転生したら天魔人だった件   作:通りすがりの気分屋

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どうも~今日は俺時魔釈迦人(シャカト・トキマ)がやるね~
自然(シゼン)兎人族(ラビットマン)の里での件を報告を終えて数日が経ち、ついに、ついに!ラミリスの地下迷宮が完成したんだ!!
あとは、魔物を発生させれば一気に完成に近づくことができるんだよね!!
いや~楽しみだな~



開国祭への準備総仕上げ

リード:「それじゃあ、いくよ!」

 

リムル:「おう!」

 

リードの合図に合わせ結界を張ると、リードが妖気(オーラ)を解放する。

しかし、先ほどのヴェルドラ程の衝撃はなかった。

 

リムル:「なんか予想よりショボかったような…」

 

リード:「当たり前だ。前にも言ったけど、俺は妖気(オーラ)の調整が出来るし、裏ワザで解消してるから正直俺は妖気(オーラ)の解放は必要ないんだ」

 

釈迦人:「前から気になってたんだけど、その裏ワザってなに?」

 

釈迦人の問いに、リードの目線が一瞬だけ左手に向いたがすぐに目線を戻し笑って答えた。

 

リード:「秘密!」

 

リムル:「?」

 

煉武(レンム)・釈迦人:((あーなるほど))

 

この時、リムルは気づかなかったが、煉武と釈迦人は気付き、リムルを憐れんだ。

 

リムル:「お前ら気づいたのか?」

 

煉武・釈迦人:「「一言で言うと、今の(三上(ミカミ)さん/(サトル))には無縁なこと(だ)…」」

 

リムル:「?」

 

リード:「それじゃあ、俺は帰るね」

 

リムル:「おう」

 

さて、ベレッタの問題も片付いたし、ヴェルドラとリードの妖気(オーラ)で魔物が発生するまでの間に、内装を作り終えるか。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

リムル:「お前の権能じゃ『地形効果』無理なのか?」

 

釈迦人:「無理です!」

 

地下迷宮の罠を、俺と煉武、釈迦人、ヴェルドラ、ラミリス達で考えると、人数もあって相当な種類の罠の案が出たが、俺の提案した『地形効果』を付与しようとしたが、釈迦人が無理だと言ってきた。

 

釈迦人:「三上さんのイメージって不定期的に火山を噴火させたり、吹雪を起こしたりするイメージですよね?」

 

リムル:「うん」

 

釈迦人:「俺の『遊戯之神(ヒュアキントス)』は、自身で発動させたものを継続させる。つまり、火山の噴火や吹雪を起こすとしたら、しっかり魔素が消費するんですよ」

 

リムル:「聖魔の腕輪(カオスリング)があるだろ?」

 

釈迦人:「問題は、その発生方法。三上さんと違って俺達は自分で調整しないといけないんですよ。簡単に言うと、ジャンルの違う複数のゲームを同時にプレイする感じです」

 

リムル:「なるほどな」

 

確かに、いかに天才ゲーマーと言われた釈迦人でも、四六時中思考を割くのは難しいか。

 

煉武:「いや、方法が無いわけではないぞ」

 

リムル:「あるのか!?」

 

煉武:「ああ」

 

???:「火竜(ファイアドラゴン)や、氷竜(アイスドラゴン)捕獲(テイム)して連れて来ればいいのだ」

 

聞き覚えのある声が聞こえ振り向くと、そこにいたのは、

 

リムル:「えっ‥‥‥?何でここにいるの、ミリム」

 

煉武・釈迦人:「「ミリム!?」」

 

俺が、ミリムの名前を言うと煉武と釈迦人は驚いて声をあげる。

リードから、ミリムは友達だと聞いていたはずだが、実感がなかったのだろう。

 

ミリム:「フフン。何やら面白そうな事をしているような気がしてな、来てみたのだ。ワタシを除け者にするとは、いい度胸だなリムルよ」

 

一瞬で俺の傍に近づいて睨みつけるミリム。仲間外れにされたのがよっぽど、嫌だったみたいだな。アレ?

