デジモンと命を共有する転生者   作:銀の弓/星の弓

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他のキャラにもパートナーデジモンが集まりつつありますが、本格的な活躍は進示君合流までお預けかな?設定的に。




第12話 神殺しの友愛神殺剣

杏子視点

 

 

兎人族の少女とパタモンの救助をグラウモンとレキスモンに任せ、私たちはいつでもグラウモン達の補助が出来るように付かず離れずの位置で待機。

 

南雲ハジメも、ガジモンを車を止めた後でファイラモンに進化させ待機。ただし、2丁拳銃を油断なく構えたままで。

車の運転中にカードスラッシュなんて出来ないしな。

 

もし、イーターもどきが現れても、この前のヒュドラ・イーターの攻撃を1撃受けただけで分離や退化してしまう事がないように対策用のプログラムも用意されている。

これは通信中に樹から送られてきたデータが無ければできなかっただろうが。

 

 

そして、自身の【魂】に宿った新たな剣をいつでも出せるようにしておく。

 

それは、オスカー・オルクスの隠れ家で進示と何度か身体を重ねた後に進示が気づいたことだった。

 

『杏子、気づいてるか?王竜剣に酷似した武器の気配がある』

『…何?』

 

『友愛か、家族愛か、性愛か、何がトリガーになったかは特定できないが、記憶回復が必須の条件かつ、それでも人間と共にあることを決める事が覚醒のきっかけのようだ』

『…驚いたな。そこまでわかるのか?』

『少し前の俺なら分からなかった…お前たちに愛されてから分かるようになった。最も、初めてイーターが現れたときと、ジールやハイネッツ時代は記憶喪失だったから目覚めることはなかっただろうが』

 

 

私の助手がいた世界にいた時ですらこんなことはなかったというのに。

 

『何度も言うが【彼】の事は忘れなくていいし、むしろ覚えていろ。過去の積み重ね無くして今のお前はいない。正直デジシンクロ状態じゃなかったらお前の人生…いや、デジ生か?ともかくお前自身の意思で決めさせていた』

『…そうか。だが、キミは割と状況に流される質だな?』

 

その時の私は彼が子供のように拗ねる顔が見たくなって少しからかってしまう。

中身はいい年の大人のはずだが、そのギャップも…白峰ノキアは【ギャップ萌え】と言っていたか。

 

自分で言うのもなんだが、記憶喪失の時にはやらなかった意地悪な発言も増えてきた。

 

『…意地悪。否定しないが俺は友達とアホやりながら生きていける生活を守るだけだ。時にのんびり、時にド〇フみたいなコントをしながらな…それに、力あるものが必要もないのに俗世に超常的な干渉をし続けるのは世界にとって良くはない』

 

『世にそぐわない故の不自由か』

 

力あるものが支配すると考える人間やデジモンにはまず出てこない概念だろう。

 

『それに、優花はもう手放さない。彼女を愛しているがそもそもの問題、彼女は生物学上人間ではなくなった。医者に見せるわけにはいかないし、地球で子供産むならウチらの伝手の警察病院しかない…。優花の生物学データが世に漏れれば』

『間違いなく戦争か、類似する大惨事になる』

『そういう事。そういう情報戦の立ち回りに一定の場数を踏んでる俺やお前や樹で優花を護らなくてはいけない』

 

…進示、途中から優花君が聞き耳立てていることに気付いていないのは結構うっかりしているな。…身内相手だからか、敵には結構敏感なのに。

優花君なら聞かれても問題ないが、現実問題の事を口にしたとき、罪悪感ですごく気まずそうにしていたぞ。

…【愛してる】とか、【手放さない】と言ったときは凄く嬉しそうにしていたが。

南雲ハジメはオタク故にそう言った知識もあるが、優花は良くも悪くも一般人。

 

…この会話を機に優花君はそちら方向の勉強しだした。勉強自体はいいが熱を出すほど無理をしないようにしないとな。

…魔物って熱とか出るのだろうか。

 

 

『…とにかく、その剣は一先ず【友愛神殺剣】と呼ぶ。…性能は神、天使、転生者やその血や情報を持つもの相手へのキラーウエポン。デジモンにはただの鋭く、重い刃でしかない。例えば、素戔嗚には特攻が入るが、スサノオモンには入らない…みたいな』

