あのユノって人に会った時に一緒にいた赤髪の女性。
ラケル博士になんとなく似ている気がしてたんだけど、ラケル博士のお姉さんみたいなんだ。
でも、雰囲気が全然違う。なんとなくだけど、やっぱりラケル博士の方が上回ってる気がする。色々と…
にしても、最近は色々身内の中で問題が重なるな。
ロミオ先輩の軽さも問題だけど、新しく入って来た ギルバート・マクレインとも仲良く出来てないし。
考え事が増えるばかりだ。
はぁ…こういう時俺が取るべき行動って何だろ。
「ハクッ!そっちに行ったぞ」
俺に声をかけたのは、ギル。
今、一緒に討伐任務をこなしてるところなんだけど、最近悩みが増えて、どこ構わず考え事をするようになってしまった。
「ああ、わかった」
向かって来た2匹の荒神。
こいつらはドレッドパイク 小型の荒神で比較的に細胞が柔らかい為どんな武器でも倒せるいわゆる雑魚。
俺自身、こんな雑魚相手に手こずる程弱くないので、今日の気分で決めていたロングブレードで一刀両断する。
ギルも他の荒神を駆逐し、俺と合流し任務完了と告げた。
「お疲れ様、ギル」
俺は、ギルに微笑みかけて、肩にぽんっと手を置き、そのままギルを通り越して帰投する。
フライアに戻りギルと一緒に会話をしていた。
見ない顔だな。誰だろ。ターミナルの前に立っている人間は貴族のような服装をしている。
そんなに興味ないので素通りしようとするが、向こうから声をかけられた。
「ブラッドというのは、君たちか?」
俺とギルは声をかけてきた男を振り向きざまに見た。
「フフ、緊張するのも無理はない……だが安心したまえ!この僕が来たからには、心配は完全に無用だッ!」
あぁ、なんかすげー誇ってるよ。この人…
「おっと、失礼した……僕はエミール……栄ある、極東支部第一部隊所属!エミール・フォン・シュトラスブルクだッ!」
「……そうか、よろしくな」
ギルが半分流しつつ挨拶した。
「このフライアはいい船だね……実に、趣味がいい…しかし!この美しい船の、祝福すべき航海を妨げるかのように……怒涛のような、荒神の大群が待ち受けているという……きっと…君達は不安に怯えているだろう……そう思うと僕は……僕は……いてもたっても、いられなくなったんだッ!そういう訳で、君たちは僕が同行するよ!まさに、大船に乗ったつもりでいてくれたまえ!」
愉快な奴だな…浮かれすぎじゃないか?コイツ
まぁ、挨拶くらいはしておくか
「よろしくお願いするよ。エミールさん」
「共に戦おうッ!人類の輝かしい未来のためにッ!!我々の勝利は約束されているッ!」
はぁ…こういう奴は本当に疲れる。
邪魔されなきゃいいけど
「ややこしい奴が、来たな。」
「ある意味面白そうでもあるけどな。」
その後俺たちも解散し、個人の時間になった