 

リムル:「何で、俺じゃなくて、リードのところに行かないんだ?」

 

ミリム:「ウッ!それはだな…そんなことよりリムルよ!そこの人間達は何者だ?勇者なのは分かるが…ついでに何故ラミリスがここにいる!」

 

ラミリス:「ついでってなにさ!?」

 

俺の質問に答えず、ミリムは煉武達やラミリスの事で強引に話題を変え、ラミリスと喧嘩を始めた。

 

煉武:「悟、聞きたい事がある」

 

リムル:「なんだ?」

 

煉武:「もう一人の最古の魔王ギィ・クリムゾンはどんなヤツだ?」

 

リムル:「心配するな。ちゃんとしたバケモノだぞ」

 

煉武:「そうか…」

 

ミリムとラミリスの喧嘩を見て最古の魔王の印象に不安を感じたんだな。

そして、二人の喧嘩は、我が国の働き者カップルの一人によって、あっけなく終息した。

 

朱菜(シュナ):「喧嘩している人には、オヤツはなしです!」

 

この一言で、二人は大人しくなった。

この時、ミリムがシュナの左手の薬指の指輪見た時、一瞬だったが泣きそうな顔になったのを、俺達は気づいてやれてなかった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

オヤツを食べ終えると、今度はティアノがやってきた。

 

ティアノ:「失礼します!いまここにミリム様は…」

 

ミリム:「ん?なんだお前は」

 

ティアノ:「っ!」

 

ティアノは、ミリムの顔を見た途端抱きしめた。

これには、流石のミリムも驚いたようだ。

 

ミリム:「な、なんだお前?!」

 

ティアノ:「申し訳ありませんミリム様。ですが、少しこうさせてください」

 

ティアノは優しくも決して放さない意を示すようにミリムを抱きしめ、ミリムも困惑していていたが、ティアノのやることを許したのか、ミリムもティアノを抱きしめた。

しばらくして、ミリムはティアノから解放され、お互いの自己紹介を済ませた。そのすぐあとに、ミリムが参加すると言うと、ティアノはミリムと共同する事が決まった。

そして、ドラゴンを捕獲することに何の意味があるのか聞いてみると、どうやら上位のドラゴンである上位龍族(アークドラゴン)の習性を利用すれば良いらしい。

まあ確かに、ヴェルドラも過ごしやすい環境を作ってたな。

 

ミリム:「なんならワタシが捕まえてこようか?」

 

ティアノ:「それでしたら、私も同行します。連絡係は必要ですよね?」

 

ミリム:「そうか、では行くぞティアノ!」

 

ティアノ:「はい!」

 

こうして、ミリムとティアノは4体の上位龍族(アークドラゴン)を捕獲するため出発した。

それから少しして、リードがやってきた。

 

リード:「リムル!こっちにミリム来てないか?」

 

煉武:「どうした聖司(セイジ)?」

 

リード:「さっきフレイからミリムが行方不明って連絡が来て、もしかしたら迷宮(こっち)に来てないかと思って来た」

 

勘が良いな。まあでも、一足違いだっただが、

 

煉武:「ミリムならここにはいないぞ」

 

リード:「みたいだね。他探してくる」

 

煉武の言葉に納得すると、リードは外に出てミリムを探しに行った。

 

リムル:「おい、弟の嘘つくのはどうかと思うぞ」

 

煉武:「嘘など言っていない。今ここにいないのは本当だ」

 

久しぶりに、煉武がイタズラする時の顔が見れた。

やっぱりコイツといると、いつもより楽しくなるな。

それから、俺達は迷宮の罠の設置で大忙しになった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

それから、しばらくしてミョルマイル一行がやってきた。

 

ミョルマイル:「リムル様、レンム様、遅くなりました。今日よりお世話になりますぞ!」

 

煉武:「何を言う。無事に到着しただけで良いことだ。よく来たな」

 

リムル:「まずは君の家を案内するよ」

 

到着したミョルマイル一行に、新居を案内すると、ミョルマイルは驚いて目を見開いた。

 

ミョルマイル:「ありえん‥‥‥これは、ありえませんぞ!?イングラシアの王都にある高級宿よりも、この家の方が遥かに快適ではないですか!!」

 

煉武:「確かに、このレベルの快適さは私達の元いた世界より快適になるぞ」

 

煉武は、半ば飽きられた表情で俺を見る。

おそらく、言いたいのは「他に考えることがあると思うが…」だろうけど、聞く気はない!

