツ:宇宙にある穴のようなものだ。一説によるとブラックホールは重力が近づいて来た星をなんでも吸い込むそうだ。

 

うらら:へぇ~、まるで掃除機みたいなんですね。

 

コウジ:まあ、わかりやすく言えば無限に吸いこめる強力掃除機みたいなものだな。例えば…この木でいいかな?

 

コウジはナッツハウスの傍に生えているヤシの木に闇を放つ。するとそのヤシの木はバキバキと音を立てながら闇の中に引きずり込まれていった。

 

コウジ:これが闇の力だ。

 

のぞみ:ヤシの木が…あっという間になくなっちゃった…。 

 

りん:これが闇の能力…!? 

 

のぞみたちはその光景に絶句してしまっていた。

 

うらら:コウジが今使ったのって少量なんですよね!?

 

コウジ:そりゃあそうでしょうよ!だってこの能力、世界を無に還せる程の力を持っているんだぞ?こんなのが街とかに蔓延させたら一瞬で更地だわ!それにこの能力は力を封じ込めることも可能なんだ。

 

こまち:力を封じ込める?

 

コウジ:まあ、力と言っても悪魔の実の能力による特殊な力なんだけどな。この能力の手に掴まれるとどんな能力も発揮できなくなるんだ。

 

ブンビー:やっぱり闇って悪いイメージしかないんだなぁ。

 

コウジ:悪事に使わなきゃいいんだ悪事に。ウチなんて置き場に困るゴミの廃棄処分とかに使ってるぞ?

 

こまち:へぇ~、なるほどね。

 

かれん:物には使いようってことね。

 

コウジ:そういうこと。まあ、プリキュアたちを呼ぶためにも使えるかもな?妖精たち闇に結構敏感だし。

 

のぞみ:あ~、なるほど。 ❗ その闇の気配を頼りに進めばコウジに辿り着けるってことだね。

 

うらら:それ妙案です! ✨

 

シロップ:いや、それ俺たちやメップルたちのようなコウジの知り合いだったらいいけど、フレッシュの方だったら敵扱いされんじゃないのか? 

 

コウジ:ああ、それは大丈夫じゃない?次、そっちの所にも行くつもりだし。

 

のぞみ:じゃあ、大丈夫だね!

 

くるみ:大丈夫なわけないでしょ!?妖精の本能をこんなことに利用するんじゃないわよ!もし本当の闇の存在が出て来たらどうするの!?

 

コウジ:まあ、そんときは他の能力かプリキュアの技で狼煙を上げればいいんだし。それにそもそもこれ自然系としてあんま役に立たねぇから、あんまし使わんし。

 

くるみ:あら、そうなの?

 

コウジ:ああ。こいつは感覚をも引き寄せちまう。だからこいつだけはダメージを普通に受けることになる。

 

かれん:なるほどね。闇だからこその欠点なのね。

 

コウジ:そういうこと!んじゃ、次行くか。次はこちら!ジャン!

 

 

 

バラバラの実

 

 

 

 

りん:あぁ、それはさっき図鑑で見たやつね。たしか体をバラバラにする能力でしょ?

 

⭕ピンポーン!

 

りん:よし!

 

コウジ:正解!これは体をパーツのように切り離す事が出来る能力なんだ。このようにな! 

 

コウジは両手で頭を挟むように掴むと上に持ち上げるようにして引っ張る。すると…

 

 パコッ!

 

りん:ギャアアアア~~!  

 

コウジの首が胴体からまるでマネキンのように外れた。りんはそれを見て驚愕する。

 

うらら:コウジの首が外れちゃいました! 

 

コウジ:外れるのはこれだけじゃねぇぞ?そぉらっ!

 

 パコッ!

 

すると今度はコウジの胴体が手や足などの1つ1つのパーツごとにバラバラに分かれた。

 

のぞみ:うわわっ!コウジの体が本当にバラバラになっちゃった!

 

かれん:しかも体のパーツが浮いてるわ。

 

こまち:へぇ~、おもしろい能力ね。あら? ❗ 足は浮かないのね。

 

コウジ:まあ、足はな。まあ、この能力では刀や刺などの切れるものには効かなねんだ。

 

くるみ:まあ、見れば分かるわよ。

 

コウジ:それに足のパーツ以外は空を飛ぶことが出来んだ。

 

コウジは体を足のパーツだけ残して元に戻ると、そのまま浮遊した。

 

のぞみ:へぇ~、おもしろ~い!

 

コウジ:だろ?このように人智を超えた不思議な力が使える能力を超人系というんだ。まあ、ちなみに言うとこれロケットパンチぐらいにしか使わないんだけどな。

 

うらら:あ、たしかに使えますね!

 

シロップ:だけど、あんまり飛びすぎて戻ってこれないなんてこともあるんじゃないのか?

 

コウジ:ああ、それは問題ないよ。この足が地面についている限り、飛べる範囲は限られてるから。

 

シロップ:あ、そうなのか?

 

コウジ:ああ。超人系ではそういうのが多いんだ。まあ、鍛えれば伸びるがね。んじゃあ、次だ。ジャン!

 

 

 

マネマネの実

 

 

 

 

コウジ:これな~んだ?

 

うらら:次はマネマネの実ですか。

 

のぞみ:はい!✋ ものまねをする能力!

 

❌ブッブ~!

 

のぞみ:あ、あれ?

 

コウジ:う~ん、惜しい!ものまねはものまねでも何のものまねをするのか…

 

こまち:あ、わかったわ!✋

 

コウジ:はい、こまち!

 

こまち:たぶん怪人二十面相のようにいろんな人物に真似る能力なんじゃないかしら?

 

⭕ピンポーン!

 

コウジ:正解だ!これは右手で顔を触わることで…

 

 カシャッ!

 

コウジ(ひかり):様々な人物に成りきる能力なんだ。

 

 

うらら:あ、ひかりちゃんだ。

 

くるみ:しかも声や体付きもひかりそっくりね。

 

コウジ(ひかり):この右手は記憶媒体みたいになっててこの手で顔を触ると…

 

 カシャッ!

 

コウジ(咲):このように…

 

 カシャッ!

 

コウジ(舞):何度でも

 

 カシャッ!

 

コウジ(神崎すみれ):姿を変える

 

 カシャッ!

 

コウジ(ルフィ):ことが出来んだ。ちなみに左手で触ると…

 

 カシャッ!

 

コウジ:元に戻る。

 

プリキュア5メンバー:へぇ~。 

 

かれん:でもどうやって右手に記憶させるのかしら?

 

コウジ:そりゃあ簡単だ。欲しい相手の顔を触りゃいいんだから。

 

コウジはのぞみたちに近づくと彼女たちの顔を次々と右手で触っていった。

 

コウジ:これでよし。あとは自分の顔に触れると…

 

 カシャッ!

 

コウジ(のぞみ):なりたい姿に変えることが出来る。

 

プリキュア5一同:おぉ~! 

 

コウジ(のぞみ):どうよ?

 

 カシャッ!

 

コウジ:スゲぇだろ?

 

のぞみ:うん!あ、じゃあ咲やひかり以外の他の顔にもなれるの?

 

コウジ:ああ。出来るよ。まあ、他の世界へ行っては自分の能力を見せるためによく使ってるから。

 

こまち:じゃあ、お化けとかも?

 

りん:い、いや…、い、いくらなんでもそれは… 

 

コウジ:あぁ、あるよ。

 

りん:え!?あ、あんの!?   

 

コウジ:ああ、まあな!「ゲゲゲの鬼太郎」とかいうお化けの世界へ行ったりして、そいつらの顔を取ってるからな。

 

こまち:じゃあいくつかお願い出来るかしら? ✨

 

りん:いや、いいですって!見たくないですよ! 

 

こまち:だって、いろんなお化けに会えるのよ?✨(◎▽◎)✨ なんだか楽しみじゃない?

 

りん:どこがですか!?こまちさん知ってますよね?あたしお化け苦手だって!! 

 

こまち:ねぇコウジ、少しだけ見せてくれないかしら?

 

コウジ:うん、わかった。お化けのレパートリーは結構あるけどホラー系の能力もあるから、ウチが肝試しとかで使う顔でいいか?

 

こまち:ええ、是非! ✨

 

りん:ちょっと話聞いてます!?  

 

この時のこまちの顔は誰よりもキラキラしていた。

 

うらら:こまちさん楽しそうですね。

 

のぞみ:うん。こまちさんはお化けが大好きだからね。

 

かれん:そうね。こまちはこういうのが絡むといきいきする傾向があるからね。

 

コウジ:OK!わかった!まあ、よくやってるのがこれかな?

 

コウジは右手で顔を額から撫でるように触る。

 

 カシャッ!

 

プリキュア5一同:うわぁ~!!/いやああ~~!! ❗/  / (@^▽^@) 

 

顔が変わった瞬間、のぞみたちは驚愕しのけ反った。しかしこまちだけは何故かうれしそうだった。のぞみたちが驚愕するのは無理もない。今、コウジの顔面には目、鼻、口がなく、のっぺらぼうの状態になっているのだから。

 

うらら:び、びっくりしました…。コウジの顔がなくなっちゃいました…。  

 

かれん:たぶん、のっぺらぼうね。

 

くるみ:こんなのにも変えられるのね…。  

 

コウジ:どうよ!スゲぇだろ! ✨

 

こまち:ええ、とっても!  

 

シロップ:なんでそんなにウキウキしてんだ? 

 

ナッツ:こまちはこういうのが好きだからな…。

 

のぞみ:でものっぺらぼうってしゃべれるんだね。

 

コウジ:まあ、たぶん目とか鼻とかがただ顔面に隠れてるだけだろ?この状態でも聞くことも見ることも食べることも出来っから。

 

うらら:え?食べることもですか?

 

コウジ:ああ、もちろんさ!見てろよ?

 

コウジは箸でバーベキューの肉を口の位置に持っていってみせた。するとお肉は顔面にに吸い込まれていく。

 

コウジ:な!

 

のぞみ:あ、本当だ。すご~い!

 

うらら:のっぺらぼうってそうやって食べるんですね。

 

コウジ:っていうか… 

 

りん:いや…、よらないで…、よらないで…。 

 

コウジ:これって怖いものなん?

 

コウジはブンビーの影に隠れて顔を逸らすりんを見て聞いた。

 

くるみ:う~ん…、近くに寄られるとちょっと怖いわね。 

 

うらら:はい…、たしかにこういう顔がない人って遠くだったらそんなに怖くないんですけど近くだと怖いっていうか…、気持ち悪いというか…。 

 

コウジ:あぁ、そうなの?まあ、たしかに相手からすると顔の表情がわからんからどう対応しようかわからんもんな。 カシャッ!

 

コウジは元の顔に戻った。

 

こまち:りんさん、もう大丈夫よ。

 

りん:ん?あ、本当だ。あぁ~…、本当怖かった…。   あたしこういうの本当苦手なのよね。

 

コウジ:でもウチの仲間、お化けじみた能力を持ってるもんとガイコツいるんだけどな。

 

りん:え?マジ!? 

 

のぞみ:え?それって今さっきやったのっぺらぼうみたいなやつ?

 

コウジ:それとはまた別もんだよ。てことで問題!ジャン!

 

 

 

ハナハナの実

 

 

 

 

コウジ:これな~んだ?

 

ブンビー:ハナハナの実か…。

 

のぞみ:はい!✋ お花に変身する能力!

 

❌ブー!

 

うらら:はい!✋ お花を咲かせる能力!

 

❌ブー!

 

コウジ:惜しい!今のは惜しい!咲かせるのは花じゃないんだよなぁ…!花のように何を咲かすのかが問題。

 

のぞみ:お花のように…何かを咲かす…?

 

うらら:う~ん、難しいですね…。

 

ブンビー:ふ~ん…。おそらくさっきコウジが言った「お化けじみた能力」がヒントなのかもしれないなぁ~…。

 

りん: ひぃ~! ま、またお化け!?

 

コウジ:おぉ!いい線いってるね。まさにその通りだよ!

 

こまち:お化けじみた能力ね…。あ!✋ もしかして、手とか足とかを生やす能力なんじゃ?

 

⭕ピンポーンピンポーンピンポーン!

 

コウジ:ああ!大正解だ。これは体の一部を花のように咲かす能力だ。

 

✋ニョキッ!

 

するとコウジの肘に2~3本の腕が生え始める。

 

のぞみ:うわっ、本当だ。コウジの腕から手が生えてる!

 

コウジ:これは地面や壁、どこにでも生やすことが出来んだ。

 

コウジ:ちなみに生やせるのは手だけとは限らない。

 

ムシャムシャ…

 

りん:ん?ひぇ~っ!!

 

りんはテーブルにあるお皿を見て何かに驚いた。

 

のぞみ:うん?りんちゃん、どうしたの?

 

りん:の、のぞみ…!お、お皿が…、お皿が…! 

 

のぞみ:ん?

 

のぞみも見てみるとそこには紙皿の表面に口が付いており、その上にあるバーベキューのおかずをムシャムシャと食べていた。

 

うらら:お皿が…バーベキューを食べました…! 

 

のぞみ:あぁっ!!ちょっとそれ私のバーベキュー!!ちょっと勝手食べないでよ!  

 

のぞみはお皿を持って振る。だがそのお皿にある口は花びらと化して消えてしまい、ただのお皿となった。

 

コウジ:いや、別によくね?まだ結構たくさんあるみたいだし。

 

コウジは店の中にある肉の山を指して言った。

 

のぞみ:う~ん…、それはそうだけど…。 

 

コウジ:にしても、これバーベキューにしてはありすぎじゃね?海賊並みの量だぞ?これ。

 

うらら:へぇ~、海賊ってこんくらいの量食べるんですか?

 

こまち:そうね。それに海賊には仲間が何人もいるからこれだけの量が必要なのよ。

 

コウジ:まあ、ウチらの場合だとこれの6割ルフィのとこに行くけどね。

 

シロップ:6割!?お前の船長ってそんなに食うのか? 

 

コウジ:まあ、彼食欲すごくてな。一日5食食うのよ。

 

うらら:ご、5食なんですか!? 

 

かれん:それじゃあ、食費が嵩むのも無理ないわね。 

 

コウジ:まあ、ルフィだけじゃないけどね…。それにしてもこれだけの量お前ら食えんのか?

 

のぞみ:大丈夫!私たちもルフィ程ではないけどたくさん食べられる程だから!コウジもたくさん食べられるほう?

 

コウジ:まあな、ゴムゴムの実の能力を使えば可能だよ。

 

こまち:たしかゴムゴムの実って全身ゴム体質なんだっけ?

 

コウジ:ああ。だから骨や内蔵もゴムになるんだ。

 

ココ:そう言えばルフィってゴム体質なんだったね。

 

ナッツ:だからそれだけの大食いが可能なのか。

 

コウジ:ウチも昨日この能力でなぎさとの大食い勝負に勝ったほどだし!

 

のぞみ:え?なぎささんに勝ったの?

 

コウジ:はい!なぎさの10倍くらい食べました!  

 

うらら:すごいです!あの小泉学園で有名な大食いの女王に勝つなんて!

 

りん:お、大食いの女王? 

 

うらら:はい!なぎささん言ってました!「私なんてね大食い女王と言われる程有名なんだからね!私の腹はね、富士山まるまる入るほどなんだから!」って! 

 

シロップ:いや、いくらなんでも富士山は無理だろ…。(-_-;)

 

コウジ:それにそのあだ名ほのかもひかりもアカネも知らなかったみてぇだから、たぶんなぎさのでまかせだろう。

 

のぞみ:えぇ!?そうなの!? (゜Д゜;)

 

りん:そりゃあ、当たり前でしょう!!いくら大食いでもね、富士山まるまるは食べきれないわよ!

 

コウジ:ただ勝負を挑んだのはいいんだが、あいつ負けたら全額負担なんてルールもつけたからな。

 

シロップ:ま、負けたら全額負担って…。 

 

かれん:それって大丈夫なの!? 

 

コウジ:う~ん、ほのかたちも止めてたんだが大丈夫の一点張りで、いくら止めても聞かなかったんだ。

 

うらら:本人は自信満々だったんですね…。 

 

コウジ:それで大食い勝負が始まったんだけど…

 

コウジはのぞみたちに大食い勝負の経緯を説明した。

 

コウジ:…ってなわけで大食い勝負に幕が閉じたんだが…。

 

うらら:う~ん…、たしかになぎささんは負けん気が強いですからね…。 

 

くるみ:考えが甘いのよ!金欠の状態で勝負を挑もうとするなんて愚の骨頂よ!

 

 

―ベローネ学園 下校時―

 

 

なぎさ:  グサッ! うっ! 

 

ほのか:ん?どうしたの、なぎさ?

 

なぎさ:ん~…なんかわかんないけど、何故だか胸が刺さるような痛みが…。

 

ひかり:大丈夫なんですか?今すぐ病院行った方が…。

 

なぎさ:あぁ~、平気平気!大丈夫だよ!

 

とは言ったものの首を傾げながら歩くなぎさであった。

 

 

―ナッツハウス―

 

 

のぞみ:でも、だからって全額の2倍はちょっとあんまりだと思うなぁ…? 

 

コウジ:あぁ、それは調子に乗っているなぎさを懲らしめるための冗談なだけであって、本当に捲ろうとしてんじゃないから。

 

のぞみ:そうなんだ。あ~…、何かよかった。

 

コウジ:のぞみも割と食う方なん?

 

のぞみ:うん。だけど私だけじゃないよ。りんちゃんもうららもこまちさんもかれんさんもみんな結構食べる方だよ!

 

コウジ:ほぇ~、そうなん?だけどなぎさのような対決はもうしたないからな。

 

りん:大丈夫よ。あたしたちはそんなルールには乗らないから!

 

のぞみ:え~?私はかれんさんがいるから大丈夫だと思うけど…。

 

かれん:そうね。私、結構お金持ってるし。

 

りん:ダメに決まってるでしょ!!コウジは悪魔の実のレパートリーをいくつも持ってんのよ!?あたしたちがどうやろうと勝てるわけないじゃない!!

 

コウジ:ウチの力は悪魔の実だけじゃねぇけどな…。 

 

こまち:それはそうと続きやりましょうよ。たしかコウジの仲間にハナハナの実の能力者がいるのよね。

 

コウジ:あ、ああ、そうだ。名はニコ・ロビン。考古学者だ。

 

コウジはのぞみたちにロビンの手配書を見せた。

 

のぞみ:考古学者って何?

 

こまち:考古学者っていうのはね、遺跡などの歴史を研究する人の事よ。

 

コウジ:ちなみにこいつはウチの義娘なんだ。

 

のぞみ:あ、コウジって娘がいたんだ。

 

コウジ:まあ、娘と言っても血は繋がってねぇけどな。

 

かれん:なんかワケありって感じね。

 

コウジ:ああ、実はロビンはもともと考古学者の娘で考古学の島・オハラに生まれ住んでいたんだ。だけど法律で禁じられているポーネグリフの研究をしていることが世界政府にバレて、彼女が8歳の時に親や知り合いを島ごと滅ぼされたんだ。

 

のぞみ:そうだったんだ…。でもポーネグリフって何?

 

コウジ:ポーネグリフっていうのは歴史の本文の石碑のことなんだ。その石碑を読み解くことで空白の100年の歴史がわかるようになってんだ。

 

こまち:空白の100年…。

 

くるみ:じゃあ、世界政府はその「空白の100年」を解き明かすことを禁止してるってわけね。

 

シロップ:でも別に歴史を解き明かすくらい、いいんじゃないのか?

 

ナッツ:いや、たぶんその歴史を知られてはいけない秘密があるのかも知れないな。

 

のぞみ:知られてはいけない秘密…?

 

コウジ:まあ実はその歴史の秘密は少しわかりかけていてな。その「空白の100年」の中には古代兵器っていうのが存在するらしいんだ。

 

ブンビー:古代兵器…?それはどういうものなんだい?

 

コウジ:「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」の3つだ。

 

ココ:プルトン、ポセイドン、ウラヌスか…。どれも神の名前を持った兵器なんだね。

 

かれん:神の名を持った兵器か…。なんかすごそうね。

 

くるみ:もしや世界政府はこれを恐れて…?

 

コウジ:ああ、その古代兵器は強力すぎて世界をも滅ぼしかねないとされているからな。おそらく政府はそれを復元させないためにその空白の100年を封印してるんだ。

 

うらら:そうなんですか。ではオハラの人達はその古代兵器を蘇らせるために空白の100年の研究をしていたんですか?

