とあるオタク女の受難(ゴブリンスレイヤー編)。   作:SUN'S

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第17話

∠月§日

 

神官ちゃん、バビロン真拳の使い手として飛躍的に成長してくれるのは嬉しいよ。でもさ、ソフトンくんと一緒にアイスクリームを作るのは何でなの?べつにアイスは美味しいから良いんだよ。

 

ボーボボはソフトンくんを見るなり、大きな声であれを叫ぶせいで恥ずかしい。彼も水の街で食べたらしいアイスを牧場と協力して作ってる。こっちだとあいすくりんって名前みたいだし、それほど実害は無いんだろうけど。

 

ボーボボ、頭領パッチくん、天の助くん、この三人のせいでソフトンくんは大変そうだ。神官ちゃんも地母神の神殿の人達と協力して資金を集めてる。

 

私と出会った頃は初々しくて可愛かったのに、いや今も最高に可愛いんだよ?等と独り言を繰り返しながら神官ちゃんの作ったアイスを食べる。

 

ほんの少しソフトンくんのと違って甘さが増してるが、私としてはこっちの方が好きだ。むしろ、もっと甘くしてほしい。

 

∠月㊧日

 

最近、鉱人導士さんが蜂蜜の酒は残っとるか?と聞いてくることが増えた。あんなに不貞腐れてたのに飲んだら飲んだで気に入ったのだろうか、それとも寝ているときに素敵な出会いでもあったのかな?

 

そう森人弓手さんに言ったら「私は飲まないわよ、そんな精霊の入り乱れたやつなんて」と言われた。確かに色んな素材を使ってるけど、そこまで拒否されると飲ませたくなるじゃない。

 

ちょっとした冗談のつもりだったのに、森人弓手さんってば全速力で逃げちゃった。まったく冒険する時は勇猛果敢なのに蜂蜜酒は嫌だなんて、やっぱり私より年下なのね。

 

まあ、こんな余り物なんて嫌よね。

 

あとで新しく作ったものを贈ってあげましょう。ふふっ、きっと森人弓手さんも喜んでくれるわ。そうと決まれば、たくさん作りましょう。

 

そんな物欲しそうな顔しても鉱人導士さんには渡さないぞ?と言ったら「いやじゃ!儂にも酒をくれえぇ!!」とジャケットの裾を引っ張られた。

 

∠月∪日

 

結局、森人弓手さんに作ったお酒も鉱人導士さんに飲み干された。だいたい、そこまで飲んだら肉体と精神は解離すると思うんだが、どうやって精神を肉体の中に留めてるんだ。

 

私の質問を聞き流す鉱人導士さんに溜め息を吐きながら神官ちゃんに葡萄酒を勧める。

 

そろそろお酒を飲んでも良いんじゃない?と聞けば「そ、そうですね、ちょっとだけ飲んでみます!」と言って飲んだ瞬間、頭から思いっきりテーブルに倒れ伏した。

 

まだ、ちょっと早かったようだ。

 

私は神官ちゃんと同じ宿舎にいるし、ちょうど森人弓手さんと鉱人導士さんの飲み比べも終わる頃合いだ。私達は先に帰らせてもらうよ。

 

そう蜥蜴僧侶さんに伝える。

 

チーズを食べながら「承知、良い夢見を…」と挨拶を済ませ、ほんのりと月明かりに照らされた道を歩きながら神官ちゃんに「早く飲めるようになりなよ」と言えば「わかりまひたぁ…」と返された。

 

もっと飲ませればアホみたいに騒ぐかな?

 

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