そして、この人魔会談もいよいよ大詰めとなっていった。
リード:「う~ん、やっぱりこれ以上の情報はないな」
自然:「ラーゼン絞めてみたけどアイツもこれ以上の情報はなかったぜ」
縁護:「レイヒムの方もお前達が聞き出した情報以外何も出なかった」
リード:「ピローネの頭の中を見てみたけど、あれ以上はなかったみたいだし、取りあえず聞き出した情報を伝えるか」
縁護・自然「「ああ/そうだな」」
会議が一段落して、リムルにサリオンとの細かい調整を任せ、俺と
しかし、ピローネの頭の中を見て俺が『世界の本棚』で得た情報は間違いないっていう確信を得ることができた。
これ以上の情報はないと判断し、休憩時間が終わりに近づいていたので、俺達は大会議室に移動していた。
リード:「でも縁護義兄さん本当に大丈夫なの?魔導王朝サリオンを離れて」
縁護:「問題ない。エラルドに手紙と耳飾りを届けるよう頼んだから、彼女もわかってくれるだろう」
縁護義兄さんが
縁護義兄さんは魔導王朝サリオンの戦力である
もちろんエラルドは考え直すよう説得したのだが、縁護義兄さんがエレンを使ってそれを封じた。
自然:「まあ、縁護兄貴がいれば百人力いや千人力だもんな!」
縁護:「からかうな、兄上がいれば一億人力なのだが」
リード・自然:「「それはわかる」」
朱菜:「リードさん、シゼンお
リード:「ありがとうシュナ、一緒に行こう」
朱菜:「はい!」
縁護:「
自然:「二人で仲良くこいよ~」
リード:「ちょっ…二人とも!?」
いきなり、縁護義兄さんと自然義兄さんが
朱菜:「あの…リードさん…」
リード:「!?な、なんだシュナ?」
朱菜:「その…会議室が見えるまで…その…手を握ってもいいですか?」
リード:「………え?」
そういえばリムルのせいで、せっかくシュナとのキスを邪魔され、これと言って恋人らしい事は出来ていないかったが…今このタイミングで…
朱菜:「ダメ…ですか?」
うん!シュナの上目遣いのお願いを断るのは愚行だな!
リード:「見えるまでいいか?」
朱菜:「!…ありがとうございます!」
俺が答えるとシュナが笑顔で俺の手を握ってきた、それも恋人繋ぎで、シュナの温かさを堪能しながら俺達は会議室が見えてくるまでの間ずっと手を握って移動した。
自然:「縁護兄貴、どうだ?」
縁護:「………手を握っているだけだ」
自然:「かーーー!聖司らしいって言えばらしいけど、もう少し責めろよ!!」
縁護:「恋人繋ぎだが」
自然:「全然大丈夫だわ」
縁護と自然は離れて二人の行動を見ており、心は既に十回以上尊死していた。
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
会議室が見えてきて、名残惜しがシュナの手を放し、全員が会議室に再び集合し、纏めに入ろうとした時。
何者かが凄い勢いで入ってきた。
ラミリス:「話は聞かせて貰ったわ!この国は滅亡する!!」
リムル達:『な…なんだってーーー!!』
いきなり現れたラミリスの開口一番が滅亡ってどういう意味だよ…
内容が抜けて、どう驚けばいいのか分からないし、自然義兄さんですら呆れて目で見てるんだけど…
そう思っているとディアブロがラミリスを片手で捕まえた。
ディアブロ:「リムル様、この巫山戯た羽虫はどうしま…」
次の瞬間、グレイドがディアブロの背後から締め、見事なジャーマン・スープレックスを決めると、ディアブロは文字通り地に沈んだ。
というか、あんな見事なジャーマン・スープレックス見るのは、
グレイド:「ディアブロ~、貴様まさか
ディアブロ:「も…申し訳…ありません…グレイドの兄上…」
シズ:(あのクロを一撃で…!)