 

コウジ:いや、彼らがやっているのはただ空白の100年の謎を知りたいだけだ。謎を知ったからって別に古代兵器を復元しようとか、それを使って世界を支配しようとかなんてのは考えてねぇよ。だけどポーネグリフを読み解くはおろか探索するだけでも死罪に繋がるんだってさ。そのためオハラは海軍によるバスターコールによって滅ぼされたんだと。

 

かれん:バスターコールというのは?

 

コウジ:特定した国や島を殲滅するために大型軍艦10隻を召集する緊急命令のことだ。

 

くるみ:し、島を殲滅って…。 

 

コウジ:バスターコールをかけられた島や国は敵味方関係なしに跡形もなくなるほどの集中砲火を浴びせられる。

 

こまち:それじゃあ、そのオハラっていう島もそれにやられたの?

 

コウジ:ああ、島の住民ごとな。

 

うらら:なんか、ひどいです…。島の方たちは悪くないのに…。

 

コウジ:世界政府ってのはウチ的に考えれば全世界の独裁機関みたいなもんだ。自分が不都合なことがあれば市民の犠牲さえもお構いなしに隠滅するんだからな。

 

のぞみ:それでロビンはよく助かったね。

 

コウジ:ああ、ロビンはどうも1人の海兵に用意してもらったボートで逃げたんだってさ。だけど彼女は古代文字を解読するスキルが身に付いていることから世界政府に危険視されてな。「オハラの悪魔」というレッテルを貼られ、わずか8歳にして7900万ベリーもの懸賞金が懸けられたんだ。

 

のぞみ:えぇ!?まだ子供なのに?

 

かれん:どうやらその世界政府っていうのは空白の100年の秘密を誰にも知られたくはないみたいね。

 

くるみ:だとしてもひどい連中ね。8歳の女の子に懸賞金なんか懸けるなんて! 

 

コウジ:ああ、ウチも彼女の手配書見た時は驚いたよ。んですぐ様オハラに向かったんだけど、無残な姿に変わり果てていてな。ウチはすぐに見聞色を使ってロビンの居場所を探したんだ。

 

ブンビー:見聞色とは?

 

コウジ:ああ、見聞色は覇気の一種で、あらゆる気配を読み取ることが出来る能力なんだ。これを使うと遠く離れた相手の位置がわかったり、相手の行動を先読みしたりすることが出来んだ。

 

のぞみ:へぇ~、でもそれって悪魔の実とは違うの?

 

コウジ:ああ、覇気は全世界の生物における潜在能力の一種なんだ。それを鍛えることで誰でも使うことが可能なんだ。ちなみに覇気はこれの他に攻撃力と防御力を上げる・武装色の覇気、「王の資質」があるものにのみ使用できる覇気・覇王色の覇気などがあるんだ。

 

のぞみ:へぇ~、じゃあその覇気っていうのは鍛えれば私たちでも使えるってことなんだね。

 

こまち:でも覇気っていうのは人間の潜在能力を引き出したものなんでしょ?それを鍛えるってことは相当な訓練が必要なんじゃないかしら?

 

のぞみ:え!?  そうなの? 

 

コウジ:まあたしかに、覇気を習得するのに早くて1年かかると言われているけど、まれに短期間で会得する者もいるしな。それに突如的に覇気が覚醒することもあるからな。まあ、覇気の強さは個人差があるけどな。

 

うらら:コウジは全部使えるんですか?

 

コウジ:ああ、しかもウチの覇気の強さは結構強ぇしな。

 

くるみ:じゃあそれがコウジの懸賞金の1つなのね。

 

コウジ:まあな、でもウチは悪魔の実の能力や覇気の他にも剣術や格闘技、射撃、あと忍術なども使えるよ。

 

シロップ:へぇ~、コウジって結構使える技が豊富なんだな。

 

 

コウジ:まあな、行った島々で会得したい技があったらそこへ行って習得してくるからな。まあ、ウチはほとんど1週間そこいらで習得してくるけどな!

 

のぞみ:1週間で!?すっご~い!

 

コウジ:今は海賊とは違う世界を巡っては新たな技を習得してるんだ。それでもし特定の者だけしか扱えないような技があれば、オリジナルの悪魔の実を作ったりとかやってるけど。

 

りん:え?悪魔の実って作れるの?

 

コウジ:まあ、悪魔の実は大抵野生のものが多いけど、研究所や工場とかで悪魔の実を大量生産してるっていう噂もあるんだ。まあ、ウチの場合は想像力を具現化する能力・イメイメの実があるから理想の悪魔の実を作ったり、悪魔の実のスタイルの変更などしてっけどな。

 

河合:スタイルの変更…ですか…。

 

コウジ:ウチは習得した技をそのまま使うこともあるけど、その技と他の能力を組み合わせたり、アレンジなどして独自のオリジナル技も生み出してんだ。

 

くるみ:じゃあ私たちの所に来たのってそれが目的で来たって訳ね。

 

のぞみ:え?ってことはプリキュアの力を使える・悪魔の実を作ったってこと?

 

コウジ:ああ、そうだ。ちなみにその実の名は、キュアキュアの実。各プリキュアの能力ちからを全て使える能力なんだ。

 

うらら:各プリキュアの力を全て使えるって、なんかすごそうですね!

 

りん:でもなんだかタシュタシュの実と似てるわね。

 

コウジ:まあ、プリキュアっていうのはあくまでも人間だから大抵は動物系に入るんだけど、いちいちモデルでやっていくのは面倒だから超人系でタシュタシュと同じ容量でやることにしたんだ。

 

うらら:モデルってなんですか?

 

コウジ:まあ、動物系には同じ名前の悪魔の実いくつかあるんだが、そのなれる動物の種類や形も結構いろいろあるんだ。だから動物の種類ごとに分類されてんだ。

 

ココ:つまりイヌに変身出来る・イヌイヌの実の場合はチワワやダルメシアン、狼やジャッカルなどの種類やネコに変身出来るネコネコの実の場合は黒猫やペルシャ猫、ライオンや虎などの種類があるってことだね。

 

のぞみ:へぇ~、でもヒトって動物だったんだ! 

 

かれん:ええ、そうよ。ヒトは大昔のサルが進化したと言われてるくらいだから。

 

うらら:え?私たちの祖先ってサルだったんですか?❗ 

 

コウジ:う~ん…。その話は後にしてくれんか?キュアキュアの実のことから大分違う話題に反れていってんだが…。 

 

のぞみ:あ…、アハハハ…ごめん…。  聞きたいことがたくさんあったから、つい…。 

 

コウジ:まあ、いいけどさ。ちなみにタシュタシュの実は全ての悪魔の実を使用できる能力だからさ、悪魔の実の能力を複数同時に使用することが可能。そのためこのキュアキュアの実も違うタイプのプリキュアの能力を組み合わせた合体技も単独で使用することが出来んだ。

 

くるみ:つまり、プリキュアによる奇跡のコラボレーションが独りでも実演可能ってわけね。

 

コウジ:まあ、ウチの場合は他の悪魔の実と融合させたオリジナル技が可能だし。プリキュアの能力を自分好みに改良することも出来るしな。

 

シロップ:プリキュアの能力を改良?例えばどんなのなんだ?

 

コウジ:うん。例えばキュアブラックとキュアホワイトってプリキュア・マーブルスクリューを放つときにそれぞれ自分に合った色の雷を出すでしょ?

 

のぞみ:う~ん…。2人といっしょ戦ったことはあったけど、そのマーブルスクリューっていうのって見たことないからわかんないや。

 

ココ:だけど、その技のことなら聞いたことがある。たしかにそのような技法だったよ。

 

コウジ:あぁ、そうなん?まあ、いいや…。んでその雷を自在に操れねぇかなってさ。

 

こまち:つまり、ブラックたちがそのマーブルスクリューを放つ時に使う雷をブルームたちの精霊の力ように操るってことね。

 

コウジ:そういうことだ。まだ実演はしてねえけど、そのようには考えているんだ。

 

のぞみ:ふぅ~ん、そうなんだ。

 

コウジ:ちなみにこの能力を使用する際にはなんのプリキュアの能力ちからを使っているのかが分かるように、体の一部がプリキュアの姿に変わるようになってんだ。

 

そう言うとコウジは手足をブルームに変えてみせた。

 

うらら:あ、本当だ!手と足がブルームのに変わりました!

 

コウジ:これでブルームの能力を使えるんだ。

 

コウジはブルームの能力で精霊の力を放出したり、精霊の力で飛んだりしてみせた。

 

かれん:へぇ~、すごいものね。ブルームの能力を使いこなせるなんて。

 

コウジ:まあな。でもこのキュアキュアの実っていうのはプリキュアの名前を知らなければ使用することが出来ない。また、各プリキュアにはそのタイプに応じた特定の技がある。それを知ればこの能力の幅が大きく広がるんだ。

 

くるみ:なるほどね。

 

コウジ:ところで、今敵っているん?

 

のぞみ:う~ん…、ナイトメアもエターナルももうやっつけちゃったし…今んとこはいないかな?

 

コウジ:あ~…、やっぱし?

 

くるみ:でも、もともと敵だった人はいるけどね? 

 

ブンビー:ブーッ!( > 3 <)  

 

くるみは横目でブンビーを見る。ブンビーはくるみの言葉でバーベキューの肉を噴く。

 

ブンビー:え!?な、何!?  え!?まさか私にこの人と戦えっていうんじゃないでしょうね?

 

くるみ:まだそうとは言ってないでしょ?そ・れ・と・も、実はやる気満々だったりして…? 

 

ブンビー:冗談じゃないよ!こんな45億もの懸賞金相手に勝てるわけないでしょ!?

 

コウジ:あぁ、ブンビーって敵だったん?

 

りん:うん、もともとね。ブンビーは私たちの敵であるナイトメアやエターナルに所属してたんたけど、私たちと関わっているうちに心が変わってね。今は「ブンビーカンパニー」っていう自分の会社を立ち上げて頑張っているのよ。

 

コウジ:ふぅ~ん、そうなんか…。んじゃあ、どうしようか…。

 

コウジは深く考え込んだ。

 

のぞみ:んじゃあ、私たちがコウジと手合わせするっていうのはどうかな?

 

ブンビー:あ、それがいい!そうしよう!   

 

くるみ:バカ言わないで!私たちが束になってかかっても勝てる相手じゃないことくらいわかるでしょ!?

 

のぞみ:それはわからないよ。だって私たちナイトメアやエターナルそれにフュージョンにまで勝てたんだもん!なんとかなるなるだよ!

 

うらら:そうですね!私たち6人揃えば敵なしですもんね!

 

コウジ:まあそれ、昨日咲たちとその方法でやったけどね。

 

かれん:あら、そうなの?で、結果はどうだったの?

 

コウジ:ウチ圧勝! ✋

 

のぞみ:えぇ!?圧勝ってブルームとイーグレットに勝っちゃったの!?  

 

コウジ:まあ、正確に言うとブライトとウィンディだけどな。まあ、圧勝っていう言い方はおかしいかな?あいつらもそれなりにすごかったし…。

 

くるみ:ほらね!あのキュアブライトやキュアウィンディでさえ勝てないのよ?私だってさすがに体力が持つかどうか…

 

コウジは深くため息を吐いた。

 

コウジ:しょうがねぇ!写輪眼でも使うか!

 

プリキュア5一同:写輪眼? ❔

 

のぞみ:何それ?

 

コウジ:ああ、これの事だよ。

 

コウジは目を写輪眼に変え、のぞみたちに見せた。

 

シロップ:目が変わった!?

 

かれん:それが写輪眼というものなのね。

 

コウジ:ああ、これで相手の目を見ることでその記憶を覗くことが出来んだ。さらにそのまま相手の技を見ると解析ともに瞬時に会得することも可能さ。

 

うらら:へぇ~、その目でそんなことが出来るんですか。

 

コウジ:これを手に入れるには長年の経験が必要なんだが…。まあ、そんなことはどうでもいいや!早速やるとするか。

 

コウジはのぞみの顔の前で彼女の瞳に写輪眼を近づける。

 

ブンビー:あ、そういえば!  

 

すると突然ブンビーに何かが閃き、自分の上着の内側のポケットを探り出す。

 

のぞみ:どうしたの?ブンビーさん。

 

ブンビー:えーっと…、たしかここに… あれ?おかしいな…? 

 

ブンビーは内側のポケットにないことが分かるとあちこちポケットの中を探し始めた。

 

うらら:どうしたんでしょう?ブンビーさん。

 

シロップ:ああ、なんか何かを探してるみたいだ。

 

そう言ってシロップは口にジュースを流し込む。コウジもブンビーの様子が気になり、眼を元に戻した。

 

ブンビー:あれ?本当にないぞ?どこかへ落としたかな?

 

河合:あの~…、社長が探している物って、たぶんこれじゃないでしょうか?

 

そう言うと河合は何かを取り出す。

 

シロップ:ブーッ!( > 3 <)  

 

それを見たシロップはジュースを思わず噴き出す。コウジを除く他のメンバーもそれを見てギョッとした顔で驚いていた。

 

河合の手に持っていたのは奇妙な仮面と奇妙な顔を模したボールだった。

 

ブンビー:おぉ!これだこれだ! 

 

河合:さっき会社の廊下に落ちてましたから拾って僕が預かっておきましたよ。

 

ブンビー:おぉ!そうかそうか。河合でかしたぞ! 

 

りん:いやいやいや、ちょっと待ってちょっと待って!?何でそんなもの持ってんのよ? 

 

ブンビー:いや~…、ナイトメアもエターナルもなくなったときに記念用にと思って取っておいたんでな。今は護身用として持っているんだが。

 

くるみ:そんな危ない物持ち歩かないでよ!それで騒ぎになったらどうするのよ!

 

ブンビー:まあ、大丈夫だ!これは付けた者には言うこと聞くから。

 

シロップ:いや、そう言う問題かよ……。 

 

コウジ:なあ、あれって一体…?

 

かれん:あれは私たちの敵がよく使うアイテムなの。あらゆる物に取り憑いて怪物化してしまうのよ。

 

コウジ:なるほどな。ザケンナーみたいなものか。

 

こまち:そうね。ちなみに仮面に取り憑かれるとコワイナー、ボールのような物に取り憑かれるとホシイナーになるのよ。

 

コウジ:ザケンナーにコワイナーにホシイナーか…。

 

うらら:咲さんたちが戦っていた怪物はたしかウザイナー……でしたよね?

 

コウジ:ウザイナーね…。ウチ、思うんだけど…

 

 

 

なんかどれもダッサいネーミングだな…。

 

 

 

 

くるみ:まあ、言われてみればたしかにそうね。 

 

のぞみ:あ、そっか!これで出てきた怪物相手に戦えばいいんだ。

 

うらら:なるほど!そうすれば、私たちの技をコウジに見せ付けることが出来ますもんね。ブンビーさん名案です!

 

ブンビー:いや~、あはは!

 

かれん:なら、ちょっと場所を変えましょうか?

 

くるみ:そうね。こんなところでやったらバーベキューがめちゃめちゃになっちゃうしね。

 

のぞみ:じゃあさ、あの湖の向こうでやろうよ。  

 

のぞみは湖の向こう側にある原っぱを指した。

 

りん:あのね、あそこまでどうやっていくの?

 

のぞみ:そりゃあプリキュアに変身すれば、あそこまで跳んで行けるよ!

 

コウジ:いや、んなことしなくてもウチの能力ちからを使えば普通に行けるよ。“ヒエヒエ”!

 

コウジは呪文を唱えると湖へと降りて行った。すると足が水に触れた途端に水がピキピキと凍り始め、コウジの足下に氷の足場が出来た。

 

うらら:あ、水が!

 

こまち:これはおそらく氷の能力・ヒエヒエの実じゃないかしら?

 

コウジ:ご名答!これは触れた物を瞬時に凍らせる氷結能力・ヒエヒエの実さ。この能力を使えば、海や川を簡単に渡ることが可能なんだ。

 

りん:へぇ~、コウジって何でも出来るのね。

 

コウジ:まあ、このタシュタシュの実を得てから不自由なことは何一つねぇな。経済的にも食い物にも…

 

のぞみ:え?食べ物に関する能力もあるの?

 

コウジ:ああ。あらゆる物体を食べ物に変える・ククククの実やカシカシの実、それと特定の食べ物を自在に生み出し操れる・ビスビスの実やベジベジの実とかもあるんだ。

 

こまち:ビスビスの実っていうのはビスケットの能力ね。

 

うらら:じゃあベジベジの実というのは…?

 

かれん:おそらく野菜ね。ベジベジの実の「ベジ」っていうのはベジタブルの略で直訳すると野菜と意味になるから。

 

コウジ:当たりだ。まあ、この話はあとだ。まずはお前らの技を覚えてからだ。

 

コウジはヒエヒエの実の能力で湖を凍らせながら歩き始める。のぞみたちもコウジの後に付いていく。

 

ココ:僕たちはここに残るよ。バーベキューのこともあるからね。

 

ナッツ:それにここからでもよく見えるから、お前たちの邪魔にならなくて済む。

 

くるみ:そうですか。それじゃあ行って来ます。

 

そう言うとくるみはのぞみたちの後を追いかけていった。コウジたちは湖を渡り終え原っぱへと着いた。

 

コウジ:ほへぇ~!スンゲェ広ひれぇな~! 

 

コウジは見渡す限りの広い原っぱに舌を巻いた。

 

ブンビー:それじゃあ、やりましょうかね!

 

ブンビーは仮面とボールを手に持ちながら辺りを見回す。

 

のぞみ:うん。それじゃあ、みんな、いくよ!

 

りん&うらら&こまち&かれん&くるみ:Yes!

 

のぞみたちはそれぞれのキュアモを構えた。

 

のぞみ&りん&うらら&こまち&かれん:プリキュア・メタモルフォーゼ!

 

のぞみたち5人はキュアモのボタンを押して変身呪文を唱える。するとキュアモから光が放たれた。そして、それぞれピンクの光や炎、光の粒子、葉っぱ、水などを身に纏うとそれぞれの色のコスチュームとなって現れ着地した。

 

ドリーム:大いなる希望の力 キュアドリーム!

 

ルージュ:情熱の赤い炎 キュアルージュ

 

レモネード:弾けるレモンの香り キュアレモネード!

 

ミント:安らぎの緑の大地 キュアミント!

 

アクア:知性の青き泉 キュアアクア!

 

ドリーム:希望の力と!

 

ルージュ&レモネード&ミント&アクア:未来の光!

 

ドリーム&ルージュ&レモネード&ミント&アクア:華麗に羽ばたく5つの心!Yes!プリキュア5!

 

変身し終えると息の合った口上のセリフとポーズで華麗に決めた。

 

くるみ:スカイローズ・トランスレイト!

 

くるみはミルキィパレットのボタンをタッチペンで押した。するとくるみの衣装が少しずつ変わっていき、ミルキィローズへと変身を遂げた。

 

ローズ:青いバラは秘密の印 ミルキィローズ!

 

コウジ:なんか戦隊みたいなプリキュアだな。

 

レモネード:あ、そう見えます? 

 

コウジ:ああ、もしこれをウチの仲間が見たら涙を流して感激するよ。

 

ルージュ:え?これ、それほどすごかったの? 

 

コウジ:うんまあ、ウチの仲間こういうの好きだからな。特に男性陣は。

 

ローズ:たしかルフィっていう人はまるで少年みたいな人なんだったっけ?

 

コウジ:まあ、そういうタイプはルフィだけじゃねぇがな。にしてもスゲェ息の合った決めゼリフだな。毎回それやるん?

 

ドリーム:うん。5人揃った時によくやってるよ!

 

コウジ:それってタイミングがズレたり、セリフを噛んだりしないものなん?

 

ルージュ:え?う~ん…、そうね…。

 

レモネード:言われてみると、私たちこのセリフ言う時ってほぼ完璧ですよね?

 

ローズ:そうね。毎回あなたたちのセリフ聞いてるけど、揃わないとこって全くと言っていいほど見たことないわね…。

 

コウジ:やっぱ無意識か…。

 

アクア:そうね。それが妥当ね。

 

ドリーム:でも私は好きだよ!だってなんかヒーローみたいで格好いいもん!

