オッス!!俺は兵藤一誠!!皆からはイッセーって呼ばれてるんだ!!
実は俺は人間じゃなくて悪魔なんだ。俺は先日、ハニートラップを仕掛けて俺を殺そうとした堕天使レイナーレに騙されて1度殺されたんだ。アイツ等…俺に神器って物が宿ってるってだけで殺してきたんだ。本当に赦せねぇぇ!!えっ?なんで俺が生きてるかって?俺は殺されて直ぐに、おっぱいの大きく美人で可愛いリアス・グレモリー部長に助けられたんだ。リアス部長に助けられ、俺は悪魔に成って蘇生できたんだ。その後はリアス部長が部長を務めるオカルト研究部って部室に入って、悪魔の事を日々勉強して働く日々なんだ。
悪魔は人間と違って身体も丈夫で、魔法も使えるんだ。寿命も永遠らしく…俺は部長の下僕に成って幸せだ!!
とある人物の回想が入ってしまったが気にしないで欲しい。その人物を駒王学園高等部2年生の教室で見たシエルは頭を抱えて、大きな溜め息を吐き出した。
「本当に……なんで警察は動かないんですかね?外国じゃ実名報道されて逮捕されて晒し者なんですよ」
シエルが嘆くのも無理はない。彼女が尻目で睨んだ茶髪の少年、兵藤一誠は悪魔であり学園でも知らない人は居ない程の問題児なのだ。
兵藤は先日に悪魔に成ったばかりの少年だ。これは彼の回想でも語られた通り事実であり、彼は駒王に侵入した堕天使に騙されて殺され、悪魔に成って蘇生した過去を持っている。
(しかし、オカルト研究部ですか。悪魔がオカルトを研究するってどういう事でしょうか)
オカルト研究部。悪魔に転生した兵藤が所属する事に成った部活であり、そのオカルト研究部は美男美女の集まりと言われており多くの生徒が入りたいと願っているが普通は入ることが赦されない部活なのだ。それもその筈、オカルト研究部は悪魔の巣窟であり駒王を統治する悪魔の隠れ蓑なのである。
シエルが調べ上げた情報ではオカルト研究部の部員は当然ながら全員悪魔。しかも、シエルの知る限り駒王学園の全校生徒の大半がオカルト研究部(兵藤除く)に崇拝的な感情を抱いているのだ。
(駒王を統べるのはリアス・グレモリー。魔王ルシファーの妹で、触れた物を塵に変える滅びの魔力を持つ危険人物)
オカルト研究部の部長はリアス・グレモリー。産まれながらの上級悪魔であり、兄は魔王ルシファーという超絶エリートな若い悪魔。シエルの知る限り、学園の二大お姉様と呼ばれており、物凄い巨乳である。産まれながらの上級悪魔であり、通常兵器は間違いなく効かない。その上、彼女は滅びの魔力と呼ばれる力を持っており、触れた物を塵に変えることが出来るのだ。
(姫島朱乃。リアス・グレモリーの女王であり、戦闘力の概要は不明)
オカルト研究部のNo.2は姫島朱乃。五大宗家の1つ姫島と同じ名字を持つが関係性は不明。黒いポニーテールの髪をしており、リアス以上の巨乳を誇る。実際に戦っている所をシエルは確認していない為に分からないが、雷の巫女という二つ名が有るために雷に関する力を持つのだろう。
(木場祐斗。別名学園の王子様。日本人らしき名前だが、何処から見ても外国人)
オカルト研究部の実質No.3である木場祐斗。学園の王子様と呼ばれており、同じく戦っている所を見たことが無いために不明。金髪でムダにイケメン、あと日本人ではなく何処から見ても欧州人。
(塔城小猫。別名学園のマスコット。いや、名前に小猫なんて着けます?何処から見ても愛玩動物の名前ですよ……はぁ、悪魔らしい)
オカルト研究部唯一の1年生である塔城小猫。本当に高校生なのかと目を疑う程に小さな背丈をしており、その背丈は最近の小学生より小さい疑惑が存在する。恐らく、リアス等の悪魔が名付け親なのだろうか?小猫というキラキラネーム処か愛玩動物のような名前をしている。
そして此処に兵藤を加えて男2人女性3人系5人のオカルト研究部と成るのだ。因みに5人…いや兵藤加入以前は4人故に4人だけでは部活は作れず最早、同好会なのだが悪魔の権力で大丈夫にしたのだろう。
(此方は早くアーシアを見つけて保護しないといけないのに。アーシアがこの町に向かったのは分かってるんです。暇人チートな副長、ポンコツ大人のノエルと三人係で見付からないのは可笑しい。未だ駒王に到着してなかったら良いのですが……)
