祭りの準備等で忙しい我が国
一方、我が主であるリード様は、我が国の案内をヒナタ様にしていた。
孤児院の案内を終え、俺と姉さんは帰りは徒歩で町に戻っていた。
リード:「これで一通り案内は終わったね」
リード:「…何か聞きたい事とかある?」
日向:「案内してもらった場所とは関係ないものよ」
リード:「でも、俺じゃないと答えられないことでもあるでしょう?」
日向:「‥‥‥」
リード:「姉さん、気になるから教えて」
日向:「…わかったわ」
姉さんは観念して、
嫌な予感と背筋に悪寒を感じていると姉さんはアルバムのページから一枚の写真を見せてきた。
日向:「これはどういう経緯で着たの?」
姉さんが見せてきたのは、女性の服を着ていた俺の写真だった…
リード:(…最悪だ!!)
よりにもよって、一番バレたくない一人にバレるなんて、しかも姉さん、すごく聞きたそうな顔してるんだけど!
日向:「
顔を近づけて詰め寄る姉さん、呼吸が荒く感じるのは俺の気のせい?
まあ、言い出したのは俺だし、諦めるか。それに小さい時、姉さんの着せ替え人形になってから今さらだな。
リード:「…時魔家の仕事で、どうしても誰か女装しないといけなくなった時に」
日向:「ふーん」
この回答に、満足してくれているかは怪しいが、姉さんはそれ以上何も言わず、写真をアルバムに仕舞った。
日向:(今度、シュナと一緒に着せてみようかしら)
リード:「!?‥‥‥?気のせいか?」
この時、日向が考えた事に、リードは僅かな悪寒を感じたが、気配だけであり、内容までは気づいていなかった。
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街道でゴブキュウが小さく光何かと口論していたが、あれは…
リード:「ラミリス?」
日向:「え?ラミリスって最古の魔王の一人のラミリス?」
リード:「うん」
俺が、そう返すと空間にヒビが入り、穴が空くと、ダイロスの腕が現れた。
ラミリス:「ヤバッ!」
ラミリスの顔色が悪くなり逃げようとするが、ダイロスはそれよりも早く捕まえる。
ラミリス:「グェ!」
ダイロス:「なんでここに姉上がいるのですか?」
姿を見せたダイロスに表情はないが、いつもよりトーンが低くなり、ラミリスを睨み付ける。
相当ご立腹なようだが…
リード:「ダイロス、一回ラミリス離せ。顔色が悪いから…」
ダイロス:「…チッ!」
ラミリス:「プハァ!ありがとうリード!」
リムル:「何やってるの、お前?」
ラミリスが泣きならがら俺にお礼を行っていると、ブルムンド王国に行っていたリムルと
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リード:「つまり、ベレッタの話をまとめると、ここに移住するために小屋を建ていたが、警備隊に止められ、邪魔だったからトレイニーさんに命じて眠らせ、その後来たゴブキュウに見つかった、ていう事か?」
ダイロス:「それで間違いありませんよ…どうやらお説教が必要のようですね姉上、トレイニー」
ラミリス:「だーーー待って待って!何も手ぶらで来たわけじゃないの!ダイロスちゃんのコレ返すから、リムルとリードにアタシがここに引っ越すのを認めさせるのを手伝って欲しいのよさ!」
ラミリスが必死にそう言うと、トレイニーさんが砲身が短く、まるで
ダイロス:「…僕の
ダイロスが、凄まじい勢いでトレイニーさんから奪うと、泣きながら頬擦りをしていた。
ダイロス:「この艶…輝き…やっぱり僕の神器」
どうやら、以前グレイドとキョムが言っていた自分たち専用の武器だったようだ。余程嬉しかったかまだ頬擦りをしていた。
ダイロス:「ハッ!ゴホン!…お説教は無しということで…」
ラミリス:「やったー!!」
リムル:「…扉、迷宮ね…」
リムルが呟くと何やら考え込む、これは…
煉武:「これを利用する気か?」
流石煉武義兄さん、俺も最近リムルが何か考えているのにやっと気づくが、俺よりも早く言い当てるなんて…
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リムルがラミリス達を会議室に連れていこうとしていたので、俺もついていこうし、会議室前まで行ったのは良かったが、ジレイクとリグルに拘束され、放り出された。
リード:「なんで俺は駄目なんだ?」
日向:「あなたは今は休暇中でしょう?」
リード:「だとしても、こんなに休んでると体が鈍りそうでイヤなんだよ」
日向:「…それじゃあ、少し運動する?」
リード:「‥‥‥え?」
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リード:「姉さん本気?」
日向:「ええ、もちろん。遠慮なく本気でやって」
誰もいなくなった訓練場で、リードと日向は木刀を持って向かい合っていた。
日向は、時魔家の稽古がどんなものなのか気になっていたのだが、煉武達に聞くには気が引けていたらしく、リードの愚痴の問題解決を口実に体験しようとしていた。
リードはやめるように何度も言ったが、日向は聞く気がなく、無駄だと諦めて、気持ちを切り替えた。
リード:「…そこまで言うなら‥‥‥行くよ」
日向:「!?」
リードがいつも出している優しい雰囲気から激しい殺気が感じ取れるほどにまで雰囲気が一転し、日向は構えて瞬きをした次の瞬間、
日向:「え?」
リードが先ほど居た場所から
日向:(どこに?‥‥‥!?)
