転生したら天魔人だった件   作:通りすがりの気分屋

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この本によれば、我が魔王である半天半魔リードはキャッスルドランで他のオーガを探していた。一方我が魔王の友リムルは未来でオーマジオウと接触し荒れた荒野が後のジュラの大森林と知らされる。それを防ぐ方法をオーマジオウはリムルに教えた。
そして狩りに行っていたランガからの救援要請を受け向かった先に5人のオーガがいた。


オーガの襲撃、リムルの変身

リムルがランガ達の元に向かう少し前。

リードは睡眠不足になり、足元がふらついていた。原因は昨夜オーガの姫がリードの服を強く握っていたため、姫の寝室に向かいベットで共に眠っていた。しかし前世で女性との付き合いに今ほど密接に接したことがほぼ皆無だったリードにとってはある種の拷問にも近かった、結果リードは一睡も出来なかった。

ベットでオーガの姫はぐっすり眠っていたが、隣のリードの目は寝不足で死にかけていた。

 

(ああーーー!!早く起きてほしいけど、こんな気持ち良く眠ってる顔を見るとそんなこと言えない!でも良く見るとすごいキレイだな……)

 

「う、うん……」

 

リードがさまざまな望みと煩悩が渦巻いて姫が声をあげ、目蓋が開いた。そこにリードの顔が見ると

 

「あ、え?!り、リードさん!?何故!?いえそれよりわたくし、たしか!?」

 

「ちょっと落ち着け、今説明するから」

 

リードはパニックになった姫を落ち着かせ、こうなった経緯を話しているとオーガの姫は布団で丸くなった。

 

「穴があったら入りたい」

 

「気にするな、そろそろ朝食だから行くか?」

 

「………あとで参ります」

 

「…わかった」

 

リードは姫の寝室から出ると眠れなかったふらつきながらリビングに向かった。その姿を見たオーガの側近は姫に叩かれる覚悟をしていた。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

リビングでリードがシメのスープを飲んでいると、オーガの側近から気になる視線を感じた。

 

「………なにか?」

 

「リード殿は我らと同じ魔物ですか?それとも人間ですか?」

 

「こら!いきなり失礼ですよ」

 

「いや大丈夫、そういえば言ってなかったな、俺は魔物だよ」

 

側近の言葉を姫は咎めたがリードは今までの事でちゃんと紹介したいないのを忘れていたので、まず、魔物だと名乗った。

 

「しかし、見た目と妖気は人間ですが?」

 

「付け加えると新しく生まれた種族だよ、俺は」

 

そういうとリードはいつも仕舞っている羽と翼を広げた。このことにオーガの姫と側近は驚いて目を広げた。

 

「天使の翼に悪魔の羽!?」

 

「予想通りの反応だな………姫さま?」

 

「…きれい」

 

天使の翼(こっち)?」

 

「いえ、両方ともです」

 

姫の反応にリードがきょとんとした顔になり、俯くと肩が震え始めていた。

 

「リードさん?」

 

「ぷっぷぷ、きれいって初めてでかつすごい、アハハハハハハ!!」

 

オーガの姫の反応があまりにも予想外だったため、リードは大爆笑し、姫も最初はきょとんとしたがすぐに顔を赤くした。

 

「わ、わたくしはただ正直に自分の思った事を言ったまでです!」

 

「アハハーー、すまない、あまりにも予想外だったからつい」

 

そんな光景をオーガの側近は笑いながら懐かしいものを見ているような目で見ていた。

すると突然キャッスルドランが雄叫びをあげた。

 

「なんだ!?」

 

「リード!オーガの魔素を感知した、しかも複数いる!!」

 

「ていうことは」

 

「ああ、おそらくオーガの若とその側近達だろう」

 

ついにオーガの若や他の仲間の無事がわかり、オーガの姫と側近は涙を流した。

リードも安心した表情をし、すぐにキャッスルドランを向かわせた。

しかしこの時、先に目的地にいたリムルが大変な目にあっていることを知らなかった。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