『…なるほど。文字通り【神殺し】の剣か。転生者も神様転生である以上、【神】に関わるものだしな』

『…但し、今の例えでも例外があるとすれば、スサノオモンに素戔嗚の分霊でも取り付いていれば特攻対象だ。それから、その剣は暮海杏子の状態か、俺と融合しているときしか使えない。

…俺の力を借りずにアルファモン…デジモンに戻ってるときは使えないという事だ』

 

大まかな性能と使用条件を聞かされ、私は頷く。

 

『了解した。…しかしそれではあのイーターもどきはどうだ?大和田君たちが記録映像を見て、半神半人のような反応があると言っただろう?』

『…恐らく、特攻対象だ。…マジで嫌な予感するぞ、あのイーターもどき。…まるで人体実験のような残骸のような…うっ!』

 

そこまで言って最悪の予想をした進示は、あのヒュドラ・イーターから何かを垣間見ていたのか、気持ち悪そうに胸を抑えた。

…魂を見ただけで、能力まで見抜いてしまう力の代償か、こういう弊害があるとは。

 

『進示!』

 

優花君がいてもたってもいられず駆け寄って、進示の背中をさすり始めた。

 

 

 

 

「ひ、ひえぇ!?なんですかぁ!?」

「で、デジモン!?」

 

レキスモンに抱えられた兎人族の少女とその頭に乗ったパタモンが驚きの声をあげるが、レキスモンは構わず抱えて跳躍し、私達の前に着地する。

 

「グラウモン!やって!」

「エキゾーストフレイム!」

 

グラウモンが強力な火炎放射を放つ。

 

ティラノサウルスのような外見をした魔物といえど耐えられない。

 

と、思ったが、突然進示が優花君を抱きしめた。

 

「む、胸糞悪い実験しやがって…!」

「…!?」

 

抱きしめられた優花君は進示の零した言葉を意味を一瞬遅れて理解する。

 

私は直ぐに【友愛神殺剣】を取り出した。

 

ティラノサウルスもどきからイーターもどきが出現したのだ。

 

南雲ハジメとユエ達も、進示の突然の行動の意味を理解し、私がしくじった場合に備え、南雲ハジメは拳銃を構え、ユエはこの魔法が使いにくい環境でも無理矢理魔法を使おうとする。

 

…本当は吐きたいだろうに優花君に気を使って吐くのを堪えている。

 

実際進示と【共有】している私ですら感覚を疑う。

 

私が人間なら正気を保っていられたか。

 

…ある意味自分がデジモンでよかったと思える。

 

今の進示は…目の前の魔物の情報を得ようとして魂の解析を試みたが、実験の被験者の拷問ともいえる肉体・精神の苦痛を【共感】してしまった。

 

優花を抱きしめたのは、その苦痛を和らげるためと、私に一刻も早く被験者を【斬らせる】ためだろう。

 

…イーターもどきが半神半人のような反応をしていたのは…恐らく転生者の残骸だ。

 

そして転生者は【まだ苦痛を味わいながら生きている】。

 

あのベヒモス・イーターもヒュドラ・イーターも恐らくは…。

 

そしてジールを襲ったあの巨大なイーターもどきも恐らくは無数の転生者の残骸のキメラだ。

 

…進示がジールにいた当時に魂を読み取る能力が低くてよかったと思う。

 

大陸を覆う程のイーターもどきの魂を読み取ったら、発狂してあの巨大イーターに吸収されていた可能性すらあった。

 

何せ大きさを考えれば何百万人分の苦痛を一度に受けていたからだ。

 

 

「はぁっ!!!」

 

進示がこれ以上苦しまないように目の前の魔物を上段から振り下ろした友愛神殺剣で両断する。

 

グラウモンに焼かれて動きが鈍っていたので、あっさりコアごと両断できた。

 

あの魔物の構成要素に転生者がいるので神殺しの特攻対象だろう。

 

「…フム、人間体の私ではこの剣があっても神以外には精々成熟期レベルか」

 

自身のスペックを確認し、剣をデジタルデータに戻す。

 

 

「あ…あ変な色の化け物に変身するのも何回か見ましたが…」

「あれ、人もデジモンも魔物も関係なく食べるよね」

 

 

兎人族の少女とパタモンがそうコメントした。

 

「大丈夫?」

「…ありがとう、優花。おかげで少しだが分かったことがある」

 

進示は優花から離れ、得られた情報を口にする。

 

「実験にされた奴は全員【天使がいない転生者】だ」

「…!」

 

