闇を駆けるヒーローアカデミア   作:シロロ少尉

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今回は完全オリジナル会なので駄文です。


第三十話:轟竜vs迅竜

「竜の鉤爪!!」

 

 

狩迅が先制を取った。牙剥に対して正面からの殴り合いをするつもりだろう。突撃されているにも関わらず、牙剥は酷く冷静に対処する。

 

 

「竜の…」

 

 

狩迅とは対象的に右腕を後ろに下げ、構えを取る。そして次の瞬間…

 

 

「轟拳ッ!!」

 

 

二人の拳が交わる事によって発生する稲妻や爆発、衝撃波が辺り一面を灰と化させる。草は燃え、木は重いものでも遠くに吹き飛んでいってしまう。ここに二人以外の誰かがいたらプロヒーローでも死亡者が出ていたかもしれない。耳郎達を逃して正解だった。

 

 

(このパワーは!?)

 

 

「がっ!?」

 

 

力に自信のある狩迅がオールマイト以外にパワー負けしてしまった。しかも牙剥は涼しい顔をしており、まるでまだ全力では無いと言っているように佇んでいた。

 

 

「痒…」

 

 

今度は牙剥が仕掛けてくる。。腕を大きく横に薙ぎ払い、真空波を作り出す。

 

 

「辻斬り!」

 

 

「ちッ、真空波!」

 

 

(相殺か…ッ!奴の姿が消えた!?)

 

 

相殺した事によって起きた煙幕を囮に牙剥は姿を消した。赫眼で捜索するがまるで気配が無い。

 

 

(違う…まさか!)

 

 

地面がえぐれ、下から牙剥の拳が顎にモロに入る。確かに地中ならば匂いもあまり届かず、尚且気配も消せる。

 

 

「盲点だったろ?半端変異!」

 

 

「脳が…くそったれ!十字…ッ!」

 

 

技を放とうとするが脳が麻痺しており、視界が揺れている。その隙を狙われ、横腹に爪を刺される。

 

 

「ガハッ!?」

 

 

「痛いかい?そうだろうな…痛いだろうなぇ…内蔵を削られたらそりゃ痛いだろうなぁ?」

 

 

吐血をしてしまう。その爪は狩迅の横腹に深々と突き刺さっており、見るも痛々しい。

それでも狩迅は止まらない。刺している腕を掴み、蹴り飛ばす。

 

 

「ふぅ…確かに痛みは感じるが、おかげで目が覚めた。俺にとってメリットの方がデカかったな。」

 

 

「痩せ我慢はやめておいたほうが身のためだ、言っただろう?私は複数個性だと」

 

 

「私は何の策略も無しに突撃していく馬鹿な獣とは違う、追撃は打撃だけじゃない。猛毒、爪に仕込んでおいたんだ。テトロドトキシン、知っているだろう?忠告さ、気をつけなよ?」

 

 

「やらしい小細工をしてやがる。だがそれがどうした、それ程度俺が引く理由にはならねぇよ」

 

 

とは言っているものの、もう既に具合が悪くなってきていた。呼吸も難しい。手足が痺れ始めてくる。目眩や立ち眩みもこの短時間で引き起こしてしまう。

 

 

「そうかい、なら…」

 

 

「ッ!?」

 

 

『終わりにしようかな』

 

 

牙剥の体がドンドンと巨大化していく、狩迅の記憶にはこれが何なのかは記録してあった。

ナルガクルガと同じ、超常黎明期よりもずっと前、かつて殺戮の限りを尽くしてきた化物…

 

 

「ティガレックス…何故お前が…」

 

 

『何故だろうなぁ?どうしてだろうなぁ?何でなんだろうなぁ!?君の父親が独りでに死んだのが原因じゃないのかい!?』

 

 

「………」

 

 

『轟竜ティガレックス、知ってるだろう?君は幸せものだね…会いたかった顔も知らない父親に会えたんだから…まぁ、中身は知らないがね。貰ったんだよ、君の父親にも』

 

 

狩迅は牙剥の言った言葉が妙に引っかかった。貰った、それはつまり他人から個性を奪ったと言う事かもしれない。個性を奪う個性、超常や能力が当たり前となったこの世界では充分ありえる可能性だ。

 

 

(貰った…脳無…複数個性に、緑谷の言っていたオールフォーワン…皆は一人の為に…

色々と、話が見えてきたな…これは勘だが、俺達の敵は敵連合だけじゃない。裏に何か…)

 

 

(何かデカいのが隠れていやがるッ!)

