マスターコウジとプリキュア   作:マスターコウジ

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再び、Maxheartの世界へ赴きます。そこで新たに開発したリンクルンや本編ではなしえなかったMaxheartとの対戦バトルであらたに開発した技を披露します。

そして、その後プリキュア全員登場、オールスターとの最後の大バトルも必見です!




あ、なぎさとのラクロス対決もあります。


番外編 キュアキュアの実の実力

 

 

―これはコウジがプリキュアの世界に訪れてから3日後の物語である………

 

 

 

 

なぎさ:ふぅ~…  今日もいいお天気だね~! 

 

ほのか:ウフフフ、そうね。 

 

大きな公園の木陰にあるベンチで仲良く座るなぎさとほのかとひかりの3人がいた。

 

ひかり:で、今日は何をしましょうか?

 

なぎさ:え?う~ん、そうだなぁ~…  ほのかは何かある?

 

ほのか:え?私?う~ん…… 

 

そうほのかが考えていたその時だった。

 

キュイン!

 

なぎさたちのいるベンチから少し離れた所にいきなり赤い光が現れ、中からコウジが出てきた。

 

コウジ:よっと!

 

ひかり:ん?(・_・!)

 

するとひかりがふとそれに気が付き、前を見る。地面に着地したコウジは場所を確認するかのように周り全体を見渡し始めた。

 

ひかり:あれは……? 

 

なぎさ:ん?どうしたの、ひかり?

 

なぎさとほのかはひかりの視線が気になり、その先を見る。

 

ほのか:あれはもしかして…、コウジ? 

 

するとその声に反応したのかコウジはこちらに振り返った。

 

なぎさ:あ!本当だ!お~い! 

 

なぎさは大きく手を振って叫んだ。

 

コウジ:おっ、どうやら成功みたいだな。

 

そう呟くとなぎさたちのいる方へ駆け寄る。

 

ひかり:お久しぶりですね。

 

ほのか:今日はどうしてここへ?

 

コウジ:いや…何、アカルンの性能を試してただけだよ。

 

なぎさ:アカルン?

 

コウジ:これだよ。今日はこいつを使ってここに来たんだ。

 

コウジはアカルンの刺さった赤いリンクルンをなぎさたちに見せて言った。

 

ほのか:この形、フレッシュプリキュアの変身アイテムによく似てるわね?

 

ひかり:あ、よく見てみるとそうですね! 

 

コウジ:まあ、特定のプリキュアで使えるアイテムは例え武器だろうと変身アイテムだろうといくらでも出て来るよ!

 

なぎさ:でも、これ誰のだろう?ラブたちのとはなんか違うような? ❔

 

ひかり:変身アイテムの色が赤ですからルージュのような赤色のプリキュアなんじゃないでしょうか?

 

なぎさ:赤色のプリキュアかぁ……。いたっけそんな人? 

 

ほのか:えっ?   う、う~ん…?最初に会った時は3人しかいなかったような…?

 

コウジ:あぁ、やっぱ知らんのか。そいつはキュアパッションと言って瞬間移動を駆使して戦うフレッシュプリキュアの4番目のプリキュアだそうだ。

 

なぎさ:へぇ~、そうなんだ!じゃあ、ひかりのように新しく入ってきた子なんだね!それにしても瞬間移動を使うプリキュアかぁ~…。

 

ほのか:たぶんその瞬間移動ってのはその変身アイテムを使ってやるんじゃない?

 

コウジ:ああ、その通りだ。他にもキュアピーチの変身アイテム・ピルンには日用品や育児用のアイテムの召喚、キュアベリーの変身アイテム・ブルンには様々な服装に変装出来る着せ替え機能、そしてキュアパインの変身アイテム・キルンには動物と会話が出来る言語翻訳が備え付けられてんだ。

 

なぎさ:へぇ~、ラブたちの変身アイテムにそんなすごい機能が!? 

 

ほのか:その機能ってのはシフォンの世話をするために備え付けられた機能じゃないかしら?

 

ひかり:シフォンってあの赤ちゃんパンダみたいな妖精ですよね?

 

コウジ:ああ。まあ、日常的にも困らない機能らしいけどな。 

 

なぎさ:いいな~!うちらのなんか妖精だけ得する機能しかないもん!  

 

コウジ:あぁ、そっちのにも妖精を世話する機能あんのか?

 

ほのか:うん、そうよ。私たちの妖精、メップルやミップルたちは変身アイテムになることが出来てね、その変身アイテムでメップルたちの世話をするのよ。

 

ミップル:  ポン! そうミポ!ミップルたちのお世話をすればするほどプリキュアの力も強くなるミポ!

 

コウジ:ふぅ~ん。そう言えばSplashんとこのフラッピたちもそれらしいアイテム使ってたなぁ…?まあ、プリキュアのメンテナンスみたいなもんなんか?

 

ひかり:まあ、言ってみればそれみたいなもんです!

 

メップル:でもこの人すぐお世話を忘れるメポ~。 ☞

 

なぎさ:☞ う、うるさいわね!余計なお世話よ!

 

ひかり:アハハハハハ……。  あ、そういえばさっき言ってた「スプラッシュ」っていうのはなんですか?

 

コウジ:ああ、咲たちの方のふたりはプリキュアの正式名称だよ。カタログで調べたんだ。名は「ふたりはプリキュア SplashStar」って言うらしいんだ。

 

なぎさ:へぇ~、SplashStarかぁ~……。あたしたちのは?

 

コウジ:なぎさたちのは「ふたりはプリキュア Maxheart」っていう名前らしいぞ?

 

ひかり:ふたりはプリキュア・マックスハート…… なんだかかっこいい名前ですね! 

 

ほのか:そう言えば私たちがよく放つマーブルスクリューにもその名前みたいなものがついてたわよね。

 

なぎさ:それを言えば咲たちも「ナントカナントカスプラーッシュ!」 って言ってた気がする!

 

メップル:ナントカナントカって……、なぎさ、寛仁なところ抜けてるメポ……!   それじゃどっちの技のことを言ってるかわからないメポ!

 

コウジ:まあ、たしかにMaxheartのはマーブルスクリュー1本に対して、SplashStarのはツインストリーム、スパイラルハート、スパイラルスターの3つがあるからな…。

 

なぎさ:失礼ね!  たしかにレインボーストームはなくなっちゃったけど、変わりにエキストリーム・ルミナリオっていうものがあるんだから!   ……でも、あたしが言ってるのはコウジの言った1番目のツインストリームってやつかな?

 

ひかり:コウジは咲さんやのぞみさんたちには会えたんですか?

 

コウジ:そりゃあな、この通り能力も習得済みよ!

 

コウジは右手をキュアブルームに、左手をキュアドリームに変えて見せて言った。

 

ひかり:あ、本当です! 

 

ほのか:右はブルーム、左はドリームね!

 

コウジ:ただ、Splashや5ファイブのところへ行っててさぁ…、なんかちょっとびっくりしたことがあってな…… 

 

なぎさ:びっくりしたこと?

 

コウジ:前、ウチが修行でここの町の人助けしてたの覚えてるか?

 

なぎさ:そりゃあ、忘れもしないよ!あの時、あたしやあたしの弟とか助けてくれたんだよね!

 

ほのか:あと私たちがプリキュアになっててピンチの時も助けてくれたんだよね!

 

なぎさ:そうそう!あの時は本当助かったよ!

 

コウジ:まあ、最後はリリスのせいでとばっちり受けたがね。 

 

なぎさ:本当、最初はまあいいかと思ったけど途中からもう飽きちゃったし。 

 

ポルン:ポルンも聞いてて飽きたポポ…。 

 

ひかり:たしか曲は「アルプス一万尺」のフルバージョンなんでしたよね?

 

なぎさ:そう!まさかあれが全部で30番もあったなんてね。もう何でその曲をチョイスしたんだか……。  

 

ほのか:29番よ。最後の1曲は替え歌なのよ。

 

コウジ:リリスが言うにはその曲が気になったからそのまんまサンクスブレスに入れたんだとさ。もうちょっとましな曲ねぇのか?思ったわ! 

 

なぎさ:本当本当!本当もう、ありえない! 

 

ほのか:で、その次の日はもうコウジのことで話題になってたんだよね。

 

なぎさ:うん、なってたなってた!こうニュースの見出しにさ、「謎のスーパーヒーロー、海賊大戦士マスターコウジ現る!?」なんて書かれてたよね!

 

コウジ:だろうな!ウチが初めてタコカフェに来たときひかりに自己紹介してたら、急にアカネが飛び出してきて……

 

 

―回想―

 

 

アカネ≪えっ!?マスターコウジってたしか去年、小泉学園を救ったというあの伝説のスーパーヒーロー!? ≫

 

 

 

 

だ……なんて言うもんなんだから、こっちは「はい!?  スーパーヒーロー!?」て、思わず拍子抜けちまったわ!そもそもここのスーパーヒーローってのはウチじゃなくてプリキュアだろうっつの!✋ 

 

なぎさ:う、う~ん…、まあ、そう言われればそうだけどさ………  

 

ほのか:でも、私たちが手も足も出なかったドツクゾーンの連中をあっという間にふっとばしてたから、私たちよりも強いってのは事実よね。

 

コウジ:だとしてもお前らの地位まで奪うつもりなんてさらさらなかったべ?挙げ句の果てにその話題が他のプリキュアたちのところにまで広まってたし…。

 

なぎさ:えっ!?マジ!? 

 

コウジ:だ~ってさ~、ウチが「海賊大戦士・マスターコウジだ」て言うと「え?マスターコウジって小泉学園のスーパーヒーロー!?」なんて言ってきてサインとか握手求められたりしてもう有名人扱いよ?

 

ひかり:へぇ~、そんなことがあったんですか。

 

コウジ:おまけにうららには「こんなすごい人と出会えるなんて感激です!」なんて言われちまってな!いやいやお前ぇもスゲェ事やってんだろっ!! ✋ っつってな……

 

なぎさ: う~ん…まあ、たしかにそうだけど、でもコウジはあたしらと違って素・で戦えるからさ、それにコウジのその悪魔の実の能力っていう不思議な力を見れば誰だってそうなるよ!

 

コウジ:いやいやいや、それで感激する人なんて5割程度だぞ?まあ、超人系パラミシア並みの力を持つプリキュアとかその仲間たちはかなり感激してたけれど……。あぁ、そうだ!悪魔の実といえば…… 

 

そう言うなりコウジは空間から分厚い本を取り出した。

 

ほのか:ん?これは何?

 

コウジ:数種類の悪魔の実が載っている図鑑だ。Maxheartのお前らだけにはまだ見せてねぇなと思ってな! 

 

ひかり:私たちだけっては……って、咲さんたちとかには見せたんですか?

 

なぎさ:へぇ~…。ねぇ、中見てみてもいい?

 

コウジ:ああ、いいよ。

 

なぎさはその図鑑を開いてみた。ほのかやひかりはなぎさの後ろに立ち、妖精たちはそれぞれの頭や肩にしがみついてその中を覗いてみる。

 

なぎさ:へぇ~、これが全部悪魔の実?なんだかどれもおいしそうだな~! 

 

メップル:なぎさ、まさか悪魔の実を食べたいと思っているのかメポ? 

 

なぎさ: なっ!?そ、そんなことないでしょ!?  だって、これ食べたら一生海で遊べなくなるんでしょ?しかも一生1回しか食べられないらしいし!それにすっごく不味いらしいし!

 

ミップル:でも外見的に見てみると普通の果物とそうあまり変わらなさそうミポ。

 

ほのか:そうね。でもどれも色や模様とかが結構特徴的みたいだからそこを気をつけていれば大丈夫なんじゃないかしら?

 

コウジ:まあな、ただそれが悪魔の実だとわかっててもそれがどういう能力を得られる実なのか図鑑で調べるか食ってみるまでわからないというもんも結構あるんでな。

 

なぎさ:へぇ~、でもこの「メラメラの実」ていうのはなんかわかりやすくない?

 

コウジ:そりゃあ、全部がそうだとは限らねぇよ。ただそれ自然系ロギアだから扱いが結構難しいんだけどな。

 

ひかり:ロギア?

 

コウジ:あぁ、そういやぁお前らにはその話してねぇんだっけか?悪魔の実の能力には少し特徴が似た能力がいくつか存在してな、大きく3つに分類されてんだ。体を自然物と化してほとんどの攻撃を無効化させる自然系:ロギア、体を動物に変身し、その動物本能を操る動物系 :ゾオン、そしてこの2つにはない人智を超える超能力のような能力が特徴の超人系:パラミシア。前見せたゴムゴムの実やククククの実、あとウチが開発したキュアキュアの実とかもこの系種に入ってる。

 

なぎさ:へぇ~。じゃあ、コウジが食べたタシュタシュの実ってのも超人系ってのに入ってんだね?

 

コウジ:いや、タシュタシュの実は新種だからそこには載ってねぇよ!そもそも残念ながらその3つの枠には入ってねぇし!

 

なぎさ:え?そうなの!?

 

ほのか:たぶんそのタシュタシュの実っていうはその今言ったロギア・ゾオン・パラミシアの3種類の能力ちからが一遍に使えるからどのタイプかはあてはまらないんじゃないかしら?

 

コウジ:そういうこった!だからこの悪魔の実の系種は混合系ミックスといった特別な枠に入るんだ。

 

なぎさ:へぇ~、悪魔の実っていろいろあるんだなぁ~!!

 

コウジ:プリキュアだっていろいろあるだろ!お前らやSplashのような2人組系だとか5やフレッシュのようなグループ系だとかさ。その他にも妖精にだって、メップルミップルのような変身アイテム系だとかさやココやくるみのような人間、プリキュア系、さらにはシフォンのような超能力系とかもいるし。

 

なぎさ:う~ん……、そう言われればたしかにそうかもね。 

 

コウジ:それにしてもプリキュアのやつらってなんていうか、色的になんか個性がなんか似てるというか共通するもんが多いよね?

 

ひかり:共通するものですか?

 

コウジ:うん、特に咲とかのぞみ、ラブとかいうピンク系統のもん?あと、なぎさもそうだけど……

 

なぎさ:え?あたしも? 

 

コウジ:うん、なんかウチの懸賞金や大秘宝ワンピースのこと話したら、そいつらなぎさのと似たような発想だったもんでな……。 

 

ひかり:たしかコウジのその懸賞金の額は45億で、そのお宝の方のワンピースの価値はたしか60億でしたよね?

 

なぎさ:あ~、たしかそうだったよね!タコカフェの食べ物が1年分食べれそうな値段っていうか……。

 

メップル:だから、もっとましな考えはないのかメポ?  

 

コウジ:まあ、でも咲ものぞみもラブも同じ考えよ?咲はPANPAKAパン貸し切りで、のぞみはバーベキューやケーキの食べ放題、ラブはたしかドーナツ富士山分つったっけな?

 

ミップル:ど、ドーナツ富士山分って……。 

 

なぎさ:へぇ~、咲たちも私と同じふうに答えてたんだ~! 

 

メップル:同じにもほどがあるメポ!   プリキュアのリーダーってのは食べ物のことしか頭にないのかメポ。

 

なぎさ:何よ?なんか文句あるわけ? 

 

メップル:おおありメポ!   あれだけのぞみたちに大食い自慢しておいて実際コウジに負けたのはどこのどいつメポ? 

 

なぎさ:ちょ、ちょっとあんた!デ、デリカシーってもんを考えなさいよ!   まだあの時の傷癒えてないんだからね!そ、それにあの時は金欠で調子出なかっただけだし! 

 

メップル:金欠じゃなくたって、例えプリキュアになったとしてもコウジには勝てないメポ~!( ̄3 ̄)

 

なぎさ:プッチ~ン!  も~、頭に来た!  今日という今日は本当に許さないんだからね! 

 

メップルの冷やかしに怒ったなぎさはメップルを掴もうとするが、ジャンプで避けられる。

 

メップル:こっちメポ~!ベロベロバー! 

 

なぎさ:も~、本当ありえな~い!!(▼目▼)  フンガー! 

 

そしてなぎさとメップルの奮闘合戦が始まった。

 

ひかり:ア、アハハハハハ……。また始まっちゃいましたね……。 

 

ほのか:まあ、喧嘩する程仲がいいっていうし、時期仲良くなるわよ。

 

コウジ:ていうか本当に言ってんだな。

 

ほのか&ひかり:え?

 

コウジ:あぁ、いや……、プリキュア5になぎさと大食い対決したっていう話をしたら、のぞみとうららからなぎさが「富士山をも食い尽くすほどの超大食い女王だ」て言ってたって聞いてたんでな!

 

ほのか&ひかり&ミップル:ふ、富士山……? 

 

なぎさ:え~~!?    やっぱ、その話しちゃったんだ~!?   で?その人たちの感想は!?

 

メップルをようやく捕らえプロレス技をかけていたなぎさはそのコウジの話に気になり、ふとメップルをプロレス技から解放した。

 

メップル:ア゙ァ~…、死ぬかと思ったメポ~…。  

 

ミップル:大丈夫ミポ、ミップル?

 

メップル:な、なんとか……メポ…。  

 

コウジ:ん~…、まあ、その話をしてたら…

 

 

 

 

―回想―

 

 

うらら≪う~ん…、たしかになぎささんは負けん気が強いですからね…。 ≫

 

くるみ≪考えが甘いのよ!金欠の状態でそんな勝負を挑もうとするなんて愚の骨頂よ!≫

 

 

 

 

 

 

なぎさ:  グサッ!! ふんぐっ……!!(×皿×;) む、胸が……お胸が…痛い……!!(×皿×;)

 

ひかり:だ、大丈夫ですか……?(・_・;)

 

なぎさ:う~……こうなるってのはわかってたけど、でも傷付くな~~!! 

 

コウジ:まあ、でもこの話したのは5だけだったような気が……?

 

なぎさ:え?本当?  

 

コウジ:まあ、お前らの話なんて初めて会ったときのこととか、プリキュアの衣装とかそんなもんよ?あとはほとんど悪魔の実とかの話に夢中だったし!

 

なぎさ:あ、そうなんだ!   あ~、よかった、プリキュア5だけで  も~咲たちにも知られたらもうどうしようかと…  

 

メップル:でもそのうち他のプリキュアにも広まるメポ……。lll(¬3¬)lll

 

なぎさ:あ゙~~!!!!lllorzlll そうなんだよね~!!!! もう、本当…ありえな~い…。lllorzlll

 

コウジ:浮き沈み激しいな!この子は!   

 

ひかり:アハハハ……。  そういえば、他のプリキュアの方たちにも何か対決みたいなものやったんですか?

 

コウジ:ん~…、そうだな。  まあ、咲の所でソフトボール対決みたいなこととかやったかな?

 

ポルン:ソフトボール対決ポポ?(・_・?)

 

コウジ:うん。まあ、ウチがお前らと別れた後、エアドアで現れた所がすんごくでかい木の木陰でな。そこで咲とその友人らがソフトボールの練習やってたんでな。んで、バットで打ち上げたボールが舞の所に飛んできたからウチがゴムゴムで腕伸ばして助けたんだ。そうしたら、みんな集まって来ちゃってな……。 

 

メップル:そりゃ、んな物珍しいもの見せられたら誰だって気になるメポ……。 

 

コウジ:んで、そいつらに「ウチはマスターコウジだ~」て、自己紹介したらさっきのようにあっという間に有名人扱いされちまってな。んで、しばらく話してそれから練習に戻るときに咲の友人から「咲のボール打ってみないか?」って言われて…

 

ほのか:それで引き受けたのね?

 

コウジ:まあ、そういうこった!まあ、1発ホームランで終わったがな

 

ひかり:え!?1発ホームランって、咲さんのボールをですか!?

 

コウジ:うん、まあ、ただ、それやったら舞たち含めた部員たち全員に唖然されちゃってな……!  アハ、アハハ、アハハハハハハ……! 

 

ほのか:そういえばたしか、咲さんてソフトボール部のエースでその速さは抜群だったわよね…? 

 

ミップル:まあ、そんな有名なエースのボールがそんなあっさり打たれたら、唖然するのもなんとなくわかる気がするミポ……。 

 

コウジ:まあウチ、本気出すと覇気を纏う癖があってな……でも本気でやれって言うからさ…。まあ武装色は抑えたんだがな……。 

 

ひかり:じゃあ、見聞色の覇気を使ったっていうことなんですか?

 

コウジ:まあ、集中力を高めようとすると必然的にそうなるな!

 

なぎさ:その話、よ~くわかったわ! 

 

なぎさの声を聞き、一同は彼女に目を向ける。するとラクロス用のユニフォームを身に纏い、仁王立ちしている彼女の姿があった。しかもその両手にはラクロス用のラケット・クロスを2本持っている。

 

ほのか:な、なぎさ……?そ、その姿って…… ❔

 

メップル:あぁ~…、な~んか嫌な予感が……。  

 

コウジ:あぁ~、なんかカタログに載ってたな。なぎさってたしかラクロス部のエースなんだったっけか?

 

なぎさ:咲のボールを破ったんなら、今度は私とラクロスで1本勝負よ! 

 

ひかり:え……?し、勝負ですか!?  

 

なぎさ:そう!ラクロスで互いのゴールにシュートを決めるの!簡単でしょう?

 

メップル:あ~…、やっぱりかメポ…。  

 

コウジ:んで、ペナルティは?

 

なぎさ:ペナルティはなし!勝っても負けても恨みっこなしの真剣勝負よ! 

 

メップル:真剣勝負って……この前の大食い勝負で惨敗したくせに……  

 

自信満々に意気込むなぎさにメップルは頭を抱えた。

 

なぎさ:うるさい!   あたしはね、あの大食い勝負の汚名を挽回してやるんだから!

 

コウジ:いやいやいや、汚名返上と名誉挽回が合体してんねぇか!? ✋)) 汚名を挽回してどうするよ!?

 

なぎさ:それに咲の仇も討ちたいし!

 

ひかり:いや、咲さんは別にそんなこと気にしないと思うんですけど……。 

 

コウジ:まあ、たしかにあの後、ホームランを打たれた悔しさよりもホームランを打ったウチに感激した方が勝っててウチを誰よりも絶賛してたしな。 

 

なぎさ:それにこんな無様な形なまま終わりたくないの!コウジになんとか勝ってのぞみたちにギャフンと言わせてやるんだから! 

 

メップル:絶対それが1番の本音だと思うメポ…。 

 

この時、一同はこう思った………

 

 

 

絶対無理だと思う……。(-_-;)

 

 

 

               ……と。

 

コウジ:ハァ~…  まあ、何言っても無駄だろうからこりゃ引き受けるしかねぇだろうな。  

 

コウジはため息を吐きながら、渋々引き受けた。

 

ポルン:なぎさ、自信満々ポポ。

 

なぎさ:当然よ!ラクロスだって、大食いの次の得意分野だもん!今度こそ大丈夫だって! ✌

 

メップル:何を根拠にそんな自信があるのかメポ……。 

 

なぎさ:さあ、コウジ!今度こそいざ尋常に勝負よ! 

 

そう言うとなぎさはクロスをコウジに差し出す。

 

コウジ:まあ、売られた勝負は買うのが基本だからな。ただ、ウチはさっきも言ったように少し本気を出しただけでも覇気を纏う癖があるんでな。それでもやるか?

 

なぎさ:のぞむ所よ!あんたこそあたしの実力なめないでよね!  6mビシッ!

 

ほのか:なんかごめんなさいね。なぎさのわがままに付き合わせちゃって…… 

 

コウジ:まあ、いいよ。こういう典型的なバカには実力を出さない限りいい薬にはならなそうだしな。

 

そうほのかに告げるとコウジはなぎさからラケットを1つ受け取った。

 

コウジ:んで?勝負はキャッチボールなんか?

 

なぎさ:ううん、ここの公園にラクロスできる所があるの。いっしょに付いてきて?

 

そう言うとなぎさはコウジやほのかたちを連れてラクロスの練習場へと移動した。

 

 

 

 

―ラクロス練習場

 

 

 

 

なぎさ:それじゃ始めましょ!ルールは簡単。1つのゴールに私かコウジかのどちらかが先に1点入れられたら勝ち。何か質問はある?

 

コウジ:ああ、ルール上は問題ねぇ。ただ本当に大丈夫なんか?

 

なぎさ:ん?何よ?

 

コウジ:お前はウチと初めて会ったときからウチの実力を知ってるはずだ!

 

なぎさ:だからって何よ!大丈夫だっつってんでしょ?何度も同じこと言わせないでよね!  

 

コウジ(ダミだこりゃ……!┓ ┏  やっぱ実力の差で叩きつけねぇと駄目か……!まあ、結果は目に見えてるが…)

 

一方、ほのかたちはラクロス練習場の傍観席でその様子を見守っていた。

 

ひかり:なぎささん、大丈夫でしょうか? 

 

ほのか:なぎさは結構負けず嫌いな所があるからね…。  あの時のことがよほど悔しかったみたいね。

 

メップル:いや、絶対無理メポ!コウジとの実力なんて去年のことを振り返ってみれば一目瞭然だメポ。  

 

なぎさ:それじゃあ先攻はあたしからね!この私立ベローネ学院女子中等部一のあたしの実力受けてみなさい!どりゃあ!

 

なぎさはクロスを力いっぱいに振り、ボールを投げた。クロスから放たれたボールはものすごいスピードでゴールへと真っ直ぐ飛んでいった。

 

コウジ:ほい! ⚾︎ パシッ!!

 

なぎさ: えっ……!? 

 

しかし、コウジはまるでどうってことはないというような余裕綽々な顔付きでこれを難なく受け止める。

 

コウジ:こ~んなのが私立ベローネ学院女子中等部一の実力なんか? まあ、大抵こんなだってのは大方予想はついてるけどさ……。  

 

なぎさ:う、うそ……!?あ、ありえない……!?あたしの自慢のシュートが…… 

 

なぎさは自慢のシュートを意図も簡単に止められショックを受けていた。

 

コウジ:別にありえねぇことなんてねぇべ?咲の豪速球だって簡単に打ち上げられたんだ。そのことを考えればこんなボールくらい受け止められること普通にわかることだべ?

 

 

 

 

ひかり:なぎささんのボール、簡単に取られちゃいましたね……。 

 

ほのか:そうね。でもコウジはたしか拳銃の弾をも掴めるくらいだから彼にしてみれば、なぎさのシュートを受け止めるくらい訳ないと思ってるかもしれないわね。

 

ルル:拳銃の弾をルル?

 

ひかりのバッグの中から顔を出したルルンがほのかの思惑を聞き、尋ねた。

 

ひかり:あら、ルルン?起きてたの? 

 

ルルン:なんかほのかたちの話し声が聞こえてたルル。

 

ほのか:あぁ……。今、なぎさとコウジがラクロス対決の様子を話してた所だったのよ。

 

ルルン:なぎさとコウジがルル?

 

ルルンはふと運動場を覗いてみる。

 

 

 

 

コウジ:今度はウチの番だったな?

 

なぎさ:ほえ?   え……あ……え、ええ、そうよ?い、い、言っておくけど手加減抜きだからね!そ、その武装色ってのも全開で挑んできてよね?

 

コウジ:まあ、いいけど……。1ついいか?

 

なぎさ:な、何よ?

 

コウジ:一応確認しておきたいんだが、あんた、前の修行の時に見たと思うんだが……。

 

なぎさ:だからって何?今さら引き返せっての!?あたしは世界で一番の負けず嫌いなんだからね!!こんな所でオメオメ引き下がるなんてありえないっつーの!!

 

コウジ:……まあ、墓穴を掘らなきゃいいけどな……。  (まあ、あらかじめ設置しておいたから大丈夫だと思うけど……。 )

 

そう言うとコウジはアタックのポジションに付く。一方、なぎさもゴーリーのポジションに付き、クロスを構える。

 

なぎさ:よし、来い!

 

なぎさはクロスを両手で握りしめ前傾姿勢になり、最後に深呼吸で気合を入れた。だが、ここでまたコウジに声が掛かる。

 

コウジ:あの~、1つ聞きたいんだが…?

 

なぎさ:ん?また何か?  

 

コウジ:お前さぁ、武装色の覇気ってのがどんなもんなのか知ってんのか? 

 

なぎさ: うっ……!?そ、それがなんだっていうの!?こ、こっちなんてね…、フュージョンっていう世界最大の化け物でもやっつけられるほど強いんだからね!  

 

ミップル:いや…、強がり言うのも大概にしろメポ。あれは咲やのぞみたちと協力して倒せた代物であってなぎさ1人で立ち迎えられるほどの代物じゃないメポ……。

 

コウジ:でもそれ、プリキュアだから出来たことだろ?だったら、プリキュアになってやればいいんじゃねぇのか?

 

なぎさ:バカ言ってんじゃないわよ!?   そんなのあたし1人で出来るわけないでしょ!?それにこれはただのスポーツ!!こんなくだらないことでプリキュアになんてありえないっつーの!! 

 

コウジ(まるで背水の陣だな。   ていうかこれ、今やろうとしてんのって本当にただのスポーツなんか…… ❔)  ハァ~…。たく…、しょうがねぇ…やるしかねぇか!!

 

なぎさ:当ったり前でしょ!!さあ、無駄口叩いてないでさっさと掛かってきなさい!!

 

そう言ってなぎさはクロスを握り、腰を落として身構える。

 

コウジ:そうか。じゃあお前にもう一つだけ言っておくことがある!!

 

なぎさ:ん?何よ?

 

 

 

コウジ:ウチをナメんなよ? ❇️

 

 

 

 

なぎさ:フッ、やっとやる気になってくれたみたいね!でもそのセリフそっくりあんたに返してやるわ!

 

コウジ:フッ…。んじゃ、武装全開!

 

コウジはさっそく手に武装色の覇気を纏わせる。すると手に持っているクロスやその中に入っているボールは彼の腕とともに黒く覇気色に染まった。

 

なぎさ: 黒くなった……? 

 

準備が整ったコウジはなぎさの心境が気になり、見聞色の覇気でふと見てみた。

 

なぎさ(な、何、あのボール!?なんかものすご~く硬そうなんだけど………!?  それになんかあのクロスもなんか妙に鉄の棒みたいなのになったっていうか……。ま、まさか、あたしまた調子に乗ってヤバいこと振っちゃった系!?う~……、こんなことならコウジの提案呑めば良かったかな……? ううん、何弱気なこと言ってんのあたし!こうなったら持ち前の根性でとことん乗り切ってやろうじゃない!)

 

よっしゃ~、来い!!

 

コウジ(や~っと、自分の立場がわかったか……。たく、気付くのが遅ぇんだよ……!まあ、後には引けないってことはわかってるみてぇだが、ここは少し度肝を抜かしてみっとすっか!さてと……)

 

と、コウジは体勢を立て直すと、ゴールの後ろ側にあるフェンス越しの木についているある物に狙いを定めた。だが、コウジはここである問題が発生したことに気付く。

 

コウジ(あ…、これなぎさの頭とちとカブってんな。 

まあ、こんくらいならなんとかなるかもしれんが……。)

 

コウジ:なぎさ。

 

なぎさ:うん?

 

コウジ:ちょいと頭低くしろ。

 

なぎさ:ん?何よ?このあたしにハンデさせようて言うの?

 

 

コウジ:いや、そうじゃない。ただ、頭を少し下げねぇとあんた無事じゃ済まなくなるからさ。

 

なぎさ:な、何?脅しを掛けようというの!?あ、あたしはね、そんな脅しに怯むような女じゃないんだから!!

 

コウジ:(これもダメか……。┐ ┌ はぁ~… でもまあ、こんくらいならなんとかなりなるか……。)こうなりゃ、一か八かだ!行くぞ!

 

なぎさ:来い!!

 

コウジ:うおぉりゃあ~~!!!!

 

コウジは力任せにクロスを振り、ボールを投げた。

 

シュン!!

 

 ドゴーーン!!!!  

 

 

ほのか&ひかり&妖精: !!!!?  

 

ボールは異常なスピードでなぎさの頭をかすめ、ゴールネットを突き破ると、そのままフェンスにぶち当たり大きな爆発音が轟く。

 

なぎさ:え……!? 

 

その音に驚いたなぎさは恐る恐る後ろを振り向いてみた。すると最初に目に映ったのは穴の空いたゴールネットだった。

 

なぎさ:ネ、ネットが貫通……?  

 

さらに目を奥に見やると後ろのフェンスが粉々に砕かれており、ボールは木に貼り付くように止まっている。そして、やがてボールは木からこぼれ落ちるようにゆっくりと落ちていった。

 

なぎさ:う、嘘……、ありえない……。 

 

衝撃の光景を目にしたなぎさはヘタヘタとその場に座り込む。しかし、その威力に驚いたのはなぎさだけではなかった。

 

ひかり:す、凄い威力ですね……!(゜Д゜;)

 

ほのか:う、うん…。大体は予想は付いてるけどあそこまですごいなんて……!? 

 

ミップル:いやいや、威力が化け物並みメポ……!  よくあんなのに勝とうと思ったメポ!

 

 

 

 

コウジ:別にありえないことぁねぇべ?武装色を全開でやりゃあ、こうなるよ。これが顔全体に当たってたら頭ごとぶっ飛んでたべ?(なぎさ:あ、あ、頭ごと……!? )ただ…… 

 

コウジは顔を渋めながらなぎさを見た。

 

コウジ(まあ、こうなることはわかってたけどな……。 )

 

ほのか:なぎさ!

 

そこへほのかたちがなぎさとコウジの所へと駆け付ける。

 

ほのか:なぎさ、大丈夫………て……? (◎Д◎ ;)

 

ひかり:なぎささ~ン……!? (◎艸◎;)

 

が、ほのかたちは彼女の変わり果てた姿を見た途端、表情が固まり口に手を当てる。

 

なぎさ:え?どうしたのほのか?ひかりもそんな顔して? 

 

ひかり:な、なぎささん、そ、その頭は……!?  

 

なぎさ:え?頭?頭がどうしたの……て、え……? ❔

 

なぎさは自分の頭を触った手の感触に違和感を覚えた。

 

なぎさ:何?このつるつるしたようなざらざらしたような感じ……?(◎_◎;) え……?あたしの頭……、今どうなってんの? 

 

ほのか:え?あぁ、いや、あの、うん……、  まあ、その……、わ、私が言うよりじ、自分で見て貰った方がいいかも……。

 

そう言うとほのかはショルダーバックから鏡を取り出し、さりげなくなぎさに渡す。なぎさはすぐさまほのかから受け取ると自分の顔を見てみる。と……

 

なぎさ: え……!?

 

 

 

でええええぇぇぇ~~~!!!!?あ、ありえな~~い!? (◎Д◎;)

 

 

 

 

メップル:ブッハハハハハハハ………!!!!  

 

鏡に映った自分の頭を見てなぎさは驚きの声を上げる。するとそれと同時に今まで笑いを堪えていたメップルは思わず噴き出し、泣きながら笑い転げた。

 

なぎさ:嘘でしょ……!?これがあたしの頭!?ちょ…ちょっと、何で!?何でこうなってんの!?  

 

メップル:ギャハハハハハ……!!!!な、なぎさの頭がい、い、一本道になってるメポ~!ヒ~!!!  

 

ミップル:メ、メップル……、わ、笑い過ぎミポ……。そんなに笑ったら(ププッ…)なぎさに悪いミポ……。(^w^;)

 

お腹を抑えながら大爆笑するメップルを笑いを必死に抑えながらも宥めるミップル。

 

コウジ:まあ、ウチの放ったボールが頭をかすってそうなったんだろ?頭のてっぺんの所、少し赤くなってるし。

 

ひかり:え?ボールでですか? 

 

ほのか:まあ、たしかにコウジが放ったシュートは私たちの想像をも遥かに超えてたからね。そのスピードでなぎさの頭を通過したときの摩擦の影響でなったのかも知れないわね。

 

なぎさ:うっそ~……マジ最悪~…lll。こんなんじゃ恥ずかしくて町を歩けないよ~!

 

メップル:ま、まるでカッパメポ……なぎカッパ…なぎカッパメポ……ギャハハハハハ!!!!  

 

なぎさ:うっさい!  人の頭見て変なあだ名付けて勝手に爆笑してんじゃないわよ!!  

 

コウジ:それにこれどう見てもカッパじゃなくておっさんだろ?

 

なぎさ:そうョ……て、ちが~う!!!!何言わすのよ!?  てか、おっさん呼ばわりすな!! 

 

メップル&ポルン:あぁ、なるほどメポ(ポポ) ❗

 

なぎさ:そこ!納得しない!! 

 

コウジ:まあ、しょうがねぇわな。お前が武装色全開でやれっつったんだから。

 

ひかり:それにしてもすごい威力ですね。ゴールのネットは突き破られてますし、その後ろにあったフェンスはボールにぶつかってあんなふうになってまってますし……。

 

ほのか:そうね。でもフェンスを壊すほどの威力なのに後ろにある木はなんともなってないわね?

 

コウジ:そりゃあ、その木の幹に衝撃貝インパクトダイアルを設置してるからな!

 

ほのか:衝撃貝?

 

コウジ:ああ、これだ。

 

コウジは壊れたフェンスの所にある木へ行き、その木のふもとにある衝撃貝を取り外すとほのかたちに見せた。

 

ひかり:これは、貝…ですか? 

 

コウジ:ああ、こいつは衝撃貝インパクトダイアルと言ってどんな衝撃を吸収して溜めておくことが出来んだ。

 

ひかり:へぇ~、衝撃をですか。

 

コウジ:また、吸収した衝撃を攻撃として出すことも出来る。

 

なぎさ:へぇ~、じゃあ、ちょっとやって見せて?

 

コウジ:ああ、わかった。

 

そう言うとコウジは衝撃貝を持って木に充てる。

 

コウジ:衝撃インパクト!

 

 

 

  ドオオォォォ~~ン!!!!

 

 

 

 

Maxheart一同:!!!?  

 

衝撃貝から放たれる強烈な衝撃を受け、木は木っ端微塵に吹っ飛んだ。そして気付いてみると目の前には何十本の木がいくつか奥の方まで倒れていた。

 

ひかり:も、森の木があんなに……? 

 

ほのか:これが…衝撃貝の威力……! 

 

なぎさ:あ、ありえない……!! 

 

コウジ:あ、いや……、衝撃貝は衝撃を吸収したものをそのまんまただ出すだけだから、こいつ自体にそんな特別な威力はねぇよ?しかもこれ1回きりの衝撃しか溜め込んでないし。

 

ほのか:え?1回きり? 

 

なぎさ:え、じゃ、じゃあ、この威力は……? 

 

コウジ:さっきウチが武装色全開で放ったシュートのボールの威力。

 

なぎさ&ほのか&ひかり:え…… ❔

 

 

 

えええぇぇぇ~~~!!!? 

 

 

 

 

なぎさ:えぇっ!?い、今のこれってコウジの武装色全開でやったシュートの威力だっての……!? 

 

コウジ:ああ、衝撃貝がなかったらこうなってたよ!だ~から、あれほどアドバイスしたのに、全っ然効かねぇんだから!  

 

なぎさ:あ、ありえない……。 

 

コウジ:まあ、ウチの武装色はもともとかなり強い方だからね。この前なんかSplashが放ったツインストリーム・スプラッシュとかをパンチ一発で粉砕したし。 

 

と、コウジはパンチをする仕草をして言った。

 

ひかり:え?咲さんたちの技をパンチ一発で破ったんですか? 

 

コウジ:ああ。まあ、武装色は自然系ロギアや超人系パラミシアなどの悪魔の実の能力でも唯一対抗できる覇気だからな。お前らの技であるマーブルスクリューとかでもこの覇気を纏えば簡単に仕留められるよ!

 

ひかり:へぇ~、そうなんですか。

 

コウジ:まあ、強いのは武装色だけじゃねぇけどな。そもそもこんくらいの覇気を纏えるのはウチぐらいだし。 

 

メップル:まあ、前の戦いを見てればわからないでもないメポね!

 

コウジ:まあな。あれも武装全開でやったやつだったからな。まあ、他の所でもホシイナーってのをぶっ飛ばしたり、武装全開のマーブルスクリューでフレッシュを追い詰めたりとな。まあ、フレッシュの時はその後シフォンによって押さえられたけどな…。 (ほのか:え? )まあ、一応勝てたけど……。

 

なぎさ:え……?マーブルスクリューでフレッシュプリキュアを追い詰めた?

 

今のコウジの話を聞いてなぎさたちは驚いた。

 

ポルン:ポポポ!コウジってやっぱりすごいポポ! 

 

ほのか:ねぇ、コウジ、今聞いた話の中で聞きたいことがあるんだけど…?

 

コウジ:ん?何だ?

 

ほのか:さっき今マーブルスクリューでフレッシュプリキュアたちを追い詰めたって聞いたんだけど…

 

コウジ:え?ああ、言ったけど?

 

なぎさ:え?ってことはラブたちと戦ったの?

 

コウジ:ああ、まあな。まあ、他にもSplashや5ファイブたちとも戦ったけど?

 

ひかり:そういえばさっき、ブルームたちの技をパンチ一発で粉砕したって言ってましたね。

 

コウジ:まあ、何、たいしたことじゃねぇよ!ただ向こうから戦闘を持ち掛けられてそれを受けただけのことだから!

 

メップル:持ち掛けられた……メポ?(・_・?)

 

コウジ:うん、技を覚えるために写輪眼使おうとしたら、なんか写輪眼で記憶見られるより戦った方が早いなんて言われてな!

 

ひかり:へぇ~。で、それでその後どうなったんですか?

 

コウジ:ああ、どれも全勝したよ。

 

ひかり:あ、そうなんですか。

 

コウジ:あぁ、でもまあ、5の時は違ったかな?あれはただもともと敵だった人がたまたま化け物を召喚するアイテム持ってて、それ使ってやったから手合わせというよりはただの力比べって感じかな?

 

なぎさ:でもそれにも勝ったんでしょ?

 

コウジ:ああ。まあ、先行はプリキュア5で後行はウチだったんだけどさ。まあ、ウチの能力見てすんなり負けを認めたっていう感じかな?

 

メップル:決め手はやっぱ悪魔の実と覇気なのかメポ?

 

コウジ:まあ、たしかに結構あらゆる悪魔の実使ったけど、プリキュアの力を図るためキュアキュアの方を特に使ってたからな。

 

ほのか:キュアキュアの実ってのはたしか、私たちのようなあらゆるプリキュアの能力や技が全部使える能力だったんだよね!

 

なぎさ:そうそう!それと他のプリキュアの能力も複数使用可能でマーブルスクリューとか単独だけではありえない技とかも割と普通に出来ちゃうんだよね!

 

コウジ:ああ、その通りだ。ただウチはもともとありとあらゆる悪魔の実を複数使えるから、他の悪魔の実とプリキュアをコラボさせる事だって出来んだがな。

 

ひかり:で、実際にやったんですか?

 

コウジ:ああ。例えば、ウチがよく使うゴムゴムの実や六式とかには主にキュアブラックやキュアホワイトのMaxheartの能力かSplashの能力をよく使ったりとかな。

 

なぎさ:へぇ~、私たちの能力さっそく使ってくれてんだ! 

 

コウジ:まあな。あの能力は結構動きやすくて強力だったからウチとしても暴れがいがあって結構気に入ってんだ。他にもキュアルージュのファイヤーストライクと触れたものを破裂させるパムパムの実でアレンジしたボンバーストライクや、キュアアクアのサファイアアローと手や足などをまるで花のように咲かすハナハナの実を使って水のボウガンのように放つサファイアショットとかな。

 

ひかり:へぇ~。いろいろ考えてるんですね~。

 

コウジ:そういうこった。それとあと5ファイブ全員でやるレインボーローズ・エクスプロージョンとかもポージングのフォームがほぼ一緒だったんでひとまとめにしやすかったしな。まあ、これの他にもまだまだいろいろあるよ。イメイメを使ったウチオリジナルのプリキュア技とかな。

 

ひかり:イメイメの実ってたしか、オリジナルの悪魔の実を作る時に使うやつですよね?

 

コウジ:いや?イメイメの実てのは自分が思い描いたものを実現できる能力だから、悪魔の実のような架空アイテムの具現化だけじゃなくても悪魔の実やプリキュアの能力のシステムの変更とかも実現できるよ。まあ、実際やってみると……“ルミナス”!

 

と、ルミナスの能力を発動させるコウジ。コウジの両腕にはルミナスの腕が装備される。

 

ポルン:ポポ!コウジの腕がルミナスになったポポ!

 

なぎさ:んで、ルミナスの能力で何するの?

 

コウジ:まあ、見てなって!  ルミナス・ハーティエルアンクション!

 

コウジは両手からハーティエルバトンを出現させ、さっき衝撃貝で破壊された木々に向けて虹色の光を照射する。すると光を受けた木々たちはあっという間に元の森の状態に戻った。

 

コウジ:ま、こんなもんだな!

 

メップル:森が……元に戻ったメポ!? 

 

なぎさ:え……、あれ……、ルミナスの技って壊れたものを直すことなんて出来たっけ!? 

 

ひかり:さ、さあ…。  敵の動きを止めたりとか、味方をパワーアップさせたりとかはやったことはあるんですけど、こういう壊れたものを元に戻すみたいなことはさすがに……  

 

ほのか:まあ、パワーアップすれば死に絶えたものを生き返させることは出来たけどね。 

 

コウジ:やはりな。たしかひかりってのは光の園って所の主であるクイーンから出来たもんなんだってな?

 

なぎさ:え?う、うん、まあ、出来たっていうか、もともとクイーンだったっていうか…。でもそんなことどこで知ったの?

 

コウジ:カタログで見た。

 

なぎさ:あ~。  で、カタログにひかりの生態なんて書いてあったの?

 

コウジ:まあ、プリキュアの世界のことだからな。お前らの生態や経歴、その世界のアイテムのこととかなど全ての情報が載ってんだ。まあ、ここの世界に新たな情報が入れば勝手に更新されていくがな。んで、カタログでしばらく見てたらそのクイーンってのはたしか「全てを生み出せる力」ってのがあるってのが分かっててな、そのひかりが変身するシャイニールミナスってのはそのクイーンの力を発揮してるようなもんなんだって書いてあってな。

 

なぎさ:へぇ~、そうだったんだ。  そこは知らなかったな~!

 

コウジ:ただ、カタログ見てて思ったんだが、まあ前、写輪眼見てても思ったんだけども……シャイニールミナスの力ってのはたしかバリア、対象による拘束とパワーの増幅の3つが主流なんだよな?

 

ひかり:え?あ、はい、そうです。

 

コウジ:でもなんとなくだけどウチこれだけじゃな~んか物足りねぇって気がしてな。

 

ひかり:え?物足りない……ですか?

 

コウジ:うん、だからこのハーティエルバトンにその拘束と増幅の2つの力の他に治癒と蘇生の回復系の技を2つ付け足したんだ。

 

ほのか:だからルミナスの技で森を元に戻すことが出来たのね。

 

コウジ:ああ。この前実験がてらに化石とか刺身とかにハーティエルバトンこれでやったら実物に復元出来たしな。

 

ひかり:復元ですか?

 

コウジ:うん、マグロとか三葉虫とかな。恐竜の化石はなかったから出来なかったけど。まあ、これでどんな重傷なやつでもどんな状態であってもこれを使えば全て元通りに復活させることが出来る。

 

なぎさ:へぇ~、なんかすごそうだな~。でも、ケガや病気を治したり、死んだ人を生き返らせたりする力って悪魔の実とかにもあるんじゃないの?

 

コウジ:まあ、ないことはないよ。結構種類はあってな、チユチユの実とかオペオペの実だとか……ただその回復、医療系の悪魔の実ってのは使ったら使ったで自身や対象者の人体に影響を及ぼしたり使える対象者にも限りがあったりとかそれ相応のリスクの多いのがあんだ。

 

ほのか:ふ~ん、つまりいわゆる魔法の禁術みたいなものなのね。

 

コウジ:それに「蘇生」に関してはというとこれと言った悪魔の実はまだ存在してねぇんだ。

 

なぎさ:え?そうなの?

 

コウジ:うん。まあ、自身を一度だけ蘇生することが出来るヨミヨミの実ってのがあるけど、他人を蘇生するってのはあんまりないからな。まあ魂を操るソルソルの実っていう悪魔の実ってのがあるけど、あれは他人の寿命を抜き取ってそれを対象に植えつけてるだけの生きた人形を作ってるだけで蘇生とは言えねぇしな。

 

なぎさ:ふ~ん。悪魔の実だからってなんでも出来るってわけじゃないんだね。

 

コウジ:まあ、それは超人系パラミシアだからだよ。超人系の悪魔の実ってのはさっきも言ったように人智を超えた超能力のような力を発揮出来る悪魔の実。けれどその悪魔の実から得られる能力ってのは実に様々でな、自然系ロギアや動物ゾオンのように共通しているものがないんだ。しかも、この実の名前も強引に略したものや名前からして勘違いしやすくて、想像してたのとは全く違う能力が身に付いてしまうものとかが結構あんのよ。

 

ポルン:例えばどんなものポポ?

 

コウジ:例えば…そうだなぁ…、ククククの実ってのは分かるか?

 

ひかり:ククククの実ですか?それってたしかどんなものでも食べ物に出来る能力ですよね?

 

なぎさ:そうそう!この前なんかコウジが泥団子をたこ焼きにしてたもんね!しかも、泥団子とは思えないくらい美味しかったし!

 

メップル:なぎさは食べ物に関してはテンションが高いメポ……。

 

コウジ:でも、そういう能力があるっての知らずに初めてククククの実って名だけ聞いたとき、それだって想像つくか?

 

ほのか:う~ん…、たしかにその名前だけだとそう言う能力だって分かるのは難しいかもしれないわね。

 

なぎさ:そうだね。私だったらクククク笑う能力なのか、九九をスラスラ言えるようになる能力なのかとかしか思い付かないもんね。

 

メップル:なぎさらしい想像メポ。  

 

なぎさ:何よ!「ククククの実」って名前があったら誰だってそう思いつくじゃない! 

 

コウジ:まあ、Splashにも「ククククの実は何の能力だと思うか?」って聞いたら咲が「九九の能力だ!」って一番先に答えてたよ。

 

なぎさ:ほら、見なさい!咲だってそういうふうに答えてんじゃない! 

 

メップル:それはなぎさと咲が同じ頭脳だからメポ。

 

なぎさ:むっ……!  じゃあそういうあんたは何か思いついてるわけ?

 

メップル:う…、え……!?   そ、それは……。  

 

ほのか:まあまあ、2人とも…。 

 

ひかり:あぁ…、これの他にはどんな変わった名前のある悪魔の実があるんすか?

 

コウジ:ん~…、じゃあまあ、クイズ形式でいってみる?

 

ほのか:クイズか~。なんだか面白そうね!

 

なぎさ:クイズなんて、得意中の得意だよ!

 

コウジ:よし、分かった!そんじゃあ……

 

コウジはキュアピーチの能力でピルンの刺さったリンクルンを取り出すとそれを操作してリンクルンからスケッチブックとペンを取り出す。

 

ほのか:それがフレッシュプリキュアならではの機能なのね。

 

なぎさ:いいな~。うちの変身アイテムにもそういうのがあったらうれしいんだけどね。 

 

メップル:僕を見ながら言うなメポ! 