そう思っていると、煉武の部下のタナトス、アイアコス、ミーノスが現れた。

 

タナトス:「レンム様、報告があります」

 

煉武:「どうした?」

 

アイアコス:「捕らえたカザックによると、ヤツは奴隷商会(オルトロス)の幹部で、エルフはどうやらこのジュラの森にいた者達のようです」

 

リムル:「奴隷商会(オルトロス)?」

 

ミーノス:「武闘派集団の犯罪組織で、その戦力は小国以上の戦力でした」

 

リムル:「でした?」

 

煉武:「まさか、先に誰かが潰したのか?」

 

タナトス:「は、『双武(そうぶ)』の勇者マサユキによって壊滅されました」

 

マサユキ…どう聞いても日本人だよな…けど、油断しないに越した事はない。何故なら、ソイツは『魔王リムルの討伐に出向いた』って噂がいっぱいだったようだ。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

リムルに内緒で俺も開国祭のイベントに参加するための準備は、かなり順調に進んでいた。

そしてもうすぐ、開国祭を控えていた頃に、コウホウ、ホウテン、ベニマル、コウホウの副官として同行していたアルビスが帰ってきた。

 

リード:「お帰りコウホウ、ホウテン、ベニマル、アルビス」

 

紅丸(ベニマル):「ただいま戻りました…」

 

黄奉(コウホウ):「がるるるる!」

 

鳳天(ホウテン):「あ、アハハハ…」

 

アルビス:「‥‥‥」

 

…何があった?

ベニマルは顔色悪いし、コウホウは唸り声を上げながらベニマルを睨むし、ホウテンは完全に疲れきった感じだし、アルビスは何か悩んでいるように見えるな。

…よし、リムルも巻き込んで事情聴取だ。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

リムルを呼び、最近できた居酒屋で、俺、リムル、ベニマル、コウホウ、ホウテンの五人で座れる席に座ると、鼻長族(テング)の里での事をホウテンが話し始めた。

まず、ホウテンが同行したのは理由がある。

それはホウテンの姉、フレイが魔導王朝サリオンの神樹を狙っていて、その足掛かりとして、鼻長族(テング)を配下にしようとしたが、彼らはこれに抵抗、これによって歪な三竦みが出来上がってしまったのだ。

さらに、俺の配下には、ユーラザニアや忘れられた竜の都出身者、そして、原因であるフレイの弟である死鳥のニクス、つまりホウテンがいる。

これには、ホウテン本人が行かないと誤解を招きかねないと言ってホウテン自身が進んで参加したのだ。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

鼻長族(テング)の里は異界にあり、その入り口は結界で守られていた。

ベニマル達五人は、そこで鼻長族(テング)の長老の娘である紅葉(モミジ)という娘が出迎えたようだ。

そして先に挨拶をしたのはホウテンだった。この時、誤解が解けるまでは、ホウテンがやると言って決まっていたようだ。

 

鳳天:「モミジ殿、お久しぶりです」

 

紅葉:「ふん。今度は魔王リードの配下になり、フレイと共謀して、ここを攻める気か?」

 

鳳天:「我が主にそのような野心はありません。オレ達が来たのは、ここの通行許可と、可能ならばトンネルを掘る許可を頂きたいだけです」

 

紅葉:「口ではいくらでも言える!ところでトンネルとはなに?」

 

鳳天:「トンネルとは、山に孔を掘って山の向こうと道を繋げるものです」

 

紅葉:「なるほど…それで我らが山を破壊するという意味か!?」

 

鳳天:「!?モミジ殿、誤解です!」

 

紅葉:「問答無用!ズル賢い鳥もどきが!」

 

ホウテンの説明で、モミジはあらぬ誤解を生んでしまいホウテンに目掛けて舞うように、扇子で攻撃してきた。その攻撃で、ホウテンは広間の端まで吹き飛ばされる。

 