 

レモネード:あ、それ分かります!自分でもいつも格好良く決まったなとか思ったことありましたし。

 

コウジ:まあ、ウチの船長もこういうの好きだからな。

 

ルージュ:あ、そうなの?

 

コウジ:まぁな。まあ、ウチも好きだけどな。完全フル装備の時に雰囲気で名乗ることもあるし。

 

アクア:完全フル装備?

 

コウジ:キュアキュアの実では全身プリキュア姿になれる完全フル装備っていうものがあるんだ。

 

レモネード:つまりその能力を使えば色んなプリキュアに変身出来るってことなんですね?

 

コウジ:ああ。まあ、プリキュアの名前を知っていればな。

 

ドリーム:へぇ~、それってすごいね!だって私たちを入れた13人のプリキュアのどれかに変身出来るんだもん!

 

コウジ:いや、「どれか」というのはねぇよ。違うタイプのプリキュアの能力を使う時はプリキュアの服も混ざるし。ただちょっとウチには若干抵抗感はあるから体の一部に留めてるんだが…。

 

ローズ:まあ、あなたあくまで男だからね。 

 

ルージュ:たしかに女だったら似合うかもしれないけど男はちょっとねぇ…。 

 

アクア:でもキュアキュアの実ってコウジが作った悪魔の実であるからその完全フル装備ってのを試したことあるんじゃない?

 

コウジ:ああ、まぁな。まあ、やった場所は女装しても恥ずかしくない場所でやったからな。

 

ブンビー:女装しても恥ずかしくない場所とは?

 

コウジ:ああ、海賊の世界での国・カマバッカ王国でな。

 

レモネード:カマバッカ王国ですか?

 

ドリーム:カマバッカ王国の「カマ」って草を刈る時に使うあの鎌?

 

ミント:たぶん違うわね。

 

ローズ:まさかとは思うけど…これ、オカマの国なんじゃあ…?  

 

コウジ:ご名答!

 

ローズ:あぁ、やっぱり? 

 

ドリーム:さっすがローズ!

 

ローズ:当然でしょ?コウジが「女装しても恥ずかしくない場所」っていうんだから「カマ」っていったらオカマの「カマ」しかないじゃない!

 

アクア:それにしてもオカマの国なんてあるのね。

 

コウジ:まあな。まあその他にも恐竜がいる島・リトル・ガーデンに砂漠の王国・アラバスタ、空に浮かんでる島・空島、スケールのデカいお化け屋敷・スリラーバーグ…

 

ミント:あら、お化け屋敷もあるのね!  

 

コウジ:ああ。まあ、広さ的にいうとこの湖の2~3倍くらいのデカさかな?

 

ルージュ:え!?いや…、そ、そんなに大きいの!?

 

ミント:是非行ってみたいわねスリラーバーグ!

 

ルージュ:いやいやいやいやいや!!い、い、行きたくないです!

 

コウジ:まあ、安心せい!お化け屋敷と行ってもせいぜい幽霊とゾンビぐらいしかいねぇから!

 

ルージュ:充分怖いわ!! 

 

 

―一方、ナッツハウス側では、シロップたちがテラス席でジュースを飲んでいた。

 

シロップ:あそこへ行ってプリキュアに変身したのはいいけど、なかなか始まらないな。

 

ココ:おそらくドリームたちの衣装や決めゼリフとかが気になるんだろう。

 

ナッツ:まあ、少しすれば始まるんじゃないのか?

 

シロップ:そんなもんなのか?

 

 

―原っぱ側―

 

 

ブンビー:それではもう始めましょうかね?

 

ルージュ:そうね。プリキュアに変身してるっていうのにこれじゃあ埒が明かないからね。

 

ブンビー:では私も変身するとしますか。

 

ブンビーはパチンと指を鳴らし、蜂のような姿に変身した。

 

ローズ:あなたまだそれに変身出来るのね?

 

ブンビー:失敬な!  この変身能力は私にとってかけがえのないものなんだ!

 

ブンビーはミルキィローズの一言に憤慨した。

 

コウジ:ほぇ~、でもなんだか悪と言うより西洋系のヒーローみたいだな。

 

ブンビー:あ、そう見えます?

 

ドリーム:そう言われてみるとそうだね。

 

レモネード:はい!なんかハリウッドに行ってもおかしくないくらいです!

 

ブンビー:そ、そうか?よ~し!これが終わったら早速アメリカへ行くぞ~!けって~い! ☝

 

河合:よっ!社長! ✋ 

 

ドリーム&レモネード:ブンビーさんがんばって!  

 

乗り気のブンビーにそれを応援する河合とドリームとレモネード。

 

コウジ:ところでブンビー、それ出すの一体一体にしねぇか?

 

ブンビー:え?これですか?

 

ローズ:そうね。一体だけでも苦労するのに、2体はちょっとキツいわね。

 

コウジ:だからさ、コワイナーの時はお前らプリキュアが戦って、ホシイナーの時はウチ独りで戦うってのはどうかな?ってな。

 

レモネード:なるほど!それなら私たちの能力をあなたに見せること出来ますね。

 

アクア:つまり私たちプリキュアとコウジの実力の力比べという訳ね。

 

コウジ:まあ、一応そういうこっかな?

 

ドリーム:じゃあ早速始めよう!

 

ブンビー:よし、それじゃあ行くぞ!行け、コワイナー!

 

ブンビーはコワイナーの仮面を近くの木に投げつけた。

 

コワイナー:コワイナ~!

 

すると仮面が木に取り憑き二足歩行の木の怪物となった。

 

ココ:おっ!早速始まったみたいだ。

 

シロップ:出したのはコワイナーだけか。

 

ナッツ:どうやらコウジとドリームの実力勝負と言ったところみたいだな。

 

シロップ:なるほどな。

 

ココ:みんな!がんばれ~!  

 

ココはドリームたちを応援した。

 

ドリーム:あ、ココたちが応援してくれてる!

 

ローズ:だったら尚更、いいとこ見せなくちゃね!

 

ルージュ:それにコウジに私たちの戦いっぷりを見せ付けなきゃいけないし!

 

アクア:そうね。コウジの実力は計り知れない。だから彼に笑われないように全力を出し切りましょう!

 

プリキュア5&ローズ:Yes!

 

ドリームたちはお互い士気を高め合った。一方コウジは木に取り憑いたコワイナーを見上げている。

 

コウジ:これ、ザケンナーの時もそうだけど、こいつもえれぇデケぇなぁ!ちょっとナッツハウス側へ行かないように防御壁でも作るとするか!

 

ブンビー:防御壁?

 

コウジは湖付近へ行き、グラグラの実の呪文を唱えた。

 

コウジ:フンッ!

 

  ドゴッ!

 

  ピキピキピキッ…!

 

そして拳にエネルギーを溜めながら構えると裏拳を繰り出す。すると何かに当たり、空間にヒビが入った。

 

ブンビー:なっ…!?

 

シロップ:空間にヒビが!?  

 

プリキュア5&ミルキィローズ:えっ!?

 

空間のヒビから強烈な衝撃波が放たれるとともに湖の水面が大きく歪み始め、大きめの波が形成された。

 

ルージュ:コウジ、何してるの?

 

コウジ:何って、波! (親指で指す)

 

ルージュ:いや、見りゃわかるわよ!何で作ってんの?

 

コウジ:ああ、グラグラの実だよ。こいつは地震を操る能力なんだ。空間を殴りつけヒビ入れることで地震の振動を発生させることが出来る。

 

レモネード:へぇ~。そんな能力もあるんですね! 

 

コウジ:ああ、ちなみにそれを海や大きな川とかにやると津波を引き起こせるし。

 

ローズ:い、いや、津波って……?  うわぁ~!? (◎Д◎;)

 

改めて見ると波はいつの間にかとてつもなく大きくなっていた。その波の高さは約10メートル程に達していた。

 

ローズ:ちょちょちょちょちょっと、何よこれ!?  

 

ドリーム:うわぁ、おっきい~! 

 

レモネード:本当です~!私こんな大波初めて見ました! 

 

ローズ:感心してる場合じゃないでしょ!?あの波がこっちへ来るのよ?

 

ドリーム&レモネード:うそぉ~!?   

 

ドリーム:え?え?え?じゃ、じゃ、じゃ、これどうしよう~!? 

 

ルージュ:い、いや、どうしようつったって…てゆーか何で池に津波なんか起こすのよ!?

 

コウジ:防御壁を作るためだ。

 

ミント:防御壁?

 

コウジ:だって、こんなのデカ物と戦ってたらいくら遠く離れてるからといっても向こうに被害が及ばないとは限らんし。

 

コウジは親指でナッツハウス側を指して言った。

 

レモネード:そのコウジのいう防御壁って、津波で出来るんですか?

 

コウジ:ああ、ウチの手順が合ってれば頑丈で強い防御壁が出来るよ。

 

と言うと右手を氷に変えた。

 

ミント:なるほど。波を凍らして氷の壁を作るのね!

 

コウジ:そういうこった!でも、ちょいと待ってな~。もうちと大きくなってから!

 

ルージュ:いや…もうちょっとって……充分大きいんですけど……!?  

 

ルージュが必死の形相で波を見ていた。その波はもう既に100メートルを超えていた。

 

コワイナー&ブンビー:コワイナ~… 

 

巨大な津波を見てブンビーもコワイナーと身を寄せ合いながらぶるぶる震えている。だが河合に至っては普通にペットボトルのお茶を飲みながらその津波を眺めていた。

 

河合:結構ものすごい波の量ですね。 

 

ブンビー:て!何普通に茶を飲んでんだ! 

 

河合:あ、ちょっと喉が渇いてたもので… 飲みます?

 

ブンビー:通るか、そんなもん! 

 

その光景はナッツハウス側でも確認出来る。

 

シロップ:な、なんかヤバくないか? 

 

ココ:のぞみたちなら大丈夫だろう。

 

ナッツ:まあ、コウジがやったことだからな。何か策があるんだろう。

 

シロップ:お前ら…、何でそんな冷静でいられんだ?  ❔

 

高波はその後も次第に大きくなるとともにだんだん原っぱ側へと近づいてきた。その距離は約2メートルだ。

 

ローズ:もういい加減いいでしょ!あの波もうヤバくなってるから! 

 

コウジ:そうだな。もうそろそろいっか!氷河時代アイス・エイジ!

 

そういうとコウジは冷気を纏った氷を高波の中央部分に放った。

 

❄パキパキパキパキ………

 

氷は糸状に伸び波の所まで届いた。すると波は、氷に触れた瞬間に凍り付いた。その後も凍結は続き、範囲は湖全体まで及んだ。

 

コウジ:よし!第一段階成功だ!

 

ブンビー:巨大津波が凍った…!?

 

ドリームたちは一瞬の出来事に唖然としていた。

 

レモネード:す、すごい……!まるで氷の彫刻のようです! 

 

ナッツハウスの側にいるココたちもこれには驚いている。

 

シロップ:波が全部凍った…!?

 

ココ:いや、波だけじゃない。湖全体が凍ってるんだ。

 

ナッツ:なるほど。コウジの考えはそういうことだったのか。

 

シロップ:え?どういうことなんだ?

 

ナッツ:相手はコワイナーだ。もしここから遠く離れてたとしてもやつの攻撃などが届く恐れがある。

 

シロップ:じゃあ、それを阻止するためにあの壁を作ったって事か?

 

ナッツ:おそらくな。

 

シロップ:ふぅ~ん、でもあれじゃあ俺たち何も見えないぞ?

 

ナッツ:そこはコウジがなんとかするだろう。

 

ナッツは氷の壁の方を見て言った。

 

コウジはキュアブルームの能力で宙に浮くと、氷の壁の上部分に手を触れた。

 

コウジ:モアモア硬度100%! 

 

そう言い放つとコウジは一度氷の壁から一旦離れる。そして一度硬度を確かめるために壁に獣厳を叩き込んでみる。

 

コウジ:獣厳! 

 

 ドゴン!

 

しかし氷の壁はびくともしなかった。

 

コウジ:よし!大丈夫だな。

 

コウジは氷の硬度を確認すると地上に降りた。

 

ドリーム:今、何してたの?

 

コウジ:ああ、氷の硬度をダイヤモンド並みに高めたんだ。

 

ドリーム:硬度?

 

アクア:硬さのことよ。

 

コウジ:まあ、念のためにな。たしかにこれだけでも結構丈夫なんだが、こいつのようなやつと思う存分やりあうにはどんな衝撃でも耐えられるようにしなければならない。

 

ミント:だから氷を強化させたのね。

 

コウジ:オフコース! ✨ 

 

レモネード:で、ちなみになんの能力を使ったんですか?

 

コウジ:ああ、モアモアの実だよ。この能力はあらゆるものの大きさやステータスを通常の状態から最大100倍までパワーアップさせることが出来る。

 

ドリーム:100倍まで?すっご~い!そんな能力もあるんだ。

 

コウジ:まあ、悪魔の実に不可能はねぇからな!

 

レモネード:なるほど。「悪魔の実に不可能はない」ですか。名言いただきました!

 

ローズ:まあ、たしかにこれのおかげでココ様たちの方に被害が出る事はないけどさぁ……

 

ドリーム:どうしたのローズ?何か問題でもあるの?

 

ローズ:あるわよ!だってこれじゃあ、ココ様やナッツ様が私たちの勇姿見せられないじゃない!

 

レモネード:あ、たしかにナッツハウスにいる人たちにとったら、これじゃあこっち側の様子が見れませんね。

 

コウジ:大~丈夫!心配しなさんなって!

 

そう言うとコウジはハナハナの実とイロイロの実の呪文を唱えた。

 

コウジ:千紫万紅ミル・フルール!

 

すると地面から巨大な腕が2本現れた。

 

ドリーム:うわっ!おっきい~!! 

 

レモネード:この能力って大きさも自在に変えられるんですね。

 

コウジ:まあな。まあこれ、500本の腕の集合体なんだがな。

 

さらに巨大な手からスプレーを取り出すと氷の壁に吹きかけた。すると氷の壁は透けて見えなくなった。

 

ドリーム:壁が消えちゃった! 

 

コウジ:いや、消えてねぇよ。ただ目に見えなくなっただけだ。

 

ブンビーは凍った湖の中に入り、手を前に出してみる。するとその手に何か壁のようなものが当たった。

 

ブンビー:あ、本当だ。たしかに壁はちゃんとある。

 

コウジ:イロイロの実。特殊なカラースプレーであらゆるものに色付けすることが出来る能力。このスプレーからはイメージ通りの色を出すことが出来るから、カモフラージュとかに使えるんだ。

 

レモネード:なるほど!それを使って氷の壁を透明にしたって訳ですか。

 

コウジ:そういうこった!よし、これで防御壁の完成だ!

 

そう言ってコウジはハナハナの実の能力を解いた。

 

ナッツ:どうやら防御壁が完成したみたいだな。

 

シロップ:やっと始まるのか。結構時間がかかったな。

 

ココ:でもこれで安心して見れるからいいんじゃないかな?

 

ブンビー:では、さっそく始めるとするか。コワイナー!

 

コワイナー:コワイナ~!

 

ブンビーの呼びかけにコワイナーはドリームたちの前に出た。

 

ローズ:ふぅ~!  これでやっと戦えるわね。

 

ルージュ:コウジがいきなり防御壁なんて作るから結構時間空いちゃったしね。

 

ミント:でもその分、ナッツさんたちが安心して見られるからいいんじゃないかしら?

 

ドリーム:そうだね。それじゃあみんな、気を引き締めて行くよ!

 

ルージュ&レモネード&ミント&アクア&ミルキィローズ:Yes!

 

コワイナーは無数の枝を伸ばしてドリームたち6人に襲いかかるが、彼女らは散らばりながらそれを素早く回避した。ルージュとアクアは必殺技を放った。

 

ルージュ:プリキュア・ファイヤーストライク!

 

アクア:プリキュア・サファイアアロー!

 

ルージュが放った炎のボールとアクアが放った水の矢が命中する。

 

ドリーム&ローズ:やあああぁぁぁ~!

 

 ドカッ!

 

その隙にドリームとミルキィローズはコワイナーにダブルキックを放つ。コワイナーは大きくよろめき転倒した。

 

レモネード:やりました! 

 

コウジは防御壁の側でプリキュア5たちの戦いぶりを写輪眼で観戦していた。

 

コウジ:(ルージュは火で、アクアは水か…。まあ、属性は思った通りだな。)

 

 

 

 

シロップ:あいつら、結構気合い入ってるな。

 

ナッツ:まあ、おそらくコウジにいいところを見せようと張り切ってるんだろう。

 

ココ:いいぞ!みんな、がんばれ!

 

 

 

 

コワイナーは起き上がると頭から葉っぱをマシンガンのように放った。

 

ミント:プリキュア・エメラルドソーサー!

 

ミントは緑色の盾を出してコワイナーの攻撃を防ぐ。

 

コウジ:(あれって植物系のバリアなのか?なんか違うような気が…。「安らぎの緑の大地」ってゆーから植物でも操るのかと思ったんだが、そうじゃねぇみてぇだな。)

 

レモネード:プリキュア・プリズムチェーン!

 

その後背後からレモネードが光の鎖でコワイナーの頭を巻き付け引っ張り、体を大きくのけ反らせる。

 

コウジ(プリズムチェーン…光の鎖か…。あの鎖2本でセットなのか?ウチの能力と組み合わせれば何かに使えるかもな。)

 

ドリーム:プリキュア・シューティングスター!

 

その隙を狙ったドリームの必殺技はコワイナーの体に命中した。ドリームの必殺技の衝撃で辺りに土煙が舞う。

 

コウジ:(ドリームは突撃系か……他のみたいな攻撃パターンとは別物だな。)

 

河合:いやぁ、しかしあの6人は本当にすごいですね。 

 

ブンビー:だろ?私がどれだけ彼女たちの強さに泣かされてきたか…。 

 

ブンビーと河合は防御壁のあるすぐ側でコウジがドルドルの能力で作った蝋の椅子に座り仲良くお茶を飲んでいた。その隣の席にはコウジがちゃっかり座っている。

 

コウジ:でも河合は一般人なんだからナッツハウス側で待ってればいいのに。

 

河合:僕もそうしたいのは山々なんですが、あなたがいきなり防御壁を作ったもんですから、道を閉ざされてて…。 

 

コウジ:あぁ…、ほうなん?そりゃ悪かったな。  まあ、ドアドアの実を使えばナッツハウスの方に移動出来るが…。

 

ブンビー:ドアドアの実…。ドアの能力か…。

 

河合:んじゃあ、出来るっていうんなら是非。

 

ブンビー:でも、いいのか?せっかくドリームたちが戦っているのに。

 

コウジ:あぁ、問題ねぇよ!本体はそこで見てるから。 

 

そう言ってコウジは指を差した。見てみるともう一人のコウジが真剣な眼差しでプリキュア5の戦いぶりを観戦していた。

 

ブンビー:こ、コウジがもう一人!?(・Д・;)

 

コウジ:影分身の術だ。

 

ブンビー:影分身…まるで忍者みたいだな。

 

河合:そういえばたしか、忍術も使えるようなことを小耳にはさんだような…?

 

コウジ:ああ、使えるよ!なんせあらゆる技を身に付けることがウチの趣味だからな!

 

ブンビー:なるほどな。それじゃあとりあえずお前はナッツハウスに戻った方がいい。何しろこういう戦闘ってのは何が起こるかわからないからな。

 

河合:はい、わかりました。ではお言葉に甘えて。

 

その後、河合はエアドアを通じてナッツハウスへと戻って行った。

 

 

 

 

 

 

コワイナー:コワイナ~!

 

コワイナーは立ち上がり態勢を整えると2本の前足を上げ、そのまま思いっ切り地面を突き刺すように踏みつけた。その瞬間、地面から何か触手のような植物が何本か生えてきた。

 

ドリーム:うわぁ!! 

 

レモネード:きゃあ!! 

 

ドリームとレモネードは突然出てきた植物に当たり、吹っ飛ばされる。そこをルージュとミントが2人を受け止めた。

 

ミント:大丈夫?

 

レモネード:はい、ありがとうございます! 

 

ルージュ:それにしてもあれは…?

 

見ると謎の植物はコワイナーの周りを覆い尽くすかのように生えていた。

 

アクア:あれは、たぶん木の根ね。

 

ドリーム:木の根?

 

ローズ:ほら、あれを見て?

