神器迴戦~借金返済から始まる英雄譚~   作:静かなるモアイ

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匙の胃が死んでいく!!


ifルート 先輩達もヤヴェーヤツしか居なかった

「気持ちいい朝だぜ!!」

 

匙元士郎……ツッコミ職人が呪術高専に来たのは金銭的理由が大きいだろう。匙元士郎は数年前に両親を事故で亡くしてしまい、その後は祖父と幼い弟妹と共に暮らしてきた。だが、祖父も高齢でありいつまで元気に働けるか分からないし、進学もあきらめて中学から働きに出ようかと本気で思っていた。そこで、匙は勇気を振り絞って国が行っている神器を宿しているかどうかの検査を受けたのだ。その結果、ヴリトラの神器を宿していることが発覚!!しかもエンマが過去にアザゼルを襲撃して研究所を破壊した為なのか……ヴリトラの神器全てが結合した状態で宿した稀有な事が起きていたのだ。実質の神滅具相当の価値を持った力……それを宿していることを知った匙は喜んで呪術高専の門を叩いた。

 

呪術高専は学生と言えどお給料が支払われる。学生の月給は等級によって異なり、経験無しの民間から呪術師に成った駆け出しの四級呪術師が手取り180000。三級呪術師がだいたい190000、二級呪術師が230000……一気に上がったのは二級呪術師から単独任務が与えられるからだ。そして一級呪術師と特級呪術師は学生でも300000以上のお給料が支払われるが、その分危険な仕事も与えられる。

匙は四級と言えど180000の手取りが貰え、その上……食費は高専生徒でいる間は食堂で出るので、安くすむし殆どを貯蓄や仕送りに回せる。その為か、お金もどんどん貯まるし任務が終われば任務手当ても出るので貯まりやすい!!

 

クラスメートは全員……ヤヴェー奴らしか居なかった(影の薄い由良から目をそらす)。だが、先輩達はきっと優しい人達だと思い、匙は自室を飛び出して食堂に向かった。

 

 

 

「おっ!!スプーン!!遅かったな?」

 

食堂は広く、なんでも呪術高専の敷地内にある孤児院『千手の家』の子供達も利用するそうで、そのお陰か高専では本来は見られない幼い子供達も食事を食べていた。

そんな食堂では匙のクラスメートである悟、シエル、傑、由良が既に朝食を食べており……悟は日替わり朝定食、傑はざる蕎麦+プロテイン、シエルはカレーライス(飲み物はスープカレー)、由良はパンであった。

 

「いや、だから俺の名前は匙だからな!?このボンボン!!」

「匙。カウンターで食堂のおばさんに注文すると作ってくれるよ。なんでも作ってくれるそうだ」

 

傑から教えてもらい、匙は食堂のおばさんに料理を注文する。なんでも食堂のご飯は全てグルメ食材が使われており、食べれば食べるほど強くなり……やがてはグルメ細胞に適合すると言うオマケ付きなのだ。

 

一先ず、匙は食堂のおばさんからパンとコーヒーを貰い……悟達と同じテーブルで食事を始める。ただのパンと侮るなかれ、ふわふわでもちもち表面はサクサクと美味しかったのだ。

 

「あら、貴方達が新入生?入学式を仲良くブッチしたってもう有名ですわよ?」

 

すると、そこに新たな人物が現れた。その人物は巨乳でポニーテールのお姉さんであり、呪術高専の制服を着ている。

ポニーテールお姉さんと共に居る人物は上半身裸のmuscleだった……そう、筋肉だ、muscleだ。しかもmuscleであり、呪力と魔力が皆無の天与呪縛であった。本来、一般人でも魔力と呪力は僅かながらに存在する。しかし、そのmuscleは魔力と呪力が一切存在せず最強のフィジカルギフテッドを誇るのだろう。

もう1人はパンダだった。そう、パンダだ。

 

