えーっとその、俺がジャック・オーってマ?   作:古時雨

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今回はもしかしたら変態性はないかもしれません。
でも安心してください、次回からはバシバシで出てきますから。
覚悟の準備をしといてください!!いいですね!?


君のプシュケー…は全く本文とは関係ありません。

トレーナー室からこんにちは!

皆さん元気にしてるかね?

僕はすごく元気だよ!

なんてったって毎日美少女に囲まれて過ごしてるからね!

…ありり?僕が誰かって?そうえば自己紹介がまだだったね!

僕の名前は日本の姓名の読み方通りで行くとジャック・オサム!しがないトレーナーだよ!

周りからは狂人仮面とかイカれお面とか言われてるよ!ぜーんぶ同じ意味じゃねえかこのハゲとか思うのは禁止だぞ!

僕が担当させてもらっている子達はたくさんいるから今は説明しないけどいずれ出てくるよ!

さぁお別れの時間だね!

じゃあまたね!

…………。

………。

……………あのカメラさん、終わりましたよ……。

えっ…?これ撮影じゃない……?

あっ、カンペ?はいはい、えーとえーとなになに……。

あっ、スゥー…。

……君たちはジャック・オーなるものを知っているだろうか。

ご存知の通りジャックオーポーズチャレンジで有名なあのナイスバディの女性のことだ。

困った体質の持ち主であるため飴を舐めるか仮面をつけていなければ精神が安定しないと言う彼女。

そう、何故この話が出てきたかというと聡明な諸君らは気づいているだろうが俺はジャックオーに似ている。特に目立つそれは。

 

「ちょっと!このキングを差し置いて何と話しているのかしら?それと人と話す時はそのへっぽこな仮面を外しなさい!」

 

そう、目の前の高飛車一流系お嬢様に言われた通りこの三対の半端なベルトがついたハロウィンのカボチャの顔のような穴が空いている仮面だ。

何がきっかけか、今じゃ思い出せないが俺は前世がある所謂転生者というらしい。

もちろんこの疑問系にも意味が有る。

通常、生まれたばかりの赤ん坊は自分の状態や周りの父母や医者、看護師の言葉なんてもってのほかだ。

しかしその時の記憶など思い出せるはずもないためにそのようなことも気にならず。

でもさー、俺さ、なんでか理解できちゃったんよ。

あと、ジャック・オーに似てることの気付いたのも理由の一つかな。まぁ赤ん坊は話せないんだけどね!

んで、イタリアの大企業の御曹司だったらしく。んで、なんやかんやあってトレーナーになったと。

え?そのなんやかんやを教えろボケと?気にすんなヨ人間そんな時もあるさ。まぁトレーナーになった動機くらいは話そうかな!

13歳の時にテレビを見ていたんだよね。その時ちょうど凱旋門賞がやっててさ、10月だったかな?

その時に走っている女の子たちがなんでかみんな……可愛かったんだよね(変態。

いや、可愛いっていうのは僕の性癖にあってますよ(掛かり。

だってあんなに早く走ってるのにそれプラス可愛いってなんだよ(血涙!!

お家柄、すり寄ってくる女子は少なくなかったからあんなに目標に一生懸命になれてる美少女なんて理想じゃーん。

いいなーうらやましいなー、トレーナーいいなーって思ってたら気付いたら試験受けてたんだよね。

おれは今 俺の変態力を ほんのちょっぴりだが 体験した。い…いや… 体験したというよりは まったく理解を 超えていたのだが……あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!「おれは ウマ娘が可愛いぐへぐへと思ったら いつのまにか試験を受け終えてた」な… 何を言っているのか わからねーと思うがおれも 何をしたのか わからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねぇもっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

俺は13歳でテレビを見てた。つまり13歳で受けてたんだ。

やっば、トレーナー試験覚えてないけど国家資格やん。こんなガキが受けてええんか?

