闇を駆けるヒーローアカデミア   作:シロロ少尉

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さぁて前回で出てきた首席じゃなくてイライラしていた奴はダレダロナー
その正体がアカサレルゾー



第三話:個性把握テスト

雄英高校に入学が決まり、今日は登校日。そんな彼は雄英高校の校門の前にいる。

緊張するが、前に進もうとすると、とある"少女"から声を掛けられた。

 

 

「あ!アンタは!」

 

 

そこにいたのは以前、入試の時に助けたイヤホンジャックの女の子だった。

 

 

「君は……そうか、良かった受かったんだな」

 

 

「うん。受かってるとは思ってたけど会えてよかったよ。あの時のお礼もう一度ちゃんと言いたかったから…」

 

 

「別に構わんさ…人を助けるのがヒーローだろ?」

 

 

狩迅がそう言うと、その少女、耳郎は安心したかのように少し微笑んだ。

 

 

「ヤバ!?入学式まであと十分じゃん!」

 

 

どうやら入学式が始まるまであと十分らしい。まだ校内を把握していない狩迅と耳郎は急いで教室に向かっていった。

道中で歩きながら話していると、二人は偶然にも同じクラスだったらしい。

そうして、しばらく歩いていると"1-A"と書かれているクラスを見つけた。

 

 

「ここか…」

 

 

「でっか!?」

 

 

そこには随分と大きな扉が待ち構えていた。

異型形やそう言う個性の学生の為なのかと思いながら、ゆっくりと扉を開けた。

するとそこには眼鏡をかけている委員長気質な人と爆発頭の人がどうやら口論をしているようだった。

それを二人して困惑しながら見ていると、その爆発頭の人がこっちに気がついて、近づいてきた。

 

 

「てめぇかぁ、入試一位だったっつぅ野郎は?」

 

 

喧嘩腰のこの学生は爆豪勝己。どうやら中学時代は相当なヤンチャをしていて問題視されていたらしい。

そんな爆豪に対し、狩迅は…

 

 

「あぁ、そうらしいな。それがどうかしたか?」

 

 

狩迅は爆豪のこの態度で分かった。恐らくこいつは自尊心の塊だと…

 

 

「いいか、たまたま一位だったからって調子にのんなよ?モブが見下してんじゃねえ、殺すぞ!」

 

 

「ちょっと!っ!」

 

 

前に出ようとする耳郎を腕を横にしてとめ、爆豪に反論する。

 

 

「俺は別にお前の事を見下してなどいない。この雄英に受かったと言うことは、それだけ努力をし、力をつけてきたからだろう。必死になっている奴を馬鹿にする事程、馬鹿な事はない…」

 

 

それだけを言うと、耳郎を連れて席についた。これまた偶然にも席は隣同士だった。

 

 

「チッ…」

 

 

爆豪も舌打ちをしただけで、それ以上はこっちにかかってこなかった。

 

 

(そういえば、あの特徴的な髪型…確かヘドロ事件の被害者か)

 

 

そう考えていると、周りからゾロゾロとひとが自分の元へ集まってきた。

すると一人が声を掛けて来た。

 

 

「なぁお前!」

 

 

「ん?何か用か?」

 

 

「さっきの言葉めっちゃ漢気あったぜ!俺は切島鋭児郎、よろしくな!」

 

 

「当たり前の事を言っただけだ…俺の名前は狩迅龍輝こちらこそ三年間よろしく頼む」

 

 

彼以外にも、芦戸や葉隠、佐藤や八百万といったメンツも話しかけてきた。

早速友人ができたのか、狩迅は少しホッとしたようだ。

そうしてクラスのみんなと少し会話していると、芋虫みたいなのが入ってきた。

 

 

「お前ら、お友達ごっこしたいなら他所へいけ」

 

 

低く、気だるげの男の声がクラスを黙らせた。

 

 

「ここはヒーロー科だ。」

 

 

『何かいるうううう!?』

 

 

クラスのみんなが初めて心が一つになった瞬間だろう。

 

 

「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠けるね」

 

 

謎の男はそう言うとゼリー飲料を全て飲み干し

 

 

「担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

 

その姿は教師とは言い難く、それぞれが困惑していると相澤先生が一言

 

 

「早速だが、体操服着て、グラウンドに出ろ」

 

 

それだけを言って教室を出ていった。

入学式やガイダンスはどうなるのかと言った不満の声があったが、渋々着替えて、全員

グラウンドに出ていった。

どうやらこれから『個性把握テスト』なるものをするらしい。

 

 

「首席の狩迅、中学時代のソフトボール投げの最高得点は?」

 

 

「確か80ジャストだったはず…」

 

 

「じゃあ"個性"使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい。思いっきりやれ。」

 

 

そう言われて、嚇眼と亜種羅を一瞬だけ発動させ思いきり投げる。その瞬間ボールは弾丸の様な速さで空を飛び、最終的な結果は……

ピロンと音が相澤の持つスマホの様なものから流れ、ボールの飛距離である

ーー3046.8m の記録が表示される。

 

 

「まず自分の最大限を知る。それがヒーローの道を形成する合理的手段」

 

 

いきなり途轍もない記録を叩き出した狩迅に対して、クラスは驚愕していた。

 

 

「初っ端から3000オーバーって嘘だろ!?」

 

 

「ナニコレ面白そう!」

 

 

「"個性"を全力で使えるなんて、流石ヒーロー科!」

 

 

