転生したら天魔人だった件   作:通りすがりの気分屋

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ユーラザニアから帰還した我が魔王は、連れてきた獣人族(ライカンスローブ)の少女と龍人族(ドラゴニュート)の少年に名を与え、新たな配下(仲間)となった。
そして今度は、我が魔王の友リムル殿がドワルゴンへ向かうこととなった。


ガゼル王の招待 前編

 

「リムル頑張ってな!ウォズ、コウホウ!頼んだぞ!」

 

「お任せをリード様!」

 

「しっかり見ておきます!」

 

「留守は頼んだぞー」

 

リードがテンペストに帰還した翌日、俺はガゼル王の招待を受け、狼車に乗ってドワルゴンに向かった。

今回の旅に同行してもらうのは、シュナとシオン、狼車を引くランガに、リードが連れてきたコハクとリュウエイ、その保護者としてウォズとコウホウ、さらにカイジンにドワーフ三兄弟、そして護衛としてゴブタ率いるゴブリンライダーである。

俺の乗っている狼車の後ろの荷台にはガゼル王へのお土産を積んでいる。

胃袋にしまった方が楽だといったら、

 

「リムル殿、胃袋から出された物を渡すのはどうかと思いますよ」

 

「こういうのは形が大切なんです」

 

だそうだ。

さすが元大鬼(オーガ)(ぞく)の姫に、元ギルドの英雄。

最近シュナはベスターから色々と学んでおり、礼儀においてのマナー面は完璧といってもいい。

ベスターといえば出発する前、

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

「リムル様、ドワルゴンに着いたら、是非スカウトしてほしい研究者がいるのですが」

 

リムルとリード研究室を訪れベスターもドワルゴンに行かないか誘うと、まだ成果をあげていないことを理由に行くことを断ったベスターが、代わりにリムルにお願いすることにリムルとリードは驚いていた。

ベスターは今まで、リムルとリードに無礼を働いたことにまだどこか負い目を感じているのか、そうことはあまり言わなかったからだ。

 

「お前がそう言うなんて珍しいな」

 

「確かにその研究者はそんなに優秀なのか?」

 

「ええ、私以上の才能です」

 

「「えっ!?」」

 

ベスターが自身より上と断言したことに二人は信じられなかった。

この手の冗談をベスターが言う筈もないことを二人は知ってるいるが、それでもベスターより上がいるとは思ってもいなかったのだ。

すると話を聞いていたガビルが何か思い出した。

 

「!それはもしや、以前お話していた姪のことですか?」

 

「姪!?」

 

「はい、ベルンという娘です」

 

「それなら、ベスターが行った方が良いと思うけど」

 

リードが最ものことを言い、リムルとガビルも頷くがベスターの表情が曇った。

 

「…直接話すのは無理です…」

 

「?」

 

「どういうことだ?」

 

「あの娘はドワルゴンで忌み嫌われいるのです」

 

「………もしかしてスキルが関係してるの?」

 

「はい」

 

ベスターは姪について話してくれた。

その娘はベスターの弟の一人娘で早くに両親を無くし、一部のドワーフが彼女に良い印象をもっていなかったようだ。

原因はその娘のユニークスキル『振動者(ユラスモノ)』、能力は触れた物を振動で破壊するスキルだそうだ。感情が昂ると意識せず発動してしまうことがあり、そのせいで疎まれていた。

研究者としての才能はベスターも認めていたが、やはりスキルのことがあり、家族として接することが出来なかったそうだ。

 

「このテンペストに来てから、あの娘をどうやってこの国に迎えるかずっと悩んでいました。そしてリード様の新しいスキルを聞いてこれだと思い浮かんだのです!」

 

「…『制御者(ギョスルモノ)』か」

 

「はい!」

 

リードが帰還した際の報告書を読んだ時、これさえあれば姪をこのテンペストに連れて来ることができ、その秘めた才能を開花させることが出来る。ベスターはそう考えたのだ。

 

「お願いします!私は伯父として何もしてあげられず、あの娘にずっと苦しい思いをさせてきたのです!もしあの娘が来てくれるなら私はこれ以上何も望みません!本当にお願いします!」

 

ベスターは必死に土下座までしてお願いすると、リードが近くにあった紙に何か書き始めた。

 

「今度はしっかり家族としても接する事が出来るなら俺は構わないけど、リムルは?」

 

「ベスターがそう言うなら断る理由がないな」

 

「!?」

 

ベスターは顔を上げ、リードが手紙を書き終えるとリムルに渡した。

 

「これは?」

 

「俺からの招待状」

 

「わかった」

 

「…っ…ありがとうございます…っ!」

 