え?家の権力でそんなん(法律)無くした?あ、そっすか。

でなんだっけ?あーそうそうで取ったのは13だけど一応高校に入ってか始めようと思ってたんで担当達とは1年とちょいの付き合いで17歳っすね。

初めは周りからすごい目で見られましたよ。親の七光りだとかボンボンだとか言われてましたけどね。

まぁある時を境にそんな話も聞かんくなったんだけどね。なんでやろなぁ。

うーんちょうどイタリアで論文出した時期と被ってたけど関係ないはずだし。

 

「早くしなさい!このキングを待たせないようにしなさい!」

「へいよ、ちょいとまち。」

「わかればいいのよ!先行ってるわ!」

 

おっとと、関係ないこと考えてたら我らが王を待たせしてしまったようだ。

彼女を追いかけるために部屋から出るとまだ廊下は寒い。

その指先まで凍ってしまいそうな季節に有マを一ヶ月前制した彼女は世間からは名実ともに本物のキング、として注目を受けている。

黄金世代、群雄割拠!って見出しで新聞で見た時は嬉しかったなー。

あー、ほんとみんなすごいよ。

 

「俺も捨てられないように頑張らなきゃな〜。」

 

全くみんな優秀すぎるんだよなあ。こんな平凡なトレーナーの元ですごい成績残せるんだからねぇ。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

このキングは怒っているわ!

全くなんなのかしら!

部屋に入ってきたこのキングを無視するなんて!

それに虚空に向かって話してるなんてどうかしてるわ!

へっぽこ仮面だってずっと……契約して一度も素顔を見してくれないじゃない…。

 

「キング〜待ってよ〜。」

「早くなさい。この寒さの中も練習してこそ一流よ。」

 

十数メートル後ろの男を尻目に私は歩く。

この前の有マといい、やっと一流に近づけたの。

私は一流になるためならなんでもするわ。

絶対に頭は下げない!

絶対に…そう考えてたんだけど…数ヶ月前までは。

 

「あ、あのぅ…」

「ん?もしかしてキングに用事?ごめんねぇ…これからトレーニングなんだ。終わる頃にもう一度来てくれないかな?」

「い、いえ!私はトレーナーさんに用事があって!」

「俺に?いいよ!何かあったのかな?」

「こ、これを受け取ってください!」

 

そう、そうこれよ。

ラブレター、つまり告白ね。また受けちゃって。顔真っ赤にして走っていくその子の様子を見てたら誰でもわかるもの。

しかも最近はかなりの人数にされてると同級生から聞くわ。

なんでか最近この光景を見るとモヤモヤするのよね…。

それをスカイさんに言ったら私も同じ。って言われたし…。

全くなんなのかしら。

不明瞭なそのものを知るべく目の前で呆けてる男を見る。

身長は187〜9cm、肩幅は広く、服の上からもわかる体格の良さに加え、袖をまくった腕は血管の浮き出た筋肉質。

でも全体的に太すぎる訳じゃないから所謂細マッチョって言われるやつね。

顔…は分からないけど、声はよく透き通る落ち着いたハスキー。それに長さは普通だけれども赤毛の髪。

しかもなんでか取得資格が多いのよ。親もなんだかイギリスの大企業の社長らしいし。

医師免許に資格じゃないけど論文によるノーベル賞、危険物甲だったかしら、それに毒物劇物取扱責任者資格、アマチュア無線技士、調理師免許…と他にも16個の資格を持ってるらしいわ。

しかも性格がいいと来た。まぁ…確かにモテない要素がないわね。

それよりもまずなんて書いてあるか確認しないと。

 

「なんて書いてあるのか見せなさい。」

「あっ、キング取らないでよ。」

「………あなた…私のトレーニングを差し置いてこのことについて考えるつもり?」

 

再起動を果たしたトレーナーは少しため息を吐いてこっちを向く。

 

「まさか。みんな最近は調子いいからさぁ、俺が少しでも頑張らなきゃいけないんだから、その子には可哀想だけど断らせてもらうよ。」

 

優しい気遣うような声色、何故だかその相手が私だけじゃないことがイヤだわ…。

しかもあなた…それじゃ自分が全く勘定に入ってないじゃないの。

声色からしか判断できないけど、本気でそう思っているように感じる。

自分がどれだけ優秀か気づかないのかしら?

でもまぁ今日は私に付きっきりなんだから思い切りこき使ってあげるわっ!

 

「ところでキング、この後は何か用事ある?よかったらさ飯行かない?」

 

…全くそう言うところよ!へっぽこ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いやマジありえんレベルに担当持っちまうかもなぁ…。
まぁこれはフィクションなのでヨシっ!
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