 

 

「本当に…人を苛立たせるのが上手いやつだ…」

 

 

曖昧になっていた父親への記憶が戻ってきた。そう、狩迅の父親の個性はティガレックス、

余りある怪力で全てを破壊する個性。その力でいろんな人々を助けていたという事は生前の母からよく聞いていた。

 

 

「貴様らの目的は何だ…何故俺達雄英生を襲う!」

 

 

牙剥の顔が少しずつ新しいおもちゃを貰った子供のように、楽しそうな顔になっていく。

 

 

『私以外の者には何かしらの目的があるそうだが、私にはそんな物はどうでもいい。私はただ、この余りある力を試してみたいだけだ。そう、つまりは解明…手段を講じれるなら目的なんてどうでもいい。』

 

 

ニタニタと笑いながら語り始める牙剥、そんな彼に狩迅は正気の沙汰ではないと、気色悪がっていた。

 

 

「貴様さっき貰ったと言ったな…自分の欲求の為に…他者を殺し、個性を奪って…挙句の果てにはその力で人殺しか…中々下衆な事をしやがる。」

 

 

『生きとし生けるもの全ては何かを殺していかないと生きていけない。これは仕方の無い犠牲だったんだよ』

 

 

「貴様はその命を己の快楽の為に使っていると言っているんだ、正当化できると思うな!何故そんなにも簡単に人の命を踏みにじれる!」

 

 

『環境さ、人ってのはその場の環境でどうとでもなる。それが人間としての当たり前…。だからこの世に善悪は無いんだよ、誰もが常に誰かの正義であり、それと同時に悪だ。そしてそれを決めるのはいつも世間さ。』

 

 

『そういった経験、君ならあるんじゃないか?』

 

 

「皮肉か?」

 

 

『どうだろうねぇ、だが今の君には関係ないか…』

 

 

「余計な事は口に出さないほうがいいぞ、今俺は、怒りが溢れて仕方が無い…」

 

 

『そうか、ならば…』

 

 

「ッ!?」

 

 

『本当の終わりにしよう』

 

 

牙剥が腕を振り上げると真空波が狩迅に向かって飛ぶ。狩迅はその速度に反応できずに…

 

 

「あッ…」

 

 

気がつくと左腕の関節から少し上らへんが綺麗に両断されてしまっていた。血が次から次へと流れ出てくる。下手したら失血死してしまうかもしれない。

 

 

「グ…アガ…!?」

 

 

『胴体目掛けて狙った一撃なんだが、流石の反射神経…称賛に値するよ。あぁ、安心してくれ、ちゃんとくっつくように綺麗に切断しておいたから。』

 

 

狩迅はその激痛に耐えながら着ていたシャツを包帯代わりに腕に巻いていく。

 

 

「ングッ!」

 

 

『拾っておいてあげたよ、そら』

 

 

牙剥が狩迅の左腕を尻尾で投げて渡してくる。

 

 

『顔色が悪いようだが、大丈夫かい?まだいけるだろう?』

 

 

またもや不意打ちを仕掛けてくる牙剥、だが2度も同じ手をくらいはしない。狩迅も左腕が無いならと尻尾でカバーをする。

 

 

『遅い!弱い!!さっきまでの威勢はどうした!!』

 

 

周りの地形を破壊しながら突進してくる。体力が無い狩迅はただ受け止める事しかできていなかった。それでも徐々に体が悲鳴をあげてくる。

 

 

「ゔ…がぁ!!」

 

 