リムルとリードのやり取りで、ベスターは涙を流した。

ガビルもよかったですな!とベスターと共に喜んでいた。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

本当にベスターは変わったな、以前とは別人と思うほどに。

ちなみにシオンはベニマルやリード以上に外に出してはならないタイプだと思ったのだが、

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

「えっ、シュナ様がリムル様と旅行!?」

 

「シオン君、話を聞いていたのかい?仕事で行くんだよ」

 

リムルとウォズからシュナも同行すると聞いたシオンはどういうわけか、遊びに行くと勘違いし、ウォズは訂正するがシオンは全く聞いていなかった。

 

「ズルイです!ズルイのです!!シュナ様だけリムル様と遊びに行くなんて…っ」

 

そして駄々をこねる子供のように大泣きしだした。

 

「しかもリムル様が行くということはシズ様も一緒に行くのですよね…っ!」

 

「いや仕事…」

 

「わああああああああああ!!」

 

(まずいな…)

大停電の矢(ブラックアウトアロー)

 

本格的泣きだしたシオンを危険と判断したリードが『侵入(インベイション)』でシオンを眠らせた。

 

「リムル、シオンも連れて行って、置いていったら余計に仕事が増える」

 

「お、おう」

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

というわけで連れていくことにした。

シオンはウォズのことを秘書の先生として尊敬していることもあり、ウォズの言うことは聞いてくれる。

それに俺が見ていれば、大惨事にはならないだろう。

 

「リムル様、見てください」

 

「ん?」

 

「ゲルド達の仕事はさすがですね。ドワルゴンへの道がここまできれいになってます」

 

「ホントだ」

 

きれいに並ばれた石畳の道になると少なかった揺れが、ほとんどなくなった。

カリュブディス戦の時、リード達がメガロドンを森に落としてくれたお陰だな。

ホントに、あいつは無茶をするがそれ相応の結果を残すってのがすごいところだよ。

 

「ランガ、路面工事の作業員がいたら止めてくれ」

 

「はッ」

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

ゲルド達ハイオークによりテンペストからドワルゴンにかけての道はあと僅かで完成する段階まで進んでおり、指揮をとっているゲルドは完成している道を眺めていた。

 

「あと少しで完成だな」

 

この時ゲルドはカリュブティス戦後の宴でリードの言っていた言葉を思い出していた。

 

『リード様、メガロドンを森に落とすよう指示を出したと聞いていますが、何故そのようなことを?』

 

『うん?』

 

大盃を持って飲み比べで全勝しているリードにゲルドは何故メガロドンを森に落としたのか気になっていた。

 

『何故って…折角ゲルド達が頑張って作った道を壊すわけにはいかないだろう』

 

『!!しかし、もしそれで何かあったら…』

 

『その時は撤退しろって伝えてある』

 

『………』

 

『それに、やっぱりみんなが一から頑張って作ったものを壊すのはどうかと思ったから…』

 

『リード様…』

 

その言葉にゲルドは不覚にも嬉しくなった。

主にもしもの何かあったらと思うとゲルドは冷静でいられなくなってしまうと自身でも知っていたが、その主があの戦いの中、自分達のことを第一に考えていたことに嬉しかったのだ。

 

(リード様は本当に我ら配下のことを最優先に考えておられる。しかし、それでもしものことがあったら…)

 

「おーいゲルドー」

 

ゲルドが物思いにふけそうになるところに、リムル達を乗せた狼車が通りかかった。

 

「リムル様!今日がドワーフ王国への出発の日でしたか」

 

「ああ、道が整っているから、揺れがほとんどなくて快適だよ」

 

「いえ、リード様が我らに気を遣ったおかげです」

 

「…そうか、あとこれ、良かったらみんなで飲んでくれ」

 

リムルが樽をいくつかゲルドに渡した。

 

「これは…」

 

麦芽酒(ビール)だ。飲み過ぎるなよ」

 

ビールと聞いてハイオーク達は喜びの雄叫びを上げ、リムル達は再びドワルゴンに向かった。

 

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

そして出発から四日後リムル達はドワルゴンに到着した。

コハクは緊張のあまり固まり、リュウエイも緊張して鋭い目付きがさらに鋭くなったが、コウホウがなんとかその緊張をほぐそうとしていた。

王宮に着いてからは、シュナとウォズが誰かと何かを話す時に代わりに話してくれた。

シュナとウォズってすごい!

