転生したら天魔人だった件   作:通りすがりの気分屋

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ど~も、今回は俺、時魔釈迦人(シャカト・トキマ)がやるね!ルベリオスとの百年の国交が樹立し、ヒナタとサーレが魔国連邦(テンペスト)に移住することが決まった。
そして、ルミナス達と二度目の宴が始まろうとしていたんだけど、始まりはそれより少し前になるね。


和解と協定、そして… その⑥

 

リード:「あ~、肩こりに効く~」

 

俺は、誰もいなくなった浴場で一人静かに浸かっていた。

だけど、内心あまり穏やかではなかった。

理由は、姉さんがディケイドの継承者に選ばれたことだ。

姉さんまでライダーに選ばれただけでも驚きなのに、まさかあのディケイドに選ばれるなんて…

 

リード:「最悪だ…」

 

そう呟くと、扉が開く音がした。

 

リード:(誰だ?もう全員入った後のはず…)

「ってぇえ!」

 

俺は、後ろを振り向き、入ってきた人物を見て大きく倒れた。

だって入ってきたのは、

 

リード:「プハァ!?なんで姉さんがいるの!!」

 

日向(ヒナタ):「あら?何か問題でも?」

 

タオル一枚を体に巻いている姉さんだった。というか問題って…

 

リード:「問題しかないから!!」

 

こんなのを、シュナに知られたら…死ぬより辛い目に遇う!

 

日向:「大丈夫。シュナには、小さい時のあなたの話をするということで手を打ったわ」

 

リード:「俺の黒歴史…」

 

日向:「子供だったんだから、仕方ないでしょう。それに私は、可愛いあなたの自慢が出来て楽しいの」

 

リード:「俺にとっては黒歴史って…なんで入ってきてるの?」

 

日向:「湯船に入って何がわるいの?」

 

姉さんは、肩までお湯に浸かり息を吐く、俺は腰にタオルを巻く習慣が身に付いていたから大事には至っていなかったな。

今ここで上がると、会談の時のような手を使われるかもしれないから、俺は姉さんに背を向けて湯船に浸かった。

すると、姉さんが俺の背中の傷に触れてきた。

 

日向:「聖司(セイジ)、この全身の傷痕が、あなたが時魔家の稽古で負った傷なのね?」

 

リード:「…うん」

 

日向:「…ここは?」

 

リード:「そこは、縁護(エンゴ)義兄(にい)さんの剣を避けきれなかった時に」

 

日向:「…ここは?」

 

リード:「そこは、煉武(レンム)義兄さんの槍に貫かれた時に」

 

日向:「…ここは?」

 

リード:「そこは、自然(シゼン)義兄さんの手刀にやられた時に」

 

日向:「…ここは?」

 

リード:「そこは、生夢(ショウム)義兄さんの暗器を防いだ時に」

 

日向:「…ここは?」

 

リード:「そこは、釈迦人(シャカト)義兄さんのナイフが掠った時に」

 

肩、脇腹、首筋、腕、足、義兄さん達の稽古で残った傷痕を、姉さんは傷痕に沿って指で撫でる。

 

日向:(…あなたの努力の証なのね)

 

リード:「姉さん?」

 

日向:「時魔家の稽古を受けて辛くなかったの?」

 

リード:「いやいや、辛いというか何度か生と死の境を彷徨ったよ~、あっはっはっはっは!」

 

日向:「!?」

 

リード:「だけど、得たものはそれ以上に大きかった」

 

日向:「そう…だね…」

 

俺達の空間で静寂に包まれた。何か言うべきなのだけど、全く思い浮かばない。

 

日向:「聖司、生夢…さんから聞いたのだけど、あなたの人間の細胞、どうやら時魔聖司(セイジ・トキマ)の細胞らしいの」

 

リード:「‥‥‥え?」

 

日向:「あの時、自然…さんの武器に私の血が僅かに付着していて、生夢…さんがダメ元で調べたみたい。そしたら、あなたの人間のDNAと私のDNAで姉弟関係だと結果が出たみたい」

 

リード:「どうして…」

 

日向:「煉武…さん達が、あなたの分骨を持ち歩いていたみたい。それがこの世界に来た一年前に、骨だけがなくなったそうよ」

 

リード:「まさか…」

 

俺が進化した時に、心の奥底で望んだ姿になるために、材料を引き寄せたのか…分骨を持っていた煉武義兄さん達も纏めて…また、俺のせいだ。

 

日向:「聖司、自分を責めないで、それに煉武…さんが言ってた」

 

煉武:『むしろ、また会えて嬉しい。だから自分を蔑まないでほしいと思っている』

 

リード:「煉武義兄さん…」

 

日向:「それと、暴走したあなたの動きが止まった時、メガネをかけた男性があなたをおさえてたみたい」

 