リムルはウォズ達のもとに到着すると、交戦中のウォズとランガが相手から距離をおき、リムルの傍に寄った。

 

「リムル殿」

 

「申し訳ありません、我らいながらこのような…!」

 

ウォズとランガが交戦した相手は素早く仲間のもとに戻った。リムルは相手を警戒しながら、リグルに状況説明を求めた。

 

「リグル、状況を教えてくれ」

 

「オーガと遭遇し、他の者は皆オーガに気絶させられました、あの白いオーガはウォズとランガを同時に相手をしてやっと互角という程の実力の持ち主です」

 

「オーガってことは…」(リードが保護したオーガの話だと赤いオーガが若さまだったな)

 

リムルはウォズからの報告で目的のオーガの若を探すとすぐに見つかった。

赤い鎧をきて、返り血でさらに赤く染まっていた。

 

(早速リードに報告「正体を現せ邪悪な魔人め」は?)

 

「おいおい、ちょっと待て!俺がなんだって!?」

 

「魔物を使役するなど普通の人間に出来る芸当ではな

い、見た目を偽り妖気を抑えているようだが甘いわ、薄汚い豚どもの仲間め!」

 

「正体を現せ」

 

「黒幕の方から出向いて来るとは好都合というもの」

 

オーガの達はリムルをオークの仲間だと勘違いをしているが全員話を聞くつもりはないらしい

 

(不味いなでも取り敢えず、『リード!リード!)』

 

『(ん?どうしたリムル?)』

 

『(今オーガと接触したんだが、なんか向こうは俺がオーガの里襲撃の黒幕だって勘違いされてる)』

 

『(………なんでそうなった?)』

 

『(多分シズさんの仮面のせいかも、お前今どこだ?)』

 

『(そっちに向かってるけど俺もすぐに合流する)』

 

『(え?オーガの姫さまとその側近は?)』

 

『(大丈夫、ちゃんと目的地につくようになってるからなるべく怪我はさせるなよ)』

 

『(?わかった)』

 

リムルはリードと『繋がる者』での脳内会話を終えるとオーガ達はリムルの話を聞くつもりは全くなくいつでも戦える状態であった。

 

「ウォズお前はゴブタ達に回復薬を頼む、ランガはお前はリグル達を守ってやってくれ」

 

「それではリムル様が5人を相手することに…」

 

「私も加勢します、オーガの戦闘力は並の魔物とは桁違いだ」

 

「問題ない負ける気がしないし、俺にはこれがある」

 

リムルはそういうと腰のジクウドライバーを出現させた、これにはウォズも驚いた。

 

「リムル殿、それは!?」

 

「気付いたら腰に巻かれてた、ウォッチ(これ)を右側に嵌めれば良いんだろ?」

 

「え、ええ」

 

リムルの腰のジクウドライバーの出現はウォズでも驚きの出来事であるのにリムルの右手に握られている黒と赤のウォッチ『ゲイツウォッチ』を見て驚いたが、リムルはそれに気にせずゲイツウォッチを起動させた。

 

ゲイツ

 

ゲイツウォッチをジクウドライバーに嵌め込むとリムルの背後にリードが変身した時とは違い未来を思わせる時計が現れた。

 

(使い方思ってたより簡単だな)「変身!!」

 

ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!!

 

リムルは赤いスーツに赤い鎧をまとい仮面には黄色い文字でらいだーの文字が入った戦士仮面ライダーゲイツに変身した。

 

(これが仮面ライダーかぁ、でもなんで文字がひらがなでらいだーなんだ?)

 

「す、姿を変えたところで何も変わらん!」

 

オーガの若は武器の刀でリムルを斬ろうとしたがリムルは軽くジャンプしてかわした。

 

(軽!なんだこれ身体がすごい軽い!!)

