闇を駆けるヒーローアカデミア   作:シロロ少尉

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今日は2話、行けたら3話くらい投稿しよかな思ってます!


第七話:委員長決め〜

「すみません!雄英生ですよね?オールマイトの授業に関してインタビューお願いします!!!」

 

 

「えぇ……?」

 

 

(邪魔だな……)

 

 

耳郎と偶然会ったので一緒に登校していたら、校門前に大きな人だかりがあった。どうやらオールマイトの授業に関しての感想などを聞きたいらしいが、ここに留まっているということは恐らく取材許可を貰っていないのだろう。

 

 

「一言!一言でいいので!!」

 

 

「ハァ…耳郎、掴まれ。」

 

 

「え?…ってちょ!?」

 

 

狩迅がそう言うと耳郎を所謂お姫様抱っこして校門の上を飛び越えていった。

あまりの唐突な出来事に耳郎は困惑しているようだった。

 

 

「おいコラ、今個性使ったろ。今回は見逃すが次やったら反省文だからな。」

 

 

「了解…」

 

 

(ウチが?狩迅に?お姫様抱っこ?ウチが?狩迅に?……………へ!?)

 

 

なんとかマスコミは撒けたが、耳郎はそれどころではなかったようだ。

リンゴのように顔を赤くしている耳郎であった…………

 

 

ーーーー

 

「今日は突然だが、学級委員長を決めてもらう。」

 

 

『学校っぽいの来たああああああ!!!!』

 

 

先日の実践演習の説教から始まった授業だが、そこからのどんでん返し。

ようやく学校らしい事ができて、みんな安心したようだ。

だがまだ入学してから2日目、お互いがお互いを理解仕切っておらず、自己推薦のオンパレード、ここはヒーロー科…普通ならやりたくはないが集団を導く役目はヒーローにとって必須。ほぼ全員が手を上げていた。

 

 

(我の強いこいつらを動かすのは流石に骨が折れる。やめておこう……)

 

 

ここにいる全員は、一癖も二癖もある連中ばかり、狩迅はあえて手を上げないでいた。

 

 

「静粛にしたまえ!!多を導く大変な仕事だぞ!それをただやりたいからと、簡単に決めていい筈がない。今こそ!信頼できるリーダーを決める為、投票を行うべきだ!!」

 

 

飯田が声を上げる。周りの興奮を鎮め、投票の提案を出したが、そんな彼もまた、真っ直ぐに手を上げていた。

 

 

「うそつけ!?そびえたってんじゃねぇかよ!!」

 

 

「日も浅いのだから信頼も何も無いわよ飯田ちゃん…」

 

 

「だからこそだ!ここで票を取った者こそ本物だと思わないか!」

 

 

蛙吹の言葉に押されながらもなんとか反論した。確かに殆どの者が自分に入れようとする中ここで票を取ったものは本物だろう。

 

 

(ああ言った迅速な判断力と決断力はあいつの強みだろうな…)

 

 

少し考えていたが、狩迅は投票する相手を既に飯田に決めていた。八百万が配った用紙に飯田の名前を記入し、それで終わりだ。

そして投票の結果だが、大半が自分に投票のする中、3票と2票を勝ち取っていた者がいた。緑谷と八百万である。

 

 

「えぇ!?僕が3票!?」

 

 

「あと一票…悔しいですわ。」

 

 

結局、緑谷が委員長に八百万が副委員長に決定した。そんな中一番やりたがっていた飯田は黒板に書かれている自分の名前を見つめていた。

 

 

「俺にも一票が………いったい誰が………」

 

 

誰が自分に投票してくれたのか気になる飯田…それとは別に眠りかけていた狩迅…

 

 

「ほら、ちゃんと起きて!」

 

 

「やめてくれ、冬眠してる…」

 

 

「今春だわっ!」

 

 

そんな適当な会話をする二人であった。

午前中の授業が終わり、昼の時間になったが狩迅は食堂には行かず、教室に残っていた。

 

 

「あれ、狩迅は食堂行かないの?」

 

 

「俺には弁当がある」

 

 

「自炊してんの?」

 

 

「あぁ、昔からの習慣でな」

 

 

そんな会話を交わしている時だった。

 

 

『緊急警報発令!セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは屋外へと避難してください。これは訓練ではありません。繰り返します…………………』

 

 

「な、なにこれ!?」

 

 

「セキュリティ3……どうやら何者かが校内に侵入したようだな…」

 

 

「侵入………ってヤバいじゃん!避難しないと!?」

 

 

「問題無い。嚇眼で感知したが、ただのマスコミの連中だ。」

 

 

狩迅が言うと少しずつ周りが落ち着きを取り戻していった。そして再び放送がなった。

 

 

『やぁ!校長の根津です!侵入者はどうやらマスコミのようだから心配ご無用さ!

このことは先生達で対処するので、生徒諸君はクラスに戻り待機するように』

 

 

「ホントにマスコミだった…焦ったぁ…」

 

 

「恐らく朝の奴らだろうな。本当にハエのようにしつこいな…」

 

 

「はぁ~~あほらし…」

 

 

(だが妙だ。雄英のセキュリティシステムはかなりの物…ヴィランですら簡単には侵入できはしないだろう…警備システムか何かに細工でもしたのか…)

 

 

悪意はすぐそこまで迫っている。だがそのことに気づく訳もなくそのまま午後の授業がはじまった。

 

 

「狩迅君!少しいいかい?」

 

 

5時間目の休み時間、飯田が息を切らしながら話しかけてきた。

どうやら急いでここに来ているようだった。

 

 

「どうした、そんなに焦って…何かを問題でも起きたのか?」

 

 

「投票の件で君に聞きたいことがある……」

 

 

「僕に投票してくれたのは、君なのか!?」

 

 

飯田は真っ直ぐに狩迅を見ていた。確かに狩迅は飯田に投票したが、その真意が分からず

沈黙を返してしまった。

 

 

「ずっと気になって、みんなに聞いてきたんだ、僕はあの投票で自分には投票していなかった。残るは君だけだったんだ。」

 

 

「君が、僕に投票してくれたのかい!!」

 

 

狩迅は焦っている飯田の額を指で弾いた。

 

 

「ッ!?」

 

 

「少し冷静になれ。確かに俺がお前に投票した。だがそれは決して適当な理由でしたものじゃ無い。」

 

 

狩迅「お前はあの場で一瞬だが、我の強いアイツらを鎮めた。その判断力と決断力を買ったんだ。見込みがあると判断してな…あれを平然と行ったお前は大した奴だ。要約すると……

お前なら俺たちを導けるんじゃないかと、そう思っただけさ。」

 

 

 

 

「………」

 

 

飯田は下を向いたまま、固まっていた。その後の事だが緑谷は飯田に委員長の座を渡し、晴れて飯田が委員長となった。

その日以来、飯田はよく狩迅に話しかけるようになった。

 

 

 

 

 

 

 




ごめん………やっぱりUSJ編次からで(;・∀・)
今日中には出すので、数時間ほどお待ちを!!
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