闇を駆けるヒーローアカデミア   作:シロロ少尉

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そういえば忘れてた。狩迅の声のイメージなんですけど通常は福山潤さん、ナルガクルガ化したら井上和彦さんのイメージです。


福山さんで有名なのはコードギアスのルルーシュやペルソナ5の主人公とかでしょうか


井上さんはニャンコ先生やカカシ先生ですね。おっきくなってるニャンコ先生みたいな声だと想像してくださいな。プロフィールに書いときます。


第二十一話:ヒーロー殺しの確保に向けて〜

雑学が終わった後軽く昼食を取り、リューキュウ達とパトロールへ向かった狩迅一行。

 

 

「そういえば君はファンサービスとかのやり方は知ってる?」

 

 

「俺はまだ仮免すら取ってないですよ、そういった事もあるんですか?」

 

 

「雄英の体育祭を侮らない方がいいわよ。影響力は随一なんだから」

 

 

「あのねあのね!私も一年生の時すっごく話しかけられたの!なんでだろうねぇ!」

 

 

「そりゃあ…活躍したからでしょう」

 

 

「それが起きるから気をつけなさい、君…いま結構ネットで話題になってるのよ?」

 

 

「その事は忘れてください。俺の精神が保ちません。」

 

 

「なんでなんで?どうして精神がこわr…ムグ…!」

 

 

「ねじれちゃん、お静かに」

 

 

波動の頭と顎を抑え込んで話せなくした。あまりその事には触れないで欲しい。

狩迅はこれでも結構恥ずかしがっているのだ。

そんなこんなでパトロールをしていると、だんだんと人が集まってくる。

 

 

「えっ!?リューキュウだ!」

 

「ウォオオ!本物だ!?リューキュウ!」

 

「すみません、サインいいですか!?」

 

 

次から次へと人が集まってくる。サインだったり握手だったりと忙しそうにしていたが、

そこはプロらしく迅速にこなしていっている。

 

 

「人集りが……」

 

 

「今日はちょっと少ないね!いっつもライブ会場みたいになってるのに!」

 

 

狩迅は若干引きながらも、リューキュウの到着を波動と共に待っていた。のだが…人々の

標的はリューキュウからこっちに向かってくる事になる。

 

 

「なんかこっち来てないですか?」

 

 

「なんでだろうねぇ?」

 

 

答えは明白、二人は二人でかなりの有名人。まだ学生だがプロにも匹敵、あるいはそれ以上の逸材として世間に認知されており、将来を任せる金の卵……

勿論、ファンぐらいはできるに決まってる。

 

 

「あの人って一年の部で優勝した……」

 

「まじか!?リューキュウの所に来てんの!?」

 

「隣には3年の部でトップ3だった人がいるぞ!」

 

「リューキュウ良いとこ取りだな!?」

 

「リューキュウと一緒にドラゴンなってみて!」

 

 

ほんの数秒でこの人集り。周りには恐らく数百人はいるんじゃないだろうか、車の渋滞も起こっている始末…

 

 

「ごめん!いつもと同じくらいだった!」

 

 

「油断した俺が馬鹿だった……」

 

 

狩迅は周りを落ち着かせようとするが、まるでに聞いてくれていない。狩迅はその個性のかっこよさと強さ、波動はルックスの良さが周りの人を更に集めてしまう。

 

 

「多すぎる…」

 

 

「困ったねぇ!!」

 

 

何人も対応するが、まるで人数が減らない。結局終わったのは2時間程後だった。

 

 

「二人共、お疲れさま。結構大変だったでしょう?」

 

 

ぐで~としながら二人は近くにあった椅子に座りんでいた。

 

 

「これだけは慣れないね!」

 

 

「他の奴らもこんな事やってんだろうか…」

 

 

波動は今までに何回かやって来てたからある程度は体力が残っている。

 

 

「初めてにしては上出来よ。と言っても初めてがあの状況だとね?」

 

 

リューキュウも絶賛心中お察ししていた。初めてがあれは中々にハードだったらしい。

 

 

「今日は後一時間程周ったら、終わりにしましょう?」

 

 

「えぇ…」

 

 

「がんばろー!」

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

パトロールを終え、事務所に戻って来た狩迅。あの後大体の流れと明日の予定を聞いて解散する事になる。宿泊先は波動と同じ所なので案内してもらった。

 

 

ーーーー 部屋 ーーーー

 

 

「はい!ここが君の部屋ね!あんまりうるさくしちゃ駄目だよ?」

 

 

「ありがとうございます、ではまた明日…」

 

 

「バイバ〜イ!」

 

 

部屋の中は普通にちょっと高いホテルの様な雰囲気だった。早速風呂に入り、夜食を取って一日の疲れを癒やす。ベッドに座り、テレビをつけるが内容はヒーロー殺しの事ばかり。最近またヒーローがやられたらしい。

意識不明の重体で発見され、現在生死の境を彷徨っている状況とのこと。

狩迅は飯田の事を思い出し、どうしょうもない不安感を抱いていた………

 

 

(飯田のあのときの目…確実にヒーロー殺しに対しての殺意があった。面倒事に巻き込まれていなければ良いが………)

 

 

そんな事を考えていてもしょうがないと思い、床についた。いつの間にやら寝てしまっていたらしい。

 

 

 

ーーーー 次の日 ーーーー

 

 

先日と同様に戦闘訓練を行っていた。今回はリューキュウとでは無く、波動と模擬戦をする事になっている。

 

 

「チャージ満タン 出力30…グリングウェイブ!!」

 

 

「鎌鼬!」 

 

 