 

『告。変身中は身体能力が大幅に上昇し、スキルの性能も上昇しています。』

 

(便利だな)

 

リムル着地すると大きなハンマーを持った黒い大男のオーガがリムルを叩き潰そうとするがリムルは『麻痺吐息』で気絶させた。次に紫の女のオーガがリムルの背後からしかけたが、『魔力感知』を使いしゃがんだこの時リムルはその時のオーガの胸を見て驚いていたが、足払いで体勢を崩したところを『粘鋼糸』で拘束した。

 

「転びそうですよ、お嬢さん」

 

そんな冗談を言っていると今度は側面から青い男のオーガが刀で突こうとしたが、リムルは『ジカンザアックス』で防ぎ、刀を破壊した。

 

ジカンザアックス Oh! No!

 

そのままリムルに蹴りでオーガの若のところまで吹き飛ばした。

その様子を静かに見ていた白い老人のオーガは静かに状況を分析していた

 

「エビルムカデの『麻痺吐息』、ブラックスパイダーの『粘糸』『鋼糸』、それに不意打ちでの反応を見ると『魔力感知』を持っておるでしょう」

 

なんとリムルが使ったスキルや取り込んだ魔物を全て言い当てた。

これのはさすがのリムルも驚いた。

 

「他にも多数の魔物の業を体得しているやもしれません、ご油断召されるな若」

 

(すごいなあの爺さん、一目見ただけで全部言い当てやがった…手の内を見せすぎるのはまずいかもな)

「なあここら辺にしないか?俺の言い分も聞いてほしいんだが」

 

「黙れ邪悪な魔人め、確かに貴様は強いだからこそ確信が深まったやはり貴様は奴らの仲間だな」

 

「あのさ、言っとくけど俺は「「リムル殿/様!!」」

 

あまりに突然の出来事が起きた、それは白い老人のオーガがリムルの背後に一瞬で回り込んでいて、既に刀を抜きリムルの頭を狙った。

 

「もらった」

 

「残念だけど、少し遅かったな」

 

WAKE UP!タイムブレイク!

 

空からジオウキバアーマーに変身したリードが白い老人のオーガを狙ったキックをわざと気づかせ、オーガは刀でリードの必殺技を防ごうとしたが、防ぎきれず後ろの木まで吹き飛び片膝をついた。

 

「ぬう!!」

 

「じい!」

 

「なんでリムルがゲイツに変身してるの!?」

 

「気付いたら腰に巻かれてた、このやりとりさっきもしたな」

 

オーガの若は老人のオーガにより顔をのぞかせるところリムルとリードは緊張感の欠片のない話をしていた。

 

「この化物共め!」

鬼王の妖炎(オーガフレイム)!!

 

「!リムルこれ使って」

 

「わかった」

 

リードはリムルに青い剣《ガルルセイバー》を渡し、リムルはガルルセイバーに『水刃』の力を溜め、リードは緑の銃《バッシャーマグナム》を構え『大海』の力を溜めて放った。

 

水刃

 

海の砲撃(オーシャンキャノン)

 

リムルの水の刃とリードの水の砲撃はオーガの若の炎を蒸発させ水蒸気が発生し視界が悪くなるとオーガの若はリードの背後から気配を消し襲いかかったがリードは巨大な紫のハンマー《ドッカハンマー》を片手で扱い防いだ。

 

「なに!?」

 

自分の炎を蒸発させただけでなく咄嗟の気配を消した不意打ちもあんな巨大な武器を簡単に扱い、防がれたことにオーガの若は目を見開いき距離を置いた。

 

「もうやめにしないか?俺達はあんた達と戦う気はない」

 

「冗談ではない、次期頭領として育てられた誇りにかけ、命果てようとも一矢報いてくれるわ!」

 

『(まずいな、どうするリード?)』

 

『(………そろそろか)』

 

『(?)』

 

リムルがリードの独り言に気付いたとした瞬間、上空からオーガの若、リードとリムルの間に1本の槍が飛んできた。

 

「この槍は!」

 

リムルとオーガの若は槍が飛んできた方角を見るとリードが召喚したキャッスルドランを確認した。

 