何本もの木に叩きつけられながら、血反吐を吐く狩迅。その時、狩迅に何か違和感が募った。

 

 

(こっちの方角は…耳郎達が…)

 

 

『死体の山と化していくこの地に、せめてもの救いとして奴らと一緒に死なせてやろうッ!』

 

 

狩迅が吹き飛ばされている方向は、さっき耳郎達が逃げていた方向だった。歯を食いしばり右腕と尻尾で牙剥の動きを止めようとする。

 

 

「行かせると…思うのか!俺が、貴様を…みすみすとッ!」

 

 

『ッ!』

 

 

「任せろと言ったんだ、ならば最後までその責務を全うするッ!」

 

 

「貴様なんぞに…俺の全てを渡してたまるかぁ!!」

 

 

狩迅の体が黒く輝いていく、この姿になるのはこれで4回目だろうか…しかも体力の無い状態での変形、身体に来る負担は尋常ならざるものだろう。そんな事は分かっていた、だがしかし…

 

 

(命惜しさなんぞ、とっくの前に捨て去った!もうやらせはしない…誰一人として…!犠牲にはさせないッ!)

 

 

『勝って守る…それが本当のヒーローの姿だッ!!』

 

 

『…………』

 

 

『ガァァァァァァAAAAAAAAAAA!!』

 

 

失ったはずの左手は黒い炎によって擬似的に再生していた。そして黒炎の中から二つ名の迅竜の姿が映される。

 

 

『いいなぁ、さぁ第2ラウンドだ!』

 

 

『GAAAAAAAAAA!!!』

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

「なんだ、さっきから起こっているこの地響きは…」

 

 

「ちょっとスピナー、これ計画の内に入ってた!?」

 

 

「知らねぇよ!」

 

 

ーーーー

 

 

「鉄哲!この震動なに!?こんな事できる個性持ってた人いたっけ!?」

 

 

「はぁ…はぁ…分かんねぇよ!!なんなんだよさっきから!」

 

 

ーーーー

 

 

「てめぇよりもすげぇ奴がいんのかぁ!?おいおい…本当に…ワクワクが止まらねぇなぁおい!!」

 

 

(この力は…狩迅君の…)

 

 

ーーーー

 

 

二匹の竜の攻防戦は他の地帯にまで影響を及ぼしていた。敵連合ですらもこの力の発端は分からなかった。

 

 

『GAAAAAAAAAAA』

 

 

『衰えることの無い…己を突き動かすのは単純な闘争本能ッ!』

 

 

下手な小細工は無い、純粋な力と力のぶつかり合い…それだけなのにも関わらず、その被害は尋常では無かった。殴る蹴るで山が崩壊し、技の放出で地図を書き換えなければならないほどの影響を及ぼしていく。

 

 

『GAAAAAAAAAAA!!』

 

 

『素晴らしいなぁ!その力…欲しくて堪らない!!』

 

 

『UGAAAAAAAAA!!』

 

 

『だがしかし、その強大な力の前に、逆に呑み込まれているぞ?結局は半端変異か…少し残念だな。』

 

 

(起きろ…何故思い通りに動かないッ…。このままじゃ俺が、みんなを殺してしまう…!それだけは駄目だッ…体を支配されても…心とヒーローとしての誇りだけは守り抜くッ!)

 

 

薄れゆく意識の中で、狩迅は必死に理性を保っていた。少しでも気を抜くと、力に呑み込まれきってしまう。

 

 

(命を捨て去る覚悟は持っているさ…それでも俺は、あいつらの元へ…!)

 

 

『カエ…ラナケ…レバ…ナラナイッ!』

 

 

いきなり狩迅が悶え苦しみだした。それを見ていた牙剥は予想外の出来事に目を見開いていた。

 

 

『個性の副作用か…さっきから随分と戦闘力が下がっている。』

 

 

『ならば、今が好機!!』

 

 

(やられはしない、俺の力も心も…全部俺の物だ!!)

