転生したら天魔人だった件   作:通りすがりの気分屋

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この本によると、我が魔王である半天半魔リードは配下のソウエイとともにリザードマンと同盟の話し合いに向かい、7日後にリザードマンの支配領域である湿地帯に会談の日を決め、オークロード討伐の準備におわれた。


決戦の地湿地帯

リードはウォズとともに町の入り口でリムル達が出陣の準備が出来るまで待っていた。

ちなみリードの服装はあるゲームシリーズの主人公の王子がまとっていた鎧はとても鎧とは思えない厚さと見た目をしているが強度は高く、身軽であることからカイジン達やクロベエ、シュナの技術力がよく分かる。

 

「この戦いが終わったら、コウホウ達とお別れか」

 

「私はあの戦闘馬鹿がいなくなると思うと清々します」

 

「お前な………っ!」

 

「!我が魔王どうしました?」

 

リードは最近両目に痛みを感じる時があり、今ではその間隔が少し短くなっているのを感じていた。

 

「だ…大丈夫だ」

 

「ですが…」

 

「それよりは来たみたいだな」

 

リードは痛みが引くと準備の整ったリムル達が来た。

 

「コウホウ…ちょっと聞いても良いか?」

 

「なんでしょう?」

 

「その格好で行くのか?」

 

「はい!」

 

コウホウの服装は上はマントを上半身の上半分でまとい、下は昔の中国を思わせる雰囲気がありはっきり言って武者修行の戦士の雰囲気が見ただけで感じた。

 

「なるほど、その馬鹿頑丈な体なら大抵の攻撃は効かないか」

 

「少なくとも、貴様のショボい槍で傷を負う我ではない」

 

「ほう試してみるかい?」

 

「ぬかせ、槍が届く前に叩き折ってくれる」

 

「出陣前に喧嘩すんな!」

 

この町の恒例行事化しているコウホウとウォズの喧嘩をリードがいつものように一撃で静めるとリザードマンの支配領域である湿地帯へ向かった。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

町を出て3日が経ち嵐牙狼族のおかげで順調に進んでいた。戦力はリードとリムル、ベニマル、コウホウ、ハクロウ、シオン、ソウエイ、ランガ、ウォズ、狼鬼兵部隊(ゴブリンライダー)100組だった。

リムル達は野営のため今は休憩している。ソウエイはリムルの指示で周囲の状況を確認しに行っているので今はいない。

 

「あと少しで湿地帯だな」

 

「怖いのか?」

 

「前の俺ならすぐに逃げたと思うけど、リムルや守るべき皆がいると思うと不思議と怖くない」

 

「…そうか」

 

「(リムル様、リード様よろしいですか?)」

 

「(なんだもう掴めたのか?)」

 

「(いえ、交戦中の一団を発見しました)」

 

「(なんだって?)」

 

「(片方はオーク達で上位個体と思しき1体とその取りまき50体ほどです、もう片方はリザードマンの首領の側近、交渉の折見かけた1人です)」

 

「(!!ソウエイ俺が今からそっちに行くから場所を教えろ!)」

 

「(!?は、今いる場所は____)」

 

リードはソウエイのいる場所を聞くとジクウドライバーを出し、ジオウに変身した。

 

ライダータイム!仮面ライダージオウ!!

 

ベニマル達はリードの突然の行動に驚いていたがリードは銀と赤のウォッチ『カブトウォッチ』を起動させた。

 

カブト

 

するとリードの前に今までのアーマーとは違い少しゴツいアーマーが現れリードはそれを纏った。

 

ChangeBeetle カブト!