鳳天:「ゴハァッ!」(今の動きどこかで…)

 

紅葉:「もうお仕舞い?死鳥も地に落ちたわね」

 

鳳天:「戦う理由がないだけです」

 

紅葉:「そう、なら本性見せるまで叩くのみ!」

 

モミジが、扇子を振り下ろそうとすると剣閃がそれを遮った。

 

紅丸:「そこまでだ。同僚の言葉で不快にしたのなら俺が詫びよう。だが、その同僚を殺されてはかなわん」

 

何故ベニマルがホウテンが殺されるというのか、それはホウテンが抵抗する意志がなく、先ほどの攻撃も防ごうと思えば防ぐ事は出来たのだが、ホウテンは先ほどの攻撃を防ぐ素振りを見せなかったため、割って入ったのだ。

すると、ホウテンがその場に屁垂れ込んだ。

 

鳳天:「ふー、助かりましたベニマル殿。危うく真っ二つにされるところでした」

 

黄奉:「お前な。最低限の抵抗はしろ、人魔混合隊(トライブ)として情けないぞ」

 

コウホウがホウテンに手を貸し、立ち上がらせる。

 

紅葉:「う、嘘よ!ちゃんと手加減して―――」

 

黄奉:「いや、あれは駄目だ。完全に妖気(オーラ)の制御が出来ていない」

 

紅丸:「ああ、力が入り過ぎていたぞ」

 

紅葉:「そ、そんな―――」

 

コウホウとベニマルの指摘にモミジはその場に崩れ落ちる。

すると、広間の奥の扉が開き、大きな犬耳の美女が現れた。

その姿を見たホウテンが平伏した。

 

鳳天:「起き上がって大丈夫なのですか?鼻長族(テング)の長老の(カエデ)様」

 

紅葉:「お、お母様!?」

 

ホウテンは驚きを隠せない声でそう言い、モミジも動揺する。そんな中、モミジの母はゆっくりと歩き、モミジの隣まで来ると、

 

楓:「この馬鹿娘が!!」

 

と、大声で雷を落とした。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

カエデが現れた事で、鼻長族(テング)の話し合いは緊張感が既に消えていた。

しかし、ホウテンだけは頭を上げようとしなかった。

 

楓:「ニクスいや、今はホウテン殿でしたな。貴殿がここに来たという事はフレイは既にサリオンを諦めているのではないか?」

 

紅葉:「え?」

 

鳳天:「!?流石はカエデ様です」

 

ホウテンは、姉であるフレイがゲルド達が建設中の新都の設計に満足しており、サリオンの神樹に興味をなくしている事を伝えた。

 

楓:「真面目なそなたの事だ。まず通行許可等を得てからこれを伝えるつもりだったのじゃろう?」

 

鳳天:「はい。我が主のためを思い、順序を誤ってしましました」

 

紅葉:「本当にフレイがサリオンを諦めたの?」

 

鳳天:「それについては、リード様より賜った鳳天の名前にかけて」

 

楓:「モミジよ、だから言うたであろう?お前の考え過ぎだったと」

 

紅葉:「はい、先程はとんだ無礼を」

 

鳳天:「いえ、紅葉殿がそう警戒しても不思議じゃありません」

 

モミジの誤解も解けると、コウホウがカエデを見ながら口を開いた。

 

黄奉:「長老、聞きたい事があるのですが、よろしいですか?」

 

楓:「何じゃ少年?」

 

黄奉:「長老はもしや、朧流を学んでおられますか?」

 

紅丸・鳳天:「「なっ!?」」

 

コウホウの言葉に、ベニマルとホウテンが驚愕するが同時に納得した。モミジの先ほどの動きに朧流の動きであったため、納得した。

 

楓:「ほう、よく分かったの?その通り儂も朧流を学んだのじゃ。我が師、荒木白夜(ビャクヤ・アラキ)からのう」

 

黄奉:(やはり…)

 