「な、なんだアレは!?」

 

「お前もしかしてアレで移動して来たのか!?」

 

「うん」

 

「「お兄様/若ーーーー!!」」

 

キャッスルドランがリムル達の真上に来るとオーガの姫がその側近に抱き抱えられてが飛び降りてきた。

 

「「「「姫様!!」」」」

 

妹の姿を確認するとオーガの若は刀を落とした。着地すると側近は姫を下ろし、姫は兄の姿を確認すると大粒の涙を浮かべた。

 

「お兄様、お兄様ーーーー!!」

 

「お前達無事だったんだな!!」

 

オーガの兄妹は感動の再会を果たし抱きつくと姫の側近が若に近づき、膝を付いた。

 

「若も御無事で」

 

「それよりお兄様、この方々は敵ではありせん」

 

「何!?」

 

「我と姫の窮地を救い、我の傷を治してくれた恩人とその仲間です」

 

2人の話を聞きオーガの若はリムル達の方に視線を向けると

 

「今の話は本当なのか?」

 

「本当だよ」

 

「事情はウォズから聞いてる」

 

「こっちの話を聞いてくれたらそっちの誤解も解けると思う、それに出来れば死者だけは出したくない」

 

リムルは回復薬をオーガの姫の側近に渡し、姫の側近が若に近付くと耳元で呟いた。

 

「我らが本気で戦ってもかすり傷を負わせるのがやっとだ」

 

「!!」

 

オーガの若は姫の側近の言葉でやはりと確信した、あの圧倒的な力の差は戦って感じとっていた。命拾いしたのはこちらだと気づいた。リムルとリードは変身を解除するとリードの姿を見て驚き、同時にキャッスルドランやガルルセイバー、バッシャーマグナム、ドッカハンマーも一緒に消えた

 

「に、人間?」

 

「いや俺も魔物だ」

 

「新しく誕生した種族のようです」

 

「ちなみに俺はスライムのリムルだ」

 

リムルが擬態を解除し、スライムに戻るとオーガの全員は驚いていた。

 

「ほ、ほんとに」

 

「ちなみにこの仮面はある(ひと)からもらったものだ、確認してみてくれ」

 

リムルはシズの仮面をオーガに渡すとオーガの若と姫は仮面をじっくり見ていた。

 

「似ている気はするが…」

 

「この仮面には抗魔の力が備わっています」

 

「しかしあの時の魔人は妖気を隠していなかった、ということは…」

 

オーガの若はリムルとリードに視線に合わせ頭を下げた。

 

「すまなかった、妹と親友の命の恩人とその仲間に危害を加えてしまい、どうか謝罪を受け入れて欲しい」

 

「気にするな、俺がお前の立場なら同じことをやってた」

 

「よし、じゃあ全員で町に帰るか今日は宴会だぞ!」

 

「全員って俺たちも良いのか」

 

「多い方が宴会もそれだけ盛り上がるし、聞きたいことがあるしな」

『(アレ?でもリムルお前確か味覚は…)』

 

『(フッフッ、リード君俺は人間に擬態出来るんだよ、つまり…)』

 

『(なるほどそういうことか)』

 

リードはリムルが味覚を感じることが出来ると気付き、やっとリムルと飲み比べやいろいろなことが出来ると思うと嬉しくなった。

みんなが回復すると、リムルとリードは彼らの先頭に立ち町に戻った。ゴブタさっき斬られたせいか、オーガから少し距離を置いた。

 




オーガとの誤解も解け私達は宴会に間に合うように町に戻った。
そしてこれで仮面ライダーは我が魔王リード様にリムル殿、私の三人になった。
一体何故、リムル殿にジクウドライバーとゲイツウォッチが…

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

荒れた荒野でオーマジオウは一人、リムルとリードの行動を見ていた。

「今度こそ、お前を救って見せる………………………“シュナ”」

その言葉は彼しか聞こえなかった。
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