 

コウジ:でもこれも結構改造したやつだからラブたちもうらやましがると思うよ?これあくまで育児レベルのものしかなかったから雑誌や聖光図書館にあるカタログとかのバーコードをスキャンしたりして世界中のアイテムや人、地名とかをインプットしておいたしな。

 

なぎさ:え?あ、そうなの? 

 

コウジ:うん、だからピルンを使えばこんなのだって出せる。

 

そう言うとコウジはリンクルンをリモコンのようにするとなぎさに向けて真ん中のボタンを押した。

 

ポン! 

 

するとなぎさの手元にたこ焼きが現れた。

 

なぎさ: うわっ!?いきなり目の前にたこ焼きが!? 

 

ほのか:っていうかこのたこ焼きの器、タコカフェで見たような……?

 

コウジ:ああ、そうだよ。それ正真正銘のタコカフェのたこ焼きだよ。

 

なぎさ:え?マジで!?  ❗

 

ひかり:まあ、たしかに見た目はいつもタコカフェで見るたこ焼きとそう変わりはないですけど……。

 

ほのか:本当にあのタコカフェの味になってるのか、見当もつかないわ? ❔

 

なぎさ:そうだよ!これがタコカフェのたこ焼きなんだってんなら、このタコカフェの味を知る私の舌を唸らせてからしろっつーの! 

 

コウジ:じゃ、嘘だと思ってんなら食べてみな?

 

そう言われるとなぎさたちは皿に付いている爪楊枝を取り半信半疑ながらも試食してみた。

 

なぎさ:( ̄~ ̄)モグモグ…………

 

ん!!!Σ(◎~◎;)

 

こ、この味……!!!? !!!?

 

ほのか:それにこの外がカリッとしてて中身がとろ~りとしてる感じ……!! ❗

 

ひかり:いつもアカネさんが焼いているあのたこ焼きとほぼ同じです!! ❗

 

なぎさ:ありえない……!!あのアカネさんの味がこうも簡単に出せちゃうなんて……。 

 

コウジ:いやいやいや……、そんなに衝撃受けほどのものかこれ?  まあ、そういう商品アイテムもデータ化されてるからピルンでやれば普通に簡単に出せるよ。あとこれとかも……

 

そう言ってコウジはリンクルンのローラーを回す。

 

ポン! 

 

メップル:わわっ!? 何か出たメポ!! 

 

ミップル:こ、これはプリズムホーピッシュミポ……!? 

 

コウジ:まあ、これもカタログとかにインプットされてるからね。ちなみに出せる数は無限だ。

 

そう言うとプリズムホーピッシュをもう3つ程出してみせる。

 

ひかり:プリズムホーピッシュがこんなにいっぱい……!!  

 

ほのか:どうやらあのアイテムにはどんなアイテムでも何個でも出せる機能が備え付けられてるみたいね。(・_・)

 

メップル:なんて恐ろしいアイテムメポ……。 

 

なぎさ:ぶっちゃけありえない……。 

 

コウジ:まあ、一応これキュアピーチのピルンの能力だからね。まあ、他のフレッシュの方も一応バージョンアップしてるけど、まだ開発途中だからな。さてと、そろそろ悪魔の実の超人系クイズやろうや!

 

ほのか:それもそうね。今コウジが使っているアイテムの凄い機能に気になったからその話しちゃったからね。

 

なぎさ:よし、それじゃあ改めてはりきっていこう!

 

コウジ:よっしゃ!そんじゃあ……

 

コウジはペンでスケッチブックにいくつか書き始める。

 

コウジ:よし!そんじゃ、まあ、分かったらどんどん言っても構わないから。

 

ひかり:はい、わかりました!

 

なぎさ:よ~し、どんと来い!  

 

なぎさはやる気満々に腕をまくる。

 

コウジ:よし、そんじゃあまずはこれ!

 

 

 

トントンの実

 

 

 

 

ひかり:トントンの実、ですか……。

 

なぎさ:何か家とかを作る能力だとか?

 

❌ブー!

 

なぎさ:え……? 

 

コウジ:はい、違いま~す!

 

突然の音に驚いたなぎさはふとコウジを見る。コウジの両手には⭕と❌が描かれた音貝を持っていた。

 

なぎさ:何それ?

 

コウジ:ん、これか?これは音貝トーンダイアルといって声や音を録音出来る貝ダイアルだよ。

 

なぎさ:へぇ~。

 

コウジ:さあ、どんどん言って言って!ちなみにこれ擬音じゃねぇから。

 

なぎさ:擬音じゃない?

 

コウジ:そ!2つの言葉が合わさっているだけ。

 

ひかり:つまり、「トントン」の「トン」だけを考えればいいってことですか?

 

コウジ:そういうこった。

 

ほのか:もしかしてこれ重さに関係のある能力なんじゃない?

 

なぎさ:ん?重さ?

 

ほのか:ほら、重さの単位に1t、2tっていうのがあるじゃない。たぶんそれじゃないかしら?

 

なぎさ:え?ってことは、この「トントンの実」っていうのは体重が1t単位までになる能力ってこと?

 

⭕ピンポーン!

 

コウジ:正解だ!この能力は体重をトン単位にまで上げることが出来る能力なんだ。ちなみに上げられる体重は1万tほどだ。

 

なぎさ:い、1万t!?  ありえな~い!!っていうか、1万tの重さってどんくらい?

 

ほのか:う~ん、そうね……。例えていうなら大型船くらいの重さかしらね?

 

なぎさ:大型船!?それじゃ、全然動けないじゃない!!

 

コウジ:まあ、強いて言うも体重を操る能力だからマイナス単位まで下げることも可能だよ。

 

なぎさ:え?あ、そうなの?

 

コウジ:ちなみにこれと少し似てるキロキロの実ってのもあるから。

 

ほのか:それってもしかして体重をキロ単位で操ることが出来る……

 

コウジ:そうそう!体重を1㎏~1000㎏まで操ることが出来る能力さ。

 

なぎさ:え?体重を1㎏に!?ってことはどんなに食べてもその能力があれば体重が増えることはなくなるんじゃない?

 

コウジ:まあ、それはありえなくはないけど、これはあくまでも重さ・・だから体重は操れても体型までは操れねぇぞ?

 

なぎさ:あぁ…体型があったか……。 

 

コウジ:んじゃぁ、次いってみるか!お次はこれだ!ジャン!

 

 

 

バリバリの実

 

 

 

 

メップル:今度はバリバリの実メポか……。

 

コウジ:ちなみにこれ、略語です。

 

ひかり:あ、これ略語なんですか……?

 

なぎさ:あたしてっきりバリバリ食べるやつだと思ってた!

 

メップル:なぎさは食べることしか思いつかないのかメポ……。  

 

なぎさ:何よ!  あんただって何も思いついてないくせに! 

 

メップル:なっ!?失礼メポ!!ボクだってちゃんと考えてあるメポ!!

 

なぎさ:じゃあ、何か言ってご覧なさいよ!(ま、どうせろくなもんじゃないでしょ…!)

 

メップル:オホン!「バリバリの実」の「バリ」というのが何かの略語かって言うと、ズバリ!バリアのことメポ!!

 

⭕ピンポーン!    なぎさ:へ……? 

 

メップル:やった~!メポ~! 

 

コウジ:正解だ!この能力は人差し指と中指を交差することでこのようにバリアを張ることが出来る能力なんだ。

 

と、コウジは両手で人差し指と中指を結び、大きな長方形型のバリアを生成しながら言った。

 

ひかり:へぇ~。あ、本当にバリアが出ました! ❗

 

ミップル:メップル、すごいミポ! 

 

メップル:フフ~ン!!  こんなの朝飯前メポ!!  こんな単純な問題間違えるなんて頭がどうかしてるメポ!!

 

なぎさ:く~~っ!!!!(▼皿▼)  今に見てなさいよ!!

 

ミップルに褒められたことで得意気になるメップルに少しディスられなぎさは悔しがる。

 

コウジ:ちなみにこのバリアは結構頑丈でな、ウチの武装色でも破れねぇんだ。

 

コウジは展開したバリアに拳を軽くゴンゴン叩きながら言った。

 

ひかり:へぇ~、そうなんですか。

 

ポルン:でもルミナスのバリアも結構頑丈ポポ。

 

コウジ:だろうな。まあ、実際ルミナスのバリアがどれだけの強度があんのかはわからねぇんだけどな…。で、ちなみにだけどバリアって防御以外にも使えるって知ってたか?

 

ひかり:え?防御以外にってことは攻撃にも使えるってことですか?

 

なぎさ:そういえばキュアミントの必殺技って緑色のバリアを敵にそのまま投げつけてたよね?

 

ほのか:まあ、たしかに相手の攻撃を防ぐ程の頑丈さがあるなら逆にそれを利用して攻撃にも転用するっていう方法もありかも知れないわね。

 

コウジ:だからバリアを展開してそのまま突進すれば何十人の敵を一掃できるし、ザケンナー並みの怪物であれば軽く吹っ飛ばせたり、上手くいけばノックダウンさせることなんてことも出来たり出来るだろうよ。

 

なぎさ&ひかり&メップル&ポルン:なるほど~(メポ/ポポ)……! ❗

 

コウジ:ただ、このバリバリの実はただバリアを展開出来るだけじゃない。このように形を自由自在に変形させることだって出来んだ。

 

そう言うとコウジはバリアを三角や円形、階段状など様々な形にして見せた。

 

なぎさ:へぇ~、いろいろな形に変えられるんだね~。

 

コウジ:ただ、出せるバリアはこの1面だけで面積も大きく展開したとしても約100㎡ほどっていう限度があるんだ。まあ、イメイメでやればその制限をなくすことは出来んだがな…。

 

なぎさ:へぇ~、そうなんだ。

 

コウジ:んじゃ、次の問題いくか!ジャン!と…

 

 

 

ドルドルの実

 

 

 

 

コウジ:まあ、こいつはちと難しいかな?

 

なぎさ:ドルドルの実か…。これってお金に関する能力ってわけじゃないよね?

 

❌ブー!

 

なぎさ:あぁ~…、やっぱし…。 

 

ほのか:お金の能力ってカネカネの実ってのがあるんじゃなかった?

 

なぎさ:あ……たしかにそうだった…。だとこれは何かの略語か…。う~ん…  なんかヒントちょうだい!

 

コウジ:まあ、これは略語と言ってもある名前の語尾を取って付けたような名前だな。

 

ミップル:じゃあ、言葉の最後に「ドル」がつくものを答えていけばいいミポね?

 

コウジ:まあ、そういうこった!

 

なぎさ:ふ~む…、最後に「ドル」…か…。(コウジ:まあ、語尾に「ドル」付く言葉なんてそんなにそうそうな)あ、わかった!アイドルになる能力!!(あったー!? (°□°;))

 

❌ブー!

 

なぎさ:あ~…、違ったか……!

 

メップル:じゃあ、キャンドル!蝋燭を出す能力メポ!!

 

⭕ピンポーン!!

 

メップル:やったメポ~!!

 

コウジ:正解!この能力は体から蝋を出して様々な形のキャンドルを作り出す能力なんだ。

 

そう言うとコウジはキュアブラックとキュアホワイトの等身大の蝋人形を作ってみせた。

 

なぎさ:く~~……またしても~!!(▼皿▼)  それにしても本当わかりにくい名前ね。誰だってこの名前で蝋像の能力だなんて分かりっこないよ!

 

コウジ:まあ、こういうの結構多いんでな。 

 

ひかり:それにしてもすごい出来ですね! 

 

ひかりたちは等身大のブラックとホワイトの蝋人形をまじまじと見つめていた。

 

ミップル:本当ミポ。まるで銅像ミポ。

 

ほのか:この姿は前のやつね。

 

コウジ:まあ、頭でイメージしながらやりゃぁ、簡単に出来るからな。他にも小物や武器、家やステージなどの建物とかでもなんでも作れる。

 

なぎさ:へぇ~。

 

コウジ:ただあくまでも蝋だから火や熱には弱く、また能力者本人も熱帯地域などの炎天下のエリアには弱いんだ。

 

ほのか:なるほど。蝋ならではの弱点ね。

 

コウジ:そういうことそういうこと。そんじゃあまあ、次へ行くか。

 

 

 

シロシロの実

 

 

 

 

なぎさ:はい!✋ あらゆるものを白くする能力!

 

❌ブッブー!

 

コウジ:お前もうちょい頭捻ろや!今までのやつだってそんな単純な能力じゃなかったろ?そんなんじゃいつまで経ってもメップルに勝てねぇぞ!

 

なぎさ:うぐっ……!(-_-;) わ、わかってるわよ、そんなことくらい!う~ん…  と、シロシロシロ……  あ!わかったお城の能力!

 

⭕ピンポーン!

 

コウジ:まあ、合ってるっちゃあ合ってるかな?この能力は体内を城の内部の構造に出来る能力なんだ。

 

ほのか:体の中をお城に……?

 

コウジ:まあ、言葉でいうのもなんだから実際入ってみる?

 

そうコウジが言った途端、突然コウジの体に両開きのドアがパタッ開く。

 

ひかり:うわ、コウジの体からドアが!? 

 

コウジ:さあ、どうぞお入り下さい!

 

なぎさ:いや…お入り下さい…て、こんな小さなドアじゃ、狭くて入れな(ポルン:それじゃあお邪魔するポポ!  )

 

コウジの体にある小さなドアへと近づいた瞬間、ポルンの体はスルリとドアの中へと吸い込まれるかのように入っていった。

 

ポルン:ポポ…! ❗ これがコウジの中ポポ?

 

ひかり:ポルン、大丈夫?

 

ポルン:すごいポポ!   ここの中、本当にお城みたいだポポ!

 

メップル:本当かメポ!? 

 

なぎさ:ていうかポルン、あのサイズのドアより小さくない? 

 

コウジ:いや、ポルンはもともと小せぇだろ?まあ、たしかに外見からしてみると一見こぢんまりしてて入りにくそうな感じはしなくもないけど、実はこの能力の体の周りに人や物のサイズを縮小化させる特殊な空間の膜が張られているんだ。だからドアや窓の扉が開いている時に頭から飛び込むように突っ込めば誰でもこの中に入れるよ。

 

なぎさ:へぇ~。 

 

ひかり:あの、せっかくですからあそこのドアの中に入ってみませんか?

 

ほのか:うん、そうね。実はというと私もコウジに付いているあの扉の中がどうなってるのか気になってるの。

 

なぎさ:それじゃあ、決まりだね!  たしか頭から突っ込むように飛び込めばいいんだよね。

 

コウジ:ああ。感じ的に言えばプリキュアでの時に敵のアジトに乗り込むような感じかな?

 

なぎさ:そっか。よし!ほのか、ひかり、行くよ!

 

ほのか&ひかり:ええ!/はい!

 

なぎさたちはコウジに言われたとおりコウジの体にあるドア目掛けてその中へと飛び込んだ。メップル、ミップル、ルルンの妖精たちはそれぞれなぎさたちパートナーの頭や肩に掴まっている。

 

なぎさ:よっと!うわぁ~、本当に入れた! 

 

ほのか:ええ、それにしてもこのドア以外と結構大きいのね。

 

ひかり:なぎささん!ほのかさん!見て下さい! 

 

なぎさ&ほのか:うん?うわぁ~!! 

 

なぎさたちは目の前に広がる光景に思わず息を呑んだ。そこはまるでお城の大広間のような装飾のついた大きな部屋だった。

 

メップル:こ、ここがコウジの中メポ!? 

 

なぎさ:あ、ありえない……。 

 

ほのか:ここの部屋って意外と結構広いのね。

 

ひかり:はい、なんだか本当にお城に来てるみたいです!

 

コウジ:いや、「来てるみたい」じゃなくて城・だからここ一応。

 

ひかり:へぇ~、そうなんですか……って、え?  

 

振り返って見てみるとそこには何故かコウジがドアの所に立っていた。

 

ひかり:こ、コウジ!? 

 

なぎさ:え?あ、あれ?何でコウジがここにいんの?  

 

コウジ:何でってまあ、ウチはこの城の支配人みたいなもんだ。シロシロの実の能力者は体ん中の空間にお城を造成できるほか、自分の人形アバターを生み出して城の中を移動したりすることも可能なんだ。

 

ひかり:へぇ~。あ、そうなんですか。 

 

コウジ:城の構造自体は好みに応じて自由に変えられるし、道具も城に必要な小道具程度とかなら出すことも出来る。まあ、体内を城の構造にするつっても別に体の構造まで作り替えてるってわけじゃねぇけどな。

 

なぎさ:え?それってつまりどういうこと?

 

ほのか:もしかして体の中に中身とは違う別の空間を作り出してるってこと?

 

コウジ:まあ、そういうこったな。だから能力者本人が食い物を食ったとしても食ったもんが城の中に入ってくることもないし、この中のトイレを使ったとしても本人の体に影響することもない。

 

なぎさ:え?ここ、トイレなんてあるの? 

 

コウジ:まあな。それとここの空間は常に水平に保たれてんだ。そのため本人がどんなに暴れ回ったとしても、窓の景色が映像のようになるだけでここがしっちゃかめっちゃかになることもない。

 

ほのか:なるほど。じゃあこの中に入っていれば身の安全が保たれるわけね。

 

コウジ:まあ、それは能力者本人が常に生きていさえすればな。ウチもよく仲間や知り合いを守ったり匿ったりするときにこの能力を使うことが結構あんだ。ちなみにこの城、一定距離離れると元のサイズに戻るんでな。それを応用すれば攻撃とかも可能なんだ。

 

ほのか:なるほど。たしかにここから大砲やマーブルスクリューなどを使えばまるで体から飛び道具が出たようになるわね。

 

なぎさ:それにしても不思議だよね。外から見たときは窓なんて1つもなかったのに中に入ったらこんなにあるなんて。

 

コウジ:まあ、超人系はそういう不思議な能力が多いからね。さて、次行くとするか!

 

なぎさ:えっ?……って、うわぁ~!?   

 

ほのか&ひかり:きゃあ!?    

 

メップル&ミップル&ポルン&ルルン:メポ~!?/ミポ~!?/ポポ~!?/ルル~!?        

 

すると突然床が急に盛り上がるとなぎさたちを城の外へと押し出した。

 

Maxheart一同:うわぁ~!?

 

  ドッシ~ン!!

 

いきなり外へと放り出されたなぎさたちは元のサイズへと戻るとなぎさ→ほのか→ひかり→妖精たちの順に積み重なった。

 

なぎさ:痛っててててて……!  も~、急に追い出さないでよ!

 

コウジ:いや~…、悪ぃ悪ぃ…。  さて、次は最後の問題だ。これはかなり難問かもな。

 

なぎさ:よ~し、ドンと来い!  

 

コウジ:ジャン!

 

 

 

ハナハナの実

 

 

 

 

ほのか:ハナハナの実。

 

なぎさ:これが難問?一見簡単そうな名前みたいだけど……? 

 

コウジ:言っておくけど花を咲かす能力じゃねぇかんな?

 

なぎさ:えぇっ!?違うの!?   

 

メップル:図星だったのかメポ……。 

 

コウジ:まあ、お花に関する能力だけどお・花・じゃねぇんだ。

 

ほのか:お花に関係あってお花じゃない能力……?

 

ひかり:う~ん…、たしかに難しいですね…。  あの、それって物なんですか?

 

コウジ:さ~てね。まあ、物っていやぁ物なんだけど物の一部ってのが多いかな~? 

 

なぎさ:物の一部……か…。  ま~さかお花の代わりに手とか足とかを咲かせる能力なんじゃ……?(コウジ:お? ❗)

 

メップル:何な~にを言ってるのかメポ……?   そんな能力あるわけな(⭕ピンポンピンポンピンポーン!)て、え?  ❗

 

コウジ:スゲぇな!正解だ! 

 

なぎさ:え……、マジ!?(まぐれで言っただけなんだけど…) 

 

コウジ:マジだ。ほら!

 

✋ニョキッ!

 

なぎさ:うわっ!?

 

✋ニョキッ! ✋✋✋ニョキニョキニョキッ!

 

コウジはハナハナの能力でなぎさたちの周りに腕を数本生やして見せる。

 

コウジ:この能力は手や足などの体の一部などを花のように咲かすことが出来る能力なんだ。

 

ひかり:あ、それでハナハナの実っていうんですか。

 

なぎさ:何そのありえなすぎる能力は……?(;¬_¬)

 

コウジ:まあ、こういうのもこの超人系ならではの特徴だからな。まあでもこれはこれで結構便利なのよ。腕なんか数本生やせるから両手塞がってるときとかにも使えるし!

 

ひかり:なるほど。たしかにそれは便利そうですね。

 

コウジ:まあ、こんなもんかな?まあ、他にもいろいろあるんだが。

 

なぎさ:へぇ~。あ、そうそう!さっきコウジがやって見せたルミナスの技とかピーチのアイテムとかあったじゃん?

 

コウジ:え?ああ、うんまあ、そうだけど?

 

なぎさ:で、それってさぁ、他にはないの?

 

コウジ:他って……、つまり、それ以外でのウチが独自開発したプリキュア技ってこと?

 

なぎさ:うん、そうそう、それ!

 

コウジ:まあ、別にないことねぇけど……てかもしかして見たいん?

 

なぎさ:うん!だってルミナスのは見たけどまだあたしたちのとかはまだ見てないしさ!

 

コウジ:まあ、ウチは別に構わねぇよ。ただし、条件がある!

 

なぎさ:ん?条件?

 

コウジ:ウチと、手合わせしてくれないか?

 

なぎさ&ほのか:手合わせ!?  

 

ひかり:え……?手合わせってことは、もしかして私たちと戦うってことですか? 

 

コウジ:ああ、そうだ。ウチが開発したオリジナルのプリキュア技には必殺技を改造したやつもあれば独自で開発した個人技とかもある。それを披露するならばその攻撃対象となる標的がなきゃダメだ。

 

ひかり:でもドツクゾーンは私たちがやっつけちゃいましたから、ザケンナーはもう来ませんしね……。

 

なぎさ:でもフュージョンの時は他の敵といっしょに出て来たよ。

 

メップル:でもそいつも他のプリキュアといっしょにやっつけちゃったから今は出てこないメポ。

 

なぎさ:あぁ…そっか…。 

 

コウジ:だからここで戦える相手といったらあんたらプリキュアしかいないでしょ?

 

ほのか:う~ん……たしかに一理あるかも。 

 

コウジ:まあ、他の所で敵がいないって分かったときすぐさま戦いを挑まれたけどな。でもまあ、ウチはあくまでも海賊だ。海賊は戦いを挑まれたからには何があっても引き受けるのが道理だ。

 

メップル:だからなぎさのあの無謀な勝負引き受けたのかメポ。

 

なぎさ:うっ……!!(-_-;)lll

 

コウジ:ああ。まあ、ウチからして見りゃあんなん茶・番・勝・[[rb負 > ・]]に過ぎんけどな!

 

なぎさ:ちゃ、茶番勝負……?   うぎゃっ……!?   ズゥンッ!! 

 

なぎさは何気なく言われた「茶番勝負」という言葉にショックを受け、その言葉が書かれた岩が彼女の頭上に落ち、その下敷きになった。

 

ひかり:だ、大丈夫…ですか? 

 

コウジ:で、ウチとの勝負引き受けてくれるか?

 

なぎさ:上等じゃない……!だったらその勝負受けて立とうじゃないの!!! ( Д )

 

ポルン:ポポ……!なぎさが立ち直ったポポ……!!  

 

ルルン:ルル~……!!  

 

なぎさ:今度こそ絶対に勝って、この頭の仇とってやるんだから~!!!!

 

メップル:まだ頭に根に持ってるのかメポ!? ✋ 

 

ほのか&ひかり:アハハハハ……。 

 

ひかり:でも、なぎささんのわがままにとことん付き合ってくれましたから、今度はコウジの頼みを聞いて上げてもいいんじゃないでしょうか?

 

ほのか:そうね。コウジとはいっしょに戦ったのはあるけれど、こういう対戦みたいなことはあまりないからこういう機会もいいかも知れないわね。それに「相手を知るには戦ってみた方がいい」という説もあるし。ミップルたちはどう?

 

ミップル:ほのかたちがいいならそれでいいミポ。

 

コウジ:そっか。なら決まりだな!  ただし、いつも言ってるが手加減はしねぇぞ!

 

なぎさ:そんなの当ったり前じゃん!ねえ、ほのか!

 

ほのか:ええ、私たちもあなたを敵として本気で行くつもりよ。

 

ひかり: お互い悔いのないよう頑張りましょうね!

 

コウジ:よし、そんじゃあ場所はここラクロス練習場でいいな?

 

ほのか:そうね。ここなら今は人があまりいないみたいだし。

 

なぎさ:よっしゃぁ!そうとなったらとっとと変身よ!行くよ、メップル!

 

メップル:メポ!   ポンッ!

 

ほのか:ええ!ミップル!

 

ミップル:ミポ~!   ポンッ!

 

ひかり:ポルン!

 

ポルン:ポポ!   ポンッ!

 

メップルとミップルはハートフルコミューンにポルンはタッチコミューンに変身するとなぎさ、ほのか、ひかりのそれぞれの手に渡る。

 

なぎさ:それじゃあ行くよ!ほのか!ひかり!

 

ほのか&ひかり:ええ!/はい!

 

なぎさとほのかは自分のハートフルコミューンにクイーンの描かれたプリキュアハードをセットすると、コミューンの上部分を回し、下部分に手をかざした。するとそれぞれ2つのコミューンは光となり上へと上昇する。

 

なぎさ&ほのか:デュアルオーロラウェイブ!

 

そして、なぎさとほのかはお互いに手をつなぎ叫んだ。すると2人を巻き込むように虹色の光の柱が現れた。2人は手を繋いだまま銀色に身を包んだ身体で光の中に突き進みそれぞれのコスチュームに身に纏った。その後、身体についている銀色のメッキが光となって弾け飛ぶと仕上げと言わんばかりに2人の胸にハートの宝石の付いたリボンが装着され、そして、黒いコスチュームを身に纏ったなぎさは激しく、白いコスチュームを身に纏ったほのかはやさしく軽やかに着地する。

 

ブラック:光の使者、キュアブラック!

 

ホワイト:光の使者、キュアホワイト!

 

ブラック&ホワイト:ふたりはプリキュア!

 

ホワイト:闇の力の僕たちよ!

 

ブラック:とっととおうちに帰りなさい!

 

そして名乗りとポーズを決め、2人の変身は完了した。

 

続いてひかりがタッチコミューンに手をかざし、コミューンが光るとともにこう叫んだ。

 

ひかり:ルミナス・シャイニングストリーム!

 

するとひかりの髪留めが外れ彼女の三つ編みがゆっくり解けた。そして眩い光がひかりを覆うと一瞬にしてピンクのコスチュームに身に纏い、その場に現れた。そして、両手にピンク色のハートの紋章を持ち、その眩い光を放ちながらこう名乗りをあげた。

 

ルミナス:輝く命、シャイニールミナス!光の心と光の意志、全てを一つにするために!

 

そして、最後にルルンのミラクルコミューンからハーティエルブローチェをもらい、これでシャイニールミナスの変身が完了した。

 

コウジ:髪は戻ったか……。 

 

Maxheart一同:え?

 

コウジ:あ…いや、何でもねぇ!それにしてもこれがシャイニールミナスか…。なんか元がクイーンだからなのか雰囲気的に光の天使って感じがするかな? 

 

ルミナス:え?あ…、そうですか?

 

コウジ:うん、まあ、なんとなくだけどな…。それにしてもやっぱ前見たときよりイケイケ感増しとるな。特にブラックは……。

 

ブラック:え?あぁ…やっぱ、そう見える? 

 

メップル:まあ、たしかに前の時よりもパワーアップしたからメポね。

 

コウジ:だろうな。まあ、前、オカマたちに見せたらスンゲェ不評食らったがな……。

 

ブラック:へ?お、オカマ…? 

 

コウジ:うん、キュアキュアの実の性能を試す際にカマバッカ王国を訪れてたんだ。その時にキュアブラックの完全フル装備形態を見せたら(ブラック:え?完全フル装備形態ってことは私たちみたいな服装になれるってこと?)

 

コウジ:まあ、プリキュアの能力を使うキュアキュアの実だからね。まあ、能力を使うには大抵その形態になるがね。

 

ルミナス:でも、コウジがプリキュアの技を使うときって腕か足にしかなりませんよね? 

 

コウジ:そりゃあ、服装を最小限に押さえてるからねぇ!それに考えてみなよ!ウチ男だぞ?ブラックのはまだしも、ホワイトやピーチみたいな衣装身に纏ってたらおかしいだろ?

 

ルミナス:あぁ……ま、まあ、たしかに……。 

 

ホワイト:それでオカマのいる所へ行ったのね。

 

ブラック:それで、あたしの服装見てなんだって?

 

コウジ:ああ、それがさ…

 

 

 

 

―回想―

 

 

イワンコフ:ふ~む……、なんかちょっとうるさすぎて女身に欠けるわね。

 

 

―回想終了―

 

 

 

 

            ……だって。

 

ブラック: 何それ!?  何でそんなこと言われなきゃならないの!?しかもオカマに!!

 

それを聞いたブラックは憤慨する。

 

コウジ:いや、知らんがな!  あいつが勝手にそう見解したわけだし……!

 

メップル:服装だけで見抜くとはすごいオカマメポ……!  

 

ブラック:ちょっとあんた、どこ感心してんのよ!  

 

コウジ:ああ、ちなみにホワイトの見せたら清楚で穏やかそうだってさ!

 

ルミナス:わぁ~、ほとんど当たってます~!  そのオカマさんって名探偵なんですか?

 

コウジ:いや、カマバッカ王国の王だけど?まあ、あいつオカマ歴長いからな。時々女になるけど。

 

ルミナス:あ、女になるんですか? 

 

コウジ:ああ、彼…あぁいや、彼女……まあ、いいや…のはホルホルの実。注射のような指先から様々なホルモンを注入して、体質を内側から改造させる事が出来る能力なんだ。だから女ホルモンを注入して完全に女になることも可能なんだ。

 

ルミナス:あ、そうなんですか!

 

ブラック:だぁ~!!もう、こうなったらここでコウジに勝って、そのオカマにぎゃふんと言わせてやろうじゃない!

 

コウジ:んじゃ、やるか。ルールは制限時間はなしのタイマン勝負。ウチかお前らのどちらかが戦闘不能になるか降参したらそこで戦闘終了だ。

 

ブラック:OK!それじゃ、さっそく始めよう!

 

ホワイト:ブラック、わかってると思うけどコウジはかなりの強さを持っているわ。思いっきり戦うのはいいけれど無茶はしないでね。

 

ブラック:大丈夫!心配しないで。ホワイトやルミナスがいれば千人力だよ! 

 

メップル:それが吉と出るか凶と出るか……  

 

ブラック:何か言った?  

 

メップル:いや、別に……メポ。  

 

コウジ:よし、行くか!ふたりはプリキュア Maxheart!お前らの力、このマスターコウジに見せてみろ!

 

コウジは手の関節を鳴らしてブラックたちに言い放つ。

 

ブラック:臨むところ!だあああぁぁぁ~~~!!!!

 

ブラックは先陣を切るように真っ先に駆け出した。そしてそのままコウジの所へ一直線に突き進むとパンチを繰り出した。

 

ブラック:でやっ!! 

 

ヒョイ!

 

だが、コウジは首を少し傾けパンチを躱す。

 

ブラック:だだだだだだだだ………!!!!      

 

その後もブラックはパンチとキックを何度も何度も繰り出すが、コウジは体を反らす、しゃがむなどしてブラックの攻撃を軽やかに躱していく。しかも、目を瞑ひながら……

 

ホワイト:はあああぁぁぁ~~~!!!!

 

すると今度はホワイトが前方転回しながらコウジの背後に迫る。だが…

 

✋ ガシッ!!

 

ブラック:え?

 

ブン!

 

ブラック:う、うわぁ!?  

 

ホワイト:え?きゃあっ!?  バシッ!! 

 

それに気付いたコウジは迫り来るブラックのキックを躱すとその足首を掴む。そして、そのまま後方にいるホワイトへブラックを投げ付ける。ホワイトは投げ飛ばされたブラックにぶつかり2人ともどもふっ飛ばされた。

 

コウジ:“ブラック”・“ホワイト”!

 

コウジは右手をブラックに左手をホワイトに変える。するとそれぞれの腕にはバチバチとそれに合った色の雷を纏い始める。

 

コウジ:プリキュア・マーブルスクリュー!

 

そして、コウジはそのまま両手でマーブルスクリューを放つ。

 

ルミナス:ブラック!ホワイト!危ない!

 

ブラック&ホワイト:え?うわっ!?  

 

ブラックとホワイトは咄嗟に二手に分かれてコウジのマーブルスクリューを躱す。

 

ブラック:あ~…、危なかった~!  てか今のマーブルスクリュー早くない!?

 

コウジ:まあ、そりゃあ、ブラックサンダーやホワイトサンダーを自在に操れるようにしたからね。

 

ブラック:え…、自在に?

 

コウジ:ああ、こうやって力を込めれば普通にブラックサンダーを溜められるんだ!

 

と、コウジは右腕にブラックサンダーを纏わせて見せた。

 

ブラック:嘘!?何それ!?あたしたちそんな芸当出来ないよ!  

 

コウジ:そりゃあ、そうだろう!なんせイメイメの能力で変えたんだからよ!これでマーブルスクリューを放つ時間を短縮出来るってわけだ。ちなみにこういうのも出来る。プリキュア・ブラックスクリュー!

 

そういうとコウジは斜め上に向けてブラックサンダーだけの螺旋光線を放ってみせた。

 

メップル:ブラックサンダーだけでマーブルスクリューをメポ!?  

 

コウジ:いや、マーブルスクリューってのはブラックサンダーとホワイトサンダーが合わさったもんだろ?あ、ちなみにホワイトサンダーで放つプリキュア・ホワイトスクリューってのもありますんでそこんとこもどうぞよろしく! ✋

 

ブラック:あ、ありえない……!? 

 

ホワイト:人や世界に存在する技を取り入れて、さらに独自のアレンジで自分オリジナルのものに作り上げる。これがコウジの戦闘スタイルなのね。

 

コウジ:スゲェだろ?まあ、そのまま使うやつもあるけどよ。けどこの力はまだまだこんなもんじゃねぇぜ?ブラックサンダー・チャージ!

 

コウジは気合を入れるように構え深い息を吐いた。すると腕や足にブラックサンダーが蓄積される。

 

コウジ:行くぞ!ブラックサンダー・ジェット!!

 

✴ バシュン!!

 

ブラック:……!?  

 

コウジ:プリキュア・ブラックジェット・ニーキック!

 

コウジのブーツの裏からブラックサンダーがブーストのように放出し、目にも止まらぬ電光石火のようなスピードでブラックに急接近すると、その勢いのままひざ蹴りを食らわした。

 

 ドカッ!!

 

ブラック:ぐはっ!?  

 

重いひざ蹴りを食らったブラックは大きく吹っ飛びフェンスに激突する。

 

ホワイト:ブラック!?(コウジ:プリキュア)ホワイト:はっ!? (ブラック粉砕コンカッセ!!)

 

その後すぐブラックサンダージェットで勢いよく飛び上がると今度は片足にブラックサンダーを纏い、勢いよく光の円を描くように空中回転しながらホワイトの頭上目掛けてかかと落としを放った。

 

ホワイト:うわっ!?  

 

 ドガアアァァ……!!!  ビキビキビキ………!!!!

 

が、ホワイトがとっさの回転で回避され、コウジのかかと落としは地面に突き刺さる。その衝撃でラクロス練習場のコート全体にヒビが入る。

 

ルミナス:こ、コート全体にヒビが……!? 

 

かかと落としをした後、少し後ろに飛び着地するコウジ。

 

コウジ:ブラックサンダーには主に攻撃性を重視してんだ。こいつを使うことでキュアブラックの攻撃性能をさらに向上させることが出来る。

 

ルミナス:なるほど。だからブラックを吹っ飛ばしたり、コート全体にヒビを入れたり出来たんですね。

 

コウジ:ああ、他にブラックサンダーを足からブーストすることで移動速度の加速や飛行も可能なんだ。

 

ブラック:だからあんなに速く動けたのか。

 

コウジ:まあ、これに関してはSplashの性能をヒントにしてやったやつだけどな。ちなみにキュアホワイト特有のホワイトサンダーも加速、飛行は可能だ。けど、これの場合は回避や撹乱とかを重視してるから、ブラックサンダーよりは攻撃力は低くなってんだ。

 

ホワイト:へぇ~、私たちの能力の特徴を結構研究してるのね。

 

コウジ:そりゃあ、人の技を盗ってやるんだから、それなりにわからなきゃ改良の仕様がねぇよ。ただ、このウチのアレンジ技はまだまだこんなもんじゃねぇよ。“ブラック”・“ホワイト”!

 

コウジは右腕をキュアブラックに、左腕をキュアホワイトに変える。

 

メップル:あ、今度はブラックとホワイトの両方メポ! 

 

ブラック:今度はマーブルスクリューで来る気?

 

コウジ:と、思うか?“ゴムゴム”!

 

コウジはゴムゴムの能力を発動させ、ブラックサンダージェットで再び上空へと飛び上がる。

 

ブラック:また飛んだ!?  

 

ある程度の高さまで飛ぶと今度は体を風船のように膨らませる。

 

  ボン!

 

ルミナス:あ、膨らみました!  風船のように!

 

膨らませた体を捻り、体をブラックたちの方へと向きを変えると腹に溜まった空気を一気に噴き出し、回転しながら両手の拳を構える。

 

ミップル:気をつけてミポ!何か仕掛けてくるミポ!

 

コウジ:プリキュア・マーブル暴風雨ストーム!!      

 

そして、左右の拳にブラックサンダーとホワイトサンダーを纏わせると、伸びるパンチの嵐を浴びせる。

 

ルミナス:ここは私に任せて下さい!

 

するとここでルミナスが前に出るとバリアを展開し、コウジの攻撃を防いだ。

 

ガガガガガガガガ!!!!         ………!!!!

 

コウジ:ん?ルミナスのバリアか!ならば!

 

コウジは攻撃を辞めると地面へと着地した。

 

コウジ:“ブラック”・“ホワイト”!武装全開!

 

右腕をキュアブラックとキュアホワイトにし、さらにそれを武装色で硬化させる。

 

ブラック:あれってあのラクロスの時の!?  

 

ホワイト:あればたしか武装色の覇気だったわね。

 

ルミナス:しかも今「全開」って言ってました。

 

メップル:あれはメップルも驚いたメポ!  ブラックの頭は別にいいとして、フェンスや森を吹き飛ばせるとてつもない破壊力だったメポ!

 

ブラック:ちょっと、何がいいのよ!?  私の頭の髪の毛が一気に吹き飛んだのよ!?  

 

ホワイト:まあまあ…。  でもブルームたちの技を一気に打ち破ったって聞いてるからルミナスのバリアでもあまり油断は出来ないかも。

 

そうしているうちにコウジは捻りながら後ろに腕を伸ばしていた。しかもその腕にはブラックサンダーとホワイトサンダーが入り交じるように巻かれている。

 

コウジ:プリキュア・マーブル回転銃ライフル!

 

そして、ゴムの反動でマーブルスクリューのように高速回転させた拳をバリアに勢いよく叩きつける。

   ドゴオオオォォォ………!!!!

 

ルミナス:ぐうぅっ……!?

 

ルミナスはコウジの回転パンチをバリアで受けとめたものの、その衝撃の強さに顔を歪ませる。

 

ポルン:ルミナス、大丈夫ポポ?

 

ルミナス:ええ、なんとか…。けど、ものすごい威力………… はっ!? 

 

ブラック:どうしたの?ルミナ…… なっ!? 

 

ブラックたちはバリアを見て絶句していた。そのバリアには少し小さなヒビが出来ていた。

 

ホワイト:バリアにヒビが……!? 

 

ブラック:あ、ありえない…。  ルミナスのバリアにヒビが入るなんて……。

 

コウジ:ほう、ウチの武装色全開の攻撃を防いだか。さすがはプリキュア最強の防御壁バリアだな。

 

ルミナス:あぁ、いえ…。あ、でも私、このバリアにヒビが入れた人初めて見ました。

 

コウジ:え?あ、ほうなん?

 

ルミナス:はい、私のバリアはどの敵とも戦ってもヒビが入ったり割れたりすることはほとんどがないんです。

 

コウジ:あぁ、なるほどな。まあ、バリバリって程じゃねぇが、このバリアの耐久性はかなり強力だってことがわかった。こうなりゃ魔凶色を少し使うべきだったかな。

 

ルミナス:魔凶色……?

 

コウジ:あぁ、いや、何でもない!  こっちの話。けどまあこれ、獣厳やグラグラのような強力な一撃とかでやれば行けそうだな。

 

ブラック:グラグラって?悪魔の実?

 

コウジ:そうそう。空間を殴ってヒビを入れて震動を生み出す地震の能力。

 

ブラック:地震!?  ❗ そんなもんあるの!?

 

コウジ:ああ、地面に震動を放てばを地震を引き起こし、海や川に放てば津波を、さらに大気に放てば絶大な破壊力を誇る衝撃波が出る。超人系で世界最強クラスを誇るとも言われる悪魔の実だ。

 

ルミナス:たしかにそんな能力で暴れられたら町や世界がめちゃくちゃになっちゃいますね。

 

コウジ:使い方を誤らなきゃいいだけだ。ウチもこの能力使うこと結構あるし。

 

ルミナス:え?そうなんですか? 

 

コウジ:うん。敵をまとめて一掃する時とかや頑丈なもんを破壊する時とかによく。

 

ルミナス:あぁ、なるほど。

 

コウジ:まあ、こいつの場合はこいつで十分だ!獣厳! 

 

  ドゴッ!

 

コウジはルミナスのバリアに正拳を放つ。

 

 ビキッ………!  バリン!

 

正拳の衝撃でバリアのヒビは全体に広がっていき、やがてバリアはガラスのように粉々に割れた。そして、コウジの拳はそのままルミナスに襲いかかった。

 

ルミナス:……!?  

 

  ガッ!

 

だが、ここでブラックがルミナスの前に出てパンチでコウジの拳を受け止める。

 

ブラック:だぉりゃあ~!!

 

そして、そのままブラックは全力で押し返す。

 

コウジ: ぬわっ!?と、と、と……おぅわっ!?  

 

  ドタッ!!

 

押し返されたコウジは反動で後退し、そのままバランスを崩し転倒するコウジ。

 

ルミナス:ブラック!!

 

ブラック:大丈夫?

 

ルミナス:はい、ありがとうございます!

 

メップル:2人とも、今がチャンスメポ!

 

ブラック&ホワイト:うん!

 

2人はお互い顔を見合わせ頷き前を向き、互いに手を取り合うと、それぞれ手を天に翳し呪文を唱え出す。

 

ブラック:ブラックサンダー!

 

ホワイト:ホワイトサンダー!

 

天に掲げた2人の手に2つの雷が注ぎ込まれる。

 

ホワイト:プリキュアの美しき魂が!

 

ブラック:邪悪な心を打ち砕く!

 

コウジ:ん?あれをやるか?じゃ、一か八かのアレ、試してみるとすっか!

 

コウジは体勢を立て直すと指を引っ張り今ゴム体質であるということを確認すると今放とうとしている2人を見ながら立ち尽くした。

 

ブラック&ホワイト:プリキュア・マーブルスクリュー!

 

⚡バチバチバチ!

 

ブラック:ふん!

 

ホワイト:くぅ!

 

ブラック&ホワイト:マックスー!

 

ブラックとホワイトの2人の手から超強力なマーブルスクリューが解き放たれた。マーブルスクリューの光は一直線に突き進む。コウジは抵抗することなく静かに目を閉じ、そのまま渦巻く強力な光に呑み込まれる。

 

ブラック&ホワイト:はあああぁぁぁ~~~~!!!!

 

その後も一切力を緩めることなく放ち続けるブラックとホワイト。

 

コウジ:ん?

 

一方、攻撃を受けているコウジというとただ白と黒がパステルカラーのように渦巻いた光が視界に広がるだけで攻撃を受けているような感覚は全くなく、また自身の手を見てみてもダメージを受けている様子など何一つもなかった。

 

コウジ:フッ…、  賭けに勝った!

 

コウジはマーブルスクリューの中で腕をキュアブルーム、キュアイーグレットに変えた。

 

コウジ:よし、行くぞ! 

 

そして2人が技を放っている方へと全力で走り出す。

 

コウジ:ぬおおお~~!!!! ≡ 

 

ブラック&ホワイト:ええっ!?   

 

ブラックたちはその光景に仰天した。それもそのはず、コウジは2人が放つマーブルスクリューの中を平然と全力疾走しているのだから。

 

コウジ:うおおおおおお~~~~!!!! ≡ 

 

ホワイト:マーブルスクリューの中を走ってる!? 

 

ブラック:嘘!?ありえない…!?あいつ何で普通に走ってんの!?(◎Д◎;) 

 

メップル:メップルにも分からないメポ!この中走るやつ初めて見るメポ!  

 

メップル:おそらくなんらかの悪魔の実を使ってるミポ。

 

ブラック:ええっ!?マーブルスクリューに耐えられる能力なんてあんの!? (◎Д◎;)

 

ホワイト:マーブルスクリューに耐えられる能力……。 

 

コウジ:プリキュア…

 

ブラックたちがそうやりとりしている中、コウジは走りながら大地と大空の力を溜めながら両腕を真後ろに伸ばし始める。

 

ホワイト:ハッ……!  (コウジ:ツインストリーム)まさか……!  

 

ブラック:ん?

 

ホワイトはコウジが今使っている能力を見て何かに気付いた。

 

コウジ:バズーカ!! 

 

コウジはブラックとホワイトの前に接近すると大地と大空の2つの力が蓄積された両手での掌底を放った。

 

 ドーン!

 

ブラック&ホワイト:うわぁ~!?/きゃあ~!?   

 

 ドーン!

 

コウジの両手の掌から2つのエネルギーが放たれ、それを至近距離で受けたブラックとホワイトの2人を吹っ飛ばした。

 

ルミナス:ブラック!ホワイト!あうっ!?

 

ルミナスも吹っ飛ばされた2人の巻き添えとなりそのままフェンスまで吹っ飛ばされる。

 

 ドーン

 

コウジ:にしししし!  やっぱりマーブルスクリューにはこのゴムゴムの実が一番だな!

 

ルミナス:痛たたたた……。ブラック、ホワイト大丈夫ですか?

 

ブラック:う、う~ん………なんとかね……。それにしてもマーブルスクリューが効いていないだなんて……。

 

ホワイト:おそらくマーブルスクリューに対抗出来る悪魔の実はゴムゴムの実なのよ。

 

ブラック:え?

 

ルミナス:ゴムゴムの実……ですか?

 

ホワイト:ゴムにはね絶縁体っていう電気を通さない性質があるの。

 

ブラック:だからマーブルスクリューが効かなかったのか……。

 

コウジ:スゲぇな…。まるまる大正解だよ。あぁ、ちなみに言えばマーブルスクリュー・マックス・スパークも同じだからな。  ま、レインボーストームやエキストリーム・ルミナリオとかなら話は別だけど……

 

ルミナス:へぇ~、ゴムってすごいんですね。 

 

ブラック:でもレインボーストームとかエキストリーム・ルミナリオだったら話は別って言ってたから、またさっきのような隙を見つけてやれば絶対勝てるよ。 

 

ホワイト:そうね……  でも、それはちょっと難しいかも知れないわね……。

 

ブラック:え?

 

ホワイト:たしかにコウジは今自分を倒させるヒントみたいなこと言っている………。でもそれは私たちをそうさせるよう仕組んでるかも知れないわ……。

 

ブラック:私たちを誘い込んでる……?つまり罠ってこと?

 

ホワイト:わからない………。ただ、彼のあの武装色の覇気っていうのにはルミナスのバリアをも簡単に破るほどの強さだったし、その他にも数種類の悪魔の実の能力や忍術、プリキュアなどの数知れない程の能力をいくつか持ってる。それにさっきのような私たちにも想像出来ない奇想天外なことだってしてくる可能性だってある。

 

ルミナス:たしかにブラックサンダーだけを放って攻撃してましたし、お2人が放ったマーブルスクリューの中を普通に走ってましたもんね。

 

ホワイト:つまり、コウジが何かヒントみたいなことを言ってきても油断しない方がいいかも知れないわ…。

 

コウジ:スゲぇ分析力だな…。あ、そういえばホワイトって科学部に所属してんだっけか?

 

ホワイト:ええ、そうよ。カタログで調べたの?

 

コウジ:ああ、まあな。さてと、ウチもそろそろ実力を出すとすっかな……!

 

そう言うとコウジは肩を回して準備運動した。

 

ブラック:え、そろそろって……?じゃあさっきまでのは何だったの? 

 

コウジ:え、あれはあんたらの実力を知るための小手調べ。つまり、軽いウォーミングアップみたいなもんだ! ✋

 

ブラック:えぇっ!?今のがウォーミングアップ!?ありえな~い! 

 

コウジ:まあ、どうやらSplashの技を受けてもなんともねぇみてぇだし。少し本気出してもいいかなって思ってさ。ただ、これだけは言っておくことがある!

 

 

 

ウチをナメんなよ? 6m

 

 

 

 

ブラックはコウジの本気の眼差しに少し怯むものの負けじと身を引き締める。

 

ブラック:そんなの言われなくてもわかってるわよ!でもね、こっちだってプライドってもんがあるんだから!例えどんな実力の差があり過ぎても負けるなんてありえないんだから!

 

コウジ:まあ、だろうな。そんじゃ、“キュアブラック”!

 

コウジは両腕をキュアブラックに変換させる。

 

コウジ:行くぞ!ブラックサンダー・チャージ!ドラゴンモード!

 

ブラック&ホワイト&ルミナス:!!?  

 

コウジは手の形を龍の蹄の形にするとブラックを纏った。するとブラックサンダーを纏った両手は3本の鋭利な龍の蹄にへと形成されていった。

 

コウジ:完了!キュアブラック・ドラゴンモード!

 

ルミナス:ど、ドラゴンモード!? 

 

コウジ:行っくぞ!プリキュア・ブラックドラゴンクロー!!

 

コウジは黒く光る龍の手となった両手でブラックたちに襲いかかる。ブラックはとっさに二手に分かれてその攻撃から逃れる。

 

  ズガアアァァァン!!!!     ビキビキビキビキ……!   ガラガラガラ!!

 

だが、コウジの放つドラゴンクローは空振りし、地面に斬撃が放たれるが、その斬撃の威力は凄まじく、地面を剔りながら遠くの外灯まで届き、外灯は粉々に崩れ落ちた。

 

ブラック:が、外灯が……!?  

 

メップル:な、なんて威力なんだメポ!  

 

コウジ:にしししし!  どうだスゲぇだろ!でもまだまだ、こんなもんじゃねぇぞ!剃!

 

シュン!

 

コウジ:プリキュア・ブラックストライク!

 

コウジは剃でブラックの真上の少し後ろ側に移動するとブラックサンダーで作ったボールを蹴り放つ。

 

  ドカッ!

 

ブラック:ぐあっ!?

 

ボールはブラックの背中に当たる。

 

ホワイト:ブラック!