「私は姫島朱乃。宜しくですわね」

 

ポニーテールのお姉さんは姫島朱乃と名乗った。彼女は2年生の先輩であり、なんでも堕天使と人間のハーフであり五大宗家(笑)の姫島の相伝の術式を宿しているとか。そしてタバコを吸いだした……

 

「ふー、吸わないとこの世の中やってられませんわね。実家、潰れないかしら?童門と違ってゴキブリのようにしぶといのですよ」

「あー、それ分かる。五大宗家(笑)ってしぶといからな」

 

朱乃の言葉に続くように悟もそう言った。どうやら童門は取り潰しと成ったが、他の五大宗家(笑)は意外としぶとく残ってるようだ。

 

「ゴキブリ!?超名門の五大宗家がゴキブリ!?」

「ええ、そうよ?腐ったミカンのバーゲンセールよ」

 

そして朱乃は2本目のタバコを吸い出した。

 

「次は俺だな。俺はサイラオーグだ。宜しく頼む!!」

 

muscleの漢はサイラオーグと名乗った。彼も2年生の先輩だ。そしてサイラオーグは胸筋をピクピクと動かす。逞しい胸板が交互に動き、ちょっと気持ち悪いかもしれない。

 

「そして右の胸筋がマイク、左の胸筋がマイケルだ」

「この人、筋肉に名前をつけてるぅぅぅ!!」

 

なお、サイラオーグは自身の筋肉に名前を着けていたのだ。すると、傑は食べ終わり……あろうことか傑も上半身の服を脱いだのだ。傑も格闘技を趣味としているためか、脱いだらサイラオーグには及ばないがmuscleであった。

 

「奇遇ですね。私も名前をつけてるんですよ。右の胸筋が花子、左が孝子です」

「お前とは良き友と成れそうだな!!俺のプロテインの銘柄はビーレジェンド そんなバナナ味だ」

「はい、先輩!!私はビーレジェンド メロメロメロン味です!!」

「muscleどうし、意気投合しちゃったよ!!」

 

そして先輩はもう一人、残ってる。

 

「俺はパンダだ!!宜しくな!!」

 

だが、悟達はあんまり反応が良くない。反応しても「どうも」と頭を一度下げるだけ、朱乃とサイラオーグと比べて反応がかなり低いのだ。

 

「えっ?みんなそれだけ?パンダが一番ツッコミ処があるだろぉおお!!」

 

匙のツッコミが食堂に空しく響いた。

 

 

 

朱乃とサイラオーグ、そしてパンダが去ると今度は3年生がやって来た。

 

「やあ。私は九十九舞花。3年生で宜しく、私のお父さんが迷惑をかけたね、あのハジケリストは停まらないからさ」

 

と言うのはケツとタッパが大きな金髪美女。九十九舞花と名乗った女性だ。3年生の先輩との事で、なんでも千手エンマと九十九由基の間に産まれたスーパーハイブリッドであり、エンマの子供達では唯一デザインベイビーではないとの事。術式は質量操作のボンバイエ、個性は音を操るサタナス・ヴェーリオン。ボンバイエで産み出した質量を音に乗せて解き放つ最大火力技 ジェノス・アンジェラスは辺り一面を灰に変えることが出来る。

 

「エンマ先生の娘さん?」

「そっ。片親違いの兄弟は53人居るよ?」

「因みにその1人は私の弟です!!」

「ジーニアスは元気かい?」

「この前、魔虚羅を調伏してましたよ」

「えっ?魔虚羅を調伏!?因幡より壊れてね?」

 

なお、兄弟は53人居るとの事でその1人はシエルの弟でも有るとか。

 

「いや、エンマ先生の子供おおすぎぃぃ!!」

「否定しないよ。長女と思ったら妹だった衝撃は今でも忘れられないさ。私以外は全員、万華鏡写輪眼を開眼してて内2人は万華鏡を通り越して輪廻写輪眼だったね」

 