天使とは転生の際に転生者と契約を結ぶ守護天使。

転生先で転生者をサポートする契約だ。

 

…実験材料にされた転生者は守護天使がいない転生者…。

 

まさか【守護】天使の本当の意味は…。

 

今度樹に問いたださないとな。

 

天使は契約者の質問に虚偽の回答が出来ないが、進示と命と魂が繋がっている私にも虚偽の回答が出来ない。

 

進示であれば遠慮する質問もあるしな。

 

 

 

「助けて頂きありがとうございました! 私は兎人族ハウリアの長の娘、シア・ハウリアといいますです! 取り敢えず私の仲間も助けてください!」

「シア…いくら何でも図々しくない?」

 

兎人族の少女の言葉にパタモンがもっともなコメントをする。

…しかし、私が以前いた世界の事務所であれば依頼書を予め出してもらうのだが、この世界では冒険者ギルドのクエスト管理者に依頼の話をするのが普通だったな。

だが、街がないこの状況でそんな話は出来ないか。

 

そんな私の心情をある程度察したのか

 

「恩を売って後で協力してもらう手もある」

 

と、進示が言ってきた。

 

まあ、それも一つの手か。

 

 

いや、南雲ハジメが既に高圧的に話しているな。

 

シアと呼ばれた兎人族の少女が亜人にあるまじき魔力持ちかつ、限定的ではあるが未来視持ち。

 

 

そして、後述のシアの特性がバレる前にパタモンが現れ、シアに懐いたが、人がいいハウリア族はパタモンもハウリアの一因として受け入れる。

 

シア・ハウリアがフルネームらしいが、ハウリア族は地あの存在を隠し続けていたがバレてしまう。

 

シアの処刑が亜人族の間で決定されてしまい、ハウリア族は逃走。

 

しかし、運悪く帝国兵にに見つかり、南へと逃亡。

 

しかし、しつこく帝国兵が追いかけてきたうえに、魔物とも遭遇。

 

追い立てられるように峡谷を逃げ惑い、峡谷に逃げ込んだ約60人のハウリア族は、既に40人ほどまで減ってしまったという。

 

そしてシアとパタモンが部の悪い賭けだが助けを求めて逃げまどっている間に私たちが現れた。

 

シアの未来視で主に南雲ハジメがこの峡谷に現れる未来が見えてたらしい。自然発生はともかく自分で未来視を使った場合はしばらく発動できないらしく、最後に自分で使った未来視は、他人の恋愛のデバガメだったらしい。…春が青いな。

 

その際には南雲ハジメから「馬鹿だろ」と突っ込まれた。

 

済まないなシア君。擁護できない。

 

進示があのティラノ・イーターから読み取った情報は落ち着いたら聞かせてもらおう。

 

一応、会話に参加できる程度には回復したらしいが、現状進示の代わりはいない以上、無理はさせられない。

 

実験の内容は進示と魂が繋がっていてもわずかに垣間見た程度だが、神の世界の薬物投与さえあったらしい。

 

その苦痛の感覚を進示はほぼダイレクトに受けてしまったようだ。

 

マトリックスエボリューションシステムを採用したのは、その神の世界の超高次元空間に突入するためだが…これは難航しそうだ。

 

現在は南雲ハジメの運転する車で移動中だが、私たちの事情もある程度シアに説明したが、魔力操作や固有魔法を使えることで同族意識を待たれた。

泣いていたが、シアにはそれだけ重い事情があるという事か。

 

進示は話の途中でここまで自分は役立たずなのでハウリアを襲っている魔物を遠距離から仕留めると言って車の上に上がった。

 

…アレから情報得ている時点で役立たずではないのだが。

 

しかし、何か役に立たないと落ち着かないらしいので、万が一を考え優花をそばに控えさせる。

 

進示は亜空間倉庫からライフルキャノンを取り出した。

 

何気にトータスで使うのは初めてだな。

 

「こいつを…砲撃モードじゃ周りのハウリア族まで吹っ飛ばしちゃうから、貫通特化モードにして…」

 

どうやら今まさにハウリア族を襲う魔物がいるらしい。

 

ライフルキャノンのスコープなら数キロ先までは見えるはずだ。

 

「発射!」

 

連射も効くライフルキャノンは貫通モードで10発発射された。(砲撃モードでは連射はきかないが)

 

魔物は10匹いたようだ。

 

まあ、救助された側からすればいきなり魔物が血しぶきをあげているので、驚かれるだろうが、何とか割り切って欲しいところだ。

 

進示は体術のテクニックは対人戦は苦手、そもそも対魔物を想定した格闘術だ。

 

しかし、スナイパーライフルの精密射撃の制度は高い。

 

彼の顔はゴ〇ゴのようになっていたらそれはそれで見てみたいが、あいにく車内からでは見えない。

 

「ボルトアクションライフルも作ろうかな」

 

…本気でゴル〇になるつもりかい?