 

コウジ:プリキュア・ホワイトソーサー!

 

続いて剃でホワイトの背後に回ると今度はキュアホワイトの能力でホワイトサンダーの円盤を生成し、投げ付ける。

 

ホワイト: はっ!?( ドカッ!!)うあっ!? 

 

ホワイトはコウジの声に反応し、思わず振り向くものの避ける暇もなく食らってしまった。

 

ルミナス:ブラック、ホワイト、大丈夫ですか!?

 

ブラック:痛ててて…!  う、うん、大丈夫…。それにしてもさっきのルージュとミントの技じゃ……?

 

ホワイト:ええ、たぶん私たちのとルージュたちのを組み合わせてるのね。

 

コウジ:あぁ…いや、これほぼブラックサンダーとホワイトサンダーの力でやってる技であって、他のプリキュアのとは組み合わせはいねぇぞ?

 

ブラック&ホワイト:えっ!?  

 

ルミナス:え?そ、そうなんですか? 

 

コウジ:うん。だってさ…よく考えてみなよ!ホワイトソーサーの方はキュアミントのと組み合わせたとしてもあんま変わんないけどよ、ブラックストライクの方はもしキュアルージュのやつを組み合わせてたらあの球弾に炎纏ってたぞ!

 

ホワイト:たしかにキュアルージュは炎のプリキュアだしね。

 

コウジ:まあ、このブラックサンダーとかにはマーブルスクリューなどのビーム系だけじゃなく、エネルギー弾や武器などを生成出来るようにしてるからな。ハハ…!

 

ルミナス:へ、へぇ~…、そうなんですか…。なんかコウジの繰り出す技って私たちよりもすごいんですね。

 

ブラック:すごいっていうか、ありえなさすぎだよ……!もう既にあたしたち超えてんじゃん……!

 

コウジ:まあ、よく言われる……。  で?どうする?もう降参するか? 

 

ブラック: んなっ!?  な、何言ってんの!?そんなことでプリキュアが降参するなんてありえないっつーの!!   あたしたちはねぇ、闇の皇帝とも言われるジャアクキングってのを倒したことあるくらい最強なんだからね!! 

 

メップル:まあ、そこは否定出来ないメポ。 

 

ホワイト:そうね。これまでにだってずっと2人で……ううん、3人でいっしょに乗り越えてきたんだしね。

 

ブラック:そう!そういうことだからあんたがどんなに強いだろうとあたしたちはあんたに勝つ気でいるんだから!!プリキュアをナメないでよね!!

 

コウジ:そっか。(Splashやフレッシュも口を揃えて同じこと言ってたけどな)

 

ブラック:行くよ、ホワイト!このままコウジにやられっぱなしでなんていられない!

 

ホワイト:ええ、そうねブラック。私たちの強さコウジに見せつけてあげましょ!

 

ブラックとホワイトはコウジ目掛け一気に攻め込む。

 

ブラック&ホワイト:はあああぁぁぁ~~~~!!!!

 

だが、キックをしようとした瞬間にジャンプで避けられる。コウジはジャンプで躱した後両足を捻り、その足でブラックの頭を掴んで持ち上げた。ちなみにこの時のコウジの足はキュアホワイト仕様になっている。

 

ブラック:うわっ!?

 

ホワイト:ブラック!?

 

ブラック:うわあああぁぁぁ~~~~!!!!  

 

ブラックはコウジの足のゴムの反動といっしょに振り回される。

 

コウジ:プリキュア・ホワイトハンマー!

 

ホワイト:きゃあっ!? 

 

  ドッコーン!!

 

コウジは足に挟んだブラックをそのままホワイト目掛けてハンマーのように振り降ろし叩きつけた。

 

コウジ:よっ……と!

 

ブラック&ホワイト:まだ!!たぁっ!! /まだよ!! やぁっ!! 

 

コウジが地面に着地した瞬間、ブラックとホワイトが舞い上がる土煙の中から飛び出し、コウジに攻撃を仕掛ける。その気配に察知したコウジは避けるが、ふたりは攻撃を辞めず今度はパンチやキックなど交互別々に放ちながら果敢に攻め込むブラックとホワイト。

 

ブラック:でやっ!! 

 

ホワイト:やあっ!!  

 

ブラック:せい!! 

 

ホワイト:はあっ!! 

 

コウジ(こいつらも結構粘るのな。まあ、Splashも5もフレッシュも同じか…。まあ、何にせよプリキュアってのは“粘り強さ”が取り柄なんか……。)

 

コウジはそう思いながらもブラックとホワイトが放つ個人攻撃を一つ一つ丁寧に避けていく。

 

コウジ(まあ、でもそれは海賊も同じか……。よし、それなら……!)“メラメラ”!

 

ルミナス:ルミナス・ハーティエルアンクション!!

 

だがその時、ルミナスから七色の光が照射され、コウジの体は七色に染まった。

 

コウジ:な!? ❗  動きが……!?

 

ルミナス:ブラック、ホワイト、今です!

 

ブラック:サンキュー、ルミナス!行くよホワイト!

 

ホワイト:ええ!

 

ブラック&ホワイト:どぅりゃあ~~~!!!! /はあああぁぁぁ~~~~!!!! 

 

  ドッカ~ン!!!

 

ブラックとホワイトの拳と足がコウジの背中をついに捕らえた。コウジは2人の攻撃を受け大爆発を起こす。

 

ブラック:よし!!攻撃が当たった!! 

 

ブラックはコウジに攻撃が通じたことに喜びを感じ、ガッツポーズをする。一方でホワイトは何故か浮かない顔をしながら何かを考え込んでいた。

 

ブラック:ん?どうしたの、ホワイト?そんな難しい顔をして?

 

ホワイト:え?うん……、なんか今攻撃を決めた時なんか違和感を感じて……。 

 

ブラック:違和感?

 

ホワイト:うん…、攻撃が当たったことは間違いないんだけど……なんていうかその……コウジの実体に触れたっていう感覚はなかったような気がしてて……。

 

ブラック:ん~……言われてみれば……  たしかにあまりそんなに手応えがなかったような……?それにあと、コウジを殴った時なんかものすごく熱かったような……?

 

ホワイト:あ、それ私もそう感じてたわ。なんていうか熱い炎みたいなものを殴っている感じ……………

 

と、ホワイトはコウジの方へふと顔を向けると、途端に絶句した。

 

ブラック:どうしたの、ホワイト………って……え? ❔

 

ホワイトの様子が気になったブラックもコウジを見て目を疑った。今ブラックたちの目に映るコウジの姿はなんと下半身だけが残っていて、腹から上の上半身はすっぽりとなくなっていた。

 

ブラック:う、嘘!?私たちやり過ぎた!? 

 

ホワイト:ううん、違う!あれを見て!

 

あることに気付いたホワイトは指を指してブラックに教える。見ると攻撃を受けてなくなったコウジの上半身は炎とともに徐々に再生されていっていた。

 

ルミナス:コウジの体が元に……!?

 

ブラック:これもまさか悪魔の実の能力?

 

ホワイト:たぶんそうみたいね。これはおそらく炎を操る能力。名付けるならばそうね……「メラメラの実」と言った所かしら?(だけどこの悪魔の実の能力、何かがおかしい……!)

 

ホワイトは真剣な眼差しでコウジを見据える。

 

体が元に戻るとコウジは口を開き語り出した。

 

コウジ:さすがだな!そう、これは炎の操る能力・メラメラの実さ。ただ、こいつはどっちかつーと自然系ロギアに値するんだ。

 

ブラック:ロギア?

 

コウジ:自然系・ロギアは体を今のような炎や水、氷や雷といった自然物そのものに変化させることが出来る能力なんだ。そのためこの種の能力を持っている者にはどんな物理的攻撃でも一切通用することはない。

 

ブラック:通用しないって……でもさっき私たちの攻撃を受けてお腹から上がなくなってたよね?

 

コウジ:でもウチはなんも感じなかったぜ?つまり、あんたらが攻撃したのはただの火だ。

 

ホワイト:要するに自然の物と同化したような状態になるとどんなダメージをも受け流せるようになるってことね。

 

コウジ:ああ、そういうこった。まあ、武装色相手だと話は別だがね!他にも雷を操る・ゴロゴロの実や氷を操る・ヒエヒエの実、気体を操るガスガスの実などがある。

 

ルミナス:へぇ~、そうなんですか。

 

コウジ:けど、この種の悪魔の実の能力はこれだけじゃねぇんだ。

 

 ボゥン!

 

ブラック:うわぁ~!?  

 

そう言うとコウジは体を発火させ、体全体に大きな炎を纏わせる。

 

 メラメラメラメラメラメラメラメラ…………………!

 

ポルン:ポポ……!?   大変ポポ!コウジが燃えているポポ!  

 

ミップル:いいえ、違うミポ!あれは体に火が纏ってるだけミポ!

 

コウジ:行っくぜ~!!火拳!!

 

  ゴオオオォォォ~~~!!!

 

コウジは火を纏わせた右の拳を打ち出した。拳は大きな炎へと姿を変え、巨大な火炎放射となってブラックたち3人に襲いかかる。

 

ブラック&ホワイト&ルミナス:うわわわわわ……わ~!?/あわわわわわ……きゃあ~!? 

 

ブラックたちは突然のありえない光景に戸惑い出し、ブラックは右へホワイトとルミナスは左へととっさに飛び退いて回避する。巨大な炎はその3人の間をすり抜け、そのまま一直線に突き進むと、奥にあるフェンスと森を通過した。

 

 ゴオオオォォォ~~~!!!

 

ホワイト:森が!? 

 

コウジ:あっ!?ヤバッ!? (゜Д゜;)Ill

 

森は炎が通過した所だけ焼き剥がれ、何もなくなっていた。

 

ブラック:ありえない……!? 

 

メップル:一瞬で森があんなに!?  な、なんて火力なんだメポ!?

 

ブラックたちは焼き焦がれた森を呆然と眺めながらあっけにとられていた。だが、その張本人であるコウジもまた、その森を呆然と眺めていた。

 

コウジ:う~わ……!  こりゃどう見てもやり過ぎだ!こんなことならメラメラの実じゃなくてミズミズの実でやりゃあ良かったか……いや……水でも同じか……。  んじゃあ、氷結だけで済むヒエヒエでやりゃあ良かったか? 

 

ホワイト:こ、これが悪魔の実・自然系の能力……?(゜Д゜lll)

 

コウジ:自然系ロギアは自然の力をそのまま操る能力。だから、ほんのわずかな力を少し入れるだけでもこれだけの力が出せんだ。つまり、出せる容量範囲は無限ってこったな!

 

ブラック:いや、でもその自然系って能力反則過ぎない!?攻撃が当たらない上にパワーが無限だなんて……!

 

コウジ:まあ、自然系は悪魔の実の3種の中でも最強種と言われてるからな。けど全ての攻撃が無効になるってわけじゃねぇ。悪魔の実には海や武装色、相性、上下関係といった様々な弱点があるからな。

 

ブラック:え?自然系の能力に弱点なんてがあるの?

 

コウジ:うん。まあ、攻撃が無効化されるのはあくまで物理攻撃だけだ。まあ、ある程度条件が揃ってたり、自然物特有の弱点を用いれば攻撃が通用する。

 

ホワイト:それってつまり、メラメラの実には水を、ゴロゴロの実にはゴムなどの絶縁性を持つ物を使えば攻撃は当たるってことね。

 

コウジ:そういうこった!

 

ブラック:ふぅ~ん。まあ、その自然系っていう悪魔の実の特徴ってのは、まあなんとなくわかった。だけど、いいの?

 

コウジ:ん?何が?

 

ブラック:悪魔の実の弱点だよ!私たちに教えちゃったら、あなたが不利になるんじゃないかなって思ってさ。

 

コウジ:いや、ウチはどうとも思ってねぇよ。それに教えたとしてもお前らがこのメラメラの実に勝てるとは思ってねぇし。

 

ブラック:なっ!?  

 

コウジ:まあ、水属性を持つプリキュア5のキュアアクアだったら話は別だけど……。ただ、ウチはあらゆる悪魔の実の力を持つスペシャリストだ。都合によりゃあ、悪魔の実を自在に変換、組み替えることも可能だ。

 

ブラック:くくぅ……人の足元ばっかり見やがって……!!(▼皿▼)✊ こうなったら目に物見せてやるんだから!!

 

そう言うとブラックは観客席を飛び越え練習場を出る。

 

ホワイト:ちょっとブラック、どこ行くの?  

 

ブラック:すぐ戻る!

 

ブラックはそのまま運動場を離れ走って行ってしまった。すると丁度その時、突如現れたバンダナを頭に着けた1人の女性とすれ違った。女性はすれ違った後すぐに振り向き、彼女を見る。

 

アカネ:ん?今のは?

 

それはタコカフェを経営しているアカネだった。しかし、ブラックはそれに気付かず走り去って行く。

 

アカネ:もしかして、近々噂に聞くプリキュアってやつ?

 

そう呟きしばらく眺めるアカネ。すると水がたんまり入ったバケツを2個両手に持ちながら必死に走るブラックが全身びしょ濡れの状態で現れた。

 

ブラック:あ、アカネさん、こんちは!

 

アカネ:ああ!………うん? 

 

ブラックは目の前でアカネを見つけ、すれ違い様にあいさつし、通り過ぎる。つられてアカネも普通にあいさつするもののその後に何かに気付く。

 

アカネ:今あたしに挨拶した?てか、この声……どっかで聞いたような……? 

 

ブラックは練習場へと戻ると観客席を飛び越え、水の入ったバケツを持ちながらコウジやホワイトたちのいる所へ行った。

 

ブラック:お待たせ~! 

 

ホワイト:ブラック、どこへ行ってたの?

 

ブラック:へへ~ん、ちょっとあそこの池で水を被ってきたんだ! 

 

ルミナス:い、池の水をですか?  そういえばブラックの体、全身びしょ濡れですね。

 

ホワイト:もしかして、メラメラの実に対抗するために水を被ったってこと? 

 

ブラック:うん。だって、火事現場に行く時ってよく水被ってから行くじゃん? 

 

メップル:ドラマの見過ぎメポ……。 

 

この時、遠くで見ていたコウジはこう思っていた………

 

 

 

本当バカだ……。 Ill 

 

 

 

 

ブラック:はい!ホワイトとルミナスの分も汲んできたよ!

 

ホワイト:あ、あの……、お言葉を返すようだけどその水だけじゃ、あのメラメラの実に勝つのはちょっと無理があるんじゃないかな……? 

 

ブラック:え?無理って……? 

 

コウジ:まあ、一時的しのぎにゃぁなんとかなんだろう。だけど、この能力じゃぁ、無理だろうな!

 

ブラック:ん?……て、……うわぁっ!?   

 

ブラックたちはコウジを見て驚愕した。彼の体には炎ではなく、マグマが勢いよく湧き出ていたからだ。

 

ブラック:な、何あれ!?  

 

ルミナス:なんか、さっきの炎よりも熱く感じませんか? 

 

ホワイト:ううん、あれは炎ではないわ。おそらくあれは溶岩……つまり、この能力はマグマの能力なのよ!

 

コウジ:ああ、大正解だ!こいつはマグマグの実、炎さえも焼き尽くすマグマの能力だ。

 

ブラック:ほ、炎をも焼き尽くすって、え……?じゃ、じゃあもし、メラメラの実とマグマグの実とで戦ったら………? 

 

コウジ:そりゃあ、そうなったらメラメラの実の特性が完全無効化されるからマグマグの実の方が有利だな! 

 

ルミナス:マグマってこれほどの熱さなんですね。今だってこんな遠く離れていても焼けてしまうそうな程です……。

 

ホワイト:そうね。バケツ一杯の水を被ったとしても焼け石に水。つまり、たぶんびしょ濡れの体で行ったとしてもすぐマグマの熱で乾いてしまうかも知れないわ……!

 

コウジ:そういうこった!  行くぞ!大噴火!!

 

 ゴオッ!

 

コウジの右腕から噴き出た溶岩がそのまま巨大な拳の形をした火山弾となって放たれた。

 

ルミナス:来ます!

 

ブラックたちはジャンプでコウジの溶岩攻撃を回避した。

 

 ドッズ~ン!!

 

 

拳型の火山弾は地面に衝突すると粉々に砕けるとともに溶岩が周囲に飛び散った。ただこの時、回避の際に取り残された2つのバケツは溶岩の餌食になってしまった。

 

ブラック:しまった!?バケツが……!!  

 

溶岩を被さったバケツは数秒で溶けた。

 

ルミナス:バケツが一瞬で!? 

 

ホワイト:それだけ高温だからよ。いくらプリキュアの私たちでもこれを食らったらひとたまりもないわ!

 

と、ホワイトたちは警戒している中、ブラックだけは違っていた。

 

ブラック:ありえない……!!

 

ホワイト:ブラック?

 

ブラック:せっかく持ってきた水をバケツごとこんなことするなんて……!

 

ホワイト:え……? ❔

 

ルミナス&妖精:は……? ❔

 

コウジ:ん? ❔

 

ブラック:池の方まで行ってくんのにどれだけ時間を労したと思ってんの?

 

メップル:え?いや、ブラック……何言ってるメポ? 

 

ブラック:それに水がいっぱい入ったバケツを持って走るのなんてめちゃくちゃ大変だったんだから!それも2個だよ2個! 

 

ルミナス:まさか、必死に運んできた水を台無しにされたことを怒ってるんじゃ……。  

 

ホワイト:たぶん、そうみたいね……。 

 

コウジ:いや、知らんがな!んなもん、あんたが「メラメラの実対策だ!」なん言つって勝手に池行って勝手に汲んでる来てるだろうが!!

 

ブラック:それとあと、あのバケツだってこの公園のものなのよ!そんなことしていいと思ってんの!? 

 

コウジ:そう思うんだったらんなもん戦いの場に持ってくんな!!それにそれを言うんだったらウチらが戦ってる施設ももともと公園のもんだろうが!!それを良しとして戦ってんだからそんなバケツぐらいどうってこたぁねぇだろうが!!

 

ブラック:うぐっ……!!

 

メップル:これはコウジの方が正しいメポ!

 

コウジ:まあ、ウチの本業はあくまで海賊だからよ。ウチにしてみればそんくらいの軽犯罪大したことねぇんだけどな。

 

ブラック:軽犯罪……?

 

ホワイト:たしかに海賊ならそれはあり得るわね。

 

ブラック:何でありえるのよ?とにかく、ロギアだかマグマだか知らないけどそんなもん私たちがとっとと打ち砕いてやるんだから!!

 

そう言うとブラックは駆け出し、未だマグマだらけの状態のコウジにパンチを放った。

 

コウジ:だったら変な言い掛かり付けてねぇでそう言えってんだ!けどウチはまだマグマグの実はまだ解除してね(  ドカッ!!)ぐあっ!?

 

しかし、ブラックの攻撃はコウジの実体を捕らえ命中した。

 

ホワイト:当たった!?

 

攻撃を受けたコウジはそのままフェンス側へ吹き飛んだ。

 

  ドーン!

 

ブラック:どうよ!これがプリキュアの力よ!

 

ルミナス:ブラック!大丈夫ですか?

 

ブラックのもとへホワイトとルミナスが駆け付ける。

 

ブラック:うん、平気。マグマの塊を砕いたけど熱くも何ともなかったよ! 

 

ホワイト:何ともなかった? 

 

ブラック:うん、何が起きたのかはわからないけど……。

 

吹っ飛ばされたコウジはすぐに起き上がり始める。

 

コウジ:まさか自然系の体に当てられるとはな…………うん?

 

コウジは観覧席にいる人陰が気になり視線を向ける。そこにはバンダナをつけた女性とその隣には中学生くらいの2人の女の子が座って見ていた。

 

志穂:ねえねえねえ、今のすごくない?あの赤い岩みたいなやつ意図も簡単に打ち砕いたあの人?

 

莉奈:うん、私も見た見た!すごいよね。でもあの人たち、どっかで見たような……?

 

ブラック:ん?コウジ、どうしたの?うん?

 

コウジの様子が気になったブラックたちは彼の視線と同じ観覧席の方を見る。するとそこにはアカネとブラックたちのクラスメートである莉奈と志穂の姿があった。

 

ブラック:り、莉奈!? ❗   ていうか志穂もいつの間に!?

 

ルミナス:それとその隣にはアカネさんもいます! 

 

ブラック:え?え?え?何で?どうしてここに!?  

 

莉奈:え?何でって言われても……。 

 

志穂:てゆうかてゆうかてゆうか、あなたたちこそ何で私たちのこと知ってるわけ? ❔

 

ブラック:え!?  ❗あ……いや、その……。 

 

コウジ:あぁ、やっぱアカネだったか。

 

アカネ:ん?あんたは……たしかマスターコウジ!来てたの? 

 

コウジ:ああ、まあ、ちょっと野暮用でな!

 

莉奈:マスターコウジ……? ❔

 

志穂:どっかで聞いたような……? ❔

 

コウジ:こいつらは?

 

アカネ:ああ、ベローネ学院の後輩なんだ。

 

コウジ:あぁ、ほうなん。ウチは海賊大戦士マスターコウジだ。よろしく!

 

莉奈:海賊大戦士……?……て、まさか!? 

 

「マスターコウジ」の名を聞いてきょとんとする2人だったが、「海賊大戦士」という名を聞いた途端、次第に何かを思い出したような驚き顔へと変わっていった。

 

志穂:小泉学園の都市伝説にもなっているスーパーヒーロー!? 

 

コウジ:ん……まあ、一応そう呼ばれてっけどね。 

 

莉奈:へぇ~、まさか小泉学園のスーパーヒーローに会えるなんて夢にも思わなかったよ!✨(◎□◎)✨

 

志穂:うんうんうん!まさに感動的だよ!✨(◎▽◎)✨

 

コウジ:いや、そこまで感情的になるもんなのか?(-_-;)

 

アカネ:それでコウジはここで何をしているの?

 

コウジ:うんまあ、見ての通りプリキュアと対戦だな。 

 

アカネ&莉奈&志穂:プリキュア?

 

アカネたちはプリキュアの方に振り向く。

 

莉奈:これがどっかで見たことがあると思ったら、去年、夏子と京子がやってたやつじゃない! 

 

志穂:うんうんうん!てことはまさかこれが本物のプリキュア!? 

 

ブラック:え!?あ……う、うん……まあ、そうだけど……。 

 

ホワイト:フフフ。ええ、私たちは正真正銘のプリキュアよ。

 

ブラック:ほ、ホワイト!?そんなはっきり(ホワイト:大丈夫よ。志穂さんたちはまだ私たちの正体に気付いてなさそうだから!)

 

ブラック:う、うん、まあ、それはそうなんだけどさ……。

 

志穂:うわぁ~!!✨(◎○◎)✨ すごいすごいすごいよ!まさか小泉学園のスーパーヒーローが2組もいるなんて!

 

ルミナス:なんだか私たち有名人にでもなったみたいですね! 

 

アカネ:それにしてもなんか似てるわね…。 

 

志穂:似てる?何が?(・_・?)

 

アカネ:うん、私の思い違いかどうかわからないけどあの3人私たちの知り合いに似てる気がするんだよね?

 

Maxheart一同:ギクッ!!Σ( ̄□ ̄Ill;)!!!!

 

アカネの言葉から莉奈と志穂は手を額に当て目を細めながらプリキュアの3人の顔を眺めてみる。

 

莉奈:たしかにさっきあの黒い服来たプリキュア、さっきアカネさんと会って普通に声を掛けてたもんね?

 

ホワイト&ルミナス:ええっ!?

 

志穂:うんうんうん!さっきの火の通り道を辿って練習場の前に着いた時―

 

 

 

 

ブラック≪あ、あかねさん、こんちは!≫

 

 

 

 

―なんて言ってたしね?

 

ブラック:あ……た、たしかに今思えばそんなこと言ってたかも……。アハハハハハハハ…………  は……?(◎▽◎;)❗

 

ホワイト:ブラック……。 ジト~……

 

そう笑ってごまかすがホワイトとルミナスは白けた様子でブラックを見つめる。

 

ブラック:え?……あ……いや、本当すいません……! 

 

ブラックはお辞儀をして謝った。

 

コウジ:で、今さっき火の通り道って聞いたんだが……それってあれ・・のことか? 

 

コウジは焼け焦げたフェンスと焼け焦げた森がある方を指して言った。

 

アカネ:ああ、そうそう。さっきそこの駐車場でタコカフェを開いてたら目の前にまるで火炎放射みたいな炎が通ったのを目の当たりにしてね。

 

志穂:うんうんうん!本当ものすごい火だったよ。どこか爆発が起こったのかと思ったよ!

 

コウジ:そんなんでよく無事でいられたな。

 

アカネ:まあ、目の前って言っても結構離れてたからね。

 

コウジ:そうか。まあその、たぶんその炎ウチのだ。

 

アカネ:だろうね。辿り着いた先がコウジなら、たぶんそうなんじゃないかと思ってたよ。

 

コウジ:ハハハ……悪ぃ悪ぃ…!メラメラの実を使ってたんだが、つい全力出し過ぎちまってな!  それにしてもあんたら、プリキュアって見たことないん?

 

アカネ&志穂&莉奈:え?

 

ブラック&ホワイト&ルミナス:Σ(゚□゚;Ill)ギクッ!?(ブラック:ちょ!?こ、こここ、コウジ!?  )

 

アカネ:う~ん、噂に聞いたことはあるけどこう実際に見るってことはあんまりないかな……? 

 

コウジ:ほうなん?ウチよりも四六時中活躍してるってのに?

 

莉奈:私もプリキュアってあんまり見ないかな……。

 

志穂:うん……。あぁ…でもでもでも、時たまにプリキュアを目撃したってことくらいは聞くよ?

 

コウジ:はぁ~ん……(・_・ ) てことぁ、じゃあお前らはプリキュアってのを間近で見るっつーこともそいつらが一体誰なのかも知らねぇってことか?

 

莉奈:うん……、まあ、そういうことだね……。 

 

志穂:うんうんうん、そういうことそういうことそういうこと! 

 

コウジ:ふぅ~ん……。あんなに目立った衣装着てド派手に暴れる戦法とってんのにな……。

 

コウジはふと流し目で遠方にいるブラックたちを見る。

 

ブラック:ま、まあ……私たちが戦ってるのってあまり人目についてない所だとか……ね! 

 

ホワイト:え?え、ええ……。それにドツクゾーンの人たちが現れる時ってほとんどの人が気絶してることが多いから……。 

 

ブラックたちはコウジだけに聞こえる声量で答えた。3人はアカネたちに自分たちの正体がバレるんじゃないかとヒヤヒヤしていた。

 

志穂:で、コウジはあのプリキュアのこと何か知ってるの? 

 

コウジ:ん?あぁ、あいつらのことか……?

 

コウジは一旦ブラックたちを少し見やる。そして、しばらくしてから顔を少し微笑む。

 

コウジ:知ってるも何もあいつら元々ベローネ学院の女子中学生よ?

 

志穂:え……?  えぇ!?   ベローネ学院の女子中学生!? 

 

莉奈:あの子たちが!? 

 

ブラック: ギクッ! ちょ、ちょっとコウジ!? 

 

コウジ:ああ、それにあいつらタコカフェの常連客みてぇだしな! 

 

アカネ:え?タコカフェの常連客!? 

 

コウジ:あぁ、1人は違うかな?なんて言うかタコカフェの助手? 

 

コウジの話を聞いてまじまじとプリキュアを見つめるアカネと莉奈。一方、志穂はと言うとコウジの口から出たプリキュアの情報をメモっていた。

 

コウジ: ☝ちなみにプリキュアには名前があってな?黒いのが(  がばっ!!)て、あら? 

 

その後もプリキュアのことについて話し出すコウジだったが、その途中で背後から来たブラックに取り押さえられる。

 

ブラック:アハハハハ……、い、今私たちコウジと対戦中なんで……、エヘヘヘへ……  へ? 

 

アカネ&莉奈&志穂:じ~~~~っ………!!! 

 

ブラック:あ、あの……え、え~っと……私に何か………?(◎▽◎;)

 

まじまじと自分を見つめてくる3人に対し顔の汗をだらだらと流しながら焦るブラック。

 

アカネ:う~む……タコカフェの常連客……しかもベローネの学生……。 

 

莉奈:う~む……そういえばたしかに誰かに似ているような……? 

 

志穂:うんうんうん、それにあとその声もどこかで聞き覚えが………? 

 

ブラック:え、え……っと…その、あの、え~っと……あの(;¬▽¬)(コウジ:あ、もう一つヒント!コイツ、ラクロスに所属…)

 

わああああ~~~~!!!!  

 

ブラックはこれ以上話させまいと大音量でわめき散らすと、コウジを担ぎダッシュでホワイトたちがいる所まで走って行った。

 

ブラック:ぜぇ……はぁ……はぁ……はぁ……     

 

ルミナス:ブラック、大丈夫ですか?

 

ブラック:あ゛~……なんとか……ぜぇ……はぁ……はぁ……  

 

コウジ:お前、プリキュアなのにそんなに息上がんのな……。(・_・)

 

ブラック:ぜぇ……はぁ……  あ、あんた、いったい何のつもり?

 

コウジ:ん?何が?

 

ブラック:「ん?何が?」じゃないでしょうが!? (▼皿▼)  何、志穂や莉奈たちにあたしたちの正体バラそうとしてんの!? 

 

コウジ:あぁ……、やっぱいきなりはアカンかったか……。  

 

ブラック:はぁ? 

 

コウジ:それにしてもそもそもあんたらは何でアカネには正体隠してんだ?

 

ホワイト:え?アカネさんに?

 

ブラック:何でってそれが当たり前だからよ!他のプリキュアだってみんなそうしてるでしょうよ!! 

 

コウジ:でも、フレッシュのやつらもう家族や知人にバラしてるらしいよ?

 

ブラック:え!?(メップル:え!? )そうなの!? 

 

あまり衝撃の話にメップルも驚き、ポシェットの中から顔を出した。

 

コウジ:うん。

 

 

―回想(四ツ葉町)―

 

 

コウジ:ところでこの2人ミユキとカオルって元妖精なん?それとも元敵?(・_・?)

 

フレッシュ一同:え? ❔

 

美希:あぁ、もしかして何故ミユキさんとカオルちゃんが私たちがプリキュアだってことを知ってるのかってこと?

 

コウジ:うん。なぎさたちや咲たちの方は知人や妹とかが来ると急に慌て出すリアクションするけど、お前らの方はミユキが顔を出してもそんな素振り全然見せねぇからさ。しかもカオルは妖精であるタルトやシフォンと普通に接しているし。

 

タルト:ん~……まあ、コウジの言うてることはわからんではないな。  ただ、そもそもプリキュアいうもんは突如現れたナケワメーケやザケンナーとかいう強大な敵から人々を守るために戦うとる訳やからあまり周りの人を巻き込ませんがためにも出来るだけ正体を隠すというんがまあ、プリキュアとしての基本……ていうか……まあ、今のはワイらの暗黙のルールやな。他は妖精がいるってことを知られたら人間界に入られなくなるとかそういう妖精の世界の決まり事やとかいろいろあるらしいみたいやで?

 

コウジ:へぇ~、あ、そうなん?

 

美希:まあ、タルトたちはそういうのはないみたいだけど。私たちは出来るだけ他人に正体を明かさないようにしてるのよ。

 

祈里:まあ、ミユキさんにはフレッシュ結成した後すぐにバレちゃったけどね。 

 

 

ラブ:でもミユキさんは私たちがプリキュアだってこともタルトたちのことも普通に受け入れてくれたから問題なかったよ! 

 

ミユキ:フフフフ。まあ、自分で言うのもなんだけれど私はあまり細かいことは気にしないタイプだから! 

 

カオル:ちなみに言うとおじさんもあまり気にしないタイプだな!ぐはっ  

 

コウジ:ほぇ~……! 

 

ラブ:あぁ、でも知ってる人はその2人だけじゃないよ。お母さんやお父さん、あと私のクラスメートとか!

 

コウジ:え?まさかそいつらにもフレッシュ結成した後即刻バレたん? 

 

美希:ううん、バレたんじゃなくて私たち自らバラしたの。

 

コウジ:バラした? ❔

 

せつな:うん、私たちがバラしたのラビリンスと最終決戦に挑む前日よ。旅立った時に心残りがないように親たちにこっそり打ち明けたの。それまではちゃんと素性を隠してたわ。

 

祈里:まあ、最初は戸惑って反対してたけど最終的にはちゃんと受け入れてくれたよ。

 

コウジ:ふぅ~ん……なんか人にバレたとて別に何か起こるわけじゃねぇんだな。それにしてもここって結構よく集まる所なん?

 

ラブ:ん?うん、そうだよ。今のようにミユキさんといっしょにダンスするし、カオルちゃんのドーナツだっていつもと言っていいほどいるし。

 

カオル:まあ、俺がここにいるのはいつもラブちゃんたちが食べに来てくれるからな!

 

ウエスター:ハイハーイ!俺たちはいつでもドーナツ食べに行きまーす!! ✋

 

タルト:ワイもや!! ✋

 

カオル:いやぁ~。そう言ってくれるとうれしいな~。ぐはっ!!  

 

コウジ:ふぅ~ん……まるでプリキュアの拠点みたいなやつだな。

 

美希:まあ、そうね。まさにそんな感じね!

 

ラブ:ちなみにのぞみたちプリキュア5の拠点地はあのアクセサリーショップのナッツハウス! ☝

 

コウジ:うん、それはウチも分かる。だってあそこ経営してんのはプリキュアと妖精だけだし。で、咲たちのはたぶんあの世界樹と呼ばれるでかい木のあるとこ。なぎさたちのはタコカフェと……。 ただ、そこ拠点と言えんのかな思うわ…!(-_-;)

 

ラブ:え?どうして?(・_・?)

 

コウジ:いや、だってさあそこ、ここと同じようにプリキュアと妖精に囲まれてるってのにさ、あのアカネというタコカフェの経営者だけプリキュアのこと知らねぇんだぜ?

 

ラブ:え?あ、そうなんだ? 

 

祈里:でもラビリンスとよく戦ってた時はカオルちゃんも私たちがプリキュアだってこと知らなかったからあまりたいしたことじゃないと思う。

 

タルト:ふ~ん………せやな……。けど素性を明かした事によってより新たな絆が生まれたり、より楽しみが深まるちゅうこともあるんや。今のようにな! 

 

ウエスター:うんうん!  

 

コウジ:ふぅ~ん……、なるほどな。じゃ今度またなぎさんとこ行ったときにタコカフェのアカネに教えてやるっかな?

 

祈里:えぇ!?あ……いや、それはちょっと…… 

 

ラブ:そうだね!素性をずっとひた隠しにするよりも少しでもプリキュアのこと知ってる人がいれば心強いかも知れないしね!  

 

せつな:でもなぎさたちの許可なしにやるのはいくら何でも悪いんじゃないかしら? 

 

美希:うん、それにもしその人がプリキュアを知らなかった場合、なぎさとほのかがプリキュアだと言っても信じるかどうか……?

 

コウジ:まあ、そこは大丈夫だろ!なんとかイケるさ! 

 

ラブ:そうそう!なんとかなるなる!! 

 

タルト:ホンマノリええな……。 

 

美希:本当、なんの根拠で言ってるんだか……。  

 

ラブ:アッハハハハ!! 

 

コウジ:フッ……! 

 

一同:アハハハハハハハ!!!! 

 

 

 

 

 

コウジ:……てな感じ。 ☝

 

ルミナス:へ、へぇ~、そ、そうですか……。 

 

ホワイト:まあ……言われてみればたしかにアカネさん1人に話してもそう自体はあまり変わらないかも知れないし、それはそれでアリなのかもね。

 

ブラック:んで、それが目当てで私たちに戦いを挑んだてっの………? 

 

コウジ:さ~ね~!   たしかにそれもあるけど、ウチ自身お前らと戦いたいてのもあったことだから!まあ、ぶっちゃけ言うとどう正体をバラそうかまだ考えてなかったから、まあ、こんなタイミングで来るとは思わなんだけどな……。  まあ、あとはお前らを変身解除に追い込む程ボコボコにすりゃぁいいって訳だ!

 

ブラック:上等よ!自然系だろうがパクリ技だろうが関係ない!ホワイト、ルミナス、あたしたちの本気あいつに見せてやろう!

 

ホワイト:うん、コウジの戦う理由がそういうことだってなら私たちだって引き下がるわけにはいかないものね!なら私たちの力はまだこんなものじゃないってことコウジに知らしめてやりましょう!

 

ルミナスも頷き、意気投合するとまた戦闘体勢に入った。すると突然、ブラックとホワイトの腕に光が灯り始める。それを見たコウジは少し後ろに下がり3人との間合いを取る。しばらくしてその光からスパークルブレスが現れ2人の腕に装着された。

 

ブラック:行くよ、ホワイト!

 

ホワイト:ええ!

 

コウジ:本気か……。まあ、こいつらがこんなもんじゃないってのはさっきのブラックの覇気見りゃ分かるわな。ただ気になるのは、ブラックの資質が武装色だとするとホワイトの資質は………

 

そう呟いているとブラックとホワイトの2人は同時に地面を蹴り、再び向かって来始めた。

 

ブラック&ホワイト:だあああぁぁぁ~~~~!!!!/はあああぁぁぁ~~~!!!!

 

コウジ:………!!?  て、今はんなこと考えてる暇なさそうだな……。よし、だったら!プリキュア・ブラックサンダー銃乱打!!        ドドドドド……………!!!!

 

コウジは腕をキュアブラックに変換、そしてブラックサンダーを纏うと向かってくる2人に対し怒涛の連続パンチを浴びせる。

 

ブラック:だだだだだだだだだだ……!!!!       

 

ホワイト:はあああぁぁぁ~~~!!!!     

 

だが、2人はそんなのお構いなしと言わんばかりに迫り来るパンチの嵐を避けることもなくパンチやキック、いなし技などで蹴散らしていった。

 

コウジ:スゲェ~……!!スゲェな!パンチの中を突き進んで行っとるわ!! 

 

そう連撃を繰り出しながら舌を巻くコウジ。

 

ブラック:だあっ!! 

 

ホワイト:やあっ!! 

 

そしてついに辿り着いた2人はコウジに息を合わせた攻撃を繰り出した。が、コウジは瞬時にジャンプし、それを躱す。そして今度は足をキュアホワイトに変換させ、足をツイスト状に捻るとまた再びホワイトに迫る。

 

 ガシッ!!

 

コウジ:あ、あり!? 

 

ホワイト:やあああぁぁぁ~~~~!!!!

 

コウジ:う、うぉわあああぁぁぁ~~~!!!?  

 

だが、掴もうと接近した捻った足をホワイトは逆に掴み止めた。そして、そのままジャイアントスイングで投げ飛ばした。飛ばされたコウジは元の体に戻ると空中で体勢を立て直し、まるで走り幅跳びのように着地した。

 

ホワイト:どう?これがあたしたちの力よ!

 

 

 

 

 

 

アカネ:いや~、どっちもすごいもんただね~! 

 

莉奈:うん!あのマスターコウジってのもも強いけど、プリキュアもまた負けてないね!

 

志穂:うんうんうん!コウジ~!プリキュア~!どっちもがんばれ~! 

 

 

 

 

 

ブラック:いつまでも同じ技で通用すると思ったら大間違いだよ!!

 

コウジ:なるほど。手強いな!  だったら!“ドリーム”!

 

コウジは呪文を唱え、両腕をキュアドリームに変換させる。そして、飛び上がると両腕を交差させ必殺技を発動させる。

 

コウジ:プリキュア・シューティングスター!

 

コウジはピンクの光を身に纏い、ブラックとホワイト目掛けて一直線に突っ込んだ。ブラックとホワイトはすかさずコウジの攻撃を躱す。

ドッボーン! 

 

ブラック&ホワイト:………!? ❗  

 

だが、コウジに触れた地面は水のような音をあげコウジはその中へ入っていった。そして入った直後、地面からは水しぶきのようなものが上がる。

 

ブラック:い、今ドボ~ンて……!? 

 

 

 

 

莉奈:ねえ、今、地面に水しぶき上がってなかった!? 

 

志穂:うん、見た見た見た!!  しかもコウジが中に入ったときドボ~ンて音してたし!! 

 

アカネ:これはたぶんなんらかの能力を使っているのかもね……。

 

莉奈:え?

 

志穂:能力?

 

アカネ:うん。その、なんか悪魔の実ていう不思議な果実を食べてあのような力を得たみたいなんだってさ。

 

莉奈:へぇ~、悪魔の実……あ、そういえばそれなぎさと雪城さんから聞いたことあったかも…?

 

志穂:あ~、たしかにたしかにたしかに!それで腕や足がゴムのように伸びたり、どこでもドアみたいなドアを作ったり出来るようになったんだよね?

 

アカネ:うん、そうそうそう!あたしも彼の能力を見せてもらったときは驚いたよ!

 

莉奈:アカネさんも見たことがあるんですか?

 

アカネ:うん。腕がゴムのように伸びたり、自分の顔を別人の顔に変えたり、キャベツとかの材料をかさ増しにしたりとかね。

 

志穂:へぇ~、なんかなんかなんか魔法使いみたいだね~! 

 

アカネ:まあ、今言う悪魔の実の能力の他にもなんか忍術や拳法とかも使えるらしいけど……。

 

莉奈&志穂:へぇ~!! 

 

 

 

 

ミップル:気を付けてミポ!これもきっとなんらかの悪魔の実の能力を使ってるミポ!

 

ホワイト:ええ、そうね。これはおそらく地面をまるでプールのように泳ぐことが出来る能力みたいね。名付けて言うなら……そうね……、スイスイの実ってとこかしら?

 

ブラック:す、スイスイ……?

 

と、その時……!

 

コウジ:プリキュア・ファイヤーストライク!!

 

ボッ! ○ 

 

ブラック:え?(ドカッ!! )うわっ!?

 

地中から出るコウジの声に反応し振り向くブラックはその直後に地面から目の前に現れたサッカーボールくらいの火球に命中してしまう。

 

ホワイト:ブラック!(ボッ! ○ )わっ!?

 

ホワイトの所にも火球が地中からいくつか飛び出るがとっさに体が反応したため間一髪で避けられる。しかし、その後ももう3発火球が地中から飛び出した。

 

コウジ:ご名答!そう、今使ってんのはまさに地面や壁などのあらゆる地形をあたかも水中のように潜り、泳ぐことが出来る能力、スイスイの実。

 

ブラック:地面を泳ぐって……能力者ってトンカチ・・・・なんじゃなかったの!? 

 

ホワイト:それを言うならカナヅチ・・・・ね?でもカナヅチになる対象ってあくまで海やプールとかの本物の水のある所だけで今のそれとは関係ないんじゃ……?

 

ブラック:え?そうなの?

 

ホワイト:うん、それにコウジはたしか呪いが効かないだからカナヅチにはならないんじゃなかったっけ?

 

ブラック:あ~、そういえばそうだった!あ、でもこんなに長く潜ってるだったら息続かなくなってそのうち出てくるかも? ☝

 

コウジ:あ、いやぁ~、ウチ、水ん中普通に息出来る舘なんで~。 ✋

 

ブラック:え~っ!?  ありえな~い!?

 

コウジ:いやぁ~、本当すいまんね~! ✋(てか、それにしてもあれだけしょっちゅう「ありえない、ありえない」言っててバレないものかね?  ……まぁ、そんなことはどうでもええか…。)そんじゃ、まだまだ行くぜ!“ミント”!プリキュア・エメラルドソーサー!

 

メップル:来るメポ!

 

コウジはキュアミントの緑の円盤を2枚地中から投げ飛ばす。ブラックとホワイトはそれをジャンプで躱す。

 

コウジ:まだまだ!プリキュア・サファイアショット!

 

コウジはすぐさまキュアアクアとハナハナの実でそれぞれ5本の矢を装備した水のボウガンを構え、飛んでいる2人に目掛けそれぞれ連射した。地面からはそれぞれの5本の矢が連続で放たれる。

 

 パシュシュシュシュ!!

 

ブラック:う、うわっ!? 

 

ホワイト:きゃあ!? 

 

回避した束の間に攻撃されたためブラックとホワイトは回避が間に合わず全弾命中し怯んでしまう。

 

ルミナス:ブラック!ホワイト!

 

コウジ:プリキュア・マーブルスクリュー!

 

 

 

 

コウジ:プリキュア・スパイラルスター・スプラッシュ!!

 

 

 

 

コウジ:プリキュア・ハピネスストーム!!

 

 

その後もコウジは地中から手を休めることなくファイヤーストライクや銃乱打など様々な攻撃を仕掛けていった。一方、ブラックとホワイトは防戦一方で幾度となく繰り出される攻撃にパンチやキックなどで応戦したり回避したりするものの当の本人が地面の中にいるために攻撃が出来ず、かなりの苦戦を強いられていた。さすがの2人にも徐々に疲れが出始めている。

 

ブラック:はあ…はあ…、これじゃ埒が明かない……。

 

ホワイト:ええ、しかも水の中ならともかく地面の中じゃ相手の様子が分からないからとても厄介ね。何か気配を察知出来たらいいんだけど(…………ピピピピピピピ)ん? 

 

✴☝ピピピピピピピピ………

 

ホワイト:何、この音? 

 

ホワイトはだんだん聞こえてくる音に耳を傾ける。

 

ブラック:どうしたの、ホワイト? 

 

ホワイト:ねぇ、何か聞こえない?

 

ブラック:何かって?

 

ホワイト:え?ほら、今なんか…ピピピピっていう電子音みたいな……。

 

ブラック:音?

 

ブラックは目を閉じ耳を澄ましてみる。

 

ブラック:う~ん…、特に何も……? 

 

ホワイト:何も?(ピピピピピピピピ………)じゃあ、この音(ピシュン!)は一体………はっ!?   ブラック、危ない!?   ドン!

 

ブラック:え?( ドン!)うわっ!?

 

ホワイトは突然何かを察知するといきなりブラックの体を突き飛ばす。すると次の瞬間、地面から出る一筋のレーザー光線がブラックの顔の近くをピュン!と横切った。

 

ブラック:え?

 

 ドーン!

 

通り過ぎそして、フェンスへと到達した瞬間大規模な爆発が起きる。

 

メップル:危なかったメポ!  ホワイトが押さなかったら完全に直撃してたメポ!

 

ブラック:サンキュー、ホワイト!

 

ホワイト:フフフ。 

 

ミップル:それにしてもよく気が付いたミポ!

 

ホワイト:うん、さっき耳に聞こえてくる音の真相について考えてたら急に不思議な感覚に襲われて……

 

ルミナス:不思議な感覚ですか?

 

ホワイト:うん、なんていうか急にブラックに今の光線が当たるっていう感覚が頭に浮かんじゃって……まあ、いわゆる第六感っていうやつかしらね?

 

ブラック&ルミナス:へぇ~……。

 

―一方、地中ではコウジが2人の様子を見ていた。ちなみにさっきのレーザービームはコウジがピカピカの実を使い、人差し指で放ったものだ。

 

コウジ:どうやらホワイトにも覇気が芽生えたみてぇだな。ま、思った通りだけど………。よし、それじゃあ!!

 

 ❇ ❇キュイーン!

 

コウジは両手で2つの輪っかを作るとその中に光を集め始める。

 

コウジ:……小手調べっと!

 

 

 

 

ホワイト………!!?  

 

と、ホワイトはまた妙な感覚を覚える。

 

ミップル:ホワイト、どうしたミポ?

 

ホワイト:これは……?

 

ブラック:もしかしてまた音が聞こえるとか……?

 

ホワイト:ううん、音じゃない。でもこの感覚はおそらくさっきのレーザー光線の時と同じ感覚よ!

 

ブラック:レーザー光線ってさっき地面下の方から出てきた?

 

ホワイト:うん、しかもこの感覚は下の方から感じ………!!? 

 

ホワイトは地面を見た途端に言葉を失った。

 

ルミナス:どうしたんですか?

 

ホワイト:視えるわ。 

 

ブラック:視える? 

 

ホワイト:うん、これは……光の粒?……あ、形が変わった!!……これは人陰……コウジ……!?

 

ルミナス:コウジが視えるんですか!? 

 

ホワイト:うん、はっきりとね。しかも両手に何か光る物を持ってこちらを見てるからおそらくそれで攻撃をしてくるつもりね!

 

ブラック:そっか。じゃあ、今すぐここを離れた方がいいね。でも、どうして地面の中にいるコウジの様子が分かるの?

 

メップル:きっと気配を感じる力を得たんだメポ。

 

ホワイト:うん、メップルの言うとおりだと思うわ。どうしてこの力を手に入れたかはわからないけど……。

 

 

 

 

コウジ:やはり感じたか……。だが、見聞色の醍醐味はそれだけじゃねぇんでな! 

 

そう言うと同時にコウジは両手に収めた光のマシンガン・八尺瓊勾玉を放つ。

 

ホワイト:来た!

 

ブラック:よし!

 

ホワイト、ブラック、ルミナスの3人はとっさにその場を離れる。光速のマシンガンは地面から飛び出すものの当たることはなかった。

 

コウジ:あ゙~!!避けるっつってもそれじゃねぇんだよな!もう一回!(❇キュイーン!)八尺瓊勾玉!(ピュン!)

 

コウジは納得のいかない渋い顔をしながら再び八尺瓊勾玉を放つ。ちなみにターゲットはホワイトだ。光のマシンガンは勢いよく地面を飛び出すとホワイト目掛け一直線に光速で突き進み迫っていった。

 

ホワイト:……………!!? 

 

❇❇❇❇❇❇ピシュシュシュシュシュシュ!!

 

ブラック:ホワイト!

 

しかし、ホワイトはここでも不思議な感覚に見舞われる。

 

ホワイト(こ、これは……!?) 

 

光速で迫って来るはずの光の弾丸がなぜか遅く感じるのだ。

 

ホワイト(弾の速度が遅い……?)

 

ホワイトは感覚的・・・にゆっくり飛んでくる光の弾丸を避ける。そして、次々と飛んでくる光弾も体を少し動かしながら次々と避けていった。

 

ホワイト(いや、たぶんこれは感覚的に遅く感じてるだけ……つまり、さっきのように物事の気配を察知することが出来る……ん?気配を察知……?)

 

そう考えてるうちにホワイトはコウジの放った八尺瓊勾玉をすべて見切ってしまっていた。

 

ブラック:ホワイト、大丈夫?

 

ホワイトを心配したブラックが彼女に駆け寄る。だが、ホワイトは今の感覚を分析している最中だった。

 

ホワイト:(ブラック:あの、ホワイト?)………はっ!! これってもしかして(ねぇ、ねぇ!)コウジの言っていたねぇちょっと!(ホワイト!!!!)ふぇ? 

 

ブラック:「ふぇ?」じゃないよ!さっきから「大丈夫?」って声をかけてるっつーのに!! 

 

ホワイト:あ、あぁ…ゴメン……、ちょっと考え事を……。でも大丈夫よ、さっきのあの攻撃全部避けられたし。

 

ルミナス:全部避けたんですか!?ありえないです!? 

 

ブラック:ルミナス……それあたしのセリフ……。(-_-;)

 

ルミナス:あ……す、すみません!  

