とゆことで第十二話騎馬戦はっじまーるよ〜
第一種目が終わり、結果は緑谷の勝ち。それに続き狩迅・轟・爆豪と名前がモニターに映し出され、もうすぐ第二種目のルールが説明される。
「落ちちゃった人もまだ見せ場はあるから安心しなさい!それよりもここからが本戦!第二種目………」
『騎馬戦よ!!』
まさかの個人競技では無く、団体戦。その事に周囲がざわつく中ミッドナイトは説明を始めた。
「参加者は二人から四人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ!基本は普通の騎馬戦と同じだけど、一つ違うのが先程の結果に従い各自にポイントが振り当てられる事!」
モニターに例の図が映し出された。オールマイトが騎手、騎馬が13号、プレゼントマイク、スナイプとかなりバランスが悪く見えるが、全員あえてツッコまなかった。
「そして与えられるポイントは下から5ずつ!42位は5ポイント、41位が10ポイントと言った具合よ!」
「そして1位に与えられるポイントは、1000万!!」
緑谷が目を点にしている。無理もないだろう、突然の予想外の発言、更に追い打ちで、みんなからネズミを見つけたときのハイエナの様な目線を送られていたのだ。
「そんな訳で、上位のやつ程狙われちゃう…下剋上サバイバルよ!」
「なる程、実質緑谷のそれの奪い合いか…」
「…………………」
緑谷から大量の汗が吹きでる。だが時は残酷で、どんどんと過ぎていく。
「今から15分間、交渉時間のスタートよ!」
「ど…どうしよう…………」
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「まさか……飯田君に断られるなんて…!」
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『君の申し出は嬉しいが、断らせてもらう。俺は君に挑みたいんだ………』
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「まずいよ!どうしよう…………」
緑谷の元には麗日が一緒にいた。この状況下で緑谷の味方に付くということは皆から一斉攻撃で狙われるということ、それを跳ね除け彼の味方になった麗日は流石と言うべきだろう。
緑谷は飯田に断られたことにより、作戦が白紙に戻ってしまったが、そこはヒーロー達を見てきた経験を生かしすぐに新しい作戦を考える。まずは防御力を補うため、一人の生徒に声を掛けた。
「君の力を借りたいんだ!常闇君!!」
「理由を聞こうか…………」
常闇の個性は黒影、意思を持っていることにより、変幻自在に物事に対応する事ができ、
尚且遠距離も可能。緑谷は常闇に力を借りたい理由を話し、無事に入ってくれる事になった。
「だが緑谷、流石にこの戦力じゃ轟や爆豪にかなうとは思えん。何か策はあるのか?」
「うん…これは賭けだけど、一人だけ知ってる………」
「轟君よりも強くて、かっちゃんよりも怯むことを知らない人を………」
「僕達と一緒に戦ってほしいんだ……狩迅君!!」
「何故俺を選んだ」
誰を味方にするか考えていた狩迅の元へ、緑谷達が訪れた。
「まず君は、単純な戦闘力に加え遠距離攻撃もできる。尚且硬度は切島君よりも硬く常闇君と一緒に防御に徹する事もできるし、冷静な状況判断ができる。」
「正直言って、君が味方になる事以上に心強い事は無いよ。」
「お願い狩迅君ッ!狩迅君が一緒にだとすっごい心強いよ!」
「俺からも頼もう、闇に生きる者同士としてな」
狩迅は少し迷ったが、即座に返事をした。
「作戦を教えろ…必ず勝つぞ」
「……狩迅君!」
緑谷は常闇の時以上の涙の滝を流し、麗日と常闇も嬉しそうに頷いていた
『終了!!交渉タイムは終わりよ!早速騎馬を作りなさい!』
「急げ緑谷!早く策を!」
「う…うん!えっとまずは…………………」
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「あいつらが組むのかよ!」