 

纏った途端、突然アーマーが吹き飛び、そのしたには両肩にカブトゼクター頭には赤いカブトの角があり、仮面にマゼンタでカブトの文字が入った。

 

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え過去と未来を繋ぐ時の王者!その名も仮面ライダージオウカブトアーマー!新たなライダーの力を継承した瞬間である!!」

 

「リムル悪いがここを頼む」

 

「ああわかった」

 

「クロックアップ!」

 

リードはクロックアップすると、高速でソウエイの報告した場所へ走った。

 

        ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

リザードマンの首領の側近とオークの上位個体の戦いは一方的だった。

上位個体の武器は巨大な刀を両手で2本扱いリザードマンの側近は槍でなんとか防いでいる状況だったが、ついに側近の槍は折れ深傷を負い倒れた。

 

「なんだもうお終いか?つまらんな」

 

「もう殺っていいんじゃないですか?」

 

「は…早く食いてぇよ」

 

「飽きてきたってよ、そろそろ〆時かな」

 

(父上、兄上…ごめんなさい私はもうここで…)

 

オークの上位個体が取りまきに急かされトドメをさそうと刀を上にかざしリザードマンの側近は自分の命がここまでだと悟り目をつむった。

しかしオークが刀を振り下ろそうとした瞬間()()()()()()()()()

 

「グハッ!」

 

「!!」

 

リザードマンの側近は目を開くとジオウカブトアーマーのリードの姿があった。

 

「あ…あなたは?」

 

「よ、同盟の話し合い以来だな」

 

「!その声リ…リード殿!!」

 

「話は後だソウエイ!」

 

「は!」

 

「お前は取りまきのオークを頼む俺はあの上位個体を叩く」

 

「了解しました」

 

ソウエイは『鋼粘糸』を出しオークの取りまきの周りに張り巡らせていたがオークの取りまきはこれに気づいていなかった。

 

「ふん、人間2人で何が出来る!」

 

オークの取りまきの1体がソウエイに斬りかかろうとしたが『鋼粘糸』によって動きが止まった。

 

「な…なんだこれは動けん!」

 

ソウエイは『鋼粘糸』でオークの取りまき全員を縛るとオーク達は力ずくで引きちぎろうとしたがびくともせず、ソウエイは糸を僅かに動かすとオークは全員バラバラにされ絶命した。

一方リードはオークの上位個体が起き上がるのを待っていた。

 

「オ~イまだか~?」

 

「貴様たまたま俺を吹き飛ばしたことが出来たからって調子に乗るな!」

 

「その割りには起きる上がるのが遅いな」

 

オークの上位個体は激しく怒り立ち上がったがリードは涼しい顔をしていた。

 

「舐めるなよ人間が…死ね!!」

 

「クロックアップ」

 

上位個体は刀を振り下ろすが、クロックアップしたリードにとってあくびが出るほど鈍く感じていた。

 

(うわ~おっっそ!!これりゃすぐに終わるな)

 

リードはオークの正面にまで近づくと連続パンチを叩き込み鎧がへこむまで殴り続け、殴り終わると後ろを向きクロックアップを解除した。

 

「グハッ!」

 

オークは吐血しさらに吹き飛ばされたが倒れる直前に踏ん張り息を乱しながらリードを睨んだ。

 

「まだやるのか?もう勝敗は明らかだろ?」

 

「だ…黙れ!貴様のような強い者を食らえば我らオークはさらに強くなる!それにオークがたかが人間ごときに負けるはずがないのだ!」

 

オークは2本の刀のうち1本を捨て両手で刀を持ちリードに斬りかかったるが、コウホウやハクロウの稽古で鍛えたリードにとって躱すのは造作もなくリードは躱しながらジオウウォッチとカブトウォッチを押し、ジクウドライバーを回転させた。

 

フィニッシュタイム!!カブト!

クロック!タイムブレイク!