 

ブラック:まあ、ぶっちゃけあたしもそういう気持ちだったからいいけどね……。 

 

ホワイト:ハハハ、私も急に感覚が芽生えたから何がなんだか……。  けど、

一応なんとなくわかったこともあるの。

 

ブラック&ルミナス:わかったこと?

 

ホワイト:うん。まあ、でもこれは私の憶測なんだけどね……。

 

 

 

 

コウジ:よし、賭けに勝った!………てか、ま、プリキュアでも覇気が使えるってのはわかった。ただ……  無意識と言えどもプリキュアとしての戦歴が長ぇからこのまま長引くとおそらく感覚が慣れちまうおそれがある。いち早く決着付けた方がいいか……。

 

 

 

 

ブラック:覇気?

 

ルミナス:覇気ってさっきコウジがやってた……?

 

ホワイト:うん。でも私がやったのはたぶん見聞色の方ね。まあ、後でコウジに聞いてみないとわからないけど……。

 

ブラック:そっか。だったら早くコウジに勝って聞き出さないとね! やあっ!! 

 

そう言うとブラックはラクロスコートの地面にパンチを叩き込む。

 

 ボゴォッ!!!!

 

 

コウジ:…………!!!?  

 

するとコート全面に巨大なクレーターが出来上がり、そうしたことでスイスイの実の能力で潜んでいたコウジの姿が露わになった。

 

 

 

 

莉奈:地面にクレーター!? 

 

志穂:すごいすごいすごい!パンチで地面に穴開けられるなんてマジヤバくない!? 

 

アカネ:こ、これが、プリキュアの力か……!すごいな……! 

 

 

 

 

コウジ:マジでスゲェ!?(  д lll) 覇気使わずしてこれか!?プリキュアってやっぱスゲェんだな~!

 

ブラックの渾身のパンチで巨大なクレーターを作ったことによりコウジの姿が露わとなっていた。

 

ブラック:よし、見つけた!

 

メップル:相変わらず大胆だメポ……。  

 

ブラック:別に見つけられたんだからいいじゃない!ホワイト、行くよ!

 

ホワイト:うん!

 

ブラック&ホワイト:はあっ!!/やあっ!! / 

 

ブラックとホワイトは姿が露わになったコウジ目掛けてキックを仕掛ける。

 

コウジ:“パッション”!

 

❇キュイン ✴シュン!

 

ブラック&ホワイト:………!?  

 

しかし、コウジはキュアパッションの瞬間移動で回避。

 

ルミナス:消えた!?  

 

ホワイト:いえ、これは瞬間移動よ。

 

ブラック:じゃあ、一体どこに!?

 

ルミナス:あ、上です!!

 

ルミナスの発言通りコウジはブラックたちの真上の位置にいた。そのコウジの手にはルミナスのものとハーティエルバトンが装備されていた。

 

コウジ:ルミナス・ハーティエルアンクション!! 

 

ブラック&ホワイト&ルミナス:うわぁっ!? 

 

展開したハーティエルバトンから出る虹色の光をまともに浴びてしまう3人。

 

ホワイト:こ、これはルミナスの………!?  

 

ルミナス:か、体が動きません。  

 

ブラック:これが本物のルミナスのだったらパワーが漲ってくるのに~!ありえな~い!?  

 

 

 

 

志穂:うぉ~!!プリキュア大大大ピ~ンチ!!

 

莉奈:うん、でもあの黒い子今「ありえな~い」って言ってたような……? 

 

 

 

 

コウジ:よっしゃ、トドメだ!“ミルキィローズ”!

 

コウジはミルキィローズの呪文を唱え、ミルキィパレットを手に取る。

 

コウジ:邪悪な心を包み込む、薔薇の吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・ブリザード!

 

コウジはミルキィパレットを振り、青い薔薇の吹雪を放つ。

 

Maxheart一同:きゃあっ!?

 

薔薇の吹雪はブラックたち3人に襲いかかると取り囲むように降り積もる。そして3人はあっという間に青い薔薇に閉じ込められた。

 

  ストッ! ふぅ~… 

 

コウジは花びらが降り積もって出来た巨大な薔薇の前に降りるとため息を吐き、くるりと薔薇の方を向く。それと同時に青い薔薇の中から光が溢れシュワ~と崩れ始める。

 

シュワ~……!

 

コウジ:………うん? 

 

ところが青い薔薇が消えた直後に現れたのは丸い球体のようなものだった。

 

コウジ:あンら~?

 

それはルミナスのバリアだった。青い薔薇に完全に包まれる直前でハーティエルアンクションの効果が切れ、その後すぐルミナスがバリアを展開し、攻撃を防いだのだ。

 

ルミナス:ルミナス・ハーティエルアンクション! 

 

コウジ:うわっ!?

 

ルミナスはすぐさまコウジにハーティエルアンクションの光を浴びせ、動きを封じる。

 

ブラック:どうよ!本場のルミナスの技の味は!!

 

メップル:そんなこといいから早く次の手打つメポ!

 

ブラック:む………っ!!(-_-;) わかってるよ、そんなこと!ホワイト、ルミナス、行くよ!

 

ホワイト&ルミナス:うん!/はい!

 

ルミナスはブラックとホワイトの背後に着くと、ハート型に固定されたハーティエルバトンを空中に固定し強く叩く。するとそのハーティエルバトンから強い光が放たれ、ブラックとホワイトはその強い光を受ける。

 

ブラック:漲る勇気!

 

ホワイト:溢れる希望!

 

ルミナス:光り輝く絆とともに!

 

コウジ:う~……あぁっ!!

 

コウジは武装色を使ってルミナスの拘束の光を破る。

 

コウジ:ふぅ~…  ん? 

 

ふと見るとプリキュアの3人がポジションを取っており、前方にいるブラックとホワイトの目の前には虹色に輝く巨大なハートが浮かんでいた。

 

コウジ:………まさかこれってエキストリーム・ルミナリオか!?しかももうほとんど出来上がっちゃってるし……!?

 

コウジは自分の状況が不利になっていることを知り焦り始める。しかし、そんなこともつゆ知らないブラックたちは技名を叫び始める。

 

Maxheart一同:エキストリーム・(コウジ:こうなりゃ一か八かだ!)ルミナリオ!!(“ノロノロ”!)

 

ルミナスの最後の掛け声で前方にいる2人はそれぞれの手で押し出し、虹色のハートから黄金色の光線、エキストリーム・ルミナリオが放たれる。黄金の光線はコウジ目掛けて一直線に突き進む。一方、コウジはというと遠くから迫る光線を静かに見つめている。

 

コウジ(いや、まだだ。まだもうちょっと引きつけねぇと……!あれが真ん中あたりになるまで……!)

 

この時のコウジの手は狐の形になっており、前方に構えていた。

 

Maxheart一同:はあああぁぁぁ~~~!!!! 

 

3人はそのまま力の限りに光線を放ち続け、黄金の光線はそのままの勢力で中央付近にまで差し掛かる。

 

コウジ:よし、頃合いだな!行くぞ、ノロノロビーム!  ⭕⭕⭕⭕⭕ピロロロロ……!

 

⭕⭕⭕⭕⭕ピロロロロ………

 

コウジは狐形にした手でノロマ光子を放つ。ノロマ光子に掛かった光線は突然スピードが緩み、スローになった。

 

ブラック:な、何!?

 

ホワイト:エキストリームルミナスの光がお~~そ~~く~~!?ピロロロロロロロロ⭕⭕⭕ ⭕⭕⭕

 

驚いたブラックたちもそのままノロマ光子に掛かりスロー状態になってしまった

 

 

 

 

志穂:ビームが遅くなった!?  

 

莉奈:うん、しかもしゃべり口調もスローになってるし!?

 

 

 

 

コウジ:ノロノロの実。対象の物を30秒間スロー状態にする光を放てる能力。この光に当たったもんは30秒きっちり立たない限り動くことは出来ん。

 

ホワイト:そ~、そ~~ん~~な~~こと~~が~~!? 

 

ブラック:あ~~……あ~~り~~え~~な~~い~~!?  

 

コウジ:ま、こうしねぇとアレ・・放てねぇんでな!よし、そんじゃぁやるか!“Maxheart”!

 

コウジはさっそくそう唱えると、手足にそれぞれブラックとホワイトの袖とブーツが装着され、ブラックの腕にはレインボーブレスが、ホワイトの腕にはスパークルブレスが装着された。そして胸にハーティエルブローチェが着けられ、背中にはハーティエルバトンが着けられる。

 

コウジ:ニシシシシ!  これがキュアキュアの実“Maxheartのモード”の最終形態だ!

 

ミップル(こ、これが最終形態ミポ!?  )

 

メップル(コウジの体に全種類のアイテムが備え付けられてるメポ!まさかこれ全部使う気かメポ!  )

 

スロー状態のせいで思うようにしゃべれないメップルたちは心でそう言った。

 

コウジ:ニシシシ!  そんじゃあ、いくか!ブラックサンダー!ホワイトサンダー!

 

コウジは両手を上下に固定し、それぞれの腕からブラックサンダーとホワイトサンダーを放出し腕の中心で集め始める。すると手中でブラックサンダーとホワイトサンダーが合わさり、黒と白が混ざり合った球体が出来上がる。

 

ホワイト(こ、これは……!? )

 

さらにレインボーブレスとスパークルブレスが同時に発動されると球体は虹色へと変化しながら巨大化していき、コウジはその球体を前方に出す。

 

ブラック(な、何!?何が始まるの!?  )

 

コウジ:大いなる全ての光よ!邪悪なる全ての闇を打ち砕け!プリキュア…

 

コウジはそう叫びながら右足を前方に出し、1人エキストリームルミナリオのようなポージングになる。そしてそれと同時に球体はハート型に変わる。

 

ブラック:なっ!?  

 

ホワイト:あ、あれって!? 

 

コウジ:レインボーヒーリング・スパークルアタック!!

 

そしてコウジは両手をバズーカのように押し出す。するとそのハートから虹色の光線が放たれた。虹色の光線は対象のプリキュア目掛けて一直線に向かっていく。

 

ルミナス(き、き、来ました!?  )

 

ブラック(ちょちょちょ、ちょっと待ってよ!?   まだスロー状態がまだ溶けてな……

 

すると、丁度ノロマ光子の効力が切れ、ブラックたちはスロー状態から解放される。そしてその後タイミングよくコウジの放つ光線とぶつかる。

 

 ドン!

 

ルミナス:エキストリームルミナリオが元に戻った!?

 

ホワイト:コウジのいうノロマ光子の効力が丁度切れたんだわ。

 

ブラック:ハァ~……  よかった~……。   一時はどうなることかと……!

 

ホワイト:でも安心するのはまだ早いわよ!

 

ブラック:そうだね。ここからが本気の勝負よ!!

 

ルミナス:はい!

 

Maxheart一同:はあああぁぁぁ~~~!!!! 

 

スロー状態から解放されたブラックたちは再び光線に力を込め、勢力を上げていく。

 

コウジ:ニヒヒヒヒ!!ミッションコンプリート!!  さてこっからは一騎打ちだ!はぁっ!!!! 

 

 

 

アカネ:お~、一騎打ちだ!!

 

莉奈:でも今はコウジの方が有利だね。

 

志穂:どっちもがんばれがんばれがんばれ~!

 

 

 

 

ルミナス:くっ……  完全に押されてます……!!やっぱりコウジは強いです!!

 

ホワイト:でも私たちだってまだまだこんなものじゃないわ!!

 

ブラック:よっしや~!!バッチ来い~~~!!!!

 

ブラックとホワイトの腕に装備されているスパークルブレスが発動し、2人の体にさらなる力が注がれる。

 

ブラック&ホワイト:マックス!!!!

 

そして次の瞬間、黄金の光線の輝きがさらに増し、パワーも強くなった。

 

コウジ:うおっ!?  

 

プリキュアの方の側の光線が強まり出し、今度はコウジの方が不利な方向へと傾く。

 

 

 

 

莉奈:今度はコウジが押され始めてる!!

 

志穂:うんうんうん、プリキュアも負けてない!!

 

 

 

 

コウジ:へへっ、やっぱ強ぇもんなんだなプリキュアってのは……。  何度ピンチに追い込でも立ち向かってくるから、本当きりがねぇ!!

 

ブラック:ふふん、どんなもんよ!  私たちにはどんな壁や敵がいたとしてもそれをぶち破ってきたいくつもの戦歴があるのよ!だからこんくらいのことで負けるなんてあり得ないんだから!!

 

ホワイト:それに私たちにはこの街の……いや、この世界中のみんなの夢や希望を守りたいという強い思いがある。それがある限りプリキュアは強くなれるのよ!

 

コウジ:なるほど。ってことは要するにプリキュアを一言で言うと「みんなの夢や希望を守る伝説の戦士」ってことか!

 

ルミナス:まあ、そういうことですね! 

 

コウジ:そうか。まあ、なんとなくわかった。でも、それはウチも同じさ!

 

Maxheart一同:……?

 

コウジ:ウチにも多くの友人や仲間、知り合いがいる。そいつらを失わせたくねぇってのが万能戦士になるっていう理由だ!それに、ウチはあくまで海賊だ!プリキュアだろうとなんだろうと、海賊とのプライドに掛けて負けるわけにはいかん!

 

そう言うとコウジ側の虹の光線の威力が再び強まり出していく。

 

Maxheart一同:ぐ、うぅ~………!!!? 

 

コウジ:それと後もう1つ。ウチ、まだ本気だしてねぇんでな!

 

Maxheart一同:えぇっ!?  

 

ルミナス:これ・・で本気じゃないって言うんですか?  

 

ブラック:ち、ちょ……、う、嘘でしょ!?  

 

コウジ:そんじゃ、行くぞ!モアモアスペシャル100%!!  ズン!

 

グン!(Maxheart一同:へ? )ググン!(え? え?え?え?え?え?え?え?   えぇっ~!?  グググググググ………)

 

すると次の瞬間、虹色の光線は一瞬にして10倍、20倍と膨れ上がりその後も倍以上の大きさに膨れ上がっていく。

 

メップル:コウジの力が巨大化していくメポ!? 

 

ホワイト:たぶんこれも何らか悪魔の実を使ってるのよ……!!

 

ブラック:な、ちょっとこんなのってあり~!?

 

コウジ:うおおおぉぉぉ~~~!!!! 

 

コウジは100倍くらいまでに膨れ上がった超巨大な光線にさらに力を入れ押し込んでいく。

 

ルミナス:う、く……うぅ……!!つ、強すぎです!!

 

ホワイト:もうダメ!!堪えきれない……!! 

 

ブラック:ぐぅ~……!!こんなのって……こんなのって……

 

 

ありえな~い!!

 

 

 

 

さすがのブラックたちもこれには堪えきれず、ブラックの断末魔的な言葉とともに虹色の超巨大光線、レインボーヒーリング・スパークルアタックの光に包まれた。

 

Maxheart一同:きゃあ~~っ!?

 

 ガシャ~ン!!

 

ブラックたちはそのまま吹き飛ばされフェンスに叩きつけられ、そしてそのまま変身は強制解除された。

 

コウジ:ふぅ~…  終わったか…。

 

なぎさたちは横たえた体をゆっくり起こす。

 

なぎさ:う~ん……痛ててて……。  て、うわ……変身が解けちゃってる……。 lll

 

ほのか:あら、本当。どうやらこの勝負私たちの負けみたいね。 

 

ひかり:ハ、ハハハハ……、コウジのあの攻撃が急に大きく膨らみましたからね……。 

 

と、そこへコウジが歩み寄って来た。

 

コウジ:どうやらこの勝負、ウチの勝ちだな! 

 

なぎさ:ていうか最後のやつ何なの!? ❔

 

コウジ:最後のやつって?……あぁ、プリキュア・レインボーヒーリング・スパークルアタックのこと!?

 

なぎさ:え?あぁ、まあ、それもそうだけど……。  

 

コウジ:まぁ、あれはあんたらMaxheartの技を総結集させたやつだからなぁ。

 

ひかり:総結集…ですか? 

 

コウジ:ああ、あん中にはマーブルスクリューやレインボーストーム、エキストリームルミナリオなどのMaxheart全部の技の要素が詰まってんだ。

 

ほのか:え?じゃあ、そのレインボーヒーリング・スパークルアタックってのは私たちプリキュアの技全部を合体させたやつってこと?

 

コウジ:ああ、ちなみに、レインボーセラピーやハーティエル・アンクションとかの要素も入ってるから攻撃の他に拘束、回復、浄化も可能だ。まだ、実験段階だけどな……。

 

ひかり:そうだったんですか。どうりで強いなと思ってました。

 

なぎさ:てことは、覇気とか能力とか使ってなかったってこと?

 

コウジ:まあ、最初はな。最後の方はあらゆるステータスを100倍までパワーアップさせることが出来るモアモアの実を使ってやった。

 

ほのか:やっぱり悪魔の実の力だったのね。

 

メップル:どうりで最後の方おかしいと思ったメポ。 

 

コウジ:さっきも言ったようにウチだって海賊としてのプライドがある。だから相手が誰であろうと負けるつもりはない!

 

ポルン:やっぱりコウジは強いポポ! 

 

メップル:まぁ、これでなぎさは3連敗メポね~。  

 

なぎさ:あ~、そうだ~!マジ最悪~!! 

 

ほのか&ひかり:フフフ…… /ハハハ……。 

 

コウジ:あの~、悔しがってるとこすみませんが、あの3人にもバレちまってることもお忘れなく~! ✋

 

なぎさ&ほのか&ひかり:へ? 

 

なぎさたちは顔を客席の方へ向ける。客席にはアカネ、志穂、莉奈の3人が驚いた様子でこちらを見ていた。

 

志穂:あれあれあそこにいるのって……!?  

 

莉奈:な、なぎさ……!?それに雪城さんも……!?  

 

アカネ:ひ、ひかり……!?  

 

なぎさ:ハ…ハハハハ……。あ~…もう、ありえない……。アハハハ…アハハハハ……!! 

 

Maxheartとの戦いを終え、それと同時にアカネたちにプリキュアの素性を知られたなぎさたちはタコカフェにて自分たちプリキュアのことやひかりのことについてなど全て明かした。

 

アカネ:そういうことだったんだね。

 

なぎさ:あの……、この話信じて頂けます? 

 

アカネ:まあ、信じるも何もさっきのあれを見せられて信じない方がおかしいよ。

 

ほのか:まあ、それはたしかにそうだけど…。 

 

ひかり:本当に今まで隠しててすみません………!! 

 

アカネ:いいよいいよ! ✋ あたしこそ、いつもこんな傍にいるのにひかりのこと何も知らなかったわけだったしね……。

 

アカネ:それにあんたがどんなにすごくてもあたしにとったらひかりはあたしの家族だよ!

 

ひかり:アカネさん……。

 

ひかりは快く受け止めてくれるアカネに感激する。

 

莉奈:それにしてもまさかなぎさと雪城さんがプリキュアだったとはね~……。

 

なぎさ:あぁ…いや~、まあ…… 

 

志穂:あ、じゃあじゃあじゃあ、2人が仲良くなったのって、プリキュアがきっかけ!?

 

ほのか:ええ、そうよ。でもすぐってわけじゃいのよ。まだなったばかりの頃はまだ苗字で呼び合ってたから……ね?

 

なぎさ:うん。

 

莉奈:え……あ、そうなの?じゃあ名前で呼び合える仲になったのは?

 

ほのか:うん、プリキュアになって少し経ってからのときに私となぎさとでちょっとのことで揉め事が起きたことがあって。

 

なぎさ:そうそう、あの時は本当プリキュアの危機っていうくらいマジで大ゲンカしてたよね~!でもそれがきっかけで今のような仲良しになったんだよね。

 

莉奈:へぇ~、そんなことがあったんだ。 

 

志穂:へぇ~。あ、そうだそうだそうだ!え~っと……あったあったあった!はい、これ!

 

と、ここで志穂はリュックの中から探り始め色紙とペンを取り出すとそれをコウジに渡す。

 

コウジ:はい? 

 

志穂:サイン下さい!

 

コウジ:あ……いや、だからウチ海賊だぞ?アイドルじゃねぇんだぞ?

 

志穂:でもでもでもコウジはこの街のスーパーヒーローなんだから!ね? 

 

コウジ:いや、ここのスーパーヒーローって言ったらあいつらプリキュアだろ?  ウチ、ぶっちゃけ言えばここの部外者よ?

 

志穂:う~ん……それもそうだけど、でもでもでも、あの戦いでコウジはプリキュアよりも強いって証明されたんだし!(なぎさ:  グサッ……!!  うぐっ……!!)

 

コウジ:いや、証明って………。  

 

メップル:な、なんか屈辱的な証明のされ方メポ……。(-_-;)

 

ほのか:だ、大丈夫……? 

 

莉奈:まあ、要するに去年、コウジに助けられてからもう一度会う時はサインもらうって決めてるんだってさ! 

 

志穂:まあ、言っちゃえばサイン10枚くらいもらいたいんだけどあいにく今1枚しかなくってさ……!  

 

コウジ:いや、さすがにもらいすぎだろ!! ✋  まあ、いいけどよ。

 

コウジは色紙に「Master koji」と走り書きでサインする。

 

志穂:うわ~、すごいすごいすごい!!莉奈、やったよやったよやったよ!  マスターコウジに念願もらっちゃったもらっちゃったもらっちゃったよ~!! 

 

莉奈:うん、本当だ。良かったね! 

 

志穂:あぁ、でもでもでもプリキュアの方も結構格好良かったよ!

 

なぎさ:アハハ……あ~…ありがと……ハハハハ……(lll;¬∀¬)

 

そう苦笑いしながら受け答えをするもののなぎさの顔はひどく落胆していた。

 

莉奈:どうやらさっきの志穂のひと言で大ダメージ受けちゃったみたいだね。 

 

志穂:え!?あれで!?   いやいやいや~、あれは何というか言葉のあやというかなんていうかなんていうかなんていうか……

 

コウジ:あ、あらそう……。でもウチだって内心複雑よ。まあ、ウチは一応海賊だから名を上げるし、趣味は人助けやってっけど、ぶっちゃけ余所の世界言ってその者の人気を取ろうとかなんて思ってねぇからな。

 

ほのか:ま、まあ別に私たちも人気がどうとかは気にしてないけど、でもなぎさの場合はこの所コウジに連続で負けてるからね。

 

なぎさ:  グサッ……! うっ!?  lll

 

莉奈:連続で?

 

コウジ:けどまあ、たしかにプリキュアは強かったよ!(なぎさ&ほのか&ひかり:え?)だってよ、何度吹っ飛ばしても向かってくるし、どう不利な状況作っても諦めねぇからきりがねぇ!!それに、まさか覇気まで使えるなんて思ってもなかったからな。

 

なぎさ:覇気?

 

ほのか:ということは、じゃああの時の力ってのは……

 

コウジ:ああ、ウチの体が通常攻撃の効かない自然系体質になっていた時、キュアブラックはそのウチの体に攻撃を当てた。あれは武装色の覇気ぶそうしょくのはきを纏ってたからだ。

 

なぎさ:武装色の覇気……私が……? 

 

なぎさは自分の両手を見てそう言った。

 

ひかり:やはり、あの力は覇気だったんですね。 

 

コウジ:ああ。んで、ホワイトの方は地中にいるウチの気配を感知し、さらにウチの攻撃を全て見切ってたからあれは見聞色の覇気だな。

 

ほのか:やっぱり!私の思ってたとおりね!

 

なぎさ:へぇ~、私たちもコウジと同じ覇気が使えるなんてね~……!ひょっとしたらもう一回戦ったらコウジに勝てるかも!! 

 

コウジ:甘い!  覇気はそんな簡単にちらほら使えるようにはならん!たしかにお前らにも覇気の資質があることはわかった。けど、お前らがさっき使えたのは無意気的に発動されたようなもんだ。それをマスターするにはそれを発動するコツを掴まなければならんしな。

 

ひかり:へぇ~、結構難しいんですね。

 

コウジ:ああ、それにそれが出来たとしても力が強すぎて制御出来なかったり、稀に暴走したりすることもあって結構危険なんだ。だからコントロールする必要だってある。

 

ほのか:それってつまり、覇気っていうのはいわゆる潜在能力みたいなものね?

 

コウジ:まあ、強いて言うならそういうこったな。まあ、覇気だけとは限らねぇけど………

 

なぎさ:ねぇ、潜在能力って何?

 

ほのか:潜在能力っていうのは、そうね………私たち人間の体の中に隠された秘密の力みたいなのことかしらね。

 

ひかり:秘密の力……プリキュアの力みたいなものですか?

 

ほのか:私たち人間の体にはね、本人でも知らない特殊な力が潜んでいるみたいなの。でも、普通の生活しているせいもあってかその力が使えることを知らずに一生を終えることあるんだって。

 

莉奈:へぇ~、でもその覇気って私たちにも出来るってこと?

 

コウジ:ああ、出来る出来る、鍛えればな。ただ使える覇気にも人それぞれだからな。ちなみに誰にでも会得が可能な覇気は見聞色と武装色の2つだけ。

 

ひかり:え?2つだけ・・? ❔

 

なぎさ:あれ?コウジ、その2つの覇気以外にもう1つ使ってなかった?ほらあれ……前にザケンナーを一瞬で気絶させたあの……ほら、なんていうんだったっけ……?

 

コウジ:ああ、覇王色の覇気ね?

 

なぎさ:あぁ~!それそれそれ!!

 

コウジ:覇王色の覇気の場合は10万人に1人が使えると言われるくらい極めて特殊な覇気であって誰しも使えるわけではないよ。

 

なぎさ:え?あ、そうなの?

 

コウジ:うん、まあ、(この世界の中で)あるとしたらクイーンの存在であるひかりとか(ひかり:私?)、パルミエ王国の次期国王ココ・ナッツとか、あ……あと、プリキュアのリーダー的存在もその対象かな?

 

メップル:プリキュアのリーダー的存在っていうと……

 

ミップル:ラブにのぞみに咲……あ、もしかしたらなぎさもイケるかも知れないミポ!!

 

なぎさ:それじゃ、私ももしかしたら覇王色使えてるかも知れないってこと?

 

コウジ:ああ、たぶんな。ちなみにこいつの力と周りに強い気迫を放つことで、一定のザコ敵や象やライオンなどの猛獣でも威圧し、気絶させることも出来る。

 

ひかり:へぇ~、そんなにすごい覇気なんですか。

 

ほのか:なんだかその覇王色の覇気っていうのは王様やリーダーのような風格を持っている人だけが使える覇気みたいなのね。

 

コウジ:あとまあ、他に魔凶色の覇気っていうもんがあるだがな…(一同:魔凶色!?)けどこればっかしは最近命名された覇気であってあまり世界に知れ渡っていない覇気なんだ。

 

アカネ:へぇ~、じゃあその覇気は新種の覇気なんだね?

 

コウジ:いや、新種というか覇気の真の力みたいなもんだよ。

 

なぎさ:真の力?

 

コウジ:うん、通常の覇気にさらに強い意志や感情を加わるととんでもないくらいの破壊力が生まれる覇気が出来上がる。それが魔凶色の覇気だ。

 

なぎさ:へぇ~……で、どんな風に強いの?

 

コウジ:え?ああ……いや、もうとんでもなくよ?地球並みの惑星をパンチ一撃で粉砕できるほどの!

 

なぎさ:ち、地球を!?ありえな~い!! 

 

コウジ:まあ、実際シミュレーションでやっただけのことだから大丈夫さ。ただ世界一頑丈とも言われる赤い壁赤い大陸レッドラインにパンチ入れたら大穴空いたしなぁ!

 

莉奈:なんだかまるで自分がその魔凶色っていつ力を使ったみたいな言い方だね………。 

 

コウジ:そりゃそうだ!魔凶色を使える人物なんてウチしかいねぇし!

 

一同:え? …………えぇっ!? ✋✋

 

なぎさたちはコウジの発言にポカンとし、しばらくしてからのけ反って驚いた。

 

莉奈:へ、へぇ~……そうなの……。 

 

なぎさ:あ、ありえない………。え、じゃあ、ルミナスのバリアを破ったのもそれ?

 

コウジ:いや、ありゃ極普通の武装色だわ!  ウチの覇気は通常でも強い方だからさ。ていうか、魔凶色は通常のよりも凄まじいくらいの破壊力持ってんだぜ?そんなもんを全開でやったらバリア破壊どころかこいつルミナスの胴体吹き飛んでるぞ! (ひかり:え……吹き飛ぶ? )それにブラックがルミナスの前に躍り出てパンチで受け止めた時も、まあ、武装色全開での獣厳を止められたのはスゲェとは思ってたが……けど、それが魔凶色だった場合、その腕持ってかれてんぞ?

 

なぎさ:う……うぇ…!?   ん、んな、ま、まっさか!  そんな、だってプリキュアだよ!?胴体吹き飛ぶだとか腕持ってかれるとかなんてプリキュアに限ってありえないよ!

 

コウジ:まあ、仮に百歩譲ってお前らプリキュアが無事であっても見学してたこいつら莉奈&志穂&アカネにも被害が及ぶ可能性だってあるし。  

 

志穂:え?(莉奈:あたしたちにも? )

 

コウジ:ああ、もし魔凶化された覇王色を人並み程度の気力を持つ者が受けた場合、威圧が強すぎて一発でショック死しちまう。

 

一同:え……えぇっ!?

 

なぎさ:シ、ショ、ショ、ショ、ショック死!?   ありえな~い!!

 

コウジ:ああ、しかもモニター、テレビ越しにいるやつにも影響する。

 

メップル:そ、想像しただけでも恐ろしいメポ……。 

 

コウジ:だろ?だからウチは出来るだけあまりこういうもんを使わねぇようにしてんだ。

 

アカネ:へ、へぇ~…そ、そうなんだ……。  あぁ、ところでなぎさ。(なぎさ:え?あ……はい。)その頭どうしたの?

 

なぎさ:へ?  

 

莉奈:そういえばなんかなぎさの頭ハゲてない?

 

志穂:うん、あたしもあたしもあたしも!頭になんか一本道出来てるからどうしたんだろうとずっと気になってたんだよね?

 

なぎさ:えぇ……!?あ……、いや、その………。  

 

アカネや志穂たちに頭のことを指摘され困惑するなぎさ。するとここでコウジが口を開いた。

 

コウジ:ああ、別に何ともねぇよ。たださっきウチとラクロス勝負してそうなっただけだから!(なぎさ:え!?あ、いや、コウジ!?   )

 

莉奈&志穂:ラクロス勝負?

 

コウジ:ああ、「この前の大食いの負けを取り戻すんだ~!」て言ってな!

 

アカネ:なぎさ~、あんた前回の勝負で懲りたんじゃなかったの? 

 

なぎさ:え?あぁ……いや……その………。 

 

莉奈:で、結果はどうだったの?

 

コウジ:見ての通りさ。覇気ありで本気でやれって言うからさ、やったらなぎさの頭の上を突っ切った揚げ句ゴール貫通しちまってな! 

 

莉奈:ご、ゴールを貫通………。まあ、さっきの話聞けばあながちありえない話ではないかも知れないけど………。

 

アカネ:まったく……、あんたらしいて言うかなんて言うか……。  

 

志穂:それでそれでそれで、その大食いってのはなんなの?

 

アカネ:ああ、前、なぎさとコウジがここでたこ焼きの大食い勝負をしてたんだよ。

 

コウジ:ああ、負けたら全額負担ていうルールの元でな。

 

莉奈:へぇ~、で、結果は?

 

コウジ:ああ、ウチが余裕で勝ったよ。

 

莉奈:えっ!?余裕!?あの小泉学園最強の大食い女王に!?  

 

志穂:え~~!?嘘嘘嘘!?マジ本当超ありえな~い!? ❗❗❗❗

 

コウジ:え?いや……そこもそんな肩書が? 

 

志穂:うん、そうだよそうだよそうだよ!ウチのラクロスの間柄では有名なんだから!(なぎさ:志穂……恥ずかしいからもうその変に……。 )

 

コウジ:ほぇ~……そうだったんか…。  ウチてっきりただの自称なんじゃねぇかって思ってたんだが………。

 

ひかり:まさか本当にあったんですね。私初めて知りました! 

 

メップル:メップルもまさか本当にそんな肩書があったなんてちっとも知らなかったメポ……。 

 

コウジ:まあ、ゴムゴムの実で胃をゴムにしちゃえば大食いに結構役立つし。それにウチは生命帰還だとか、結構技持ってるから腹いっぱいになったとて無限に続けられる。

 

莉奈:へ、へぇ~……。  

 

志穂:コウジ、マジ強………!  

 

コウジ:ただ、この勝負勝ってもあんまうれしくなかったっていうか………。  

 

莉奈:嬉しくなかった?

 

志穂:それはそれはそれは何で?

 

コウジ:こいつなぎささ、途中で判明したんだけど、金欠でな………!(なぎさ:うぐっ!? )

 

莉奈:き、金欠………?  

 

アカネ:そうそう!全額負担なんて無謀すぎるから辞めろって言ってんのに、あたしたちがいくら止めても「大丈夫」の一点張りで全然聞かなかったんだから!

 

莉奈:へ、へぇ~……。(;¬∀¬)

 

志穂:ていうかていうかていうか、よくそんな状態で挑もうとしたよね……。 (;¬∀¬)

 

コウジ:全くだ!それがわかったときはこの勝負自体がバカらしくてもう辞めようと思ったくらいだわ!

 

莉奈:まあ、なぎさらしいて言えばらしいだけどね……。  

 

なぎさ:ハハ……ハハハ……アハハハハハ……、いやぁ、お恥ずかしい………。 

 

なぎさは志穂たちやコウジにごもっともなことを言われ、何も言えず苦笑いした。

 

ミップル:でも最初はいい勝負だったミポ!

 

ほのか:そうね。でもなぎさの財布の中身がピンチだって分かった途端にコウジのペースが早くなっていってたわよね?

 

コウジ:ああ、アカネがなぎさをコテンパンにするように言われたからな!負けたら全額の2倍払うというおまけ付きで。まあ、相手を大きく引き離すにはゴムゴムの実、生命帰還、食義とかを使えば簡単さ! 

 

志穂:生命帰還……?食義……?

 

ひかり:生命帰還は体の隅々をコントロールする技でこれを大食いに使えば食べた胃の中ものを瞬時に消化することが出来るそうなんですって。

 

志穂:へぇ~。

 

コウジ:食義はあらゆる物事に感謝しながら没頭することで繊細かつスピーディーに物事を行うことが出来る技なんだ。食うスピードを上げたり、たこ焼きをハイスピードで作り上げたり出来たのはこの食義って技を使ったからなんだ。

 

莉奈:へぇ~、そうなんだ。それにしても全額の2倍って……。(;¬∀¬)

 

アカネ:いや、かなり調子ぶっこいてるから少し懲らしめてやろうって思ってね。これで懲りれば少しはやらなくなるだろうと思ってね。

 

コウジ:でも、結局はまったく持って懲りてなかったと……。

 

アカネ:まあ、あらかたすぐ調子に乗るタイプだったからね。さっき言ってたラクロスの時もそうだったの?

 

コウジ:そうなのよ!もう本気でやれ、全力でやれうるさくってさ。ウチさ、本気を出すと覇気纏う癖があってあんまスポーツには向いてないんだよね?

 

志穂:その覇気ってまさかまさかまさか、魔凶色!?

 

コウジ:いやいやいや、武装色だわ!!✋  魔凶色でなんて恐ろしくて出来やしねぇ!!

 

ほのか:まあ、地球を粉々にする程の威力だもんね。 

 

アカネ:で、それでもやれってなぎさが? 

 

コウジ:うん、で、結果があれと。☞

 

なぎさ:ハハハ……(;¬∇¬) め、面目ない……。

 

アカネ:まあ、仕方ないね。   あんたが願ってやったことなんだし、当分それで過ごすしかないわね。

 

なぎさ:ハハハ、は、はい……。(-_-;)

 

莉奈:で、さっきの戦いみたいなのもなぎさが?

 

コウジ:ああ、あれは違う。あれはウチが宣戦布告したんだ。そもそもウチがここに来た理由はプリキュアの技を根掘り葉掘り全て手に入れることだったし。

 

アカネ:そういえばこの間そんなこと言ってたよね。それにあたしが「13人のプリキュアが横浜を救った」なんて噂を聞いたって言ったらなんか驚いてたし。

 

コウジ:そりゃそうでしょ!だってあの時、2人しかいなかったプリキュアが今になって一気に13人に増えたんだぜ?驚かない方がおかしいよ!

 

アカネ:アハハハ!そりゃそうだ! 

 

莉奈:で、コウジはその13人のプリキュアたちに会いに行ったの?

 

なぎさ:あ、いや……13人って私たち・・・含めて13人だからね?

 

コウジ:ああ、まあ……、実際行ってみたら1人増えてたけどね?それに13人つってもその場に全員会ったってわけじゃねぇよ?なぎさたちのようにそれぞれ各地でチームごとに分かれてたから……

 

莉奈:へぇ~…。

 

コウジ:でも、結構いろいろいるぜ?なぎさたちのように2人だけで戦うプリキュアもいれば、4人~6人体制で戦うプリキュアもいる。それにシャイニールミナスやミルキィローズのように特殊な戦士もいるし(莉奈&志穂:特殊?

 

なぎさ:う~ん、まあ、特殊っちゃ~……、特殊かな?

 

ほのか:う、うん……そうね。ひかりさんは元々光の園のクイーンから生まれてきた存在だったし、くるみさんも青いバラの力から生まれた戦士みたいだったからね。

 

ひかり:でも一応、プリキュア枠に入ってるんですよね?

 

莉奈&志穂:ふぅ~ん。 )それとあとそいつらの能力も結構興味深くってな。属性も雷、光、風、月、火、水などいろいろあって他にもバリアだとか、飛行能力だとか、瞬間移動、光による拘束かつ能力補助、あと合体技も興味深かった!まあ、こいつらなぎさ&ほのかの技は常に合体技だったけど………

 

莉奈&志穂:ほぇ~……。 

 

アカネ:で、それを全部覚えたと?

 

コウジ:ああ、だからさっき技のテスト……まあ、腕試しと言ったところかな?ま、いいや………と、としてこいつらMaxheartと戦いを挑んだってことだ。

 

莉奈:へぇ~、だからあそこで戦ってたんだ。

 

コウジ:まあ、おまえらMaxheartと戦いたい願望もあったことだし。性能を試すにはもってこいだと思ってな。

 

なぎさ:性能ってあんた、ほとんどオリジナル技じゃない!!

 

コウジ:そりゃあ、もともとそれ目的だからな。作ったはいいがまだ実戦で試してなかったんでな。

 

ひかり:でも、私たちが使うような本来のプリキュアの技とかもありましたよね?

 

なぎさ:でもほとんどオリジナルだったじゃん!!あたしのなんてさ、ブラックサンダーなんてマーブルスクリューじゃないと使えないってのにさ、コウジのなんか足からブーストのようにして空飛んだりさ、手に纏って形を怪獣みたいなのにしたり、おまけに普通に単独ビームなんか出せちゃって……!本当、うらやますぎてありえない!! 

 

コウジ:まあ、よく言われる。  てかまあ、よく技に気になった点があれば弄くるけど、ウチの発想でやってることだからな。

 

なぎさ:だとしてもすごいよ!ルミナスのなんか光で動きを止めたり、私たちプリキュアの力を高めたりすることの他に壊れたものを直したり、死んだものを生き返らせたりするんだよ?

 

莉奈:死んだもの?人とか?

 

コウジ:いや、まだ人間にはやってないよ。マグロの刺身をマグロに復元して海に帰しただけだし。

 

莉奈:ふ、復元!?  

 

アカネ:し、しかも海に帰したって……  

 

志穂:うわうわうわ、コウジヤバすぎ……!!  

 

なぎさ:でしょでしょ?

 

コウジ:でもあれだけじゃねぇよ?他にもハーティエルバトンを展開して弓矢のようにしたりだとか……

 

ひかり:へぇ~、結構いろんなこと考えてるんですね。

 

コウジ:まあ、趣味なんでな。

 

なぎさ:あ、ねぇねぇ、そういえばさあ、ほらあのさっきコウジが持ってたラブたちのアイテムあったじゃん?

 

コウジ:ああ、リンクルンのことか?

 

なぎさ:そう、それそれ!それってさあ、ラブたちは知ってるの?

 

コウジ:え、いや?ていうかこれはまだ実験段階だからフレッシュたちにまだ公表はしてねぇよ?

 

なぎさ:ふ~ん。

 

莉奈:リンクルンって?

 

なぎさ:ああ、プリキュアの変身アイテムだよ。

 

コウジ:これだ。

 

と言ってコウジはリンクルンを取り出して見せる。

 

莉奈:へぇ~、随分とかわいらしいアイテムだね?これがなぎさたちがよく使うプリキュアの変身アイテムなの?

 

なぎさ:え?あぁ、う~んと……私たちが使うのとはそれとはちょっと少し違うんだ。メップル!

 

メップル:メポ!   ポン!

 

メップルはハートフルコミューンになり、なぎさの手に渡る。なぎさはコミューンの上の部分を開き、莉奈たちに見せた。

 

なぎさ:ほら、これだよ。

 

莉奈:メップルが携帯に!?

 

ほのか:私のもあるわよ。ほら!

 

ほのかもハートフルコミューンに変身したミップルを見せる。

 

志穂:へぇ~、じゃあじゃあじゃあ、ひかりのは?

 

ひかり:私のはこれです。ポルン!

 

ポルン:ポポ!   ポン!

 

ポルンはタッチコミューンとなるとひかりの手に渡り、自分から蓋を開け顔を出した。

 

志穂:へぇ~、すごいすごいすご~い!! 

 

なぎさ:これで私たちいつもプリキュアに変身してるんだよ!

 

アカネ:へぇ~、それじゃあコウジの持っているアイテムてのは?

 

コウジ:ああ、こいつはリンクルンといってフレッシュプリキュアというプリキュアが持つ変身アイテムなんだ。

 

莉奈&志穂&アカネ:へぇ~。

 

コウジ:ただウチが目を付けてんのはこいつの持つ機能なんだ。

 

莉奈:機能?

 

ほのか:プリキュアの変身アイテムにはね、プリキュアに変身させることの他にも妖精をお世話する機能とかも付いてるのよ。

 

志穂:妖精の…お世話?

 

ほのか:うん。このカードをスラッシュすることでミップルたちのお世話することが出来るのよ。

 

ほのかはプリキュアハートを取り出して莉奈たちに見せる。

 

アカネ:へぇ~、これでね~。

 

莉奈:教師に看護婦、コック……なんでもあるんだね。

 

志穂:ねえねえねえ、この絵ってコックだよね。

 

ミップル:そうミポ。オムプっていうミポ。

 

メップル:そういえばまだ何にも食べてないメポ。てことでなぎさ、ゴハンメポ! ✨

 

なぎさ:てことでって、ついでみたいに言わないでくれる?まあ、やるけどさ……。

 

ほのか:ミップルもどう?

 

ミップル:私もお腹ペコペコミポ。

 

なぎさとほのかはそれぞれメップル、ミップルのハートフルコミューンの上の部分にセットするとそれを回し手を翳す。すると中から虹色の泡のようなものが現れる。

 

莉奈:あ、何か出てきた! 

 

そして、その中に食卓にいるメップル・ミップルとコックの風貌の妖精が写し出された。食卓のテーブルにはクラッシュが被されたお皿が置いてあり、コックの妖精がそれを開けると中からたこ焼きが現れた。

 

アカネ:あれは、たこ焼き?

 

メップル:あ~ん、ぱくっ!( ̄~ ̄)モグモグモグモグ…

 

ミップル:はむ!( ̄~ ̄)モグモグモグ…

 

ほのか:ミップル、おいしい?

 

ミップル:とってもおいしいミポ!  

 

ほのか:よかった! 

 

メップル:なぎさ、おかわり!

 

なぎさ:もう食べたの!?もうちょっと味わって食べなさいよね!!

 

メップル:そういうなぎさだってここのたこ焼きいっつもガツガツ食べてるメポ! 

 

なぎさ:ぐっ……、う、うるさい……!! 

 

志穂:ねえねえねえ、ふと思ったんだけどたこ焼き食べるんだったらさここのたこ焼き食べた方が早くない?せっかくタコカフェあるんだし。

 

ほのか:それはそうなんだけど、メップルたちはこのカードでじゃないとエネルギーを確保することが出来ないんですって。

 

志穂:え、そうなのそうなのそうなの!? 

 

なぎさ:まあ、でも本当にこれ使わないと生きられないのかていうとぶっちゃけ謎なんだけどね! 

 

莉奈&志穂:ふぅ~ん。

 

コウジ:でもそれ、妖精だけしか食えねぇんだろ?

 

なぎさ:そりゃあね、時たまにステーキとかお寿司みたいな豪華なものも出てくることあるからね。でもこの子ったらたまに「今日はそんな気分じゃないメポ。」なんて言ってせっかくのメニューを変えたりするんだよ!もう、いらないんだったらあたしが全部食べちゃいたいくらいだよ~!

 

コウジ:なるほどね。やっぱ、リンクルン選んどいて正解だったな。

 

アカネ:正解って?

 

コウジ:うん。まあ、こいつにも妖精を育成するための機能があるんだが、日常的でも役立つ結構便利なやつもあったんでな。

 

莉奈:へぇ~、どんなのがあるの?

 

コウジ:アイテムの取り出しに着せ替え、翻訳、そして瞬間移動だな。

 

志穂:着せ替えに瞬間移動!?   すごいすごいすご~い!!

 

コウジ:ただ、これ一応妖精の世話をするためのアイテムだからそれなりの機能しかねぇんでな。取り出せるアイテムが日用品だけだったり、翻訳出来るのは動物だけだったり……だから、ちと手加えといたんだ。

 

莉奈:へぇ~、どんなふうに?

 

コウジ:いや何、ここにさらなるデータを追加しただけだ。だから、こんな風に……

 

そういうとコウジはピルンで展開したリンクルンをタコカフェのテーブルに向けローラーを横に回す。

 

クルン!

 

  ポン!

 

するとそのテーブルにたこ焼きが出現する。

 

莉奈: うわっ!!  コウジの目の前にたこ焼きが!?

 

アカネ:ん?このお皿の柄、ウチのタコカフェのとなんか似てるわね?

 

コウジ:ああ、そりゃここの店のたこ焼きだよ。

 

アカネ:え、そうなの?

 

志穂:ぱくっ!……う~ん( ̄~ ̄)モグモグ………たしかにたしかにたしかにこの味はアカネさんのとなんか似てる感じがする!

 

なぎさ:でしょでしょ!私も最初は疑ってたんだけど食べてみたら味がそっくりでさ!

 

アカネ:(・~・)モグモグ……う~ん、まあ、たしかに味は私のとほぼ同じ感じだ。それにしてもすごいね。その機械からたこ焼きが出せるなんて!

 

コウジ:何な~に、ここに登録インプットしてあるやつならいくらでも出せるよ!他にも……

 

そういうとコウジはリンクルンのローラーを何回か回す。

 

クルン!クルン!クルン!

 

      ポン! ポン! ポン!

 

するとテーブルに先端に紐を取り付けた肉、湯気がオーロラのように輝くスープ、虹色のゼリーが出現した。

 

莉奈:すごい、料理が次々と……!? 

 

志穂:でも全部なんだか見たことのないものばかりだね?

 

コウジ:まあ、そりゃあ違う世界にしかない食い物だからな。右から……水水肉、センチュリースープ、虹の実ゼリー……

 

なぎさ:でもこれ(ジュル……)なんだかすっごく(ジュルリ……)おいしそう(ジュル……)……。(°┰┰°)ダバダバ………

 

ほのか:な、なぎさ……よだれが…… 

 

莉奈:うわ……す、すごい量……。 

 

ひかり:はい……、まるで瀧のようです……。 

 

コウジ:別に食いたかったら食っても構わねぇよ?

 

なぎさ:え、いいの!?✨(◎▽◎)✨ んじゃ、さっそく!!

 

と言うとなぎさは水水肉を手に取りかじり付く。

 

なぎさ:ぱくっ! ………( ̄~ ̄)モグモグチャプチャプ………ん!!Σ(◎~◎)!! うわ、これおいしい~~!!

 

志穂:どれどれどれ? ぱくっ! (・~・)モグモグモグモグ……あ、本当本当本当!!めちゃめちゃめちゃくちゃ軟らかい!!

 

コウジ:そりゃあウォーターセブンの水を使ってるからな。

 

莉奈:ウォーターセブン?

 

コウジ:ああ、運河や水に囲まれた島。別名「水の都」とも呼ばれている。

 

ほのか:へぇ~、まるでベネチアみたいな島ね。

 

コウジ:ベネチア?

 

ほのか:イタリアって国にある街なの。そこは運河が多くて、よくゴンドラやボートを使って行き来する人が多いんだって。

 

コウジ:へぇ~、あぁ……この世界にもウォーターセブンみたいなとこあんのか……?でも水上エレベーターとか海列車みたいなもんはさすがにねぇだろう!

 

なぎさ:海列車?

 

コウジ:海の上に線路が引いてあってそれを走る機関車のことさ。それと水路を行き来する際には水上を泳ぐ馬みたいな魚、ヤガラってのによく乗るみたいでな。

 

莉奈:ヤガラ……水の上を泳ぐ馬か……。そんなのがいるんだね。

 

コウジ:名産品はもちろんウォーターセブンの水を使ったもんが多い。その水水肉もウォーターセブンの水に長時間漬け込んで出来たもんだ。

 

志穂:へぇ~、だからだからだからこんなに軟らかいんだ。

 

コウジ:まあな。他にも水水飴や水水白菜などもそいつの名産品だ。あと他に造船業も盛んでな、船の修理や改造、新しい船に買い換えに訪れる海賊が多いんだそうだ。

 

なぎさ&ほのか&莉奈&志穂:へぇ~。

 

コウジ:ウチらの海賊船もそこで新しく改造してもらったり、新しい船を手に入れたりしたしね。

 

アカネ:そういえばコウジって海賊なんだよね?仲間っているの?

 

コウジ:ああ、いるよ。まあ、船長を始め9人くらい。

 

なぎさ:へ!?  船長はコウジじゃないの(ポルン:な~ぎさ~!!(@^▽^@))うぷ……!?

 

すると、そこへ突然ポルンがなぎさの顔に体当たりして割って入る。

 

なぎさ:ちょっとポルン!今お話中!!

 

ポルン:なぎさ、これ食べるポポ!(@^▽^@) 

 

なぎさ:ちょっと話聞いてる!?今それどころじゃ…うぷ……!?

 

そう怒るなぎさだったが、ポルンに無理矢理スプーンを口の中に入れられスープを流し込まれる。

 

なぎさ:ん?……ゴクン……。

 

だが次の瞬間、スープの味に気が付いたなぎさは何気なく飲み込む。

 

ほのか:ん?どうしたの、なぎさ?

 

アカネ:なぎさ?

 

ほのかたちは急に静かになったなぎさに気付き、心配そうに顔を覗き込む。

 

なぎさ:これ……、めちゃくちゃありえな~い!! (*´∀`*) ホワワワ~ン……

 

するとなぎさは急に間の抜けたようなデレデレとした顔付きになっていた。

 

メップル:なんとまあ、ひどい間抜け面メポ……。 

 

志穂:ど、どうしたのどうしたのどうしたのその顔!?  