 

レモネード:あ!コワイナーの足が地面に埋まってます!

 

ルージュ:なるほど。だからこれだけの根を操ってるのね!

 

ドリーム:でも、あれだと自分で動くことは出来そうさそうだね。

 

アクア:だから木の根で対抗しているんだわ。

 

ルージュ:守りが完璧ってことね…。

 

ローズ:私の技なら何とかいけるけど、あんなに覆い尽くされてるとどこに本人がいるかわからないわね…。

 

ミント:それなら私に任せて!プリキュア・エメラルドソーサー!

 

ミントは緑の円盤を作り出すと無雑作に群がる木の根に向けて放った。

 

コウジ:はぁ~ん、あれってそんなことも出来んのか…! 

 

コウジはミントの必殺技に感心しながら口に手を当て何かを考える仕草をした。

 

木の根は緑の円盤によって刈り取られ、コワイナーの姿が露わとなった。

 

ルージュ:よし!姿が見えた。

 

だが、切られた所から木の根がまた再生していき、またコワイナーの姿が隠れてしまった。

 

レモネード:あ、また隠れちゃっいました!

 

すると次の瞬間、生い茂った木の根の中から葉っぱが真上に発射された。葉っぱは放物線を描きプリキュア5たちの頭上目掛けてまるでマシンガンのように降りかかって来た。

 

プリキュア5&ローズ:きゃあ!!  

 

ドリームたちは直撃は免れたものの葉っぱが地面にぶつかった衝撃で吹っ飛ばされた。ドリームとルージュは木に、レモネードとミントは地面に、アクアとローズは茂みにとそれぞれの壁に叩きつけられる。

 

アクア:くっ…、攻撃も徹底してるようね…。

 

ドリーム:それなら…、これで!プリキュア・シューティングスター!

 

ドリームはコワイナーより高くジャンプすると自身の必殺技でコワイナーの上を狙って突撃する。だが木の根に塞がれてしまい軽くあしらわれてしまう。

 

ルージュ:上からの攻撃も徹底済みってわけか…。

 

レモネード:これでは八方ふさがりですね…。 

 

ドリームたちはコワイナーの完璧すぎる攻防に苦戦していた。

 

分身:あのコワイナーもなかなかやるなぁ!単純な体の構造してんのにあんな技もあるなんてな。 

 

ブンビー:ああいう怪物は時々予測不可能な行動を取ることもあるからな。まあ、見た目に限らないっていうやつ?

 

分身:なるほどね。でもウチだったらこうするかな?まず、地面や壁をまるでプールのように泳ぐことが出来る・スイスイの実で地面に潜り、そこからそのプリキュア・シューティングスターという技で仕留める。

 

ブンビー:ほう、スイスイの実ね…。でもあれって地面から生えてるものだからさすがにそれでも無理な方だとは思うんだが?

 

分身:あぁ、それはたぶん大丈夫だろう!

 

ブンビー:なんでそう思うんだ?

 

分身:う~ん…、なんていうか一か八かの賭けというやつ?ほら、自然系の能力を使えばダメージ受けなくても済むし…。他にもあのシューティングスターだとかファイヤーストライクだとか、あれをうまく改良することが出来ればいけるかも知れないしさ!

 

ブンビー:ふ~ん…。君も結構考えてるんだなぁ。

 

分身:まあな。あ、そうだ。ブンビーってさ、プリキュア5と結構対戦したって聞いてたんだが…。

 

ブンビー:ああ、そうだよ。もう、かれこれ2年くらいになるかな?

 

分身: え!?に、2年!? ‼️ あいつら2年もプリキュアやってんのか!?

 

ブンビー:ああ、そうだよ!だがミルキィローズだけは最近だったかな?

 

分身:あぁ、たしか本人自身も一応プリキュアの枠に入ってるって言ってたな…。まあ、戦隊もんでいうとシルバー的な存在ってことか…。

 

ブンビー:まあ、そんなもんだな!プリキュア5全体で行う合体技もあるし。

 

分身:何!?  (゜Д゜;)⁉️ 合体技もあんのか!?

 

ブンビー:ああ!前は蝶のメカのようなものに5人で乗って突っ込むという技だったんだが、今は5人の力で薔薇を操るという技になっていてな…。

 

分身コウジは思う………。

 

 

 

プリキュアってやっぱスゲェ~!✨(◎▽◎)✨

 

 

 

 

分身:なるほどなぁ…。だとするとなんだかこの戦いだけじゃもの足らない気がするな!

 

ブンビー:物足らない…?

 

分身:ウチがここに来たのはプリキュアの技を全て覚えることだからな。

 

ブンビー:全てか…。あ、てことはプリキュアの合体技とかもものにする気なのか?

 

分身:ああ、もちろんそのつもりだ。そこでだ!この写輪眼であんたの記憶を通じてプリキュアたちの技を得たいんだが…。

 

ブンビー:私の記憶を…?あぁ、たしかコウジは人の記憶からでも技を会得できんだったな。

 

分身:ああ、だがドリームたちは今戦ってるし、ココたちは向こうの方にいる他この事知らんし…。

 

ブンビー:なるほどねぇ。なら私で良ければいくらでも力になりますよ!

 

分身:本当か?  そんじゃ、早速!

 

分身コウジは写輪眼をブンビーの瞳に合わせ、記憶を覗いた。

 

レモネード:プリキュア・プリズムチェーン!

 

ミント:プリキュア・エメラルドソーサー!(2連発)

 

ルージュ:プリキュア・ファイヤーストライク!(5連発)

 

アクア:プリキュア・サファイアアロー!(5連発)

 

ドリーム:プリキュア・シューティングスター!

 

ローズ:やあっ!! 

 

その一方、ドリームたちはコワイナーの鉄壁戦法に手こずっていた。邪魔な木の根を必殺技やパンチ、キックなどをして払い除けてはいるが、いくら払っても元に戻ってしまう。

 

  ドカカカッ!

 

ドリーム&アクア:あぁっ!? 

 

レモネード&ミント:きゃあ!? 

 

それどころか木の根に攻撃をすればするほど上から容赦なく襲いかかる葉っぱの量も増していき、安易に近寄る事が出来ない。

 

シロップ:なんか苦戦しているみたいだな。

 

ナッツ:ああ、あの地面から出てくるあれをなんとかしないとな。

 

ナッツハウス側にいるココたちもドリームたちの戦況を真剣な顔つきで見守っていた。

 

ココ:今はドリームたちを信じよう!

 

河合:そうですね!プリキュアたちなら大丈夫ですもんね!

 

シロップ:おわぁっ!?   お前、いつの間に!?

 

シロップは紙コップに入ったアップルティーを飲みながら、隣の席にちゃっかり座っている河合に驚いた。

 

ココ:君はたしかコウジたちと原っぱに行ってたはず……。

 

河合:はい、今さっきコウジの能力でここに戻って来たんです。

 

シロップ:そ、そうなのか?

 

河合:ええ。あ、でもコウジといっても影分身の方ですけどね。

 

ココ:影分身…?あぁ、そういえばたしか、コウジは忍術も使えるんだっけ?

 

河合:はい。ちなみに今、その影分身は我が社長と何か話してますけどね。

 

 

 

 

 

 

分身:これでよし!

 

ブンビー:もういいのか?

 

分身:あぁ、もう充分だ。んで、あんた前、ナイトメアの上司だったんだね。

 

ブンビー:ああ。あの時は自分の地位に溺れて天狗になってたからな。

 

コウジ:だろうな。その頃の部下に対するあんたの態度、見てて最悪だったからな。

 

ブンビー:いやぁ、お恥ずかしい…!  だが、ナイトメアのメンバーたちが次々とプリキュアに倒されてからはその責任として部署解散させられ、私の地位も一気に下がってしまったんだ。そこからはもう地獄の始まりみたいなものだよ。あんだけ仲の良かった同僚からは冷たくあしらわれ、上司からは雑用扱い。まあ、自業自得なんだけどね。

 

分身:でも、いい薬になったろ?

 

ブンビー:ああ、これからは部下と協力していくつもりだ。

 

分身:ふふっ、そうか! 

 

ローズ:邪悪な力を包み込む、バラの吹雪を咲かせましょう! ミルキィローズ・ブリザード!

 

ミルキィローズはミルキィパレットを構え、青い花の吹雪を放った。青い花の吹雪はコワイナーの周りを覆っている木の根全体に巨大な青い薔薇の形に降り積もるとそれとともに光となって砕け散った。

 

レモネード:やった! 

 

ローズ:ふふっ!   当然でしょ?

 

コウジ:こりゃスゲェ技だな。これをうまく使えれば敵を一掃することも出来そうだな。

 

ドリーム:やったぁ!  コウジ、見てくれた?これが私たちの実力ちから…

 

アクア:おかしいわね…。

 

ドリーム:え?

 

アクア:あの根っこはコワイナーの体の一部だったはずよ?コワイナーをやっつけたなら、その根っこも同時に消えているはずよ。

 

レモネード:そう言われてみればそうですね。

 

レモネードがそう言った瞬間、浄化された所からまた木の根が再生されていった。

 

ミント:あ、また木の根が!

 

ローズ:一体どういうことなの…?

 

ルージュ:ねえ、あれ見て?

 

ルージュが何かに気付き、指で指す。見てみると、さっきよりも倍近い量の木の根が生えていた。しかもその範囲はなんと東京ドーム並みだった。

 

ドリーム:木の根っこがあんなに!? ❗

 

すると取り囲んでいた木の根が開き、その中の奥からコワイナーが現れた。

 

コワイナー:コワイナ~!

 

レモネード:あ、コワイナーがあんなところに!

 

ルージュ:随分と奥にいるのね。

 

ミント:どうやらローズの技で浄化したのは木の根の一部だったみたいね。

 

コワイナー:コワイナ~! 

 

コワイナーは木の枝を手のように振りながら木の根の中へと消えていった。

 

ローズ:あ~!あいつ私のこと馬鹿にしてる!許せない!  

 

レモネード:まあまあ…。 

 

アクア:だけどここからどうするかが問題ね。

 

ルージュ:そうですね。

 

アクアとルージュは森のように生い茂る木の根を見つめていた。

 

ドリーム:こうなったら当たって砕けろだ!けって~い!

 

ルージュ:え?あ、当たって砕けろ!?  

 

プリキュアのメンバーたちはドリームの突然の思いつきに驚く。

 

ドリーム:そ!攻撃してもまた生えてくるんだったら、ここをコワイナーの所まで突き進むの! 

 

ローズ:突き進むって、無茶言わないでよ!コワイナーがどこだかわからないのに突き進んだって無駄の体力使うだけよ!

 

ドリーム:大丈夫!私たち6人がいればなんとかなるなるだよ!  それにコウジも見てることだし、ここで私たちが立ち止まっているわけにはいかないでしょ?

 

ルージュ:ハァ~…、   まったく、この子は言い出したら聞かないんだから…。

 

ミント:ふふっ、ドリームらしいわね。

 

アクア:ええ、そうね。でもそうするしか方法がなさそうね。

 

レモネード:でもコウジはあそこでブンビーさんと何か話してますよ?

 

見ると湖の側に仲良く席に座り、ブンビーと話しているコウジの姿があった。

 

ドリーム:あ、本当だ。

 

ミント:なんか楽しそうね。

 

ルージュ:全く、私たちの戦いぶりを見たい言ったのはどこのどいつかしらね?

 

そうルージュが呆れているとその後ろからコウジがひょっこり現れた。

 

コウジ:いや、ウチはここにいるけど?

 

ルージュ:って、うわぁ~!? (◎Д◎;)

 

アクア:こ、コウジが2人!? 

 

ドリーム:え?え?えぇ!? 

 

ローズ:い、一体どういうことなの!? 

 

ドリームたちは突然の出来事に唖然していた。

 

コウジ:いや、どういうこともなにもあれウチの影分身だし。

 

ルージュ:え?影分身? 

 

コウジ:ウチ、忍者の世界にも行ったことあるから忍術も使えんだ。

 

ドリーム:へぇ~、そうなんだ。

 

コウジ:ちなみに影分身が消えるとその影分身の経験値がウチ経験値となんだ。

 

そう言うとコウジは両手で印を結ぶ。すると影分身は煙となって消えた。

 

ブンビー:えっ!?あ、いや、ちょっとあの!?

 

突然、分身コウジが消えたことに困惑するブンビー。

 

コウジ:なるほどね。お前らプリキュア2年もやってたんだな。

 

ドリーム:うん、そうだよ。でも何でそんなこと知ってるの?

 

コウジ:ブンビーから聞いた。

 

レモネード:えっ!?ブンビーさんから聞いたと言っても、さっきブンビーさんと話してたのは影分身体のコウジでしたよね?

 

アクア:本当に分身の情報が本体に伝わるのね。

 

コウジ:まあな。んで、あのコワイナーのことだけどよ。あいつあん中で自分の根を巧みに操って立ち位置変えてるらしいんだ。

 

ミント:根で立ち位置を?

 

アクア:でも何でわかるの?

 

コウジ:ああ、写輪眼で視たんだ。この写輪眼は技だけでなく、行動をも見極めることが出来んだ。

 

ドリーム:へぇ~、そうなんだ。

 

コウジ:まあ、あいつの体質は木だから火には弱いはずだと思うんだが…。

 

ルージュ:そうね。でもこれだと私の炎が届くかどうか…。

 

ルージュはもはや雑木林のように生い茂った木の根を見て言った。

 

コウジ:なら、上から放てば?

 

コウジは空を指して言った。

 

ルージュ:あ、そっか。うん、わかった。やってみる!

 

ルージュは早速飛び上がると、軽くコワイナーの木の根を軽く超えた。

 

ルージュ:プリキュア・ファイヤーストライク!

 

そしてルージュは炎の球をマシンガンのように連続で蹴り放った。炎の球はコワイナーに覆い被さるように生い茂る木の根のもとに雨あられのように振り注いぐ。木の根は炎の球に当たった途端に燃え出した。

 

ルージュ:やあぁぁぁ~!!

 

その後もルージュは上空から炎の球を放ち続けた。やがて木の根は焼き尽くされ、コワイナーの姿が露となった。

 

ドリーム:よし、やった! 

 

ルージュは笑みを浮かべた。だが喜んだのも束の間、コワイナーは上空にいるルージュに頭の木の葉を浴びせた。

 

ルージュ:うわぁ!? 

 

ドリーム:ルージュ!?

 

ルージュはコワイナーの攻撃をまともに受け、落下した。それをドリームが受け止める。

 

ドリーム:大丈夫?

 

ルージュ:ありがとう。

 

レモネード:あ!あれを見てください!

 

レモネードの声に気づき、見てみるとせっかく焼き払った木の根がまた茨のような雑木林に戻っていった。

 

ドリーム:あ、また木の根が!?

 

ローズ:どうやら木の根を取り除いたとしても本体をどうにかしないといけないようね。

 

ルージュ:でもあの根っこを取り除く方法がわかったことだし、あの木の葉に気を付けてさえいればなんとかなるわね。

 

アクア:なら私たちはその後の事をやるからルージュ、頼むわね。

 

ルージュ:OK!任せて下さい。

 

ルージュはまた上空に飛び上がると木の根が燃え尽きるまでファイヤーストライクを数発放った。するとその直後、コワイナーはルージュに木の葉攻撃を仕掛けた。

 

ミント:プリキュア・エメラルドソーサー!

 

だがそれをミントがルージュの前に出ると緑の防壁を作り、コワイナーの攻撃を防ぐ。

 

コワイナー:コワイナ~!?

 

 ドカカカ!

 

コワイナーがミントに気を取られている瞬間、アクアはサファイアアローをいくつか放った。コワイナーは不意打ちを食らうと辺りを見回す。

 

ドリーム:やあっ!

 

 ドカッ!

 

その隙にドリームがコワイナーの背中にドロップキックを放った。コワイナーは振り向くが、その直後にレモネードにプリズムチェーンで頭を後ろに引っ張られ、体を固定された。コワイナーにとってはプリキュア5の攻撃により自分の根にエネルギーを送るどころではなくなっていた。

 

ドリーム:今よ、ローズ!

 

ローズ:うん!邪悪な力を包み込む、バラの吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・ブリザード!

 

コワイナーは青いバラに包み込まれて浄化されていき、元の木へと戻った。

 

ナッツ:どうやら片付いたみたいだな。

 

シロップ:ふぅ~…。一時はどうなるかと思ったぜ…。 

 

ココ:でもみんな、よくやってくれたよ!

 

ブンビー:いやぁ…、いつ見てもプリキュアってのはやっぱ強いね。

 

ブンビーは拍手しながらドリームたちの側へと歩いて来た。

 

ルージュ:でも最後はコウジがヒントを出してくれたから勝てたことだし。

 

ドリーム:そうだね。ありがとう、コウジ。 

 

コウジ:いやぁ…。まあ、ウチもお前らの技を見れて良かったよ!おかげでいくつか閃いたし。んじゃ、次はウチの番か。

 

ドリームたちは防御壁の側にある椅子に座った。

 

ミント:これって、もしかして蝋?

 

コウジ:ああ、ドルドルの実でな。蝋ってのは固めるとまるで鉄のように硬くなることもあるんだ。

 

ドリーム:へぇ~、そうなんだ。

 

ブンビー:それではコウジ、準備はいいかな?

 

コウジ:ああ、いつでもいいよ。けど、対戦相手ってさっきプリキュアが戦ったのと同じ相手かね?

 

ブンビー:え?ダメかね?

 

コウジ:う~ん…、別にダメってわけじゃねぇんだが、な~んかシンプル過ぎておもしろくねぇんだよな…。

 

ミント:コウジは海賊気質だから私たちと違うものを求めているのね。

 

ルージュ:とは言ってもね~…。ここにあるのは木とか石などという単純なものしかないわよ?

 

コウジ:でしょうね…。  しょうがねぇ、作るとするか。

 

ドリーム:え?作るって何を?

 

コウジ:決まってんじゃん!ホシイナーに取り憑かせるための人形を作るんだよ。

 

ブンビー:あぁ、なるほどね。  で、どんな人形を作るんだい?

 

コウジ:まあな、ちょっくら閃いたものがあんでな!。   パン!

 

そう言うとコウジは手を叩き始めた。すると…

 

 ポン!

 

ドリーム:あ!ビスケット!

 

ミント:たぶんあれはビスビスの実ね。

 

その後もコウジは手を叩き続け、ビスケットをいくつか出した。

 

ローズ:それにしてもあの能力不思議ね。手を叩くたびにどんどんビスケットが増えるなんて。

 

ドリーム:なんか歌にあったね!   ~ポケットの中にはビスケットが1つ、叩いてみるたびビスケットは増える って! 

 

ルージュ:いや、歌詞間違ってるわよ…。  「叩いてみるたびビスケットは増える」じゃなくて「ポケットを叩くとビスケットは2つ」よ。

 

ドリーム:あり?そうだったっけ? 

 

アクア:それにしてもあのビスケット、どうするつもりかしら?

 

コウジ:まあ、こんなもんかな?

 

今度は2拍子ごとに手を叩き出す。すると複数のビスケットが光の粒子となった。

 

ドリーム:あれ!?せっかくのビスケットが光となって消えちゃったよ!?

 

アクア:いえ、そうではないみたいね。見て。それぞれのビスケットが1つに集結しているわよ!

 

レモネード:あ、本当です。しかもなんだか人のような形になっていっています。

 

やがてその光は等身大の強面のビスケット兵となって現れた。

 

ブンビー:なんかまるで屈強な兵士みたいだな…。 

 

コウジ:そりゃあ、ビスケット兵だからな。ちなみに今、ウチが使ってる能力はビスビスの実、ビスケットを自在に操る能力なんだ。

 

ブンビー:ほぇ~……。 

 

さらにコウジはチョコチョコの実とアメアメの実の能力でチョコの盾と飴の剣を作るとビスケット兵に投げ渡す。ビスケット兵はコウジが投げた盾と剣を受け取った。

 

ブンビー:動いた!?  

 

コウジ:そりゃあ動くよ!ビスケットを操るくらいだもん、人形くらいロボットのように動かせるくらい可能だよ。

 

ブンビー:へぇ~…。あ、そうなの?

 

コウジ:よし、これで完成だ!んじゃあ、こいつをホシイナーにしてくれ!

 

ブンビー:ああ、わかった。行け、ホシイナー!

