黙示録の封印   作:kurono20

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継ぎ接ぎのガンダム

待機命令が出てから数日。増員組との連携訓練に大隊の後方支援と忙しい日々を過ごしていた。

「…確かあの部隊の物資はこっちの倉庫に…」

「よう、レイルス。」

「大隊長。」

「しっかり働いてるか?」

「それはもう給料以上に。」

「それはよかった。…で、だ。」

「はい。」

「ミラたちにはまだ見せてないが…お前はパイロットだし、隊長だ。早めに見せたほうがいいだろうと思ってな。」

「というと、ガンダム?」

「ああ。向こうの格納庫だ。着いてこい。」

「これが終わったら、向かいます。」

「む…じゃあ手伝おう。」

大隊長に荷物を半分持ってもらったおかげで物資搬入は想定より早く終わった。第二格納庫にあるというガンダムの元へ向かう。

「第二格納庫…改装ベイですか。」

「ああ。丁度使ってなかったからな。ここに置いていた。」

「なるほど。」

ガンダムは改装ベイの最奥に置かれていた。手入れをされたのだろう。折れていたアンテナなどの各所の傷が修復されていた。ただ…

「…あの。」

「まて、言うな。その指摘は分かっている。弁解させてくれ。」

色が塗りなおされていた。ただし、中途半端に。

「我々はエゥーゴであり、元のこのガンダムの色、黒はティターンズを連想させる。だから、エゥーゴで使用されたという白に塗装しなおそうとしたんだ。」

「…ほう。」

「したんだが…その、途中で白い塗料の在庫が尽きかけているのに気づいたんだ。」

「どうしてそうも見切り発車なんですか。…元の色に戻すのはどうですか?」

「それは駄目だ。エゥーゴらしい色にしたくて塗装したのに結局黒ではまずい。まあこれはそういう塗装、と思えるようには手直しさせておく。それよりもだ。これをみてみろ。」

「バズーカですか?」

「ああ。それだけじゃない、ビームライフルもだ。」

「これは…」

「たまたま回収したんだがな。このガンダムの武装らしい。使えるか?」

「このタイプの使用はしたことありませんね…ん、このライフル、エネルギーパック方式?…まあ、使用法は他のタイプと同じでしょうし、大丈夫かと。」

「…まあ、おまえは優秀だものな。期待している。」

「訓練生時代に大隊長に指導してもらったおかげですよ。ところで…ガンダムを見せてくれた、ってことはそろそろ?」

「…ああ。明日あたり、出発してもらおうと思っている。」

「これまた急ですね。であれば、今日中に積み込み終えていた方がいいですか。」

「ああ。手直しが終わり次第連絡する。今日はそれまで待機だ。」

「了解です。」

敬礼をし、ヘンチマンに向け歩き出す。あの継ぎ接ぎのガンダムに、なんとなくの胸騒ぎを覚えながら。

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