 

「イーターもどきの反応は無し。どうやら普通の魔物だな」

 

それならば魂の共感で苦しむこともないか。

 

 

「ちっとは残しといてくれないか」

「そうは言っても、救助対象は結構危なかったし、人間を殺すことに抵抗がないか確かめたいっつったろ?帝国兵が現れたら譲るからな」

「…ああ。トータスじゃ僅かな躊躇が命取りだからな」

 

 

進示とて人を殺すのは抵抗があるが、殺してないわけじゃない。

無論、ジールでもハイネッツでも一人も殺害してないなどという事はないが、流石に一般市民には手をかけてない。

 

…いや、便宜上ゾンビ化と呼ぶが、ゾンビ化した一般市民は一般市民と呼ぶのだろうか。

 

…私の生体デジタルデータが盗まれ、未知の領域に進出することも視野に入れた生体強化を人間に施そうとしたが失敗。

ハイネッツの人間のデジタルゾンビが誕生してしまったのである。

 

バイオハザードならぬデジタルハザードだ。

 

私が元居た世界でも東京がデジタルシフトしてしまったのだが。

 

まあ、ジールから地球に帰還できたのはミリアの次元空間転移だが、ハイネッツから地球への期間は宇宙船を使ってだったりする。

 

今宇宙船は地球の我々の隠し空間に格納している。

 

ハジメ君が地球に帰ったら見せてほしいと言われている。

流石オタク。解析して造るつもりかな?

 

『一応宇宙船の中にいたデジタルゾンビは全部片づけたし、感染の危険も排除したが、何か化けて出そうだな』

 

という、言葉通り、何も起きなければいいが。

私個人としては面白い出来事なら起きてほしいが、流石に人様に迷惑をかけるわけにはいかないか。

 

「と~さま~!!強力な助っ人を呼んできました~!!」

 

車から身を乗り出して父親らしき兎人族の男性に手を振るシア君。

 

しかし、私たちがずっと守っていられないのは分かっているのだろうか?

 

進示も優花君もユエ君もそのことを危惧していたが、まさかハジメ君がハウリア族にあんなことをするなど、当時の私たちは想像してなかったのである。

 

いや、面白いけどね?

 

 

 

 

 

 

 

八重樫雫視点。

 

 

 

 

ホント色んな事があったけど…召喚されてから色んなことがありすぎて、パンクしちゃいそうよ。

 

初対面で帝国の皇帝に側室にならないかと言われた時は流石にどうかと思ったし、光輝は皇帝にいいようにやられてかなり辛辣な評価を頂いたし。

…正直光輝にはこれを機に一皮むけてほしいけど。

 

ガラテアさんが語った榊原君と杏子の事は驚きだった。

 

ある程度本人から聞いていたとはいえ、世界丸ごと消滅するような大惨事になっていたなんて。

 

『私も思うところがなかったわけではありませんが、進示と杏子を責めるのはお門違いですし、異邦人、それも子供……に頼り切りにしといて、いざとなったら手柄を奪い、責任を押し付けたジールの人間たちが間違っていたのです。姉さまが言うには、私たちの世界の大陸を飲み込んだ化け物は人間…いや、あらゆる生命の【原罪】の情報に触れたために捕食するような存在になったと。物質世界、物理法則というモノが存在する時点で、カタチはどうあれ出現は避けられないとも言っていたのです。

…進示が死に体に鞭を打って戦おうとしたのは、ジールの住人を守るためではなく、あの化け物を地球に進出させないためだったのでしょう…そう考えれば進示の性格上説明はつきます』

 

 

子ども…の部分でかなり間があったけどなんだったのかしら?

 

~♪

 

…私のスマホ?とっくに電池切れなのに?

 

「…あ、八重樫」

「永山君?」

『なるほど、私が重吾の端末に入っているから共鳴したのかそれとも別の要因か』

 

え?ええ!?

 

永山君のスマホの映像に移ってるのってデジモン!?