 

ブンビーはビスケット兵にホシイナーのボールを投げつけた。

 

ホシイナー:ホシイナ~!

 

するとコウジの目の前にビスケット兵に扮したホシイナーが現れた。

 

コウジ:ニヒヒヒ!  腕が鳴るぜ!

 

拳を片手で受け止め骨を鳴らしながら意気込むコウジ。

 

 

―ナッツハウス側―

 

 

河合:次はコウジの番のようですね。

 

シロップ:ああ、そうだな。けど戦う相手がまさか自作の人形とはな。

 

ココ:彼なりに何か理由があるんだろう。

 

 

―原っぱ側―

 

 

ドリーム:いよいよだね。

 

レモネード:はい、なんだかわくわくします! ✨

 

ルージュ:コウジの実力がどれ程のものなのかも見せて貰おうかしらね。

 

ブンビー:ではコウジ、準備の方は…。

 

コウジ:ああ!いつでもOKだ!

 

ブンビー:よし、では行くぞ。やれ!ホシイナー!

 

ホシイナー:ホシイナ~!

 

ホシイナーは飴の剣を構えると真っ先にコウジへと向かった。

 

コウジ:剃!

 

シュン!

 

ホシイナー:ホシ!? 

 

コウジ:プリキュア・ブラック獣厳

 

 ドゴッ!!

 

コウジは剃で間合いを詰め、手をキュアブラックに変えるとホシイナーの体に獣厳を叩き込んだ。重い一撃を受けたホシイナーは遠くの雑木林まで勢いよく飛んでいく。

 

ドリーム:すっご~い!ホシイナーをあんな遠くまで吹っ飛ばしちゃった! 

 

レモネード:はい、本当にすごい威力です!

 

ルージュ:それに攻撃を仕掛けるスピードも桁違いに速かったわね。

 

ミント:ええ、ホシイナーの間合いを詰めるのに1分も掛からない速さだったわ。

 

アクア:これがコウジの実力…。

 

ローズ:へぇ~、結構やるじゃない!

 

 

―ナッツハウス側―

 

 

シロップ:すげぇ…。あれがコウジの力なのか…。 

 

ココ:ああ、思っていたよりもすごい力だ。これならザケンナーを一撃でぶっ飛ばしたというのも頷ける。

 

 

―原っぱ側―

 

 

コウジ:ま、小手調べと行きますか。

 

仰向けに倒れているホシイナーをコウジはフッと親指を口に擦りつけるとそう呟いた。起き上がったホシイナーはものすごいスピードでコウジに向かっていき、剣を真横に振った。

 

コウジ:鉄塊!

 

コウジは鉄塊でホシイナーの攻撃をガードするが、ホシイナーの剣はコウジに当たり、コウジを大きく打ち飛ばした。

 

 ドカッ!!

 

コウジ:うがぁ!?

 

ホシイナーに飛ばされたコウジはそのまま防御壁に叩きつけられる。だがこのことでホシイナーが覇気を纏っていることがわかった。

 

コウジ:やはりな…。となれば全力でやるしかねぇな。

 

コウジは両手を覇気で硬化させると、ホシイナーに飛びかかり獣厳を繰り出す。

 

   ガツン!

 

ホシイナーはチョコの盾でコウジの攻撃を受け止める。その後もガツンガツンと激しい攻防戦が続いていた。ホシイナーの方はコウジの攻撃を盾や剣で弾き返してはいるが、少し後退していった。ドリームたちは両者の攻撃が激しくぶつかり合う度に発生する衝撃波を防ぎながら観戦している。

 

アクア:結構ものすごい攻防戦ね。

 

ミント:ええ、でもコウジの方が少し押しているわ。

 

コウジ:ブルーム!

 

コウジは少し距離を取り、腕をキュアブルームに変換させた。

 

コウジ:プリキュア・ブルーム銃乱打!

 

飛び上がり大地の精霊の力を使った無数の連続パンチを放った。

 

      ドカカカカカ……

 

ホシイナーも負けじと盾でガードするが少し後退する。

 

コウジ:ブラック! プリキュア・ブラック回転銃ライフル!

 

コウジは腕をキュアブラックに変えると、捻りながら後方へと伸ばす。そしてゴムの反動で高速回転しながら戻ってきた拳を盾に叩きつけた。

 

   バコーン!

 

あまりの衝撃にホシイナーは後ろによろめき、仰向けに倒れた。

 

コウジ:よし、今だ!ブラック!イーグレット!

 

コウジは両手をキュアブラックに、足をキュアイーグレットに変えた。イーグレットの能力で大ジャンプすると、ホシイナーの姿が小さくなるまで飛び上がった。

 

ドリーム:うわぁ~、もうあんな所まで飛んでっちゃった! 

 

ルージュ:飛翔力の高いキュアイーグレットの能力を使ったからね。

 

ローズ:でもあんなに高く飛んで何をするつもりなのかしら?

 

コウジ:ギア3!

 

コウジは息を大きく吸い込むと双方の親指を噛み、両手を風船のように膨らませる。

 

ルージュ:手が巨大化!?

 

さらに息を吸い込み体を膨らませると、そのまま体をツイスト状に捻った。さらに体を下に向け、腹に溜まった息をジェット噴射のように一気に吹くと、コウジの体は勢いよく回転しながらホシイナーへと向かっていった。

 

コウジ:プリキュア・巨人のギガントブラック流星群メテオーラ!

 

コウジは巨大な連続パンチを繰り出した。上空からは巨大な拳がまるで流星群が降り注ぐような勢いで地面を巻き込みながらいくつものパンチを打ち込んでいく。

 

      ズドドドド………

 

ホシイナーは仰向けの状態のまま打ち込まれたため、身動きが取れずそのままもぐらたたきのようにタコ殴りにされる。

 

コウジ:オラオラオラオラ………!

 

        ドドドドドド………

 

ドリーム:あ、あぁ……。 

 

レモネード:なんだかものすごい攻撃ですね…。  

 

ミント:そうね。なんだか地球の最期って感じがするわ。

 

ルージュ:いやいや、地球の最期って……。  もうちょっと増しな例え方ないですか!? 

 

ローズ:にしても、こんな技放たれたらいくら私たちでもひとたまりもないわね。 

 

ブンビー:いや~…本当、戦わないでおいて良かった~!  

 

コウジ:オラオラオラオラ………!

 

          ドドドドドド………

 

その後も巨大パンチでの連続攻撃は続く。しばらくすると今度は片足を天高く伸ばした。腕の中にある空気が体内を通り片足へと移り、巨大な足となった。ちなみにこの時の足はキュアホワイトの足になっている。

 

コウジ:プリキュア・巨人のギガントホワイト戦斧アックス!

 

  ズーン!

 

そして空高く掲げた足をまるで斧のように一気に振り下ろした。ホシイナーは巨大なかかとをまともに受け、そのまま地中に埋もれる。

 

 

―ナッツハウス側―

 

 

シロップ:あいつ、やっぱすげぇな…!

 

河合:はい。スピードといい攻撃といい、どれも桁違いな力を持っていますよね。

 

ナッツ:だがコウジはあの悪魔の実の能力による多彩な能力をそれぞれ組み合わせたて戦う、トリッキーな戦法が得意のようだな。

 

シロップ:でもコウジはその能力だけじゃないんじゃ?他にもたしか…、覇気や忍術、剣術、射撃、あと…

 

ココ:あと各世界から会得した技もそうだったよね。

 

シロップ:あ、そうそう、それだ!  だけどたしか1週間くらいで覚えたとか言ってたけど、あのキュアブラックやキュアブラックの力を使っているのを見ると、どうも1週間もかけて覚えたとは思えないな。

 

ココ:たぶんだけど、その1週間っていうのは一つ一つの世界における各全ての技のことなんじゃないかな?

 

シロップ:一つ一つの世界における…!?

 

ナッツ:コウジがあの時俺たち見せた「写輪眼」というあの瞳め。あれは相手の技を瞬時に見極め、コピーすることが出来るらしいんだ。

 

シロップ:え?お前、写輪眼のこと知ってたのか?

 

ナッツ:まあ、前にパルミエで読んだことがあったからな。ただ、どうやらあいつはただ者ではなさそうだ。

 

シロップ:いや、どうやらって……。(-_-;)そんなのあれを見れば誰だってそう思うだろ?あのホシイナーをプリキュアでもないのに素手で軽く殴り飛ばしたりだとか、手足をでかくしたりだとか……とてもじゃねぇけどあいつが繰り出す技はどう見たってごく普通じゃ出来ねぇ代物ばかりだぜ?

 

ナッツ:いや、俺が言ってるのはそこじゃない。ただ…

 

ココ:つまり彼は何か底知れない力を持つ存在ってことだよね。

 

ナッツ:ココ、お前もわかるのか?

 

ココ:うん。まあ、なんとなくだけどね。 

 

シロップ:そうか?俺には何も感じないけど…。 ❔

 

 

 

―一方、原っぱ側では…

 

 

 

ホシイナー:ホシイナ~!

 

ホシイナーは地面から力強く飛び出した。その様子は未だにダメージを食らってないかのようだった。だがそれを見ていたコウジはニヤリと笑う。

 

コウジ:ニシシシシ!そうこなくっちゃな!  よっしゃ!んじゃ、本番いくか!

 

ドリーム:へ?本番? 

 

レモネード:え?今、本番って言いませんでしたか?

 

コウジ:ああ、言ったけど?

 

ドリーム:え?じゃあ、さっきのは本気じゃなかったってこと?

 

コウジ:いや、本気だよ?だけどウチに取ってみたらこんなもんウォーミングアップぐらいにしかなんねぇよ。

 

ルージュ:え?あ、あれでウォーミングアップなの……? 

 

コウジ:それにお前らの技まだ披露してねぇだろ。

 

ミント:あ、言われてみればたしかにそうね…。

 

ローズ:でも、そうは言っといて「もったいぶってる割にはまだ出来てない」なんてことがあるんじゃないでしょうね?

 

コウジ:いや、それはねぇよ!

 

ローズ:さぁ、どうかしらね?

 

コウジは思った………

 

 

 

 

こいつ、結構Sなんだな…。 

 

 

 

 

コウジ:ふぅ~…。  仕方ねぇな。だがこれだけは言わせておく……

 

 

 

ウチをナメんなよ?❇

 

 

 

 

コウジはくるみに凄みを効かせる。

 

ローズ:あら?それじゃ、お手並み拝見といこうかしら?

 

ローズも負けじとコウジをにらみ返した。

 

 

 〰️❇〰️  バチバチ!

 

 

両者ともに視線がぶつかり火花が散る。

 

ミント:なんだかおもしろい展開になってきたわね!

 

ルージュ:へ!?え、ええ、まぁ……。 

 

コウジ:んじゃ、さっそく行きますか!ルージュ!

 

コウジは腕と足をルージュに変えると両腕を交差した。

 

コウジ:プリキュア・ファイヤーストライク!

 

コウジはその炎の球体を力強く蹴りはなつ。

 

ドリーム:あ! ❗

 

コウジが放った炎の球体はチョコの盾に着弾する。

 

ローズ:あれもルージュの技なら簡単に壊せるけど、まさかそのためにビスケット人形を作ったとかじゃないわよね…?

 

ドリーム:でもビスケットって火で溶けるかな?

 

ローズ:う~ん……、たしかに…それはないわね。(-_-;)

 

一方、コウジは変形したホシイナーの盾を眺めていた。

 

コウジ:もうちょっとか…。んじゃ、ちょっとあれ使うとするか。ピンキーキャッシュ装着セット!

 

そう叫びコウジは右腕をタッチする。すると右手首に赤いブレスレットが現れた。

 

ドリーム:ねぇ、あれって…。 6m

 

アクア:まさか…ピンキーキャッシュ!? 

 

さらにピンキーキャッシュを軽く叩くと、中からはルージュ専用武器アイテム・ルージュタクトが出現した。コウジはそれを手に取ると前に構えた。

 

ルージュ:え!?ル、ルージュタクト!?  

 

コウジ:いくぜ!純情乙女の炎の力受けてみろ!プリキュア・ルージュバーニング!

 

コウジはルージュタクトの先から飛び出した炎の蝶を打ち出す。炎の蝶は一直線に飛んでいく。

 

 ドッカ~ン!

 

炎の蝶は盾を意図も簡単に貫通し、ホシイナーにダメージを与えた。

 

レモネード:なんだか懐かしい技ですね。

 

ルージュ:そうね。でもこれ前のやつだから今は出来ないわよ?

 

ドリーム:そうだよね。こんなのどこで覚えたんだろう?

 

ブンビー:おそらく私の記憶からだろう。

 

ミント:記憶から?

 

ブンビー:ああ。コウジにお前たちが2年ぐらいやっていることを少し話したら、彼聞き入っちゃってね。

 

レモネード:あ、そういえばさっきコウジからブンビーさんからそのようなことを聞いたって言ってましたね。

 

ブンビー:それで今日はプリキュアの技を全て覚える気でいるからって言って、写輪眼で…

 

アクア:それで前のやつの技が使えたっていうことなのね。

 

ドリーム:へぇ~。じゃあコウジは、私たちの技を全部覚えたってこと?

 

ブンビー:うん、そのように言ってたな。それとあとお前たちの必殺技を見ててなんかちょっと閃いたとかなんか言ってたな…。

 

ローズ:閃いた?

 

コウジ:プリキュア・ボンバーストライク!

 

ローズ:え?

 

ローズはコウジの言葉が一瞬気になり、ふと彼の方を見た。するとそこにはコウジはファイヤーストライクを放っている姿があった。

 

ローズ:なんだ、ただの普通のファイヤーストライクじゃな…

 

 

 ドーン!

 

 

 

ローズ:へ? 

 

ローズの目は点になり呆然とした。蹴り放たれたファイヤーストライクはみるみるうちにふくらんでいった瞬間に、ホシイナーの目の前で大爆発を起こしたからだ。

 

レモネード:今コウジが放ったファイヤーストライク、ホシイナーの目の前で爆発しませんでした?

 

ドリーム:うん、したした!  しかもなんか火のボールが風船のように膨らんでたし!

 

ルージュ:っていうか…今なんか「プリキュア・ボ・ン・バ・ー・ストライク」って言ってた気がしたんだけど……? 

 

煙が消えるとそこには大きなクレーターが出来ておりその中にホシイナーがうつ伏せで倒れていた。炎の熱のせいで持っている武器は完全に溶けきっていて、体のビスケットはこんがりと焼かれている。

 

コウジ:う~し!結構うまくいったな!

 

ドリーム:ねぇねぇ、コウジ!今の技、何?

 

コウジ:ああ、キュアルージュのファイヤーストライクにパムパムの実を付け加えたプリキュア・ボンバーストライクだ!

 

ローズ:パムパムの実?

 

コウジ:パムパムの実、あらゆるものに触れることでなんでも破裂させることの出来る能力さ。この能力を使ってファイヤーストライクを放つことで火の球を破裂させることが出来んだ。

 

アクア:なるほどね。

 

コウジ:このように取り入れた技をウチなりにアレンジしていくことでいくつものレパートリーの技を生み出すことが出来んだ。

 

ドリーム:すっご~い!コウジってこんなのも出来るんだね!

 

コウジ:まあ、ほとんど出来上がったものってのは到底真似出来ない技もんが結構あるけど、中には本家でも真似出来るオリジナルものも結構あるから。

 

ホシイナーは体勢を立て直した途端、ダッシュで突き進む。

 

ホシイナー:ホシイナ~!

 

コウジ:ミント、ピンキーキャッシュ装着セット!

 

キュアミントの腕に変えると同時にミント色のピンキーキャッシュを装備した。ホシイナーは掴み掛かろうとするかのように飛び込んだ。

 

コウジ:プリキュア・ミントプロテクション!

 

だが、ホシイナーの攻撃は広大な緑色のバリアに阻まれ、そのまま弾かれる。

 

レモネード:あ、ミントの技です!

 

ミント:これも前の技ね。

 

コウジ:アクア!

 

コウジ:プリキュア・サファイアアロー!

 

コウジはホシイナーが今起き上がったところを水の矢を射出する。

 

 ズドン!

 

ホシイナーはガードするが水の矢に当たる。

 

コウジ:よっしゃ!いくぜ!プリキュア・シューティングスター!

 

キュアドリームの能力を発動し、ピンクの光を身に纏うと流れ星のような形でホシイナーへと突っ込んだ。

 

 ドーン!

 

ドリーム:よし、決まった! 

 

レモネード:はい!しかもドリームの技で! 

 

ドリームとレモネードはまるで自分たちがやったかのように喜んだ。

 

ルージュ:それにしても本当すごいものだよね。私たちの技を一目見ただけであんなにあっさり使い熟せるだなんて…。 

 

ローズ:本当ね。しかもピンキーキャッシュの時の技まで完璧にマスターしてるだけでなく、それらの技を自身の能力と組み合わせることであんなに桁外れの技が作り出せるなんて…。もうすごいていうか…すごすぎるわよ!

 

ルージュとローズもコウジの力のすごさに舌を巻いた。

 

アクア:でも彼のあの様子じゃ、まだみたいね。

 

ドリーム・レモネード・ルージュ・ローズ:え? ❔

 

見てみるとそのコウジは真剣な眼差しで立ち上っている煙を見つめていた。すると中から剣と盾を持ったホシイナーが出てきた。

 

コウジ:やはりか…!

 

ドリーム: うそ!?そんな!?さっき今、コウジがシューティングスターで決めたはずなのに! 

 

レモネード:というかあのホシイナー、いつの間にか武器復活してません?

 

ミント:でもあの武器よく見ると彼の体と同じビスケットで出来てるわね?

 

コウジ:どうりで何か硬いもんに当たったなと思ったわけだ。おそらく自分で生み出したのだろうな。

 

ローズ:どういうこと!?

 

コウジ:ビスビスの実から作られたビスケット兵は自分の分身みたいなものだから、彼ら自身もビスビスの能力を使用することが出来んだ。

 

ルージュ:なるほどね。だから武器がビスケットになってるわけね。

 

コウジ:だがビスケットにも弱点はある!アクア・ピンキーキャッシュ装着セット!

 

コウジはキュアアクアのピンキーキャッシュを装着するとキュアアクア専用アイテム・アクアリボンを取り出し構える。

 

コウジ:全身びしょ濡れにしてやんよ!岩をも砕く乙女の激流!受けてみよ!プリキュア・アクアストリーム!

 

コウジはアクアリボンから大量の水を放出する。ホシイナーは滝のような激流をに飲み込まれるような大放水を受けた。

 

ドリーム:おおっ!久々のアクアストリーム! 

 

コウジ:レモネード!プリキュア・プリズムチェーン!

 

コウジは2本の光の鎖をそれぞれの手から出すと片方の腕に付いている鎖を鞭のように振るう。

 

コウジ:うぉぉぅりゃ~っ!!

 

 ボゴッ!

 

ホシイナー:ホシイナ!?

 

その瞬間、鎖の鞭がホシイナーの盾に当たり、盾は一瞬にして粉々になった。

 

ドリーム:すごい!?盾が一瞬で粉々に!?

 

ローズ:なるほど!アクアストリームを使ったはこれのためだったのね!

 

ドリーム:え?どういうこと?

 

アクア:ビスケットは元々小麦粉を焼いて出来たものだから、水分を含むとふやけて柔らかくなる性質があるのよ。

 

ドリーム:へぇ~、そうだったんだ!

 

コウジ:たぁっ!とりゃぁっ!

 

その後もコウジは2本の鎖の鞭を巧みに振るって手や足を攻撃する。ビスケットが水でふやけていたため、手や足に鎖攻撃を受け、粉々に粉砕された。足をやられたホシイナーは前のめりに倒れる。

 

ルージュ:でもなんか斬新な使い方してるわね。

 

ドリーム:私もレモネードが使うプリズムチェーンって拘束技とかそれを使った投げ技とかがほとんどだったしね。

 

レモネード:言われてみるとたしかにそうですね。でも改めて見るとなんだかプリズムチェーンの新たな使い道が見つけられたような気がします!

 

コウジは手足をやられて動けなくなったホシイナーの前に立っていた。

 

コウジ:よし!それじゃあ、トドメと行くか!

 

そう言って呪文を唱えようと手を構えるが…。

 

コウジ:う~ん…待てよ?ここでミルキィローズの技で決めるとなると、な~んか面白味がねぇような気がすんだよな~…。  あっ! 

