神器迴戦~借金返済から始まる英雄譚~   作:静かなるモアイ

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さとるん、テレビに出る!!


アメリカでのテレビ出演!!

シエルと合流するのはレーティングゲームの前日であり、それまではシエルは海外ではぐれ悪魔を抹殺したり、人間を問答無用で悪魔に変える悪徳貴族の悪魔を半殺しにしている頃だろう。だが、悟達は悪魔が手配しておんぼろホテルに泊まることに成ってしまい、そのホテルはネットニュースや現地で有名なお化けが出るゴーストホテルだったのだ。

 

「虎杖君、弓塚さん。眠れましたか?」

 

何処か疲れた様子の七海先生と民間人の気質が抜けていないさっちん、ツッコミ係りの悠仁。この3人は昨晩に起きたポルターガイスト騒動とお化けの悪戯、そして突如として乱入してきた堕天使の襲撃のお陰か眠れなかったのだ。む?悠仁と同じく常識人枠の流花はどうしたかって?流花は臨界者に成ってから古代ギリシャ金属生命体ルカミネーターに成ってるので睡眠が必要ないのだ。

 

「俺は寝れたけど、ポルターガイストで花瓶が頭に当たるし、堕天使は乱入するわで所々起きたよ。弓塚先輩は?」

「私全然眠れなかったよ……なんで逆に皆は寝れたの?」

 

昨晩はあんまり眠れなかったのだろう、さっちんと七海は少し隈が出ていたが……七海もさっちんも色々有って合計3時間程しか眠れていない。

だが、他のメンバーはどうだろうか?

 

「幽霊とやら……高田ちゃんは良いぞ?お前に高田ちゃんの良さを教えてやる!!」

『ノー!!ジャパニーズピーポー恐いよ!!』

 

東堂はポルターガイストを引き起こしたゴーストを捕まえ、長身アイドル高田ちゃんの良さを教えようとしていた。なお、ゴーストは東堂の剛力で捕まえられ逃げることが出来ず、かれこれ数時間は高田ちゃんの良さを洗脳のように叩き込まれている。

 

「やれやれ、襲撃か。誰の命令だ?」

 

激おこにぶちギレた悟が深夜遅くに襲撃してきた数名の堕天使を尋問している。だが、堕天使は覚悟を決めたのか一言も話さない。既に見せしめとして、何人かの堕天使が悟の直死の魔眼の手で粉々に砕け散ったが……訓練された堕天使達は指を失おうが爪を失おうが半殺しにされようが情報を吐くことは無いのだ。

 

昨晩に襲撃をしてきた堕天使は誰も情報を吐かない。逃げ出そうとしても、悟の無下限で逃げられず、アルクェイドと秋葉に捕まり、七海に七三パンチで一撃ノックアウトされたり、散々だ。だが、彼等はまだマシだろう。何故なら、形は残るのだから。

 

「お残しはダメだよ?ほらほら、食べられたくなかったら言えよ?僕を狙ってきたのはまる分かりなんだから」

 

ジーニアスが写輪眼を輝かせて四肢を失った堕天使を見下ろす。その堕天使は四肢は勿論のこと、身体を白と黒の2体の犬の式神……十種影法で顕現された式神 玉犬白と玉犬黒の手で食われていく。だが、堕天使は情報を吐かない。

因みに玉犬の主な能力は嗅覚による探知、そして犬としての近接戦闘である。あと、玉犬白と黒を合わせた強化形態として……数メートル程のワーウルフのような玉犬渾も存在する。そこ、もはやルナガロンとか言わない。

 

「ぐぐぐがぁぁあ!!バカな!!十種影法は我々、堕天使が禪院の血筋と共に滅ぼしたはず!!神器を凌駕する最強の術式は喪われた筈なのに!!」

「ジーニアス?お姉ちゃんがアドバイスするけど、この堕天使をエサにしたらワンちゃん……お腹壊すかも知れないわよ?」

 

アルクェイドがアドバイスを出す。すると、ジーニアスは「うん、わかった」と言うと……指で影絵の犬を作り出す。

 

「玉犬 渾」

 