リード:「…まさか」

 

後ろを僅かに振り向き、姉さんを見ると黙って頷いた。

…父さんが、俺を…

 

リード:「先に上がるね!」

 

日向:「…うん」

 

俺は、先に着替えてみんなのいる宴会場に走っていった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

一人となった日向は、夜空を眺めながら、弟の背中を思い出していた。

 

日向:(父さんみたいな背中だったな)

 

無数の傷痕に鍛えあげた肉体、もしリードとして転生したのではなく、聖司として転移してたら…そう思うと日向は思考を止めた。

 

日向:(馬鹿ね、今さらそんな事考えても仕方ないじゃない…)

 

タラレバの話をいくらやったとしても、現実が変わるわけではない。しかし、やはりどうしても考えてしまう。

弟が、傍にいたらどれ程心強かったのだろうかと。

 

日向:「本当に、成長したね。嬉しいけどやっぱり少し寂しくなってしまうわ」

 

日向は、そう呟く。

弟と言っても成長するのは当たり前そして、それは嬉しい事である。しかし、それを直で見ることが出来なかった日向にとっては複雑な気持ちにだった。

 

日向:「父さん、母さん、私しっかりお姉ちゃん出来てるかな?」

 

「もちろんよ」

 

「僕たちよりずっと立派だよ」

 

日向:「!!」

 

日向は驚いて周りを見渡すが、誰もいなかったが、その声の主を知っていた。

 

日向:「…ありがとう、お父さん、お母さん」

 

日向は、そう言って湯船から上がった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

リムル:「という訳で、今日の宴はすき焼きです!」

 

聖騎士団(クルセイダース):『『うぉおおおお!!』』

 

リムルが、牛鹿(ウジカ)の霜降り肉を見せると、聖騎士団(クルセイダース)達から声が上がる。

 

リード:「それでは、今後の友好をきがんして、乾杯!」

 

全員:『『『『乾杯ーーーッ!!』』』』

 

今日は、俺の挨拶で宴会が始まる。

レミンとサーレは楽しそうに食べているが、父親(レント)伯母(ルミナス)の殺気の籠った視線を直接受けていては、ちゃんと楽しめないだろうな。

 

煉武:「…すまない、白米はどちらの意見で作られている」

 

煉武義兄さんが茶碗を持って俺とリムルに聞いてくると、俺はリムルを指差し、リムルは自分で手をあげた。

すると煉武義兄さんが呆れた表情でため息をつく。

 

煉武:「成る程、自分が食べたかったということか…」

 

リムル:「文句があるなら返せ」

 

煉武:「ふん!随分と器が小さいな。転生して、身長だけでなく器も小さくなったか?」

 

煉武義兄さんの言葉を合図に、二人の心でゴングが鳴ったのを聞こえた。

 

リムル:「身長は今関係ないだろう!?」

 

煉武:「ほう、では器が小さいのは認めるのだな!」

 

…放っておこう。関わったら面倒くさいことになるのは確実だ。

 

朱菜(シュナ):「まあ!そんな事が!」

 

日向:「ええ!あの時の聖司は、本当に小動物みたいでとても可愛かったわ」

 

シュナと姉さんは、俺の昔話で盛り上がっていた。はっきり言ってこの場だと公開処刑だ。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

シズ:「賑やかだね」

 

縁護:「ええ、それに私達にとっては、日常が戻ってきたと思えてとても嬉しいです」

 

シズ:「そう…そう言えば縁護君、お酒飲まないの?」

 

縁護:「兄上と三上(ミカミ)さんから禁酒命令がありまして…」

 

フリッツ:「何堅いこといってるんですか」

 

シズと縁護の会話に酒瓶を持ち僅かに酔っていたフリッツが入って来た。

 

フリッツ:「こんなにめでたい時の宴くらい、少し飲んでもバチ当たりませんって!」

 

縁護:「しかし…」

 

フリッツ:「それに、実兄と兄貴分の言うことを今も完全に聞くっていうのはどうだと思いますよ」

 

フリッツの言葉は、縁護にとって挑発に聞こえ、僅かな刺激を与えてしまった。

 

縁護:「良いだろう。そこまで言うなら飲んでやる」

 

フリッツ:「お!その意気ですよ!」

 

フリッツに酒を注がれ、縁護がそれを口に運ぶのを、リードが気づいた。

 

リード:「!?縁護義兄さん待っ───」

 

リードが止めようとするが、間に合わず、縁護は酒を一気飲みする。

その光景を見たリムルとリード、そして煉武達の顔色が悪くなっていった。

 

生夢:「聖司!日向とシュナを連れて逃げろ!」

 

リード:「言われなくても分かってる!」

 

リードは、日向とシュナを宴会場から慌てて連れ出し、宴会場のある建物から離れた。

 

日向:「聖司、縁護…さんってまさか…」

 

リード:「お察しの通りだよ姉さん。縁護義兄さん、ウイスキーボンボン一個食べただけでも酔うよ」

 

朱菜:「大丈夫でしょうか?」

 

リード:「リムル達に任せよう」

 

自然:「こんの馬鹿野郎!!