 

 

体の隅々まで力を込める。血管がはち切れそうだが、それも関係無い。

 

 

『ガァァァァァァァァァッッ!!!』

 

 

『こいつ!意識が!?』

 

 

迫ってきていた牙剥諸共、失った擬似的な左腕で遠くまで殴り飛ばす。

 

 

『傷が…治らない…』

 

 

吹き飛ばされた牙剥の前には、怒りの表情をあらわにした狩迅が仁王立ちしていた。

 

 

『その力、本当に…』

 

 

『一体お前は何人もの罪も無い人を殺してきた…何人殺せば気が済む!』

 

 

今度は狩迅が牙剥を地面に叩きつける。両足と尻尾を利用し、何度も何度も踏み潰す。

 

 

『実に良いものだ…』

 

 

『クソッ!』

 

 

牙剥は大きく息を吸うと、少し溜めてから雄叫びをあげる。

 

 

『竜の号哭!!』

 

 

『GUOOOOGAAAAAAAAAAAAA!!!!』

 

 

その威力は凄まじく、プレゼント・マイク顔負けの大音量だった。狩迅の竜の咆哮を遥かに凌駕する音量で狩迅を引かせる。その隙を狙い、首元に爪を突き刺そうとするが狩迅の反射神経で難無く受け流し、カウンターに成功する。

 

 

『再生が…追いつかない……』

 

 

『さっきは随分と楽しそうに耳郎達をいたぶっていたな!!』

 

 

エアーグラウンドで空を飛び、両腕を上にあげる。

 

 

『いい…実にいい…しっかりとした痛みをくれる…』

 

 

『今度はこっちが楽しむ番だよなぁ!!?』

 

 

『私はまだ…楽しんでいるさ』

 

 

狩迅は高速で腕を振ることにより、無数の斬撃を牙剥に向ける。防ぐ術が無い牙剥は全ての斬撃を真正面から受けてしまい、体中が切り刻まれる。

 

 

『ウオァァァァァァァァ!!!』

 

 

『ウガァァァァァァァッ!!?』

 

 

あまりの攻撃に力を抜いてしまい、牙剥は人間の状態に戻ってしまった。狩迅はすかさず迅竜を解き牙剥の元へ急ぐ。手刀で牙剥の左胸を穿きいつでも心臓を握りつぶせる状況にする。

 

 

「はぁ…はぁ…超再生持ちでも、直接心臓握り潰されたらどうなるだろうな?」

 

 

「君も…中々ヴィランらしいこと…するじゃ…ないか?狩迅龍騎…」

 

 

血を吐きながら弱々しく笑う牙剥。

 

 

「安心しろ、貴様は大事な情報源だ。簡単には殺しはしねぇよ…多分な」

 

 

(あとは誰かが来るまで耐えたら俺の勝ちだ。俺の体…あと少し、あと少しだけ耐えてくれ…)

 

 

「デカい口叩いてた割にはそんなガキに負けちまうなんてな。」

 

 

「誰だ!」

 

 

暗闇の奥から誰かが歩いてきた。口の聞き方から察するに、恐らく連合側の人間だろう。

普段の狩迅なら難無く対処できるが、今は左腕が無い上に牙剥の管理もしなければならない。

 

 

「負けてないよ…引き分けさ。お馬鹿さん…」

 

 

「てめぇ死にてぇのか生きてぇのかハッキリしやがれイカレ野郎。」

 

 

(今日は本当に最悪が何度も起きやがる。どうすりゃあ良い…)

 

 

すると突然後ろから気配がした。振り向くとそこには…

 

 

「あっバレちゃいました」

 

 

ナイフを持った少女がいた。刺されそうになるところをギリギリで躱すが、牙剥から手を離してしまった。そのまま牙剥は少女に持っていかれてしまう。

 

 

「待て!がっ…」

 

 

「カッコイイねぇ//でももっとボロボロの方がカッコいいよ!私トガです!トガヒミコ!」

 

 

「おい、さっさと来いイカレ女。時間潰してる暇はねぇんだよ。今頃コンプレスが何人かさらってるはずだ。」

 

 

