今話でリリアーナヒロインアンケートを締め切ります。
というかオリ主が多いですね。
あと、微妙に迷っていますが、ミュウのパパはどちらか、こちらもアンケートを取りましょうか。
それと、思ったよりお気に入りとかも登録されていますね。
登録してくださった方、ありがとうございます。
樹視点
現在見せられている映像はオルクス大迷宮200層目に現れた魔物の戦い。
首がいくつもある魔物はヒュドラを思わせる。
但し、戦闘開始時と違い、イーターのような色に変化してしまったが。
前代未聞の方法でデジモン…しかも正式なパートナーではないデジモンをそれぞれ進化させた。…魂の力?デジタル理論…まさか。
進示様は慣れない力を使った反動か気絶してしまった。
杏子ちゃんもこの進化には驚きを隠せないのか、目を見開いている。
記録映像の進示様が気を失った後、まだ正式ではないが、ハジメさんのフレアモン、ユエさんのクレシェモン、優花さんのメガログラウモンがヒュドラに向き直る。
《ちょっと信じられない方法だけど進化できたみたいね!》
クレシェモンは自分の手を握って確かめるように言う。
《けど、必殺技一発分しかないぜ》
《十分だ、ぶちかませ!》
フレアモンの言葉にハジメさんは【行け】という。
《紅蓮獣王波!!!》
フレアモンが獅子を形どったエネルギー波を
《アトミックブラスター!!!》
メガログラウモンが両腕の砲門から原子レベルまで分解できる光線を放つ。
《蒼天!!!》
ユエさんが蒼い炎の魔法でイーター化したと思われるヒュドラを包む。
フレアモンと、メガログラウモンは今の攻撃でエネルギーを使い果たしたのか、成長期に退化、ユエさんも連戦の疲労から膝をつく。
3重攻撃に包まれたヒュドラは黒焦げになるが、すぐに再生の兆しを見せる。
《ルナティックダンス!!》
するとクレシェモンが再生させまいと、瞬時に切り刻む。
クレシェモンも必殺技1回分のエネルギーしかなかったようで、すぐに退化してしまう。
すると、体の最奥に光るものが見える。
《まさか、あの光はコアか!?優花!ハジメ君!》
倒れたままでも気絶していない杏子ちゃんが叫ぶ。
杏子ちゃんの台詞の意味を察したのか、ハジメさんは拳銃を(ドンナーというらしい)、優花さんは投げナイフを構え、それぞれコアと思われる場所に攻撃を放つ。
パリンッ!!!!!!
コアが砕ける音がして、それからヒュドラは動かなくなったようだ。
あのコアが再生能力の源か。
それにしても…
「なあ、あのコアから何か神性情報…いや、半神半人に近い反応が検出されたんだが」
「!?!?」
大和田さんの報告に私は驚く。
「…見せてください…この神性情報は…3次元より高次の神性反応…私たちの神の世界側…」
私は観測データをもとに推理する。
転生者をサポートする守護天使は創造神天使、維持神天使、破壊神天使がおり、
殆どは翼が2枚の維持神天使がパートナー契約を結ぶ。
ケースによっては…生産チートのような世界だったり、甘いハーレム生活のような世界観だと創造神天使が、壊すしかない世界線だと、破壊神天使がパートナーになる。
しかし、通常の天使より階級が高い翼が4枚ある【大天使】…この場の大天使は私だが、これが転生者と契約を結ぶのはよほどのケースが予測される場合…それから、
(…大天使は神の暴走を諫めたりする権利を持つ。…まさか、私が派遣された理由は…)
この宇宙に危機が訪れている原因は彼らを転生させた女神様の…ご子息様の暴走…!