 

リードがそう言うと同時に、自然の怒鳴り声が響き、フリッツが窓から投げられた。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

リードが日向達を連れ出して、縁護に酒を飲ませた馬鹿、もといフリッツは自分のしでかしたヤバさにやっと気づき始めていたが、もう遅かった。

 

縁護:「…ヒクッ!」

 

縁護から、しゃっくりが聞こえ、悪魔の降臨が告げられた。

 

縁護:「てんやでぇ!もっと酒持ってこいや!

 

縁護がフリッツから酒瓶を引ったくり、一気に半分近く飲む。

ああ…悪夢が加速する!

 

自然:「おい!誰だ縁護兄貴に酒飲ませた馬鹿は!?」

 

自然がそういうと近くにいた者たちがの視線がフリッツに集まると、自然が一瞬でフリッツの頭を掴み、

 

自然:「こんの馬鹿野郎!!

 

そう怒鳴り、フリッツを投げ飛ばした。

 

縁護:「三上さん!一気に飲もうぜ!」

 

リムル:「おいおい落ち着けよ縁護。皆見てるぞ」

 

縁護:「ああん?あんたがそんなこと言えんのか?」

 

リムル:「どういう意味だ?」

 

俺が縁護を落ち着かせようとすると、縁護は酒瓶をおいて俺と向かうように座り、俺をにらみつけた。

 

縁護:「俺は、前からあんたに文句が言いたかったんだ!」

 

リムル:「?」

 

縁護:「なんで俺達より先に死んだ!」

 

リムル:「!」

 

縁護:「そりゃあ、時魔家は代替わりをして、新しく当主になった奴に子供が出来たら、当主になれなかった奴は、全員死んじまいます!例外を除いて!」

 

リムル:「‥‥‥」

 

縁護:「だから、聖司に子供が出来たら、俺達も死にますよ!なのになんであんたが俺達より先に死ぬんだ!」

 

リムル:「…縁護」

 

縁護は自分の中で溜め込んでいたことを吐き続ける。

その表情は怒りから徐々に悲しみの表情に変わっていき、目から涙が流れ始める。

 

縁護:「俺たちは、あんたの結婚式までは生きられると思ってたのに!それなのにあんたは死んだ!あの時…どれだけ悲しかったか…あんたはそれを考えたことはあるんですか!?」

 

リムル:「‥‥‥」

 

縁護:「残された俺たち弟分の気持ちくらい考えろ!この馬鹿兄貴分!!」

 

リムル:「…ごめんな、縁護」

 

縁護:「う、うわぁああああん!

 

大の大人が大勢の前で大泣きする。事情を知らない者から見たら、若干引いてしまうだろう。だけど、こればかりは誰もそういう風に見ていなかった。

煉武から時魔家について教えてもらっていた。

リードと日向の祖父、つまり道守(ミチモリ)さんの叔父は、時魔家としての才能がなかった。

そのため当時、時魔家四十七代目当主、つまり煉武達や日向達の曽祖父は、その子を守るために、友人の家に養子として出したようだ。

結果、その子は安全に育ち、道守さんの父が当主になるが、六十歳まで生きることが出来たそうだ。

縁護が言っていた例外とは、これの事だろう。

だけど、これはあくまでも最終手段であり、通常時魔家は養子を出すことを禁止されていた。

理由は、初代当主が自分達時魔家の力の悪用を防ぐためであったそうだ。

まあ、縁護の言いたい事はよく分かった。

だけど、そんな呪いはもうないだろう。確信はないがなんとなくそう思う。

 

リムル:「…大丈夫だ。俺を殺すなんて並みの奴なら不可能だろう?」

 

縁護:「並みの奴じゃなくてももう死ぬな!」

 

縁護はそう言うが、俺だって心残りがなかったわけじゃない。

それは、彼女が出来なかった事と息子(もうないが…)を使う事がなかった事以上に大事なものだった。

 

リムル:「約束する。お前達の結婚式を見るまで俺は何があっても死なない」

 

縁護:「約束ですよ!」

 

リムル:「ああ」

 

縁護と指切りをして、俺は誓った。

だって、母親の思い出が全くないって言ってもいいお前達の幸せを今度こそ見届けないとな。

…ちゃんと約束は守りますよ、真琴(マコト)さん。

俺は、あの日の事を思い出していた。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

子供の頃、俺はよく煉武達の家にしょっちゅう寄っていた。

しかし、あの日は煉武が絶体来いと言われ、ある部屋まで案内されると、その部屋は煉武達の実の母親である時魔(ときま)真琴(まこと)さんの寝室だった。

 