そしてシエルが駒王にやって来たのには訳がある。それは行方不明の妹分であるアーシア・アルジェントを保護するためだ。
シエルは唯のエクソシストではない。不死の特異なエクソシストだ。彼女は産まれた時から
『エクソシストに成らないか?成る成らないは君の自由だが』
と仮面の男に誘われ、彼女はこの道に入った。しかしシエルは仮面の男程ではないが不死であるが故に教会の老人連中や天使達から嫌われている。仮面の男の元で1通りの修行を終えたシエルが拠点にしたイタリアのとある教会、そこにアーシア・アルジェントという金髪の少女が居たのだ。アーシアはあらゆる種族を癒す神器を宿しており、そのお陰か聖職者達からは聖女と崇められていた。
『私、アーシア・アルジェントです!!』
アーシアは他の聖職者と違って普通にシエルに接してくれた。アーシアと嫌われ者だったシエルは直ぐに仲良くなり、何時しか本当の姉妹のような関係性が出来ていた。
しかし、シエルがノエルと共に遠方に任務で駆り出された時だった。任務から教会に戻ってきたシエルを待っていたのは異端宣告されたアーシアが教会を追い出されたとの報せだった。
『あの魔女は悪魔を癒したのだ!!』
何でも教会の前に死にかけの悪魔が倒れており、アーシアはその悪魔が悪魔とは知らずに神器で治してしまったのだ。シエルが調べると、その悪魔は貴族悪魔らしく…調べて見れば唯の貴族ではなく魔王の弟らしいのだ。
だが、考えて欲しい。エクソシストの拠点でもある教会にわざわざ、悪魔が近付くだろうか?それも護衛も引き連れずにだ。間違いなく近付かない、近付けば必ず攻撃されるし滅ぼされる。だが、その魔王の弟は何事もなくそれを成し遂げた。
間違いなく教会…或いは天界に悪魔と繋がっている存在が居る。
そう確信したシエルは速攻で仮面の男に連絡。内通者よりもアーシアを探す事を優先したシエルはノエル、仮面の男と共にアーシアの居何処を…行方を調べた。序でに仮面の男はアーシアの破門を決めた大天使ミカエルを拳で半殺し。半殺しにしたミカエルを脅し、ミカエルに調べさせた結果…アーシアは日本の駒王に向かってると判明し、シエルは仮面の男とノエルと共に駒王にやって来たのだ。
(アーシア……待ってて、絶対にお姉ちゃんが助けてあげるから)
シエルは決意を固め、帰りの支度を行う。とっとと下校してアーシアを探しながら暇を潰している仮面の男と合流したいところだ。
「おい、シエル。悪いが俺達と共に来て貰うぞ」
ふと、声をかけられてシエルは前を見る。そこには日頃から女子更衣室などを覗く兵藤、そして学園の王子様として有名な金髪男子 木場であった。
「はい…なんでしょうか?」
平然を装い、シエルはそう答える。兵藤も木場も悪魔であり、シエルがエクソシストだと知ってるならば攻撃してくるかもしれない。とは言え、シエルはこの2人に負けるつもりは微塵もない。なにせ、あの変人こと仮面の男から鍛えられたのだ。その上、沢山の場数を踏んできた。
だが、兵藤はギロリとシエルを睨んでいる。
(これはバレましたか?しかし、兵藤は相変わらず感情の制御が出来ないようですね。殺気がバレバレです)
それに僅かに殺気も漏れている。
「イッセー君…」
「でもよ…この女は俺達を騙して!!」
シエルの事を埋葬機関だと理解してるなら、怒りも込み上げてくるだろう。なにせエクソシストは人外を抹殺し、人間を守る治安維持部隊…しかも人間最強の。そんな埋葬機関がやって来たら、自分達を殺しに来たと思うのも仕方がないだろう。
「ノエル先生だってそうだ!!優しそうに見えて、俺達を殺しに来たんだ!!お前だって…そうなんだろ!!」
兵藤が叫び、教室が騒がしくなる。
「兵藤!!シエルさんがそんな事するわけないでしょ!!」
「お前が覗きを行って、シエルさんに怒られたからってそれはないわ!!」
だが、兵藤の言葉に対し、シエルを援護するのは多くの女子生徒達だった。
「嘘じゃない!!コイツは「分かりました。案内してください。此処でギャーギャー騒がれても他の人の迷惑に成りますので」
このままで居たら裏側の事を知って日の浅い兵藤がエクソシストやら悪魔やらをベラベラと話しかねない。此処で話しても多くの生徒は戯言だと言うかもしれないが、念には念を入れてだ。
「それで、私は何処に向かえば?」