女神様の夫は…もう亡くなられてはいるが人間だったはず。
複数の異世界に干渉されやすいこの世界なら、サンプル育成にはうってつけの環境だろう。
…私は自身の推理にほぼ確信を持ちながらも、今すぐには出せない結論から、話しを進示様の視点に戻す。
「それで…あなた方はそれから…」
《さっきの神性情報の件はいずれ聞かせてもらうぞ。
…気絶した俺は杏子が背負って、この世界の神に反逆した表向きは【反逆者】と言われる【解放者】、オスカー・オルクスの隠れ家に到着した》
漸く安全地帯についたことで、この場にいる南雲夫妻と園部夫妻の安堵の域が出た。
状況が状況なので、他の生徒の様子が見れないのは仕方ないにしても、他の生徒のご家族は気が気でないはずだ。
そこで、トータスの世界では神代の時代の魔法【神代魔法】なるものを迷宮攻略の証として攻略者に使えるよう付与するのだとか。
聞いた話では、到着した者全員の記憶を見て、不正がなかったかチェックされるらしいので、ゲームにたまに現れる寄生プレイヤーのようなやり方では攻略したと認められないという仮説を立てたようだ。…後にこれが正しいと知ることになるが。
そして、解放者のオスカー・オルクスが残した立体映像のような記録を聞かされて一般の方々は戦慄した。
要点を纏めると、
この世界の神、エヒトは世界中の全てを自分の遊技場としている。
そのことに気付いたオスカー・オルクスを含むごく少数の【解放者】が、世界を裏から操る神と戦おうとした。
しかし、解放者たちの計画は戦う前から破綻した。
エヒトが世界中の人々を【神託】によって操り、解放者たちを【反逆者】に仕立て上げ、その人々に解放者達と戦わせた。
操られているとはいえ、無辜の人々に手をかけるわけにもいかない。
この時点で解放者の敗北は決まった。
「…それで解放者は後世の人々に自身の力である神代魔法と、神の真実の記録を残し、エヒト神を討伐する者が現れるのを待ち続けていたのですね。…迷宮は神に立ち向かうための力があるかを図るモノ」
『ああ…ハジメはエヒトはどうでもいいと思ってたようだが、異世界召喚の時点で地球の座標は割れてしまった。…これがどういうことかわかるな?』
進示様の言葉に私は頷く。
「エヒト神が洗脳能力を持っている可能性も高く、トータスに飽いたら今度は地球をターゲットにする…地球の方々の精神力では抗えませんね」
私の言葉にざわざわと周囲がわめき立つ。
この話によれば何百万単位の人間を操れるのだから。
最も
『はぐれたことによって監視が外れた俺たちが元の世界に帰るための神代魔法を集めることにした』
「…現状はそれしかありませんね」
『お前がこちらに来ることは出来ないんだよな?』
「ええ、世界と世界を繋ぐ次元の壁に天使が通れないファイヤーウォールがあるのです。…このプログラムは見覚えはありますが、ファイヤーウォールを張っているのが私の予想する人物だとしたら、私では破れません。【彼女】は私よりも格上の大天使です」
『やはりな…いままで異世界転移してるにもかかわらず、お前が俺達を助けに来れなかったのはその大天使が妨害をしていたからか』
天使が天使を妨害するという言葉に疑問を感じたのはやはり南雲夫妻だ。
『一応念のため言っとくが、ここにいるハジメ達は俺が転生者ということは知ってるし、お前が自分から天使だと明かした以上…』
「はい、この先を考えると明かさずに話を進めるのは無理がありますから…独断で決めてしまい申し訳ありません」
『いい、【やむを得ない場合を除き】という条件だったから、規約違反にはならないはずだ』
『そう言えば天使には一定のルールがあるって話だったが』
そう、天使には転生者のサポートにつく際にいくらかの制限を負う。
その中には【契約主の意に反する行動、言動が世界に危機を及ぼすものでない限りは出来ない】
というもの。さらに【契約者の質問に対し、一切の虚偽の回答が出来ない】
というのもある。
契約者以外の方が相手なら、普通に嘘もつけるが、契約者相手には出来ないのだ。
一応、真実のみを限定的に話してミスリードをさせるという抜け穴はあるが、私と進示様の間柄では無意味に等しい。
『【アレ】もまだ建造途中だから、生身の人間がこっちに来ることは無理だ…それこそ、究極体デジモンと融合進化し、空間の情報を処理できるようにならないと、生身での次元空間移動は出来ないだろう。
…いずれは出来るようにしたいが正直難しいと言わざるを得ない。それに、方法は複数確立した方がいいと思ってな』
進示様の言葉にハジメさんが続く
『ああ、そっちの技術を頼りきりにして、いざ不具合が起きて移動できませんでした、じゃ、話にならないからな。トータスの神代魔法もついでに頂いて、次元空間移動の方法をこっちでも作ることにした。…それにどうせエヒトを放置したら地球に襲い掛かってくるし、進示の仲間が進示の言うとおりの強さだとしても、万が一を想定しないのもアホらしいからな』
『だから、我々はしばらくこの隠れ家に籠って、武器や食料、移動の際の車など、考えられる様々なケースを想定し、可能な限り準備をしてから出発するつもりだ。…思ったより困難な旅になりそうなのでな』
杏子ちゃんがこれからの方針を大雑把にまとめた。今車って言ったけど
『ああ、こっちの世界じゃ正直目立つが、ファンタジーな世界で乗り物がないと、移動だけで何日も使うからな、それに、手に入れた魔法も色々検証する必要がある。魔法のスペシャリストもいるしな』
『ん、私に任せて』
ハジメさんの言葉にユエさんが親指を立てる。
今、ユエさんの目が光ったように見えたのは幻視かしら?