後からウォズに聞くと俺とシオンはずっとニコニコしていたそうだ。

まあだいたいそうだろうと思ってはいた。

だって頭が真っ白で何も覚えてなかったからな。

 

「ふははは、外交などハッタリが全てだぞ。あれでは甘く見られても文句は言えぬな」

 

ガゼル王の言葉にぐうの音もでない。

今この部屋にいるのは、俺、シオン、シュナ、ウォズ、コウホウ、コハク、リュウエイ、そして向かい側にガゼル王にドルフ、バーンである。

 

「さて、今は大臣らもいない。迂闊な言い回しや腹の探り合いは無しだ。本題に入ろう。貴様の国で高出力の魔法兵器を複数所有しているのは事実か?」

 

…それね、ここは嘘は言わず、本当のことを言うしかないな。

俺はガゼル王の質問に素直に答えた。

 

「なにぃ?リードと魔王ミリムだと?」

 

「うん。カリュブティスを斬ったのはリードで、トドメを刺したのはミリムだよ。ドルフさんは魔法兵器と疑っていたみたいだけどさ」

 

「あの時もそう言っておられましたが…申し訳ないが信じられません。あの場に居たというのですか?天災級(カタストロフ)の魔王が…」

 

「リードの近くにツインテールの娘がいたろ?あれだよあれ」

 

リムルが特徴を言うとドルフも思い出し、今になって汗がどっと流れた。

その後、魔王ミリムが挨拶に来たといってリードの前に現れ、そのままの流れで友達になったことも全て話した。

 

「ふっ、くっくっく、ホラにしては荒唐無稽過ぎるな!結果と相まっていっそう真実味がある。よかろう、信じるぞリムルよ」

 

「どーも」

 

「ふむ…それにしても土産にもらったこの酒は美味いな」

 

「お、さすがはガゼル王お目が高い」

 

俺はシュナに酒を注ぐよう指示を出すと、ウォズが酒の瓶をシュナに渡し、器に注いだ。

 

「りんごで作った蒸留酒なんだ。果実類の輸入の目処が立ったんでね」

 

「ほう?」

 

「お二人もぜひ…」

 

「ああ、これはどうも」

 

ドルフさんとバーンさんに渡し、シオンも飲もうと酒の入った器に手を伸ばすが、それより早くウォズが回収した。

 

「仕事が終わるまでの我慢も大事だよ、シオン君」

 

「うぅぅ…はい…」

 

「このドワルゴン以外にも貴様達と国交を結ぼうという者が現れたのか」

 

「うん、獣王国『ユーラザニアか!?』う、うん…知ってたのか?」

 

「普通は魔王が治める国を知らない方が驚きですよ、リムル殿」

 

「ウォズの言う通りだ。貴様魔王カリオンに懐かれたのか…?」

 

「恐るべし魔王たらし」

 

「いやいや、魔王カリオンの部下を助けただけだよ!」

 

俺は、ユーラザニアと国交を結び、最初に互いに使節団を派遣することとなり、リードを団長として派遣した。

しかし、その先で起きたことなどを話すとガゼル王達の視線がコハクに向けられた。

 

「本当にこの娘が…」

 

「…っ!」

 

コハクはユーラザニアで、同族である獣人族(ライカンスローブ)の一部からひどい扱いを受けたことがあり、その者の目に似ていたのか、顔色が悪くなり僅かに震えていたが、リュウエイが竜戦士化(ドラゴボディ)を発動して、コハクの盾になるようにして前に立った。

 

「申し訳ありませんが、あまりコハクを恐ろしいものを見る目で見ないでください」

 

「「………!」」

 

リュウエイの威嚇に殺気を感じた、ドルフとバーンは反射的にガゼル王を守るよう動いたが、それよりも早くガゼル王が制した。

 

「すまんな、そういうつもりで見ていたわけではない。許してくれ」

 

「………コハク」

 

「だ…大丈夫…ありがとう」

 

「それにしても、もしユーラザニアの貿易が成功したらテンペストの重要性は一気に跳ね上がる。いずれはファルムス王国に代わる貿易の中心地になるやもしれません」

 

「ふむ、確かにな」

 

ファルムス王国…確かヨウムの出身地だったか、あいつあんまり故郷のこと良く言わないけど…

 

「なあウォズ、ファルムス王国ってどんな国なんだ?」

 

「西方諸国で一、ニを争う大国ですが、政治に携わっているものは、ほとんど腐っている最低の国です」

 

「そんなにか…」

 

「ええ、星金貨(ほしきんか)何千枚で与えられようが、二度といきたくないですね」

 

ウォズがここまで悪態をつくとは…余程ひどい国なんだな

 

「ウォズの言い分は俺も同感だ。ここだけの発言だが、俺はあの王は好かん」

 

「そうなのか」

 

「だから是が非でもユーラザニアとの貿易を成功させろ。そして兄弟子に酒を融通するのだ」

 

「兄弟子関係ねーだろ」

 

ホントこのオッサンは何故か兄貴を強調してくるんだから

 

「…では、話題を変えよう。貴様の国にいる男の有翼族(ハーピィ)なのだが…」

 

「ホウテンのことか?」

 

何故今ホウテンが出てくるんだ?