ラミリス:「うん?グレイド?」
ティアノ:「ラミリス様、お久し振りです。覚えていますか?ティアノです」
ラミリス:「ティアノちゃん!久し振り!!二人がいるってことは………あっ!」
ダイロス:「げっ!」
ラミリス:「ダイロスちゃーーん!!」
ラミリスがダイロスを見つけると、体当たりの速度でダイロスに迫ると、直前でダイロスが転移魔法で避け、ラミリスはそのまま柱に激突し、ふぎゃっ!っと悲鳴をあげた。
ラミリス:「ちょっとダイロスちゃん!お姉ちゃんの抱擁くらい受けなさいよ!」
ダイロス:「
リムル:「………ん?」
リード:「ダイロス…今ラミリスの事、姉上って…」
ラミリス:「その通り!ダイロスは、アタシのカワイイカワイイ弟なの!!」
リード:「そうだったのか!?」
鳳天:(ダイロスも姉で苦労してるんだな…)
ティアノ:「ラミリス様、今は大事な会議の最中なので、後でよろしいですか?」
ラミリス:「もちろん!アタシもダイロスちゃんと話したい事が一杯あるんだ!」
グレイド:「リード様、リムル様、俺達は少し抜けてもよろしいですか?」
リード:「あ…ああ」
グレイド、ティアノ、ダイロスはラミリスの相手をするために、一時会議から抜けラミリスの話し相手になり、その間俺達の会議は再開された。
リムル:「リード、捕虜三名から有益そうな情報は喋ったか?」
リード:「もちろん!時魔流の遣り方で吐かせたよ」
リムル:「そ…そうか…」
手の骨を鳴らし、笑って答えるリードの姿にシュナと
リムルが同行していたヨウムとミュウランに視線をやると、顔を青ざめて小刻みに震えていた。
リムル:(一体何をしたんだ?!)
リード:「それで、まずファルムスの国王エドマリス王からなんだが…どうしたリムル?」
リムル:「い、いや何でもない…」
リード:「そうか…それでエドマリス王は、接触してきた商人がいてその商人が
リムル:「その商人の正体は分かるか?」
リード:「それが名前までは…特徴は分かっているんだが…」
リムル:「特徴?」
リード:「ああ、長髪で鼻のところに傷のある男だった」
リムル:「そうか…」
『
シズ:「リード君、教会関係はどうなの?」
リード:「ああ、レイヒム大司祭?から黒幕が分かったよ。………けっ!」
一同:『『『『……………』』』』
シズから教会関係の話しに変わると、雰囲気がガラリと変わり、嫌悪感を隠さず話し、最後に悪態をついたことで戸惑う者もいた。
自然:「
縁護:「決して進化の悪影響ではないからな!!」
リード:「はっ!ゴホン!………見苦しいところを見せてすまない」
縁護と自然が慌ててフォローすると、リードの雰囲気が戻っていった。
リムル:「そ…それでリード、黒幕の名前は?」
リード:「ああ、名前はニコラウス・シュペルタルス枢機卿。どうやらニコラウスは神敵として討伐する
自然:「どうやら、あのレイヒムっていうデブ。神敵討伐の栄誉を得て、中央に対する評価を得ようとしてたらしいぜ………アホらしい」
縁護:「いずれにせよ、交渉の余地はあるようですね」
リムル:「そうだな。リード三人目の捕虜は?」
リード:「ああ、それは自然義兄さんがやってくれた」
俺がアイコンタクトを送ると自然義兄さんが立ち上がった。
自然:「三人目の捕虜はラーゼンっていう魔法使いのジジイ、コイツは異世界人の肉体を乗っ取っていたんだが…酷く怯えてたな」
リムル:「怯えてた?」
自然:「ええ、そこにいる
やっぱりな。
まぁ、一度に原初の悪魔
よし!
リムル:「ヨウム、この捕虜三名を連れて行動を起こしてもらう訳だが、ディアブロを連れて行け」
リード:「それとグレイドも頼む」
俺がそう言うとグレイドはこの世の終わりかと言いたく成る程ショックを受け石化していた。
ディアブロもグレイド程ではないが、ショックを受けていた。
リード:「グレイド、これはシュナの推薦もあるんだ」
グレイド:「…え?」
朱菜:「みたところ、人間について詳しく知っているようですし、ディアブロが暴走した時のブレーキになってくれると思い、推薦したのですが………迷惑でしたか?」
グレイド:「………っ!」
グレイドは首を大きく上に向けると、頬のところから光が反射していた。…もしかして、泣いてるのか?