 

なぎさ:いやぁ~、なんだか分かんないけど、これ飲んだ瞬間、なんかにやけて来ちゃって……。   エヘヘ~!

 

ほのか:このスープ飲んでそうなっちゃったみたいね。

 

コウジ:そりゃあな。でも体に毒になるもんは入ってるわけじゃねぇから安心せい!センチュリースープはあまりの旨さに思わず笑みがこぼれるっていうくらいだからな。

 

ひかり:その気持ち分かります~。  ものすごい幸せな気分になりますもんね。

 

メップル:うわ……なぎさの間抜け面がひかりに移ったメポ!!  

 

コウジ:なぎさの前にとっくになってたぞ? 

 

ミップル:でもなんだか幸せそうミポ。 

 

ほのか:このゼリー、すっごくなんだか不思議な感じね。一口食べただけなのに一気に違う味になる感じがして……。

 

なぎさ:え?どれどれどれ?

 

なぎさたちはスプーンで虹の実ゼリーをすくい食べてみる。

 

なぎさ:ん!!!うわっ、本当!!何これ!?口に入れてる間に味がどんどん変わっていってんだけど!!?

 

莉奈:しかも飲み込んでいる間もなんか味の変化がわかるっていうか……。 

 

志穂:不思議不思議不思議!!なんていうか魔法みたいなゼリーだよね!! 

 

アカネ:うん……!!それにしてもコウジの世界にこんな摩訶不思議な料理があるなんてね~。

 

コウジ:あぁ…いやぁ、水水肉はたしかに海賊の方だけどあとの2点は別の世界のやつなんでな……。

 

一同:え!? 

 

アカネ:別の世界? 

 

コウジ:そう。センチュリースープと虹の実ゼリーはグルメの世界「トリコ」という世界からのやつなんだ。

 

莉奈:へぇ~……。あ、そうなの? 

 

コウジ:ああ、ちなみにこいつから出せるのは食い物だけじゃねぇぜ!

 

そういうとコウジはリンクルンのローラーを回し、貝ダイアル3つ、空気砲、天候棒などを出す。

 

ほのか:今度は道具ね。

 

なぎさ:あ、真ん中のやつなんか見たことが(コウジ:ああ、右から貝ダイアル、空気砲、天候棒クリマ・タクト…)……て、え?く、空気砲?い、今なんか空気砲って言った?  

 

コウジ:ああ、言ったけど?

 

莉奈:空気砲って「ドラえもん」に出てくるあの……

 

コウジ:うん、ひみつ道具だよ。

 

なぎさ&ほのか&莉奈&志穂:ひ、ひみつ道具!?Σ(◎□◎)

 

 

なぎさ:え、ちょっと待って!?これ本当にあの「ドラえもん」に出てくる空気砲ってやつなの!?  

 

莉奈:さ、さあ……? ❔

 

ほのか:とにかく実際使ってみた方が早いんじゃない?

 

なぎさ:うん、それもそうだね。よし、それじゃあ……( ガチャ……!)

 

なぎさは空気砲を腕につける。

 

アカネ:お~!なんかこうやって見てみるとなんかSFのヒーローのようだよ。

 

なぎさ:え?そ、そう? 

 

ひかり:はい!なぎささん、なんだかかっこいいです!!

 

なぎさ:エヘヘ~、そう言われるとなんだか照れるな~! 

 

メップル:なぎさ、チョロすぎメポ……。  

 

なぎさ:受けたい?  

 

メップル:す、すいません……メポ……。  

 

なぎさ:さてと、え~っとターゲットは何にしよう?

 

ほのか:う~ん、出来れば人じゃない方がいいよね~。

 

ひかり:あ、あの木の枝とかはダメなんですか?

 

なぎさ:あぁ、うん、そうだね。それじゃあ!………ドカン!!

 

   ドカン!!

 

なぎさは空気砲をはめた腕を森にある1本の木に狙いを定め、「ドカン」と叫ぶ。すると空気砲の砲筒からは空気弾が放たれた。

 

 バキバキッ!!    ドサッ……!

 

空気弾は標的の木の枝に命中し、枝は地面へと落ちた。

 

ポルン:当たったポポ。

 

この時、なぎさたちは思った……

 

 

 

ほ、本物だ………!!!!≡ ≡

 

 

 

 

               ……と。

 

なぎさ:あ、ありえない………!!  

 

志穂:ね、ねえねえねえ……!今ここから出て当たったよね?  

 

莉奈:う、うん、当たった当たった!  

 

ほのか:これはもう、本物だとしかいいようがないわね……。 

 

アカネ:でも、それにしてもすごいのね。他のやつも出せるの?

 

コウジ:え?あ、あぁ…まあ、一応出せっけど……。

 

なぎさ:え?あるの?見せて見せて!

 

コウジ:え?あ、まあ、うん……。

 

コウジはなぎさに強請られるがままリンクルンのローラーをスライドする。

 

      ポン!ポン!ポン!

 

Maxheart一同:うわぁ~!!✨ ✨

 

なぎさたちの目の前にタケコプター、どこでもドア、着せ替えカメラの3つのひみつ道具が現れる。

 

なぎさ:これ、もしかしてどこでもドア? 

 

志穂:え?じゃあじゃあじゃあ、このドアの向こうにはあのしずかちゃんのお風呂場が……

 

莉奈:いや、のび太か!✋  それ以外にもあるでしょうよ!教室とか…( ガチャ……)ん?

 

なぎさはドアのノブを回し、ドアを開ける。するとドアの開けた向こうにどこか見覚えのある教室が現れた。

 

莉奈:ここってもしかして3年桜組の教室……?

 

志穂:うわぁ~、本当すごいすごいすご~い!✨ ✨

 

なぎさ、ほのか、志穂、莉奈の4人は教室の中をあちこち見て回った。

 

ほのか:本当にすごいわね~!本当にこれ、どこでもドアなのね~! 

 

なぎさ: あ、そういえば、どこでもドアってたしか、どんな場所ところにでも行けるんだったよね?

 

ほのか:え?ええ、そうだけど……?

 

なぎさ:じゃあ、あの場所も行けるかな? 

 

そう言うとなぎさは一旦ドアの扉を閉める。

 

ほのか:あの場所って?

 

なぎさ:それっ!!

 

莉奈:ん?

 

志穂:何何何~?(・_・?)

 

そしてなぎさは再びドアを開ける。すると……

 

 ガチャ……!

 

なぎさ&ほのか&志穂&莉奈:ん?うわぁ~!? 

 

そこには虹色に光る空や宝石のように煌めく花畑など神々しい景色が広がっていた。

 

なぎさ:う、うわぁ~!本当に出た!! 

 

莉奈:な、何ここ? 

 

志穂:こ、ここってもしかしてもしかしてもしかして、天国だったりとか……!?  

 

莉奈:んな、まさか……!?   

 

ほのか:ここって………、もしかして光の園?

 

なぎさ:ピンポーン!当ったり~!!   けど、いやぁ~、まさか本当に来れるとはねぇ~!!

 

ほのか:「ドラえもん」のどこでもドアってたしか世界中や宇宙にある星とかは行けるけど、異次元の世界まではいけないんだったわよね?

 

なぎさ:まぁ、でもコウジのことだからたぶんあのリンクルンのように道具の設定変えてるんじゃない?

 

ほのか:あぁ、なるほどね~。それならありえるかも!

 

志穂:あのあのあの~、お二人さん?ここってどこだか知ってます?

 

なぎさ:知ってるも何もここ私たちプリキュアの聖地だよ!

 

莉奈&志穂:えええぇぇぇ~!!!?    

 

莉奈:こ、ここがプリキュアの聖地だって!? 

 

志穂:す、す、するとするとするとプリキュアってのは神様神様神様!?(;゚д゚)

 

なぎさ:まあ、そうかもね?

 

ほのか:な訳ないでしょう?もう、なぎさったら話盛りすぎ!!   たしかにそうかも知れないけど……。コホン!  ここは光の園って言ってメップルたち妖精の世界なのよ。ひかりさんもここから生まれてきたの。

 

莉奈:へぇ~、じゃあ、てことはひかりってその光の園の王の子供ってこと? 

 

なぎさ:いや、ひかりは元々ここのクイーンだよ。

 

莉奈:え? (志穂:く、クイーンって…… )莉奈&志穂:えええぇぇぇ~!? 

 

莉奈:ひ、ひかりってここの女王様なの!? 

 

志穂:マジマジマジ~!?ありえな~い!? 

 

なぎさ:ね、2人もそう思うでしょ?いや~、あたしもね、最初本当訳が分からなすぎて本当ありえな~いって感じだったよ! 

 

ほのか:まあ、でもひかりさんの場合はクイーンの分身みたいなものなのは確かだし……。

 

莉奈:へ?それってどういうこと? 

 

ほのか:う~ん実はね、…………かくかくしかじか………

 

 

 

 

―その頃タコカフェでは……

 

 

 

 

ひかり:うわぁ~!! 

 

ポルン:ひかり似合ってるポポ!  

 

ひかり:そ、そうでしょうか……?(*^_^*;)

 

ポルンの誉め言葉に顔を少し赤らめるひかり。ひかりは今踊り子のような民族衣装を身に纏っていた。

 

アカネ:うん!とってもよく似合ってるよ! 

 

ひかり:あ、ありがとうございます!   それにしてもすごいカメラですね!カメラに映っただけで着られるなんて!

 

コウジ:まあ、着せ替えカメラだからね!ファッション雑誌などをフィルムにして相手を移すことでそれにあった服が着られんだ。まあ、ウチにゃあブルンがあるからあんま使わねぇんだけどね~!

 

ひかり:え?あぁ、そういえばリンクルンに自由に着せ替えが出来るブルンってのがあるんでしたっけ?

 

コウジ:ああ、元々ブルンはキュアベリーのだからキュアベリーの能力でも出来る。だが、服は変えられても髪型とかは変えることが出来なかったから一応その機能も付け加えといたんだ。(ひかり:へぇ~。)ただでも、それだけじゃねぇんだぜ!こいつには本人も驚くだろうあるスゲぇもんを取り付けてあんだ!

 

ひかり:すごいもの?

 

コウジ:まあ、どんなものなのかはやってみた方が早いか!

 

そう言うとコウジはリンクルンにブルンを取り付け構える。

 

コウジ:チェンジ!“九条ひかり”・ビートアップ!

 

一同:うわぁっ!!!? 

 

そう叫んだその直後、リンクルンが光り出しその身を包んだ。ひかりたちは眩しい光に思わず目を覆う。そしてしばらくして光は弱まり、ひかりたちは目を少しずつ開けてみた。

 

アカネ&ひかり:う、う~ん……ん?あ、ああ!! 

 

メップル:メ、メポ……!!? 

 

ミップル:ミポ……!!? 

 

ポルン:ポポ……!!? 

 

ルルン:ルル……!!? 

 

ひかりたちの目の前にはなんと、もう1人のひかりが立っていた。

 

ひかり:わ、私がいます……!? 

 

コウジひかり:まあ、実際はウチ、コウジだけどね!? 

 

アカネ:声もちゃんとひかりになってる!! 

 

ルルン:すごいルル……!!まるでマネマネの実でやってるみたいルル! 

 

コウジひかり:まあ、いわゆる怪盗とかが使う変装のようなやつだな。ただ、こいつのスゲぇとこはこれだけじゃねぇんだ!  ポルン!(ポルン:ポポ?)ちっくと変身アイテムになってくれねぇか?

 

ポルン:変身アイテムにポポ?

 

コウジひかり:ああ! 

 

ポルン:わかったポポ。  ポン!

 

ポルンはタッチコミューンになり、コウジはそれを手に取った。

 

ひかり:一体、何をするんでしょうか? 

 

メップル:たぶんまさかとは思うけど……でも、そんなのありえな―

 

が、コウジの手がタッチコミューンに触れた瞬間、それに反応したかのように光り始めた。

 

ひかり:た、タッチコミューンが……!? ;

 

メップル:ま、まさか……!? 

 

コウジ(  フッ…賭に勝った!)コウジひかり:ルミナス・シャイニングストリーム!

 

タッチコミューンが反応したことに少し笑みを浮かべ、コウジはルミナスの変身呪文を唱える。すると途端にひかりとなっているコウジの姿がシャイニールミナスへと変わった。

 

コウジひかり:輝く命 シャイニールミナス!光の心と光の意思!全てを一つにするために!

 

そして、コウジはルミナスのポーズを決め、口上のセリフを述べた。

 

コウジひかり:まあ、こんなもんだな?

 

ポルン:ポポ!!  すごいポポ!!ルミナスに変身出来てるポポ!!  

 

ポルンとルルンはひかりの姿のコウジがシャイニールミナスに変身出来たことにはしゃぐ一方、当の本人とメップル、ミップルは目の前の出来事に唖然となっていた。

 

ミップル:ル、ルミナスに変身出来ちゃったミポ……!! 

 

メップル:こ、こんなの……ぶ、ぶっちゃけありえないメポ!!((((((゜ロ゜;

 

コウジひかり:まあ、このように変装することで変装したものの能力も使えるようになれる。

 

ひかり:あ、だからポルンに触れたことでルミナスに変身出来たと言うわけなんですね? 

 

コウジひかり:まあ、そういうこった!( ベリッ!)

 

そう言った後コウジはひかりの顔のマスクを引き剥がし元に戻った。

 

ひかり:あ、そういうふうに元に戻るんですか! 

 

コウジ:まあ、あくまで変装・・だからね!まあ、いつも通りの方法でも戻れるけどね。まあ、他の人にやるとなると、仮面を引き剥がす方がいいのかも知れんな。

 

ひかる:え、他の人たちでも出来るの?

 

コウジ:ああ、そりゃあな!……って誰だこの子?

 

ひかり:あ、その子は私の弟のひかるなんです! 

 

コウジ:え?ほうなん?てことぁこいつもクイーンの一種なん? 

 

ひかり:あぁ、いえ、そこんとこは私にもちょっとわからないんです……。  気が付いたらこうなってたっていう具合で……。

 

コウジ:な、なんじゃそりゃ……?  なんかもはや謎の多い姉弟だな…。

 

ひかり:ハハハ……すいません……。 

 

コウジ:まあ、いいんだけどよ…。んで、さっきのブルンのとこに戻るんだけどよ。実はこのリンクルン、リモコン式にも出来るようにしてあるんでな。こう対象に向けて(✴ ピッ!)やることだって出来る。

 

コウジはリンクルンをひかりに向け、ボタンを押し、ブルンの先から放たれる青いレーザー光をひかりに当てた。するとひかりは一瞬青い光に包まれると、ごつい赤鬼のような姿へと変わった。

 

コウジ:ま、こんな感じにな。

 

ひかり???:うわっ…、本当!  見事に変わってます!

 

アカネ:本当!  なんかこれがひかりだとは思えないくらいのクオリティーだね!

 

メップル:ていうか何でこれにしたメポ? 

 

コウジ:まあ、並大抵の人間やプリキュアとかじゃ、あんま大した変化は見せられんと思ってな。

 

ひかり???:そういえばこの体と声……どこかで見たこと聞いたことあるような感じがすると思ったんですけど……もしかしてこれ、ウラガノスですか?

 

コウジ:ああ、そうみたいだね。なんか難いのいいやつがいたんで、なんとなくでやったんだが……(メップル&アカネ:いや、なんとなくか(メポ/い)!) ✋ 

 

ミップル:う~ん、でもなんだか本物と同じくらい闇の気配を感じるミポ。

 

コウジ:まあ、やはりそうか!プリキュアの妖精ってやっぱ闇探知能力ってのがあんだな。

 

メップル:そりゃあプリキュアの妖精として当然のことメポ! 

 

コウジ:てことでひかり、もう戻っていいよ。

 

ひかりウラガノス:あ、はい!え~っと…元に戻るときはたしか、お顔のマスクを引き剥がすんでしたよね?

 

コウジ:ああ、まあ、マスクていうよりは仮面って感じだな…。  ちなみに仮面は下の方から剥がせる仕様になっている。

 

ひかりウラガノス:あ、はい、わかりました!

 

メップル:なんかギャップがすごすぎてなんだか変な気持ちになるのは僕だけなのかメポ……?  

 

コウジのアドバイスに従いウラガノスの顔の面をベリベリと引き剥がすひかり。

 

ひかり:あ、これ本当に剥がしやすいんですね!

 

コウジ:そりゃな、無理に引き剥がして顔の皮膚までごっそり行くわけにいかねぇからな!

 

アカネ:いやいやいや、さすがにそれはありえないでしょ! ✋  

 

ひかり:あぁ~、なるほど~! 

 

アカネ:いや、そこ納得するとこ!?   

 

そして、ようやく剥がし終えると手に持っている仮面が消え、ウラガノスの体が元のひかりの体に戻った。

 

ひかり:あ、本当に元に戻りました!

 

ポルン:今のなぎさが見たらびっくりするポポ! 

 

メップル:いや、なぎさのことだから対面した途端テンパってプリキュアに変身しようと言い出すんじゃないかメポ! 

 

コウジ:ハハハ!ありえる~!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぎさ:ヘックシュン!! 

 

ほのか:大丈夫、なぎさ?

 

なぎさ:うん、大丈夫大丈夫!  さ、( ガチャ!)次行こ!次!  

 

 

 

 

 

 

 

 

ひかり:それにしてもなぎささんたち無事に帰ってこられるでしょうか?どこでもドアもなくなっちゃいましたし……。 

 

アカネ:大丈夫だよ、ひかり!どこでもドアが消えたのはなぎさたちが他の場所へ移ったって証拠だよ!

 

コウジ:そうそう!それになぎさたちが戻ってくるとなったらドアも現れるからさ!(ぱくっ!)

 

と、ピルンで出したたこ焼きをパクつくコウジ。

 

コウジ:ただまあ、そのドアもウチとしては別にあってもなくてもいいものだけどな!(・~・)モグモグ……

 

ひかり:あ、そういえばコウジにはたしかドアドアの実っていうどこでもドアみたいな能力があるんでしたっけ? 

 

コウジ:うん(ゴクン……!)、まあな。でもそいつはこのリンクルンでも出来るよ!

 

ひかり:え?そうなんですか?

 

コウジ:ああ、アカルンというこの赤いのを使うんだ。ちなみに使い方は至って簡単でな。

 

✴キュイン!

 

そう言ってコウジは一旦席を立つと、赤い光とともにひかり達の目の前から消えた。

 

一同:!!!! (゜Д゜;)⁉️

 

アカネ:消えた!?  

 

コウジ:お~い、こっちだこっち! 

 

すると遠くの方からコウジの声が聞こえ、それを頼りに目を向けてみる。

 

ひかり:あ、コウジがあんな所に!? 

 

ひかりたちの目の先には遠くの駐車場の隅で手を振っているコウジが映っていた。

 

✴キュイン!

 

ひかる:あ、また消えた!? 

 

コウジはまたひかりたちの目の前から消えるとタコカフェのワゴンの横へ瞬間移動をした。

 

コウジ:ま、こんな感じだ! 

 

アカネ:するとつまり、アカルンには瞬間移動する機能が備わってるって訳か!

 

ひかり:そういえばコウジ、ここに来るときアカルンを使って来たんでしたっけ?

 

コウジ:ああ、そうさ!ちなみにこいつはキュアパッションの能力でも出来る。んで、さっきブルンでやったようにこのリモコン式のやつでこうボタンを押すと……( ピッ!)

 

コウジはアカルンの付いたリンクルンをリモコンのように持つとボタンを押す。

 

❇ピュン!

 

すると、アカルンの先端から赤いレーザーが着せ替えカメラに当たり、カメラは赤い光とともにその場から消えた。

 

ミップル:カメラが消えたミポ! 

 

コウジ:このように対象を自分好みの場所へ転送させることだって出来る。

 

ひかり:へぇ~。てことはそのカメラは違う所に移転したということですか?

 

コウジ:そういうこった!まあ、一応転送先の場所とかはリンクルンの画面に映し出されるようにしておいたから!

 

そう言ってコウジはリンクルンの画像を見せる。

 

ポルン:本当だポポ!ちゃんと出てるポポ!

 

アカネ:場所は……「ナッツハウス」みたいだね。

 

ひかり:ナッツハウス……のぞみさんたちの所ですね?

 

コウジ:ああ、そうなるな……。だだ、ウチが送った先はなぎさの場所とこなんだけどな……? 

 

ひかり:え、なぎささんのとこですか? 

 

コウジ:ああ、何な~んでかな?

 

 

 

 

―一方、その頃……

 

 

 

 

なぎさ:………… ❔❔❔

 

なぎさは突然目の前に現れたカメラを手にしあっけにとられていた。

 

のぞみ:あれ?そのカメラ、どうしたの?

 

なぎさ:さ、さあ……?いきなり目の前に現れて……?(・_・;)

 

莉奈:あれ?それってさっきコウジが出してたやつじゃない?

 

ほのか:ということはそれおそらく「着せ替えカメラ」なんじゃないかしら?

 

なぎさ&咲&のぞみ:着せ替えカメラ?

 

舞:着せ替えカメラって、たしか服の絵をセットして撮ることで絵に描いた服が本物の服となって着られるというあのカメラのことよね?

 

咲:あ~!  「ドラえもん」の漫画に出てきたあれだね!

 

うらら:たしかにこのカメラ、どことなくそういう感じですよね?

 

りん:まあ、でもあの・・コウジならありなんじゃない?現に今、私たちの所に「どこでもドア」なんてものが存在してるわけだし…

 

シロップ:それにしちゃあ何で急に現れたんだ?しかも、なぎさの目の前に?(・_・?)

 

くるみ:それもたぶんコウジが何かやったんでしょ?

 

ほのか:う~ん……  おそらく瞬間移動機能を持つアカルンなのかもね。

 

くるみ&シロップ&かれん:アカルン?

 

なぎさ:アカルンって……ああ、たしかフレッシュプリキュアのキュアパッションの能力だったよね?

 

咲&のぞみ:うん? 

 

咲:キュア……パッション? ❔

 

のぞみ:いたっけ?そんなプリキュア……。 ❔

 

ほのか:コウジが言うには新しく入ったプリキュアなんですって。

 

なぎさ:なんでも瞬間移動が使えるらしいよ?

 

のぞみ&うらら&咲&舞:へ、へぇ~…… 

 

のぞみ:そうなんだ……。 

 

舞:4人目のプリキュアか~。

 

うらら:なんか会ってみたいですね! 

 

のぞみ:うん、そうだね!あ、そうだ!せっかくどこでもドアがあるんだし、ラブたちの所にも行ってみようよ!

 

なぎさ:もっちろん!まあ、ぶっちゃけ言ってプリキュアみんなでコウジのとこ行ってコウジをびっくりさせちゃおうと思ったといった魂胆なんだけどね!

 

フラッピ:そういうことかラピ……。  

 

くるみ:でもコウジのことだからこのこともうすでに知っちゃってるかも知れないわよ?

 

なぎさ:いや、それは絶対ありえないでしょ! 

 

くるみ:どうかしらね?見た目からしてどうせコウジに負けて悔しい思いしたからコウジをぎゃふんと言わせたいんじゃないかしら?  

 

なぎさ: うっ!?……ぐっ~…!!✊  そ、そういうあんただってコウジに負けたんじゃないの?

 

くるみ: んなっ!?あ、あれは別にコウジの実力を認めただけだし……!!   それに私たちはあなたたちと違って勝ち比べしてただけだし……。

 

のぞみ:あ~、たしかにあたしが「コウジと手合わせする」って提案したら、「こんなやつに私たちがいくら束になって戦っても相手になるわけがない!」って言って拒否ってたもんね! ☝

 

くるみ: ちょっ……!?のぞみ、あんた余計なこと言ってないで私のフォローぐらいしなさいよ!  

 

なぎさ:ほ~ら、見なさい!ろくに戦ってもいないで……!そういうこと言うんだったらね、まずコウジと直接戦ってからにしなさいよね! 

 

莉奈:あぁ、でもコウジに戦いを挑んだ結果3連敗で終わる方もどうかと思うよ? 

 

志穂:うんうんうん!“ ”

 

なぎさ:あ、あんたらも余計な情報入れんじゃない!!?  

 

ほのか:ま、まあまあ……、2人とも落ち着いて!ね? 

 

かれん:そうよ。何もそんなことで言い合いになっても仕方ないわ。 

 

なぎさ&くるみ:う、うぐ……!  

 

ほのかとかれんの仲裁により、まだ煮え切らない状態だが仕方なく仲直りするなぎさとくるみ。

 

こまち:そんなことよりこの着せ替えカメラ、試しにやってみない? 

 

うらら:あ、それ賛成です!  え~っとたしか…(シロップ:なぁ、それラブたちのとこ行ってからの方がいいんじゃないのか?)ん?あ、この中、既に何か入ってます!(舞:あら、本当。これはファッション雑誌ね!)(シロップ:て、聞いてねぇし……。  )

 

ココ:まあ、いいんじゃないか。別に急いでるってわけじゃないし!

 

シロップ:まあ、それはそうだけどよ……。 

 

それからしばらくのぞみたちは着せ替えカメラで遊び始めた。

 

 

 

 

―タコカフェ(コウジ側)

 

 

 

 

コウジ:まあ、これタケコプターもウチとしては必要ねぇかな?

 

メップル:そりゃコウジからしたらそう思うメポね…。 

 

ひかり:まあ、実際空飛べる悪魔の実の能力もあるみたいですからね。 

 

コウジ:まあ、他にも空くうを蹴って飛ぶ月歩に舞空術、それとあとプリキュアの能力だとブルームやイーグレットとかのSplash、あとウチが創作したブラックとホワイトのサンダージェットだってあるしな。

 

ポルン:ところでそれどうやって使うポポ?

 

コウジ:そりゃあ、こう頭につければ……

 

コウジはタケコプターをポルンの頭に上から叩くように取り付ける。

 

 ブ~ン……!

 

するとタケコプターのプロペラが回りだしポルンの体が浮いた。

 

ミップル:ポルンの体が……!? 

 

ポルン:ポポ!ポルン、空飛んでるポポ!

 

ルルン:すごいルル!  ルルンも飛びたいルル!(キュイン!)ルル?

 

コウジはピルンを挿したリモコン式のリンクルンを操作し、ルルンの頭にタケコプターを取り付ける。

 

ルルン:ルル!   あれ?でもこれ回んないルル?

 

コウジ:ああ、根元にあるスイッチを押せば回るよ。

 

ルル:これルル?( カチッ!  ブ~ン……)あ、回ったルル!ルル?……ルル~!!✨ 

 

ルルンの頭の上のタケコプターも無事起動し、ルルンの足も地面から離れた。そして、あっという間にポルンの所までたどり着いた。

 

ポルン:ポポ~!空中散歩ポポ!  

 

ルルン:ルル~!!  

 

ひかり:そういえば、これ降りる場合どうするんでしょう?

 

アカネ:う~ん、わかんないけど降りたいと思えば自然に降りてこられるんじゃない?

 

ミップル:なんだか楽しそうミポ! 

 

メップル:む~っ……!!  あの2人ばっかりずるいメポ~!!メップルも空飛びたいメポ~!  

 

コウジ:へいへい!

 

と、コウジはメップルとミップルの頭上にもタケコプターを出し取り付ける。

 

メップル:メポ~!  

 

ミップル:ミポ~!  

 

メップル:ミップル~、気分はどうメポ~? 

 

ミップル:とっても気分爽快ミポ~!  

 

メップル:僕もメポ~!   でもそれ以前にミップルと空を飛んでる方が楽しいメポ~!❤  

 

ミップル:もう、ミップルたら~!ミポ~!❤  

 

メップル&ミップル:ラ~ブラ~ブ!ラ~ブラ~ブ!❤ ❤❤ ❤

 

コウジ…………。(・_・)

 

その2人の様子をコウジは地上でこう思いながら眺めていた。

 

コウジ(これは……まさに、蜜蜂の求愛ダンスならぬ………

 

妖精の求愛ダンス

 

 

            だな……。)

 

アカネ:あの子たち、なんだかまるで付き合っているみたいね。

 

ひかり:あ、はい、実はそうみたいなんです……。 

 

コウジ:ああ、ほうなん?まあ、今んとこはこのまんまでいいか!

 

ひかり:はい、そうですね!なんか楽しそうですし! 

 

コウジ:ふ~ん……、あ、そうだ!(ピッ!)

 

❇キュイン!

 

コウジはテーブルに向けタケコプターを出すとすぐさまアカルンに挿し替える。そしてその後、アカルンのレーザーを放ちタケコプターをどこかに転送させる。

 

✴ピシュン!

 

 シュパッ!

 

コウジ:うし! 

 

ひかり:それで、どこに移転させたんですか?

 

コウジ:う~ん……適当!

 

ひかり:え?て、適当……ですか? 

 

コウジ:うんまあ、一応プリキュアの誰かだけどな……!あぁ……、でもここ以外・・・・のプリキュア限定だからあんたは入ってねぇよ。こいつには転送先をランダムに設定出来る機能も付いていてな、送り先をランダムしてやると送った場所もランダム、言わば適当な所に転送されるんだ。ほら!

 

そう言ってコウジはリンクルンにある画面を確認する仕草をし、それをひかりたちに見せる。リンクルンの画面にはフレッシュプリキュアの1人・ラブが映っていた。

 

ひかり:あ!この人ってもしかして、ラブさん?

 

アカネ:じゃあ、このラブって子の所にさっきのタケコプターが送られたってこと?

 

コウジ:オフコース!✨  

 

 

 

 

 

 

せつな:ねぇ、ラブ?ちょっと聞きたいことあるんだけど……。

 

ラブ:ん?どうしたの、せつな?(・~

・) 

 

せつな:その頭にあるのって……何?

 

ラブ:え? 

 

美希:ラブの頭の上にって?………て、え……!? (゜д゜)

 

祈里:え?あ、あれ、いつの間に………? 

 

ラブの頭を見て驚きの顔をする美希と祈里。

 

ラブ:あたしの頭の上に何かあるの?(・_・?)

 

タルト:う、うん……何やら竹トンボらしきもんが頭に乗っとるで? 

 

ラブ:た、竹とんぼ!?

 

美希:まあ、竹とんぼというより、タケコプターらしきもんが頭に乗ってるわよ? 

 

ラブ:た、タケコプター!?  え、本当にそんなもんがあたしの頭に!?

 

驚いたラブは確認するように手を頭のてっぺんに乗せる。と………

 

 カチ……!

 

ラブ:へ? ( ブ~ン……)う、うえええぇぇぇ~~~!?  

 

せつな:ら、ラブ~!?   

 

タルト:いぃ~!? (゜曲゜;)

 

祈里:えぇ~!? (゜Д゜;)

 

美希:はぁ!? (°□°;)

 

突然プロペラが回り出すとともに、ラブの体が上に引っ張られるように宙へと浮いた。

 

ラブ:あ~~れ~~!?  

 

そして、そのまま上昇していくと街灯の高さくらいのところで止まった。

 

せつな:ら、ラブが……!?  

 

タルト:そ、空を飛びよった!!シフォンのように!!(◎Д◎;)

 

シフォン:ぷりっぷ~!  

 

ラブ:ほ、本当だ……!あたし飛んでる!!すご~い! 

 

祈里:う、嘘……!?( ゜艸゜;) じゃ、じゃあ、ラブちゃんに付いてるあれって、本物のタケコプター!?

 

美希:と、とても信じられないけどそうみたいね。  それにしてもなんでタケコプターが? 

 

せつな:ねぇ、タケコプターって?

 

美希:え?あぁ、タケコプターはあのようにプロペラを頭に付けて飛ぶやつよ。まあでも、あれは漫画に出て来る架空のだから実際じゃありえないのよ。

 

せつな:へぇ~。

 

祈里:せつなちゃんのいるラビリンスにはないの?

 

せつな:う~ん、あまり見たことないわね。

 

美希:あら、そう?なんか意外ね……、せつなの世界にありそうなやつなのに。

 

せつな:でもまあ、空飛ぶマシンみたいな乗り物とかはあるけどね。

 

ラブ:へぇ~、そうなんだ! 

 

と、ここでラブが地上に降りてくる。

 

タルト:あれ?ピーチはん、降りてこられたんか?(・_・?)

 

ラブ:え?あぁ……うん!まあ、なんか降りようと思ってたら自然に降りてこられたって感じかな……? 

 

美希:それにしても本当、何で急にこんなものがラブの頭に?

 

祈里:もしかすると四ツ葉町にドラえもんが現れたとか?

 

せつな:ドラえもん……?(・_・?)

 

ラブ:マジ!?嘘!?この町にドラえもんが!? 

 

祈里:あ、いや、今のはあくまで想像・・・・・・だから本当にこの町にいるかどうかは分からないよ……?

 

美希:でもだとするとどうしてタケコプターなんて出て来るのかしら?

 

と、そんな時、ラブたちのいる目の前にピンク色のドアが現れる。

 

タルト:ん?何やあれ? 6m

 

フレッシュ一同(せつな除く):うん?て、え、え、え、え、え、ええぇぇぇ~~~!? (゜Д゜;ノ)ノ

 

せつな:ん?ドア?

 

突然現れたピンクのドアを見てラブ、祈里、美希の3人はびっくり仰天した。

 

祈里:あ、あ、あれって、も、も、もしかして……ど、どこでもドア……ていうやつだよね……!?  

 

美希:う、う、うんうんうん、そ、そ、そうね……ていうかそうとしか言い様がないわよ!  

 

ラブ:てことはてことはてことは……?あのドアの向こうにはもしかしてもしかしてもしかして、あのドラえもんが……?(゜Д゜;)

 

ピンクのドアを見て激しく動揺するラブ、祈里、美希の3人。

 

 ガチャ!

 

ラブ&美希&祈里:うぉう……!?  

 

するとドアノブが回り、扉が開いた。ラブたちは驚きながらも興味ありげに前のめりになる。しかし、中から出てきたのは意外なものだった。

 

なぎさ:ご対~面~! 

 

ラブ&美希&祈里:え…? 

 

のぞみ&咲:わぁ~!!✨( ∀ )✨

 

美希:な、なぎさ……? 

 

祈里:それに、咲ちゃんとのぞみちゃん…… 

 

ラブ:うわぁ~……!!✨ ✨

 

予想してたのとは違っていたことに美希で祈里は拍子抜けていたが、ラブだけは飛びっきりの笑顔になっていた。

 

のぞみ:ラブ、久しぶり~! 

 

ラブ:のぞみちゃんも久ひっさしぶり~!元気だった?

 

のぞみ:うん!私はもうとっくに元気だよ! 

 

と、ラブとのぞみはお互い抱きつき喜び合った。その後もほのかや舞など他のプリキュアもドアの中から次々と現れる。

 

くるみ:ん?ラブ、あなたのその頭の上にあるのは……?

 

ラブ:ん?あぁ、これ?

 

舞:それってもしかして、タケコプター?

 

ラブ:うん、そうだよ!見てて!

 

そう言うとラブは頭の上のスイッチを押し起動させ、飛んでみせる。

 

うらら: うわぁ~、本当に飛びました~!すごいです!

 

なぎさ:それにしても何でラブの所に?

 

美希:それが私たちにもよくわからないのよ。突然ラブの頭に急に出て来て……

 

なぎさ:出て来て…!? 

 

ほのか:それじゃあ、コウジがリンクルンで何かやったのかしら?

 

美希:ん?コウジ? 

 

祈里:それに、リンクルンって………?

 

タルト:一体、どういうこっちゃ?

 

ほのか:あぁ……実はね、かくかくしかじか・・・・・・・・

 

美希:なるほど、そういうことだったのね。

 

祈里:まさかピルンでひみつ道具が出せるなんてね……。

 

莉奈:うん、そうだよ。他にも食べ物とか別の世界にしかないアイテムとかもピルンで出せるんだってさ!

 

美希:へぇ~、そうなの。ところであなた、見たことないけど……?

 

莉奈:あ、私はなぎさとほのかのクラスメートの高清水莉奈。んでこっちは、私と同じクラスメート仲間の久保田志穂。

 

志穂:よろしくよろしくよろしくね~! 

 

ラブ:こちらこそ~!よろしくよろしくよろしくね~! 

 

タルト:馴染み早いな~……。 

 

なぎさ:あ、もしかして瞬間移動を使うプリキュアてあなた?

 

せつな:え?ええ、そうよ。

 

なぎさ:あ、やっぱり?コウジから聞いたんだ!あ、私、美墨なぎさ。んで、この人が私の大親友の雪城ほのか。

 

ほのか:雪城ほのかよ。よろしくね。 

 

せつな:東せつなよ。よろしく。 

 

せつなはなぎさとほのかそれぞれに握手を交わす。

 

せつな:ところでなぎさ、ちょっと気になることがあるんだけど………いい?

 

なぎさ:ん?何?

 

せつな:なぎさのその頭ってなんか独特っていうかなんていうか…… 

 

なぎさ:独特って?……え、あ……こ、これ……? 

 

ラブ:そういえばなぎささんの頭、なんかハゲてない?

 

祈里:う、うん……なんか前から後ろにかけて通り道が出来てるって感じ……。 

 

タルト:あぁ……実はというとワイもず~っと気になってたんや……。 

 

なぎさ:あ……や、やっぱ気になります?これ? 

 

美希:そりゃあ、そんな頭してたら誰だって気になるでしょう!それにしても何をやったらこうなるの?

 

なぎさ:え?……あぁ、いや……その実は (くるみ:どうも、コウジにリベンジ勝負挑んだ結果こうなったらしいんだって。)え、あ、ちょっと!?   

 

せつな:コウジにリベンジ? 

 

美希:あぁ、そういえばなぎさたしかコウジに大食い勝負した結果、ボロ負けしたんだっけ?

 

なぎさ: えぇっ!?知ってんの!? 

 

美希:知ってるも何もコウジがそう言ってたしねぇ…。(祈里:うん…。)

 

なぎさ:え~、うっそ~!?だってだってだってあいつ、プリキュア5にしか話してないって言ってたのに~!!  

 

莉奈:たぶん忘れてたんじゃないかな?

 

なぎさ:うわ~、マジショック~、ありえな~い……。lllorzlll

 

うらら:なぎささん、ひどく落ち込んでますね。 

 

くるみ:自業自得よ!そんなに落ち込むぐらいなら最新っからそんな無謀な挑戦受けなきゃいいのに!  

 

シロップ:く、くるみ、お前なぁ……。  

 

なぎさ:ふっ!どうせあんたたちじゃわかんないわよ、この気持ち……。

 

くるみ:うん?

 

なぎさ:直接コウジと手を合わせてないあんたたちにこの悔しさはわからないわ!

 

くるみ:何が言いたいの?

 

なぎさ:コウジから聞いてるわよ!あんたたちプリキュア5はたまたま元敵が持ってたやつから生み出した怪物使って力比べしただけだって。そんな直接手合わせしたことのない人たちに私の失敗をあーだのこーだの言われる筋合いないし!

 

くるみ: な!?あ、あんた言っていいことと悪いことが(かれん:う~ん、たしかになぎさの言ってることは当たってるかもね……。 )あ………? 

 

うらら:そういえば私たち、プリキュアの力を披露したり、コウジの戦いを観戦したりしてましたけど……直接戦ってはいませんね?

 

のぞみ:うんうん、でもすごかったよね!  私たちの能力と悪魔の実を組み合わせたり、5人でやる技を1人でやったりとかね~! 

 

うらら:はい!  しかもあのホシイナーをパンチ1つであっと言う間に吹っ飛ばしちゃいましたもんね!しかも不死身ですし!(なぎさ:あ、はい?ふ、不死身? )

 

こまち:うん……でも今思えばなんかコウジの戦いぶりに圧倒されてて、それでただ負けをあっさり認めたというか…… 

 

りん:う~ん、たしかにこれじゃあ、プリキュアらしい戦い方とは言えないかもね。他のプリキュアはコウジと直接戦ってるのに私たちだけただ戦いのショーを見せただけって感じだし……。

 

くるみ:あ……あ、あ……ああ………! 

 

そう振り返りあっさり認める5人に見てくるみは唖然する。

 

シロップ:そもそもそうなったのはミルクが原因ロプ。 

 

くるみ: なっ!?あ、いや……あ、あたしが原因なわけ!? 

 

シロップ:(  ポン!)だってそうだろ!のぞみがコウジと戦うことを提案したのに―

 

くるみ≪バカ言わないで!私たちが束になってかかっても勝てる相手じゃないことくらいわかるでしょ!?≫

 

のぞみ:―うんうん!  それにコウジがキュアブライトとキュアウィンディとやって勝ったって言ったらさらに尻取り・・・しちゃったし……!

 

くるみ:だぁ~から、あんたは余計なことよりフォローしなさいっての!  それとあとしりとりじゃなくてし・り・ご・み・ ・ ・ ・よ!……てか、あの後出したブンビーの提案に全員乗っかってたじゃない!私だけのせいじゃないでしょ?

 

こまち:まあまあ、抑えて抑えて……ね?  

 

くるみ:あ゛~~、全然気が収まらないわ!!  フンガー! もう、こうなったらコウジともう一度再戦よ!再戦!

 

りん:あ~あ、これじゃあ何言っても無駄ね。  

 

かれん:でも、私もくるみの意見には賛成よ。みんな、コウジと戦っているってのに私たちだけ戦ってないってのもおかしいもの。

 

りん:まあ、実を言うと私もですよ。やっぱり、お互いの実力で戦う方が好きですし!

 

うらら:はい!私もなんだか、ズルしたようなモヤモヤ感あまりいい気がしないですし!

 

こまち:私も賛成。あのコウジと戦うのはちょっと気が引けるけど、みんながやってるなら私たちもちゃんと戦って筋を通すのが普通よ。

 

のぞみ:はいは~い! ✋ 私も私も!よ~し、それじゃあみんなコウジに会いに行くよ~!けって~い!☝

 

咲:あ、だったらさぁ~、みんなでやらない?私たちはコウジと戦ったけど負けちゃった身だから……。

 

美希:そうね。私たちの所も実際手を合わせたけど全然歯が立たなかったし。

 

祈里:でも、またあの時みたいにみんなで戦ったら勝てるって私信じてる!

 

ほのか:私もよ。さっき戦って負けたばっかりなんだけど、その時私となぎさ、覇気というのが使えたから……。

 

一同(Maxheart除く):覇気!? 

 

美希:覇気って、コウジがよく使うあの……?

 

ほのか:あ、ちなみに私は見聞色でなぎさは武装色よ。

 

なぎさ:う、うん。まあ、偶然一時的使えただけで、まだよくはわからないけどね……。

 

一同(Maxheart除く):へぇ~…。

 

なぎさ:でももう一回戦ったらなんとなくつかめるかも知れない。

 

くるみ:とか言っちゃって、実はこれまでの連敗を止めたいのが本音なんじゃない?

 

なぎさ:う、うるさいわね……!  まあ、半分そうだけど……。

 

うらら:まあまあ、いいじゃないですか。みんなの心内も一致したことですし、さっそくコウジの元へ行きましょうよ! 

 

ほのか:ふふふ、そうね。ひかりさんたち置いて行っちゃったから、たぶん心配してると思うし。 

 

美希:そういやぁよく見るとひかりだけいないわね?

 

莉奈:いやぁ~、どこでもドアに夢中になっちゃってて……つい……ね? 

 

なぎさ:だからこそだよ!あたしとほのかと莉奈と志穂がドアに入って、いざ出てみると他のプリキュアたちまで現れたってなったら、ひかりたちもコウジもびっくり仰天だよ! 

 

タルト:それ、ホンマ大丈夫なんやろか……? 

 

くるみ:まあ、フラグはすぐにでも回収されるだろうけど……。┓  ┏

 

ラブ:うわぁ!!面白そう!! 

 

のぞみ:うんうん!なんかドッキリみたいだね! 

 

咲:先頭は断然なぎさでいいよね! 

 

なぎさ:もっちろん!   ねえ、ほのか、いい?

 

ほのか:え、ええ…。 (止めても、たぶん無駄ね……。  )

 

なぎさはどこでもドアの内側に向かうと、ノブを掴みいつでも開けられる体勢を取る。そして、ほのかを筆頭に莉奈、志穂、splash、プリキュア5、フレッシュの順でその後ろに並ぶ。

 

なぎさ:それじゃあみんな、準備はいい?

 

プリキュア一同(なぎさ除く):ええ!/はい!/もっちろん!/うん!/え、ええ…。/う、うん…。

 

なぎさ:よし!そんじゃあ、突撃!

 

掛け声と同時にドアを開け、なぎさを筆頭にドアの中へと突撃して行った。

 

 

 

 

が、数分後……。

 

 

 

プリキュア一同:………て……え?え?え?ええええええ~~~!!!? 

 

 

 

 

―タコカフェ側(プリキュア突入から少し遡る)

 

 

 

アカネ:へぇ~、翻訳機能ね~。 

 

コウジ:ああ、キュアパインの能力であるキルンはもともと翻訳機能として備え付けてあんだが、あくまでもシフォン用だから動物語しか入ってねぇのよ……。だから他に英語やフランス語とかいった外国語とか、あと他にウチらの世界にある古代文字やナメック語といった異世界語とかなども翻訳出来るようにしておいたんだ。

 

ひかり:へぇ~、そうなんですね……。 

 

コウジ:まあ、キルンの方はこんなもんかな……?まあ、随時なんか閃いた時は新たに追加するつもりでいんだが……。

 

メップル:まあ、十分すごいとは思うけどメポ……。 

 

ポルン:ところで、ポルンたち何でこうなってるポポ?(・_・?)

 

ポルンが不思議がるのも無理はない。何故ならば先ほどのブルンのなりきり変装機能により今のひかり、メップル、ミップル、ポルン、ルルン、アカネ、そしてコウジの7人は姿はプリキュアの敵の姿になっているからだ。

 

メップル:そんなの決まってるメポ!この後、ここにやって来るなぎさたちをあっと驚かせるためメポ!

 

コウジ:ああ、あいつはたぶんプリキュア全員引っ提げてやって来るつもりでいるだろうからな。ウチらもそれなりに対応しなきゃな!

 

ひかり:それにしても、すごいクオリティですね……。   今こうやって見てもドツクゾーンにいるやつらばかりでとてもアカネさんやメップルたちとは思えないです。

 

ミップル:そして、ドツクゾーン特有の闇の気配もすごく感じるミポ……。 

 

メップル:本当、複雑な感じメポ…。  でも、ミップルが例え闇の住人になったとしても僕の愛情は変わらないメポ~! ❤

 

ミップル:もう、ミップルたら~ミポ~! ❤

 

コウジ:いや、そのナリでイチャつけるあんたらもすごいわ……。  

 

アカネ:いや~、あんたたちってこんなすごいメンツと戦ってたんだね~…! 

 

ひかり:あぁ……いや、それほどでも…。  ところで、コウジは何でその姿何ですか?

 

コウジ:ん?あぁ、これ?まあ……、一応気になってたし……。

 

メップル:気になってたってそれ、ドツクゾーンのやつじゃないメポ……。  

 

コウジ:でもこれ、プリキュア共通の敵なんだろ?プリキュア一斉に来るからたまにはこれの方がいいと思ってさ!さすがにジャアクキングはヤベぇだろ!

 

メップル:いや、これもこれで結構ヤバいやつメポ……。 ✋ 

 

コウジ:まあ、別に戦うわけじゃねぇんだから大丈夫だと思うけど?

 

メップル:いや、大丈夫かメポ? 事情これを知らないフラッピやココたちにしてみればやつが復活したと思い込む可能性あるメポよ?

 

ミップル:そうなれば、なぎさとほのか以外のみんなはプリキュアに変身してミップルたちと戦うことになってしまうミポ?

 

コウジ:まあ、そうなればウチらの勝ちなんだがな、完全に騙せたとして。  でもこの姿でいる時はそれそれなりのパワーもあるから。一応戦えるこちゃあ戦えるけど? 

 

ひかり:あ、でも私、敵としてなぎささんたちと戦うのはちょっと気が引けるっていうか……。 

 

アカネ:う~ん……私も自信ないかな……?  なぎさやほのかたちのようなプリキュアになったこともないし、そもそも戦闘経験もないし……。 

 

コウジ:そう?ん~……じゃあ、そうなったらウチが引き受けるしかねぇか……。まあでも、それもいいかな?最終ラウンドとしてプリキュア全員と戦えるってわけだし……!

 

メップル:かと言って実は最初はなっからこれが目的だったとかメポ?

 

コウジ:あ……いや、ただウチはなぎさの仕掛けるドッキリに返り討ちにするだけだ。そもそもプリキュア全員とバトるのは次回またプライベートで来るときって決めてあるし。

 

アカネ:それで、挑まれたらどうする?

 

コウジ:まあ、それはそれで引き受けるしかねぇでしょ?売られた喧嘩は買うのが礼儀とも言うし。ただまあ、人がいないとはいえ、ここでやるのはなんだから、またあの広いグラウンドのようなところでやるか。

 

ポルン:コウジまた戦うポポ!楽しみポポ!

 

コウジ:そん時はお前ェも出んだよ!仮面外して!そうじゃねぇとお前らは変身出来ねぇんだからよ!✋ 

 

ポルン:ポポ~!ポポポ……、コウジ、その声で怒鳴ると怖いポポ……。

 

コウジ:ああ……いや、ただツッコんだだけなんだが……。  なんか、スマンな……。 

 

メップル:てか、逆にその面つらでぐずられるとなんか怖いメポ……。  

 

コウジ:まあ、もともと敵キャラだしな。  あ、ちなみに元に戻るときは全部仮面取らなきゃ駄目だかんな?仮面をこうやって顔だけめくってやっても元には戻らんからな?

 

ひかり:あ、なるほど。わかりました。

 

コウジ:まあ、それもこれもあいつら次第だけどな!ま、なるようになれってやつ?

 

と、ここでタイミングを合わせるかのようにコウジたちの目の前にどこでもドアが現れる。

 

ひかる:あ、来たよ……!

 

コウジ:さあ、どうでるかな?今のウチらを見て、即プリキュアに変身するのか?それとも変身せず、ウチらの正体を見事に見破れるのか?

 

なぎさ:突撃!

 

ドアの奥からするなぎさの掛け声とともにどこでもドアの扉は開かれた。そして、コウジたちの読み通り、なぎさを筆頭にsplash star、5、フレッシュのプリキュアたちが湧き出すかのようにドアから勢いよく飛び出る。

 

※ここからはネタバレするまでひかり、ひかる、メップル、ミップル、ポルン、ルルン、アカネ、コウジの名前は敵キャラの名前で伏せておきます。皆さんも誰が誰をやってるか予想してみて下さい。

 

 

 

―そして今に至る……

 

 

 

なぎさ:……と、あれ?コウジは?……てか、え………? (゜ロ゜;)

 

コウジの姿を探すため周りを見渡すとなぎさはあるもの見てその場で絶句。それもそのはず、そこにはかつて倒したはずの敵、ドツクゾーンのメンバーがいるのだから。

 

志穂:ちょっとちょっとちょっと!な、何なの?このおっかない顔付きの連中!?  

 

ほのか:こ、この人たちってまさか……ド、ドツクゾーン!? 

 

なぎさ:な、何で?ちょっと、ありえないんだけど?  ……ていうか、ひかりは?  

