翌日。サーヴァントも3体だけとは言え、無事に呼び出す事が出来た日本側勢力は攻勢にうって出る。
「おいおい、台風なんて聞いてないんだが」
「台風処か気温が氷点下で雷が降り注いでるね。凄い天気だ、これは火星ゴキブリが煌天雷獄の特性を得たんじゃないのかな?或いはイヴェルカーナとアマツマガツチを再現したかね」
「どっちにしろ、笑えないわね」
その切り込み部隊として任された悟、アルクェイドはスリーマンセルの隊長として九十九を筆頭に暴風雪の中を進んでいる。とは言え、暴風雪の影響は余り悟達には影響がない。何故なら悟は無限バリアーを展開しており、京都市を警戒しながら進んでいる。
「しかし、便利だね。肉体が進化して変化したさとるんの術式。無限を操るなんて、無限の龍オーフィス以来じゃないのかな?」
「出来ることは変わってないんだけどな」
悟は肉体が進化した後、無限を操り時空間を操作する力を得ている。とは言え、進化してもやれる事は対して以前と変わらない。強いて言うなら無限を操ってより高精度に空間を支配したり、本来の絶霧が出来そうな事も出来るように成った程度だ。
「はは、化物からやってくるなんて運が良いぜ。やっちまえな!!」
ふと、知らない人物の声でそう聞こえた。その瞬間、雪が止んで暴風も止まる。前が見えやすくなったが、悟達の前には重火器で武装した動物の姿をした巨大ロボット……TAKARA TOMYとコトブキが玩具展開しているZOIDSに出てくるゾイドの皆様が悟達を照準に見据えて砲身を向けていたのだ。
「おー!!スゲーなゾイドじゃん懐かしい。昔、プラモデル作ったな」
「私も高専時代に作ったよ。私が学生の頃はライガーゼロやバーサークフューラーが流行っていたね」
とゾイドを懐かしく思う悟と九十九。一方のアルクェイドはメディアを含めて初めてゾイドを見たためか、眼を丸くしてゾイドを見ていたのだ。
「凄いわね!!あれ、全部生きてるじゃない!!」
なお、ゾイドはガンダムやザクと違って生きているのだ。トランスフォーマーと同じく金属生命体であり、魔獣創造で再現が充分に可能な兵器である。そんな魔獣創造で再現されたゾイドは悟達目掛けて次々と砲撃を放つが、残念な事に悟が展開している無限バリアーに阻まれてか届くことはない。
「殺すのは可哀想だな。よし、たしかゾイドはコアを壊さなかったら大丈夫な筈だ。悟、相手の手足と武装をぶっ壊しな」
「仕方ないな。ほい」
九十九に言われ、悟が掌をゾイドに向ける。すると悟の掌に紅い呪力の塊が発生し、悟はそれを衝撃波として解き放つ。
「術式反転 赭」
解き放たれた衝撃波……更に同時に空間切断も用いて、瞬く間にゾイド軍団の武装は破壊され、更にゾイド達は手足の一部を損傷し、自律走行が不可能の状態と成ってしまう。こうなってしまえば噛みつき攻撃にだけ気を付ければ大きなオブジェだ。
「ひでぶ!!」
「「「ひでぶ?」」」
なにやらひでぶという悲鳴もゾイド達の奥から聞こえたが、気にしてはいけない。
「テメェェェエ!!良くも殺してくれたな!!この英雄ヘラクレスを殺すとはな!!」
ふと、そんな声が遠方かは轟き、悟達の眼前に30メートル程に1人の男が舞い降りて地面が其処を支点に一気に砕けた。その人物は自称ヘラクレス、英雄派の最高幹部であり英雄ヘラクレスを取り込んでデミ・サーヴァントと成ったヘラクレスである。
そんなヘラクレスであったが、先程……悟が解き放った術式反転による衝撃波に巻き込まれてしまい上半身が損失。3回目の死を迎えてしまい、残りの命のストックは僅か9つに成ってしまったのだ。
「悟。どう見える?」
「自称曹操と一緒で、デミ・サーヴァントとやらだな。だけど、アイツの中の誰かは力を一切貸してないようだけど」
「つまり、ヘラクレス(笑)ってことね!!」
「だよな。赭程度でヘラクレスが死ぬわけないし、ディズニーに失礼だぞ?ヘラクレス(笑)」
ニヤリと笑みを浮かべながらヘラクレス(笑)を煽る悟とアルクェイド。すると、九十九が一歩前に踏み出した。
「ヘラクレスだったね?と言うことは……最低でも13回殺す必要が有るんだね。所で、君はどんな女が好みかな?」
九十九由基という女性は出会う男達に、好きなタイプを聞いてくる。これは敵でも関係無しであり、九十九は問答無用に聞くのだ。
「へっ……そんなのきまってんだろ……俺の言うことを聞く女だよ!!好きな時に抱かせて、俺の欲望を発散してくれる女だ!!」
「そうかい……分かった。それじゃあ、私好みに叩き潰してやろうか!!」
此処で皆さんに九十九の術式を説明しよう。彼女の術式は『星の怒り ボンバイエ』、自分自身と九十九が所有する特級呪具と成り果てた式神 ガルダに仮想の質量(ブラックホール可能)を付与出来る代物である。その拳と蹴りの破壊力はウン万t以上であり、際限はない。