 

リードの頭と肩の力が右足に溜まりクロックアップでオークに近づきへこんだ部分に回転蹴りを放ち後ろの大木まで吹き飛ばした。

 

「ゴハッ!!」

 

「こんなもんか?」

 

「オ~イリード、ソウエイ」

 

オークはさらに吐血し意識を手放した。そこにリムル達がちょうど到着し、リムルは回復薬でリザードマンの側近に飲ませた。

 

「傷が…!?ウソ、致命傷だと思ったのに…」

 

「間に合って良かった」

 

「あ…あなたは?」

 

「こいつは俺の相棒リムル・テンペストさ」

 

「!あなたが!?」

 

「よろしく」

 

リザードマンの側近はオークの取りまき全滅していたのと自分に致命傷を負わせた上位個体が重傷になっている現状に唖然としていたがある可能性を見いだしていた。そしてリードは変身を解除せずそのままオークの上位個体に近づいた。

 

「さて、何か良い情報はあるかな?」

 

侵入(インベイション)

 

リードは両手をオークの頭に添えるとリードはオークの精神世界に侵入した。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

「ここがあのオークの精神世界か…」

 

リードはオークの精神世界に侵入することに成功すると何もない渇いた荒野のような場所に出た。

 

「…とりあえず歩くか」

 

リードは能天気に精神世界を真っ直ぐ歩き始めた。そこからしばらく歩き続けると真っ黒い空間の中に禍々しい一本道が続いていた。

リードは不審に思いながら、ゆっくり歩くとそこからおよそ10キロほど先にさらに禍々しい黒い球体からいくつもの道が伸びていた。

 

「なんだこれ?まさか、オークロードの『飢餓者』の正体か?………!?なんだ?」

 

リードはさらに進もうとしたが突然強い力で現実に引き戻された。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

「…ード様!リード様!」

 

リードは意識が戻ると視界にはウォズとコウホウ、リムルで埋まっていた。

 

「………退いてくれないか?」

 

「おお、すまん」

 

「申し訳ありません」

 

「すみません我が主」

 

リードは起き上がりオークの方を最初に見ると既に絶命しておりそのせいで現実世界に戻されたようだ。次にソウエイとリザードマンの側近の姿が見当たらなかった。

 

「アレ、ソウエイとリザードマンの側近は?」

 

「ああその事なんだけど…」

 

「?」

 

リードは自分がオークの精神世界に侵入していた間に何があったのか教えてくれた。

 

「なるほど、ガビルが謀反を起こして…」

 

「ああソウエイは首領の救出に向かった、準備は良いか?」

 

「もちろん!」

 

リードはライドストライカーを出し、急いで湿地帯へリムル達とともに向かった。その時再びリードの両目の痛みを感じたがリードは皆に気付かれないようやり過ごせた。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

リムルとリードは湿地帯に到着するとリードは変身解除をして翼と羽を広げ、リムルは封印の洞窟で補食した吸血蝙蝠(ヴァンパイアバット)の羽を部分擬態させて空から戦況を確認するとリザードマンがオークに完全に包囲されていた。

 

「完全に包囲されてるな」

 

「シュミレーションゲームなら詰んでるぞコレ」

 

「でも現実だって考えると笑えないな」

 

「だから俺達が来たんだろ」

 

「確かにな……ん?リムルあれ」

 

「お?」

 

ガビルは今オークに囲まれその部隊のオークと一騎打ちで戦っており、ガビルの槍とオークの斧がぶつかるとオークから牙と口だけの蛇のようなものがオーラとなってガビルに襲いかかりガビルはその猛攻を避けるのに精一杯になっていた。ガビルの部下も加勢しようとするがガビルに止められ傍観するしかなかった。

 

「へぇお調子者だと思ってたけど結構男気があるヤツだな」

 

「………」

 

だがとうとうガビルはオークのオーラに取り囲まれて絶対絶命だった。

 

「終わりだ」

 

「クッ!」

 

フィニッシュタイム!バクレツデランス!!

