ルベリオスとの会談で、
ルミナスは、それを承認するのだけど、
これは、少し動いた方がいいかもね
リード:「ルミナス待て!正気か!?」
ルミナス:「無論じゃ。そなたもヒナタが定住する事は嬉しいであろう?」
リード:「それは…」
ルミナスの言葉に、言葉が詰まる。
嬉しくないと言えば嘘だが、姉さんの影響力は西側諸国に住む人間からすれば、そうなった時の影響力は予想がつかない。
だから安易に答える事が出来なかった。
ルミナス:(すまぬが、これは是が非でものんでもらうぞ!)
そんなリードにお構い無く、ルミナスはやる気だった。
その理由は会談前までに遡る。
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会談前に、ヒナタはルミナス達を集め、あることを皆に頼んだ。その内容は、
ルミナス:「この国に移住し、
ヒナタ:「はい」
ヒナタは、あの晩から決めていた。
いかに自分以上に強くなっても、大切な弟に変わりない。
それに、あまりにも傷つきすぎている弟と一時の間とは言え、離れる気にもなれず、何より失った時間を少しでも取り戻したい思いが、ヒナタにそう決意させたのだ。
ヒナタ:「私は、
ルミナス:「‥‥‥」
ヒナタ:「ルミナス様を裏切る事になることは分かっています。だけど、これ以上あの子が傷つくのを見るのは───」
ルミナス:「良い。許す」
ヒナタ:「え…?」
ルミナス:「妾も、そなたの気持ちが痛い程良くわかる。守るべき立場である筈が、その守るべきものを守れず傷ついていくのを、見ているだけなど出来ぬ。そんな事をするくらいなら、例え、己の地位や名誉など捨てることになってでも守ろうと動くじゃろう」
ルミナスは、どこか悲しい目でそう言う姿を、ヒナタはただただ見ていた。
ルミナス:「故にヒナタ、そなたは『姉』としてやるべき事と失った時間を少しでも取り戻すのじゃ!妾も協力は惜しまぬ!」
ヒナタ:「ルミナス様…」
レナード:「ヒナタ様、私も異存ありません!」
アルノー:「俺もです!ヒナタ様!」
フリッツ:「というか、誰も反対しないでしょう!」
ギャルド:「ええ!そうすべきです!」
バッカス:「セイジ様だって、喜ぶに決まってます」
リティス:「ヒナタ様、私もそうすべきだと思いますよ」
ヒナタ:「あなた達…」
ルミナスだけでなく、レナード達からも反対どころか推奨する意見が出てヒナタは嬉しくなるが、ここで別の問題があることも気になっていた。
ルイ:「ヒナタ、後任の心配はいらない」
ルミナス:「それならアテがおる」
ヒナタ:「アテ…ですか?」
ルミナス:「うむ。じゃがその前にあの
サーレ:「彼なら、教義とか色々な理由で反対すると思いますが…」
ルミナス:「それも心配いらぬ」
ヒナタ:「どういう事ですか?」
ここでルミナスは、全員にルミナス教の成り立ちや目的を全てを話し、ヒナタは驚きを隠せなかったが、同時に心配する事は無いもないと理解した。
フリッツ:「ヒナタ様!それならいけますよ!」
アルノー:「ええ!」
ルミナス:「それでは、この場にいる全員異存はないな?」
全員:『はい!』
こうして、全員がヒナタの望みを叶えるために、打ち合わせを会談開始ギリギリまで行った。
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リード:「駄目だ!姓を変えれば俺達の繋がりはすぐにバレるし、姉さんがいなくなれば西方聖教会の信頼も揺らぎかねない!国交樹立だけで十分だ!」
ルミナス:「しかし、そなたは十数年もヒナタと離れ離れになっていたのじゃ、これくらいは筋じゃろう?」
リード:「私情で決めて良いことじゃないって言ってるんだ!」
ヒナタ:(そういう所、私に似てしまったのね…ん?)
ルミナスの提案にリードが猛反対する様子を見て、ヒナタは少し心配になった。
すると手に何かを握らされた事を感じ、それを見たヒナタは、渡してきたであろう人物に視線を移し、小さく頭を下げた。
そして、リードが猛反対するその理由は、先ほど言った西方聖教会の信頼に関する事と他にあった。
リード:「何より、姉さんがいなくなったら、その後任は誰がやるんだ!!レナード達には悪いが、姉さんと同等の人材がいる!?」
リード:「ほら!」
そう、ヒナタの後任の問題である。ヒナタの実力によって西方聖教会は完全にまとまっていた。そのヒナタがいなくなれば、西方聖教会が団結がなくなってしまう事をリードは心配していた。
ルミナス:「その心配はいらぬ。レントがこちらに戻れば問題ない」
レント:「俺!?」
ルイ:「レントの実力は、正直にいうと私達三公に匹敵する。充分にヒナタの後任は務まる」
レント:「いや…だけど…」
レミン:「お父様、ワタクシからもお願いします!」
レミンはレントに上目遣いで懇願する。一方のリードは、レントにしか感じ取れない殺気を目線で送っていた。
そして、肝心のレント本人の決断は、
レント:「レミンの頼みなら断る理由はねえ!」
レミン:「ありがとうございますお父様!」
リード:(この親バカ!!)