煉武(子供の時):「母上、(さとる)を連れてきました」

 

真琴:「ありがとう煉武。悟君一人で入ってきて」

 

悟(子供の時):「は、はい!」

 

扉を開け一人で部屋に入ると、ベットの上にいた白髪で長髪の穏やかな雰囲気のある女性、時魔真琴が起き上がっていた。

すぐ隣の三つのベビーベッドと一つの小さなベットには、生後間もない自然と、一歳になった生夢と釈迦人、二歳になった縁護がぐっすりと昼寝をしていた。

俺は真琴さんのベットの近くの椅子に座った。

 

真琴:「来てくれてありがとう悟君」

 

悟(子供の時):「あの、今日はなんで俺を呼んだの?」

 

真琴:「悟君…私ねもう長くないの」

 

悟(子供の時):「…え?」

 

当時真琴さんは重い病気を患っていて、どれだけ頑張ってももう半年も生きられないそうだ。

 

悟(子供の時):「そんな…」

 

真琴:「悟君、君にお願いがあるの」

 

悟(子供の時):「お願い?」

 

真琴:「ええ、縁護達の成長を見届けてほしいの」

 

悟(子供の時):「え?」

 

真琴:「煉武を受け入れてくれたあなたにしか頼めないの。可能な限りで良い、どうかこの子達の成長を私の代わりに見届けて…ゴホッゴホッ」

 

悟(子供の時):「真琴さん!」

 

慌てて、近づこうとすると真琴さんは俺の手を握ってきた。

 

真琴:「お願い、悟君」

 

悟(子供の時):「真琴さん…分かりました。俺のできる限りでなら」

 

真琴:「…ありがとう、悟君」

 

真琴さんが亡くなったのは、この約束をしてから一ヶ月後のことだった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

縁護:「おらアルノー!これ一気飲みしろ!」

 

アルノー:「あ、あのエンゴ様…それは瓶ではなく樽では…」

 

縁護:「んだぁ?俺の酒が飲めねえってのか?ああ?」

 

アルノー:「いえ、その…」

 

縁護:「つべこべ言わず飲めー!」

 

アルノー:「ぎゃぁああああーーー!!」

 

縁護が強引酒樽をアルノーに飲ませる抵抗しようとするが、筋力等の身体能力で勝てる筈もなく飲まされた。

 

縁護:「アハハハハ、ハー」

 

縁護が大笑いしながら、飲ませていると電池が切れたとように倒れ、眠った。

 

縁護:「スゥー…スゥー…」

 

リムル:「良し寝たぞ!煉武、運ぶの手伝ってくれ」

 

煉武:「ああ。バッカス、フリッツに伝言だ『後で覚悟しろよ』とな」

 

バッカス:「う、うむ」

(フリッツ、反省しろよ)

 

俺は三上悟の姿になり、煉武と協力して縁護を部屋に運ぶ。入り口でリード達に会い、安全になった宴会場に行くように伝えた。

そして縁護を運ぶ途中、煉武に聞きたい事を聞いた。

 

リムル(三上悟の姿):「さっきの縁護の話、本当か?」

 

煉武:「ああ、生夢達も凡ミスをすることが度々あった」

 

リムル(三上悟の姿):「‥‥‥」

 

煉武:「悟、お前の存在は縁護達にとって兄貴分でもあり、母親のような存在に感じていたんだ。だから次勝手に死んだら、私があの世と来世で殺す」

 

リムル(三上悟):「肝に銘じておく」

 

縁護:「…()()()…」

 

リムル(三上悟)・煉武:「!?」

 

縁護:「…スゥー…スゥー…」

 

リムル(三上悟):「…俺は約束を守る」

 

煉武:「…運び終えたら、また飲みなおすぞ」

 

リムル(三上悟):「ああ」

 

絶対に死なない。リード達のためにも、約束のためにも…絶対に。

俺は再び覚悟を決め、夜はさらに更けていった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

数日後、神聖法皇国ルベリオスが、魔国連邦(テンペスト)のとの国交樹立を宣言し、俺と姉さんの関係が公表され、姉さんは坂口日向(ヒナタ・サカグチ)から時魔日向(ヒナタ・トキマ)に改名して今の地位を辞任、魔国連邦(テンペスト)の移住が発表された。

俺が恐れていた事態にはならず、むしろ、喜びの声が上がる方が多かったようだ。

こうして、人と魔の新たな関係が模索されていく事になる。




いや~、まさか縁護兄に言いたい事全部言われるとはね。
だけど、縁護兄も縁護兄なり抱えてたってことだね。
俺達も頑張りますか!
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