カエデは三百年と少し前、大鬼族(オーガ)の里でビャクヤと出会い師事しており、その時彼の孫が兄弟子としていた。

ビャクヤが寿命でこの世を去ると、ビャクヤの孫は剣鬼と呼ばれ、技量だけならカエデより上であった。

そしてカエデはその腕に惚れ込み、大きな楓の木のしたで告白し、一夜の契りを経て、大鬼族(オーガ)の里を後にしたそうだ。

そしてその時、新たな命であるモミジをお腹に宿していた。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

リード:「ちょっと待て!え、つまりそれって…」

 

鳳天:「はいお察しの通りです。モミジ殿はハクロウ殿の実の娘です」

 

リムル:「マジかよ!?」

 

おいおい、ホウテン大変だぞ。もしハクロウに娘と敵対していた事がバレたら、どうなることか…

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

楓:「ほう、ハクロウとな?そうか、我が兄弟子である剣鬼殿は“名”を得たのだな。いや、そもそも‥‥‥まだ生きておった事が驚きじゃわ」

 

そう言うカエデに、コウホウの脳内ではあることが計画されていた。

 

黄奉:(待てよ…今の鼻長族(テング)の現状では後ろ盾は欲しいはずだ。ここで、ベニマルと良い話になれば、大鬼族(オーガ)の里復活の第一歩になる上に、鼻長族(テング)との繋がりは強固なものになる!)

 

楓:「だが、これで儂も安心じゃ」

 

紅丸:「?」

 

黄奉:「‥‥‥」

 

楓:「ハクロウ殿が育てたベニマル殿が儂の娘の婿になるのじゃから」

 

紅丸:「ぶーーー!」

 

黄奉:(良し来たーーー!!!)

 

思わず吹き出すベニマルに、好機が転がってきたことで内心興奮していたコウホウ。ホウテンも二人の心情を察していたが、コウホウ寄りの考えだったため黙ってお茶を飲む。

 

紅葉:「ちょ、ちょっとお母様!?」

 

モミジはカエデの口を塞ごうとするが、カエデは片腕で押さえつける。コウホウもカエデの言いたいことを察し乗り気であった。

 

黄奉:「長老、それはつまり、我らの言い分を呑み、リード様とリムル様に属す代わりに、ベニマルをモミジ殿の婿にすることが条件ですか?」

 

楓:「その通りじゃ、コウホウ殿」

 

二人は、一切打ち合わせなどしているはずもないが、目的が一致しているため、容易に結託してしまった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

リード:「なるほど、それでベニマルはその場で返答しないで、持ち帰って検討するとか言ったんだな?」

 

リムル:「何でそんなに分かるんだよ?」

 

リード:「コウホウの表情を見れば分かるよ」

 

黄奉:「どこに保留にする要素があった!?」

 

鳳天:「オレもコウホウと同意見です。はっきり言って利しかない話の上に、モミジ殿も本気でしたよ」

(ま、多分アルビスもそろそろ覚悟を決めるだろうけど)

 

僅かによっているコウホウに目線を向けるホウテン、この席だけ以上にまで騒がしくなるのは仕方ないかもな。

 

リード:「まあ、取りあえずハクロウが帰ってきたら問い詰めよう」

 

リムル:「それは同感だ」

 

紅丸:「無責任にも程がありますからね」

 

こうして、俺達は遅くまで飲むことになった。

けど、ベニマルとモミジが結ばれたら、ハクロウが俺の親戚になるのか…なんかむず痒いな。




いや~、まさかあのハクロウじいさんに娘がいるなんて驚きだね。
あとコウホウ、少しは自分の心配した方がいいよ。
さて、俺は完成したこの腕輪をラミリスに渡しに行きますか。

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

ジュラの大森林に続く道に四人の大男達が向かっていた。

???:「おい、アスラ!本当に魔王リードか魔王リムルと戦う気はないのか?」

アスラ:「お前達と一緒にするな。俺はその方が主に相応しいか見極めるだけだ。だから俺は助けないぞダグラ兄貴!リューラ兄貴!デブラ兄貴!」

リューラ:「へっ!後で何言っても聞かねえぞ!」

デブラ:「ふぇーっふぇっふぇっその通りでやすんよ!」

四人は、構うことなく魔国連邦(テンペスト)に向かって歩み続けた。
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