娘のお願いを断れないあたり、リードの中でレントがエラルドと同類と分類された瞬間であった。
ルミナス:「…まあ、それもある」
ヒナタ:「‥‥‥」
縁護:「日向、私は五感の内味覚以外が異常発達している。だから、ポケットからする機械のような匂いもすぐにわかる」
ヒナタ:「…流石です。縁護…さん」
縁護の問いに、ヒナタは観念し、ポケットからある物を机に置き、それを見たリードは自身の目を疑った。
リード:「それって…ディケイドウォッチ!?」
リードがその意味に気づき『
リード:「放して煉武
煉武:「聖司、お前の気持ちがわからない、とまでは言わない。しかし、事情を聞かず、いきなりそういう行動に出るのは、それこそお前の私情の判断だ」
リード:「‥‥‥」
煉武:「…『
リード:「‥‥‥」
煉武:「聖司!」
リードの手首を押さえていた煉武の手に、更に力が加わると、リードは大人しく『
それを、確認すると煉武も手を放す。
シズ:「ヒナタ、そのウォッチは?」
ヒナタ:「昨晩、このウォッチが私の前に落ちてきたんです。これを見て、聖司を守るための力を得る事が出来ると思いました。だけど、聖司が知ったらどんな手を使ってくるかはわからなかったから、黙っていたんです」
リード:「…そういう理由なら尚更ダメだ!姉さん、ディケイドウォッチを今すぐ返して!」
ヒナタ:「聖司…もしかして、私が傍にいることがイヤなの?」
リード:「え?」
ヒナタ:「それはそうよね。いくら憎んでないって言っても、私はあなたに残酷な選択をさせた。そんな人が傍にいるのはつらいよね…」
ヒナタは、目に涙を浮かべ、両手で自分の顔を抑えた。
それを見たリードは大慌て弁解をした。
リード:「ち、違うよ姉さん!もちろん姉さんが移住してくれるなら嬉しいけど、他の国がどんな反応するか───」
ヒナタ:「今、『嬉しい』って言ったわね?」
リード:「…え?」
ヒナタ:「
生夢:「釈迦人?」
釈迦人:「バッチグー!」
先ほどの表情が嘘だと思うほど表情が変わり、いつもの表情に戻り、生夢と釈迦人に確認をすると、釈迦人が、水晶玉を取り出すと先ほどの音声が再生された。
『もちろん!姉さんが移住してくれるなら嬉しいけど───』
次の瞬間、リードが水晶玉を奪おうと釈迦人に仕掛けるが、釈迦人は水晶玉を煉武にパスした。
リード:「
自然:「やってみろ、この状況で出来るなら」
自然が、リードの両肩を押さえ付け動きを止める。
水晶玉を手にした煉武は、リムルと見合せ、生夢に視線を移した。
煉武:「お前が、こういう提案するとは珍しいな」
生夢:「言う暇がなかったから」
リムル:「いや、一言くらい言えよ」
ルミナス:「じゃが、これでリードの真意が聞けたな」
リード:「だけど…教義とか、七曜みたいな奴らがいたらどうするんだ?」
ルミナス:「それも心配ない」
リード:「は?どういう事?」
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ルミナスの説明によると、ルミナス教の教義は当時の指導者達が決めた決まりで人心掌握の方便であったそうだ。ルミナスが重要ですしているのは教義ではなく、信仰心があれば問題ないらしい。
更に、
だから俺が思っている事にはならないようだ。
その話を聞いて、リムルは煉武義兄さんを睨む。
リムル:「…煉武」
煉武:「なんだ?」
リムル:「お前だよな?その貴族達消したの」
煉武:「
リムル:「やりすぎなんだよ!?リードもなにか言えよ!…リード?」
リムルの頼みを聞くことは出来ず、俺は目線を逸らす。だって俺がもし、姉さんの側近なら同じ事してたと断言出来るから。
煉武:「ハッハッハッハ!残念だったな
リムル:「ぐぬぬぬ…!」
煉武義兄さんは高笑いを、リムルは悔しそうに歯ぎしりをする。
はっきり言って、あの二人の喧嘩って…
リード:「…小学生?」
シズ:「あははは…」
縁護達:(((([私/俺/僕]達も同じこと言ったな…))))
レミン:「あの~、ヒナタ様?」
ヒナタ:「なんでしょうかレミン様?」
レミン:「普通に接して下さい。あと、レミンと普通に呼んで下さい。そのお話は、いつお聞きになったのですか?」
ヒナタ:「わかったわレミン。それなら私の事は普通に接してヒナタと呼んで。それを知ったのは会談が始まる少し前よ」
レミン:「‥‥‥へぇ~、伯母様?」