「そうですか…またね龍騎君//今度会う時はもっとボロボロにカッコよくしてあげるね!」

 

 

「今回は痛み分けといこう…。次会う時は、遠慮なく、躊躇なく、必ず殺してあげよう。案外、すぐに再会できるかもなぁ…」

 

 

「まだまだ、序章さ…ふぅ、喋ってる間にようやく治ったよ。では、我々はこれで…」

 

 

三人はそれだけ言うと暗闇の中に消えていった。

 

 

「さらった…誘拐したって事か!?早くあいつらの所へ…」

 

 

みんなの所へ行こうとするが体がうまく言う事を聞いてくれない。個性も発動させることができない程に狩迅は衰弱していた。足を引きずりながら耳郎達が走って行った方向へと戻っていく。だが…

 

 

(意識が…遠く………)

 

 

遂に力尽きてしまう。膝から崩れ落ち、うつ伏せに倒れてしまう。

 

 

(クソッ…分かってはいたが、想像以上に…意識が…)

 

 

狩迅の意識はそこで途絶えた……………

 

 

今日この日この時、敵連合との戦闘で狩迅達ヒーロー側は完全敗北した。怪我人合計で30人以上、無傷だったのはたった7人程だったらしい。その他に行方不明者2人、意識不明の重体者が1人だった。

 

 

 

 

ーーーー ??? ーーーー

 

 

「さて、何人かがやられたそうだね。」

 

 

「危うくテメェもその仲間入り果たす所を俺が助けてやったんだ。きっちり恩は返してもらうぜ。」

 

 

「今日はカッコいい人が二人もいました//もっとボロボロにしておけばよかったです…」

 

 

「彼奴等のことは残念だったぜ…ケッ!ガキになんざ負けちまうなんて雑魚いな!!」

 

 

あの事件で3名ほど連合側は味方を失ったらしい。雄英生徒の猛反撃を視野に入れていた者はあまりいなく、不意を突かれたのだろう。

 

 

「おい、作戦通りに行ったのは良いがこのガキはどうすんだ。」

 

 

死柄木が指を指す方向には、敵連合が誘拐してきた爆豪の姿があった。今は荼毘の手で捕らえており、不自然な動きをした瞬間に焼き殺せる。

 

 

「少し気絶させようか、失礼」

 

 

牙剥が爆豪のみぞおちに深く拳を入れると、その瞬間爆豪の視界は黒に染まった。

 

 

(クソッ…が…)

 

 

爆豪を眠らせたあと、何か考え事をするように顎に手を置く。

 

 

「……………」

 

 

「あら牙剥、貴方にしては随分と真剣な顔ね。何か考えていたの?」

 

 

「いいや、ちょっとね。私は外に行ってくるよ。」

 

 

タバコの箱を持ってそそくさと外に出て行こうとする牙剥。だが事件が起きた直後なのに関わらず、妙に冷静である。

 

 

 

ーーーー 人気の無い路地裏 ーーーー

 

 

「あーあー、はぁ…無理矢理笑顔を作るのも大変だな。」

 

 

顎をガクガクさせながら、愚痴を溢す。

 

 

「個人個人に対する性格も変えなければならない…あと十通りほど考えておこうかな。今後の為にも」

 

 

「しかし、狩迅龍騎、あいつに対する狂人設定は間違えたな、かなり痛かった…わざと負けておいて正解だったよ。顔も変えていた方が良かったかな?」

 

 

「個性以外の事はあまり知られたくないからな、もう少し頑張るとしようか」

 

 

ライターでタバコに火をつけ、そのままコツコツと音を立てながら路地裏の暗闇に消えていった。

 

 

「俺は欲しいと思った物は必ず手に入れる。例えそれが引き金で命の落とし合いになろうがね…」

 

 

「迅竜、半端変異の個性だが、それでも充分俺の血肉となる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




牙剥の設定

現在判明している個性:轟竜 超再生 変形 


変形:顔、体格、髪の色、血液型、指紋、果てには性別まで変えることができる。本来の姿を見た事があるのはオールフォーワンただ一人
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