次の瞬間、ジーニアスの影から新たな玉犬……数メートルの巨大な体躯を誇る最早、ルナガロンと化した玉犬白と玉犬黒の融合体 玉犬渾が現れたのだ。十種影法は影絵を作り出すことで式神を影から呼び出すことが出来る。とは言え、最強の式神 摩虚羅は両手を前に出して短文詠唱を行うことで召喚できるのだ。

 

「潰して良いよ」

 

その瞬間、玉犬渾はその豪腕で堕天使の肉体を文字通りに赤い染みに変えてしまった。

 

「取りあえず、七海先生。1つ確実に言えるのは、十種影法がジーニアスが発現させるまで出てこなかったのは……」

「三大勢力が杭を打っていたと言う事ですね。しかし、これでこのホテルにも居れなくなりましたね」

「金はかかるけど、キャンプするか別のホテルを借りるしか無いよな」

 

悟と七海がそう会話を行い、悟達を宿泊させたゴーストホテルの管理者は悟、七海、アルクェイド、秋葉、悠仁、ジーニアス+玉犬渾に睨まれて「三大勢力様には言いませんから!!お代も要りません!!」と号泣して今日起きた事を秘密にしてくれる事になり、悟達は荷物を纏めてゴーストホテルを去った。新しい宿泊先はなんとか成るだろう、最悪はキャンプをすれば良いだけなのだから。

 

 

 

ニューヨークのテレビ局。国際レーティングゲームの告知番組に出演するためにやって来た悟達であったが……

 

「お菓子は無いのか」

 

茶菓子は無し。そこそこ狭い楽屋に全員、ぎゅうぎゅうに入ることと成ってしまった。悟は宙に浮かび、アルクェイドと秋葉も浮かせてもらい、ジーニアスは悠仁に肩車をしてもらって他の男性陣とさっちんは立ってやり過ごすしか無いのだった。

 

一方のグレモリーチームはと言うと……大きな楽屋で

 

「このケーキ美味しいですね!!部長!!」

「ええ、流石はテレビ局ね。分かってるわ」

 

高級洋菓子と高級紅茶にブランデーが着いてくるという至れり尽くせりであった。そこ、未成年にお酒はダメと言いたいが、

 

「会長!!スゴいですね!!」

「ええ、ありがたいですね」

 

同じく魔王の妹で英雄チームとして称され、告知番組に出演のソーナ・シトリーとその眷属達も大きな楽屋で、此方は高級和菓子と高級紅茶等が出されていたのだった。

 

 

 

 

「ふう……なんで私が人間のチームを呼びに行かないといけないのかしら?先輩はリアス様とソーナ様だなんて、羨ましいわ」

 

最近に成って悪魔に転生したテレビ局スタッフが、悪態を吐きながら呪術高専御一行の楽屋に向かう。彼女は自分の先輩達が今をときめくグレモリーチームとシトリー眷属を呼びに行ったのに対し、自分は何処の馬の骨か分からない呪術高専御一行。はあと溜め息を吐き出し、呪術高専御一行の楽屋を開けると……

 

「やっと出番ですか。次からは大きな控え室を用意してください。この人数では狭いです」

 

少し怒ってるナナミン。

 

「おい、今は高田ちゃんのYouTubeミュージックを聞いてるんだよ」

 

お楽しみを邪魔されて激おこの東堂。

 

「よお、茶ぐらいあるよな?」

「私には紅茶を出しなさいよ?」

「ねえ、お菓子ないの?」

 

上から激おこの悟、秋葉、アルクェイドである。

 

「お姉さん。流石の俺も怒って良いかな?ごめん、俺……この身体に成ってから耳も良いからさ、聞こえちゃったんだ」

 

ジーニアスを肩車する悠仁くん、英雄宿儺に託されてデミ・サーヴァントに成ってから耳も良く……近くの楽屋で楽しそうなグレモリーチームとシトリー眷属そしてスタッフの態度の為か、流石に不機嫌になる。

 

「隣の楽屋……空いてますよね?言い訳は良いです。センサーで見たから」

 

古代ギリシャサイボーグの流花はサーモグラフィーのような熱源探知で隣の楽屋を調べてみると、なんと空き部屋。隣の空き部屋は広く、普通に呪術高専御一行が床で寛げる大きさをしていたのだ。