 

突然無数の斬撃がオークのオーラをバラバラに切断した。

 

「!?」

 

「!?今のは一体?」

 

「この程度の実力にてこずるとは情けない」

 

「!貴様はまさかあの村にいた人間!?」

 

「ちょっとウォズさん速すぎっす!」

 

「!貴殿はあの村の主殿ではないか!」

 

(え?なに言ってっすかこの人)

 

「もしや助太刀しに来てくださったのであるか?」

 

「あれはゴブリンライダー隊長ゴブタだ」

 

「牙狼族の…っ」

 

「我が名はランガ、リムル様とリード様の命により助太刀に来た」

 

ガビルはゴブタのことを町の主と思い込んでいたがランガ否定して答えた。そしてガビルはどうやってここまで来たのかわからず混乱していた。

 

「いかににしてここまで…」

 

「『影移動』だ学ばんのか貴様」

 

ガビルの覚えの悪さに飽きてタメ息のでるランガ、ウォズも見る目がないこととランガと同じ理由でタメ息をついた。

 

「グググ…リムルにリードだと?知らんな、どこの馬の骨かは知らんが邪魔だてするなら容赦は___」

 

突然オークジェネラルの後方に巨大なドーム状の黒い炎が上がりそこにいたオーク数百を焼き払った。

 

「なっ…!?」

 

「おお、始まったすね」

 

「なんだ!?一体何が起こったと…」

(まさか大魔法!?リザードマンごときが多人数による儀式魔法を使えるとは、一騎打ちにはそうそうにケリをつけあの大魔法を操る者共を始末せねば…)「なにぃ!?増えてる!?」

 

オークジェネラルが一気にランガとゴブタ、ウォズそしてガビル達を倒そうと考えている間に他のゴブリンライダーが到着し戦闘態勢が整った。

 

「ガビル殿、早く態勢を立て直し防御陣形に」

 

「うっうむ、わかったのである。しかしさっきのあの黒いアレは…」

 

「心配はない、私も初めて見るが味方の術だ」

 

ウォズの指示に頷くガビルであったがさっきの炎がこちらに来ないか不安であったがウォズが味方と言って危険はないことを伝えた。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

「だからどけと言っただろう」

 

「貴様ら何者だ!?」

 

「ほう覚えていないのか?我らの里を喰い散らかしといてそれはないだろう」

 

煙の中から現れたのは、角を出したベニマル、シオン、ハクロウ、コウホウであった。

オーク達もベニマル達の角を見て気づいた。

 

「その角…まさかオーガか!?」

 

「どうかな今は違う」

 

ベニマルは小さな黒い炎を手から出現させ、笑った。

その表情を見たオーク達は怯えていた。

 

「もう一度言う、道を開けろ豚共灰すら遺さず消されたくなければ」

 

ベニマルはそう言って再びあのドーム状の黒い炎を放った。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

「ふんトカゲ共を助けに来たつもりらしいが無駄なことを!どこぞの木っ端魔物の配下が加わったところで我らの優勢は少しも揺るがんわ」

 

「ムッ…木っ端って…」

 

「……ランガ」

 

「……なんだ?」

 

「すまないがあのオークは私に譲ってくれないか?」

 

「…良いだろう、ただし確実に仕留めろ」

 

「感謝する」

 

ウォズはオークジェネラルの前に立つと紫のウォッチ『シノビミライドウォッチ』を握っておりドライバーのウォズウォッチと取り替えた。

 

シノビ!アクション!投影!フィーチャータイム!誰じゃ?俺じゃ!忍者!フィーチャーリングシノビ!シノビ!

 

ウォズの肩のアーマーのは紫の手裏剣が描かれ、胸にも紫の手裏剣の飾りがあり、首には紫のマフラーそして仮面に紫でシノビの文字が入った。

その様子を上空から見ていたリムルとリードは

 

「やっぱりシノビウォッチを持ってたか」

 

「もしかしてお前みたいに他にもあるのか?」

 

「ああ、でもまずはお手並み拝見だ」

 

ウォズはそのままオークジェネラルに近づくと右腕を上げた。

 

「祝え!私が我が主リード・テンペスト様の配下となっての初戦の勝利を!」

 

「ふざけたこと!!」

 

オークジェネラルはウォズの言葉に激怒し、斧を振り下ろしたが、ウォズは後ろに身軽にジャンプをしジカンデスピアを出した。

 

ジカンデスピア!カマシスギ!

