神器迴戦~借金返済から始まる英雄譚~   作:静かなるモアイ

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すぐるん、出てきます


オーディンとの対談

呪術高専の談話室。そこでは向かい合うように天元&七夜先生、アザゼル&オーディンが座っており……談話室の外では悟達とオーディン護衛チームが待っている。

 

「何故だ天元?お前が千数百年ぶりに表に出てきたのは良い。だが、なんで和平を結んでくれない?」

「そうじゃぞ、人の子よ。日本は神の加護がない唯一の国。三大勢力の恩恵がない今、和平は必要の筈じゃ」

 

アザゼルとオーディンには理解が出来なかった。オーディンは禍の団対策の為に、三大勢力+オーディン達……神話勢力との和平を結ぶためにやって来た。だが、天元からの返事はノー、つまり和平を結ばないのである。

 

「和平は結ばない。だが、テロ対策には協力すると言ってるんだ。アザゼル、和平を結ぶ前に君達は君達の問題を片付けるべきではないのかな?」

 

天元は告げる。和平は結ばないが、テロ対策には協力すると彼女は言っているのだ。事実、日本は三大勢力が去ってから禍の団の攻撃を色々と受けてきた。京都での聖杯大戦を筆頭に、今でも火星ゴキブリの出現等が度々起きている。こうしている間にも、1年生トリオや東堂、後は釈放された白騎士フィナが戦っているのである。

 

「俺達の問題だ?」

「そうだ。悪魔の駒の乱用、裏切りの烙印を押されて醜い怪物に変えられた転生悪魔、奴隷当然のように扱われる転生悪魔。自国の問題から目を背け、外面だけを取り繕うとするのはみっともないと私は思うな」

 

天元の言う通り、三大勢力は自国の問題は全く解決していない。

悪魔の駒の乱用は止まらず、どんどんと転生悪魔が増えていく。それと比例するようにはぐれ悪魔が増加しており、醜い怪物に変えられていくのだ。と言うのも、これには訳がある。悪魔の駒の所得数制限は無くなったのだが、悪魔の駒の使用に関する取り決め、はぐれ悪魔を出した貴族の責任は変わらず……はぐれ悪魔と成った悪魔が悪いと言うことに成っているのだ。それに転生悪魔の待遇は全く変わらず、残念な事に主人によっては奴隷のように使い潰されて行くのが現状である。

 

「欧州では多くの人々がはぐれ悪魔に成ってしまい、既に醜い怪物に成っている。それに貴族は非があっても裁かれず、三大勢力に所属するエクソシストは悪魔を裁こうにも法律で裁けないからね……指を加えて見ているしかない」

「仕方無いだろ?三大勢力の和平を保つためだ……」

 

今さら悪魔の駒は廃止に出来ない。悪魔の駒を廃止にしてしてしまえば、それこそ悪魔の政府が内部分裂してしまい魔王2人が欠けた状態でクーデターが起きてしまえばそれこそ、悪魔という国は滅んでしまう。

 

「人体実験は今すぐ辞めたまえ。悟が本気で君の事を殺そうかとしていたよ。魔獣創造の保有者の亡骸から作り出した人工神滅具と言い、そんな物を平気で作っては子供達に騙して手渡す男とは和平を結ぶ気になれないな」

「なっ……なんでそれを知っている!?」

「悟がレーティングゲームの時に六眼で見たんだよ。悪趣味だな……アザゼル。これも世界の為なのか?それならば、今すぐ帰ってくれ」

 

天元の言葉に対してアザゼルは言い返せず、和平を結ぼうとした会談は終ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「日本か……久し振りだな。ウェイバー先生、今までお世話に成りました」

「元気でな、傑。シオン、傑を頼んだぞ」

「はい!!」

 

一方、呪術高専の正門前には3人の人物が訪れていた。

1人は女性のように長い髪をした男性 第四次聖杯戦争での生存者であり、現在はロードエルメロイ2世と名乗るウェイバー・ベルベットである。

もう1人は悟と同世代の青年だ。身長はかなり高く180を超えており、高身長で肩幅も広い。彼は夏油傑、日本の仙台出身の呪術師であり……呪霊操術と呼ばれる大変貴重な術式を保有しており、自然発生した呪霊を口から取り込む事で式神として操れる突然変異の術式だ。発動は取り込んだ呪霊の呪力でも行えるので、省エネとしても使える。

もう1人はシオン・エルトラム・ソカリス。紫色の髪をした美少女であり、スタイル抜群でアルクェイドとシエルの中間の巨乳である。因みに半吸血鬼であり、色々あって時計塔でウェイバーの元に居たのだ。

 

傑は右手に黒い球体を持っている。この球体はさっき調伏させた呪霊の成れの果てであり、この呪霊を食べることで取り込む事が出来て次から使うことが出きるのだ。

 

「しかし、襲ってきたロキって呪霊なんだったんですかね?」

「さあな……ヨルムンガンドも沢山居たしな」

 

ウェイバーと傑はそう会話を行い、傑は呪霊を食べて取り込んだ。因みに今食べた呪霊は道中で襲ってきたロキという呪霊が引き連れていたフェンリルである。ヨルムンガンドという呪霊も沢山居たが、4匹程はさっき食べた。

 

「さてと、行くか。お前のこれからの学友も見るとしよう」

 

ウェイバーがそう告げ、傑達は長い階段を上がる。

 

 

 

 

 

「やあ、私は夏油傑。君は?」

「俺か?俺は遠野悟だ。遠野だと妹も居るしな、悟で良いぞ」

「じゃあ、私の事も傑で良いよ」

 

後に語られる最強コンビが此処にであった。

 

 




次回……すぐるんとさとるん一気投合。

すぐるん「見てよ私の術式。便利だろ?」→フェンリルどーん!!
さとるん「おっ、狼じゃん。てか、神性特効の術式あんのかよ」

オーディン「それ、フェンリル…………」
すぐるん「あれ……私の術式があのお爺さんも対象なんだけど。お爺さん……呪霊ですか?」
オーディン「ワシ、神よ!?」
アザゼル「オーディンが呪霊の訳ないだろ!!」

ロキ(笑)すぐるんに食われるまで、あと少し。

見てみたい番外編

  • さとるん先生1年目(4年後)
  • if エンマ特級呪術師生存ルート
  • 呪術高専ギャグ紅白戦(さとるん3年)
  • 1ヶ月1万円生活
  • 格付け対決(平和時空)
  • さとるんシエルルート
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