 

ほのか:そういえばアカネさんもメップルたちもいないわ!

 

咲:あの、これはどういう……? (フラッピ:咲!気をつけろラピ!こいつらには何か嫌な気配を感じるラピ!)え……?

 

タルト:ワイもや!こいつら、なんや嫌な気配を感じるで……!! 

 

ラブ:嫌な気配?

 

美希:どうやら敵みたいね……。

 

祈里:ら、ラブちゃん、美希ちゃん、あれ……? (゜口゜;)

 

ラブ&美希:うん……?(・_・?) ……て、え……?  

 

祈里が驚いたような顔で指すその先には透き通ったような銀色の怪人が立っていた。のぞみや咲たちもそれに気付く。

 

りん:ちょっと、あれってもしかして……!? 

 

かれん:フュ、フュージョン!? 

 

くるみ:嘘でしょ!?だってあれはもう私たちがとっくに倒したはずよ!? 

 

ひかりを除くプリキュア一同は目の前に現れる敵の姿に困惑していた。

 

フュージョン:あ~……こりゃ、もう完全に信じきっとるな……。 

 

フリーズン:そりゃそうなるメポ……。  いきなりこんなの見たら誰だってそうなるメポ。

 

ウラガノス:これは……おそらく皆さんこの後、プリキュア変身するでしょうね…。 

 

フュージョン:それにしてもあいつらこれ見てすっげぇ形相してっけど、これそんなにすげぇん? 

 

フリーズン:そりゃあそうメポ!プリキュアみんなで力を合わせなきゃ放たなきゃ勝てない相手なんだからメポ!

 

ウラガノス:フュージョンは相手の技を吸収してさらに強くなるというやつですからね。

 

ポイズニー:へぇ~、そんなとんでもないやつによく勝てたもんだね~……。 

 

ウラガノス:エヘヘ……。まあ、頑張りましたから!  

 

フュージョン:まあ、一応自然系並の体付きしてるみてぇだからこのまんまでも十分やれるかな?あ、そうだ。一応頼みたいことあんだけどさぁ……。 

 

フリーズン:ん?何メポ?

 

フュージョン:そのメポとかいう語尾なんとかならんのか?そのまま行くとなんかバレそうで……。(-_-;)

 

フリーズン:いや、無理言うなメポ!メポ無しで話すのは妖精にとってキツいメポ! 

 

フローズン:前もそういった事やったけどついつい零れちゃって結局語尾なしで言えなかったミポ……。 

 

フュージョン:あ~……さいですか…。 

 

ほのか(あのフリーズンとフローズン、なんか話し方がおかしいような……?)

 

なぎさ:ちょっとあんた!

 

フリーズンとフローズンに違和感を覚えるほのかを余所になぎさは話し込んでる敵?らに強い口調で話しかける。

 

フュージョン:はい?何だ?

 

なぎさ:ここの妖精とひかりとアカネさんをどこにやったの?

 

フュージョン:(-.-)ヒソヒソ~(こいつ、完全に信じきっとるな…。)~

 

ポイズニー:(-.-)ヒソヒソ~(なぎさ単純だからね…。)~

 

フュージョン:(-.-)ヒソヒソ~フゥ~…  仕方ねぇな……。ここは……ひとまず……。~ どこに?ああ、私の中へと取り込んだが……?

 

なぎさ: な!?

 

咲:嘘でしょ……!? 

フュージョン:ハーッハッハッハッハッハ! 

 

サーキュラス:コウジ、悪役みたいポポ! 

 

フリーズン:いや、あれは完全に悪役に徹してるメポ……。  

 

フローズン:しかも今の発言のせいでみんな変身する気まんまんになっちゃったミポ……。(-_-;)

 

ココ:なんていうことだココ……!  メップルたちがとりこまれたらなぎさたちはもう変身出来ないココ!

 

うらら:ひかりちゃんもフュージョンに……。(・艸・;)

 

莉奈:てことはアカネさんもあいつの中に……!? 

 

志穂:えぇ~~~!?そんなそんなそんな~~!?ありえな~い!! 

 

ドツクゾーン一同(いや、今ここにいるんだけど(な/メポ/ミポ)……。(lll;-_-) 

 

咲:許せない!

 

のぞみ:みんな、変身よ!

 

プリキュア一同(なぎさ、ほのか除く):うん!/ええ!/はい!

 

のぞみの掛け声によりMaxheart以外のプリキュアメンバーは変身アイテムを構える。

 

フュージョン:あ~あ……やっぱこうなるか……。 

 

咲&舞:デュアル・スピリチュアル・パワー!

 

のぞみ&りん&うらら&こまち&かれん:プリキュア・メタモルフォーゼ!

 

ラブ&美希&祈里&せつな:チェインジ!プリキュア・ビートアップ!

 

そして、splash star、プリキュア5、フレッシュプリキュアの面々は変身呪文も唱え、プリキュアに変身していく。

 

ブルーム:輝く金の花、キュアブルーム!

 

イーグレット:煌めく銀の翼、キュアイーグレット!

 

ドリーム:大いなる希望の力、キュアドリーム!

 

ルージュ:情熱の赤い炎、キュアルージュ!

 

レモネード:弾けるレモンの香り、キュアレモネード!

 

ミント:安らぎの緑の大地、キュアミント!

 

アクア:知性の青き泉、キュアアクア!

 

ローズ:青いバラは秘密の印、ミルキィローズ!

 

ピーチ:ピンクのハートは愛ある印!(パン! )もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!

 

ベリー:ブルーのハートは希望の印!(パン! )摘みたてフレッシュ、キュアベリー!

 

パイン:イエローハートは祈りの印!(パン! )採れたてフレッシュ、キュアパイン!

 

パッション:真っ赤なハートは幸せの証!熟れたてフレッシュ、キュアパッション!

 

プリキュア一同:全員集合、プリキュアオールスターズ!

 

そして、変身を終えたプリキュアたちはその場でポーズを決めた。

 

フュージョン:いや、オールスターズって、Maxheartだけは変身してねぇだろ……!

 

バルデス:でも、結局みんなプリキュアに変身しちゃったね……。 

 

レギーネ:この後、どうするルル?

 

フュージョン:そりゃ当然戦うしかねぇだろ!でもまあ、これでなぎさは4連敗!賭けに勝ったってわけだ!

 

なぎさ:勝った?4連敗?い、一体、何のこと? ❔❔

 

ほのか(あの口調も……どこかで……?)

 

フュージョン:まあ、こいつらはウチがやるからお前らはなぎさとほのか、莉奈、志穂の4人と他の妖精を頼む。まあ、こいつらのことはお前らも知ってるから使い方やりかたは大丈夫だろ!

 

と言うとフュージョンはその場に一塊でいるプリキュアの目の前に出る。

 

フュージョン:てことで、お前らの相手はこの私だ!まあ、ここではなんだから場所を移す!付いて来い!

 

そう促すとフュージョンは一足先にある場所へと向かう。

 

ブルーム:あ、逃げた! 

 

レモネード:今、場所を移すから付いて来いって……。

 

ベリー:何を考えてるか知んないけど、後を追って行くっきゃないわね……!

 

ドリーム:うん、それじゃあみんな、行くよ!

 

プリキュア一同(Maxheart、ドリーム除く):Yes!/うん!/ええ!

 

プリキュアたちは一斉にフュージョンの後を追って行った。

 

ココ:僕たちも行くココ!

 

妖精達もフュージョンとプリキュアの後を追おうと動き出した。

 

なぎさ:くぅ~……、私たちもプリキュアに変身出来てたらな~……! 

 

ほのか:でも……あの人たち何か変じゃない?

 

なぎさ:変って?

 

ほのか:ほら、あのウラガノスとポイズニーとかいうのだって、私たちが知ってるのとなんか様子違くない?

 

なぎさ:そういえば、あいつウラガノスあんなに礼儀正しかったっけ……?

 

ほのか:あのフリーズン&フローズンとかだって言葉の最後にメポとかミポとかメップルたちのような事言ってるし……。

 

なぎさ:た、たしかに……え?でも、何で? 

 

なぎさもほのかの言い分に今いるドツクゾーンメンバーのおかしな点に気づき始める。

 

フローズン:だんだん分かってきたみたいミポ。

 

フリーズン:やっとかメポ……。どうせなら、咲たちが変身する前に気づいて欲しかったメポ……。 

 

ウラガノス:まあ、仕方ないですよ。とりあえず、なぎささんたちをコウジ・・・の所に連れて行きましょう!(なぎさ:へ?コウジ?)あ………! (・艸・;)ハッ…!

 

不意に言葉が零れ、それになぎさが反応したことに焦り、思わず口を手で塞ぐウラガノス。

 

ポイズニー:そうだね。てかでも、あたしこういうやつに出会ったことがないからな~。 

 

ウラガノス:大丈夫ですよ。ドツクゾーンのことは私たちが知っていますし。それにコウジが言ってたじゃありませんか。これになりきっているうちはその能力も使えるって!

 

ポイズニー:そうは言ってもね……  まあ、いいか!物は試しよう、やってみるっきゃないか!よし!んじゃあ……あたしは莉奈と志穂やるから、ひかり・・・はなぎさとほのかをお願いね!

 

ウラガノス:はい、わかりました!

 

なぎさ:え……?ちょっとひかりって……?え……? ❔❔❔❔

 

ウラガノス:え?あぁ……  実はこういうことなんです……。 

 

そう言うとウラガノスは自分の下顎を掴み少し捲り素顔をさらせ出して見せた。

 

なぎさ&ほのか:え………!!!? (◎□◎;)

 

 

えええええ~~~!!!? (◎Д◎;lllノ)ノ

 

 

 

タルト: な、何や!? 

 

ココ:なぎさ、どうしたココ!? 

 

突然のなぎさとほのかの大絶叫に思わず立ち止まり振り向く妖精達。

 

ウラガノス:それじゃ、行きましょうか!

 

ウラガノスは顔を元に戻すとなぎさとほのかを両脇に抱え持つ。

 

なぎさ:え?あ……いや、その、ちょ、ちょっと……待って?展開が急過ぎていまいち状況掴めないんだけど!? ❔❔❔❔

 

ウラガノス:まあ、それは後でお話ししますので、とにかく今はコウジのもとへ急ぎましょう!

 

ポイズニー:ひかり・・・~!こっちはいつでもOKだよ! 

 

志穂:ちょ、ちょ、ちょ……ちょっとちょっとちょっと!何?何?何?どうする気? 

 

フローズン:こっちもなんとか大丈夫ミポ! 

 

シロップ:うわうわうわ~!?  

 

タルト:何や何や何や!?  

 

ポイズニーのところには莉奈と志穂が、フリーズンとフローズンのところにも妖精達らが抱えられ、莉奈、志穂も妖精達も訳が分からず戸惑っている。

 

フープ:は、放すフプ!  

 

フリーズン:あ~……ちょ、ちょっと暴れるなメポ! (ナッツ:メポナツ?)あ~…もう、しょうがないなメポ……!こうなったら……これを見るメポ!( ベリッ!!)

 

フリーズンは妖精達だけに見せるかのように自分の面の皮をほんの少しだけめくり素顔を少し晒し出した。

 

ココ&ナッツ&フープ&タルト:ココ?/ナツ?/フプ?/へ?( Д ;)❔

 

 

 

ココ&ナッツ&フープ&タルト:ココ~~~!?/ナツ~~~!?/フプ~~~!?でえええぇぇぇ~~~!?(◎Д◎;ノ)ノ

 

 

 

 

その素顔を見た一部の妖精達は大仰天し出す。

 

その後すぐ顔を元に戻すフリーズン。

 

シロップ:んな!?ど、どうしたんだロプ!?そんな大声出して……。

 

タルト:い、いや……なんていうか……その……え?え?え?ちょい待て!これ、どういうこっちゃ!? ❔❔❔

 

ナッツ:ということはここにいるやつらはもしかして……? 

 

フローズン:ミポ!そういうことミポ! 

 

ココ:ココ……!?だとするとあのフュージョンは……!? 

 

ウラガノス:はい!では行きましょう!

 

なぎさ:え?ちょっと待って!一体全体どうなって……うわぁ~!?  

 

ウラガノスはなぎさ、ほのかを抱えたまま驚異のジャンプ力で飛び立った。

 

ポイズニー:フュ~…!  すごいね~!それじゃあ、私も!

 

ウラガノスの身体能力に感心したポイズニーは彼に続くように飛ぶ。そしてフリーズン、フローズン、サーキュラス、レギーネ、バルデスも飛び立った。

 

 

 

 

―ラクロス練習場

 

 

 

一足先に着いたフュージョンはまるで液体のように姿を変えながら地上に降り立つ。

 

フュージョン:よし!……てか、もうすっかり元に戻ってんのな……!  まだ、ハーティエル・アンクションやってないってのに……。

 

そう呟いていると追ってきたプリキュアたちも次々と練習場に現れる。

 

フュージョン:おっと、さっそくおいでなすったな!  まあ、当たり前だけど……。

 

ピーチ:やっと追いついた!

 

レモネード:ここは……運動場みたいですね?

 

ルージュ:ここで思いっ切りやろうって魂胆ね。上等じゃない!

 

イーグレット:でも何でわざわざ場所を移すんだろう?

 

ブルーム:う~ん……あそこでも十分やれるはずだよね?

 

ミント:でも、この場所に移動するぐらいだから、ここに何か仕掛けてあるのかも知れないわよ?

 

ローズ:まあ、何はともあれ、さっさとあいつをやっつけて、ひかりたちを取り返しましょ!

 

ドリーム:そうだね。なぎさとほのかが今戦えないのは心苦しいけど、力を合わせてやればなんとかなるなるだよ!

 

そのやり取りを見てフュージョンはため息を吐く。

 

フュージョン: あ~あ……こりゃもう完全に信じ切ってるわな…。はぁ~…  もうしょうがねぇ……まあ、まだひかりたちも来てねぇみてぇだし、取り敢えずはこのままの姿でやるしかねぇな。まあ、体質的に言えば自然系のような超人系……強いて言えばモチモチの実のような感覚かな?まあ、物は試しようだ!やるとすっか!

 

フュージョンは目の前に立ちはだかるプリキュアたちを見る。

 

フュージョン:いつもはプリキュアたちの戦いを見るために先手を取らせていたが、今回はこっちが先に行かせてもらう!

 

そう言うとフュージョンは颯爽とプリキュアのもとへと走る。

 

ピーチ:来るよ!

 

ピーチの掛け声とともにプリキュアたちは身構える。

 

フュージョン:うおおお~~!!!!

 

フュージョンは腕を液状化させ、パンチのように放つ。プリキュアたちは一斉に散らばるように躱した。

 

ピーチ:たあ~~!! 

 

ピーチが素早く懐に潜り込みパンチを繰り出す。

 

 ドカッ……! ムニュ……!

 

ピーチ:え!?  

 

ピーチの拳はフュージョンを突き破り、ピーチはその体に開いた大穴を通過する。

 

ブルーム:フュージョンに穴が!? 

 

ピーチ:何、この感じ手応えが全く……( ドカッ!)うわっ!? 

 

ピーチが感覚にある違和感を覚えている矢先、フュージョンの裏拳が炸裂し、吹き飛ばされる。

 

ベリー:ピーチ! 

 

そしてその後、フュージョンの体に開いた穴は瞬く間に塞がっていった。

 

ブルーム:穴が塞がっていく!?

 

パイン:なんか感じがコウジの自然系みたい……。

 

ピーチ:う、うん…。私もそんな感じした。だってパンチは放った時、あの時のメラメラの実のように全然手応えがなかったし。

 

アクア:あのフュージョン、前の時とは違うみたいね。

 

ミント:ええ、気を引き締めて行きましょう!

 

フュージョン:(ん?なんか違ったか?一応モチモチの実のような感覚だと思ったから見聞色を使ってやったんだが……?  まあ、でも当分気付かねぇよりはましだろ!このままの姿でウチらしく戦うとするか!)お前らの力はこんなもんか?

 

ローズ:まだまだ!あんたなんかになんて絶対負けないんだから!やあっ! 

 

そう言うとローズはフュージョンに立ち向かいパンチを繰り出す。

 

バシッ!  

 

ローズ:な……!?  

 

だが、そのローズのパンチを目の前に差し出した中指によって遮られてしまった。

 

フュージョン:ふん!  

 

ローズ:ぐあっ!?  

 

  ドカ~ン!!

 

そして、フュージョンの一撃によりローズは軽く吹き飛ばされ、客席に激突。

 

レモネード:中指で止めた!? 

 

ブルーム:大地よ!

 

イーグレット:大空よ!

 

ブルーム&イーグレット:たあっ!!/やあっ!! 

 

続いてブルームとイーグレットが互いに手をつなぎ、フュージョンにぶつける。

 

 ドカッ! 

 

今度はフュージョンの体を捉え、フュージョンを吹き飛ばす。

 

ブルーム&イーグレット:やった!

 

しかし、フュージョンは体を液状化させ、衝撃を和らげる。

 

ドリーム:プリキュア・シューティングスター!

 

と、ドリームが必殺技を発動させ、一筋の光となり真上に移動、そして向きを変え、フュージョン目掛けて一直線に急降下、体当たりを仕掛ける。

 

フュージョン:“ブラック”・武装硬化!

 

元の体型に戻ったフュージョンは右腕を硬化させ、さらにその腕にブラックサンダーを纏わせる。

 

ドリーム:え? 

 

フュージョン:行くぜ!プリキュア・ブラックサンダーチャージ・JETアッパー!✊

 

 バコーン!!

 

ドリーム:うああ~~~!?

 

❇キラーン!

 

フュージョンの強力なアッパーにドリームはあっという間に打ち負け、真上に吹っ飛びそのまま星となってしまった。

 

レモネード:ドリーム!! 

 

ルージュ:てか、何?今の技!? 

 

ローズ:嘘でしょ!?あいつ、プリキュアの技使えんの!? 

 

アクア:それにしてもプリキュア・ブラックサンダーチャージって技あったかしら?

 

そして、しばらくして………

 

 

 

ドリーム:ぁぁぁああああ~~~………!!!!

 

  ドッガーン!!!!

 

 

さっきまで星になってたドリームが落ち、そのまま地面に激突。そのせいで地面には大きなクレームが出来た。

 

レモネード:だ、大丈夫ですか!?  

 

ドリーム:だ、大丈夫大丈夫……。(-~-;)てか、何、今の技?

 

ブルーム:さ、さあ?

 

フュージョン:さぁ~て、今客席にだ~れもいねぇようだし、お次はこいつで行くとすっか! 

 

キュアブラックのオリジナル技に困惑するプリキュアたちを余所にフュージョンは次の一手を仕掛けようとしていた。

 

 

 

―その頃、なぎさたちを連れ練習場へと移動するドツクゾーン・・・・・・一行はというと、もうまもなく目的地にたどり着こうとしていた。

 

ウラガノス:アカネさん・・・・・、気分はどうですか?

 

ポイズニー:いやぁ~、なんていうか、不思議な感覚だよ。自分が自分じゃないようなそんな気がしてね……。でも気分は最高だよ。 

 

ウラガノス:そうですか。それはよかったです! 

 

なぎさ:え?ポイズニーがアカネさん!? ❔ え、な、何?い、一体どうなってんの!? ❔❔❔

 

ほのか:う~ん……  たぶんコウジのリンクルンに何か関係があるのかも……。

 

なぎさ:え?リンクルン?

 

フリーズン:あ、あれだメポ!

 

バルデス:もう既に始まってるね。

 

と、その時……

 

 

 ドン!  ピキピキピキ……!

 

きゃあああぁぁぁ~~~!!!?

 

 

  ド~ン!!

 

 

フュージョンが空間を叩き割ったことにより、それに生じた亀裂からなる振動により強い衝撃波のような風圧がプリキュアたちを襲う。プリキュアたちは検討空しくあっという間に散り散りに吹き飛ばされてしまった。

 

フリーズン:本当に始まってるメポ。それにしても今のは何なんだメポ?とてもフュージョンのとは思えないが……?

 

ウラガノス:おそらく悪魔の実かなんかじゃないでしょうか?

 

なぎさ:え?あ、悪魔の実? 

 

フローズン:とにかく降りてみるミポ!

 

フリーズンたちは砂埃が舞っている練習場の方へと降りていった。

 

 

 

 

 

 

砂埃が晴れると練習場の中心にフュージョンが立っており、客席側のあちこちにsplashstar、5、フレッシュのプリキュアたちが倒れ込んでいた。

 

ブルーム:痛っつつ……! 

 

イーグレット:ブ、ブルーム……だ、大丈夫?

 

ブルーム:う、うん……なんとか……。 

 

しかし、なんとか上体を起こしていくプリキュアたち。

 

レモネード:それにしても今のやつって……。

 

ドリーム:うん、あれはコウジが防御壁を作るときに池に津波を起こしてたやつだよね?

 

アクア:たしか空間に振動を与えて地震を引き起こす能力だったわね?

 

ルージュ:ていうかそれ、悪魔の実でなるやつでしょ?何であいつがそんな力持ってんの?

 

ベリー:あ、悪魔の実!?

 

ミント:ええ、たしかグラグラの実って言ったかしら?

 

パッション:そういえばドリームを上に吹っ飛す時、プリキュアのような技使ってなかった?

 

ピーチ:あ~…たしかに!

 

ドリーム:あ、そういえばその技出す前に―

 

 

フュージョン≪“ブラック”!武装硬化!≫

 

 

―てのが聞こえたよ?

 

レモネード:「ブラック」ってのはもしかして「キュアブラック」のことですかね?

 

アクア:ええ、あの技の名前からするとそれが妥当ね。

 

イーグレット:で、その後の「武装硬化」てのはおそらく武装色の覇気……?

 

ブルーム:武装色の覇気……?武装色てたしか、纏うと私たちの必殺技をも簡単に打ち砕く程の強い力が出るっていう……

 

イーグレット:あ、それはたぶんコウジだから出来る力であって、誰しもそうとは限らないんじゃ……? 

 

ピーチ:それにしても今の力と、武装色の覇気、それとプリキュアの力か……。なんか私たち、まるでコウジと戦ってるように思えてくるよ……。

 

ベリー:そうね。私も同感だわ。ていうか、そもそもあいつ、こんな力どこで手に入れたのかが謎よね?

 

ドリーム:あ、もしかしてあのフュージョンの正体がコウジだったりして! ☝

 

ルージュ:まあ、たしかにコウジなら顔を変えることで姿を変えられるマネマネの実とあと忍術も使えると言ってたからそれを使って化けるってのはありかも知れないけど……

 

フラッピ:でも、あの気配はたしかにフュージョンそのものだったラピ!

 

アクア:それにマネマネの実は姿は真似られても服装や能力といったものなどは真似られないって言ってたし、例え忍術を使ってそれに化けたとしても気配までそれになるのかどうかなんてのもわからない。

 

ローズ:ていうか、それだったら何であいつがフュージョンを知ってるのかって話よ!

 

パッション:それはたぶん天神王国インペリスにある聖光図書館で知ったんじゃないかしら?

 

ドリーム:聖光……何それ?(・_・?)

 

パッション:聖光図書館は私たちプリキュアやONE PIECEの世界などの様々な世界の情報を持つ、いわば世界の百科事典のような書物が保管されてる所みたいでそのカタログと呼ばれる書物の中にはその世界の人物やアイテム、歴史などが記されているそうなんですって。

 

ローズ&ブルーム&ドリーム:へぇ~……。 

 

ローズ:でもとりあえずはあのフュージョンが本当にコウジなのかどうか調べる必要がありそうね。

 

と、プリキュアたちは場内に降り立ち、一塊に集まる。

 

フュージョン(どうやら、気づき始めたようだな……。けどまだ半信半疑って感じみてぇだな……。)ん?(・_・!)

 

と、そこになぎさとほのかを抱えたウラガノスや莉奈と志穂を抱えたポイズニーらが現れ、客席にと降り立った。

 

フュージョン:お!ようやくおいでなすったな! 

 

サーキュラス:コウジ!なぎさたち連れてきたポポ! 

 

フリーズン:いや、お前は何もやってないだろメポ!! ✋ 

 

フュージョン:ていうか、サーキュラス!お前なぁ…、今はフュージョンなんだから本名で呼ぶなし!  

 

ポイズニー:それにしてもまた派手にやってるね~!

 

ウラガノス:ところで、今ブルームたちを吹っ飛ばしたのって何の能力なんですか?

 

フュージョン:あぁ、な~に!グラグラの実使って空間ぶっ叩いただけだ!

 

レモネード:グラグラの実……!?  じゃあ、やっぱりあれは悪魔の実の能力だったんですか! 

 

ウラガノス:あ、そうなんですか。じゃあ、さっきドリームが真上に打ち上げられていたのは……?

 

フュージョン:あぁ、そいつはキュアブラックのブラックサンダージェットを使ったスカイアッパーだけど?武装色混じりの。

 

なぎさ:ブラックサンダージェット!?それって私のキュアブラックの力を改造したコウジのオリジナル技じゃない!?

 

ローズ: 武装色……!?  やっぱりあいつ覇気を使ってたってのね?

 

ドリーム:ていうかさっきのあれってコウジのオリジナル技だったんだね? 

 

ピーチ:そういえばさっきの青い男の人、フュージョンのことをコウジと呼んでたよね? 

 

パイン:うん、たしかに呼んでた! 

 

ベリー:どうやらこのフュージョンはコウジで間違いなさそうね!

 

フュージョン:まあ、でも一応こいつの体質を使って戦いに応じてたけどな。それにこいつらウチのこと完全にフュージョンと思い込んじまってるしさ。まあ、今はどうやら薄々気付いてるみてぇだけどな…!

 

ウラガノス:そうなんですか…。まあ、こっちの方も何かと感付いてるみたいですしね……。

 

フュージョン:いや、先にネタバレしたんだろ?

 

ウラガノス:え?

 

フュージョン:いや、だってウチがここに着いたと同時に向こうの方からなぎさとほのか、それと他の妖精たちの驚き声が聞こえてたんだべ?あんなの誰か先にマスク外して素顔を見せない限りあんな驚き方はしねぇだろ?

 

ウラガノス:あ……ハハハ……、バレてましたか……。 

 

フリーズン:でもあれはこいつら運ぶとき暴れるからしょうがなくやったんだメポ!  ↖️

 

ブルーム:ねえねえ、イーグレット。あの人たちのなんか気にならない?最後にメポとかポポとか言ってて……。

 

イーグレット:ええ、実はというと私もよ?なんかまるで妖精みたいな言い方……。

 

フュージョン:やっぱりか…。でもまあ、合流したらネタバレするつもりだったし!それにぶっちゃけやっぱこいつらとやり合うには普通のでやりたいし……な!

 

するとフュージョンは再びプリキュアたちの方に向き、自分の顔の右下に手をかける。そして……

 

 ビリッ!

 

プリキュア(splash star&5&フレッシュ)一同:!!!! 

 

 

 

なぎさ&ほのか/莉奈&志穂:!!!!/!!!?  

 

 

 

妖精(Maxheartの妖精ら除く)一同:!!!?  

 

 

 

仮面を一気に剥ぎ取り、元の姿に戻った。プリキュア(ひかり除く)、妖精(Maxheartの妖精ら除く)たちはその姿を見て驚く。今彼女たちの目の前にいるフュージョンの正体は紛れもなくコウジの姿だったのだ。

 

 

 

ブルーム:あれは……コウジ!? 

 

ローズ:やはりそういうことだったのね!! 

 

コウジ:ああ、紛れもなくウチは海賊大戦士・マスターコウジさ!そして……! →

 

そう言いコウジはなぎさたちのいる客席の方へと向く。するとウラガノスたちはタイミングを合わせるかのように ビリッ!と顔のマスクを剥ぎ取った。

 

一同(ひかり&アカネ&ひかる&Maxheartの妖精除く): ……!!!? 

 

 

ちなみに…

 

 

ウラガノス → ひかり

 

 

 

ポイズニー → アカネ

 

 

 

バルデス → ひかる

 

 

 

フリーズン → メップル

 

 

 

フローズン → ミップル

 

 

 

サーキュラス → ポルン

 

 

 

レギーネ → ルルン

 

 

 

              …であ

る。

 

 

一同(ひかり&アカネ&ひかる&Maxheartの妖精除く):ええええぇぇぇ~~~!!!? ;

 

 

 

イーグレット:あの人たち、やっぱりメップルたちだったのね!? 

 

ブルーム:ていうか、ひかりちゃんもそこに混ざってたの!?  

 

ローズ:え?ひかりってたしか、フュージョンに取り込まれてたんじゃ……?  

 

コウジ:嘘に決まってんだろ!現にフュージョンはウチがなってたんだから! 

 

レモネード:ところで今のやつ、どういった能力を使ったんですか?とてもマネマネの実とは思えないんですけど……?

 

コウジ:いや~…これ、キュアベリーの能力だけだけど?

 

レモネード:へ……? (ピーチ&パイン:え……? )

 

レモネード&ピーチ&パイン:えぇっ!?べ、ベリーの能力!? 

 

ベリー:私の能力って……え……こんなのあったっけ!? 

 

コウジ:こいつを使ったんだ!  

 

と、コウジはブルン化したリンクルンを見せる。

 

ピーチ:あれは、リンクルン!!  そっか!キュアキュアの実ってたしか、アイテムも実物化出来るんだったよね?

 

パイン:でも、ブルンにはお着替えや変装する力はあっても人物に成り切るなんてことは出来ないはず……。

 

コウジ:そりゃあ、ウチが一手間を加えたからね。

 

ピーチ:一手間?

 

コウジ:ああ。こいつにはあらゆる人物に変装、またはフル装備することでその人物の能力や特性を得ることが出来るようにしといたんだ。まあ、やってみると…… 

 

そう言うとコウジはリンクルンに何か吹き込み、そしてそれをなぎさに向け、ボタンを押す。

 

 ピッ! ✴ピュン!

 

なぎさ:ん?  うわっ!?  

 

ブルンの先から青い光が放たれなぎさに命中。すると命中したなぎさの体に青い光が包み込みなぎさの姿が変わっていった……いや、巨大化していった。

 

ひかり&アカネ&ほのか:ん?(・_・!) え?  え?え?え?うわ~~!?/きゃあ~~~!?  

 

そのいきなり巨大化する姿に思わずたじろぐメップルたち。

 

莉奈:な、なぎさ!?  

 

志穂:なんか、なんか、なんか急にでかくなってんだけど!?  

 

ひかり:大丈夫ですよ!ブルンの力というので姿が変わっただけですから! 

 

タルト:せやけど、なんや大きゅうなってから、なんやか今のブラックはんの体からなんか変に嫌な気配がするのは気のせい………か……?  ❔

 

タルトが言い終わらない内に変装が完了し、青い光は消える。

 

ほのか: ……!?   

 

プリキュア一同: ……!!?  

 

ひかり:あ、こ、これって……?  

 

見るとなぎさの体は巨大な紫色の怪物と化していた。

 

???(なぎさ):ん、ん~…、うん? !

 

変装が完了したなぎさは目を開ける。すると目の前には街全体を見渡せる壮大な景色が広がっていた。

 

???(なぎさ):あ、あれ……?何で街が…………ん? 

 

下を見てみると練習場が箱庭のように小さくなっており、客席にはほのか、ひかりたちが、グラウンドにはたくさんのプリキュアたちがまるで蟻のように小さくなっているのが見える。

 

???(なぎさ):あれ?ほ、ほのか……?ひかり……あ、ドリームたちも!あれ、何で……?何でみんなそんなに小さくなってんの? 

 

アカネ:あ、いや、私たちが小さくなったんじゃなくてあんたが大きくなってるんだよ!

 

???(なぎさ):え……?ってか何これ?ちょっとどうなってんの?……てか何この声!?ちょっと、私の体どうなってんの!?   

 

ミップル:どうなのと言われても……ねえミポ? 

 

メップル:え? ; あ、あぁ……まあ……  ていうか何でこれ・・をチョイスしたのかが疑問何だメポ……。 

 

???(なぎさ):え?ま、まさか私……、も、も、もしかして……? 

 

コウジ:まあ、こんなもんかな。

 

ブルーム:なんかものすごく大きいね……。 

 

レモネード:あれってもしかしてザケンナーっていうやつですか?

 

コウジ:いやぁ、そんな中途半端なもんじゃねぇよ!あれの名はジャアクキング!ドツクゾーンの首領ボスだ!

 

ジャアクキング(なぎさ):な…!?  ⁉️ ジ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャジャジャ……

 

 

ジャアクキング~~!?ありえな~い!? 

 

 

 

メップル:その声質でこそが本当ありえないメポ……。  

 

ジャアクキング(なぎさ):ちょっと何で私がこんなもんにならなきゃいけないわけ!!?  

 

コウジ:そりゃまあ、こいつブルンの力をより良く見せるためだよ。それにあんたはその場に応じていいリアクションするしな! ハハハ…!

 

ジャアクキング(なぎさ):んぐっ………!!人の足下見やがって………!! ✊ それよりもこれ早くなんとかしなさいよ!!こんな目立つやつ人に見られたらたまったもんじゃないし! 

 

コウジ:大丈夫よ! ✋⤵ 仮面マスク外しゃぁ自分で元に戻れるし……。

 

ジャアクキング(なぎさ):マスク?こう?んぐ……っ!! 

 

なぎさは頭のてっぺんに手をかけ、強引に引っ張る。

 

ジャアクキング(なぎさ):んぐぐぐ……!!   何よこれ……?全然取れないじゃない……!!  

 

メップル:そんなんじゃ全然ダメメポ!そんな強引に引っ張っても仮面は外れないメポ!

 

ひかり:なぎささん、こうやるんですよ!こう顔の下の方からめくるようにするんですよ!

 

ジャアクキング(なぎさ):顔の下から……?こう?

 

ひかりはジャアクキング姿のなぎさに仮面を外す仕草をしながら教え、なぎさはそれに従う。するとジャアクキングの顔は顔のパックのようにペリペリと引き剥がれなぎさの元の顔が現れる。

 

なぎさ:うんしょっ!!……出来た!! 

 

そして、ようやく顔の仮面が全て脱ぎ終えると体はまた青い光に包まれ、元のサイズに戻ると光は消えて元のなぎさの体に戻った。

 

なぎさ:あぁ、元に戻れた……。あ…よかった……!  

 

元の姿に戻れたなぎさは席の前の柵に持たれ掛け、安堵する。

 

コウジ:とまあ、こんな感じだ!どうだ、スゲぇだろ?

 

ピーチ:うん、本当すごかったよ!まさか、ひかりやなぎささんがあんな怪物みたいなのになっちゃうなんてね! 

 

タルト:ホンマや!しかもブラックはんがジャアクキングっちゅう化け物バケモンになった途端、そこから邪悪な気配がビシビシ感じるようになりおったで……。  

 

パイン:まあ、変装というより……変身の方がいいような……? 

 

ひかり:はい、それが近いですね。さっきもコウジが私になった時、ポルン使ってシャイニールミナスに変身出来ちゃいましたし!

 

なぎさ&ほのか&妖精(Maxheart除く):えぇっ!?  ⁉️

 

なぎさ:そ、それ、マジ!?  

 

ひかり:はい!それも完璧にです! 

 

コウジ:どうよ、スゲェだろ? 

 

ベリー:いや、か、完璧すぎるわ……!にしてもよくそんな発想思いつくわよね。本当、あなたの持ってるブルンの方がうらやましく感じちゃうくらい……。

 

コウジ:まあ、ウチだったらこうするなってただ単に思ってやっただけだ。

 

ローズ:ところで、あなたたち何でフュージョンとかプリキュアの敵の姿になってたの?

 

コウジ:え?あぁ、な~に、お前らプリキュアが一斉にこっちに来て驚かそうとしてたからこっちもそれ相応に対応しようと思ってやったことだから!

 

ローズ:え? ❔

 

ドリーム:え?あれ?コウジ、私たちの計画知ってたの?  

 

コウジ:ああ、さっき着せ替えカメラをアカルンで送った時点でだいたい予想はついてるよ!

 

パッション:ア、アカルンで? ❔

 

ドリーム:あ、やっぱりあれ送ったのコウジだったんだ! ❗

 

コウジ:ああ、ちなみにリンクルンには携帯式とパット式の二通りがあるのが分かってるんでな、携帯式は主な機能を簡単にできるリモコンとして、パット式の方は対象をスキャンすることでその詳細を知ることが出来る図鑑として……な!

 

パイン:図鑑として……?

 

コウジ:ああ、こいつリンクルンには聖光図書館にあるカタログ全てのデータがインプットしてあってな、ピルンやブルンなどそれぞれのピックルンに応じて対象を調べ上げる事が出来るようにしてあんだ。まあ、いわば携帯百科事典みてぇな感じだな。ちなみにピルンはアイテム、ブルンは衣服や人物、キルンは本家と同じ翻訳機能、ただ、訳せるのは動物語だけだったんで、世界や宇宙などの異世界、古代などまあ……だいたい1000……いや、10000以上の言語が備わってるかな?(パイン:い、10000……!? ( _ ;))んであと、アカルンは地図マップだな。ただ、さっき言ったようにカタログほぼ全ての情報データを乗せてあるからほとんど全ての世界の地図がインプットされてんだ。だから、例え電波が遮断された所であっても普通に使える。(ピーチ&ドリーム&パッション:ほぇ~…。 )それとあと( え、まだあるの!? )こいつにはGPS機能も追加したんでな、探したい人物や場所、地名を吹き込めばすぐ探し出してくれる。

 

レモネード:あ、だからなぎささんがナッツハウスにいるってわかったんですね! 

 

コウジ:オフコース!✨   んで、リモコン形態はというと……“パッション”!

 

コウジは呪文を唱え、リンクルンをブルンからアカルンに変えた。

 

コウジ:ん~……と……ん!あれがいいや……!( ピッ!)

 

✴ピュン!

 

シフォン:きゅあ?

 

コウジはリンクルンをリモコンの用に持ち、シフォンに向けてボタンを押した。リンクルンの先にあるアカルンから赤いレーザー光線が放たれ、シフォンに命中し、シフォンは赤い光に包まれその場から姿が消える。

 

✴ヒュン!

 

そしてその瞬間、ピーチの頭上に赤い光とともにシフォンが現れた。

 

ピーチ: どわっ!?   ……て、し、シフォン!? ❔

 

ブルーム:うわぁ~!!今、瞬間移動したよ!? 

 

パイン:まるでパッションの瞬間移動みたい……。 

 

コウジ:ああ。まあ、アカルンの場合はこのように対象に向けてやると思い通りの場所に転送する事が出来んだ。

 

そう言うとコウジはリンクルンから再び赤いレーザーをシフォンに放ち、元の位置に戻した。

 

ベリー:はぁ~……。  ん?てことはじゃあ、ピーチの頭に現れたあのタケコプターは……。

 

コウジ:ああ、そりゃもちろんラブの頭狙ってやったものだ。なぎさたちがそこにやって来るって前提でな! 

 

莉奈:ぜ、前提……? 

 

志穂:うわうわうわ……、もうバレバレじゃん!  

 

なぎさ:う、嘘……。な、何で……? 

 

メップル:何でってだいたい分かるメポ。どこでもドアでどっかに消えて、着せ替えカメラ送ったらその先がプリキュア5のいるナッツハウスってなってたら、誰だって予想付くメポ!  

 

アカネ:まあそもそも、あんたは部類の負けず嫌いだったしね。大食いであれだけの負けをしたってのにラクロス勝負挑むぐらいだから……。

 

なぎさ:うぐっ……(-_-;lll) で、でも私たちが仮にのぞみたちのとこに行ってたからって連れてくるとは限らないでしょ?

 

コウジ:ああ、それにあれはただあくまでメップルが予想として上げたものだったし。(なぎさ:え……? )(メップル:  ムフン!)それにそもそもアカルンには調べる対象の位置は把握出来ても様子まではわからんからな。だから鏡使ってお前らの様子見てたんだ。

 

ドリーム:え?鏡で?

 

ひかり:ミラミラの実という能力を使ったんですよ。その能力を使うと鏡を通じて移動できたり、鏡をまるで水晶玉のように映し出したりすることが出来るんだそうですって。

 

コウジ:他にも鏡で敵の攻撃を跳ね返したり、鏡で相手に投影することでこの対象の姿を変えたりとかな。んで、それ使ってナッツハウス見てたらなんかなぎさとほのか、プリキュア5らの他に何故か咲と舞も一緒にいてたから……。

 

ブルーム:あ……アハハハ……なるほどねぇ~……。 

 

イーグレット:たしかに(なぎささんが)のぞみさんのいる所にいるっていうのに私たちがいつの間にかいるっていうのはおかしいものね……。^_^;

 

コウジ:んで、試しにタケコプターをフレッシュの方に送ってしばらく見てた時もなぎさ~5までのドアとともに出て来てたし……。

 

パイン:あ、そこも見てたんだね……。 

 

コウジ:そりゃあ送った側としては今どうなってるか気になるでしょうに!

 

ベリー:んで、それに対抗しようと……?

 

コウジ:ああ、そういうこった! 

 

なぎさ:え?……てことは……あたしがやろうとしていたこと全部お見通しだったってこと?(lll゜д゜lll)

 

ほのか:アハハハ……。どうやらそうみたい……。 

 

なぎさ:嘘……ありえない……。lllorzlll

 

レモネード:あ、たしかこういうのをフラグ回収っていうんでしたっけ? 

 

ルージュ:う、うん……ま、まあ、そう…だね…。 

 

コウジ:んで、あんたらもあんたらで見た目だけで判断して途端数分くらいで変身しやがってさ!

 

プリキュア一同(Maxheart除く):え?

 

コウジ:せっかく変身せずに見破れたら今回のなぎさの負けをチャラに仕様かなと思ってたのに……。  

 

ローズ: な……!?んなのわかるわけないでしょ!!  ドアからいきなり敵に出くわしたってなったら誰だってそうなるでしょうよ!!

 

コウジ:百歩譲ってウチが扮してたフュージョンならまだしもあいつらの場合はよく見てみればわかるはずだぜ?特にメップルとかなんか敵の姿になっても普通に妖精癖付いてたぜ?

 

ドリーム:あ~、たしかに言われてみればそんな感じが……。 

 

レモネード:よく考えてみたら私たちぱっと見で変身しちゃいましたね……。 

 

ローズ:ちょっと、何コウジの言葉に純粋に認めてんの?てか、そもそもこっちはあなたに再戦挑む気でいるんだから、あなたが敵の姿であろうがなかろうが関係ないわ!

 

コウジ:再戦?

 

ローズ:そうよ!考えてみればあなたと力比べはしたけど実際戦って・・・ないからなんかズルしてたみたいでいい気しないの。だから今度は本気であなたともう一度勝負したいの!

 

ベリー:まあ私たちはドリームたちとは違ってあなたと戦った身だけど実際歯が立たなかった。

 

ブルーム:だから今度はプリキュアみんなで戦ったコウジに勝てるんじゃないかと思ってね。

 

コウジ:マスターコウジ VS プリキュアオールスターズか……。なるほどね~。まあ、ウチもぶっちゃけお前らと同じこと思ってたとこだしな!ニシシシ!  よし、乗った!今回は最終決戦としてその勝負受けてやる!

 

コウジがそう言うとプリキュアは一瞬笑顔と同時にやる気に満ちたようにお互いうなずき合う。

 

ピーチ:じゃあ、決まりだね!

 

コウジ:ああ。……てことで、Maxheart!お前らも来い!ウチともう一度手合わせ願おう! 

 

なぎさ:最初っからそのつもりよ!ほのか、ひかり行くよ!

 

ほのか:うん、わかったわ! 

 

ひかり:はい!わかりました! 

 

なぎさ:ほら、メップルさっさとして!

 

メップル:やれやれだメポ     ポン!

 

メップル、ミップル、ポルンはそれぞれの変身アイテムに変身し、それぞれの手に渡る。

 

ほのか:ごめんね。もう少しだけ付き合ってもらえる?

 

ミップル:大丈夫ミポ。こちらの方でもなんとなく予想はついてたし、コウジも元からそのつもりだったミポ。

 

ひかり:ポルン、私たちも行こう!

 

ポルン:ポポ!ポルンも頑張るメポ! 

 

なぎさ:それじゃ行くよ!

 

ほのか&ひかり:うん!/はい!

 

なぎさ&ほのか:デュアル・オーロラウェーブ!

 

ひかり:ルミナス・シャイニングストリーム!

 

なぎさ、ほのか、ひかりの3人は呪文を叫ぶと策を踏み越えジャンプした。すると空中で体が光に包ま込み、そのまま地面に着地した瞬間、光が弾け飛び、キュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスの姿が現れる。

 

ブラック:光の使者・キュアブラック!

 

ホワイト:光の使者・キュアホワイト!

 

ブラック&ホワイト:ふたりはプリキュア!

 

ホワイト:闇の力の僕たちよ!

 

ブラック:とっととお家に帰りなさい!

 

ルミナス:輝く命・シャイニールミナス!光の心と光の意思!全てを1つにするために!

 

それを見てニシシと笑うコウジ。

 

コウジ:全員そろったな!よし( パシ!)、やるか!ルールは今までどおりどっちかが降参するかまたは気絶、変身解除に陥るかしたら負けのタイマン勝負だ!これまではお前らプリキュアの技を観察するために最初は少し加減していたが、今回はお前らとの最終決戦、全力で行かせてもらう!

 

ブラック:のぞむところ!

 

ブルーム:こっちは元から本気なんだから!

 

コウジ:なら、これだけは言わせてもらう……(プリキュア一同:え……?)

 

 

ウチの力、ナメんなよ? 6m ビシッ!

 

 

 

ローズ:それもこっちのセリフよ!

 

ドリーム:私たちの全力見せてあげるんだから!

 

コウジ:上等! ニシシシ! そんじゃあ行くぜ!

 

そう言うと足をキュアブラックに変え、と同時に片足を地面に強く踏みしめる。するとその足からブラックサンダーがバチバチと発生し始める。

 

コウジ:ブラック・サンダーチャージ!!

 

⚡ ⚡バチバチバチバチバチバチ……!!!!

 

イーグレット: 何!!!?

 

アクア:足に黒い電流が……!?

 

ブラック:ブラックサンダーだよ!

 

ドリーム:ブラックサンダー、て……?

 

ブラック:私とホワイトが必殺技の時に使うやつ。ちなみにホワイトのはホワイトサンダー。

 

ホワイト:そのブラックサンダーとホワイトサンダーを自在に操れるようにプログラミングされているのよ!

 

コウジ(今まではさっき言ったようにプリキュアの能力を知るために後手に回ってたが今回は先手で行かせてもらう!)

 

ルージュ:要はブラックとホワイトの能力を自分オリジナルに改造してるってわけか。

 

ミント:でもそれだけじゃないはずよ?

 

レモネード:はい!ブラックやホワイトの性能を変えたのなら私たちの技や能力も変えているはずです!

 

ベリー:まあ事実上、リンクルンの性能もだって私たちの以上に完璧に仕上がってるしね。

 

ローズ:まあ要するにこの前のとは違うってことかしら?でもそんなことはもう承知の上よ!それにそれがコウジの戦闘スタイルだって知ってるし今さら知らない技が出たとしても驚きはしな(コウジ:行くぞ!   シュン!)(ピーチ:来るよ!)へ? 

 

コウジ:プリキュア・ブラックサンダー・JET鞭ウィップ!

 

ローズ: おわぁっ!?  

 

ブラックサンダーのフルチャージが完了し、その足で鞭のように伸びる素早い足払いを仕掛けるコウジ。しかし、プリキュアらはこれを素早く回避。言い終わらないうちにいきなり繰り出されたために出だしが遅れローズは、一瞬戸惑いながらそれをリンボーダンスのように体を後ろに反り回避に成功する。

 

ローズ:はぁ~……危なかった……!!  

 

アクア:戦闘スタイルがわかったとしても私たちの知らない未知の数々の技や能力があるわ。油断は禁物よ!

 

ローズ:うん、そうね。全く、私としたことが……。ここからは私も気を引き締めていかないと!

 

ブラック:だぁっ!! 

 

ブルーム:やぁっ!! 

 

右からブラックが左からはブルームが挟み撃ちのように双方の拳がコウジへと向かう。

 

コウジ:“パッション”!

 

✴キュイン!   シパッ!

 

しかし、ここでキュアパッションの瞬間移動を使ったことによりその攻撃は外れた。

 

ブラック:消えた!?  ⁉️

 

コウジの行方を探そうとあたりを見渡す2人だったが、その頭上にコウジが腕をキュアブラック、キュアホワイト状態で現れる。

 

ホワイト:ブラック、上!

 

ブラック: ⁉️

 

コウジ:プリキュア・マーブルスクリュー!

 

ブラック:うわっ!? 

 

ブルーム:わわっ!? 

 

そしてそのままコウジはマーブルスクリューを繰り出した。ホワイトの呼びかけによりブラックとブルームはこれも回避する。

 

ブラック:ありがとう、ホワイト!助かったよ!

 

ブルーム:でもあの技って溜めてからやるもんじゃ……?(・_・?)

 

ホワイト:う~ん……それはそうなんだけど、コウジはそのブラックサンダーやホワイトサンダーを自分で発電して溜め、使えるようになってるの。

 

ブラック:どうやらあんたたち見て閃いたんだってさ!

 

イーグレット:あ、なるほどね…。 

 

ブルーム:あ~…なんか納得……。 

 

ブラック:そのおかげであたしらにはありえない技出来上がちゃってるしね!

 

コウジ:そうそう(ブラック&ホワイト&ブルーム&イーグレット: !!!!)例えばこういうのとかな!プリキュア・ブラックスクリュー!

 

と、コウジはブラックたち目掛けブラックスクリューを放つ。

 

ブラック&ホワイト&ブルーム&イーグレット:うわっ!!  

 

ブラックたちは間一髪で避ける。

 

ルージュ:プリキュア・ファイヤーストライク!

 

ルージュがコウジの背後を狙い炎のボールを蹴り放つ。

 

コウジ:なんの!プリキュア・ブラックサンダー・JETストライク!

 

それに気付いたコウジはすぐさま向きを変え、片足にブラックサンダーを纏わせその力で炎のボールをサマーソルトキックで蹴り返す。この時、足がボールに触れた瞬間、ブラックサンダーが炎のボールを包み込んでブラックボールに変化し強力な蹴りによって勢いよく放たれていた。

 

  ≡〇ドーン!

 

 ドカッ!!

 

ルージュ: うわっ!? 

 

  ドカーン!

 

炎のボールはルージュの体に当たるとそのままルージュとともに客席の方へとシュートされた。

 

レモネード:ルージュ!

 

ローズ:ていうか今のルージュより強くない?  

 

コウジ:そりゃあ、ブラックサンダーのパワーを使ったキックなんだから威力も倍増するよ。ちなみにMaxheartの雷を使って5の技に応用することも出来んだ。

 

そう言うとコウジは片手を上げ、黒と白の雷が入れ混じったエネルギー弾を作り始める。

 

ミント:あれは、まさか……!? 

 

コウジ:食らえ!プリキュア・マーブルソーサー!

 

コウジは白黒のピザ型エネルギー弾を投げ付ける。放たれたエネルギー弾はブラックサンダーとホワイトサンダーの力で勢いよく回転しながらドリームたちへと飛んでいく。

 

 ズガガガガガガガガ!!