 

 

 

 

 

―回想―

 

 

 

 

ドリーム《5つの光に!》

 

ルージュ&レモネード&ミント&アクア《勇気を乗せて!》

 

プリキュア5《プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョン!》

 

 

 

 

―回想終了―

 

 

 

 

コウジ:ふ~ん…、あれか…。まあ、物は試しようだ!一か八かやってみっとするか! 

 

コウジは一瞬、いたずらっ子のように笑うと呪文を唱える構えをする。

 

コウジ:ドリーム!ルージュ!レモネード!ミント!アクア!

 

この時コウジは思った…………

 

 

 

うわ…… これスゲェ言いにくっ…! Ill

 

 

 

 

コウジの腕にはプリキュア5のそれぞれの色の袖が装備され、手元にはプリキュア5それぞれのキュアフルーレを合体させたスターライトフルーレが現れた。

 

ルージュ:え?え?ちょ、ちょっと待って!?え……!? 

 

ドリーム:こ、コウジが手に持ってるのって…!? 

 

レモネード:す、スターライトフルーレ!? 

 

ブンビー:い、一体…、何をするつもりなんだ!? 

 

ドリームたちはコウジが今手に持っているアイテムを見て騒ぎ立てた。その様子をチラッと見て、コウジは笑みがこぼれた。

 

コウジ:ニヒヒヒヒ!  そんじゃあ、いくか!5つの光に勇気をのせて!

 

そう唱えながらスターライトフルーレを真上に掲げる。

 

ミント:こ、このセリフって…? 

 

そしてスターライトフルーレを構えるとその背後からそれぞれのプリキュアの色に沿った5つの巨大なバラが現れる。

 

アクア:あの5つのバラは!? 

 

ローズ:そんな、まさか…!? 

 

コウジ:いくぜ!プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョン!

 

コウジはスターライトフルーレを前に突き出した。それと同時に5つのバラが発射されるとその途中で合体し、1つの巨大な虹色のバラになった。そして虹色のバラはホシイナーの真上に行くと勢いよく押しつける。

 

 ドゴーン!

 

ホシイナーのボールは砕け散り、ビスケット兵は元のサイズへと戻った。

 

コウジ:ふぅ~…。  ニヒヒヒヒ!賭けに勝った! 

 

コウジは大きなため息を吐くと得意気に笑った。

 

プリキュア5メンバー&ブンビー:あ、あぁ………。(◎Д◎;)

 

最後に決めた技を見ていたドリームたちはポカンと口を開けたままになっていた。

 

ドリーム:ぷ、プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョンが…。  

 

レモネード:出来ちゃいました…!  

 

ルージュ:あれ、私たちが5人揃わないと出来ないやつよ!? 

 

コウジ:でもブンビーの記憶から見てたんだけど、見た感じあんたら全員ほぼ同じ体勢だったんでな…。クリスタルフルーレとかファイヤーフルーレとか言う剣を一纏めにしてやれば簡単に出来ると思ってな…。まあ、これがスターライトフルーレだってのは今わかったけど…。

 

ローズ:よくそんな発想が出来るわね。 

 

コウジ:まあ、思い立ったら今すぐやる派なんでな! 

 

コウジのレインボーローズ・エクスプロージョンを見て驚いたのはプリキュアたちだけではなかった。

 

 

―ナッツハウス側―

 

 

シロップ:い、今の技って…、ドリームたちの技じゃないのか? 

 

ココ:あ、あぁ…。今の技はたしかにレインボーローズ・エクスプロージョンだったよ! 

 

ナッツ:5人の合体技をまさかたった1人でやっけのけるとはな。これはさすがに驚いた。

 

 

―原っぱ側―

 

 

コウジ:どうよ!スゲぇだろ?これがウチの力よ! ❇ 

 

ドリーム:うん!私もう見ててびっくりしちゃった! 

 

ローズ:いや、凄いも何もすごすぎよ!(-_-;)

 

コウジ:あ、あり?ウチ…、そんなにすごかったん? 

 

ルージュ:そりゃそうでしょうよ!だって出会って間もないってのに私たちの技をまさか一瞬で、しかも前回の技や合体技のレインボーローズ・エクスプロージョンまで完璧に出来るなんて思わないしょう!

 

アクア:それにプリキュアの技に悪魔の実の能力を組み合わせたオリジナル技もすごかったしね!

 

コウジ:まあ、合わせる技に関しては悪魔の実だけとは限らないけどな! 

 

ブンビー:それじゃあ、プリキュアとコウジの力比べはここまでとしてナッツハウスに帰りましょうか!

 

ドリーム:そうだね!向こうでココたちが海老・・を長くして待ってるからね!

 

ルージュ:それを言うなら「首・を長くして待ってる」でしょ!

 

ドリーム:あれ?そうだっけ?

 

ミント:ふふふ。でもこの力比べはコウジの圧勝ね!

 

ローズ:う~ん、悔しいけどそれは認めざるを得ないかもね。

 

レモネード:おっ!ローズが珍しく折れましたね!

 

ローズ:だってあんなすごいもの見せられたら、認めざるを得ないじゃない!

 

ドリーム:それじゃあさっそく、ナッツハウスに帰るぞ~!けって~い!

 

そう言って凍った湖を渡ろうと走り出すドリーム。すると…

 

 ドッシ~ン!

 

 

ドリームは見えない壁に激突する。

 

コウジ:あ…、そういや、まだ防御壁張ったまんまだった。

 

ドリーム:そうだった~…。(T◇T)

 

と、ぶつかったままズルズル崩れ落ちるドリーム。

 

ローズ:で…、結局役に立ったの?この防御壁…。 

 

コウジ:ホシイナーにすっ飛ばされた時、壁に守られたからな。まあ、役立ったと言えば…役には立てたかな?

 

レモネード:でもあの時、コウジこの壁に叩きつけられてましたよね?これ結構硬いんじゃ…。

 

コウジ:まあ、モアモアで100%パー硬くしたからな。でもウチも体を鉄並みに硬くしてたし、それになんよりウチは天神体質インペリスだから体が結構頑丈なんだ。

 

ドリーム:インペリス?

 

コウジ:まあ、そこはナッツハウスに行ってから話すよ。まずはこの防御壁をどうにかしなくちゃな!

 

そう言うとコウジはイロイロの実の能力で氷の壁の色を元に戻した。

 

コウジ:うし!そんじゃあ、行くか!プリキュア・ブラック獣厳!

 

コウジは氷の壁に武装色で硬化させたブラック獣厳を放つ。

 

 ピシッ!  ピシッ!  ピキピキピキッ!

 

すると一瞬、壁全体にヒビが入るとガラガラと音を立てながら崩れ落ちた。

 

コウジ:さあ、行くべ行くべ! 

 

ルージュ:ちょ~っと待った!!✋

 

コウジ:はい?どうしたん?

 

ルージュ:いや、どうしたもこうしたも…!?い、今の壁って普通の100倍くらいの硬さなんじゃないの!? 

 

コウジ:ああ、だからこっちも拳をモアモアの能力ちからでMAXに高めてやったんだ。

 

ルージュ:へ?そうなの? 

 

コウジ:ちなみにウチの武装色は全開すると世界最強クラスと言われてるんでな。実際パンチ一発で島を割ったことあるんで!

 

プリキュア5一同&ブンビー:え!?  

 

コウジ:まあ、他にも昨日ブルームたちが放ったツインストリーム・スプラッシュも これで粉砕したしな!  さぁ、行くべ行くべ!

 

そう言って氷の上を歩くコウジに唖然するドリームたち。

 

ブンビー:お、恐るべし…45億の男! 

 

ローズ:この人、どこまですごいのかしら…。  

 

こうしてコウジたちはココたちが待っているナッツハウスへと戻っていった。そして変身を解除するとのぞみたちは再びバーベキューを食べ始めた。

 

 

 

 

シロップ:天神インペリス?

 

コウジ:ああ、ウチはそこ出身らしいんだ。

 

ココ:天神って言ったら、全ての世界を管理している国・通称「神の国」とも呼ばれるあの伝説の聖地?

 

コウジ:ああ、伝説なんだ…。  まあ、実際あるけど…。

 

のぞみ:すっご~い!コウジって神様なんだ! 

 

くるみ:だとするとコウジはいつ海賊の世界に来たの?

 

コウジ:う~ん…3歳くらいかな?ただ、生まれてから3歳になるまで神樹で育てられて、そのままその世界へと転送させられて来たらしいんでな。

 

うらら:神樹?

 

コウジ:天神の中心にある巨大樹のことだ。神樹には絶大な力を持っていて、様々な神秘的な実をいくつも実らせるそうなんだ。

 

ナッツ:俺もパルミエの書物庫で見たことがある。たしか神樹には天神人を誕生させる「聖卵」や新たな世界を生み出す「世界の宝玉」、どんな願いも叶える「聖玉」などの実があるそうなんだ。

 

コウジ:な~んか、えらく詳しく書かれてんな…。パルミエってのは天神の側近かなんかか?  その他にも神樹には「神樹路」というのがあんだ。

 

りん:神樹路…?

 

ココ:僕もその神樹路というものについて聞いたことがあるよ。たしか世界と世界を繋げる謎の空間なんだよね?

 

コウジ:ウチ的には空間というより、扉の方が正しいような気がするんだが…。  まあ、それはいいとして…、天神人はこれを利用して様々な世界に行き来してるらしいんだ。

 

かれん:へぇ~、じゃあコウジもその神樹路を使ってここに来たのね?

 

コウジ:いや?ウチは能力使ってここに来たから神樹路使ってねぇよ?

 

かれん:あら?そうなの?

 

コウジ:たしかに神樹路でも行けるけどそれってのは「神樹の気まぐれ」と言われるくらい時々起こるものであって、普通はたまにしか現れねぇんだ。例え入れたとしても出口も曖昧だから行きたい世界に出られるかどうかわからねぇしな。まあ、今は神樹に神樹路を操る機械を取り付けてあるみたいだからタッチパネルに行きたい場所と滞在時間を設定することで自由に行き来することが出来んだけどな。

 

のぞみ:ふぅ~ん、そうなんだ。

 

コウジ:まあ、ウチの場合はあらゆる場所にドアを作り、あらゆる異次元の世界や場所を自由に行き来出来る能力・ドアドアの実や鏡を通じて行き来出来る能力・ミラミラの実とかあるから、あまり時間に急いでない時や急用でそこの世界へ向かう時はそれ使ってる。

 

うらら:それでちなみにコウジが行った世界ってどんなのなんですか?

 

コウジ:う~んと、ドラゴンボール…、トリコ…、世紀末…、大帝国劇場…、忍界…

 

コウジは指折りで数え始める。

 

かれん:へぇ~、結構色んなとこ行ってるのね。 

 

コウジ:ほぼ修行のためなんだけどな!ちなみにその機械は時間差を調整出来っから、もし行った世界が何日、何年か滞在して元の世界に戻ったとしてもほんの数分、数日しか経ってないってことも出来んだ。

 

こまち:へぇ~、なんか行きたい世界で何時間も遊べるって、なんかいいわね! 

 

くるみ:コウジ、ちょっと話題変えるけどいい?

 

コウジ:ああ、いいけど?

 

くるみ:さっきコウジの「天神だから体が結構頑丈なんだ」ってのがちょっと気になるんだけど…

 

コウジ:まあ、頑丈というより不死身が正しいかな?

 

シロップ:不死身?

 

そう言うとコウジは腕を伸ばし、テーブルの上に置いてあった肉切り包丁を手に取る。

 

りん:え?肉切り包丁で何を!? 

 

コウジ:まあ、口で言うのもなんだし、こういうのは実際やった方が早えだろ!

 

/ スパッ!!

 

 ブシュッ!!

 

そう言うとコウジは突然包丁で自身の左腕を斬り付ける。腕からは鮮血が噴き出す。

 

プリキュア5一同:!!!? 

 

のぞみ:ちょ!?コウジ何やってるの!?  

 

コウジ:まあ、見てなって!   

 

そう言うとコウジは大きく息を吸った。

 

うらら:いや、見てなって言われても腕から血がいっぱい出て…… え!? 

 

うららは何かに気付いた。コウジの腕の傷が光り出しているのだ。そしてその後、傷はみるみる小さくなっていき、そのまま跡形もなく消えた。

 

こまち:傷が消えた!? 

 

コウジ:これが天神人特有の体質だ。例えどんな傷やダメージを負ったとしても呼吸さえすれば全快出来んだ。

 

のぞみ:うわぁ~!!すっご~い!!  ねぇねぇ、今の見た!?コウジの傷、一瞬で治っちゃったんだよ!? 

 

シロップ:あ…ああ、俺も見た!だけど痛くなかったのか? 

 

くるみ:そうそう!もう腕の中心までざっくり切れてたわよ!?

 

コウジ:あぁ、いや?大丈夫よ。もう慣れてるし!

 

くるみ:え…!?慣れてる? ❔

 

コウジ:まあ、修行とかでな。よく手とか足とか切ってんだ。

 

りん:え?あ、いや…、き、切ってるって…? 

 

シロップ:そ、そういやぁ…さっき慣れた手つきで自分の腕を普通に切ってたな…。 

 

コウジ:まあ、痛みはあるけどすぐ再生するし、何度かやってれば次第に慣れてくるよ!

 

のぞみ:そういうもんなの? 

 

りん:いや、私に聞かれてもわかるわけないでしょうが!?  

 

コウジ:まぁ、この他にも100℃以上の油風呂に浸かったり、1000℃以上のマグマん中で泳いだり、体中に銃弾や矢などを数発受けたりとか……

 

シロップ:うわぁ…なんか結構いろいろすげぇ事やってんのな…… 

 

うらら:なんだかこっちまで痛く感じます…。 

 

コウジ:まあ、天神は脳が無事であれば例えどれだけダメージを負ってもさっきのように一瞬で治る。もちろん、心臓や首などの致命傷を負ってもな。だけど当然痛みもあるから、その痛みを克服しなければならねぇんだ。

 

かれん:なるほどね。痛みっていうのは体の危険信号みたいなものだけど、コウジのような体じゃ邪魔にしかならないものね。

 

のぞみ:体の危険信号?

 

かれん:そうよ。私たちの体ってケガをすると痛みが出るでしょ?あれは私たちに体の危険を知らせるサインなの。もし、そのサインを感じずにいたとしたら知らぬ間に体が重傷化、あるいは死に至ることもあるのよ。

 

うらら:へぇ~、痛みって結構重要なんですね。

 

のぞみ:私、不死身の体の人って死なないからなんか無敵みたいでいいなと思ってたけど、不死身にもちゃんと痛みっていうのがあるんだね。

 

コウジ:たしかに不死身というのは「死なない」という特徴があるけど、この「死なない」ってのは逆に不死身にとっては弱点でもあるんだ。なんせ「死なない」ってことは「楽になれない」ってことだからな。

 

こまち:だから痛みに慣れる必要があるのね。

 

ブンビー:だが、そんな地獄のような事やって苦痛にならないのかね?

 

コウジ:ああ、平気よ。ウチが子供ン時なんか地獄のような経験してるから。

 

ブンビー:子供の時に?

 

コウジ:それにウチは万能戦士を目指してるんでな! 

 

プリキュア5一同:万能戦士?

 

コウジ:ああ、そうさ!  あらゆる技を駆使しながら善良なる市民や仲間を守る戦士にな! 

 

くるみ:へぇ~、だからあらゆる世界を廻って技を会得してるのね。

 

のぞみ:なんだかまるでプリキュアみたいだね。 

 

コウジ:まあ、出来ればウチが行った他の世界も守れればいいと思ってるけどな。 

 

うらら:へぇ~、なんだか素敵ですね! 

 

コウジ:だから、あらゆる攻撃や痛みに耐えられるようにしてんだ。

 

くるみ:なんかコウジの話を聞いてると、コウジが海賊ってなんだか信じがたいわね。

 

こまち:海賊だからって全てが悪とは限らないわよ?

 

コウジ:まあ、たしかに一般市民を襲う凶悪な海賊もいるけど中にはその者たちを他の海賊や山賊などの荒くれ者から守る海賊も結構いるからな。

 

りん:へぇ~。

 

コウジ:他にも仲間も船長も音楽好きで一般市民を巻き込んで宴を披露する海賊もいれば、それぞれ違う夢を持っていてそれを追って旅する海賊もいる。

 

うらら:へぇ~、結構いろいろいるんですね。 

 

コウジ:海賊ってのは自由がモットーだかんな。自分がやりたいと思ったことをやる、そのような海賊が結構いるんだ。

 

のぞみ:自分のやりたいことをやるかぁ…。でもそれぞれの夢を追い掛ける海賊ってなんかいいね。

 

コウジ:まあ、その海賊ってのが麦わらの一味なんだけどな!

 

うらら:あ!そういえばたしかにそうですね!  たしか、ルフィは海賊王でロビンは真の歴史の本文リオ・ポーネグリフっていうのを探すこと、そしてコウジは万能戦士とワンピースひとつなぎの大秘宝ですしね!

 

コウジ:まあ、他にもゾロは世界一の大剣豪にサンジは伝説の海・オールブルーを見つけること、ウソップは勇敢なる海の戦士に、ナミは自分で見た世界の海図を描くこと、チョッパーは世界一の万能薬に、フランキーは自分の作った海賊船・サウザンドサニー号とともに世界一周すること、ブルックはラブーンというクジラの再会とかね。

 

ココ:他の仲間たちにもそれぞれ夢ってのがあるんだね。

 

のぞみ:それでゾロとかサンジとかってのは?

 

こまち:う~ん、この緑の頭の人がゾロでこの黄色い髪の人がサンジみたいね。

 

のぞみは7枚の手配書の写真を見て探していると、こまちは下の表記を見て言った。

 

コウジ:うん。こまちの言ってるとおり、こっちがゾロでこっちがサンジだ。ちなみにゾロは剣士でサンジはコックなんだ。

 

のぞみ:へぇ~、そうなんだ。

 

りん:まあ、このゾロに関しては彼の夢からしてそうだと思ったけどね。

 

うらら:このゾロっていう人の顔ってなんかイケメンで強そうですね。

 

コウジ:彼の名はロロノア・ゾロ。巷では海賊狩りのゾロと呼ばれているんだ。

 

ナッツ:海賊狩り?

 

シロップ:何で「海賊狩り」と呼ばれてんだ?

 

コウジ:ああ、これは彼が海賊になる前に付けられた名前なんだってさ。

 

のぞみ:え?海賊をやる前は何やってたの?

 

コウジ:ああ、どうも賞金稼ぎやってたらしいよ。なんか彼によるととある大剣豪を探しに海を出たんだけど帰りがわからなくなったんだとさ。それで仕方ないから賞金首のヤツを斬り倒して生活していくうちにそう呼ばれたんだっとさ。

 

うらら:ふぅ~ん、そうだったんですか。

 

くるみ:あの…、もしかしてと思うんだけど…、彼って方向音痴なんじゃ…? 

 

コウジ:オフコース! ✨ 

 

くるみ:あ…、やっぱり…? 

 

コウジ:しかも並みの方向音痴じゃないのよ!  まず方角を理解してねぇから東へ行くってなったら何故か右に行くし、北へ行くってなったら何故か高い場所に行くし、この道を真っ直ぐってなったら何故か変な所で曲がるか、何故か逆走するとかで…

 

うらら:ハ、ハハハ…。ゾロさんって極度の方向音痴だったんですね…。 

 

くるみ:でも、なんかそれ…壊滅的じゃない? 

 

りん:そうね。のぞみ以上かもね。

 

のぞみ:うっ…。(-_-;Ill) まあ…、たしかに私も方向音痴だけどそこまではひどくないかな…?

 

コウジ:ちなみに本人全くの自覚なし…。  

 

くるみ:うっわ…!それダッメダメじゃん! 

 

シロップ:なんかもしそいつに付いてったら目的地ととんでもない所連れてかれそうだな。 

 

こまち:でもその人強いんでしょ?

 

コウジ:まあな、麦わら一味の四天王の1人とも言われてるかんな。彼は3本の刀を巧みに使う三刀流の使い手だし。

 

のぞみ:三刀流!?すっご~い! 

 

りん:でもその刀3本どうやって使うんだろう?

 

うらら:そうですね。手は2つしかありませんし、もう1本は…

 

コウジ:ああ、もう1本は口に咥えて持ってんだ。まあ、やってみると…

 

コウジは席を立つと、ナッツハウスの所から一定距離離れる。

 

コウジ:ドリーム!