周りを探そうとするが、既にリードは日向の背後に回り込み、木刀を喉元に近づけていた。
日向:(いつの間に!)
リード:「
木刀を離し、いつもの雰囲気に戻るリードを見て、日向は痛感された。
日向:(遠い、あまりにも遠すぎる)
自身との実力差、何も出来ずに終わっていた現実、木刀が真剣だったら死んでいたという事実、残酷な真実に日向はかつてない程の無力感で打ちのめされた。
リード:「姉さん?」
日向:「!」
リード:「大丈夫?顔色悪いよ」
日向:「…大丈夫よ聖司、もう遅いから帰って良いわよ」
リード:「え?でも…」
日向:「大丈夫、夕飯までに帰るから」
リード:「‥‥‥わかった」
リードは日向に言われた通りに家に帰って行き、姿が見えなくなると、日向は木刀を強く握った。
日向:「私にも…
日向は早くも巨大な壁に当たった。それはまさに、一握りの人間にしか乗り越えられない巨大な壁であった。
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ラミリスが来て数日が経ち、今
ラミリスの権能が凄まじく有能すぎて、言葉を失っていたが、この迷宮が完成すれば、俺とヴェルドラの
実際、ありがたい話だ。俺は色々な方法で
しかもこの迷宮はかなり頑丈に出来ているから、思いっきり鍛練するにはもってこいという場所だった。
俺は、リムルに許可をもらって現在の最深部の階層に入ると、そこには煉武義兄さんがいた。
煉武:「聖司。お前も来たのか?」
リード:「煉武義兄さんこそ、来てたんだね」
煉武:「最近、まともに動けていなかったからな」
リード:「やろうとしても周りの被害がすごいことになって、リムルのストレスになりそうだったからね」
煉武:「そうだな。久し振りにやるか?」
リード:「おっ!良いよ!ルールは?」
煉武:「いつも通り、本気かつなんでもアリでいこう」
俺と煉武義兄さんはお互いのドライバーを出現させ、
リード・煉武:「「変身!」」
ライダータイム!仮面ライダージオウ!
カチドキアームズ!エイ、エイ、オー!
俺は、サイキョージカンギレードを右手で構え、煉武義兄さんも火縄大橙DJ銃と無双セイバーを合体させた大剣を構える。
リード:「それじゃあ、先に…行く…よ!」
俺は、『
リード:「相変わらずの反射速度だね」
煉武:「お前も…な!」
煉武義兄さんは、俺の剣を飛ばし、その一瞬で体勢を戻して蹴り飛ばす。
とっさに
リード:「…いや~危ない危ない。ならこれはどうかな」
紫電一閃!
今度は、瞬動法で一気に駆け抜け、通り抜けると同時に剣を振るい、そして、『
どの攻撃も直撃し、火花が散っていたが、当の本人は頭と心臓の部分はしっかりとガードしていた。
煉武:「良い攻撃だが、ぬるい」
リード:「!」
煉武義兄さんの攻撃の未来を観て、俺は
自分の体の表面に結界と
煉武:「成る程、『
リード:「今のは流石に焦ったよ」
ダメージなら煉武義兄さんが大きいが、俺の
このままじゃ長期戦、魔素切れで俺の負けは確実。ならアレにかける!
リード:「スゥ、フゥー」
煉武:「?」
(何をする気だ?)