「僕達の部室、旧校舎のオカルト研究部の部室だよ」
旧校舎。かつて学園創立当初に使われていた校舎であり、現在は使われていない。現在は取り壊さず、オカルト研究部の活動拠点として使われているそうであり、今は人払いの結界が常時貼られており裏側に無関係な生徒は近付く事さえも出来ない。
「うぇぇーん!シエル~副長~助けてくださいよ!!」
そんな旧校舎にはグレモリー眷属の拠点であるオカルト研究部の部室が存在する。悪魔の拠点らしく、旧校舎には応接間、書斎、休憩室と様々な設備が揃っている。なにせ、シャワールームまで有るのだ。
そんなオカルト研究部の部室で茶髪の美女がロープでぐるぐる巻きにされて拘束されていた。彼女の名前はノエル。埋葬機関の代行者であり、自称は雑魚専のノエル。序列は予備役…つまりランク外では有るのだが埋葬機関に所属できるだけ素質は高い。
「全く…まさか、埋葬機関が2人も私の駒王に侵入するなんて何事よ。私達を殺すつもりかしら?そんなに滅ぼされたいようね」
苛立ちを隠しきれず、ソファーに座ってそう言うのは駒王の領主であるリアス・グレモリー。魔王ルシファーの妹であり、才能溢れる才女である。そんな彼女だからこそ、埋葬機関がどれ程危険な存在なのかも理解している。だが、リアスは自身に溢れている。埋葬機関と言えど、その大半は人間であり自分達の負ける通りはないと。
「部長。殺さなくて宜しいのですか?」
「相手の人数も分からないのにそれは奥手よ。まあ、ノエル先生は雑魚のようだけど」
確かにノエルは強い…のだが異能はない。せいぜい魔術使えたり、呪力や魔力で身体能力をブーストさせること位だ。しかし、それなら悪魔でも出来ることであり悪魔は平均的な人間の千倍近くの魔力を誇る。問題は無いのだ。
やがて、部室の扉が開かれて兵藤と木場に連れられてシエルが入ってきた。
「シエル…」
「なに良い歳した大人が捕まってるんですか」
呆気なく捕まっていたノエルを見てシエルは大きな溜め息を吐き出した。
その時…木場が瞬時に無から1本の剣を産み出してシエルの首筋に切っ先を近付ける。
「シエルさん。部長の質問に正直に答えてくれ。さもないと、僕らは君を殺さなくてはならない」
(無から剣を産み出した?剣を造り出す神器…魔剣創造や聖剣創造ですかね?創造関係の神器って便利ですね)
木場が無から剣を産み出すとなれば、間違いなく剣を産み出す神器を宿しているのだろう。
「はあ…相手との実力を考慮してそれを言ってくださいね」
シエルがそう告げた瞬間、木場の持っていた剣は粉々に砕け散る。
「なっ!?」
驚くが、もう遅い。木場の目の前からシエルは瞬時に消え去り…突風が巻き起こる。その刹那、ロープが切られる音が響き…拘束してた筈のノエルの姿が消えた。
「えっ!?」
「何処!?」
そして…
「いて!?」
「ぐっ!?」
背後から強い衝撃を受けて木場と兵藤は突き飛ばされ、兵藤はリアスの胸に顔を埋めてしまう。
「もう、イッセーたら!!」
「ぐっへへ…部長のおっぱい……はっ!?あの2人は!?」
急いで兵藤達はシエル達を探すために扉の方を見る。そこには法衣に着替え終わり、黒鍵と呼ばれる投擲及び刺突用の剣を右手の指の間に3本携えたシエル、スーツ姿だが黒鍵を持ったノエルが居たのだ。
「勘違い為さってるようですが、私達は貴殿方に用は無いです。ですが、其方が私達に危害を与えるようなら人に仇なす人外として滅ぼします」
リアス達を睨み付け…黒鍵の切先を向けるシエル。
「しかし、この数日。私は普段出来ない学園生活が楽しかった…そこの性犯罪者のお陰でイヤな思いもしましたが、それは本当です。なのでクラスメートを殺したくない」
シエルはそう告げ、黒鍵の切先を下げる。だが何時でも投げられるように重心は変えない。
「お前…」
兵藤が何かを紡ごうとした時だった…
「呪術高専東京校だ!!責任者出てこーい!!人間なめんじゃねぇぇぞ!!何がクリスマスプレゼントだ、何がはぐれ悪魔じゃ!!責任者はどいつだぁぁあ!!」
「私は付き添いでーす」
部室の扉が物凄い勢いで開かれ、悟とアルクェイドが入ってきたのだ。だが、勢い良く部室の扉を開けた為か…扉がガクンと外れてしまった。