 

ウォズはシノビの素早い動きでオークジェネラルの鎧の隙間や無防備の部分を集中的に攻撃した。オークジェネラルも斧で反撃しようとしたがウォズの速さに追いつけずそれどころか斧が弾かれてしまった。

 

「クハッ!」

 

「どうだい大人しく降伏するかい?我が主はとても慈悲深いお方だ命はとらない」

 

「ふざけるな!さっきも言ったが我らの優勢なのは変わらんわ!ヌオオォォォ!!」

 

ウォズはオークジェネラルに降伏を勧めたがオークジェネラルは認めず斧を強く握りウォズに攻撃しようとした。

 

「やれやれ、仕方ない」

 

ウォズは諦めてドライバーを動かした。

 

ビヨンドザタイム!忍法時間縛りの術!

 

ウォズの姿5人になり、オークジェネラルの取り囲んだ。

 

「なっ!どれが本物だ?」

 

オークジェネラルは本物の探していることに集中していたがウォズのジカンデスピアの刃の部分には力がたまっていた。

 

「さらばだ」

 

ウォズはジカンデスピアを振り下ろし斬撃を放つとその斬撃が的確にオークジェネラルを切り裂いた。

 

「ブハッ…」

 

オークジェネラルは吐血しそのまま倒れた。勝負を見届けたランガあることに気づいた。

 

「!?ウォズ交代だ!」

 

「!了解した」

 

なんと他のオークがウォズに襲いかかろうとしていたが、ランガのおかげでそれより先に気づいたウォズがランガと入れ違った。

 

「では見せよう我が力を」

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

空から戦況を見ていたリムルとリードは呆然としていた。

 

「なにコレ…」

 

「天災か…」

 

『告。個体名ランガの広範囲攻撃技『黒雷嵐(デスストーム)』です。』

 

「ウォズもスゴいが、ランガもスゴいな」

 

「ああ」

 

ランガ戦場に数個巨大な竜巻を発生させ、数千程のオークが竜巻に呑まれていた。あるもの体をバラバラにされ、あるものは雷で黒焦げにされた。

そしてランガにも変化が起こった、もともと大きかった体がさらに一回り大きくなり額の角が2本に増えた。

 

「アレって…」

 

『告。個体名ランガは黒嵐星狼(テンペストスターウルフ)へと進化しました。』

 

「おお、ここに来ての進化は頼もしいな」

 

その後ガビル達リザードマンとゴブタ達ゴブリンライダーが連携してオークの数を減らしていった。

 

       ⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪

 

「ふぁ~~」

 

「戦闘中にあくびなんてするか普通?」

 

「退屈なんだ仕方ないだろ」

 

「確かにな、ならあとはゴブタ達に任せるか?」

 

「ふざけるなリード様が我らに大暴れ出来る許可を下さったのだ、活躍せぬわけにはいかん」

 

「だな」

 

ベニマルは巨大なドーム状の黒い炎を何個も放ちオーク達の骨まで焼きつくし、コウホウはリードがクロベエに頼んで作ってもらった方天戟を横に振り払うとオーク達を一刀両断した。

 

「最高だこの武器!これならずっと使える!」

 

コウホウは方天戟の強度が今までの槍を遥かに凌駕していてとても初めて使うとは思えない程使いこなし、さらに今まで見たことがない程嬉しそうに笑っていた。

 

「私も負けてられません!!」

 

シオンも2人に負けんと巨刀を振り下ろし、オーク達を吹き飛ばした。

巨刀を肩に乗せると上空のリムルとリードに気付き笑って手をふると、リムルとリードもふり返した。

 

(シオンは怒らせないでおこう)

 

(他もヤバいけどな、この戦いが終っても仲良くしたいな今後のために)

 

(それは同感だ)

 

みるみる20万のオークの大軍減っていき全滅まではいかなくても状況は傾き始めていた。しかし、この戦場にあるものが近づいていることに誰も気づいていなかった。

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