 

「そう、そのホウテンなのだが…別の名前で呼ばれてなかった?」

 

「え?えーっと…」

 

ホウテンが別の名前で呼ばれてた時って確か…ガゼル王の予想外の質問に俺はすぐには思い出せなかったが、なんとか思い出した。

 

「ああ!たしかカリオンが死鳥の「ニクスと呼んだのか!?」はっ、はい…」

 

「ではあの場にいた有翼族(ハーピィ)は、やはりあのニクス本人なのですね!?」

 

「え?ホウテンって有名なの?」

 

「有名も何も、天翼国フルブロジアでは魔王フレイに次ぐ最強の戦士です!フルブロジアの全兵士を束ね、さらに政治では魔王フレイに次ぐ地位であり、その魔王フレイの弟であるという噂もあります!」

 

「悔しいが奴の率いる『死鳥隊』は我が国の『天翔騎士団(ペガサスナイツ)』よりも上だ」

 

そんなすごい奴がリードの配下になったのか。

…うん?まてよ、そういえば、

 

「………ウォズ」

 

「…はい」

 

「お前あの時さあ、ホウテンと二人になってたよな?」

 

「…はい」

 

「…知ってたのか?」

 

「…申し訳ありません。ホウテンがその名を出すことをどこか嫌がっていたこともあり黙っておりました」

 

やっぱり、フォビオが最初に来たあの時に確認していたのか。

何故リードの配下になったのかその経緯も話した。

 

「…全く、リード(あいつ)は人材たらしか…」

 

「人材たらしって…」

 

「リムル殿…」

 

「!…なんだ?」

 

ウォズが突然耳元に小声で話しかけてきて、俺も小声で答えた。

 

「ガゼル王に、我が主のあのことを話しても問題ないと思います」

 

「…オーマジオウのことか?」

 

「はい」

 

ウォズの提案に考える。

確かにガゼル王は話が分かる上に相談出来る。

理解してくれる者は多い方が良いだろう。

それにガゼル王は信用出来る、話したとしても秘密にしてくれるだろう。

 

「ガゼル王、人払いをお願いして良いか?」

 

「ん?どうした急に…」

 

リムルが人払いを頼むとガゼル王は不審に感じたが、リムルの目を見て重大な何かだと気づいた。

 

「ドルフ、バーンよ席を外してくれ」

 

「え?あっはい」

 

「みんなも頼む」

 

「え?わっ分かりました」

 

ドルフとバーンはいきなり退室するよう指示され戸惑ったが、言う通りに退室し、シュナ達も戸惑ったが共に退室した。

 

「さて、突然人払いを頼むのはどういうわけだ?」

 

「………リードの力についてなんだが…」

 

俺はリードの持つジオウの力を話した。未来でオーマジオウに会ったことも、そうなるかもしれないきっかけも、俺の知り得ることを全てガゼル王に話した。

全てを話し終えるとガゼルは難しい表情になっていた。

 

「なるほど、大切な仲間の死によって世界を滅ぼす魔王になってしまうのか…」

 

「ああ」

 

「それもまた、一つの理想の王でもあるな。国を、民を大事にする心を持っているということがよく分かる」

 

「………」

 

「だが、それで世界を滅ぼすのは許せんな。」

 

やっぱりそうだよな。

世界を滅ぼす魔王になる可能性があるだけでも、危険視するのは当然だな。

 

「だから俺も頼れと伝えてくれ」

 

「…!」

 

「兄弟子として、そして一人の王として、相談ならいくらでも乗ってやる」

 

「ガゼル王…わかったリードにしっかり伝えとく!!」

 

ガゼル王という良き協力者が得られたのは嬉しいことだ。リードもきっと喜ぶだろう。

 

「あっ、ガゼル王この事は…」

 

「無論言わんぞ。弟弟子のそんな秘密を軽々しく喋る程口は軽くない」

 

「サンキュー」

 

その後俺は、明日の演説の原稿を読み直す為に自室に戻った。

そこで酔い潰れて爆睡していたシオンをコハクとシュナが介抱していたのは別の話。




こうして我らのドワルゴン来訪は何の問題なく順調にことが運ばれた。

      ⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

薄暗い実験室にドワーフにしては珍しい白い肌の女性が手紙を読んでいた。

「本当にあの声の通りになった…」

女性は手紙を一通り読み終え、手紙を伏せると天井を見上げた。
薄暗い天井に一つの明かりがまさに彼女の心境を表していた。

「あの伯父さんがここまで言うなら会ってみるのも良いかもしれないね」

彼女にとって今までどんなことをしても解決しなかった問題を解決するのに、この手紙が最後の希望になるかもしれないと感じていた。
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