神器迴戦~借金返済から始まる英雄譚~   作:静かなるモアイ

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分けました。


この世界の真実 その1

「こんな……バカなことが有るのか!?」

 

アザゼルはうちひしがれた。呪術高専との圧倒的な差を見せられ、確実に勝てるようにした裏工作を運営と共に行っても完膚なきにグレモリーチームは倒された。アザゼルは困惑した事が3つある。

1つ、遠野悟は生まれつき術式は無かったはず。呪力の馬鹿げた量と魔眼 六眼、そして神滅具 絶霧しか取り柄がなかった筈だ。だが、遠野悟は身体の中の絶霧が身体の中で溶解してからは空間制御を行う際に無限が発生している。あり得ない、人が無限を使うことはあり得ない。破壊不可能の筈の人工神滅具を破壊する謎の力(直死の魔眼)など、疑問が尽きない。

2つ、虎杖悠仁はアザゼルにとって両面宿儺の特級呪物を食べてしまった哀れな小僧でしかなかった。だが、蓋を開けてみればどうだろうか?虎杖悠仁の霊器は人間ではない何かが混ざっており、その上……英雄と呪いの王どちらの宿儺の術式も使いこなし、あろうことか大昔のアザゼル達が総力を挙げて出来なかったドライグに傷を着けたのだ。それも裂傷を沢山に。

3つ、ジーニアスが召喚した魔虚羅。魔虚羅は人類の歴史、突然変異の術式を除けば最強の術式……十種影法の担い手が誰も調伏出来なかった最強の式神。その強さは最強の後だしジャンケンであり、適応さえ出来れば()()()()()()()無敵の式神。その魔虚羅を完全に従え、魔虚羅の圧倒的な力でドライグを破壊したジーニアス。

 

「それに運営側がレーティングゲームの中継を切るまでの出来事は全世界に漏れている。悪魔の駒の解除の仕方、はぐれ悪魔の怪物化……誤魔化すには時間が足りなすぎる!!」

 

そしてジーニアスの手で広められた悪魔の駒の解除の仕方、転生悪魔から元の種族に戻す方法とはぐれ悪魔の怪物化の真相だ。はぐれ悪魔が醜い怪物が多いのは有名だが、それは表向きには悪に染まったからと言うことに成っている。しかし、その真実は裏切り防止の術式の為であり、その術が発動すると魂の形が変えられてしまい怪物に成って人間を襲うのだ。

お陰で、今は転生悪魔と転生天使が大多数を占めるアメリカではデモや事実説明を求める声が多く届いており、悪魔政府は何とか弁明しようとするだろう。

 

「まあ、良いさ。今度、北欧神話の主神オーディンが和平を様々な国々に説いて回る旅に俺達は護衛として同行する。神々は俺達を評価している……」

 

アザゼルはそう告げ、医務室で集中治療を受ける教え子+慟哭して無気力に成ってしまった兵藤を見守るのだった。

 

 

 

 

一方のさとるん達。

 

悟達は約1週間振りに日本の東京に帰ってきた。因みにジーニアスは九州の冬木、東堂は京都に戻った。アメリカでの理不尽な待遇からの絶対に勝てないように細工されたレーティングゲームを終えて東京に戻ってきたのだ。

 

「やっと日本食が食べれる」

 

まだ夏休みであり、悟達は呪術高専に戻っては夏休みだろうと関係無く勤務している夜蛾学長に報告しに行くのだ。報告が終われば、遠野の屋敷で帰りを待っている琥珀さんと翡翠ちゃん+沖田さんの所に帰るだけである。

 

長い長い階段を上がり、呪術高専の敷地に入ると其所では……

 

「遅かったな……待っていたぞ」

 

何処か疲れた夜蛾学長。そして頭から羽のような物が生えた黒髪の美少女、同じく頭から羽が生えたピンク色の髪の毛をした美少女が立っていたのだ。悟の六眼はその美少女を見てみると、美少女2人は人間ではなく……神性を僅かに感じたのである。

 

「学長。だれ、その女の子2人?」

「ああ、何でも訳あってアスガルド…………北欧神話の勢力を抜け出したワルキューレの2人だそうでな。なんでも英雄を求めてきたという事でな……」

 

夜蛾は語り出す。悟達がアメリカでグレモリー眷属をフルボッコにしている頃に呪術高専にやって来たそうで、英雄を求めてやって来たとのことだ。黒い髪のワルキューレはオルトリンデ、ピンクの髪の毛のワルキューレはヒルドと言うそうだ。なんでも北欧神話に伝わるワルキューレとの事で、英雄(マジ)を求めてやって来たとか。

 

「で……その英雄が悟と虎杖、流花との事だ。あと、もう1人英雄が近々に出てきたそうでな」

「「いえ、彼は既に英雄に至りました。禪院の子です」」

 

禪院?オルトリンデとヒルドがそう告げると、悟達は一斉にシエルを見る。確かにシエルは母親が禪院という名字を持っていた為か、思われるが……オルトリンデとヒルドは「彼」と言った。と言うことは男性であり、シエル以外で禪院の血を受け継ぐのは1人しかいない。つまり……

 

「アイツかぁぁあーー!!」

 

悠仁の叫びが高専の空に響いた。そう、現在進行形で確保した小猫とゼノヴィアを連れて、ガブリエラの背中に乗っては九州に向かっているジーニアスである。まあ、万華鏡写輪眼 神威には時空間を飛び越える力も有るので神威のワープで既に九州の冬木に着いているかもしれないが。

 

「まあ……そのこの2人は2人の希望も有ってか、呪術高専預かりとなる。

それとだ。天元様が悟達に会いたいそうだ。場所を教えるから、今から天元様の所に向かってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君はお呼びじゃないぞ、九十九由基」

「どうせ、さとるん達もくるんだろう?なら良いじゃないか」

 

一方の天元様。結界術でbarを再現し、九十九にお洒落なカクテルを提供していた。

 




次回、さとるん達……天元様に会う。

そして他の神話の真実を語られる。

容赦無しが決まったけど、呪肉した過去の呪術師や覚醒タイプの呪術師だす?

  • 出すに決まってんだろ、髙羽さんカモン!!
  • 出さない。出しても転生悪魔。
  • 出して一部の方は途中から入学パターン!?
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