二人の技が相殺する。狩迅は亜種羅と赫眼を発動させ、波動は個性の応用で空中に浮きながら遠距離攻撃を仕掛ける。

 

 

「爆風で見えない……何処だ」

 

 

「こっちー!」

 

 

爆風によってできた煙に身を潜め、波動が不意打ちをしてきた。赫眼を発動させていた為、なんとかしゃがむ事で回避し距離を取る。

 

 

「あれ?今のどうやって避けたの?なんでなんで?」

 

 

「赫眼は身体能力の向上だけじゃ無く、五感全ての感覚を研ぎ澄ませることができるんです。不意打ちはもう喰らいません。」

 

 

「じゃあこれならどう!?チャージ満タン 出力50、グリングウェイブ!」

 

 

先程よりも大きいエネルギー波を放ってくる。狩迅は上に飛び上がり回避するが、空中での隙を突かれもう片方の腕で準備していたグリングウェイブをくらってしまう。

 

 

(個性に頼り切った動きじゃない…長年の研究と努力が感じられる。ビッグ3の名は伊達じゃないな。)

 

 

「少しは効いたかな?やりすぎちゃった?」

 

 

狩迅は天井に頭ごとめり込んで下半身しか見えない状態になっていた。

 

 

「不意打ちが駄目なら騙し討ちか…流石に効きましたよ。頭が痛い……」

 

 

上からひゅ〜と落ちてくる。頭と腰を抑えている。結構痛いらしい。

 

 

「聞きたいことがあるのだけど、何故君は私と戦った時の姿にならないの?あれだったらねじれとも善戦出来ると思うのだけれど…」

 

 

リューキュウが腕を軽く組みながら質問してきた。

 

 

「俺の強みは単純な戦闘力であって、あなた方の様に高い技術力がある訳ではないんです。以前知り合いに言われたんですが、俺は特定の状況下以外では動きが大雑把らしいんです。」

 

 

「だけど、今さっきねじれの不意打ち避けたじゃない?」

 

 

「あれは…………赫眼を発動させてはいましたがほぼ勘です。」

 

 

「勘で避けられちゃった!ちょっとショックだね!」

 

 

ちょっと悲しんでいる波動を横目にリューキュウが話を続ける。

 

 

「そう言っても戦いの勘は馬鹿に出来ないわよ。私もそれに何回も助けられたことがあるからね。」

 

 

「まぁ…つまりただただ殴る蹴るだけじゃ実力が上だったとしても足をすくわれる事もあるから、そこら辺を見直したいってことです。」

 

 

「過去に一度、そうやって負けかけましたから。」

 

 

狩迅は体育祭での爆豪との戦いを思い出していた。二人の戦力差は戦闘訓練の時からあまり変わっていないはずだった。だが爆豪は戦闘の天才、大きく離れていた差を技術で埋め合わせていたのだ。

 

 

「己の実力を過信しないのは良いことよ。君の場合はそうね…ジークンドーとかやってみたらどう?意外と似合うかも。できるだけの協力はするわよ。」

 

 

ここで余談だが、ジークンドーとはかのブルース・リーが考案した打撃や投技などのあらゆる局面で戦うことを想定した総合格闘技である。元々は中国拳法などを参考にし、ボクシングやムエタイ、柔道などで使う戦術や技術を取り入れ、"最短で相手を倒す"と言うことに特化している。(wiki参考)

 

 

最短で相手を倒す、つまり短期決戦で絶大な戦闘力を誇る狩迅に取っては相性抜群な格闘技なのである。(主はジークンドー好き)

 

 

「時間があったら動画か何かで見てみます。」

 

 

「えぇ、頑張ってちょうだい。あ…そうだった。二人に言わないといけない事があるの。」

 

 

『?』

 

 

「明日、ヒーロー殺しの件で保須市へ向かう事になったの。いわば出張ね、その際、二人にも同行してもらいたいのよ。」

 

 

「ヒーロー殺しがまた?」

 

 

「えぇ、市から抑止力として救援要請を出されたの。既にかなりの数のプロヒーローがやれているわ、保須はヒーロー事務所が多いからね。私以外にもエンデヴァーや他のかなりの腕利きのヒーローが向かうらしいわ。」

 

 

「それにヒーロー殺しは活動した区域では必ず4名以上を攻撃していて、保須ではまだインゲニウムの一人しか危害を加えていない。恐らく前例道理に動くのであれば、まだ動くはず。私達は抑止力が任務だけど最終的な目標は捕らえることよ。」

 

 

「分かりました。できる限りのことは実践します。」

 

 

「ありがとう、頼もしい限りよ。ねじれ、彼にもしもの事があったら助けてあげて。彼は強いけれど、実戦は初めて。私が側に居ないときはあなたが見ていてあげて。」

 

 

「うん!狩迅君のことは任せて、リューキュウ!」

 

 

「申し訳ない。面倒掛けさせてしまって。」

 

 

「大丈夫だよ〜!私、先輩なんだから!」

 

 

えっへんといったポーズで自身満々に胸を張る。これでも実は戦闘訓練が始まる前では狩迅の尻尾で猫みたいに遊んでいたのだ。

 

 

(本当に不思議な人……)

 

 

「突然の事でごめんなさいね。あなたにはまだ成長してもらいたいの。ヒーロー殺しの件………出来るわね?」

 

 

「トップヒーローから言われたら、後には引けない…勿論、全力で掛からせてもらいます。」

 

 

「ありがとう。期待しているわ。」

 

 

狩迅は覚悟を決め、明日に備え早くに休んだ。




ジークンドー………好きなんデス。

次回はヒーロー殺しとの戦闘です。しばしお待ちを………
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