「まさか…油断したら終わりですわね………」
「策士と最強かよ……」
周意からも不安の声や警戒する声などがあがる。だがその中でも轟と爆豪はひたすらに闘争心を燃やしていた。
「纏めて凍らせる………」
「纏めてぶっ殺す!!」
緑谷の作戦により、陣形は狩迅が前騎馬、麗日が左、常闇が右、緑谷が騎手となった。
「いくよ、みんな!」
「うんッ!!」
「任せろ、黒影!」
「あぁ」
そして1000万争奪戦である第二種目、騎馬戦が開始した。
『さぁ始まっぞ!?今!合戦が!スタァァァァァト!!!』
プレゼントマイクの叫びと共に騎馬戦が開始した。狩迅は足を迅竜化させ、素早く対応しようとしていた。
ただ一つ問題が生まれ、常闇は光に弱いらしく夜は獰猛で強く、昼は弱いが制御できると言う。
それを聞いた緑谷は常闇は防御に徹してほしいと願った。
「オラァ!!実質1000万の奪い合いだ!」
「悪いけど、貰うよ!1000万!!」
「早速か…これも追われし者の宿命!選択しろ緑谷!」
「勿論!逃げの一手!!」
「了解……ッ!?」
逃げようとする為に動こうとした瞬間、地面が沈み始めた。これは鉄哲の騎馬の一人である骨抜の個性。
「そういえばあいつも推薦入学者か!麗日!」
「うん!」
麗日は全員の重力をゼロにする。狩迅は尻尾を生やし地面を叩きつけ、脱出した。
「と…飛びやがった!?」
「まだまだ!発目ちゃん!!」
サポート科、発目明特製品のアーム射出装置が起動し、緑谷達を捕まえようとする。
「捕えなさい!ベイビー!!」
「チッ黒影!」
『アイヨ!』
常闇の黒影が装置を薙ぎ払い、足止めをする。すかさずその隙に狩迅が攻撃する。
「お前ら!耳塞げ!」
狩迅はそう言うと、全員の耳を塞がせた。
「ッ!?ヤバい、なにか来る!!」
(竜の……………咆吼!!!)
狩迅は声帯を迅竜化させ、思い切り叫んだ。
「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」
これは葉隠達だけでは無く、その大音量に会場全体の人が耳を塞ぐ。間近で受けていた葉隠達は勿論、
他の数組も感覚が麻痺し、立ち止まっていた。
「すっごい………」
「お前らには被害が及ばないよう声帯を改造したが、大丈夫そうだな。逃げるぞ!」
確認を取るとすぐさま走って逃げていく狩迅達、だが追っていたのは勿論葉隠達だけでは無い。
「ッ!?下に何かあるよ!!」
「あれは峰田君の……!」
そこには着地点を見計らっていたかのように峰田のもぎもぎが設置されていた。
あれに付いたら最後、この騎馬戦が終わるまでは決して離れられないだろう。狩迅と常闇は連携して
軌道を変え、着地していく。その時だった。
「真空波!」
スパァンと言う音と共にこちらに向かっていたもぎもぎが真っ二つになった。
「障子君!?えっ一人だけ?」
緑谷が困惑してる中、すぐに嚇眼で確認をする狩迅。
「障子の背中の上に蛙吹と峰田がいる!大方あの二人は小さいからスッポリと入ったんだろう。」
「流石ね狩迅ちゃん。あと私の事は梅雨ちゃんと呼んで…………!」
蛙吹の舌が伸び、緑谷のハチマキを奪おうとする。間一髪で避けて入るが、当たるのも時間の問題だろう。
「勝たせてもらうぞ、緑谷、常闇、麗日、狩迅!」
緑谷「三人共!早く逃げ……えっ!?かっちゃん!?」
障子の後ろからまさかの爆豪が空を飛んで突撃を仕掛けてきた。
「デェェェェクゥゥゥゥッッ!!!調子乗ってんじゃねぇ!!死ねぇぇぇ!!!!」
『サセネーヨ』
爆豪の爆破を防ごうとする黒影が飛び出した。攻撃は不発になり、瀬呂によって回収された。
「行くときゃ何とか言え爆豪!」
「俺が狙うのは完膚無きまでの一位なんだよッ!!」
麗日「すごい狙われてるね………」
「あぁ…だが全員が全員、1000万を取ろうとしている訳じゃない。一位はやめて二位三位を狙う奴もいる。」
「それがせめてもの救いだな。」
「うん!この調子で逃げ切ろう!」