 

ドリームたちがジャンプで回避したためにエネルギー弾は地面に激突する。しかし、地面にはパワーを見せ付けるかのような大きなクレーターが出来ていた。

 

ドリーム:うわ、すごい威力……!! 

 

イーグレット:ブラックとホワイトの2つの力があの円盤につくことで攻撃力が増してるのね。

 

ブラック:まあ、でもこれ私とホワイトのしか使ってないんだって!

 

ドリーム&イーグレット&レモネード&ミント:えぇっ!?  

 

ホワイト:コウジの使う私たちの能力はそれぞれの雷を纏って攻撃すること以外にブラックサンダー、ホワイトサンダーのエネルギーを様々な形に生成して攻撃することも可能になのよ。

 

ブラック:もちろんそんなこと私たちは出来ないけどね。

 

ブルーム:そんなのあり!? 

 

コウジ:そうそう!  ちなみにこういうのもあるんでな!プリキュア・ブラックサンダー・ドラゴンクロー!

 

コウジは両手をブラックサンダーで生成されたドラゴンの手へと変えると、その爪で空を切るように振るう。

 

 ザシュ……!!  ドガガガガガガ……!!

 

ドラゴンの手から4本の強力なかまいたちが発生、地面を抉りながらプリキュアたちを襲った。

 

ブラック&ホワイト&ブルーム&イーグレット&ドリーム&レモネード&ミント&アクア:うわぁ~/きゃあ~っ!? 

 

ドラゴンクローによる風塵を受けたプリキュアたちは吹き飛ばされた。

 

アクア:くっ……!なんて強さ!?

 

ミント:やはりコウジの強さはあなどれないわ……。

 

イーグレット:コウジの技はどれも奇抜だけど……

 

ホワイト:そのパワーもかなり強さね!

 

レモネード:うかうかしてるとあっという間にやられていまいます!

 

ドリーム:だからって私たちは負けたりはしない……ううん、だからこそ私たちも負けられない!

 

プリキュア一同:うん!

 

ドリームたちは空中で体勢を抑えるとそのまま壁に着地し、それを蹴る。

 

ブラック&ホワイト&splash&ドリーム:はあああぁぁぁ~~~!!!!

 

プリキュアたちはコウジにさまざまな攻撃を仕掛け始める。

 

ブラック:だあっ!! 

 

ホワイト:やあっ!! 

 

ブルーム:たあっ!! 

 

イーグレット:や~っ!! 

 

ドリーム:えいっ!! 

 

ルージュ:せいっ!! 

 

レモネード:やぁっ!! 

 

ミント:はぁ~!!✋

 

アクア:やぁ~っ!! 

 

ローズ:はぁ~!! 

 

その後もピーチ、ベリー、パイン、パッションとコウジに対し攻撃を仕掛けていく。しかし、コウジはそれを見聞色で全て見切り一つ一つ丁寧に躱していく。

 

ルージュ:プリキュア・ファイヤーストライク!

 

ルージュが空高くジャンプし、炎のボールを数十発蹴り放つ。

 

コウジの頭上から何発もの炎のボールが雨のように降り注ぐ。

 

コウジ:プリキュア・アクアトルネード!

 

コウジはすぐさまキュアアクアの能力に変換し、アクアリボンを手に取り大量の水流を放出し、炎のボールを全て打ち消した。その隙に今度はピーチ、ベリー、パインは三竦みにコウジの周りを囲む。

 

コウジ:ん?

 

ピーチ&ベリー&パイン:悪いの悪いの飛んでいけ!

 

コウジに狙いを定め必殺技を出す構えを見せるピーチ、ベリー、パインの3人。

 

コウジ:なんの!

 

コウジは腕をレモネード仕様に変換し、上半身だけを勢いよく回し胴体を限界まで捻る。

 

ピーチ:プリキュア・ラブサンシャイン!

 

ベリー:プリキュア・エスポワールシャワー!

 

パイン:プリキュア・ヒーリングプレアー!

 

そして、一斉に技を放つピーチたち。

 

コウジ:プリキュア・プリズムツイスト!

 

それと同時にコウジは両手を広げ光の鎖を左右それぞれに出すと、ゴムの反動を解き、勢いよく胴体を高速回転させる。

 

ピーチ:え?( バシッ!)う、うわっ!? 

 

ベリー:ああっ!? 

 

パイン:きゃあっ!? 

 

左右真っ直ぐに伸びた2本の鎖はピーチたちの技を掻き消すとそれらの体を捉え弾き飛ばした。

 

ブルーム&イーグレット:たあああぁぁぁ~~~!!!/やあああぁぁぁ~~~!!! / 

 

胴体の捻りがなくなり、体の回転が止んだその直後、背後からブルームとイーグレットが現れダブルキックを仕掛ける。

 

コウジ: なっ!? ( ドカァッ!!)うあ゛ぁっ……!?  

 

背後には気付いているものの、反応が遅れ2人のキックをもろに受ける。

 

ドリーム:やった! 

 

レモネード:当たりました! 

 

コウジ:くっ……!!……こうなりゃ、念のため自然系の体にしておくか。

 

コウジは空中で体勢を立て直しそう呟くとピカピカの実の能力を発動する。

 

ベリー:はあっ!! 

 

そこにすかさずベリーがパンチで攻撃する。しかし、ピカピカの実の体であるため体をすり抜け不発に終わる。

 

ミント:やあっ!! 

 

ルージュ:たあっ!!✋

 

ローズ:はあ~!! 

 

しかし、それでもあきらめずドリーム、レモネード、パインと次々のプリキュアの拳やキックがコウジの体へと飛びかう。

 

コウジ:ハハハ……無駄無駄!  いくらあんたらが攻撃したことで、今のウチの体に通用するわけな…(ブラック:だああぁぁっ!! )はっ!?  

 

   バシィッ!!

 

コウジは手を頭に組み余裕な素振りを見せていたが、ブラックの声を聞いた途端、顔色を変え素早く腕を前に出し構える。するとブラックの拳がコウジの腕を力強く捉えた。手応えを感じたブラックはニヤつく。

 

コウジ:くっ……!やっぱ、覇気を……!!!!

 

コウジは強引に腕を払い、一旦間合いを開ける。

 

コウジ:ふぅ~…  相変わらずの粘りっぷりだな。自然系の体だってのにそれでも向かってくる……。

 

ローズ:当然よ!どんなやつが相手だろうと私たちは決して諦めることはしないわ!

 

コウジ:だろうな。現にこいつにわずかながら覇気が使えてるし!

 

ブルーム:へぇ~。

 

ブラック:へへへ……あ、やっぱり? 

 

ドリーム:すごい!どうやってやったの?✨(◎▽◎)✨

 

ブラック:う~ん……わからないけど…、なんかこう、コウジに何が何でも勝ちたいって思ってたらなんとなく出来ちゃったっていうか……。

 

ホワイト:それだけブラックにそういう資質があるってことなんじゃない?

 

ブラック:へへへ、そうかな?

 

ホワイトにそう言われ、少し照れながら笑顔をこぼすブラック。

 

コウジ:やっぱプリキュア、侮れんな……。だったらこれはどうだ!“ベリー”!

 

コウジはキュアベリーの能力に変換し、ベリーソードを構える。

 

ピーチ:あっ、今度はキュアベリーに!

 

コウジ:プリキュア、ターゲット!(ピーチ:え?)的よ、的よ、完璧に!(パイン:あれ、セリフが……?)(ベリー:的よ的よて……。 )エスポワールシャワー・フレッシュ!

 

コウジはベリーソードからスペード型のエネルギー弾を作り出し、「フレッシュ」の掛け声とともに打ち出す。するとエネルギー弾は14個に分裂し、各プリキュアへと襲い掛かる。

 

ピーチ:分裂した?  

 

パッション:来るわよ!

 

プリキュアたちは襲い掛かる14個のエネルギー弾を回避する。ところが……

 

グイン!⤵/⤴

 

ドリーム:え? 

 

ルージュ:う、嘘? 

 

ドリームたちが驚くのも無理はない。何故ならばそのスペード型エネルギー弾はそれぞれ曲線を描きながら向きを変え、1人1人のプリキュアを追い掛けるように目掛けて飛んでくるのだから。

 

レモネード:え?……ちょ、つ、ついてきます!   

 

ドリーム:え?うわ、わぁっ!?   

 

ブラック、ブルーム、ドリームたちはそれぞれ走る、跳ぶ、しゃがむなどして避けるものの弾は向きを変えしつこくターゲット追いかけてくるかのように飛んでくる。

 

ブラック:え、ちょっと、何で?あ、ありえな~い!   

 

コウジ:無駄だ。ウチの手掛けたベリーの技は攻撃の他に完璧さも重視してある。つまり、ターゲット目掛けて撃てば弾そいつはターゲットに確実に当たるまでどこまでも尾行する。まさに「的確・確実・完璧に」ってな!

 

ベリー:完璧すぎよ~!   ( ドカッ!)きゃあっ!? 

 

ピーチ&パッション:ベリー!( ドカカッ!!)うわっ!?/ああっ!? 

 

アクア:くっ……、こうなったら……!

 

するとアクアは客席側の壁へと移動するとエネルギー弾を引きつけるようにその場に止まる。

 

アクア:よし、今よ!

 

そして、弾が接近してきたところで素早く回避する。ところが、弾は壁に当たると衝撃音はせず壁に入り込んでしまった。

 

アクア:え、エネルギー弾が……!?   

 

そして、すぐにその壁から弾が飛び出した。

 

アクア:えぇっ!?   き、きゃあっ!? 

 

驚いたアクアはそのままエネルギー弾に当たってしまった。

 

ミント:アクア!?

 

アクア:くっ……! 

 

ローズ:それにしても何あれ?壁に当たるかと思ったら難なく通過しちゃって……!  

 

コウジ:当たり前だ!その弾はターゲット以外の障害物には当たらねぇようにしてあんだからよ!

 

ルージュ:当たらないように?

 

コウジ:ああ。だから、その壁の他にもターゲット以外の人にも当たらねぇ。だから、ウチを盾にしたとしても当たることはねぇし、巻き添えにもならない。

 

パイン:そこまで完璧に!?  ( ドカッ!)きゃあっ!?

 

ブルーム:だったら……!

 

ブルームはエネルギー弾から一定の距離離れるとバリアを展開する。

 

ブルーム:これならどう?

 

それを見たイーグレット、ミント、ルミナスも同じようにバリアを展開する。が……

 

 ドカッ!

 

ブルーム:うわっ!? 

 

スペード型エネルギー弾はブルームの張ったバリアを簡単にすり抜けその本人に当たってしまう。

 

イーグレット:ブルーム!?( ドカッ!)きゃあっ!?

 

同じく、イーグレット、ミント、ルミナスもそれに命中してしまった。

 

ブルーム:痛ってててて……、これでも駄目なの? 

 

コウジ:そりゃあ、バリアも障害物だからね。

 

ルージュ:てことは、ファイヤーストライクとかの遠距離技で迎え撃つことは駄目って事か。

 

ブラック:だったら……だあっ!! 

 

ブラックは自分に飛んでくるエネルギー弾に向かいパンチを放った。

 

 ドカッ!

 

エネルギー弾はブラックのパンチを受け相殺される。

 

ブラック:よし!

 

ルージュ:やっぱりね! たあっ!! 

 

ホワイト:やあっ!! 

 

ブラックにならい、ルージュやホワイト、ドリームなど未だにエネルギー弾に追われてるプリキュアたちもパンチやキックを使い追尾してくるエネルギー弾を撃破していった。

 

コウジ:オ、オウ……。

 

 

 

 

 

 

フープ:ブルーム~、イーグレット~、みんな~!頑張るフプ!

 

ムープ:ムープたちがついてるムプ~!

 

タルト:しかし、ベリーはんの技といい、ブラックはんのといい、プリキュアたちの技をこうまでしてやるとはなぁ……。ホンマ恐おっそろしいやっちゃで!

 

ナツ:たしかにコウジの技はどれもトリッキーな技が多いナツ。でもみんなはそのことはもう知ってるはずナツ。

 

ココ:そうココ。だからどんな技が繰り出されてもみんな冷静になれば対応出来ないことはないココ!

 

 

 

 

 

 

コウジ:まあ、完璧・・な追尾弾に対抗出来るとすりゃ素手で攻撃が手っ取り早ぇわな……。 

 

ドリーム:プリキュア・シューティングスター!  ドカッ!

 

ローズ:やあ~っ!!  バシッ!!

 

レモネード:はあっ!!( ドカッ!!)これで全部片付きました!

 

こうして全てのエネルギー弾を素手で応対し撃破したプリキュアたちは一斉に再びコウジの所へと向かっていった。

 

プリキュア一同:プリキュア・コラボレーションパンチ!

 

コウジ:“グラグラ”・“splash”!プリキュア・スパイラルハート・splashstar………インパクト!

 

巨大な一筋の光となって突撃するプリキュアたちに対しコウジは右の拳にグラグラの実による振動エネルギーとブルーム・イーグレット・ブライト・ウィンディなど、splashstar全てのエネルギーを溜め収めると、それを渾身の一撃とともにぶつける。

 

 

  ドーン!

 

 

 

 ピキピキピキ……!

 

コウジの攻撃がプリキュアたちと激しくぶつかり、空間にヒビが入る。

 

コウジ:うおおおぉぉぉ~~~!!!!

 

 ピシッ…… ピシッ ピシッ……!!

 

一瞬、互角かのように思えたが、力を込めるごとに徐々にヒビが拡大していき、振動エネルギーも強くなっていくさらにsplashstarの大地・大空・月・風全てのエネルギーがそのヒビに染み込み、パワーがより増していった。

 

コウジ:ふん!

 

 

 ドーン!

 

 

 

プリキュア一同:きゃあああぁぁぁ~~~!!!?

 

そして、ついにその圧倒的パワーに押し負け、プリキュアたちはヒビから生まれる衝撃波を食らい客席の方までふっ飛ぶ。

 

莉奈:プリキュアが……!?

 

ココ:ドリーム!みんな!

 

志穂:やっぱコウジって本当に本当に本当に、マジ無敵って感じ!

 

ブラック&ブルーム&ドリーム&ピーチ:まだまだぁ!!

 

コウジ: ……!! ‼

 

しかし、ブラックたちは砂埃の中から飛び出し再びコウジへと向かっていく。

 

コウジ:なら、これはどうだ!“ゴムゴム”!

 

コウジは上空へジャンプすると体の上下を逆に高速回転させ、一気に胴体をひねり始める。プリキュアたちはそれを逃がすまいと上空にいるコウジに群がり、攻撃をしかける。が……

 

コウジ:プリキュア・マーブル花火スパーク!!       

 

 ドカカカカッ……!!!!

 

ブラック:ぐあっ!?

 

ルミナス:きゃあっ!?

 

ブルーム:うあっ!?

 

ミント:ああっ!?

 

コウジは体の反動を解くとともにまるで線香花火のような勢いで連続パンチやキックを周囲に解き放った。プリキュアたちはそれをもろに受け、またもや吹っ飛ぶ。

 

ブラック:うっ……痛った~!

 

ホワイト:はぁ……はぁ……。

 

しばらく倒れていたブラックたちだったが、傷ついた体を抑えたり、服についた砂埃を払ったりしながらゆっくり立ち上がった。

 

ベリー:やっぱ、本当強いわね。

 

レモネード:はい!でも……

 

ミント:何度だって負けないわ!

 

コウジ:むぅ……本当頑丈だな、こいつら……。こうなりゃ一か八かやってみるとするか!

 

そう言うとコウジは次の行動に出た。

 

コウジ:まずは……

 

コウジはキュアホワイト目掛けて走り、そのまま跳び上がる。キュアホワイトに変換させた両足をグルグルに捻るとその先の足でホワイトの顔を掴む。が……

 

 ガシッ!

 

ホワイトはその直前に両足を逆に掴み、動きを止める。

 

ホワイト:その攻撃はもう攻略済み!やあああぁぁぁ~~~!!!!

 

そして、ホワイトはそのままジャイアントスイングで投げ飛ばす。

 

コウジ:フッ、だと思ったよ……!

 

と言うとコウジはそのまま地面に  ジャボン!と入る。

 

ホワイト: !! 

 

レモネード:地面が水みたいに!?

 

ブラック:次はスイスイの実ね……。

 

レモネード:スイスイの実?

 

ルミナス:壁や地面の中をまるで水中のように泳ぐ事が出来る能力みたいなんです。

 

ベリー:壁や地面の中を泳ぐ能力……。これまた厄介な能力ね。

 

ミント:今のコウジにとっては地面こそが絶好のバリアみたいなものだしね。

 

ブラック:大丈夫大丈夫!そんな時は地面をぶっ叩けばいい話!

 

メップル:出た、ブラックお得意の力技メポ……! 

 

レモネード:なるほど!地面にパンチしてクレーターを作ればいいってことですね!

 

アクア:けど、この地下にいることは分かっても位置が分からないのが難点よね?

 

ルミナス:まあ、そこは大丈夫だと思います。けど、この前よりもさらに深く潜ってることもありえますし……。

 

ブルーム:だったら力を合わせてやろうよ!そしたら、コウジの所まで届くだろうし……!

 

ドリーム:そうだね!みんなで力を合わせればなんとかなるなる!

 

ピーチ:だったら、私も手伝う!

 

ローズ:まあ、なんだったら私も手伝ってあげなくもないけど?(シロップ:単に混ざりたいだけじゃないのかロプ?)ぐふっ……!う、うるさいわね!ミント(まあまあ……)

 

ブラック:よし!それじゃあみんな、いくよ!はあああぁぁぁ~~~!!!

 

ブラックに続きブルーム、ドリーム、ピーチ、ミルキィローズは上空に飛び上がる。そして、地面に向け拳を構える。

 

 ✴パチン 

 

↓ズン!

 

ドリーム:え?

 

ブルーム:な、何?

 

ピーチ:う、うわっ!?

 

ところが、ブラックたちは突然引き寄せられるように地面に落ち始める。

 

コウジ:そうは……させるかよ!!!!

 

と同時にコウジは指慣らしで紫色のオーラを地面から放出、ブラックたちに浴びせるように上空へと放った。

 

 ドカッ!(ブラック:うわっ!?)

 

 ガンッ!(ブルーム:うべっ!?)

 

 バコッ!(ドリーム:うがっ!?)

 

 ドカッ!(ピーチ:うわっ!?)

 

 ドカッ(ローズ:きゃあっ!?)

 

ブラックは引き寄せられるようにして地面を直撃する。

 

イーグレット:ブルーム、大丈夫?

 

ブルーム:痛てててて……な、なんとか……

 

パッション:一体、何があったの?

 

ピーチ:う~ん、わからない……。突然体が重くなっちゃって……

 

レモネード:体が重く……?もしかして、さっき地面から出て来た紫色のやつに何か関係が……?

 

ミント:でも、それのちょっと前にも地面から指鳴らしのような音が聞こえたような?

 

アクア:まあ、コウジがなんらかの能力を使ったということには変わりはないわね。

 

コウジ:ああ、重力を自在に操る事が出来る能力、ズシズシの実を使ったんだ。

 

ホワイト:重力を?なるほど、だからブラックたちの体が急に重くなったのね?

 

コウジ:ああ。だが、ウチがこの能力を使ったのはクレーター阻止のためだけじゃねぇんだけどな。

 

ブラック:え?

 

パイン:それってどういう…(コウジ:アテンションプリーズ!上空をご覧下さい。)

 

ブラック&パイン:上空を?

 

そう言われプリキュアたちは空を見上げると………

 

 コオオオォォォ………

 

ドリーム:ん?あれ?何か見えるよ? 

 

ピーチ:うん、なんだかこっちに近づいてくるみたい!

 

ブルーム:てかあれ、なんかでかくなってない!?しかもなんか炎みたいなの纏ってるし!? 

 

ルージュ:いや、ちょっと待って……?もしかしてだけど……あれって……  

 

コウジ:ああ、ズシズシの実の重力の力を使えば近くの小惑星を呼び寄せることも出来る。

 

イーグレット:小惑星……つまり、隕石ってこと?

 

コウジ:オフコース!✨   ただ、あれ、ちとでかすぎたな!

 

ローズ:いやいやいや!あれちょっとどころじゃないでしょ!?  ☝ あの距離でもあの大きさじゃ絶対10メートル超えてるわよ!! 

 

 

 

 

 

 

 

志穂:ちょっとちょっとちょっと、あのサイズヤバいでしょ!!絶対絶対絶対、グラウンドのサイズ超えてるって!!

 

タルト:ホンマやで!あんなでっかい隕石が落ちてきたら、プリキュアはおろか、わいらもえらいことになる!!

 

ココ:だ、大丈夫ココ!プリキュアを信じるココ!

 

 

 

 

 

 

レモネード:このままあの隕石が落ちてきたら、ココさんやアカネさんたちまでも巻き込まれてしまいます!

 

ブルーム:うん、だけどどうする?バリアを張ったとしても、あの大きさで防ぎきれるかどうか……

 

ブラック:それなら、ルミナスのバリアを使えばいいんじゃない?頑丈だし、範囲も調節できるはずだし、ね?

 

ホワイト:うん、私も一瞬思ったわ。けれど、少し問題もあると思うの。

 

ブラック:問題?

 

ホワイト:たしかにルミナスのバリアで隕石を防げたとしてもその隕石が割れて練習場の外に流れ落ちでもしたらこれよりももっと被害が拡大してしまう恐れも……

 

一同:あ………。 

 

ホワイトが挙げた具体例に思わず絶句するブラックたち。

 

イーグレット:た、たしかに…一理あるかも……。  

 

パッション:あんまり時間はなさそうよ。そうこうしている間にも巨大隕石は確実にこっちに近づいてきてるわ!

 

 ゴオオオォォォ~~………!!!!

 

ブラック:でえええぇぇぇ~~~い!!こうなったらやることは1つ!

 

ブルーム:うん、みんなで力を合わせてやるしかないね!

 

ベリー:でも、なんかコウジにそうさせられてるような気がして、なんか変な気分よね? 

 

ルージュ:ええ、私も同感。なんかコウジの掌で踊ってるような感じがしてなんか腑に落ちなくて…… 

 

ミント:でも、今この状況を打破するにはそれしかないから仕方ないことよね。

 

ホワイト:ええ、今は目の前に近づきつつあるあれをなんとかしましょう!

 

ブルーム:よし!そうと決まったら!フープ、ムープ!

 

ドリーム:ココ!

 

ローズ:ナッツ様!

 

フープ&ムープ:フプ!/ムプ!

 

ココ:わかったココ!

 

フープ、ムープはスプラッシュコミューンに入るとブルームとイーグレットにスパイラル・リングを与える。

 

ココ:プリキュアに力を!

 

ナッツ:ミルキィローズに力を!

 

ココとナッツもそれぞれ両手を上に挙げ叫び、プリキュア5にはそれぞれのフルーレをローズにはミルキィミラーが与えられる。

 

ブラック:みんな、行くよ!

 

一同:うん!/はい!/ええ!/Yes!

 

Maxheart、splashstar、5、フレッシュの4組はそれぞれ合体技の準備に取りかかる。

 

ブラック:みなぎる勇気!

 

ホワイト:溢れる力!

 

ルミナス:光輝く絆とともに!

 

ブラック&ホワイト:エキスドリーム!

 

ルミナス:ルミナリオ!

 

ブルームとイーグレットのスパイラル・リングにそれぞれのエネルギーが取り込まれる。

 

イーグレット:精霊の光よ!命の輝きよ!

 

ブルーム:希望へ導け2つの心!

 

ブルーム&イーグレット:プリキュア・スパイラルハート・スプラッ~~シュ!

 

ドリーム:5つの光に!

 

ルージュ&レモネード&ミント&アクア:勇気を乗せて!

 

プリキュア5:プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョン!

 

ミルキィローズ:邪悪な心を包み込む、煌めく薔薇の吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・メタルブリザード!

 

ピーチ&ベリー&パイン:悪いの悪いの飛んでいけ!

 

ピーチ:プリキュア・ラブサンシャイン……

 

ベリー:エスポワールシャワー……

 

パイン:ヒーリングプレアー……

 

ピーチ&ベリー&パイン:フレッ~~シュ!!

 

パッション:吹き荒れよ、幸せの嵐!プリキュア・ハピネスハリケーン!

 

プリキュアそれぞれの必殺技がひとまとまりとなると野太い巨大な光線と化し、巨大隕石と衝突する。

 

タルト:頑張れ~、プリキュア!

 

莉奈:行け~!プリキュア!

 

志穂:行っちゃって行っちゃって行っちゃって~!!

 

コウジ:さ~てと、次へ行くか。

 

プリキュア一同:はあああぁぁぁ~~~!!!! 

 

プリキュアたちは声をそろえながらその光線に力を注ぎ込む。巨大隕石は光線の力を受け徐々に削れ小さくなっていき、やかて、光線に飲み込まれ消滅していった。

 

フープ:隕石が消えたフプ! 

 

ムープ:プリキュアが勝ったんだムプ! 

 

タルト:フィ~……  一時はどうなるかと思うたで……。  

 

レモネード:成功しましたね。

 

ピーチ:はあ、一時はどうなるかと思ったよ……。

 

ブルーム:でもこうやって久々にみんなで出来たんだしいいんじゃない?

 

ブラック:そうだね。 

 

ホワイト:フフフフ。 

 

コウジ:邪悪な心を包み込む(プリキュア一同: はっ!?)七色の薔薇の吹雪を咲かせましょう!

 

しかし、安堵したのも束の間、しばらく離れたところでスターライトフルーレを手にした状態で待機しているコウジがいた。しかもその後ろには虹のバラが現れていた。

 

レモネード:え?レインボーローズ?

 

ローズ:な、何よ……私の技のセリフ言うからてっきり (コウジ:プリキュア・レインボーローズ・ブリザード!)……て、へ? 

 

コウジは一閃するかの如くスターライトフルーレを一気に降る。するとその瞬間虹色のバラは花びらとなって飛び散り、プリキュアたちに襲いかかる。

 

プリキュア:う、うわあああぁぁぁ~~~/きゃあああぁぁぁ~~~!!!? 

 

虹色のバラの吹雪はプリキュアたちに積もり、虹色のバラの形となってプリキュアたちを生き埋め状態となった。そして、バラの中から光が放出されバラは崩れ散った。

 

シロップ:あいつ、プリキュア5とミルキィローズの技を合体させやがったロプ……!

 

フープ:ブルームたちは大丈夫フプ?

 

ムープ:無事だといいムプ……。

 

タルト:大丈夫や、プリキュアはんたちはなんとかやってくれる!ほら!

 

バラが消えるとそこには丸い球体のようなものが現れた。それはルミナスのバリアだった。

 

妖精一同:プリキュア~~!!

 

タルト:ほれ、見てみ~や!ワイの言ったとおりやろ~! 

 

 

 

 

 

 

ピーチ:ルミナス、ナイス! 

 

ルミナス:エヘヘへ。前回もありましたから……。 

 

ルージュ:それにしても私たちの技とローズの技を一緒くたにするとはね…… 

 

ドリーム:そうそう、よく出来てるよね!  

 

ローズ:何でそんなにご機嫌なのよ……?  

 

と、そこに……

 

コウジ:プリキュア・巨人のギガントマーブル戦斧アックス!

 

プリキュアたちの頭上から巨大な何かが落ちてきた。それはギア3で巨大化されたコウジの足だった。虹色のバラからルミナスのバリアが現れた瞬間、足をキュアブラック&キュアホワイト仕様に、そしてさらにギア3を発動させ、技を繰り出したのだ。そして足はそのままルミナスのバリアごと踏みつける。

 

 

  ドーン!

 

 

 

妖精一同:プリキュア~!!

 

タルト:大丈夫や!フュージョンの攻撃でも負けへんルミナスのバリアならこんなの……   !?

 

だがその期待は瞬く間に裏切られた。コウジの足が元に戻り着地、そして砂埃が晴れるとプリキュアがまるで潰れた紙人形のように無残な姿で倒れていた。

 

ココ:プリキュアが倒れてるココ……! 

 

タルト:何でや!?一体、何が起こたらこうなるんや!? 

 

コウジ:そりゃあヌケヌケの実使ったからな。

 

タルト:な……ぬ、ヌケヌケの実……? 

 

コウジ:ヌケヌケの実。壁や床などをまるで抜け穴のようにすり抜けることが出来る能力。この能力を使えばどんな分厚い壁も傷一つ付けずに貫通させることが出来る。つまり、例えどんな頑丈な壁やバリアがあろうとも、この能力の前ではただのフェイントに過ぎん! 

 

莉奈:バリアを余裕で貫通させることが出来る能力?  

 

志穂:嘘嘘嘘!?そんなのあり~!?  

 

コウジ:ありです!なんせ万能戦士になる男ですから!✨  

 

ブルーム:く……、バリアが通じないなんて……。

 

ローズ:こんなの……ありえなさすぎ……反則よ!

 

プリキュアたちは体の傷の痛みに耐えつつ、なんとか上体をおこす。

 

コウジ:戦いに反則も何もねえよ。  あるのは……勝つか負けるかのどちらかだ!さあ!トドメフィナーレといこうぜ!“フレッシュ”!

 

コウジは指2本を口元に近づけ、フレッシュプリキュアの呪文を唱える。腕にはフレッシュプリキュア仕様の袖が装備され、その腕にフレッシュプリキュアのシンボルであるクローバーマークがつけられる。コウジは腕に付いたクローバーマークをペリッ!と剥がす。

 

タルト:クローバーを外しよった!? (◎□◎;)

 

コウジ:クローバーリーフ、セット!

 

コウジはクローバーマークを人差し指と中指の間に挟み再び唱える。するとクローバーはそれに応えるように輝きだした。

 

ベリー:あ、あの技、まさか……!? 

 

パッション:くっ……!急いでここから逃げないと……!

 

パッションは最後の力を振り絞るようにして立ち上がる。

 

コウジ:そうはさせっかよ!

 

そう言うとコウジはクローバーマークをまるで手裏剣のようにして投げ飛ばす。クローバーマークはプリキュアたちの真上の所まで飛んで行くと、その場で止まり巨大化、そして中央に彼女らを収めるように地面に降下、すると中央に水晶が現れ、プリキュアたちを取り囲んだ。

 

コウジ:いっけぇ!ラッキークローバーグランドフィナーレ!

 

コウジは手を前に出しクローバーの水晶に力を込める。クローバーはより一層輝きが増し、中央の水晶も強烈な光を発した。

 

プリキュア一同:うわあああぁぁぁ~~~!!!?/きゃあああぁぁぁ~~~!!!?

 

しばらくして技の効き目が切れ、クローバーが消えると中央の水晶も消えるとプリキュアたちは力尽きたよう倒れ込んだ。

 

妖精一同(傍観側のみ):プリキュア!

 

プリキュアたちはみな、うつ伏せまたは仰向けの状態で倒れこんだまま動くことはなかった。

 

志穂:うわぁ~、これってこれってこれって超超超激ヤバじゃん!  

 

ムープ:ブルーム大丈夫ムプ?

 

フープ:イーグレット、しっかりフプ!

 

タルト:なんちゅうことや……!ワイらのプリキュアの自慢の必殺技がこうも逆にコウジに取られっとは! 

 

ひかる:プリキュア、負けちゃうの? 

 

アカネ:大丈夫だよ!まだあの子たち元の姿に戻ってないし!

 

ココ:そうだココ!アカネさんの言うとおりココ!

 

ナッツ:まだ勝負は終わってないココ!諦めないで応援するナツ!

 

コウジ:う~ん……、変身は……解除されて…ねぇか。ただ、ここの負け条件は降参または戦闘不能だからなぁ~……

 

傍観側一同:え? ;

 

莉奈:え、まさか……!?

 

コウジ:まあ、どのプリキュアも変身は解除されなかったとはいえ戦闘不能の状態なわけなのだし、この勝負、ウチの勝チ(ドリーム:まだよ!!!!)て、あり? 

 

突然の声に気がつき振り向くとボロボロな手で地面に着いてゆっくり起き上がるドリームがいた。

 

ドリーム:まだ……勝負は着いてない!

 

ココ:ドリーム!

 

レモネード:そうです……!私たちはまだまだ戦えます!

 

その後も次々と他のプリキュアも傷ついた身で体を起こし、ゆっくり立ち上がっていく。

 

コウジ:オゥ……!!この状態でまだ立ち上がれんのか……(;゚∇゚)

 

ブラック:当たり前よ!何度痛い目に遭おうが傷つこうが諦めるなんてありえないんだから!

 

コウジ:おう、それって何連敗しても気にしねぇってフラグか? ~♪

 

ブラック:うっさい! 

 

メップル:いちいち反応するなメポ……。  

 

ローズ:あなたのように傷を一瞬で治すような不死身の体じゃないけど、傷の1つや2つ、いや全身傷だらけだとしても何度だって立ち上がれるのよ!

 

コウジ:なるほどな。……とは言うものの立ってるのがやっとだって感じだなあんたら……。 

 

ローズ:ま、まあ、しょうがない!あんなでかい足の後にあんなドデカいクローバーの必殺技を受けたら誰だってこうなるでしょうよ!

 

ルージュ:いやローズ、それ言っちゃあおしまいよ……。 

 

コウジ:いやぁ、ウチあんくらいの攻撃大したことないんだが……

 

ローズ:いいわよね!どうせあんたはそんくらいのダメージ負ったってたった深呼吸しただけで治んだから!(T曲T) 

 

アクア&ミント:ドウドウ…… 

 

シロップ:いや、泣くほどのものかロプ……?; 

 

ホワイト:でもさすがにこの状態じゃ長期戦は無理ね。

 

ブラック:だったらここは一発勝負しかないね!

 

プリキュア一同(ブラック&ホワイト以外):うん!

 

コウジ:なるほど、一騎打ちか……。よし、 ニシシシ! んじゃあれ・・やるか!“プリキュア5”!

 

そう唱えコウジはドリームトーチを手に取る。するとそれと同時にピンク色の小物バッグみたいなアイテムが左肩に出現し、装着される。

 

ローズ:あのアイテムはまさか……! 

 

アクア:なるほど、あれ・・をやる気ね。

 

ローズ:けどドリームトーチだけじゃどうにも(コウジ:集え!5つの力!)て、え? 

 

コウジはドリームトーチを上に掲げ叫ぶ。するとドリームトーチの蝶型の部分が光り出し、その光はまるで風のように周囲に振る撒かれた。そして光は練習場を飛び越え当たりに散り、宇宙、そして太陽にまで行き届き、太陽からルージュタクトが生み出される。また別の場所ではタコカフェの中のレモンがレモネードカスタネットに、森の木の葉っぱがミントリーフ、池の水が浮き上がりアクアリボンと次々アイテムとして変化していく。そしてそれらのアイテムはドリームトーチへと向かい、 ガシン!と合体する。

 

ナッツ:なるほど、そういうことかナツ……。(・_・)

 

そして、そのルージュタクト、レモネードカスタネット、ミントリーフ、アクアリボンの4つのアイテムと合体したドリームトーチを左肩に装着しているアイテムに当てる。するとドリームトーチはコウジの手から離れ、上に浮きながら巨大化していった。

 

コウジ:よっ!

 

コウジはすかさず巨大化したドリームトーチの頭部の上に飛び乗る。すると、ドリームトーチから巨大な羽が出現、巨大な蝶の型となった。

 

コウジ:完成!ファイブ・シンフォニー!

 

ルージュ:やっぱ、そう来たか……。

 

レモネード:なんだか懐かしいですね。

 

ピーチ:ファイブ・シンフォニー?

 

パッション:ドリームたちにあんなのあった?

 

ドリーム:うん、前はね。今は出来ないけど……。

 

ブラック:ああ、レインボーストームみたいなものか……。

 

ローズ:ええ、まあ、あれは私がミルキィローズになってない時のやつ。それにしてもあの蝶の名前って……

 

ミント:まあ、それはたぶんコウジが付けたんじゃないかしら?

 

ホワイト:おしゃべりはあと!まずは目の前のあれをなんとかしないと……

 

アクア:ええ、そうね。攻撃方法は体当たりだけど巨大化した敵の幹部を倒すときに使われるためのやつだから威力も高い。今の状態の私たちがあれを喰らったらそれこそひとたまりもないわ!

 

ブラック:じゃあ、やっぱあの手しかないね!

 

ブルーム:うん!さっきの時みたいにもう一度みんなの力をあわせればイケるよ!

 

ドリーム:よ~し、それじゃあみんな、もう一度やるよ!

 

プリキュア一同:Yes!/うん!/はい!/ええ!

 

プリキュアもそれぞれ技の準備に取りかかる。なお、ブルームとイーグレットは精霊の力でキュアブライト、キュアウィンディへと姿を変えた。

 

ブラック:みなぎる勇気!

 

ホワイト:溢れる力!

 

ルミナス:光り溢れる絆とともに!

 

ブラック&ホワイト:エキストリーム!

 

ルミナス:ルミナリオ~!

 

ブラック&ホワイト:マックス~!

 

ウィンディ:精霊よ、命の輝きよ!

 

ブライト:希望へ導け、2つの心!

 

ブライト&ウィンディ:プリキュア・スパイラルスター・スプラッ~~シュ!

 

ドリーム:5つの光に!

 

ルージュ&レモネード&ミント&アクア:勇気を乗せて!

 

プリキュア5:プリキュア・レインボーローズ・エクスプロージョン!

 

ローズ:邪悪な心を包み込む、煌めく薔薇の吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・メタルブリザード!

 

ピーチ&ベリー&パイン:悪いの悪いの飛んでいけ!

 

ピーチ:プリキュア・ラブサンシャイン……

 

ベリー:プリキュア・エスポワールシャワー……

 

パイン:プリキュア・ヒーリングプレアー……

 

ピーチ&ベリー&パイン:フレ~~ッシュ!

 

パッション:吹き荒れよ、幸せの嵐!プリキュア・ハピネスハリケーン!

 

それぞれの技がひとまとまりとなった光線がそのまま一直線に突き進んでいく。

 

コウジ:こっちもいくぞ!プリキュア・ファイブエクスプロージョン!

 

コウジを乗せたファイブシンフォニーは虹色のオーラを纏いそのまま一直線に体当たり攻撃を開始した。そして、真っ向からくる両者の攻撃は激しくぶつかり、ここからは押し合いへし合いの力比べとなった。(※まあ、押し合いへし合いというよりもコウジに攻められるか攻められないかのほうが割に合うのだが……)

 

コウジ:うおおおぉぉぉ~~~!!!!

 

プリキュア一同:はあああぁぁぁ~~~!!!!

 

両者とも互角だが、どちらも力を緩める気配はない。

 

コウジ:クッ…… 結構やるじゃねぇか……。本当、そんなボロボロなのにどこにそんな力があるのか……。

 

ブラック:当たり前じゃない!目の前の相手がいる限り私たちは負けるわけにはいかない!

 

ブルーム:たとえ敵わないとしても決して諦めたりはしない!

 

コウジ:ほう、例え敵でなくても?

 

ドリーム:大丈夫!コウジは不死身だからやられてもなんとかなるなるだし!

 

ピーチ:そうそう、傷負っても深呼吸1つで全快する人だしね。(ブラック:え? )

 

コウジ:うん……なるほど……  まあ、後の2人はともかくとして、まあ要は勝ち負けの粘り強さは一級品ってとこか。ニシシシシ!!  面白ぇじゃねぇか!だからこそこの技で行った甲斐があるってもんだ!

 

ブルーム:え?

 

イーグレット:一体、どういうことなの?

 

コウジ:それは、こういうことさ!

 

そう言うとコウジは右手からスターライトフルーレを取り出した。

 

ルージュ:あれは……!!(;゚д゚) 

 

アクア:スターライトフルーレ!!(;゚д゚)

 

ローズ:まさか、コウジ……!?(;゚д゚)

 

コウジ:まあ、こいつを出したら本来は普通にあの技を出すのが定番なのだが、ウチはこれをこう使う…… “オールスター”!!

 

ブラック:お、(Maxheart一同:オールスター!?)

 

コウジがそう唱えたその時、Max heart、splash star、5、フレッシュ4つのシンボルマークがコウジの持つスターライトフルーレに取り込まれる。そして、スターライトフルーレはパワーアップし、虹色に染まった。

 

コウジ:完成!オールスターライトフルーレ!

 

シロップ:オ、オールスターライトフルーレロプ!?

 

タルト:ちょい待ち!?オールスターて………!?

 

ベリー:ちょ、“オールスター”なんてそんなのあり!? 

 

コウジ:ありだろ!このキュアキュアの実はプリキュアの力をいくつでも使えんだからプリキュア全員の力を使うことだって容易い!

 

ホワイト:なるほど。あり得る話ね。 

 

ブラック:え?ありえるの?  いや、ありえないでしょ!?  てかなんなのそのチート過ぎる能力は!?  

 

コウジ:てな訳で……行くぜ! 

 

コウジはオールスターライトフルーレを上に掲げ叫ぶ。

 

コウジ:全ての力に勇気を乗せて!プリキュア・オールスター・レインボーローズ・エクスプロージョン!

 

コウジの背後にそれぞれプリキュアの色に染まった色とりどり薔薇14本が現れていた。そしてコウジフルーレを前に突き出すとその薔薇たちは一斉に飛び出した。そして途中で合体し虹色に輝く巨大化な薔薇になるとそのままファイブシンフォニーをガードするような感じで突き進んでいった。

 

コウジ:はあああぁぁぁ~~~!!!!

 

プリキュア全員分の技を放ったことによりコウジ側の攻撃力がグンと上がりプリキュア側を押していった。

 

ブラック:んぐっ……!うう……!

 

ひかり:コウジの攻撃がまたかなり強くなってきました!

 

りん:そりゃそうよね。あんなプリキュア全員分の力を一気に放ってんだから!

 

ローズ:しかも今コウジが乗ってるあれもプリキュア5人分の攻撃力持ってるし……

 

ピーチ:プリキュア5人分……てことはコウジの攻撃って……(パッション:19人分ね。)え? 

 

ホワイト:そうね。今放ってるあの薔薇が私たちプリキュア14人分の力で、コウジ乗ってるあの乗り物が5人分の力だとするとそうなるわね。

 

ルミナス:てことは14 vs 19てことになりますね……。

 

レモネード:圧倒的な差ですね……。 

 

ブライト:でも、そんなの関係ない!そんな差の違うやつなんていくらでも相手になったことあるし!

 

ウィンディ:そうね、力の1つや2つ大きくなったって精一杯頑張ればなせないことはないものね!

 

パイン:私、みんなでやれば出来るって信じてる!

 

ピーチ:よっしゃあ!バッチこーい!

 

プリキュア一同:はあああぁぁぁ~~~!!!! 

 

プリキュアたちはともに鼓舞しあうとまた再び力を押しこんでいった。そのせいもあってか光線も強くなり薔薇を押し始める。

 

コウジ:ほう、ならばこれならどうだ!

 

コウジはフルーレごと武装硬化を施す。すると薔薇にドス黒いオーラが纏い再び威力を強める。

 

ブラック:ぐ……!また強くなった!

 

ホワイト:どうやら覇気を使ったみたいね……!

 

ブラック:なんのこれしき!こんくらいで負けるか~!!!

 

プリキュアたちは最後の力を振り絞るかのようにこれでもかと押し返し持ち直す。

 

コウジ:オウ……これでもか……。(むう……こうなるとニキュニキュかモアモアを使わざるをえないんだが、今回はキュアキュアの実の能力ちからだけで行きたいんだよな……。だとするとあれ・・しかねぇよな……。まあ、食義を会得してるから出来ると思うけど、あんまプリキュアのこと分かってねぇからな……)

 

コウジはふとプリキュアの方を見て今までことを想い返す。

 

コウジ(プリキュア……か……)

 

 

 

 

 

 

ブラック≪私たちにはどんな壁や敵がいたとしてもそれをぶち破ってきた戦歴があるのよ!≫

 

ホワイト≪それに私たちにはこの街の……いや、この世界中のみんなの夢や希望を守りたいという強い思いがある。それがある限りプリキュアは強くなるの!≫

 

ドリーム≪私たちは負けたりはしない……ううん、だからこそ私たちも負けられない!≫

 

ローズ≪どんなやつが相手だろうと私たちは決して諦めることはないわ!≫

 

ピーチ≪あたしたちは強い絆で結ばれている限り無敵なんだから~~~!!!!≫

 

 

 

 

 

 

 

コウジ:要は勝ちたい守りたいという執念みたいな思いが強ければ強いほど力が増すって訳か……なるほどね……。

 

プリキュア一同:はあああぁぁぁ~~~!!!!

 

コウジ:(ウチにだって守りたいものがある……仲間、海賊友達、幻想郷、そしてプリキュアやドラゴンボールの世界やウチが張った縄張りの者もんたち……だから万能戦士という夢を作り、いくつもの世界を渡り歩いて修行してんだ。たとえ元々強ぇからってただ強くなればいいってもんじゃねぇ!誰かを傷つけねぇように守るために強くなるんだ!だからウチも負けねぇ!)はあああぁぁぁ~~~!!!!

 

コウジは強い意志で気力を上げる。と、その時……

 

コウジ:うん?

 

突然、周りがまるで宇宙空間のような場所に切り替わった。

 

コウジ:ここは……?ん?

 

そして、目の前に惑星並みの大きな球体が神々しく輝いていた。

 

コウジ:これは……太陽?……いや、違うな。こんな距離にいるのに全くもって熱くねぇ……いや、熱くねぇって訳じゃねぇか……少し温かみが……

 

その球体にそっと手を触れてみると球体に漂うオーラが手を伝い体を優しく包み込むかのような感覚が芽生えた。

 

コウジ:うお………力が、溢れてくる……!  てことは、もしや、こいつはプリキュアの力の根源みたいなもんか……?

 

と、コウジは途端にニヤけると思い切って球体の中に入り込む。

 

 

 

 

コウジ:うぉっしゃあ!一気に行くぜ! 

 

プリキュア一同:  !!!?

 

目の前の光景にプリキュアたちは驚いた。それもそのはず、今のコウジには光り輝く金色のオーラを身に纏っている他、そのプリキュアの服の一部やファイブシンフォニー、オールスターライトフルーレなど全てが金色に染まっているのだから。

 

ルミナス:コウジが金色に染まってます! 

 

ローズ:てか、それよりもあいつのパワー、極端に上がってない!? 

 

メップル:メップルも感じるメポ!なんだか急にものすごい力を感じるメポ!

 

ミップル:ミップルもミポ!でもこの力どこかで感じたことのある感覚ミポ!

 

 

 

 

莉奈:コウジなんか、かなりパワーアップしてない?

 

志穂:うんうんうん、なんかなんかなんかすっご~く神がかったようなオーラ纏ってるし!!

 

タルト:一体、何が起こってるんや!?

 

ココ(人間態):この力は、まさか……!?

 

ナッツ(人間態):ああ、おそらく……

 

莉奈&志穂: 誰!?(◎д◎;)!?

 

 

 

 

コウジ:うおおおぉぉぉ~~~!!!!

 

黄金の球体の力を手にしたコウジは超強力なパワーで一気に押し込んでいった。

 

プリキュア一同:ぐ……、うう………!!

 

負けじと必死の抵抗を見せるプリキュアだが、突然飛躍的にアップしたコウジの圧倒的な力には勝てず、プリキュア側の光線は黄金色に染まった巨大な薔薇によって削られていく。そして……

 

コウジ:うおりゃああああぁぁぁ~~~!!!!

 

プリキュア一同:きゃあああぁぁぁ~~~!!!?

 

 

 ド~~~~ン!!!!

 

 

 

コウジは相手の陣地に突入すると、一気に駆け抜け、プリキュアたちを蹴散らした。プリキュアたちはコウジの攻撃を受けるとたちまち散り散りになって吹き飛ばされてしまった。

 

  ストッ!

 

コウジ:ふぅ……  終わったか……。

 

技が決まると同時にファイブシンフォニーとオールスターライトフルーレは強制解除されコウジの元から消えた。そして地面に降り立つと、ふとため息を吐きながらプリキュアたちを改めて見やった。プリキュアたちは皆、ボロボロの状態で横たわっていた。ちなみに変身は全て解除され皆元の姿に戻っている。

 

 

 

 

ココ:勝負は着いたみたいだね。

 

ナッツ:ああ、そうだな。

 

タルト:はあ~……  結局コウジはんの圧勝かいな……。

 

莉奈:まあ、でもみんな頑張ったほうなんだしいいんじゃない?

 

志穂:そうそうそう!それにそれにそれに、終盤なんかあいつなんか神がかったようなパワー出してたし!

 

 

 

 

コウジ:お~い、生きとるか~? 

 

ラブ:はぁ~い……なんとか~……。はあ…… 

 

コウジの声掛けに対し、気力の抜けたような声で返事するラブ。仰向けの状態で一応元気よく手を上げるも力が尽きたようにパタンと地面に下ろした。

 

ラブ:アハハハハハ……いやぁ~、参った参った……! 

 

そして、笑いながらゆっくり上半身を起こすラブ。それをきっかけに他のメンバーもゆっくり上半身を起こした。

 

咲:痛ててて……。はあ、結局負けちゃったか……。  

 

ミルク:本当ミル!プリキュア全員で行ったってのにありえないミル! 

 

くるみは体力切れで妖精のミルクの状態に戻っていた。

 

なぎさ:ちょ、それ私のセリフでしょ!勝手に取るんじゃない! 

 

りん:まあ、でもそれは当たり前なんじゃない?コウジ、奇天烈なのが多すぎるし!

 

美希:そうね。終盤なんか最後の最後でいきなりパワーアップとかし出すしね!

 

祈里:まあ、コウジらしくていいんじゃない?悪魔の実の能力使いだし。 

 

コウジ:まあ、でも最後のあれ、キュアキュアの実一筋だけで行ったんだがな。

 

祈里:え?そうなの?

 

コウジ:ああ。

 

のぞみ:そういえばコウジ、スターライトフルーレにプリキュア全員のパワーを入れてたよね?

 

コウジ:ああ、一か八かの賭けでな!まあ、勝ったけど……

 

りん:やっぱり賭けだったのね……。

 

コウジ:まあ、プリキュアの力をいくつも使えんなら全部いっぺんに使えるだろうと思ってな!

 

ほのか&かれん:なるほど、それはありえるわね。

 

うらら:じゃあ、最後のやつもキュアキュアの実だけですか?

 

コウジ:ああ、そうだけど?

 

うらら:あ、やっぱりそうなんですね!

 

コウジ:ああ、お前らがウチに「勝ちたい」という思いをエネルギーに変えて撃ってるみてぇだったからウチも勝ちたい思いを乗せてやってみたんだ。

 

のぞみ:てことは、私たちの真似をしたってこと?

 

コウジ:まあ、そんな感じだ。そしたら突然場面……というか目の前の光景が変わっててな……。

 

ほのか:光景?

 

コウジ:ああ。まあ、おそらく思いの中のなんだろうけどな。んで、目の前にはなんかスンゲェ~デカい光球があったんでな……(くるみ:ん?光球……?)。

 

咲:光球って?

 

舞:光の玉のことよ。

 

フラッピ:で、どのくらいの大きさだったラピ?