『それに、イーターもどきの映像もそっちに送るから、解析しておいてくれ。…さっき究極体デジモンなら次元空間を通れることを言ったが、地球の守備もおろそかにはするなよ?こっちに来る場合はメンバーはよく考えるんだ』
「わかりました。通信はどれほどできそうですか?」
『ここを出発したら、しばらくできなくなる。この辺りは魔力が使いづらくなる地域があるそうだから、魔力を電池代わりにしてやっている通信がやりづらくなるのは道理だ』
「そうですか…あ、忘れる前に、Ⅾアークのアップデートデータを送ります。進示様と杏子ちゃんのドルゴラモンルートはあなたの【龍の因子】で可能にしている事ですが、このデータがあれば、他の方でも、複数の進化ルートを記録、保存し、パートナーデジモンをなったことがある形態に自由に進化できるようになります」
『いつの間に…この迷宮にいる間は何回か通信するから…もう昼大分過ぎてる!!?』
『あ、ご飯食べてなかったわね』
こうして、進示様がトータス召喚後初の報告会が終わり、あとは、ユエさんと、南雲家、園部家と、思い思いの会話をさせ、通信終了となった。
…忙しくなりそうですね。
杏子視点。
時間を通信する前日に遡る。
『俺は…転生者だ』
『何の脈絡もなく言ったな』
『は!?』
それに一番驚いたのは、その手の知識が豊富な南雲ハジメだろう。
『最初は…転生させたのはテンプレートな理由かと思ったけど…今思えば俺たちを転生させた女神は、俺達にこの世界で何かをさせるつもりだと思う。
…でなければ、複数の転生者を同じ世界に送り込み、尚且つ大天使までサポートにつけるとは思えないからな』
まあ、その過程でハジメ君が進示に死んだときはどんな感じだったか聞きたがっていたが。
『実を言うとな…俺はただテキトーに働いて、テキトーに趣味やって、テキトーにくだらないことで笑い合えばそれでいいと思ってた。それは今も変わっていない。
…でも、宇宙が崩壊の危機にあるいま、戦わないという選択肢は無くなった。普通の人間では絶対に認められないものが相手だからな』
『…それは?』
ユエ君が聞いてくる。
『ヒトの【原罪】…ベヒモスやヒュドラに喰らいついていた捕食生命体【イーター】は人類の悪性情報があのような形で出てきたヒトより生まれた捕食生物。宇宙の摂理として何らかの形で出てくる…人類の悪性そのもの。故に、人類がある限り絶対に滅びないし、人類を滅ぼしても滅びる保証はない』
『『!?』』
優花君も驚いているな。
…それもそうか。
人類が進在する限り必ず発生するシステムなのだから、普通の人間ならば認められないだろう。
人間とはその多くが責任を他者に押し付けたがるのだから。
…だが、一方でその業に正面から立ち向かえる人間もまた存在する。
一先ず就寝時間となったが、…進示の魂がおかしい…!?