「そんな事を俺が許すと思うか」
そんな声と共に轟が姿を表した。四人とも全員、表情が険しくなる。
「………一番厄介な奴が来やがったな………轟!!」
「狩迅…お前は単体だったら強ぇが、周りには緑谷達がいる。自由には動けねぇだろ」
「……やってみなきゃ分からんさ」
「皆!足を止めないで!仕掛けてくるのは轟君達だけじゃない!」
周りからも一斉に攻めてき始めた。本命は緑谷の1000万だが、轟も三位で200ポイント程ある。取れるなら取っておきたいだろう。
「クソッ!黒影!」
『アイヨ』
常闇の黒影で峰田のチームに応戦、狩迅は葉隠、爆豪のチームに対応する。
「いけぇ障子!全部ぶん取ってやれ!」
「どけ葡萄野郎!コラデクゥゥゥ!!」
「数が多すぎる!麗日さんもう一度重力を!」
「八百万、あれを作ってくれ」
「もう準備できていますわ、上鳴さん!」
「おうよ!」
上鳴が何かを仕掛けてくる。狩迅はそれをいち早くに確認し、常闇の黒影を下げさせた。
「麗日!早く!」
「避けろよ轟!無差別放電130万Vだ!!」
上鳴が叫んだ瞬間、周囲を眩しい電撃が駆け巡る。
「あっぶね!?」
「あと一歩前に出てたら死んでた………!」
間一髪で避けていた緑谷たちだが、轟の氷結が更に追い打ちをかける。周りの騎馬の足を氷結させ、動きを止めた。
「まずい!?」
「麗日!右へ避けろ!鎌鼬!」
狩迅の鎌鼬と轟の氷結が相殺する。
「チッ、追いかけるぞ!…ッ!?」
「うぇ〜いうぇ〜い!」
「上鳴君!?」
「まさかさっきので使い果たして……」
そこにいたのはジャミングウェイ状態の上鳴だった。電気の使いすぎにより起こり、しばらくの間著しくアホになる。
「クソッ!立て直す。ここであいつらを捉える!」
轟はすぐさま態勢を立て直し、緑谷の元へ向かう。だがこの戦いはA組の物だけだは無い。B組の学生達も緑谷チームを追いかける。
「B組の奴らも来やがった…麗日!もういちd!?」
狩迅達の足には謎の白い液体が絡みついて離れない。B組の凡戸固次郎の個性のボンド、その名のとうり強力なボンドを飛ばす事ができる個性。
「う…動けへん!」
なんとかして抜け出そうとするが、徐々にボンドが固まっていき動けなくなっていく。更に追い打ちを仕掛けられ、
轟の氷結、骨抜の地面に沈む個性、発明の装置、爆豪の爆破などにより退路を断たれ、動けなくなってしまう。
「戦ってるのはA組だけじゃねぇよ」
「そのままくたばれぇぇぇッッ!!」
「ごめんだけど、ウチらだって勝ちたいんだよ」
「今だ!畳み掛けろ!」
「オラァァァ!待てぇ!!」
「…………」
全方位から一斉に仕掛けられ、万事休すとなってしまった。
「まずい!?はやく態勢を!」
緊急事態だと言うのに、狩迅がなにか妙な事を言い始める。
「緑谷、逆だ…いっそ近づけてしまえばいい!」
「どういう事!?」
「緑谷!麗日!常闇!」
『ッ!!』
「俺に考えがある。しっかり掴まっといてくれよ…」
「狩迅君ッ!」
「掴まる?どういう事だ。」
「もうすぐそこまで!」
「忘れてないだろうな…USJの時のやつをよ」
月迅竜に似た白いオーラのような物が溢れてきた。だが決定的に違うものがある。
『なんだなんだ!?いきなり緑谷チームが白い光に包まれたぞ!?いやホントになんだ!?』
「まさかこりゃ…ヴィラン連合ん時の!」
「みなさん!警戒を!」
「分かってる。遂に使ってきたか………」
「クソがッ近づけねぇ!」
周囲がざわつく中、光の中で限りなく小さい声で狩迅が呟いた。
「名前をつけ忘れていたな………よし決めた、"白疾風"…なんてどうだ」
その白い光の中から現れたのは、以前対脳無戦で見せた、"極み駆ける"に次ぐ力、白疾風
だった。
「制限時間は10分も無いだろう…速攻で終わらせる!」
USJ編のやつと一回ちょっと書き直しました。これでもまだ未完成なのでしばらくお待ちを。流石に厨二臭くて恥ずかしかったぞ!あと他の人のやつに似てた!ごめんなさい!
完全体はもうちょい後で