「そんじゃ、行ってくるぞ。界王様、ウイスさん。」
悟空が準備を整え界王に伝える。
「うむ。まあ、お主なら楽勝だろうがくれぐれも油断するなよ?」
「ああ。分かった。」
瞬間移動を使い悟空が消える。
「ふむ。不思議なやつじゃったが、まあ、悟空なら問題ないじゃろう。
それにあの強さなら、フリーザにも勝てるかもしれん・・・。
いや、それは高望みしすぎでしょうか?」
「さあ、どうでしょうね。
さて、悟空さんとベジータさんの戦いを見守りましょう。」
「そうですな。悟空、頑張るんじゃぞ・・・。」
そして、瞬間移動した悟空はピッコロたちの前に現れる。
「オッス、ピッコロ!」
「孫、ようやく来たか。」
「瞬間移動か・・・。やはりカカロットも未来の記憶を持っているらしいな。」
「ああ、記憶だけじゃねーけどな。力も未来と変わんねーぞ?
まあ、修行したからあの時よりも強くなってるけどな。」
「ふん、それよりこの後のことだが、とりあえず俺と戦ってもらうぞ。」
「え?ああ、オラは構わねーけど、戦ってどうするんだ?」
悟空が疑問を浮かべると、ピッコロが答える。
「ある程度戦ったらベジータが撤退する。
孫、お前はそれを見逃せばいい。その後、俺たちはナメック星に向かいフリーザを討つ。」
「分かった。じゃ、早速はじめっか?」
「待て、戦う前にある程度、ナメック星に行くための会話をしておかなければならん。
お前に話を合わせられるかいささか不安だが、俺たちの会話に合わせろよ。」
「お、おう・・・。」
「よし、では孫、お前はしばらくしてからこっちに来てくれ。
とりあえず、ベジータが適当に悟飯たちを追い詰めるからそのタイミングで現れてくれるのがベストだな。」
「んー、難しいな。そんな器用なことする自信ねーぞ、オラ?」
「スーパーサイヤ人になるから、そのタイミングでこい。
それならお前でも分かるだろう。それと、その前にこの内容を自然に話せるように練習しておけ。」
ベジータが悟空に紙を渡す。
「げ、オラ長い文章とか覚えれねーぞ?
お、これなら大丈夫だ。なんとかわかるぞ。
じゃ、オラここで待ってるぞ。」
悟空と別れ、ベジータとピッコロが移動を始める。
「さて、じゃ、オラはここで暇でもつぶしてるかな。」
そして・・・
「お、ピッコロたちが戻ってきたな。」
「ああ。一体何を話してたんだ?」
「待たせたな。さて、ベジータ。平和的に解決したかったが、どうやらそれは無理なようだな。」
ピッコロがベジータを睨みながら話す。
「その通りだ。
貴様がいるということはドラゴンボールがこの地球にもあるんだろう?
それを俺達のために使ってもらおうと思っていたが、別に貴様である必要はない。
ナメック星に直接言って願いを叶えてもらえばいいだけだからな。」
「ナメック星?」
「なんだ、お前。宇宙人だったのかピッコロ。」
「ふん、俺の故郷のことなんぞどうでもいいが、殺されてやるわけにはいかないんでな。抵抗させてもらおうか。」
「お、おい。ベジータ。大丈夫なのか?
こいつら、戦闘力1万以上だぞ?
いくらお前でも、勝てないだろ?」
心配するナッパを見てベジータが笑う。
「ふん、よく見ていろナッパ!貴様のスカウターで俺の数値をな!」
ベジータが気を高めていく。
「な、戦闘力2万、4万・・・ち、スカウターが壊れちまった。」
「お、おい。なんだあの戦闘力は、測定不能だと?」
(こんなものか、あんまり上げすぎるとフリーザたちが警戒してナメック星にこないかもしれないからな。ち、意外と難しいものだな。気を高めたふりをするのは。)
「どうだ。これで貴様たちも終わりだ。全員でかかってくるんだな!」
「く・・・。どうするピッコロ?」
「やるしかあるまい。行くぞ!お前たち!!」
「「「「おう!!」」」」
ピッコロたちがベジータに攻撃を仕掛ける。
「ふん、その程度では俺を倒すことなんぞできないぞ!」
「く、舐めるな、行くぞクリリン!」
「かめはめ波!!」
「俺たちも合わせるぞ、餃子!」
「「どどん波!!」」
「魔閃光!!」
「ち、俺も始末する気か!サタデークラッシュ!!」
「死にたくなければお前も手伝え!魔貫光殺砲 !」
ピッコロたちがそれぞれ技を放つ。
「ふん、その程度、蹴散らしてやる。ギャリック砲!!」
激しい打ち合いが始まるが、ピッコロたちが徐々に押されていく。
「ははは!その程度か。これで終わりにしてやる!!」
更にベジータが気を高め、ピッコロたちは競り負けてしまう。
「「「ぐわーーー!!」」」
ピッコロたちが周囲に吹き飛ばされる。
「・・・どうやらまだ息があるようだな。」
(あ、危なかった、少し気を高めすぎたか?)
「く、なんて力だ・・・。」
(ベジータ、もう少し手加減しろ!餃子はマジで死にかけてるぞ!!)
「ふん、貴様たちに更に絶望を見せてやる。」
(す、すまん・・・。どうも匙加減が難しくてな。仕方ない少し早いがスーパーサイヤ人になるぞ?)
「絶望だと?」
(そうしろ、多少無茶苦茶だが、ここまで追い詰められれば孫も登場しやすいだろう。)
「俺達サイヤ人はな。大猿になると更に力を増すことができる。だが、それだけじゃない。俺はあの伝説のスーパーサイヤ人になれるんだ。」
「な、なにー!ベジータ。マジかよ?
お前いつのまに?」
「スーパーサイヤ人だと、あれは伝説の存在だぞ?いや、だからこそ、この強さだったのか。くそ、どれだけ強いんだ。ベジータは!」
驚くナッパとラディッツ
そしてベジータがスーパーサイヤ人に変身する。
「お、おお。それが伝説のスーパーサイヤ人か。
ベジータ。これならあのフリーザにも勝てるんじゃないのか?」
「ふん、当たり前だ。だが、その前に。
ようやくお出ましか。貴様がカカロットだな?」
「な、なに!?」
ナッパが振り返るとそこに悟空が立っていた。
「・・・ああ、おめーたちが兄ちゃんの仲間だな。
みんな、ここからはオラが相手をする。あぶねーから避難しててくれ!」
悟空はピッコロに仙豆を渡す。
「ピッコロ。こいつでみんなの傷をなおしてやってくれ。
あいつはオラが戦う!はあーー!!」
悟空もスーパーサイヤ人に変身する。
「な、カカロットもスーパーサイヤ人に変身しやがった。」
「面白い、そうでなくてはな。
・・・さて、ナッパ貴様も邪魔だ。死にたくなければあそこのナメック星人と一緒に避難していやがれ。」
「え?いや、しかし。敵と仲良く避難はできないだろ?」
「素直に従っていろ。どのみち孫が倒せなければ俺たちにあいつを倒す手段はない。
それはお前も同じだ。ベジータが負ければお前に勝機はない。
俺達と一緒に大人しく見ていろ。」
「・・・ちっ。ベジータ勝てよ?」
「ふん、当たり前だ。よし、カカロットついてこい!」
「ああ。」
悟空とベジータが移動を始める。
その二人を見送りピッコロがつぶやく。
「あとは頼んだぞ。孫・・・。」
(やりすぎるなよ。二人とも!)