アンケートについてですが原作の魔人族を殺すところまでです
それではどうぞ
雫と香織がベヒモスを倒して数日
帝国から使者が来るそうだ
理由としては、過去最強と言わし得た冒険者ですら勝てなかった、
ベヒモスを討伐したからである
そして今勇者一行は王宮に向かう馬車に揺られていた
そして馬車が停まり、全員が馬車から降りてくるのと同時に王宮から走ってくる1人の少年が目に映る
王国の王子ランデル・S・B・ハイリヒが全速力で走ってくる
「香織!よく帰った!待ちわびたぞ!」
これだけでわかる・・・王子は香織に好意を抱いている
それも召喚された翌日からだ、側から見れば非常に迷惑だと思われる行為だが、香織の人柄で別になんとも思っていない様子である
だが、当の本人もこれは気づいており、ハジメが好きな彼女は今更傾くこともない
「ランデル殿下、お久しぶりです」
とこのように他人行儀である
「あぁ、本当に久しぶりだな。お前が迷宮に行っている間は生きた心地がしなかったぞ。怪我はないか?余がもっと強ければお前にこんなことさせないのに・・・」
「お気づかい下さりありがとうございます。ですが、私なら大丈夫ですよ? 自分で望んでやっていることですから」
「いや、香織に戦いは似合わない。そ、その、ほら、もっとこう安全な仕事もあるだろう?」
「安全な仕事ですか?」
「う、うむ。例えば、侍女とかどうだ?その、今なら余の専属にしてやってもいいぞ」
「侍女ですか?いえ、すみません。私は治癒師ですから・・・」
「な、なら医療院に入ればいい。迷宮なんて危険な場所や前線なんて行く必要ないだろう?」
この会話でわかるだろう、王子は香織を危ない目に合わせたくないのか
会うたびに必死にこうやって言っている光景が、何度も何度も繰り広げられている
「いえ、前線でなければ直ぐに癒せませんから。心配して下さりありがとうございます」
「うぅ」
悔しがる王子の元に空気の読めない勇者(笑)が乱入
「ランデル殿下、香織は俺の大切な幼馴染です。俺がいる限り、絶対に守り抜きますよ」
勇者(笑」の善意100%は、恋に盲目なランデル王子からしたら「俺の女に手を出すんじゃねぇ!」的に聞こえるのだった
「香織を危険な場所に行かせることに何とも思っていないお前が何を言う!絶対に負けぬぞ!香織は余といる方がいいに決まっているのだからな!」
「え~と・・・」
勇者(笑)が喋ろうとしている時に救世主が話に入ってきた
「ランデル。いい加減にしなさい。香織が困っているでしょう?光輝さんにもご迷惑ですよ」
「あ、姉上!?・・・し、しかし」
「しかしではありません。皆さんお疲れなのに、こんな場所に引き止めて・・・相手のことを考えていないのは誰ですか?」
「うっ・・・で、ですが・・・」
「ランデル?」
「よ、用事を思い出しました!失礼します!」
自分の非を認めたくないランデル王子は踵を返してササッと消えていった
「香織、光輝さん、弟が失礼しました。代わってお詫び致しますわ」
「ううん、気にしてないよ、リリィ。ランデル殿下は気を使ってくれただけだよ」
「そうだな。なぜ、怒っていたのか分からないけど・・・何か失礼な事をしたんなら俺の方こそ謝らないと」
ご都合思考が発動している勇者(笑)がそう言っているが王女が
「お疲れ様でした。お食事の準備も、清めの準備もできておりますから、ゆっくりお寛ぎくださいませ。帝国からの使者様が来られるには未だ数日は掛かりますから、お気になさらず」
と言う言葉が告げられた、勇者一行は再び気を引き締める
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