ガンダム ビルド…ビビットアーミー艦隊これくしょん   作:黒瀬夜明 リベイク

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第26話 戦闘終了

「Battle Ended!」

深海と撫子が撃墜判定となり、バトルは終了となった。操縦スペースが消失し各々のガンプラが手元の台座に戻ってきた。そして、システム音声がアミオたちの勝利を告げた。

 

 

Winner A Team!

 

 

その音声が発せられたが、アミオたちはあっ気取られていた。そしてミモザが呟いた。

「……勝った」

ミモザがそう言った時、深海と撫子はアミオたちに拍手を送った。そのことに気づいたアミオは深海に顔を向けた。そして深海は笑みを浮かべ、言った。

「おめでとう―――」

 

 

お前たちの勝ちだ

 

 

「深さん……」

「私たち勝ったっさ?あの、行方不明の英雄に……」

「……勝った…勝ったんだ!私たち、勝ったんだ!!」

そしてビビの言葉を聞いた3人は、うおおおぉぉー!!と声を上げて喜び合った。

「やったー!勝ったぞー!」

「勝ったぞ、勝ったぞー!」

「勝ったっさー!」

「ああ!僕たちの勝ちだー!!」

(フッ、ここまで喜ばれると…清々しさすら感じるな)

すると、店内への入り口扉が開きガヤガヤと人だかりが入ってきた。すると、店に入ってきた。アミオが入り口の方を向くと、彼らにとって顔見知りである人物たちがいた。するとその内の1人がアミオを呼んだ。

「おーいアミオ!」

「あ!ノブヒコたちが来た!」

アミオは喜び合っていた輪から抜けるとノブヒコの元へ向かった。ノブヒコは高校時代のアミオの友人だ。そして、そのことに気づいたビビ、ミモザ、クレアの3人も後に続いた。深海は4人が向かった方向へ顔を向けるだけで、向かうことはなかった。

「深海よ、妾がいると面倒な者たちが大勢来たみたいじゃ。妾は先に移転で帰っておるぞ」

「何があったんだよ?」

「なに、昔あ奴らに迷惑をかけまくっただけさ」

「そ、そうか……」

そう言って撫子は移転して姿を消した。

「何だお前ら、予定より早く居るな。と思ったら、先に誰かとバトルしてたのか」

「う、うん。昔に知り合った友達と偶然再会してさ」

「へぇ!良かったねアミオ君、それで勝敗はどうだったの?」

ノブヒコの隣に立っていた、アミオの友人シオリがアミオに勝敗を聞いてきた。

「何とか勝てたぞ!」

「そうなんだね、おめでとう!」

「うん、ありがとうなシオリ!」

「まあ、ニュータイプのビビさんがいるんだから、余裕だったんじゃないんですか?」

アミオの隣でビビは、黒に近い紫色の髪をツインテールにした女性で高校時代の後輩であるティナがビビに尋ねていた。

「いや、相手もニュータイプでな。私でも被弾しまくった」

「そ、そうなんですか!?ビビさんでも被弾するなんて……」

その話を聞いていた肩くらいまである長さの金髪のソバージュで、ティナの幼馴染みであるアリアが驚いていた。その少し離れたところにはクレアの高校時代の同級生であるシンとケイがいた。

「久しぶりねクレア!」

「相変わらず元気そうだな」

「はいっさ!しばらくぶりだけど、2人共元気そうで良かったっさ!」

そしてその隣ではミモザの友人である青いショートヘアーの女性であるユイがいた。ミモザはユイの元に来ると、再開のハグをした。

「久しぶりねミモザ!元気だった?」

「勿論よ!ユイも元気そうで良かったわ!」

そんな友人たちとの再会を喜び合っていた4人の元に深海が歩いてきた。深海はアミオにこの状況の説明を求めた。

「アミオ、これは一体どういう状況だ?」

「あ、深さん。すいません、昨日言い忘れてましたが…今日元々は高校時代の友達とガンプラバトルをする予定だったんですよ」

「なるほどな。その友人たちがここにいる者たちという事か…」

「へえ、アミオの昔の友達って偉く小さい奴なんだな」

「ちょっとノブヒコ君、失礼だよ!この人がその事気にしてたらどうするの!」

「別に気にしてないから良いぞ。俺は黒野深、よろしくな」

自己紹介をした深海は、いつも通り偽名を名乗った。すると、その偽名を聞いたティナが何かを思い出したのか深海の顔を覗き込んだ。そして、少し何かを考えていると昔のことを思い出したのか、ああー!!と叫んだ。その事に、その場にいた全員が驚いた。

「どうしたんだよティナ。いきなり声を出して」

「あんた、昔ビビッ島に来た時に私のことボコボコにしたやつでしょ!」

「ん?……ああ、あの馬鹿デカいガトリングを使ってた奴か」

「ここであったが百年目!あの時の敗北の借り、返させてもらうわ!」

そんなティナの叫びが始まりとなり、深海を交えた大人数でのガンプラバトルが始まったのだった。

 

 

そして時間はあっという間に流れ、解散の時間が来た。日もすっかり傾いてしまい真っ赤な夕日が周囲を照らしていた。

「なんだよこの人。強すぎて誰も勝てなかったぞ」

と、ノブリスの入り口でノブヒコは唖然としていた。結局、深海に挑んだ全員が返り討ちにあい1勝も出来なかったのだ。

「敗北の借りを返すとか言って、すみませんでした」

と、当のティナも深海に対して頭を下げている始末だ。

「深さん。今日は色々ありがとうございました」

「ああ。俺も楽しい1日を過ごさせてもらったよ」

「じゃあ、俺たちは先に帰るからな」

「あ、私はユイと帰るから!お先にー!」

「ああ。またなー!」

そう言ってその場にいた全員とミモザは解散していった。そしてアミオたちも帰路に付こうとした。

「じゃあ私らも帰るか。アミオ」

「そうだね。深海さん、明日には日本に帰るんですよね?」

「ああ。1200(ひとふたまるまる)時…昼には出港だ。では、俺も帰らせてもらうぞ」

そして深海が帰路に付こうとした時だった。

「あの、深海提督。少し良いっさ?」

突然クレアが深海を呼び止めた。

 

続く

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