ルミナス:「!?」
レミンの声が低くなり、目線がルミナスを捕捉すると、リムルと煉武義兄さんの口論が中断された。
レミン:「なんでそんな重要事実をヒナタが知らなかったのですか?」
ルミナス:「い、いや、違うのじゃレミン…」
レミン:「何が違うのですか?伯母様がヒナタに教えてくれれば、ヒナタの対応も、少しは変わっていたのではないのですか?」
ルミナス:「そ、そうじゃな…」
レミン:「ルイも、ヒナタに教えるべきと考えなかったの?」
ルイ:「も、申し訳ありませんレミン様…」
レミン:「伯母様、ギュンターを呼んでください。三人には少しオハナシがあります」
ルミナス・ルイ:「「は、はい…」」
レミン:「リード様、少し会談を中断してもいいですか?」
リード:「お、おう…」
レミン:「ありがとうございます!」
その後、ルミナスに呼び出されたギュンターもレミンの雰囲気から、察し大人しく別室に移動していった。
レント:「まさか、妹だけじゃなく姪にまで怒られるとはな…」
ヒナタ:「昔はよくあったのですか?」
レント:「ああ、レミンの母親、つまりルミナスの妹であるレミアス・バレンタインは真面目でな。ルミナスのやらかしを良く叱ってたぜ」
ヒナタ:「そ、そうなんですか…」
レント:「アレは多分、一時間はかかるな」
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レントの予想通り、レミン達は一時間で戻ってきた。
ルイとギュンターは疲れきった表情だったが、ルミナスは涙目でレミンに何か訴えていた。
ルミナス:「レミンよ!妾が悪かった!だから一年も帰らないなんて言わないでくれ!」
レント:「なんだと!?」
レミン:「大丈夫ですお父様。『伯母様に会うために帰らない』だけで『お父様に会うためには帰ります』ので、その点はご心配なく」
レント:「よかった~」
ルミナス:「良くないわ!」
レミン:「…でしたら、私のお願いを聞いてくれるなら、休日には帰りますよ」
ルミナス:「なんじゃレミン言ってくれ!」
レミン:「…サーレも
サーレ:「レミン!?」
ルミナス:「それくらいなら構わん!」
サーレ:「ルミナス様!?」
レミンの要求を、ルミナスは即答し、戸惑うサーレだったが、これはおそらくサーレの身を案じてなのだろう。
ファルムスでの、三武仙の敗北は多くの記者に目撃されている上に、サーレが
だから、この
リード:「まあ、賠償とかは、今のを含めたものとして、
煉武:「それならもう考えてあるぞ」
リムル:「まともなんだろうな?」
煉武:「当たり前だ」
煉武義兄さんが考えた筋書きはこうだ。
まず、俺は人間の記憶を一部無くして異世界から転生した事とし、“闇”のタロスが煉武義兄さんだと公表する。
俺達の今回の戦いは七曜によって仕組まれたことであり、それに気づいた俺は、姉さんを身を挺して庇い瀕死の重傷を負ってしまうが、神ルミナスがそれを救った。
俺は神ルミナスの許可を得て、七曜を全員殺すが、七曜が仕組んだ魔法によって、俺は暴走してしまう。
それを止める為に、魔王リムルと煉武義兄さん、そして神ルミナスの加護を受けた姉さんの協力によって俺の暴走を止めるのことに成功する。
そして、暴走がおさまった俺は人間の記憶が戻り、姉さんと再会したという筋書きにするようだ。
全員、この筋書きを推し、公表する事が決まった。
こうして
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
リード:「ルミナス、ルベリオスに帰る日、もう一日遅らせてもらえないか?」
ルミナス:「?可能じゃが、何故じゃ」
会談が終わり、俺はルミナス達の帰りに待ったを言った。その理由は、
リムル:「ほら、ウチの弟分の
そう、自然義兄さん達が
なので、もう一日滞在をしないかと、提案した。
ルミナス:「‥‥‥そうじゃな、そうするかの」
リード:「それじゃあ、俺はシュナ達に伝えてくる」
こうして、ルミナス達との宴会が再び行われる事が決まった。
こうして、ルベリオスとの国交が樹立し、ヒナタとサーレがこの
いや~、正直言って、聖司に殺されるかと思ったけど、やっぱり聖司って、日向とシュナには弱いな…
まあでも、時魔の男は、女の尻に敷かれるくらいが丁度良いけどね。僕たちの父さんも、お
そして、継承していない仮面ライダーは、あと一人だね。