「面白そう、ねぇ…」

 

 

誰かの不器用な一言で、相澤の周りの空気がいきなり豹変した。

 

 

「ヒーローになる為の三年間、そんな腹積もりで過ごすのかい?よし、決めた。じゃあこのテストのトータル成績最下位は、ヒーローになる見込みなしと判断して、除籍処分とする。」

 

 

1−A全員が驚愕と絶句に苛まれた。

 

 

「自由な校風が売り文句だと言った筈だ。君ら生徒の如何もまた俺たちの自由だ。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」

 

 

これに対し様々な批判が出てきた。

 

 

それに対し相澤は…

 

 

「自然災害、大事故、身勝手な敵。いつどこから来るか分からない厄災。日本は理不尽に塗れている。そんなピンチを覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったのならお生憎。これから三年間、お前達には絶えず試練が与えられていく。Pulse Ultra、全力で乗り越えてこい。デモンストレーションはこれで終わり。これからが本番だ。」

 

 

 

 

第一種目:50m走

 

 

「嚇眼、亜種羅……!」

 

 

さっきと同じ様に一瞬だけ、個性を発動し、駆け抜けていく。

一緒だった爆豪は、楽勝して叩きのめしてやると思っていたが、あまりの速さに驚愕してしまう。

 

 

「狩迅・0秒,24!爆豪・4秒13!」

 

 

「クソがああああああ!」

 

 

「まさか、得意分野で越されるとは……!?」

 

 

爆豪は悔しがっていたが、それ以上に飯田が一番悔しがっていた。

 

 

「スッゴ……」

 

 

狩迅のタイムを聞いて驚く耳郎とクラスメイト

 

 

第2種目:握力

 

 

 

「ハッ!」

 

 

ーーーメキメキメキメキ………バキィ!!

 

 

「先生!狩迅君が測定器壊しちゃいましたー!」

 

 

「測定不能って書いとけ」

 

 

「は~い」

 

 

障子&八百万「「…………………………」」

 

 

狩迅の記録をメモする葉隠、自信があった二人だが…その自信を粉々にされた様で放心状態に近い状態になっていた。アーメン。

 

 

 

 

第3種目:反復横跳び

 

 

「よーい………はじめ!」

 

 

「フッ!」

 

 

さっきと同様に、個性をうまく使いながら左右に飛んだ。

 

 

「ピピ…測定不能…」

 

 

「……なんだあれ!?見えねぇ!?」

 

 

「残像拳か!?」

 

 

「んなもんドラゴ○ボールでしか見たことねぇよ!」

 

 

「ぬおほっほぉうぉぉおぉおぉあああああ(´;ω;`)」

 

 

まじで残像拳何じゃないかと疑う上鳴と瀬呂…一番自信あったであろう峰田は膝をついて泣いていた。

 

 

 

 

第4種目:立ち幅跳び

 

 

 

「ずえゃあああ!」

 

 

今回の種目は特別得意ではない。足を迅竜化させ、さらに尻尾を生やし、嚇眼と亜種羅も発動させ、本気で飛んだ。

 

 

「俺と同じ尻尾!?」

 

 

「1734m」

 

 

「あの人すっごいなー!私もがんばろ!」

 

 

 

 

第5種目:長座体前屈

 

 

「ピピ…74,2cm」

 

「普通なのね…」

「普通だ!」

「普通か…」

「普通や!」

「普通だな」

「普通なのか…」

「普通だね!」

「普通ですわね」

「これもまた一興」

「そこ普通なんだ…」

「普通だ!」

「クソがああ!」

「いつまで怒ってんだよ!?」

「0,3mm負けてんだよ!」

「細か!?」

 

 

 

 

第6種目:ハンドボール投げ

 

 

 

「えいっ!」

 

 

そのままボールは果てしなく飛んでいき、………

 

 

「無限…」

 

 

『無限でたー!』

 

 

「すげぇ!無限でた!」

 

 

「凄いわお茶子ちゃん!」

 

 

「えへへ///」

 

 

「おい、狩迅、あの人からお前の詳細は聞いている。そろそろ全力でやってみたらどうだ。」

 

 

『へ?』

 

 

その衝撃的な言葉にクラスメイト全員が狩迅の方へ振り向いた。

 

 

「嘘!?」

 

 

「今までのやつですら、全力じゃなかったのか!?どんな個性なんだろう…やっぱり増強係か…それとも………」

 

 

「……けんな…ざっけんなよ…!」

 

 

狩迅はそう言われると円の中に入っていった。そして解き放つ。極み駆ける、その姿を。

その瞬間髪色が白銀と化し、その姿は……

 

 

「天使様みたい………」

 

 

その美しくも、圧倒的なプレッシャーを持つその姿に全員は息を呑んだ。

そして………

 

 

「………鎌鼬・………極!」

 

 

音速を越えたその豪速球は一秒と掛からずに大気圏を越していき、その結果……

 

 

「あの人が推すだけはあるな…麗日と同じ、無限だ。」

 

 

『はぁ~~!?』

 

 

「宇宙空間に重力はない。押された物体は留まることなく、進んでいく。」

 

 

ほとんどが驚いている中、一人だけ闘争心を燃やしている者がいた。

 

 

(狩迅龍輝……個性、迅竜…か)

 

 

轟は静かに狩迅の方を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




狩迅君少し強くしすぎたかも、まぁいっかぁ\(^o^)/
次は戦闘訓練ですかね!頑張りまっせ〜
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