「弁償するか、直すか…どっちが良いかしら?それ、最高級の杉で作られた扉よ。ざっとお値段は300万ね」
「…直します」
「お飲み物は?」
「私は紅茶!」
「私は要りません」
「悟は?」
「えっ?今、無理」
悟とアルクェイドがアポ無しで突撃し、一発触発から一転。一先ず正式に話し合いが行われる事となり、シエルとノエルにアルクェイドはグレモリー眷属と向かい合うようにソファーに座る。彼女達の対面側にはリアス、朱乃、そして何故か兵藤がソファーに座り…その後ろに木場と小猫が立っている。
そして悟はトンカチを震いながら外してしまった扉を頑張って直していた。
「ふー…何とか直ったぜ」
300万の借金を新たに背負いたくない為か、悟は維持でも扉を直したのだった。
「全く…埋葬機関に格下の呪術高専まで来るなんて何事よ」
リアスは大きな溜め息を吐き出した。シエルの言葉から埋葬機関の目的が自分達では無いことは理解したが、それでも埋葬機関がやって来るなんて唯事ではない。
「因みに私達は3人で来ましたが、完全に私用です。公務では有りませんよ」
「3人?」
「「あの人か…」」
埋葬機関は3人でやって来ている。シエルは窓を指差した。彼女に釣られるようにリアス達も窓を見ると、そこにはプレデターのお面を被った変人こと仮面の男がベッタリと張り付いていたのだ。
「どーも!!上司でーす!!僕の部下が学園でお世話に成っていたね!!」
「撃墜王!?埋葬機関最強の狩人がどうして此処に居るのよ!!」
仮面の男。窓ガラスにベッタリと張り付き、登場。その後、彼は窓を開けて堂々と不法侵入した。
「おっ!!さとるんとお姫様じゃん。君達も来たの?」
「俺は苦情で」
「そっか」
仮面の男はアルクェイド達の後ろに立つ。その時だった…
「あつ!?うっぅ!?腕が熱い!?」
兵藤の左腕が急激に熱を帯び始め…赤い籠手が具現化したのだ。
「お目覚めかな?」
仮面の男がそう告げた瞬間だった…
『ヒビト…ヒビト!!貴様!!良くも赤龍帝である俺を裏切ったな!!白いのを完全に破壊し、決着を着けるのが俺の願い…それを踏みにじりやがって!!ヒビト…貴様だけは絶対に赦さん!!必ずや…殺してやる!!魂さえも破壊してやる!!』
兵藤の籠手から怒りに染まったような声が響いた。
「「ヒビト?」」
「僕の名前だよ。僕の名前は七夜緋人。300年、生き恥を晒してきた赤龍帝だ」
七夜 緋人。それが仮面の男の名前のようだ。
「はっ…変われよドライグ。先に裏切ったのはお前だ。お前達の因縁を唯、神器を宿してしまった人間に押し付けるな。人間を先に裏切り、巻き込んだのはお前だ。何が力を与えてやっただ?
少なくとも僕はこんな力なんか要らず、ただのんびりと過ごしたかったよ」
『貴様…誰のお陰でそこまで強くなったと!!お前なんぞ、俺を宿さなかったら七夜一族の小僧でしかないのだ!!』
「お前は変わらないな」
「ほー!!面白そうに成ってるじゃん次期当主ちゃん。次期当主ちゃんの下僕がまさかの赤龍帝だったなんて、ドクター感激!!」
その声が響くと…瞬時にリアス達の隣に白衣を着た人物が現れた。
「Dr.アラク。どうしたのよ」
「面白そうだから来ちゃった」
彼女はDr.アラク。魔王ルシファーに雇われ、リアス達の主治医を勤める怪しい人物である。勿論、普段は旧校舎に居るためかその詳細を知ってるのはリアス達等のグレモリー眷属だけである。
(コイツ……不味いな)
その瞬間…仮面の男改めて緋人は悟、アルクェイド、シエルとノエルを連れて強引にその場から消えた。
「ねえ?下僕ちゃん……あの撃墜王超えたくない?私の実験に協力してくれたら、撃墜王を超える無敵の赤龍帝に成れるわよ?」
そんな怪しさ満点のDr.アラクは笑みを浮かべて兵藤にそう言った。
「此処に…私が働ける教会が有るのですね」
駒王駅のバスターミナル。そこにアーシア・アルジェントが降り立った。
マスクマンこと緋人への怒りで、兵藤くん早くもドライグと出会うことが出来ました(笑)
次回!!アーシア、保護される……だが、魔改造レイナーレに拐われる!?
リアス「撃墜王が居るなんて聞いてない。魔王様に連絡よ!!」
原作より事態がヤヴァクなる!?
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