九十九先輩はそう告げ、瞳が写輪眼に変わった。

 

「写輪眼遺伝しとるぅぅう!!てか、個性ってなに!?」

 

匙のツッコミが響き渡る。

 

そして4年生は……

 

「千手オグナだ。宜しく」

「千手千影だ」

「千手鏡間だ」

「千手睦月よ」

 

「全員、エンマ先生の子供か~い!!」

 

4年生は全員、エンマ先生の子供。

 

最後の5年生。最早、核弾頭であった。

 

 

 

「そういや、大人気アイドル B小町不動のエース 星野アイは孤児院出身で、そこはエンマ先生の孤児院らしいよ?呪術高専の敷地内にあるやつ」

「あー、アイなら俺でも知ってる。確か2年前に史上最年少で特級呪術師に認定された呪術高専の学生と結婚して、世間がパニックに成ったよな?今じゃ、核弾頭アイドルを唯一抑えられる男として許されたみたいだけど」

 

朝食後。食堂の前のテラスで時間を潰していた悟達、1年生は雑談を行っていた。

 

「私、アイに会ったこと有りますよ?弟がVTuber兼タレントでも有るので」

「「シエルマジっすか!!」」

 

と、その時だった。

 

「君達が1年生?」

 

声をかけられて悟達は前を見る。そこには日本人の普通の青年、そして魔女っこのような衣装に制服を改造した若い女性が立っていた。

 

「俺は幾瀬鳶雄。呪術高専5年生で一級呪術師だ」

「ラヴィニア・レーニーです。5年生で一級呪術師です」

 

青年は幾瀬鳶雄と名乗り、女性はラヴィニア・レーニーと名乗った。5年生、つまり最上級生であり最も経験を積んだ学生なのだ。

 

「あと、1人……居るんだけどな」

 

鳶雄がそう告げると、その人物は現れた…………空からOOライザーに乗って!!

 

「なんか、ガンダム来たぁぁあ!!ガンダムがなんで実在してるの!?なんで!?」

「普通にこいよぉおお!!せめて、どこでもドアでこいよぉおお!!」

 

匙、そして鳶雄のツッコミが響く。すると、OOライザーが片膝をついてしゃがみ、コックピットが開かれる。コックピットには呪術高専の制服を纏った最強の生徒 千手兄弟の長男 千手因幡が座っていたのだ。なお、因幡の膝の上には大人気アイドル 星野アイ改めて千手アイが座っており、アイの膝の上には2人の愛の結晶 ルビーがちょこんと座っており……ルビーは腕を組んでいた。

 

「やあ、期待のルーキー達よ。俺が生徒会長 千手因幡だ。宜しく。あと、副業で苺プロダクションのタレント兼スタントマンもやってるぞ」

「普通に登場しろよ!!妻子置いてこいよ!!てか、お前の家から此処まで歩いて3分だろぉおお!!孤児院なんだからよ!!」

 

匙以上のツッコミの切れ味を見せる鳶雄。流石は年期が違う、5年も因幡のツッコミ相手に成っていただけは有るだろう。

 

「良いか?第一印象はインパクトが大事だ。電車に乗って敵の本拠地に突撃よりはインパクトは無いが、愉快だろ?」

「2年生の頃の黒歴史を掘り返すな!!」

 

その後、匙と鳶雄はツッコミ同士として連絡先を交換。そして悟と傑はアイからサインを貰うのだった。




次回から本編に戻します……次回作仮に作る時は、ifルートのようにハジケリストなギャグ路線にしよう。シリアス考えるのしんどい(笑)

レーティングゲーム世界大会……どうする?

  • インフレMAX!!加減?知らんな
  • 借金無いんだろ?ハジケろ
  • サヴァ化大人伏黒降臨(十種+御厨子)
  • 究極体宿儺VS究極体朱い月
  • 全部だ……そう全部だ……
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