 

クリスタル・フルーレを取り出した直後、マシマシの実の能力でフルーレを3本に増やす。

 

のぞみ:あ!クリスタル・フルーレが3本になった! 

 

そして2本のフルーレを両手に1本ずつ持ち替え、もう1本のフルーレの柄を口に咥えるとゾロの三刀流の真似をしてみせた。

 

コウジ:まあ、こんな感じだな。

 

ブンビー:ほぅ~、そういうふうに持つのか。 

 

うらら:ちなみにコウジって仲間の技も使えるんですか?

 

コウジ:まあ、近くで何回も見てっからな。ほぼその大半は仲間の技を利用することもあんだ。ほら、さっき戦いで見せたキュアブラックとキュアホワイトのオリジナル技も元ネタがルフィの技だし。

 

りん:そういえばブラックやホワイトの能力と組み合わせてたのはルフィの能力・ゴムゴムの実の能力だったんだっけ?

 

コウジ:まぁな、ウチが能力で行う技ってほとんどその能力者のパクリ技が多いんでな。ただ、ちょいと技を弄っただけなのにその当事者に何故だか「超えてる」って言われることも多々あるんだが…。 

 

りん:いや…、ちょいと所じゃないでしょ?(-_-;) さっきコウジが披露してたあのファイヤーストライクもレインボーローズ・エクスプロージョンも私たちじゃ到底真似出来ないものに変わってたし…

 

コウジ:あら、そう?まあ、よく言われる。 ✋ まあ、ファイヤーストライクの方は認めるけどレインボーローズ・エクスプロージョンの方はただ5人をただ単にひとまとめにしただけだからパワーとしてはお前らとは大して変わらないと思うべ?まあ、エキストリーム・ルミナリオに関してはどうやろうか模索中なんだがな。一応は考えてはあるけど…。

 

こまち:エキストリーム・ルミナリオってたしか、ブラックたちの技よね?

 

うらら:あ、はい。たしかブラックとホワイトとルミナスの合体技ですよね?

 

かれん:それ、なぎさたちには披露したの?

 

コウジ:いや、その時はあんま自信なかったためやんなかった。

 

のぞみ:へぇ~、じゃあ、それちょっと見せてもらってもいいかな?

 

コウジ:え?今? 

 

のぞみ:うんうん! 

 

りん:ちょっと、のぞみ!コウジに無理言わないの!今、コウジはゾロって人の技の再現しようとしてるのよ?

 

のぞみ:でもでも、せっかく考えてあるって言うし!どんなのか見てみたいじゃ~ん!

 

かれん:まあ、のぞみの気持ちもわからなくはないけど、それはまた全員揃ってからでもいいんじゃないかしら?

 

くるみ:そうよ。それに、その技はまだ当の本人たちも知らないのよ?私たちが先に知っちゃったら彼女たちに申し訳が立たないじゃない!

 

のぞみ:あぁ、そっか。それもそうだね。じゃあまた今度にするよ。

 

コウジ:そっか。それじゃあ…!

 

そう言うとコウジはフルーレを構える。

 

コウジ:鬼斬り!

 

コウジは2本のフルーレを交差させるとダッシュとともに勢いよく振り、空を切り裂いた。その周りには風圧が伴う。

 

プリキュア5一同:おぉーっ! ✨

 

うらら:すごい迫力です!

 

コウジ:こいつはゾロの技の1つ「鬼斬り」だ。

 

のぞみ:おにぎり? ❔ 

 

のぞみの頭におにぎりが思い浮かぶ。

 

コウジ:「鬼斬り」だ。鬼を斬ると書くんだ。まあ、キュアルージュのファイヤー・フルーレだったら「焼鬼斬り」が出来るわな。

 

のぞみ:焼おにぎり?

 

りん:炎の剣で鬼斬りやるから「焼鬼斬り」ってわけね。

 

コウジ:オフコース! ✨ 

 

ココ:へぇ~、なんだか語呂合わせみたいでおもしろい技名だな。

 

こまち:他にも何かあるの?

 

コウジ:そうだなぁ。うん、こんなのがある!

 

そう言うとコウジは再びのぞみたちから離れるとフルーレを構えた。

 

コウジ:三刀流!龍巻き!

 

そして2本のフルーレを広げるとそのまま高速回転し始めた。

 

 ゴオオオォォォ!

 

するとコウジの周りに風が纏い大きな旋風が巻き起こった。その周りには砂埃が吹き荒れる。

 

のぞみ:うわぁっ!!

 

りん:すごい威力ね。

 

竜巻の影響でナッツハウスの方に強風に煽られるのぞみたちは少し怯みながらもその様子を見ていた。

 

するとその時、クリスタルフルーレの剣先の光が強く発光し、竜巻がピンク色に染まり輝き出す。

 

シロップ:竜巻がピンク色に!? 

 

ナッツ:おそらくクリスタルフルーレの光が強くなったのだろう。

 

うらら:でもなんか綺麗です! 

 

しばらくして、コウジが動きを止めると、それと同時に竜巻も消えた。

 

コウジ:ふぅ~…。  ま、こんなもんかな?

 

のぞみ:すっご~い!こんなのも放てるんだ!しかもピンク色で綺麗だったよ!

 

コウジ:そりゃ、これで放てばピンク色に輝くよ。

 

のぞみ:あ、そっか。

 

コウジ:でもまあ、フルーレこれらをいくつか組み合わせればの技が何通りか出来そうだ。あ、そうだ!今の技は「プリキュア・クリスタルトルネード」って名付けよう!

 

のぞみ:プリキュア・クリスタルトルネードか、うん!いい名前だね!じゃあ、それにけって~い! ☝

 

 

コウジはナッツハウスに戻ると次の話題に入った。

 

コウジ:んじゃ、次はサンジだ。

 

かれん:サンジって人はたしかコックなのよね?

 

コウジ:ああ、彼はかつて海上レストランってとこで副料理長勤めてたからな。料理の腕は一流さ。

 

のぞみ:へぇ~、そうなんだ。私もその人の料理食べてみたいな~。 

 

コウジ:まあ、のぞみたちみたいなプリキュアたちなら喜んで出してくれるかもな。

 

りん:喜んで?

 

コウジ:あいつは無類の女好きなんだ。一度美女見つけてはすぐにハイテンションで口説きまくるんだ。

 

りん:へ、へぇ~…そうなんだ。 

 

コウジ:しかも女だけにはスッゲぇ優しいし。

 

ブンビー:女だけには?男にはあんまり優しくないのか?

 

コウジ:そりゃあもう!料理の時だってさ、相手が女の時は豪華なパフェとかステーキとか出すのに対し逆に男だった時は普通の粗茶しか出さなかったりとか、女の頼みだけを一方的に聞くとか。

 

シロップ:えこひいきハンパないな……。 

 

くるみ:女の頼みって例えばどんなこと?

 

コウジ:まあ、買い物の荷物運びとか船番とかかな?本人も「恋の奴隷だ」とか「男ならレディーの頼み事を進んでやるもんだ」とか言ってるからお前らの頼みもたぶん喜んでやってくれんじゃねぇか?

 

りん:恋の奴隷か…。なんだか暑苦しそうな人ね。

 

くるみ:でも何でも頼み事を進んでやってくれるなんて頼もしいじゃない!誰かさんみたいに人の頼み事をイヤイヤやる人とは大違い!

 

シロップ:ちょっと待てミルク!それってまさか俺のことなのか!?

 

くるみ:さぁてねぇ?

 

河合:それでサンジさんの武器はどういったものなんですか?

 

コウジ:サンジの武器は足、つまりキック力なんだ。そのため彼は「黒足のサンジ」と呼ばれてんだ。まあ、キック力はキュアブラック並み…いやそれ以上かな…?結構すげぇぞ!

 

りん:ふぅ~ん。

 

うらら:あ、この子なんかかわいいです!  

 

こまち:そうね。あ!ガイコツもいるわね。 

 

りん:ガ、ガイコツ!? 

 

コウジ:ああ、いるよ。ちなみにこっちのガイコツの方はブルックでこっちのトナカイがチョッパーなんだ。

 

うらら:え?トナカイなんですか? 

 

コウジ:ああ、そうだよ。名はトニー・トニー・チョッパー。船医を勤めてる。

 

かれん:船医ってことは彼はお医者さんということね?

 

のぞみ:へぇ~、トナカイのお医者さんか~。

 

くるみ:でもこのチョッパーって妖精なの?

 

コウジ:いや、もともとは普通の野生のトナカイなんだ。だけどヒトヒトの実を食ったことによって人間トナカイとなったんだ。

 

くるみ:へぇ~、そうなの。

 

コウジ:うん、だから人語もそうだけど人としての生活も出来んだ。

 

くるみ:ふぅ~ん。でもこの子強いの?

 

コウジ:ああ、まあな。彼は動物系だからそれなりに強いよ。まあ、ペットとして見られてるからそれぐらいの額しかねぇけどな。しかも彼の異名「わたあめ大好きチョッパー」だし。

 

のぞみ:へぇ~、わたあめ大好きチョッパーか。なんかかわいくていいなぁ~。 

 

こまち:こちらのアフロのガイコツさんは?

 

コウジ:ああ、そいつは鼻歌のブルック。ヨミヨミの実の能力者なんだ。

 

シロップ:ヨミヨミの実?

 

コウジ:ヨミヨミの実、死んだ後に1度だけ蘇ることが出来る能力なんだ。

 

かれん:そんな能力もあるのね。

 

のぞみ:でも何で1度だけなの?

 

コウジ:ああ、この能力は死後に発揮する能力でな。1回死ななきゃ能力を発動することは出来ねぇんだ。

 

のぞみ:へぇ~。

 

コウジ:ちなみにこの能力で蘇ると霊魂だけでも生きられるようになるんだ。

 

りん&こまち:れ、霊魂…!? /✨(◎▽◎)✨

 

コウジ:ああ。

 

するとコウジの口から緑色の霊体がヒュ~ドロドロ!と出てきた。

 

コウジ:このようにな!

 

 

 

りん:ヒェャアアァァァ~~!! 

 

 

 

 

コウジの霊体を見たりんは思わずのぞみの後ろへと隠れた。

 

うらら:うわっ!幽体離脱しました! 

 

コウジ:どうよ!スゲぇだろ? 

 

くるみ:その能力って死なないと使えないのよね?コウジは天神だから死なないんじゃ…?

 

コウジ:いや、天神にだって弱点はあるよ。胴体や顔をやられても死ぬことはねぇんだが、逆に脳をやられると完全に死に至ってしまうんだ。

 

くるみ:ふぅ~ん、いわゆるそこが天神にとって唯一の心臓みたいなものなのね。

 

コウジ:そういうこった!そのためなのかダイヤモンド並みに硬い頑丈な頭蓋骨に守られてんだ。だから大抵弾丸や刃なんかをまともに食らったとしてもかすり傷程度で済むんだ。

 

のぞみ:へぇ~、天神の頭って結構頑丈なんだね!

 

ブンビー:だが、その頑丈な頭でもやられたのならそいつは相当強いんじゃ?

 

コウジ:まあ、ウチを殺ったやつは銃を扱う海兵でそいつはどうも武装色の覇気が結構強かったみたいなんだ。けど、あの時はウチ自身もわかってたし。

 

ブンビー:ん?わかってた? 

 

コウジ:それにさっき言った覇気や悪魔の実の能力の他にも魚人空手や六式といった超人的で強力な技がいくつもあるから別にそんなやつがいたとしても不思議じゃない。

 

ナッツ:そういえば、コウジは神樹の中で育てられた直後にその世界に送られたんだったな。

 

コウジ:ああ。けどまあ、神樹の気まぐれでそうなったらしいけどな。

 

かれん:じゃあ、要するにその世界に生まれたのも同然ってことになるわね。

 

コウジ:ああ。まあ、ONE PIECEあそこには能力者の他にも魚人や巨人族などと言った変わった人種も数多くいるからここ最近までずっと気にしてなかったんだけどな。あの時までは…。

 

りん:あの時…?(・_・?)

 

コウジ:うん…。まあ…、とある出来事で挫折したことがあってな。まあ、その前にも何度か挫折はしてるけど…。ただ、その出来事のせいでウチは本気で自分は何者なのか悩んでたことがあってな。それでその時にウチと同じ体質を持った女やつに会って、その時に初めてウチが天神人だっていうことを知ったんだ。

 

のぞみ:ふぅ~ん、そんなことがあったんだ。(・_・)

 

うらら:コウジにもいろいろ辛いことがあったんですね。

 

コウジ:そりゃあ、長いこと生きてればそうなるさ!んじゃ、仲間のブルックの話に戻るとするか。結構脱線しちまったし…。

 

りん:あの…、その前に、お願いがあるんだけど……。 

 

コウジ:ん?何だ?

 

りん:いい加減その姿でいるのやめてくれない? 

 

コウジ:え?あ!❗ 

 

りんの指摘により自分が霊魂姿でいることに気付くコウジ。

 

コウジ:いやぁ~、結構話し込んでたから忘れてたわ~!  でも、っていうかこれ、怖いん? 

 

のぞみ:う~ん…。緑色でゆらゆらしてるけど形がそのまんまだから別に怖くはないかな?

 

りん:あ~、もういいから!早くとっとと元に戻ってよ!  

 

コウジ:ったく!しょうがねぇな…。  

 

そう言うとコウジは深く息を吸った。するとコウジの霊魂がオレンジ色に輝くと同時にコウジの肉体が生成されていき、元のコウジの姿へと戻った。

 

コウジ:ふぅ~…。  これでいいか?

 

うらら:コウジの体が完全復活しました! 

 

こまち:しかも身に付けてる服も見事に再生されてるわ! 

 

のぞみたちは地面へと降り立ったコウジの体をあちこち触り始めた。

 

コウジ:そりゃあ、素っ裸で元に戻るわけにはいかないでしょ!まあ、ここまでするのに時間はかかったけどな…。まあ、この能力のおかげで完璧な不死身になったがな!アハハハハハハ! 

 

うらら:その不死身というのもコウジの強さの1つなんですね。

 

コウジ:まあ、そういうこったな!んじゃさっそくブルックの話に…

 

 

 

りん:ちょっと待った!!✋

 

 

 

 

コウジ:ん?まだ何か?

 

りん:「まだ何か?」じゃないでしょう!これどうすんのよ!?

 

りんは死体のように横たわる魂の抜け殻を指摘した。

 

コウジ:ん?あぁ、まあ、そうだな…。ああ、そこにバーベキューコンロあるからバーベキューにして…  

 

りん: アホか!んなもん食うか!っていうか食べさせないでよ! 

 

コウジ:でもウチ非常食として食ってるけど?

 

ナッツ:非常食?主食とかではないのか?

 

りん:は?え?いや、何言ってんの? 

 

コウジ:いや、それは何かのお祝いか非常食の時しか食わねぇよ。たしかにそれ専門のレストランはあるけど。

 

ナッツ:へぇ~、そうなのか。

 

りん: い、いやいやいやいやいやいや!?今、さらっと流してるけど、納得するところじゃないでしょうよ、そこ!!え?何?自分の肉を何だって!? 

 

コウジ:え?いや、まあ、だから、自分で腕や足を包丁かなんかで寸断して料理として出すという。

 

シロップ:え?天神人のやつらって自分の肉を食べてんのか!? 

 

コウジ:まあ、大半はね。

 

かれん:おそらく彼らは不死身だから非常食としては最適なのかも知れないわね。

 

りん:あぁ…、いや、あの、かれんさん?冷静に分析するとこですか?そこ。  

 

うらら:だからあの時、包丁で自分の腕を簡単にすっぱり切れたんですね。私だったらたぶん怖くて出来ないです…。

 

りん: いや、むしろやっちゃダメでしょ!!不死身じゃないんだから!! 

 

のぞみ:ねぇねぇ!そのお肉っておいしいの? 

 

りん:え?いや、ちょっとあんた、食べる気!? 

 

コウジ:そりゃもちろん!なんだったら食う?

 

そう言って包丁を持つコウジ。

 

りん: いらんわ!そんなもん! 

 

こまち:ねぇ、さっきそれ専門のレストランがあるって聞いたんだけど? ✨

 

りん:あの…、こまちさん?何聞いてんすか?ってか、何すか?そのメモ帳? 

 

コウジ:ああ、あるよ。天神人の腕ンプラとか天神人の肝臓レバニラとか、天神人の目玉揚げとか…

 

りん:いちいちメニュー言わなくていいから!バーベキューがまずくなるでしょ! 

 

コウジ:調理場とかもすげぇべ!作る側と食材側に分かれててな…

 

 

 

りん:だから…  バーベキューまずくなるからやめろっつって…言ってんでしょうが!!!!  ドカ~ン!

 

 

 

 

のぞみ:あ、田中邦衛だ。

 

うらら:田中邦衛ですね。

 

りん:もういい加減その話はナシ! 

 

こまち:えぇ~!?もう少しくらいいいじゃない!!   

 

りん:ダメです!もうキリがありませんから!その死体みたいなやつも片付けて!

 

コウジ:ったく…。   しょうがねぇな、もう…。

 

そうぶつくさいいながらヤミヤミの実で闇を放ち、魂の抜け殻を消した。その様子を何やら寂しそうに見つめるこまち。

 

りん:はい!とっとと次の話題に行くわよ!え~っと、次はブルックの話だっけ?

 

のぞみ:でも、ブルックってガイコツなんじゃ?

 

のぞみはりんにブルックの手配書を見せて言った。

 

りん:うぐっ…!∑(-_-;) あ~…、もういいわ…。乗りかかった船なんだし、お化けが怖いからって話を途中やめることなんて出来ないんだし…。

 

こうして話はブルックの話に戻る。

 

コウジ:こいつは「鼻唄のブルック」麦わらの一味の音楽家なんだ。

 

のぞみ:へぇ~、音楽家なんだ。ブルックは何弾けるの?

 

コウジ:う~ん…、バイオリン、ピアノ、ギターにフルート…まあ、なんでも。

 

うらら:へぇ~、いろいろ出来るんですね! 

 

コウジ:音楽家だからね。他にも剣術も長けてるから彼の武器は仕込み杖と音楽なんだ。ただ、スケベ癖があってな。女の人を見掛けると「パンツ見せて貰ってもよろしいですか?」って言ってよくナンパするんだ。

 

のぞみ:へぇ~、そうなんだ。

 

くるみ:なんだかセクハラ染みたナンパの仕方ね。そんなので成功するの?

 

コウジ:いや、だいたい逃げられるかシバかれる。

 

くるみ:でしょうね…。 

 

コウジ:まあでも、懲りずによくやるけどね。 

 

くるみ:そんなのでよく捕まらないわね。  

 

コウジ:そりゃあ、捕まるも何も海賊だからね。

 

くるみ:あ、そっか…。 

 

コウジ:まあ、気は優しくて紳士的なんだけどな。

 

のぞみ:ねぇねぇ、この人の夢はどういうの?

 

コウジ:ああ、こいつの夢は世界を1周した後、かつての仲間であるクジラにもう一度再開することなんだ。

 

かれん:クジラ?

 

コウジ:ああ、名はラブーンというんだ。そいつは音楽好きでブルックによく懐いてたんだってさ。

 

のぞみ:へぇ~、で、そのラブーンっていうクジラは今どうしてるの?

 

コウジ:ああ、今は双子岬っていう所で待っているんだ。

 

シロップ:双子岬?

 

コウジ:偉大なる航路グランドラインに入ってすぐの所にある岬のこと。

 

コウジはのぞみたちにブルックから聞いたラブーンというクジラと彼が当時いた海賊・ルンバー海賊団に纏わるエピソードを聞かせた。

 

かれん:へぇ~。じゃあそのラブーンっていうクジラはまだその双子岬の所で待っているんのね。

 

コウジ:ああ、ウチが見たときはもう山のようになってたよ。

 

うらら:ぐすっ…、私もう泣けて来ちゃいました!50年経ってもず~っと待ち続けているなんてえらいです…! 

 

うららはブルックとラブーンのエピソードに感極まっていた。だがそれ以上に感極まくっている人もいた。

 

ブンビー:!ぐすっ… う゛んう゛ん!ぼんどうに゛いいお゛話ばな゛じだね゛~(T^T) ズビッ!  チ~ン!