 

『私はオメガモン。…この状態ではオメガモンNXだな。八重樫と呼ばれた少女よ、自分の端末を見るといい』

 

そう言われて私は自分のスマホを見る。

 

『通信アプリは使えないが、そのデジモンを格納する機能は使えるはずだ。デジヴァイスがないから進化は難しいだろうし、私も今の状態では精々成熟期レベルの力しか使えない』

 

私のスマホに移っているのは雷のようなイメージをさせる可愛らしいデジモンだった。

 

『僕はパルスモン!お姉さんが僕のテイマーかな?』

 

 

私はその可愛らしさにちょっと見惚れてしまった。

 

 

「あ、雫ちゃんも!?」

 

席を外していた香織もいつの間にか戻ってきていて、自分のスマホを見せる。

 

『私はプロットモン!』

 

香織のは子犬にもウサギにも見える可愛らしいデジモンだった。

 

一瞬清水君が見えたけど…気のせいかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あいつらもか」

『幸利、それだけの戦力が揃ってもなお厳しい戦いになるってお師匠様が言ってたよ』

「…マジかよ。この世界持つのか?崩壊しないか?」

 

 

 

 

 

「…チクショウ、分かってたよ。俺、さっきから傍にいるのに気づかれないって」

「ご、ゴメンなさい遠藤君!?」

「すまん浩介!」

『…うわぁ、話には聞いてたけどマジで影が薄いのか、浩介』

「うん、これがデフォルトだからな、スティングモン」

 

遠藤君のパートナーはどうやらどこかの特撮ヒーローを思わせるデジモンだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

「これは面倒なことになりそうかな」

『恵理ちゃん?まだあの勇者君を想い続けるのかしらぁ?』

 

中村恵理は手にした【デジヴァイス】に格納している一人の女性と会話している。

 

恵理は仲の女性の質問を無視するように話す。

 

「見た目人間なのにデジヴァイスに格納出来るって便利だねその体」

『でしょ?私の協力者…エグザモンのテイマーからもらったデジヴァイスなんだから♪それに、私はデジモンだしぃ?』

 

女性もそれは予想してたようで話題転換についていく。

 

心の整理がまだできていないか。

 

『まあ、好きなようにやってみなさいな。けど、貴女が死んだら私も死んじゃう事だけは気を付けてね?アルファモンとそのテイマー曰く【デジシンクロ状態】らしいから』

「…うん」

『檜山ってお坊ちゃんはアレでいいの?』

「白崎香織欲しさにあんな凶行に及んだし、弱みは握ってるからあのままでいいよ」

『あらぁ、なかなかの悪女ね。嫌いじゃないわ』

 

 

愉快そうに笑う女性…岸部リエはからからと面白そうに話す。

 

『ステルスハイドって便利よね。もともとハッカー用透明目人間になるためのスキルなんだけど、デジモン用にアレンジして使えるなんて。世界がデジタルシフトを起こしているわけじゃないから人間には使えないけど』

「それで大迷宮にもついてきてたんだね」

『おっと、そろそろ表向きのメイドのお仕事の時間ね』

「迷宮から帰ってきてから潜入のために入ったけど、すんなり上手く言ったね」

『恵理ちゃんが王女様に口添えしてくれたこともあってね?』

 

 

そして、恵理はデジヴァイスからリエを出し、リエはメイド服に着替える。

 

密談の時間はおしまいだ。

 

 

 

 

 

 




友愛神殺剣

本作暮海杏子(アルファモン)専用技。記憶が回復した上で、人間(進示)と共に歩む選択をした杏子(アルファンモン)に芽生えた専用必殺技。

見た目は王竜剣だが、サイズは杏子の状態によって変動し、金色の装飾が赤く輝いてる変化がある。

神、天使、転生者やその血を引くものや、神性情報を持つものに莫大な特攻が入る。

但し、神が元ネタになった場合でも、デジモンには特攻が【原則】入らない。

友愛閃剣神殺し能力が付与されるのは、暮海杏子の状態か、人間と融合状態である必要がある。

デジタルワールドや電脳空間で進示と融合せずアルファモンになっているときは使用不能。

文字通り【友愛】状態である必要がある。

融合さえしていればアルファモン王竜剣の必殺技にも上乗せされる。

神殺しに特化した人と共に歩む剣である。

ミュウにパートナーデジモンが出来るタイミング

  • エリセン到着まで
  • トータス編最終決戦あたり
  • 地球帰還後
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