 

「ねえ?お姉さん、なんでそんなに人間嫌いなの?ねえ、子供の僕に分かりやすく教えてよ?」

 

写輪眼を輝かせ、悠仁の頭の上で告げるジーニアス。影は揺らめいており……玉犬白が顔を出している。

 

「ひっ!?なんなの!?この人達!!」

「あの……案内してください」

「ひっ!!ジャパニーズピーポー!!」

「私は何もしてないよね!!」

 

あと、さっちん……周りのメンバーがヤバすぎた為か、スタッフから同じくヤバい人物だと勘違いされる。

 

「七海先生。このスタッフさん、日本人じゃないよな?アメリカ人だよな?なんで日本語ペラペラなんですか?」

「あっ、それ俺も思った」

 

ここはアメリカ。公用語は英語であり、日本語は殆ど通じない。しかし、悟達は人々が話す言語が全部日本語で聞こえてきたし、例外が有るとすればテレビの音声ぐらいであった。迎えに来たスタッフの声も日本語に聞こえ、日本語が日本のように通じる。その為か、悟と悠仁は七海に聞いてみたのだ。

 

「悪魔は言語の壁がなく、相手に合わせて自動で言語が切り替わるそうです。私も詳しくは知りませんが、事実なのでそうであるとしか言えません」

「「なんじゃそりゃ!!」」

 

と言うのも悪魔や天使、堕天使は言葉の壁が存在しない。何故なら自動的に相手が主に使う言語を理解して、その言語を自動で話すことが出来るのだ。

つまり、日本人だった転生悪魔は自分では日本語を話していても……英語だけ分かる人には英語に聞こえ、スワヒリ語が分かる相手にはスワヒリ語で伝わるのだ。逆もしかりであり、スワヒリ語が日本語に聞こえてきて自由に会話できるのだ。

 

 

悟達の素質を多少は知り、ガクガク震えるスタッフの案内でスタジオに入った悟達。

 

「あら遅かったわね」

 

そこではグレモリーチームとシトリー眷属が既に呪術高専御一行を待っていた。

 

王 リアス・グレモリー

女王 姫島朱乃

戦車 塔城小猫

戦車 ゼノヴィア(ミカエルの転生天使)

騎士 木場祐斗

騎士 紫藤イリナ(ミカエルの転生天使)

僧侶 ギャスパー・ヴラディ

僧侶 レイナーレ(あれから神器増えてる)

兵士×4 兵藤一誠

兵士×1 ボーヴァ・タンニーン

将軍 未定。

 

「これが私達のメンバーよ。さあ、フルボッコにしてあげるわ!!私達はあの時と比べて、遥かに強くなったの!!

祐斗は聖と魔が合わさった聖魔剣を産み出せるようになり、聖剣で構成された鎧の騎士団を出すことが出来る!!禁手を2つ持つイレギュラー!!イッセーは言うまでもないわ!!」

 

なお、国際レーティングゲームは登録制ルールとのこと。兵士の駒価値は1つの単位が強くなっており、転生に使う数の数倍だとか。例えるなら駒8個で転生できた人物は登録制なら駒1つや2つで出れると言うことだ。なお、この国際レーティングゲームに三大勢力が余り重要視しない術式や技術の価値は含まれていない。

 

登録制にともなり、貴族悪魔が持てる眷属の数の制限は無くなり……多くの貴族は更に数多の転生悪魔を確保出来るように成ったのだ。

 

「将軍なんて駒有ったか?」

「無い筈ですよね?」

 

将軍という初めて聞くポジションの為か、悟達は困惑する。




次回、収録が始まる。

因みに将軍は兵士価値×6以上のぶっ壊れを登録して出すことが出来るニューポジションです。なお、呪術高専チームがこれを行う際……七夜先生or九十九orベルさん等のヤヴェー大人に成る予定です(笑)まあ、七夜先生とベルさん達はさとるん達の成長の為に前線にはあんまり出ませんけど

三大勢力の扱いどうする?

  • 他国では優遇すべき
  • 容赦はするな
  • 宿儺&朱い月「がんばれがんばれ」
  • おっぱいドラゴンは最強なんだ!!
  • せめて……一部のキャラは救済を
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