「どうやら間に合ったようだな。」
ベジータ達の前にピッコロ達が現れると、その中にブルマがいたことに気付いたベジータが怒りを露わにする。
「おい、ピッコロ!なんでブルマを連れてきやがった!」
「ふん、こいつが俺達の言うこと素直に聞くと思うか?
それならお前が説得してみせろ。」
「ぐ。お、おい。ブルマ!なんでついてきやがった!
さっさと地球に帰りやがれ!」
「なんでよ?せっかくナメック星に来たんだもの。前回見れなかったフリーザの部下たちも見ておきたいでしょ?」
「お、お前な。こいつらがどれだけ危険か分かっているだろ!」
「あらー。ちゃんと守ってくれるんでしょ。ベジータ。」
そう言ってブルマがベジータに抱き着く。
「ば、馬鹿野郎!こんなところでくっつくな。」
「いいじゃない。夫婦なんだし。問題ないでしょ。」
ブルマの発言にフリーザ達が驚く。
「な、なんですって?
ちょっと、お待ちなさい。夫婦・・・だと?」
わなわなと怒りに震えるフリーザ
「ベジータ貴様・・・!!
な、なんてことだ・・・!!」
「ち、俺がこいつと夫婦であることが貴様に何か不都合でもあるっていうのか?」
「不都合でもあるかだと・・・!!
大ありに決まってるでしょ!!」
フリーザが叫ぶ
「初めてですよ。
私をここまでコケにしたおバカさんは・・・。
許さん、許さんぞ!ベジータ!!」
「な、なんで貴様が切れていやがる!」
フリーザの妙な気迫に押され、少し後退するベジータ
「ザーボンさん!!」
「はっ!直ちに処理します!」
そう言ってザーボンが宇宙船に向かって移動を始める。
「何をする気だ!フリーザ!!」
フリーザに対して身構えるベジータ
「何をする気だと?貴様・・・自分が何をしでかしたか分かっていないようだな?」
「なんだと?」
「ところで、ブルマさんとおっしゃいましたね。貴女、式は挙げられたのですか?」
「へ、いや。そういうのはやってないけど。」
「な!いけません、いけませんよ!
く、私という上司がいながらこの体たらく・・・。
しかし、今ならまだ間に合いますね。ドドリアさん!聞いていましたね?」
通信でドドリアに指示をだすフリーザ
「えっと、なにこれ?」
「俺が知るか。おい、フリーザ質問に答えやがれ!」
「はあ。これだから戦うだけしか能がないサイヤ人は・・・。
最近の貴方は変わってきたと思っていたのですけど、そういうところはやっぱりサイヤ人ですね。
いいですか!籍を入れたならきちんと申請しなくてはダメじゃないですか!
一体、いつから籍を入れていたのやら・・・。
ナッパさん!貴方も貴方です!なぜ、私に報告しなかったのですか!」
「え?いや、俺も今、知ったばかりなんで、何が何やら・・・。」
「もしや、私にサプライズで報告するつもりだったのですか!
フフフ、それはそれは・・・。そうですか。それならば仕方ありませんね。
まさか、貴方を驚かすつもりでいた私が、逆に驚かされるとは・・・。」
「おい、一体何を勘違いして・・・。」
「ねえ。もう面倒だしそう言うことにしておきなさいよ。」
コソコソとブルマが話しかける。
「お前なー。誰のせいでこうなったと・・・。
で、フリーザ、俺と戦うんだろう?さっさと始めるぞ!」
「馬鹿を言わないでください。その前に手続きをきちんと済ませてからです!
まったく貴方という人は!ほら、ザーボンさんが書類を持って帰ってきましたよ。ここですぐ済ませておしましなさい。」
「こっちだ。ベジータ。
ほら、この見本を見てさっさと記入しろ。あとはこっちで処理しておいてやる。」
「・・・なんで俺がこんなことを。」
ベジータがザーボンと話している間にフリーザとブルマがこそこそと話をしていた。
「え、そうなの?
そう言うことなら私は構わないけど、それなら地球にいるパパたちも呼びたいわね。」
「地球ですか。それだとここからはかなり遠いですね。早くても、1ヶ月以上かかりそうです。」
「孫君が来れば瞬間移動ですぐなんだけどね。」
「孫君?」
「孫悟空よ。ベジータと一緒でサイヤ人の生き残りなのよ。で、孫君なら瞬間移動が使えるからすぐ来れるんだけど、問題はいつ来るかなのよね。」
「ほう。便利な能力をお持ちのようですね。
ん?ベジータさん。書類の方は終わりましたか?」
「・・・ああ。」
「さて、予定が大幅に変わってしまいましたが、最後のドラゴンボールを手に入れるまでまだ時間がかかりそうです。
それに準備もし直さなくてはいけませんし、それまでの余興として戦うというのであればいいでしょう。
せっかくだし貴方のお友達の実力も見ておきましょう。ザーボンさん。ギニュー隊長達をここへ呼んできてください。
それと、アボとカドのお二人もね。」
「は!」
フリーザの命令を受けたザーボンが宇宙船へと向かう。
「さて、それではあのあたりがいいでしょう。着いてきてください。みなさん。」
一同はフリーザの後を追うことになった。