時魔流武術は、
そして、そのときの解放した六つの
いや、途絶えさせたが正しいか。だけど今の俺なら出来る。
煉武:「‥‥‥まさか」
煉武義兄さんも俺がやろうとしていることに気づいたみたいだけど、もう遅い!
力の制御は完全に外した。
リード:「時魔流武術
この時、リードの先ほどまでの殺気が嘘のように消え去った。
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煉武:「その領域に、到達したのだな」
明らかに纏う空気が変わったリードを前に、煉武は冷静を装っていたが、その心は喜びで満ちていた。
煉武:「では、私もやるか…時魔流武術
煉武もリードと同じ状態になり向かい合う。
条件はほぼ互角、あとは経験と技術が物を言う実力者のみしか存在を許さない戦いが、始まろうとしていた。
先に仕掛けたのは、煉武だった。
『
よって対処方法は、回避のみ。
しかし、今の煉武の攻撃速度は、リードが『
銀色の斬撃が威力と速度が数倍に上がった状態で煉武に跳ね返った。
煉武:「!?」
咄嗟に、斬撃を放ち起動を変える事に成功し、壁が大きく抉られた。
煉武:「…それが『聖魔眼』の本来使い方か」
リード:「やっぱりバレた」
煉武が『聖魔眼』の仕組みに気づくと、リードはイタズラがバレた子供のような笑みを浮かべた。
『聖魔眼』の本来の能力、それは視界内の魔素を操る能力である。
魔素の向き、密度など様々な要素を操る事が出来、最近では霊子まで見えるようになり、ついには短時間ではあるが操る事が出来るようになっていた。
しかし、その分負担が大きくなるため、長時間の使用が出来ないというのが難点であったが、リードはその負担を『
『聖魔眼』で解析し、
しかし、今の攻防でリードと煉武の武器は壊れていた。
そして、お互い武器を捨てると、拳同士がぶつかり合う。
その衝撃で、大きなクレーターが出来、地割れが起きる。
だが、二人はそれを全く気にしてなく、寧ろ戦いを楽しんでいた。
リード:(もっと強く!もっと正確に!)
煉武:(もっと速く!もっと深く!)
リード・煉武:((もっとこの戦いが長く!))
二人の一進一退の激しい攻防は更に続いていった。
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リムル:「で、歯止めが利かなくなってここまでやってしまったと?」
リード:「ごめんなさい」
煉武:「ふん」
リムル:「…スゥ~、お前ら何やってるんだ!!」
しばらくして、ラミリスが俺と煉武義兄さんの手合わせに危険を感じ、止めようとしたが、あまりに激しかったので、迷宮建設に協力していた釈迦人義兄さんを頼ったが、余波で吹き飛ばしてしまい、今度は泣きながらリムルに頼り、ゲイツリバイブに変身し割って入ってきた。
結果、この階層の天井は崩れ、壁が崩壊し、柱も殆ど折れていて、俺と煉武義兄さんは正座した。リムルも大変ご立腹、目尻が思いっきり痙攣してどデカい雷が落ちてきた。
リムル:「階層は滅茶苦茶だわ!!釈迦人を大怪我させるわ!!お前ら!ホント!何やってるの!?」
リード:「ごめんなさい…」
煉武:「久しぶりだったから熱が入ってな」
リムル:「煉武も少しはリードを見習って反省しろ!」
煉武:「すぐに戻るのだからいいだろう」
リムル:「それとこれとは話は別だ!あ、リードは反省してるからもう帰って良いぞ」
リード:「う、うん」
俺は、口論する二人のいる階層から地上に戻った。
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翌日、サリオンと
だけど、二人ともその表情はあまり良くなかった。
縁護義兄さんは完全に疲労困憊と言っていいくらい真っ青だったから招待状を届けたと確認は出来たので、急いで帰した。
自然義兄さんは、何やら面倒な問題を起こしたようで、いつもの癖で頬を指で引っ掻いていた。
リード:「自然義兄さん」
自然:「お、おう…」
リード:「何したの?言って?」
自然:「え~っと、
リード:「‥‥‥は?」
自然義兄さんの、あまりにも予想外すぎる報告に、ただただ驚いていた。
こうして、なんと姉上がこの
しかし、姉上の迷宮を娯楽に利用するとは、リムル様は本当に面白い御方だ。
それにしても、リード様とレンム様の戦い見てみたかったですね。