「ねえ、杏子…話があるんだけど」
「優花…済まないが、後にしてもらえるか?進示の様子がおかしい」
「え?」
「…恐らく、この世界の切り捨てられ、志半ばで散った人間たちの魂の縋り付く声、…想像するだけでおぞましい怨嗟の声を聴いてしまっているはずだ。進示が魂に関する能力を持っているが故の弊害だ」
「!?」
「…さらに、この世界で守らなければならないはずの君たちを危険にさらし、失いかけた…。今までの度でも死なせてしまった人間は多いが、その罪悪感からくる震えが原因で、その怨嗟の声に耐えられないでいる」
「!!?…進示はどこ!!?」
…いつの間にか名前呼びになっているな。
…これはいい機会かもしれない。
「…優花これだけは聞いておく…キミは…進示を愛せるか?」
「…え!?こんな時に何を!?」
優花が顔を真っ赤にして聞き返す。
「こんな時だからこそだ。…進示の弱さも受け入れられる人間が必要だ。…だからこそ私にそれを話そうとしたのだろう?…俗な言い方をすれば、進示のためのハーレムだ」
「…え!?」
「彼は樹とはすでに何度も褥を共にしている。このような過酷な状況の連続だ。もうまともな倫理観では進示は勿論、君の心も守れないだろう。…それでも彼はまだ記憶が戻ってなかった私や本物の女子高生である君に気を使っていたが…それも時期に限界だ」
そこまで言うと、優花は俯く。
「それに、ヒュドラ戦の時、『死ぬときはあなたと一緒に死ぬわ!!』と言っただろう?もうすっかり進示に気があるじゃないか」
「~っ!?!?」
優花は顔を真っ赤にする。…まるで茹蛸だな。
「だから…進示を慰めるぞ。私とキミの二人でな」
「!」
そこまで言うと優花は神妙にうなずいた。
「…うううっ!!」
進示の部屋にたどり着くと、予想通り、まがまがしい邪気を纏って蹲っている進示の姿があった。
それを私と優花が抱きしめて鎮める。
「進示!」
「…!?」
抱きしめられた温もりで気が付いたのか、進示が私と優花を交互に見つめている。
「…進示、単刀直入に言うわ。…私はあなたを愛したい!!」
「!?」
突然の告白に進示が目を白黒させている。
そして、【好き】ではなく、【愛したい】と言ったことから、自分の弱さを受け入れるという意味を悟ったようだ。
「進示…記憶が戻っていない私にに気を使ってたつもりだろうが、私も君を愛したいと思っていた。それこそ、記憶が戻る前からな」
「…杏子まで…でも日本じゃ」
「そんなことどうでもいいわ。こっちじゃ一夫多妻は当たり前だし、杏子から聞いた限りじゃ樹さんも私たちを受け入れてくれるんでしょ?」
「!」
「進示…今は倫理観やその他は置いておこう。キミの本心を聞かせてくれ、どんなキミでも…人から見たら情けないような姿だと思われるキミでも…」
「ええ、私たちは受け入れるわ」
その私たちの言葉に進示は涙を流し始めた。
「…そうだよ!!ホントは愛されたい!!!受け入れてほしい!!戦いたくなんてない!!でも戦うしかない!!生きることを放棄できない!!転生した時も不安で不安で仕方なかった!!!だから樹を俺に縛り付けた!!何があってもすがれる相手が欲しかった!!!でも周りは情けない戦士を許さない!!冤罪押し付けられて!ジールの民たちから剣で刺された時も!!【助けて】なんて言えなかった!!」
彼が被っていた見せかけのプライドもかなぐり捨てて叫ぶ姿はまるで迷子のようで…
「もういいわ…つらかったのね…」
「すまないな…ジールの時点では記憶が戻ってなかったとはいえ、随分無理をさせた」
私と優花で彼の唇を交互に塞ぐ。
「…!!いいのか…?特に園部」
「…優花って呼んで」
「…優花」
進示と優花は正面から抱き合い、彼の背中から私が覆いかぶさる。
…この日、私は人間のとしての男女の営みをデジモンでありながら経験をすることになった。
何故人間が抱き合うことに夢中になるか少しわかった気がする。
快楽もそうだが、肌と肌で感じる温もりは、親が子を抱きしめるような抱擁でも、途方もない安心感をもたらすのだと。
???視点
天界ではそのような睦み合いを見ている一柱の美しい女神がいた。
蒼い髪と金色の瞳だ。
外見年齢は20代後半くらいだろうか。
彼女こそ進示達を転生させた女神だ。
「榊原進示さん、あなたはそれでいいのです。…私の息子と孫のように自分を止めてくれる人達を振り切って一人で強くなる必要はないのです」
女神はコンソールを叩きながら世界を観察する。
「世界を救えとは言いません。ご自身の身近な人たちを大切にするだけでいいのです。
…それが世界を救うことに勝手に繋がるのですから。…そして、トレードも信じてあげてくださいね」
女神は立ち上がるとコーヒーを取り寄せ、一息入れる。
「…あなたが生きていれば、息子の暴走を止めてくれたのでしょうか」
女神は今は亡き人間の夫に向かってそう零した。
愛ちゃん先生はオリ主ヒロインにはしません。
するルートもありましたが、ハジメのストッパーがいなくなってしまうのと、地球帰還後に常識人レベルが上がるシアの負担が大きくなるからです(やらかすときはやらかしますが、バイクで爆走してますし)。
ミュウ関しては原作でもヤバい神様とかかわりがあるので、神の事情に詳しい進示がパパになるか、原作通りハジメがパパになるか…迷うのでアンケートです。
ミュウアンケートはシアが正式に仲間になるころ締めきります。
ミュウはどちらがパパ?
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オリ主(榊原進示)
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南雲ハジメ