 

コウジ:う~ん……まあ、結構デカかったべ?太陽……いや、まあ、う~ん……月……並かな?ただ、目の前の光球からただならぬオーラが出てたから(りん:ただならぬオーラ?)ああ、結構優しい感じの少し暖かめのな。しかも、そいつに少し触れたとたん力が溢れてくる感じがするんだ。

 

こまち:へぇ~、不思議ね。

 

かれん:そうね。まるでプリキュアの根源みたいな感じで……

 

ミルク:プリキュアの根源……  まさか、コウジ……(ナッツ:おそらくプリズムフラワーだろうな) !!? ナッツ様!!

 

ナッツの声と足音が聞こえ、くるみが振り向くとそこにはナッツやココ、タルト、志穂、アカネなど客席にいた面々がコウジたちの所にやって来ていた。

 

アカネ:みんな、おつかれ!

 

なぎさ:アカネさん!エヘヘ……まあ、でも結局負けちゃったけど……。  

 

莉奈:まあ、相手も相手だから仕方ないよ。

 

志穂:でもでもでも、すっご~くイケてたよ!

 

なぎさ:本当?ありがとう!

 

タルト:みんなホンマ、よぅがんばったわ~! 

 

シフォン:きゅあ~~!! 

 

りん:ところでナッツ、プリズムフラワーっていうのは?

 

ココ:プリズムフラワーは人間世界とそれぞれの妖精の世界を繋ぐと言われる伝説の花のことなんだ。

 

美希:人間世界と妖精の世界を繋ぐ花……?

 

コウジ:え?あぁ、あれ、花なんだ。なんかの星じゃねぇんだ……。

 

ナッツ:プリズムフラワーの光には俺たち妖精の世界と人間の世界を繋ぐ空間、つまりゲートみたいなものを作り出す作用があるんだ。

 

シロップ:俺はそこを通ってるからいろんな世界を飛んでいけるんだ。

 

タルト:ちなみにアカルンの瞬間移動も同じや!

 

せつな:へぇ~。

 

ミルク:でもそれだけじゃないミル。プリズムフラワーの光のエネルギーには人や物に特殊な力を与える作用もあって、ミルクたちがプリキュアに変身出来たり、パワーアップ出来たりするのもその花の力のおかげなのミル!

 

コウジ:なぁるほどな!どおりで触った途端に力が注ぎ込まれるわけだ!

 

咲:で、その後どうしたの?

 

コウジ:ん?ああ、な~にいい機会だと思ってそん中に入っただけさ!ま、言い換えれば融合ってやつだな!

 

咲:ゆ、融合……?

 

りん:なるほど……なんか納得…。 

 

タルト:あ~、やはりそうやったんかぁ~……。どうりでものっすごい力を感じたわけやで!

 

コウジ:まあ、融合に関して言うとたぶんあれは悪魔の実の覚醒なんじゃねぇかと思うんだがね。

 

タルト:ん?覚醒?

 

コウジ:ああ、まあ、いわゆる悪魔の実の能力の真の力っていうやつ?悪魔の実の能力が何らかのきっかけによって通常よりもさらに規模のデカい力を発揮することが出来んだ。これを悪魔の実の“覚醒”と呼んでいるんだ。

 

のぞみ:へぇ~。

 

コウジ:ちなみに悪魔の実の能力は一度覚醒すれば永続的に発揮できるようになる。

 

美希:はぁ~……  本当完璧してやられたわね。

 

ミルク:本当ミル。オールスターモードといい、プリズムフラワーとの融合といい、不死身といい……完璧もいいところミル!

 

なぎさ:ところで、さっきから気になってたんだけど、その「不死身」ってのは……?

 

ミルク:え?コウジの体、天神体質のことミル。天神にはどんな傷を受けても息をしただけで瞬時に回復する体を持ってるんですってミル!

 

なぎさ:え、えええぇぇぇ~~~!?(;゚д゚lll)

 

ほのか:え?てことは、ケガしても深呼吸で治るってこと?

 

ミルク:ってか、あなたたち知らないミル!?

 

なぎさ:知らないわよ、そんなの!何なのそれ!?ありえない!!

 

コウジ:ああ、そう言わばお前らMaxheartには言ってねぇんだっけか?

 

ミルク:いや、言ってなかったんかいミル!!✋ 

 

ひかり:で、本当なんですか?不死身の体ってのは?

 

コウジ:ああ、このようにな!  ✋ドス!

 

一同:!!!?  

 

ミル:ちょ、ちょっとコウジ!?  

 

そう答えるとコウジは手刀で自分の胸を思い切り突き刺す。そして……

 

コウジ:ぬ………ふん! ズボッ!

 

胸の中で何かを掴むと手を勢いよく抜いた。胸に開いた傷穴からは大量の血が間欠泉のように噴き出し、口からは血が少し零れた。これを見たプリキュア、妖精一同はみな顔を真っ青にしてドン引きしていた。

 

コウジ:ふぅ……まあ、こんなもんだな?

 

コウジは体内から取り出したのは心臓だった。

 

りん:い、いや、ちょちょちょちょ、ちょっとあんた、何やってんの!?  

 

コウジ:何って心臓。

 

りん:いや、見りゃわかるわよ!何でやるの!? 

 

志穂:う、うわ……ちょ、ちょっとちょっとちょっと、ヤバくない!?自分で胸開いて心臓抜いちゃってるんだけど!?  

 

莉奈:てか今、心臓ない・・んだよね?何で生きてんの!?( _ ;)

 

美希:ていうか、今普通に胸に手入れて当たり前のようにやってたわよね……?(・_・;)

 

コウジ:え?まあ、いつもやってることだからね。 ポーンポーン!✋⤴❤

 

美希:い、いつも?

 

コウジ:ああ、不死身を伝えるにはこうした方が手っ取り早ぇし! ガブッ!

 

一同(一部を除く):た、食べた!?  

 

タルト: はっ!シ、シフォン!見たらあかん! 

 

せつな:おそらくもう手遅れよ……。 

 

こまち:あ、そういえばインペリスの人って自分や他の天神人の肉が主食なんだっけ?

 

くるみ:あぁ~……たしかにそんな話してたわね。でもコウジとしては非常食じゃなかった?

 

ラブ:え?それ本当のこと!? 

 

コウジ:うん、まあでも一応これ大好物だしな。ウチのメンバーもこれと言っていいほどよく食うし。

 

咲:え?メンバーってその麦わらの一味っていう海賊も食べるの?

 

コウジ:いや、それとはまた違うメンバーだよ。まあ、安心せい!人肉はウチの体しか食わねぇから! ✋

 

りん:当たり前じゃぁ!それ以上だったら本当バケモンよ!

 

コウジ:ウチは元々バケモンよ?

 

りん:あ、いや、まあ、たしかにそうだけど……じゃなくて……あーん、もう!どこからツッコんでいいか分からないじゃないの!  

 

祈里:あ、あの~……。 ✋

 

コウジ:ん?どうした?

 

祈里:え、あ……いや、その~、その胸の傷跡すっごい気になるんだけど…… 

 

祈里は恐る恐る人差し指でコウジの胸の傷痕を指した。

 

コウジ:ん?あ、傷痕塞ぐの忘れてた!

 

なぎさ: 忘れてた!?  は?え?てかあんた、その傷痛くないの?

 

コウジ:ああ、もう慣れたから! 

 

Maxheart一同(ほのか&ひかり除く):慣れたぁ!?(◎Д◎;ノ)ノ 

 

シロップ:あぁ、そういや不死身に痛みは必要ないからってので克服したんだっけか? 

 

ひかり:え?そうなんですか?でもどうやって……?

 

コウジ:そりゃあ何回か手足をぶった切ったり、超高温の油の中に入ったりとかな。

 

ひかり:え……?そ、そうなんですか?

 

コウジ:ま、でも克服期間はそんなかからなかったし。

 

咲:そういえば痛みを克服するのに何日くらいかかったの?

 

のぞみ:あ!  そうそう!それ私も気になる!

 

コウジ:え?いや、1日・・でだけど?

 

咲&のぞみ:へ?(゜Д゜)

 

それを聞いた咲とのぞみは一瞬お互い顔を見合う。

 

美希:あ、あの……ちょっといい?今、たしか「1日」って聞いたんだけど……?  

 

志穂:いやぁ……なんかなんかなんか、すごいっていうか、次元が違うっていうか……。 

 

莉奈:うん、なんかついていけないよ……。

 

なぎさ:あ~……安心して下さい!プリキュアの私たちでもありえなすぎてあんま収拾ついてないから……。  

 

アカネ:まあ、とにかくすごいってことだね!

 

莉奈:うわ、アカネさん、意外と冷静…… 

 

コウジ:まあ、大丈夫よ。こうすれば元に戻るから! 

 

と、コウジは大きく深呼吸する。すると傷口は一瞬にして光の粒子となり消えた。

 

タルト:うぉっ!?傷が一瞬にして消えよった!  

 

コウジ:だから言ったろ心臓取っても死なねぇって!

 

りん:いや、初耳だから!心臓やられても大丈夫ってのは聞いたことあるけど、取っても・・・・なんてのは初耳だから!

 

莉奈:こんなことってあるんだね……。

 

志穂:うんうんうん……、なんかなんかなんか世界って広いな~って思っちゃったもん!

 

なぎさ:いや………、こんな人世界のどこ探しても見つかんないしありえないから!(-.-;)✋))

 

祈里:でも、これでますます勝てる自信なくなっちゃったね……。 

 

ひかり:不死身ですしね。 

 

ミルク:こんなやつがもしこの世界を支配する、もしくは滅ぼすってなったらと思うととてもじゃないけど恐ろしいミル……。 

 

コウジ:いや、ウチは世界の支配なんて興味ねぇよ。それに不死身とはいえどたまに負けることだってあるし。

 

咲:負ける!?コウジが?

 

コウジ:まあ、たまに・・・だけどな!一応ウチの勝ち負けの基準設けてるし。体を吹き飛ばされて魂の状態になったら負けってな!

 

ラブ:な、なるほど……!コウジの体を魂にすればいいんだね! 

 

のぞみ:じゃあ、次戦うってなったらコウジを吹き飛ばすって感じでやればなんとかなるなるだね!

 

こまち:けどその思いがあったとしても彼のあの鉄壁の守りをなんとかしない限り無理じゃないかしら?

 

ラブ&のぞみ:あ………。

 

コウジ:まあ、ウチにも海賊の意地ってのがあるからあらゆる手使ってやってるんでな。そもそも海賊とか悪と正義の戦いになんてのは勝つか負けるかであって、ルールなんてないしな。だから本当に殺す気で毒や人を危める能力とかを使うやつもいれば、敵味方関係なく無差別に攻撃するやつもいれば味方や一般人など囮にするなどといった卑劣な行為をするやつもいる。ウチはやらんけど……

 

ほのか:戦いにルールなんてない……たしかに言われてみるとそのとおりね。

 

ミルク:ミルクたちの敵だったナイトメアやエターナルもそういうやり方だったミル。

 

シロップ:んで、コウジに勝ったやつって一体どういうやつなんだ?

 

かれん:そうね、私も気になるわ。

 

こまち:もしかして、前言ってた麦わらの一味の仲間とか?

 

コウジ:まあな、ただ仲間と言ってもあん中麦わらの一味にはいねぇよ。いるとしたらCP-Dメンバーの1人と現在幻想郷にいる2人の妖怪……ぐらいかな?

 

こまち:妖怪!?✴ ✴❗

 

かれん:こまち、「妖怪」と言う言葉に食いついたわね……。

 

のぞみ:CP-Dメンバー?

 

コウジ:「メンバー」はいらないよ。「CP-D」だけでいいんだ。

 

シロップ:で、そのCP-Dってのは何だ?

 

コウジ:ん?な~に、CP-Dってのは海賊の名さ。

 

シロップ:海賊?

 

コウジ:ああ、ウチ率いる海賊のな。

 

のぞみ:え?コウジって麦わら一味って言う海賊の仲間なんじゃないの?

 

コウジ:ああ、たしかにウチは麦わらの一味の仲間さ。だけど元々はその「CP-D」の船長でもあるから2組掛け持ちでやってんだ。まあ、いわゆる海賊同盟みたいなやつ?

 

うらら:同盟……ですか……。

 

美希:なるほどね。ところでその……

 

 

 ぐ~~~~!

 

 

 

美希:へ?

 

美希が言いかけたその時、誰かの空腹の音が大音量で鳴った。

 

なぎさ:アハ、アハハ……アハハハハハハ……… 

 

ほのか:なぎさ……。  

 

メップル:まったくこんな時に腹の音が出るなんて非常識メポ……!  

 

なぎさ:だって鳴っちゃうんだもんしょうがない!

 

莉奈:まあ、なぎさらしいっちゃあ、なぎさらしいか。 

 

志穂:だねだねだね~!

 

咲:でも私もさっきの戦いのせいなのかなんだかお腹空いてきちゃったし……

 

ラブ:そういえば私もお腹ペコペコ~!

 

のぞみ:私も私も!

 

アカネ:だったら私のタコカフェ所へ来なよ!

 

りん:全く、さっきのあれ見てるのによく食べる気起きるわね……。 

 

のぞみ:え?コウジのあれとタコカフェは別だよ?

 

りん:ん、まあ……それはそうなんだけどさぁ……(-_-;)

 

 

 

 

 

―こうして、なぎさたちはタコカフェへ

 

 

 

のぞみ:あ~ん、パクッ! ん~~!アカネさんのたこ焼きって、おいしいね!

 

ラブ:うんうん!この前食べたのと同じ味だ!

 

りん:それにしてもあんたたちよく食べられるわね……。

 

コウジ:そういうお前も注文してんじゃねぇか!

 

りん:う……そ、それは……そうだけど……(-_-;)

 

こまち:うふふふ、私は問題ないわよ。例えホラー映画見ながらでも真っ暗な部屋にただ1つ人体模型が置いてある場所であっても普通に食べられるわよ? 

 

くるみ:いや、後のどんな状況なのよ……。真っ暗な部屋はともかく人体模型って……。  

 

かれん:こまち、いくらなんでもそれはおかしいわ……。 

 

こまち:そう?

 

コウジ:まあ、けど食うとうめぇぞ?マグロやA5ランクの牛以上に。

 

シロップ:いや、それ本当か?

 

りん:いやいやいや……だとしても人肉よ?そんなの好き好んで食べる人なんていないでしょ!✋))))

 

コウジ:いや、ウチのメンバーや友人は好き好んで食ってんぞ?

 

りん:え?そうなの?

 

こまち:へぇ~、じゃあ1つ食べてみようかしら?

 

りん&美希:へ? 

 

かれん:ちょ、ちょっと、こまち!?  

 

コウジ:え?あ……今食うん?

 

こまち:ええ、そのお肉ってどんな味なのかな~って?

 

コウジ:ん~……まあ、わかった。

 

そういうとコウジは右腕を大きなハサミに変える。

 

りん:て、ちょちょちょ……、何やろうとしてんの!? 

 

コウジ:え?まあ、大丈夫よ。このハサミの刃、ヒエヒエの冷気纏ってっから切っても血は瞬時に固まるし飛び散らん!

 

りん:そ、なら大丈夫……て、なわけないでしょ!✋  ていうか何もこんなとこで腕切る人いないから!

 

コウジ:ここにいるわ!

 

りん:いや……だからそういうことをここでやられると食欲なくすって言ってんの!!(-_-;)

 

なぎさ:あの……神聖たるたこ焼きの場にそういうグロ系持ち込むの辞めてもらえます?(-_-;)

 

りん:ほら、当の本人も言ってるし!

 

コウジ:だってよ。

 

こまち:う~ん…残念だけど本人が言うならしょうがないわね。

 

コウジ:だな、んじゃ今度まあバーベキューの時にな。 

 

こまち:じゃあ、その時に! 

 

りん:いや、バーベキューて……  

 

コウジ:でもウチのメンバーはこの話すると喜ぶんだけどな……。(・3・)

 

舞:メンバーってCP-Dの?

 

コウジ:ああ。

 

うらら:CP-Dってなんかかっこいい名前ですね!

 

くるみ:でもそれって本当に海賊なの?名前から聞くと何かの組織みたいな……

 

コウジ:まあ、たしかに一文海賊とは違う別の組織のように聞こえるけどあくまでれっきとした海賊さ。ただ違うとすればウチらのモットーは「人を襲わない」ことかな?

 

美希:人を……襲わない?

 

コウジ:まあ、人と言っても民間人、つまり弱者だな。困っているやつがいたら助けて、いじめてるやつがいたらぶっ飛ばす!……と、そんな感じ!

 

舞:じゃあ、この間の人助けも?

 

コウジ:ああ、そもそも人助けっていうのはウチの趣味の1つだし。

 

咲:あ、それ前も言ってたね!

 

アカネ:なんかまさに正義のヒーローみたいな海賊って感じだね。

 

志穂:でもさでもさでもさ、海賊って普通、〇〇何何海賊団とかそれか〇〇何何の一味とかじゃん?何で「CP-D」って名前なんてしたの?

 

コウジ:ああ。まあ、この名前にした由来は世界政府にちと関連してるんでな。

 

志穂:世界政府?

 

くるみ:世界政府ってたしか、オハラって国をバスターコールとかいう集中砲火を浴びせて跡形もなく吹き飛ばした……

 

コウジ:ああ、そもそも世界政府ってのは世界に集まる20人の王によって創設された世界をまとめる国際組織のこと。

 

かれん:つまり国際連合みたいな所なのね。

 

ほのか:じゃあ、だとしたら海軍っていうのもそこに?

 

コウジ:ああ。あと世界政府直属の諜報機関サイファーポールってのもあんだ。

 

なぎさ:諜報?

 

ほのか:秘密の情報を手にするための部隊、つまりスパイみたいなものよ。

 

コウジ:んで、その配下にある海軍やサイファーポールを使って世界の秩序と平和が保たれていると言われている。まあ、ウチからするとただ自分の地位を守るために創られた組織にしか思えんけどな。組織に不都合な事態が起こりゃ全部他人に濡れ衣着せるし、場合によっちゃあ住民まとめて処刑するし。

 

りん:じゃあ、オハラって国をバスターコールで吹き飛ばしたり、運良く助かった子に懸賞金を掛けたりしたのは……

 

ラブ:オハラって?

 

のぞみ:ん~……なんか考古学者っていう歴史を研究する人たちが集まる国なんだって。で、なんかそこで、え~っと……「たんぱく・・・・の100年」……だったっけ?(りん:空白の100年)そうそう!その空白の100年っていう歴史の謎を解き明かそうとしてたんだって!

 

咲:空白の100年?

 

のぞみたちは前回コウジから聞いた話を他のプリキュアたちに話した。

 

せつな:じゃあ、政府はその古代兵器っていうのを表に出さないためにそのバスターコールっていうのを使ったってことなのね。

 

美希:でもその人たちは別に解明したからと言って公表するとは限らないんでしょ?

 

コウジ:ああ、だがオハラってのは世界中の歴史を所望する考古学の聖地とも呼ばれている所だ。もし海賊などがそこを訪れ、それを手にするってこともありえない話じゃない。

 

舞:だからってすべて焼き払わなくても……

 

コウジ:政府の連中はやるとなれば手段を選ばないからな。政府の要望に応えなければ例え市民だろうと殺しを公認してるし。

 

咲:えぇっ!?そうなの!?❗  

 

コウジ:まあ、あいつらは自分の地位を脅かしかねないものに対しては容赦ねぇからな。しかもその世界政府を作り上げたやつらは今はもう天竜人だしな。

 

なぎさ:え、天竜人!?  ❗ 天竜人ってたしか……コウジが言ってた最低最悪の野蛮人?

 

ほのか:だから「雲の上の存在」と呼ばれてたのね。

 

ラブ:知ってるの?

 

なぎさ:うん、コウジから聞いた話なんだけどね…。でもそいつらのやることってと~ってもありえないくらいヤバいことやってるんだって!

 

ラブ:ヤバいこと?

 

なぎさ:うん、なんかコウジが言うにはたしか、自分が気に入った人がいればそいつを奴隷として連れてったり、気に入らなければすぐ殺したりだとか……

 

ラブ:え……?( _ ;) ちょっとそれマジのことなの!?

 

コウジ:ああ、マジだ。しかも奴隷にはご丁寧に起爆付きの首輪が付けやがってな。

 

莉奈:起爆付きって……。 

 

志穂:ちょ……!それってそれってそれって、絶対絶対絶~対逃げられないじゃん!

 

コウジ:ああ、もし逃げたり、無理に外そうとしたりすれば起爆装置が作動してドカン!しかも、もしそいつに僅か息があれば、「もう使えねぇから」つって銃でズドン!

 

タルト:い、いや、マジかい!? 

 

シロップ:で、ちなみに聞くけど奴隷にされた人たちってどうなるんだ?

 

コウジ:ああ~、もう地獄よ地獄!奴隷の目玉を箸でほじくり返したりだとか体をナイフかなんかでダーツのようにぶっ刺したりだとか……

 

シロップ:なっ……!?う……なんか聞かなきゃなかった……。(-_-;)

 

りん:うぅ~……聞いてるだけでこっちまで痛くなってくる……。(-_-;)

 

こまち:なるほど、ふむふむ……。φ(._.)メモメモ

 

りん:いや、あの、こまちさん、何メモってるんです? 

 

こまち:あ、これ?なんかの小説のネタになるかなって思って! 

 

りん:どんな物語作る気ですか!? ✋  

 

くるみ:それにしてもその天竜人っていうやつよくそんな胸クソ悪くなるようなこと平気でやれるわね。それも好き勝手に。

 

コウジ:ああ、世界政府を作った末裔だからな。別名「世界貴族」とも呼ばれてる。しかも、世界最高峰の実権を握ってるってことから天竜人に危害を加えることを禁じられているしな。

 

せつな:禁じられてる?

 

ほのか:どうもその天竜人っていうのにケガを負わせたりするとどんなに相手が悪くても自分が悪くなっちゃうみたいなの。

 

ひかり:しかも、それが死罪にまで繋がるとか……

 

コウジ:ああ、それが同じグループの海軍や政府関連者のようなやつらであってもな。

 

のぞみ:え?じゃあ、もし奴隷として連れてかれてる人が家族やお友達だったりしても?

 

コウジ:それでも黙って見送る事しか出来ない。実際天竜人らが視察目的で国に訪れれば、ほとんどと言っていい程家族や友人らを奪っていくし、家族や第三者がなんかしようにも立場的に何もできずにただ呆然と突っ立ってることしか出来ねぇしな。

 

祈里:そんな……

 

ラブ:世界政府とか海軍とかでも天竜人を逮捕したり、やっつけたりとか出来ないの?

 

コウジ:出来ん。そもそも海軍なんて当てにならんし。

 

美希:まあ、そりゃあ海軍にとったら会社に例えれば格上のお偉いさんみたいなものだと思えば分かる気もしなくはないけど……。

 

せつな:なんだかメビウスが支配してた時のラビリンスに似てるような……。

 

コウジ:ああ、だからウチは海軍を脱け出するとともに「CP-D」ってのを立ち上げたんだ。あくまでも世界の地位や威厳を優先して守るっていうんなら、こっちはどんな状況であろうが島や国の一般人……いわゆる弱者を優先するってな!

 

こまち:つまり、例え世界を敵に回してでもその人たちを守るってことね。

 

コウジ:ああ、まあ、やることは海軍や政府と同じだが、ただやり方は違う。例え間違えても罪のねぇ一般人に危害は加えたりしねぇし、例え天竜人であったとしてもそいつに非があれば容赦なく制裁する。ま、それが出来るのは法を難なく無視出来る海賊が理に適ってるって思っててな。ま、もともと海賊になる呈ていで海に出て来てんだし。

 

ほのか:へぇ~、だからなのね。

 

うらら:なんだか話を聞いてるとコウジたちの方が正義の味方のような気がしますね!

 

シロップ:ああ、そうだな。だけどその「CP-D」って名前の「CP」てのはたぶん「サイファーポール」って名前を略したのだと思うんだが……(コウジ:ああ、そうだ。サイファーポールにはいくつか番号が振り分けられていてな、他にCP-9、CP-7、CP‐0ってのもあんだ。)まあ、それはわかったとしてもよ、その横についてる「D」てのは何なんだ?

 

コウジ:ああ、「D」はDの一族の「D」さ。

 

ひかり:Dの一族?

 

コウジ:ウチの世界には「D」の文字が名前に刻まれてるやつがいるんだ。麦わら一味船長モンキー・D・ルフィや海賊王ゴール・D・ロジャーとかな。まあ、他に火拳の海賊ポードカス・D・エースとその母親、ポードカス・D・ルージュ(のぞみ:母親!?)(りん:いや、私じゃないから!)黒ひげマーシャル・D・ティーチとかな。

 

ラブ:へぇ~、いろいろいるんだね。

 

コウジ:ただまあ、その「D」って名については考古学者も模索中でなんだが、唯一知られているのは「『D』の意志を継ぐ者」なんだとさ。

 

舞:Dの意志?

 

コウジ:ちなみに世界政府や天竜人らはこれを「忌み名」として恐れているらしくてな。「行儀の悪い子は『D』に食われてしまうぞ」と子供のしつけとして言うほどだそうだ。

 

くるみ:まるで彼らの天敵みたいな言われ方ね

 

コウジ:ああ、だから政府に反逆、そして天竜人の敵という意味も込めて名前に「サイファーポールCP」の名に「D」を付け加えたんだ。

 

アカネ:それで「CP-D」なのか。

 

コウジ:まあ、現在は「革命軍」の所にいるけどな。

 

なぎさ:革命軍?

 

コウジ:世界政府に異を唱え盾突いた反政府組織。ウチが1回死んでた時に出来た組織なんだそうでな。

 

なぎさ:へぇ~。

 

コウジ:他にもウチらCP-Dの活躍の影響を受けて立ち上がる海賊や組織もいたけど、その多くは政府や海軍によって阻まれ壊滅させられてるのがほとんどだがな。

 

のぞみ:そうなんだ。じゃ、その「革命軍」って組織が今もあるのはそのCP-Dのメンバーがいるからなんだね。

 

コウジ:まあ、革命軍の基地はウチの縄張りでもあるからそれの影響もあるだろうな。ただ吸収といっても実際はCP-Dと革命軍がただ単に手組んでるだけで、ウチらはウチらなりに好き勝手やってるからな。

 

うらら:あ、解散した訳じゃないんですね!

 

コウジ:当たり前だ!ウチが死んだからって絶望に打ちひしがれるようなメンバーじゃねぇ。そもそもウチの死なんて前々から分かってたことだし……。

 

うらら:え……?

 

コウジ:それに麦わらの一味の仲間になってからも呼べばいつでも駆けつけてくれる。

 

のぞみ:ふ~ん……ところでコウジ?(コウジ:ん?)これって何の貝?

 

のぞみはテーブルに山のように積まれている貝から渦巻き型の貝を1つ手に取るとをコウジに見せて言った。

 

コウジ:ん?ああ、貝ダイアルだよ。(のぞみ:ダイアル?)空島にあるんだ。

 

ひかり:空島ってたしか上空1万メートル程の所に島なんですよね?

 

ラブ:上空1万!? 

 

舞:へぇ~、まさに空の島って感じの島なのね。

 

コウジ:ああ、そこには空島ならではのこの古代文明やドデカい黄金の鐘などがあるんだ。

 

フラッピ:黄金の鐘?そんなのもあるのかラピ?

 

咲:へぇ~、なんだか行ってみたいね。

 

コウジ:んで、この貝はさっきも言ったとおりダイアルと言っていろんなもんを溜め込んどける特殊な貝なんだ。

 

うらら:いろんなもの?

 

コウジ:ちなみにのぞみが持っているのは衝撃貝インパクトダイアル。衝撃を溜め込んで置ける貝なんだ。

 

のぞみ:衝撃を?

 

ひかり:あ、よく見たらさっきのラクロス対決の時に使ってたやつですよね。

 

のぞみ:ラクロス対決?……ああ、たしかなぎさの申し入れを受けてなぎさの頭を河童にしたやつだったっけ?(なぎさ:うぐっ……!?  )

 

ひかり:はい!あの後、その後ろの木に設置してあってコウジはそれを目掛けてシュートを決めたみたいなんです。それで、対決が終わった後にその貝に溜め込んだ衝撃の威力を仕掛けた木で試してみたんです。

 

シロップ:ふ~ん、で?その威力は?

 

ほのか:それが結構すごいのよね!木は粉々になっちゃってて、その後ろにあった木も何本かいってたし……

 

シロップ:な…!?マジでか……!!(゜Д゜;)

 

コウジ:そりゃこいつが覇気全開でやれ言うからやったからな。衝撃がデカいか小規模な衝撃をいくつか与えるかするとこいつの威力も高くなるんだ。

 

うらら:へぇ~、壊れたりしないんですか?

 

コウジ:うん、まあどんな衝撃でさえも吸収しちまうから特に壊れることはないな。なんだったらここで少しやってみせるか?ん~っと……アカネ、なんかハンマーみたいなもんないか?

 

アカネ:え、ハンマー?ん~……ちょっと待ってね……

 

そう言うとアカネは車の内部に入り、棚の上をあさる。

 

コウジ:あ、いや、時間かかるんだったらいいや!こういうのは近くにいるもんにやってもらった方が早いし!てことでのぞみ、プリキュアに変身してくれ!

 

のぞみ:え?プリキュアに?

 

コウジ:ああ、ウチじゃあ力が強すぎて森だけ・・じゃ済ませねえかも知れんしな。

 

ほのか:たしかに……一理あるかもね。

 

なぎさ:だったら私がやるよ!パンチには自身あるしね。

 

コウジ:いや、アンタの場合はほのかと一緒じゃねぇと変身出来ねぇだろうがよ!プリキュア1人で十分なのにんな2人もいらんわ!

 

ほのか:う……、一理…あるかも……。lll 

 

りん:あんた以外とひどいこと言うのね……。 

 

コウジ:それに先に手に取ったのはのぞみだしな!

 

のぞみ:あ~、なるほど!わかった、そういうことなら! プリキュア・メタモルフォーゼ! 大いなる希望の力 キュアドリーム!

 

のぞみはさっそくキュアモを手に取り、キュアドリームに変身する。

 

コウジ:ほんじゃあ、さっそくこの貝ダイアルにパンチを打ってみてくれ。

 

ドリーム:うん!たあっ! 

 

ドリームはコウジの手に持つ貝ダイアルにパンチを力いっぱい放つ。が、ドリームの拳を受けた貝はびくともせずその音もなかった。

 

ドリーム:あ、あれ?今、思いっ切りやったんだけどなぁ?えいっ! 

 

コウジ:て、おいおいおいおい!もう十分だわ!パンチ一発でよかったのに……!たく、これもう2発分入っとるわ……。  

 

ドリーム:え?でもこれ全然びくともしなかったよ?

 

コウジ:そりゃ、当たり前だ、衝撃吸ってんだから!んじゃ、ドリーム、こいつを木に押しつけて裏の殻頂を押してみてくれ。

 

ドリーム:カクチョウって?

 

こまち:ここよ。出っ張ってる所があるでしょ?

 

ドリーム:あぁ、ここだね! 

 

と、ドリームはこまちに教えどおりにその場・・・で殻頂を押す。

 

コウジ:あ、おい!ちょっと待て!  ( ポチッ!)

 

貝を向けている方向が木ではなく、なぎさたちのいるテーブルの方だったためそれに気付いたコウジはドリームに声を掛ける。が、時は遅くドリームの指は殻頂に触れ、カチッと押した。

 

 

 ドオオォォ~~ン!!!

 

 

 

ドリーム:うわっ!?

 

 

 ドガァァ~~ン!!!!

 

 

 

プリキュア一同(ドリーム&こまち&りん&かれん&ほのか&ひかり&せつな&舞以外)タルト&メップル&フラッピ&莉奈&志穂:きゃあ!?/うわぁっ!?/どわ~!? 

 

 

 

衝撃貝からは強い衝撃が放たれ、それを受けた前と奥のテーブルとそこに同席しているなぎさたちはまるで突風にでも煽られたかのように大きく吹き飛んだ。

 

ほのか:な、なぎさ!?

 

せつな:ラブ!?

 

舞:咲!?

 

コウジ: うぉあい!この場で押すやつがどこにいる!?  

 

ドリーム:え?あ……いや、だって……、その…… 

 

アカネ:ちょ、ちょっとあんたたち大丈夫!?

 

なぎさ:う、う~ん……ま、まあ、なんとか…… 

 

ラブ:痛っててて……いや~、急すぎてびっくりしたよ~~……。 

 

他の者たちも茂みや地面などに吹き飛ばされてはいたが大してあまり怪我はしていないようだった。

 

くるみ:てか、のぞみ!ちょっとあんた、私たちに何か恨みでもあるわけ? 

 

ドリーム:うわぁ~!!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!……      まさかこんなになるとは思わなくて……。

 

くるみ:ごめんで済むんならプリキュアいらないわよ!!   だいたい「木に放て」って言ってんだからそれぐらい聞きなさいよ全く……!

 

うらら:まあまあ……。  

 

祈里:それにしてもすごい威力……!

 

タルト:ああ、あのテーブルなんかもう粉々やでぇ……。 

 

コウジ:そりゃあプリキュアのパンチの衝撃を溜め込んでるからね。しかも2発分。

 

と、ここでコウジはルミナスの能力を使いハーティエルバトルを取り出す。

 

タルト:なるほどな……。

 

コウジ:ルミナス・ハーティエルアンクション!

 

コウジはルミナスの技の光を被害が出たところに浴びせる。するとなぎさたちのすり傷があっという間に消滅する。

 

美希:傷が……!?

 

それだけでなく吹き飛んだテーブルや椅子、下に落ちたこ焼きや零れたジュースまでもがすっかり元通りになっていた。

 

タルト:はへぇ~……すっかり元通りになりよった……。  

 

コウジ:ふぅ~…  一丁あがりっと!

 

こまち:まるで戦いが終わった後みたいね。

 

なぎさ:ね!すごいでしょ?コウジのハーティエルアンクション!これで死んだ人を生き返らせることが出来るんだよ?

 

咲:そうなの? ❗

 

コウジ:ん~……まあ、実際やったことねぇからまだわかんねぇけどよ……。

 

なぎさ:でもマグロの刺身を元のマグロにして海に帰したり、三葉虫とかの化石を復元させたりとかしてたんでしょ?

 

舞:か、化石を……!?

 

ひかり:私には出来ませんけどね。

 

美希:ていうかそんな大層なもん復活させられるんなら人を生き返らせることぐらいなんて完璧に出来るでしょ……。

 

うらら:それにしても本当すごい威力ですね。これが衝撃貝……。

 

コウジ:吸収した衝撃をそのまま出してるだけだからな。ただ、吸収した分だけ一気に解き放つから吸収した衝撃がもともとデカかったり、貝に何度も何度も衝撃を与えて溜め込んだりするとその分だけこいつの威力もデカくなる。

 

うらら:へぇ~、そうなんですか。

 

コウジ:ただまあ、その時に出る反動が厄介だがな。

 

ドリーム:あぁ~、たしかに「殻頂」ってのを押したら衝撃がこっちにまで来てた!

 

コウジ:他にも火を溜める火貝フレイムダイアル( カチッ!)( ボウ!)に水を溜める水貝ウォーターダイアル( カチッ!)( バシャ!)、風貝ブレスダイアル( カチッ!)( ヒュウゥゥ!)に灯貝ランプダイアル( カチッ!)(✴ピカッ!)……

 

ひかり:いろいろあるんですね。

 

コウジ:ああ、まあこれらをそのまま使うこともあるけど武器や物に仕込んで活用することがほとんどでな。例えばミットにこの衝撃貝を仕込めば咲並の剛速球でもキャッチャーの負担なく捕らえられるとかな。

 

咲:はあ~、なるほど……。

 

コウジ:また鎧の手甲に衝撃貝や炎貝などを仕込めば手から強い衝撃や炎を放てる強い武器となる。そこにある天候棒クリマタクトもそうさ。

 

なぎさ:クリマタクト?

 

コウジ:これだよ。

 

と、コウジはテーブルに置いてある3つの球体の付いた三節棍、完全型天候棒を手に取って見せた。

 

コウジ:こいつは天候棒クリマタクトと言って、文字通り天候を操る棒さ。

 

舞:天候……つまり天気を自在に操れるアイテムってことなのね。

 

咲:天気を?

 

コウジ:まあ、ちとやってみた方が早ぇか。

 

コウジは天候棒を先端から順に3つずつに取り分ける。

 

コウジ:え~っと、たしかこれが……

 

コウジは天候棒の後端に口を付け笛のように吹く。するとポワッと先端の球体から赤い気泡のようなものが排出される。

 

のぞみ:あ、何か出た!

 

うらら:なんか赤いですね。

 

その後もコウジは2本目、3本目と続けて吹く。2本目からは青い気泡、3本目からは黄色い気泡が生み出される。

 

舞:これは……気泡…かしら?

 

咲:気泡?

 

コウジ:ああ、ちなみに赤が熱気泡ヒート=ボールで青が冷気泡クール=ボール、黄色が電気泡サンダー=ボール。

 

りん:なるほどね。たしかにこの赤い気泡触ってみると少し暖かいわね。なんかこう……暖房に当たってるような……

 

せつな:こっちの青い気泡は結構ひんやりしてるわね。

 

シロップ: うわっ!?  何だ、これ?静電気の塊か?

 

ほのか:なるほど!この3つの気泡を使っていろんな天気を作り出すのね?

 

コウジ:まあ、全部がこれって訳じゃねぇけど、まあ、よく使うってなるとこの3種が必要不可欠かな?まあ、この3種を使ったやつがあるからやって見せるとすっか? “グルグル”!

 

コウジはそう小声で呟くように唱えると、電気泡側の天候棒を口に咥え、熱気泡側と冷気泡側の部分をそれぞれ両手に持ち替える。そしてそれぞれの天候棒を持った両手を前に出すと2つ天候棒ごとグルグルと腕を高速回転させた。その時、左右それぞれの天候棒からはいくつもの熱気泡、冷気泡がポコポコと生み出されていく。

 

ラブ:熱気泡と冷気泡があんなにたくさん……!

 

コウジ:まあ、吹く以外にも振ったりすれば出てくっから。

 

生み出された2つの気泡はそのまま上昇していくと、そのまま合わさり黒い雲が発生した。

 

ひかり:あ、なんだか怪しい雲が出て来ました!

 

舞:これは、積乱雲?

 

ほのか:ええ、おそらく……。

 

なぎさ:セキランウン?

 

ほのか:湿った空気と乾燥した暖かい空気が混ざり合うことで水蒸気が出来て厚い雲が作られるようになるの。そして、さらに発達すると雷が発生しやすい雷雲となるわ。

 

なぎさ&咲:へぇ~。て、雷?

 

コウジ:そうそう。これを武器として使ってるんでな。

 

志穂:え、武器ってなぎさたちみたいなこう「ブラックサンダー!」みたいな?

 

コウジ:別だろ。あれは雲のない空から来る特殊な雷であって普通の雷とは違う。

 

うらら:ところで、今使ってるのってゴムゴムなんですか?

 

コウジ:いや、体をプロペラのように高速回転させるグルグルの実だが……?

 

うらら:あ、そうなんですか。

 

くるみ:で、てか一体どんだけの雲作るつもりよ?

 

コウジ:ん?  

 

上を見ると黒い雲がプリキュアたちを覆い尽くすかのように広がって……いや、広がりすぎていた。

 

コウジ:げ……!あ、やべ……やりすぎた!  

 

ひかり:なんかすごいゴロゴロいってますけど………?

 

コウジ:そりゃあ雷曇だもん。あと4~5分すれば落ちるさ。

 

ひかり:え………? :

 

ラブ:え?お、落ちんの!? 

 

コウジ:そりゃ雷だし落ちるだろ!

 

ラブ&のぞみ:あ、そっか! 

 

美希&りん:納得するとこそこ!?  

 

タルト:てか、これ一早く離れへんとマズいとちゃうか!?  

 

コウジ:あとそれか、プリキュアに変身して少しでもダメージ軽減させるか。

 

なぎさ:いや、んな時間あるか!

 

コウジ:え?プリキュアの変身って呪文1つでパッパラパーって変身出来んじゃ?

 

なぎさ:パッパラパーって何よ……?(-_-;) あのねぇ、変身呪文唱えたからってすぐ変身できるもんじゃないの!あんたみたいなチート能力じゃないんだから!てか、そもそも内容がダメージ前提って……、ここには妖精とかプリキュアじゃない人もいるんだからそこも考えてよね!

 

コウジ:ああ、さいですか……。

 

 

 

 

※ちなみに、場所はタコカフェから少し離れているため、そこまで黒雲は来てない。

 

 

 

 

かれん:とにかく、ここから離れないと雷の餌食になっちゃうわよ?

 

コウジ:まあ、一定距離でいいよ。後はなんとかするから。

 

と言い、3つの天候棒をつなぎ合わせ1本の棒に組み立てる。

 

かれん:なんとか?

 

コウジ:うん、ただ少し距離離れた方がいいかもな。

 

コウジがそう言い、プリキュアたちは雷雲から逃げるようにコウジから半径2~3m程の距離を取る。

 

コウジ:よし!んじゃ、行くぞ!サンダー……

 

ラブ:ちょっと待って!?コウジ、そこ危なくない?

 

うらら:はい、丁度雲の真下っていうか……ど真ん中ですしね。

 

なぎさ:たぶん大丈夫っしょ!あいつ、私たちのマーブルスクリューの中を平気で突っ走ってたし。

 

のぞみ:突っ走った?あの黒と白の電撃の中を?

 

美希:まあ、コウジのことだし、何かの能力でも使ったんじゃない?

 

コウジ:テンポ! 

 

 ピシャン!⚡バリバリバリバリッ………! ⚡ドーン!

 

プリキュア一同:うわぁっ!?/きゃあっ!?   

 

コウジが天候棒を勢いよく振り下ろす。すると雲に稲妻が迸ると、稲光として放たれ降り注いだ。しかし、コウジは避けることもなくその放たれた雷光をまともに浴びた。プリキュアたちは突然の雷鳴と稲光に思わず目を瞑ったり身構えたりした。

 

舞:す、すごい……本当に雷が……!

 

美希:ええ、音といい、光といい、完璧よね。

 

そして、雷は止み、上空の黒雲は消えた。

 

コウジ:ま、こんなもんだ。

 

ひかり:あ、でも大丈夫そうですよ!

 

くるみ:ええ、そうみ……たい……ね?  

 

くるみは目を丸くした。コウジの体が異様になっていたからだ。ちなみに目を丸くしているのはくるみだけではない。

 

美希:てか、なんかコウジ、たくましくなってない? 

 

うらら:そういえば、コウジの体、なんかすごいムキムキな感じに……。 

 

コウジ:そりゃあ雷浴びてんだから、なるだろ!

 

りん:いや、なるか! ✋ 雷受けたら普通黒焦げでしょう!

 

コウジ:ハハハ!まあ、そうだろうな!悪ぃ、今のは冗談だ。 ✋

 

せつな:そういえばたしか天神人は雷を受けると強くなるっていうのを聞いたことあるわ。

 

ラブ:え?そうなの?

 

ナッツ:たしかに書斎にもそう記していたな。

 

美希:本当にまさに神がかったような体ね……。

 

コウジ:いや、てか何故なにせそんな書物があんたらの所にあるんだ……? 

 

ナッツ:さあな。

 

莉奈:まあ、体つきはすごいけど、パワーも本当にアップしてるの?

 

志穂:うんうんうん!そこは私も気になる気になる気になる~~!

 

コウジ:ああ、本当だ。その証拠に……

 

コウジは木へと移動し、その木の幹を片手で掴む。そして……

 

コウジ:ほい。

 

 

 

  ズボッ!

 

 

 

 

一同:!!!? 

 

 

 

 

コウジはそのまま大木を根っこごと引っこ抜いた。それを見てプリキュアたちは仰天した。

 

 

 

咲:き、木を……!?(◎Д◎;)

 

 

 

ラブ:根っこごと……!?(◎Д◎;)

 

 

 

のぞみ:引っこ抜いちゃった!?(◎Д◎;)

 

 

 

なぎさ:あ、ありえな~い!?(◎Д◎;)

 

 

 

フラッピ:そして、それを肩に担いだラピ……!

 

メップル:いや、そのあと木をまるで風船のように投げてるメポ……。

 

コウジ:ま、こんな感じだ。一応この形態を「マッスルモード」としている。

 

くるみ:マッスルモード……そのまんまね。  

 

シロップ:まあ、けど、この怪力ようだと理に適ってるな。

 

コウジ:まあ、通常じゃ能力なしにこんな力出せないし、ましてや魔凶色なんかでやると掴んだ時点で粉になるしな。

 

うらら:ふぅ~ん……。あ、そういえばその体って電撃を受けてなるんでしたよね?

 

コウジ:ああ、まあ、電撃の量にもよるけど……。

 

うらら:それじゃあ、ブラックとホワイトのやつでもなるんですか?(なぎさ:へ?)

 

コウジ:ああ、そうだな……。あれ、一応強力だけど所詮黒と白の雷が合わさってるだけだからな。受ければ普通にこうなるよ。

 

なぎさ:え~~!?まじで!?じゃ、じゃああの時ゴムゴム使ってなかったら……(コウジ:ああ、そのまま受けてこうなってるな!あ、ちなみにこれ攻撃力もスゲぇんでな。)   ピン!

 

そう言うとコウジは上に投げた大木に後ろ側の目の前に落ちると同時にデコピンを放つ。

 

 

 バキャッ!!

 

 

 

一同:!!!!

 

 

 

木の幹の部分が一瞬にして消えるように粉々に粉砕された。

 

舞:木が一瞬で!?  

 

咲:しかもあれ、デコピンでだよ!?  

 

ひかり:あれだとたぶん、ブルームとイーグレットの技でも私たちのエキストリームルミナリオとかもデコピン一発でってなっちゃうんじゃ……?

 

ほのか:ありえそう……ね……。 

 

なぎさ:ありえるの!?   ……いや、コウジでならありえなくはないか……。 

 

コウジ:ま、この体型についてはこんなもんだ。

 

と、コウジは生命帰還で元の体型に戻る。

 

りん:はあ………、もうなんだかツッコミのも面倒になってきたわ……。  

 

うらら:りんさんがツッコミを放棄しました……!?

 

のぞみ:えええぇぇぇ~~~!!!?そうなっちゃたらこの世の終わりだよ~~!!

 

りん:いや、なんでよ……!✋ 

 

こまち:あ、ツッコんだ!

 

うらら:ツッコミました!

 

のぞみ:はぁ~……よかった~!りんちゃん正常だ~!  

 

りん:あんたら、私を何だと思ってんのよ……。  lll

 

その後もコウジは天候棒を使い、雨を降らせたり蜃気楼を披露したりした。また宴会専用の天候棒を取り出し様々なマジックと言えるもの・・・・・・・・・を披露、プリキュアたちから拍手喝采を浴びた。

 

その他に貝ダイアル関連と言うことでウェイバーという水上バイクみたいな乗り物を出し、近くの大きな池で披露。その後、プリキュアや妖精などを1人ずつ自分の後ろに乗せ、代わりばんこに何度か1周したりした。

 

 

 

 

 

 

 

 

と、そんなこんなで楽しい時を過ごし、気付いた時には既に夕暮れとなっていた。

 

コウジ:そんじゃ、もうここいらでお暇するとするか!

 

のぞみ:え?もう?

 

くるみ:いや、もう?て……空見てみなさいよ!もう夕暮れ時じゃないの……!  

 

コウジ:まあ、そもそもここに来たのはこれリンクルン(アカルン)の実験で来てただけだし、それにそこにたまたまMaxheartがいたから少し話したら帰るつもりだったしな……。

 

ラブ:でも、またこうやってコウジと再会出来たんだし結果オーライじゃない?

 

コウジ:まあな。おかげでこいつリンクルンも試せたし、キュアキュアの実によるオリジナル技の実践も出来た。まあ、またなんかあれば追加する予定だが……

 

タルト:え?またなんか追加するんか? 

 

コウジ:ああ、何せこれでもまだ試作品なんでな。それにこれでも何~かもの足んない気がすんでな。

 

ラブ:へぇ~、なんか楽しみだね!

 

せつな:ええ、そうね。

 

美希(こいつらは……!  ):でもまあ、コウジらしい答えみたいだし、別にいいんじゃない?

 

こまち:ふふ、そうね。 

 

コウジ:まあ、とにかく次会うときはこれよりももっとスゲぇの見せてやるからな!

 

のぞみ:うわぁ~、楽しみだね。

 

りん:いや、もう……それだけでももう十分すごいんじゃない?(;¬∀¬)

 

くるみ:ていうか、それ以上すごくなりすぎるとこっちが困るんだけど……。  

 

なぎさ:まあ、いいじゃない!コウジがどんなすごくなろうと!その分私たちもすごくなりゃいいんだし!

 

くるみ:さっきコウジに負けた人が言っても説得力ないわよ?  

 

なぎさ:ちょっと!あんただって負けたでしょ? 

 

くるみ:ふん、無茶な挑戦を吹っかけておいてことごとく連敗したおバカさん・・・・・といっしょにしないでもらえるかしら?

 

なぎさ:何を~~!! 

 

ほのか:ま、まあまあ、ふたりとも…… 

 

コウジ:フフッ、まあ、戦いでならいつでもOKだ。ただまあ、戦いの場は確保した方がいいかもな。さっきの公共の場だとどうもなぁ……。

 

美希:海賊なのに随分と気さくなのね。

 

コウジ:そりゃあ、海賊だからってそうとも限らないよ。それに人を守るこそがウチのコンセプトだからな。

 

ナッツ:だが、たしかにコウジの言うことは分かる気がするな。

 

アカネ:たしかにすぐに直るといっても周りをボロボロにするような激しい戦いされるとなんか……ね。

 

コウジ:まあ、どっかにプリキュアの拠点と言えるような施設かなんか建てればいいと思うのよね。

 

ラブ:プリキュアの拠点か……。なるほどね。 

 

のぞみ:じゃあ、遊園地とかどう?

 

うらら:あ、それ楽しそうです!  

 

シロップ:お前ら、話ちゃんと聞いてたのか?

 

りん:しかもプリキュアの拠点が遊園地って…… 

 

ココ:まあ、拠点くらいは僕たちがなんとかするよ。プリキュアの数はまだまだ増えるかも知れないし。

 

コウジ:フフッ……そっか!  そんじゃ、“パッション”!

 

コウジはキュアパッションの能力でリンクルンをアカルン使用にし、展開させる。

 

ポルン:コウジ、また来てポポ!

 

コウジ:ああ、今度会うときはCP-Dメンバー全員連れてきてやるよ!

 

咲:うん、楽しみに待ってる!

 

コウジは笑みを浮かべ、リンクルンをスラッシュする。するとコウジは赤い光に包まれその場から消えた。

 

莉奈:行っちゃったね……。

 

志穂:うん。あ、でもでもでもまた来るって言ってたよ。今度はCP-Dも連れて。

 

プリキュア、妖精、アカネたちはコウジを見送った所をしばらくの間眺めていた。そしてその後、それぞれ自分たちの所へと帰って行くのだった。

 

 

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