グレイド:「そういうことでしたら、このグレイド!お二人の期待に応えられるよう、心命にかけてその仕事承ります!」
グレイドが答えると、ティアノとダイロスが憎たらしいそうに睨んだ。
ティアノ:「(グレイドばっかりズルイ!)」
ダイロス:「(確かに、いくらなんでもズルすぎないかい?)」
グレイド:「(俺は、お二人から指名されたのだ。それと俺はお前達を召喚するために
ティアノ:「(うっ…)」
ダイロス:「(チッ…)」
何やら三人で話し合ってるみたいだが、どうやらそれもおさまったみたいだな。
こうして、大まかな流れが決まっていき、遂に会談は終了した。
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
リード:「あっ!そういえばラミリスがいたな」
リムル:「あっ!忘れてた」
ダイロス:「ほら姉上!早く、お二人に伝えること伝えてください!」
ラミリス:「ちょっと待ってよダイロスちゃん!今すごく良いところなんの!」
俺とリムルがラミリスのいる机を見ると、ダイロスとラミリスがリムルの出したマンガを引っ張り合っていた。ヴェルドラに視線を移し、目が合うとやれやれの仕草をする。
…お前だろ、ラミリスにマンガ見せたの
鳳天:「ラミリス様、今詳細を教えていただかないとリード様がその本燃やしますよ」
ラミリス:「わかった言う!魔王クレイマンの発案で
リード:「
ホウテン:「ええ。ラミリス様、
ホウテンのお陰で、ラミリスから本題を聞き出す事が出来たが、内容がとんでもないな。
さらに詳しく聞くと、クレイマンに賛同したのは、フレイとミリムそして
間違いなく、クレイマンはリムルを狙ってきたな。
鳳天:「………ラミリス様、まさかクレイマンは既に軍事行動を起こしているのですか?」
ラミリス:「そう!これはもうアンタ達全員を始末する気満々なの!」
リード:「へぇ…そう」
ラミリス:「ちょっとリード!何落ち着い…てん…の」
リード:「一年前の決着つける良い機会だな」
今まで、裏でこそこそやってたから、証拠集めが大変だと覚悟してたけど、こんな分かりやすい敵意を向けてくれるなんて
俺が
ラミリス:「ちょっとリムル、リードどうしたの?あの笑み背筋がゾッとする程怖いんだけど…」
リムル:「あいつ、前世がちょっとヤバい家だったから多分そのせいだと思う」
リード:「グレイド!お前の配下に情報収集が得意な配下はいるか?」
グレイド:「勿論です!」
リード:「それじゃあ、ソイツら全員の指揮権をソウエイに一時譲っていいか?」
グレイド:「了解しました」
リード:「ソウエイ!」
蒼影:「ハッ!至急クレイマンの軍勢を調べて参ります」
俺が指示を出す前に、ソウエイはソウカ達を連れて情報収集に向かった。
リード:「クレイマン、覚悟しとけよ」
リードのどす黒い笑みに、シュナと縁護、自然に
こうして、ラミリス様の報せで我々はクレイマンの動きを知る事が出来た。
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
クレイマン軍を率いている二人の魔人とエルフ、
ヤムザ:「ノベクさん、あなたまで来る事はなかったんじゃないんですか?」
ノベク:「…胸騒ぎがしただけだ」
ヤムザ:「そうですか…まあノベクさんの出番は無いと思いますよ!」
ノベク:「そう願いたいよ」
ノベクの一年前前に聞いた
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
ジュラの大森林の外れ、グレイドの周りに五人の
グレイド:「…揃ったか、我が無の五冠将。ブランチェ、デザスト、ズオス、レジエル、ストリウス」
ブランチェ:「ハッ!遅くなってしまい申し訳ありません」
デザスト:「つーかよ~、俺
レジエル:「俺はダグリュールの相手は楽しかったぞ」
ズオス:「あの方のためだから仕方なねぇけど、
ストリウス:「私は
五体の