九十九は大地を蹴り、その場から消えると……ヘラクレスの眼前に現れる。そしておもいっきりハイキックを繰り出した。当然、ボンバイエが産み出すウン万t以上の質量が付与されているのでその一撃は……
「ギュゥゥゥアァァァア!!」
核兵器を圧縮したような破壊力を誇り、自称ヘラクレスを蹴り飛ばして消滅させた。ヘラクレス(笑)の残りの命のストック、8個。
「因みにアルク。九十九先生がその気なら、地球処か太陽系が文字通りにブラックホールで呑み込まれて滅ぶぞ」
「うそーん!!」
地球がまだ残ってるのは、九十九さんが自殺願望を抱いてないお陰である。
「バカな……ヘラクレスさんが……」
「そんな嘘だろ……」
すると、様々な英雄を吸収してデミ・サーヴァントと成った英雄派の構成員、魔獣創造の力で作られた悪魔の実を食べて能力者と成った英雄派のメンバーがぞろぞろとやって来た。
「やあ、モブ供。そして久し振りだな……エンマ」
その英雄派のメンバーはリビングデッドと成り果てた千手エンマを連れていたのだ。英雄派が強引に蘇生させたリビングデッドは英雄派の言うことを聞かねばならず、逆らう事は出来ない。
「ああ、そうだな」
「君が
この世界は2つの可能性が溢れている。本来、世界は人理(人間)を肯定する場合、人理を否定する場合に別れる。
人理を肯定するならば抑止力などでサーヴァントを呼ぶことが可能だ。その場合、真祖を含めて死徒27祖は存在しない。反対に人理を否定する場合は人外を肯定するので、死徒27祖が存在しており……同時にサーヴァントを呼ぶことが出来ないのだ。
だが、この世界はそのどちらでもある。人理を肯定し、同時に否定もしている。そして人理を続けるのか、人理を否定して三大勢力を新たな霊長にするのかの狭間に有るのだ。
「「グランド・サーヴァント?」」
「世界が危機に陥ったら呼ばれるサーヴァントさ。グランド・サーヴァントは2種類存在する、人間側のグランド・サーヴァントと三大勢力を霊長とするグランド・サーヴァントがね。
あのエンマはジーニアスの実父で、三大勢力側のグランド・サーヴァントの手で殺されたのさ。つまり、エンマが存在してたら三大勢力が滅んでいたという事だ」
グランド・サーヴァント。それは人理が「あっ、これはヤヴェー!!ヘルピミー!!」と成ったら呼ばれるサーヴァントだが、第四次聖杯戦争では訳有ってグランド・セイバーとグランド・キャスターが殺し合いをしたとか。これらは人理のグランドであり、この世界ではもう1つのグランドが存在する。
それは三大勢力が人間の変わりに霊長と成った場合のグランドだ。そのグランドは『三大勢力と神話連合』の抑止力であり、世界を守護する三大勢力の秩序を守るために現れるとか。その三大勢力側のグランドの手で……ジーニアスの実父である千手エンマは討伐され、今を生きる三大勢力の手で実験サンプルにされたのだ。
「さあ、殺せよ!!それがお前の存在意義なんだからな!!」
ニヤリとエンマに命令する英雄派のメンバー。
「分かった。但し、大規模忍術を使う……1つ俺の自由に術を使わせてくれ」
エンマが確認するように英雄派のメンバーに確認をとる。
「ああ、良いぜ。だが、確実に殺せよ」
「ああ、それは約束しよう。
エンマが悟達を殺してくれるためか、ニヤリニヤリと笑みを浮かべる英雄派の皆さん。このまま日本と様々な神話、三大勢力を滅ぼして楽して英雄に成ったらよっぽど楽な仕事だ。
「九十九先生!!」
「まて、悟!!あの印は…………」
いざ、エンマ相手に術式を使おうとする悟を制止させる九十九。何故なら、エンマが結んでいる印は自分達を攻撃する忍術の印ではない。九十九はエンマに付き添って、高専時代にNARUTOを読んでいたからその印がなんなのか分かる。
「穢土転生・解!!」
その瞬間、エンマの体から呪力と魔力が吹き荒れる。しかし、なにも起こらない。
「じゃあ、約束通り殺すぞ」
エンマはそう告げ、目にも見えない速度で自分に命令した英雄派メンバーの腹部に掌底を叩き付ける。
「ガバッ!?なんで」
「挿し木の術!!」
その瞬間、エンマの掌から長い木の杭がパイルバンカーのように飛び出して、英雄派の身体を貫通する。吹き出す血潮だが、まだ終わらない。
この忍術は木遁 挿し木の術。相手の身体に木の杭を突き刺し、突き刺した杭は相手の魔力と呪力そして血を吸って急成長し、相手の肉体の内側から成長した数多の枝が内部から破壊するのだ。
「ギャァァア!!」
挿し木の術を受けた英雄(笑)は内臓、大動脈、腹膜、横隔膜、骨膜、骨、筋膜、筋肉、皮膚、をズタズタに破り貫かれ……少しバタバタと騒いだ後に動かぬ屍と成り果てた。
