DBR改   作:メジャー3.5m

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それぞれの修行 その1

神様のいる神殿へやってきた悟空は現在、閻魔大王のところにやってきていた。

 

「と、言うわけでこの、人間、孫悟空を界王様のところに向かわせたいのです。」

 

「ふむ・・・。この人間を界王様のところにね・・・。

こいつ、死んでもいないのにこんなところに連れてきて、わざわざ危険な蛇の道に送り込むというのか?」

 

悟空を見ながら閻魔大王が神に話しかける。

 

「はい。この孫悟空、人間の力を超えておりまして、神にも勝る力を得ております。

界王様のところに送り、更なる力を得られればと思っております。」

 

「神にね・・・。どうにも信じられんが、まあいい。

地獄に落ちてしまったり、途中で死んでしまっても自己責任だぞ?」

 

「ああ、大丈夫だ。今のオラならすぐ、界王様んとこに着くからな。」

 

「100万キロもあるんだぞ?まあ、よかろう。お前の功績は素晴らしいものだし、界王様に会う資格はあるだろう。」

 

「サンキュー閻魔のおっちゃん。」

 

「こ、これ!なんという口の利き方を!」

 

「あ、わりーわりー。そんじゃ、オラ、さっそく行ってくる。」

 

逃げるように悟空は蛇の道へと向かう。

 

「・・・なんとも落ち着きのないやつだな。」

 

「はあ、しかし、あれでいて、頼りにもなる男なのですよ。」

 

「ふーん、まあ、界王様のところに着くのは早くても数か月は必要だろう。

生身の肉体では、途中で飢えてしまうだろうな。」

 

「それはどうでしょうか。孫悟空から感じる力は以前のものとは比べ物にならないぐらい大きなものでした。私の元で修業してた頃の何十倍も上・・・。きっとあいつなら辿り着くでしょう。」

 

「信頼しておるのだな。まあ、死んだら天国に送れるよう準備しておいてやる。」

 

「ははは、ありがとうございます。

・・・孫、無事にたどり着くのだぞ。」

 

「「!!」」

 

そして、すぐ蛇の道から神の気を感じ取る神と閻魔大王

 

「な、これは神の気?

まさか先ほどの孫悟空の気なのか?」

 

「ば、ばかな。強くなったと思っておったが、神の気を纏うほど強くなったというのか?」

 

蛇の道へ続く道を見ながら驚く二人

 

そして、時は少し遡り蛇の道へと辿り着いた悟空

 

「では、道案内はここまでです。」

 

「ああ、サンキュー。

よし、んじゃ、一気に行くか。ハァー!!」

 

スーパーサイヤ人ブルーへと変身した悟空は武空術で一気に界王様の元へと向かった。

 

「へ、変身した。しかも物凄い早さだった・・・。」

 

悟空が移動を始め、数分後、界王のいる惑星を発見する。

 

「お、見つけた。よし、もうブルーはいいや。」

 

変身を解いた悟空は、界王の前へと降り立つ。

 

「界王様いるかー!」

 

「お、お主、一体何者じゃ?

神の気を纏っておっただろ?」

 

驚きながら現れた界王に悟空が答える。

 

「へへへ、まあ、色々あってな。

そんなことより、界王様、オラに稽古をつけてくれ。」

 

「稽古だと?

うーむ、まあ、構わんが儂の修行は厳しいぞ?」

 

「あ、修行って言ってもよ。ダジャレとかじゃねーぞ?

武術の方だ。」

 

悟空が慌てて界王に話しかけると、界王が残念そうに答える。

 

「なんじゃ、そっちの方か。しかし、お主に教えられることはなさそうじゃが。

はっきり言って、お主は儂より強い。そんな奴に教えられるといえば儂の技ぐらいじゃが・・・。」

 

「界王拳と元気玉なら、もう使えるぞ?」

 

「な、なんでその技を知っておる!?

しかも界王拳は儂が思い描いていただけで実現できなかったほど難しい技なのだぞ?

お主、一体何者じゃ?」

 

「えっと、そのあたり含めて説明するぞ。」

 

悟空が界王に説明を始めようとすると不意に声がかかる。

 

「それは私も興味がありますね。

ぜひ、一緒にお聞かせ願いたいものです。」

 

「ん?あ、あんたはウイスさん!」

 

「な、なんで天使様がこんな星にわざわざ?」

 

「ホホホ、いきなり神様の気を感じたら気になるじゃないですか。

それに、ビルス様は今、眠っていらっしゃるので私、暇なんですよね。

それで、あなた、先ほどのお話をしていただけませんか?

界王神様もこちらに来るようですし、彼が来たらで構いませんが。」

 

「え?界王神様もか?」

 

悟空が驚いていると、界王神が瞬間移動して現れた。

 

「こ、これは驚きました。まさか、天使まで来ているとは。

始めまして。私はシンと申します。これから、彼についての話をするところでしたか?」

 

「ええ。それでは、話していただきましょうか。あなたが何者なのかを・・・。」

 

悟空は界王達に説明を始めた。

そして、悟空の話を聞いた3人はそれぞれが考え込む。

 

「ってなわけでよ。一応、歴史を大きく変えねーようにはしてんだけど、細かいとこでちょっと変わってきちまってんだよな。」

 

「・・・ふむ。時の精霊の仕業だとすると、何が狙いなのか。おおよそ検討はつきます。」

 

「ほ、本当か。ウイスさん!」

 

「ものすごく、嫌な予感がするのですが・・・。」

 

「私もです。界王神様」

 

「あ、儂もです。なんかすごく下らん理由のような気がします。」

 

界王神、キビト、界王の3名が不安そうな顔をする。

 

「あなた方の予想は間違っていないと思いますよ。おそらく単なる暇つぶしでしょう。

飽きたら元に戻ると思うので、放っておいても構わないとは思いますが、少し不便ではありますね。

取り合えず、私は時の界王神のところに行ってきます。

悟空さん、あなたは取り合えずこの界王星で修業していてください。」

 

「でしたら、私たちがお送りいたしましょう。キビト頼みます。」

 

「はい。分かりました。界王神様」

 

「では、よろしくお願いします。

それでは、悟空さん。私が来るまでこちらで修業をしておいてください。

では、彼の相手をお願いいたします。界王様」

 

「は、はい!分かりましたー。」

 

界王神たちが居なくなるまで界王が深々とお辞儀をするとその横でぼーっと立っている悟空に気付き頭を下げさせる。

 

「これ!お前も頭を下げんか!

お前に必要なのは武術より礼儀作法じゃな。」

 

「えー、もういねーんだし、いいじゃねーか。それにオラそれ一番苦手だぞ?」

 

「えーい。黙らんかい!修行ついでにみっちりしごいてやるから覚悟するんじゃな。」

 

「そ、そりゃねーよ。界王様!オラ、そんな失礼なことしねーって。」

 

「お前、どの口が言っとるんじゃ・・・。」

 

あきれた様子で悟空を見る界王

 

「未来の儂も苦労しておるんじゃろうな・・・。」

 

ボソっとつぶやいた界王は深いため息をついた。

 

そして悟空の修行が始まった・・・。

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