救済の聖王国   作:嘆きのラジオ

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勝利の条件

亜人により都市は奪われ

聖王国国民は捕虜として捕らわれていた

 

そんな中、嘆きの亡霊は王都に亜人の目と監視の目を掻い潜り都市内を歩いていた

 

「どうやら都市の殆んどが亜人により占拠されてしまったようです、首謀の名はヤルダバオト、王国でお姉ちゃんが相手した悪魔ですね」

「あーあいつね、納得だわ」

「うんうん、そうだね」

誰だっけ?

全く思い出せないが、とりあえず頷いておこう

ヤルダバオト・・・なんか凄そうやつだ

まぁ危なかったら逃げればいいし

 

「兄さん・・・本当に覚えてますか?」

適当に頷く僕に、ルシアは疑うような目を向ける

流石、妹といったところだろう、本当は忘れていることなどお見通しのようだ

僕ってそんなに信用ないのか?

 

「強いのか?」

「かなりやりますね、ルシアちゃんの重力魔法のなか動けるようですし」

「・・・あの魔法、私が使える重力魔法の中では最強なんだけど・・・」

ルークが目を輝かせて、シトリーとルシアが難しい顔をしている

そんなに強かったのか、ヤルダバオト、、、やべぇルシアの魔法効かないとか化け物じゃん

 

「13狐よりも?」

二人がこんな顔をするのは稀なので冗談ついでに聞いてみることにした

仮にあれより強いなら逃げるしかないが

 

「それはありえませんね、確かにアレは強いですが、それは生物としてです、あのファントムは世界のルールとした生きた神獣です、あれに比べれば突破口はあります」

「勝てる?」

僕の問いにシトリーは難しいそうに顔を歪める

 

「単機では勝ち目はありませんね、魔法タイプには見えませんが、それでも魔法に関してはルシアちゃんより上です、お姉ちゃんやルークさんでは相性が悪いです」

シトリーは勝利の算段を丁寧に説明してくれた

魔法タイプじゃないのにルシアよりも上なのか

普通にヤバイな

ちらりとルシアをみるがどうやらルシアも同意のようだ

 

「エリザちゃんを除いたフルパーティー、最低でもお兄ちゃんと、ルシアちゃんは攻略の要ですので決してやられてはいけないです・・・その上で・・・」

シトリーが思考モードに入ったようでブツブツと下を向いて呟いている

どうやら相当の難敵のようだ、

 

「クライちゃんはどう思う~?」

リィズが後ろ抱きつきながら、僕に聞いてくる

いつものリィズなら絶対的自信で勝利宣言するのだが

聞いてくる辺り、リィズも勝つのが難しい相手だと理解しているようだ

 

珍しいバーサーカーに驚きながらも

強さとか戦わないしそもそも戦闘力皆無の僕に良い返事など返せるはずもない完全に人選ミスだ

しょうがないので僕が(いつも)思っていることを言うことにした

 

「アークが居ればなぁ~」

あのイケメン、勇者の末裔にして聖剣を所持する魔法戦士が居てくれれば勝てるんだけどなぁ

「あとは、魔杖の燃やす婆さんと僕が昔あったフロン加われば完璧だね」

燃やす婆さんことローゼポピュロス、自分と同じランク8であり自分と違い実力でランク8に到達した、災害のような老人

世界に数少ないランク9宝物殿「失楽園」、そのファントムを殺し尽くし堕楽の城を根城とした始祖の吸血鬼(オリジンヴァンパイア)、フロンライン・ローズガーデンを思い浮かべる

 

「フロイライン、、、ですか、」

ルークとリィズを除きメンバーが難しい表情をする

あれ?僕なんかやっちゃった?

重かった空気が更に重くなる

 

ちなみにフロイラインとはいわゆる、メル友のようなものだ、宝物殿に迷いこんでしまったときにバッタリ遭遇したのだ

最初は敵意剥き出しで、全ての結界指と貴重な宝具を破壊されてしまったが

土下座してなんとか許して貰った

彼女の欲求として、血の契約、そして外の世界の話を聞かせたら、僕にペット程度の愛着をもってくれたようで

今では共音石でお話するくらいには仲良くなってる

僕は彼女に契約の代償(なにかはわからないが)と僕の災難を話すことで(なお、僕の不幸が面白いようだ)

今ではすっかり仲良くなった

 

だが、彼女は根っからのめんどくさがりやであり、新生の引きこもりなので外にはほぼでないようだが

 

懐かしい記憶に浸りながら、周囲を見渡すが顔色はよくない

「果たしてあの化け物が協力してくれるでしょうか?」

まぁ僕とエリザ以外は彼女のことをよく思っていないようだ

まぁそれはそうだろうメンバー全員、彼女にはボコボコにされてるのだから

吸血鬼ではあるが、日光や、銀の、弾丸などの弱点がなく

傷をおっても数秒あれば完治するというチートぶりだ

接近戦、魔法も得意であり常に三重障壁をはりつづけているという隙のなさだ

 

ちなみにエリザとは波長が会うのか最初から、仲が良かった

 

「ここにいらっしゃいましたかクライ殿!」

不意に声がかけられる

声の主の方をみるとそこには立派な甲冑を纏った聖騎士

をつれた、聖剣の所有者であり聖王国最強と噂の聖きし団長レメディオスが立っていた

え?誰?どこかで会ったかな?

 

急に話かけて、きた最強さんに僕は首を傾げるのだった

どうして僕のことを知っているのか?

初対面の割にはどうも恭しいような・・・

 

そんな疑問が頭を埋めていたクライであった




フロイライン・ローズガーデンは遊戯王のキャラです
(めちゃくちゃ好きなので登場させました笑)
クールでダウナー感じが非常に好きです笑
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