「えっ……なんで!?アイツ等を攻撃しなさいよ!!」
エンマが支配下を脱した為か、大慌てでその場から逃げ出そうとする英雄派の人物達。
「逃げるなよ?人を人殺しの道具にしようとした事を、彼の世で償えよ。ほら、閻魔大王の前にエンマ様の裁きだぞ」
万華鏡の瞳が輝き、エンマの身体を莫大な魔力が包み込む。
「このチャクラ……へー、近くに櫛橋の倅が居るのか?まあ、良いや……お手本を見せてやる。植物を使うと言うことは……こう言うことだ。木遁 秘術……真数千手!!」
「へ?」
「でけー……」
「うん、そりゃ三大勢力の抑止力から消されるわけだ」
それの後ろ姿を見上げ、アルクェイド、悟、九十九は唖然とする。それは2000メートルを遥かに越える程の大きさを誇る巨大な千手観音であった。その千手観音は木で出来ており、背後の千を越える手が動きだし……拳を振り上げる。
「にげろ……にげろ!!」
「にげろって何処に!!」
振り上げた拳はどうするのか?決まっている。振り下ろすだけだ。振り下ろされる300程の拳。それは英雄派のメンバーの大半を一撃で赤い染みに変えてしまった。
「動くのか?俺達を……俺達をムシケラのように潰すために!?」
そして……全ての拳が振り上げられる。
「だから言っただろ?約束通り、確実に
真数千手の上でエンマはニヤリと笑みを浮かべ、その全ての拳が何度も振り下ろされる。当然、真数千手の標的に成った英雄派のメンバーは誰も生き残らずに、此の世から肉体が残らずに死んだのだ。あと、ヘラクレスはこの間に5回巻き込まれて死んだ。あと、ヘラクレスの残機は3個。
「さてと、自由に成ったし三大勢力側のグランドが来る前にこの肉体を消すか……」
このままでは三大勢力側のグランドがやって来る。その前に自分の肉体を消そうとするエンマであったが、そうする前に悟の術式で真数千手の上に飛ばされた九十九が現れた。
「エンマ。成仏する前にやることがある。君の息子を助けるんだ」
「息子?やっぱり俺の肉体で実験したか、アイツ等は」
「君のオリジナルの写輪眼をその子に移植してくれ。あの子は眼を三大勢力に奪われたんだ……万華鏡開眼後に奪われた為に、術式も使えない!!」
「分かった……隠し場所を教える。だが、三大勢力のグランドが俺を消すだろうから、俺はもう消えるさ」
エンマはそう告げ、九十九の耳元にオリジナルの写輪眼の場所を教え、サブカル応用資料と書かれたノートと木遁大全集と書かれた手作りの書物、そして『ドドリアンボム』と書かれた巻物を九十九に手渡す。
「元気でな、由基!サブカル資料は俺の息子とやらに渡してくれ!!木遁大全集は櫛橋の子にだ!!ドドリアンボムは三大勢力がムカついたら、転移場所を書いて巻物を開きな!!ドドリアンボムは3回まで使えるさ」
そして彼はそう告げて、塵に成って肉体が消滅した。
「ああ、君の息子は私達が責任をもって導くよ。三大勢力のグランド・サーヴァントを超える人類の希望に!!」
翌年の呪術高専。新1年生大当たり超えのメンバーと成るのだった。
「いえねー……霊体としてこの場にいるなんて言えねーな」
「おい、おっさん。俺には見えてるぞ?」
「まじで?」
千手エンマ、霊体となるが六眼のお陰か悟には丸見えであった。
エンマさん今後どうなるの?幽霊としてプラプラします。エクストラステージで肉体を再生するかも。
次回……虎杖くん、覚醒!!真のデミ・サーヴァント 2代目の英雄 宿儺が降臨する。あと、宿儺P自由となる。
てか、この京都で1年生全員覚醒します。
宿儺P「フーガ」
悠仁「フーガ」
サーゼクスホテル「うんぎゃぁぁあーー!!」
悠仁「宿儺なぁぁぁあ!!」
宿儺P「見せてみろ、小僧!!もっとだ、お前の力を見せてみろ!!」
斬激×2!!ゴリラパワー×2!!
セラフォルーホテル「あぎゃぁぁあ!!」
英雄派の皆さん、日本から敗走するけどどうする?因みに英雄王とモルガン様の怒りを買った曹操とアーサーは決まってます
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原作通り三大勢力と和解する
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落ちぶれて国際大会で再び
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ドドリアンボム
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逮捕からの謝罪会見
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それは……私のおいなりさんだ