 

シロップ&くるみ:汚きったなっ…!  Ill

 

こまち:会えるといいわね。そのラブーンに。

 

コウジ:さて、お次はフランキーだ。フランキーは麦わらの一味の船大工でウチらの海賊船「サウザンドサニー号」の創始者なんだ。

 

りん:へぇ~、コウジたちの船、サウザンドサニー号っていうんだ。

 

うらら:なんだかかっこいい名前ですね。

 

コウジ:まあ、中もすげぇよ?芝生の甲板にダイニングキッチン、アクアリウムバー、大浴場、ブランコに滑り台…

 

こまち:へぇ~、いろいろあるのね。

 

コウジ:ああ、そうだよ。釣った魚を大きな生け簀に入れることで水族館のように鑑賞することが出来んだ。

 

かれん:へぇ~。

 

コウジ:他にもソルジャードックシステムっていうのもあってな。

 

のぞみ:ソルジャードックシステム?何それ?

 

コウジ:ソルジャードックシステムってのはサニー号の巡航を補助する小船などを円滑に運用するための設備のことなんだ。

 

かれん:つまり、小舟を収納する格納庫みたいなものなのね。

 

うらら:へぇ~、で、その小舟ってのはどんなものなんですか?

 

コウジ:え~っと、今あるのは潜水艦とウェイバーと4人ボートの3つだな。

 

のぞみ:え?潜水艦もあるの? 

 

コウジ:ああ。まあ、小型なんだけどな。名はシャークサブマージ3号っていうんだ。まあ、船の他にもパドルや特設プールなども置いてあるんだ。

 

のぞみ:プールもあるの?すっご~い! 

 

くるみ:まるでクルージングの客船みたいな船なのね。

 

コウジ:まあな。だけどサウザンドサニー号のすごさはそれだけじゃねぇぜ?

 

りん:まだ何かあるの?

 

コウジ:ああ。実はあの海賊船、空飛べんだ。

 

りん:え?と、飛べんの!?

 

コウジ:ああ!「風来クード・バースト」と言ってな!

 

うらら:空飛ぶ海賊船かぁ…。なんかピーターパンみたいですごいです! 

 

コウジ:まあ、船の後ろからのジェット噴射の勢いで飛んでるだけだから飛距離は約1㎞程なんだけどな。ちなみに燃料はコーラ3樽だ。

 

くるみ:え?コーラ!?コーラで飛ぶの!?  

 

コウジ:ああ、ちなみにパドルの動力源もコーラなんだ。

 

シロップ:何でコーラなんだ?

 

コウジ:たぶん、製作者がコーラ好きだから?

 

シロップ:あ…、そ、そうなのか…。 

 

こまち:でもそんな夢のような船を造れるなんてすごい船大工なのね。

 

くるみ:いや、船大工の域超えてるわよ…!飛行機のように空を飛ぶ船なんて普通作れないわよ…! 

 

コウジ:そりゃな、自分の体をも改造するくらいだから、機械や兵器の開発・改造もお手のものだろう。

 

かれん:え?自分の体をもって…?

 

コウジ:ああ、彼は体に様々な武器を仕込んだ全身サイボーグ人間なんだ。だからこいつの異名は「鉄人サイボーグフランキー」と呼ばれてんだ。

 

くるみ:へ、へぇ~…、結構色んな人たちがいるのね…。 

 

のぞみ:どんな武器仕込んでるの?

 

コウジ:え~っと鋼鉄の体に右の腕には鎖付きのロケットパンチ、左にはマシンガンとバズーカ、んで口からは火炎放射と釘が出てくる仕様に。

 

りん:へぇ~、なんだかロボットみたいだね。 

 

コウジ:まあ、彼もルフィと同じロマンなどのイカしたもの好きだからね。ちなみに燃料はコーラ瓶3本。

 

りん:あぁ…、やっぱ燃料はコーラなのね…。 

 

くるみ:でもたしかにそう見えるわね。このフランキーって人なんだか暴走族のような顔してるもの。

 

コウジ:まあな、ちなみにフランキーの服装スタイルは常に海パンとアロハシャツだけなんだ。

 

シロップ:海パンとアロハシャツだけ?冬でもか? 

 

コウジ:ああ。

 

うらら:寒くないんですか?

 

コウジ:さあな。そいつが言うにはその格好スタイルが正装なんだってさ。まあ、なんせフランキーは変態・・をこよなく愛する男だからな。

 

りん:変態をこよなく愛する男…? 

 

コウジ:彼は変態であることに誇りを持ってんだ。だから自分のことを変態呼ばわりされると何故か照れるんだ。

 

くるみ:ふぅ~ん…、結構変わってるわねその人。( ¬_¬)

 

のぞみ:でもなんかおもしろそうでいいじゃん! 

 

ココ:コウジたちの仲間って結構個性豊かな人たちが多いみたいだね。

 

コウジ:まあ、ウチの船長が選んだ仲間だからな。けどプリキュアのお前らも結構個性強い方だと思うべ?

 

のぞみ:え?そうかな?(・_・?)

 

りん:ん…、まあ、たしかに強いっちゃあ、強いかもね…? 

 

うらら:でも私たち長いことずっと仲良くやってますよね!

 

コウジ:まあ、ウチが思うにこまちはロビンと気が合うかも知れんな。

 

こまち:え?私と?

 

コウジ:うん、ロビンは読書好きで例えどんな生き物にも普通に扱えるから。

 

のぞみ:生き物ってのは犬や猫とか?

 

コウジ:それもそうだけど、それの他にトラやライオンなどの猛獣もゴキブリやムカデなどの虫も幽霊やゾンビといったお化けとかも普通に仲良く接することが出来んだ。

 

シロップ:なんかそいつある意味すげぇな…。 

 

かれん:まあ、たしかにこまちとは気が会いそうな気がするわね。 

 

コウジ:のぞみの場合はやっぱルフィかな?

 

のぞみ:あ~…、やっぱり? 

 

うらら:じゃあ、りんさんは誰と気が会うんですかね?

 

りん:私?私か…。

 

のぞみ:りんちゃんはフットサルやってるし、料理も上手だからサンジだとか!

 

りん:う~ん…サンジかぁ…。でもナンパ癖あるんでしょ?他の女にも手を出すこともあるんじゃ…?

 

コウジ:まあ、ないこともないがそこは大丈夫だろう!サンジはどんな女でも完璧に接せるから。まあ、ツッコミ方からするとナミか…ウソップかな?

 

りん:ナミとウソップって…これのこと?

 

りんは9枚の手配書の中からナミとウソップの手配書を探し出してコウジに見せた。

 

コウジ:ああ、そうだ。あ、そういえばまだそいつらの紹介はまだしてなかったな。んじゃ、まずはナミからだ。ナミは麦わらの一味の航海士。好きな物は蜜柑とお金。

 

のぞみ:へぇ~、蜜柑が好きなんだ。りんちゃんと一緒だね!

 

りん:いやまあ、あたしが好きなのはオ・レ・ン・ジ・ジ・ュ・ー・ス・なんだけどね…。 

 

コウジ:いや…オレンジでも同おんなじだと思うんだが…。  でもまあ、ナミもオレンジジュース好きよ?まあ、その他にも苦手なものもお化けとか蜘蛛とかだから、さっきのりんのように怖がったり、避けたりすることも多々ある。まあただ、金が絡むとそういうのがガラッと変わるけどな。

 

ナッツ:そういえば彼女は蜜柑とお金が好きなんだったな。

 

コウジ:ああ、まあ…、どっちかっていうと金好きっていうのが理に適ってるかな?だから報酬とか払えば、例えどんな頼み事であっても容易く引き受けてくれる事あんだ。

 

のぞみ:頼み事って例えばどんな?

 

コウジ:どんな?どんなっつーと…まあ、掃除や料理だったりとか、あと水着写真撮影だったりとか…

 

うらら:なるほど。たしかにスタイル抜群ですもんね!

 

かれん:で、報酬ってどれくらいなのかしら?

 

コウジ:ん~…  ざっとで言うと5000~10万Bベリーくらいかな?

 

シロップ: 高っ!! 

 

かれん:あら、結構安いのね。

 

りん:いや、あの…、安いと思うのはかれんさんだけだと思いますよ?(;-_-)

 

コウジ:あと他にもスリラーバーグとか危険なエリアに行くってなったときも普段は怖がって行く気が全くないのに対し、そこにお宝があるってなると怖いことなんかそっちのけで行く気満々になることもあんだ。

 

くるみ:結構現金な人なのね…。  

 

コウジ:まあな。  んじゃ、最後はこいつだ!

 

そういうとコウジはウソップの手配書をテーブルの上に差し出す。

 

こまち:この人はたしかウソップっていうんだったわよね。

 

うらら:なんだかピノキオみたいな人です! 

 

コウジ:こいつの名はウソップ、麦わらの一味の狙撃手なんだ。

 

ブンビー:狙撃手ってことは射撃が得意なのか。

 

コウジ:ああ。だから彼はパチンコを使って戦う事が多い。まあ、パチンコの他にも銃や大砲などの飛び道具全般扱えるけどな。

 

のぞみ:え?パチンコって…大人たちがよくやってるあれ?

 

ココ:いや、そのパ・チ・ン・コ・じゃなくて、コウジがいうパチンコっていうのはYの形をした棹にゴム紐を引っかけて物を弓矢のように飛ばす武器のことだよ。

 

のぞみ:へぇ~、そうなんだ。

 

コウジ:他にも彼は図画工作が得意なんだ。だから絵とかも結構上手いし、パチンコに使うオリジナルの弾とかの武器や小道具なんかも作ることがあんだ。

 

のぞみ:へぇ~、ウソップって結構手先が器用なんだね。りんちゃんと同じ! 

 

りん:え?あ、あたし? 

 

のぞみ:だって、料理も出来るし、アクセサリーも作れるし、スポーツ万能だし。あとよくツッコむ!

 

りん:いや…、最後のやつ関係ないでしょ!✋ 

 

コウジ:まあ、ウソップも何事にもよくツッコんでるわな!りんと同じくらいに。

 

りん:へ?そうなの? 

 

コウジ:ただ、彼はうそつきでな。よくホラ自伝を自慢気に語ることが多いんだ。

 

くるみ:あぁ、そうなの。まあ、名前からといい顔といいそんな感じだろうと思ってたけど。

 

コウジ:まあ、よく何かと自慢すんだが、その8割がほぼ嘘だからどれが本物なのか蓋を開けてみるまでわからねぇ事があんでな。 

 

くるみ:ふぅ~ん、でもそんなホラばっかり話してて「オオカミ少年」みたいなことになったりしないの?

 

コウジ:オオカミ少年?

 

くるみ:「狼が来た!狼が来た!」って毎回毎回嘘を吐いてたら本当に狼が来て誰にも信じてもらえずに食べられちゃう話。

 

コウジ:へぇ~、ん~…でも、それに似たような話あったな。

 

くるみ:え?あんの?

 

コウジ:うん、これはまだウチが一味に入っていなかった頃に聞いた話なんだけども、ウソップは昔、毎日毎日「海賊が来た!海賊が来た!」って村中にほら吹き回ってたんだってさ。

 

くるみ:へぇ~。

 

こまち:なんだかオオカミ少年の海賊バージョンって感じね。

 

かれん:村の人たちは彼に対してどう反応してたの?

 

コウジ:いや、村の人たちはほぼ無反応だってさ。

 

りん:もう既に嘘だってバレてんのね…。 

 

コウジ:まあな。中にはそれを鶏代わりにしてた人もいたらしいけど。

 

シロップ:鶏代わりって、朝から嘘を吐き回ってたってのか? 

 

コウジ:どうもそうらしいよ?でもある日のこと、村にある屋敷の執事が実は海賊で、その屋敷の娘の命を狙っていることを知ってしまうんだ。

 

のぞみ: 執事が!?何で!? 

 

かれん:おそらく財産目的で計画してたかも知れないわね。

 

コウジ:それを知ったウソップは村の人たちやその娘にその事を知らせようとするんだけど毎日毎日ホラ吹き回ってたために誰も相手にしてくれなかったんだってさ。

 

くるみ:まあ、それはしょうがないわね。自業自得ってやつよ。  

 

コウジ:でもウソップは諦めなかったんだってさ。んで、この一件のケリを付けるためにそこにたまたま島に居合わせていたルフィたちと手組んでその海賊を追い払ったんだってさ。

 

のぞみ:え?ってことはそのお屋敷の娘さんは無事守れたってこと?

 

コウジ:ああ。まあ、その際中にウソップの言っていることが本当だってことがわかったらしくて彼に謝ったらしいけどな。

 

のぞみ:そうなんだ~。あ~、よかった~。 

 

くるみ:まあ、でもそれはたまたま運が良かっただけじゃない?ルフィがいたから出来たわけで自分だけで彼女を守るなんて到底無理なことだったんじゃない?

 

ココ:まあ、そういうなって!その彼はなんとしてでもその子を懸命に守ろうとしたんだからさ。

 

うらら:そうそう!村もお屋敷の娘も守れてめでたしめでたしじゃないですか! 

 

コウジ:だけど、自慢はするものの実はあいつスッゲェ臆病なんでな。未知の島だとか自分よりも強そうな相手とか目にするとすぐ「島に入っていけない病」だとか「その人と戦ったら死んでしまう病」などの仮病をよく使う事があるんだ。

 

シロップ:島に入っていけない病って…。 

 

りん:なんだかとってもわかりやすそうな仮病ね…。 

 

くるみ:そんなのでなんで海賊になろうなんて思ったのかしら? 

 

コウジ:勇敢なる海の戦士になるためだってさ。

 

くるみ:いや、到底無理でしょ……。 

 

コウジ:まあ、大丈夫でしょ!狙撃としての腕は百発百中なんだし、得意な話術で相手を翻弄することも出来るし。それにウチの船長が決めたことだし。

 

のぞみ:そうそう!なんとかなるなるだね! 

 

くるみ:いや、何であんたもそこで便乗するのよ!?  

 

のぞみ:え…!?う~ん…、まあ、なんとなく? 

 

くるみ:たく…、この子は…。でもたしかにそうかもね。こういうダメダメの人でもプリキュアのリーダーをやってけるんだから。

 

のぞみ:むっ!  ちょっと、ダメダメの人って誰のこと?

 

くるみ:さあ?誰のことかしらね? 

 

くるみによる憎め口にしかめっ面をするのぞみ。だがくるみは知らんぷりして見せる。

 

コウジ:と、まあ、仲間の話はここまでかな?それにしてもまさか、プリキュアの人数が一気に13人も増えるとはな…。

 

シロップ:え?前は何人だったんだ?

 

コウジ:ウチが前に会ったときはなぎさとほのかの2人だけだったよ。まあ、数が増えることは予想してたけど、まさかたった3ヶ月でここまで増えるとは思っても見なかったよ。

 

りん:え?3ヶ月?

 

うらら:でもあそこから3年くらい経ってますよね?

 

コウジ:あぁ、ほうなん?まあ、その世界その世界の時間差って結構バラバラだからな。

 

のぞみ:へぇ~。でもたしかに私たちの他にプリキュアがいるって知った時は驚いたよ!

 

うらら:はい!もしかしたら私たちのまだ知らないプリキュアがいるかもって思ったほどですしね!

 

コウジ:まあ、ウチもこのままいけばプリキュア100人くらいいけるんじゃねぇかと思ってんだけどな!

 

シロップ:プリキュア100人か…。なんか考えただけでもすごそうだな。

 

こまち:でもこれから先、もっともっと色んなプリキュアに出会えるかも知れないわね。

 

のぞみ:うわぁ~!楽しみだな~。よ~し!プリキュア100人友達にするぞ~!けって~い!☝

 

りん:いや…、それ見つかったらの話だから…! 

 

のぞみ:あ~…、そうだった…! 

 

そんなこんなで話が進むうち、バーベキューの材料は徐々に減っていき、残りはあとわずか5分の1程度になっていた。

 

コウジ:あんな山積みになっていた肉がここまで減るとはな。

 

くるみ:本当、毎回見てるけど今回ばかりはさすがに驚いたわ。 

 

かれん:やっぱり50人分にして置いて正解ね。 

 

のぞみ:でもまだまだイケるけどね。  

 

うらら:はい!私もまだまだイケます!  

 

くるみ:あんたたちのお腹ってフュージョン並みね…。 

 

コウジはこう確信した。

 

コウジ:(なるほどな。…

 

 

 

5人の力を結集すれば、大食い、戦闘、造作もない。

 

 

 

それが…

 

 

プリキュア5

 

 

 

 

            ……なのだと。

 

 

コウジ:よし!んじゃぁ、ここの技も覚えたことだし、おいとまするとしますか!

 

そういうとコウジは席を立つ。

 

のぞみ:あれ?もう、行っちゃうの?

 

コウジ:ああ。この後「フレッシュプリキュア」ってとこにも行くつもりだしな。

 

こまち:フレッシュプリキュア……、ラブたちのところね。

 

かれん:ってことは四ツ葉町へ行くのね。

 

のぞみ:四ツ葉町か。そこのドーナツ屋さん、とってもおいしいんだよね!  

 

りん:のぞみは相変わらず食べ物に関しては立派なのよね。

 

コウジ:四ツ葉町か。よし、分かった。

 

と言うとドアドアの実の呪文を唱え、空間に出現したドアを開ける。

 

コウジ:そんじゃ、行くか!

 

のぞみ:コウジ、今日は本当にありがとう。

 

こまち:いろいろな話聞けて楽しかったわ。

 

うらら:はい、それに色んな悪魔の実の能力やその能力とプリキュアの技をコラボした技も見れましたしね。

 

コウジ:そっか。それはよかった。けど、次会うときはそれをも超えるようなスゲェ技見せてやるよ! 

 

くるみ:いや、それ以上超えられると私たちの出る幕なくなっちゃうわよ。 

 

シロップ:まあ、俺はどっちでも構わねぇけどな。

 

くるみ:よく言うわよ…、人の気持ちも知らないで…。 

 

コウジ:それじゃ、またな… あ…! ❗

 

ドアの中に入ろうとしたコウジだが、何かに気が付き、思い留まる。

 

りん:どうしたの?

 

コウジ:う~ん…  次の町に行くのにちょっと心配事があってな。まあ、悩み事っていうか…。

 

かれん:心配事?

 

コウジ:うん、ここや咲の所にも訪れた際に思ったことなんだけどさぁ…。

 

のぞみ:うん。

 

コウジ:前の修行で訪れたなぎさたちの町の話題がが向こうにも流れてやしないかが心配なんだが…。 

 

うらら:それってなぎささんたちがいる町で一時期話題になってた「スーパーヒーロー、海賊大戦士・マスターコウジ」のことですか?

 

のぞみ:ああ、前に特集でやってたあれ?

 

コウジ:え?あれ特集でやってたん!? 

 

りん:うん、そうだよ。でもそれがどうしたの?

 

コウジ:いや…、だってここ 、プリキュアの世界だろ?余所の世界から来た者の方がプリキュア本場の戦士よりも人気が上ってなるとなんか複雑でな…。別に技を盗るつもりはあっても、まさか人気まで盗るつもりなんてさらさらないんだがなぁ…。 

 

くるみ:なんだそんなこと? 

 

コウジ:いや…、そんなことって…。 

 

のぞみ:大丈夫だよ!だってすっごく強いんだもん!コウジの技を見れば誰だって認めてくれるよ。 

 

りん:それに、あたしたちは別に人気を気にして戦ってるわけじゃないし!

 

こまち:コウジは海賊なんだから、そんなこと気にしないでコウジはコウジらしくしていればいいと思うわ。

 

コウジ:そっか、それもそうだな。んじゃ!

 

そう言ってのぞみたちに掌を見せながらドアの中に入っていくコウジ。そして、それに手を振りながら見送るのぞみたち。

 

のぞみ:またね~、コウジ!  

 

こまち:また、いつかお会いましょねう~!  

 

こうして、コウジは次の世界(町?)へと旅立っていった。

 

そしてその後ものぞみたちはバーベキューをし続け、見事完食したのであった。

 

 

 

 

 

 

シロップ:こいつら、もしかすると海賊としてもやっていけたのかもな。☕︎

 

くるみ:うん、私もそう思う。☕︎

 

ブンビー:それじゃあ、私が船長として! ✋

 

くるみ&シロップ:それはない! ✋ 

 

ブンビー:えぇ!?  

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。