「「打ち上げ会?」」
「そう、旦那達のおかげで無事期限までに納品できたからお礼がしたいんだ」
「良いよそんなの」
「そうですよ」
カイジンさんは期限までに納める武器を完成させてくれたお礼がしたいと申してきたが、俺達は必要な技術者が必要という目的があるので丁寧に断った。しかし、後ろからドワーフ三兄弟が
「まあまあそう言わず!旨い酒に綺麗なエルフお姉ちゃんもいっぱいいるから!」
「そそっ若い娘から熟女まで!」
「……!」コクッコクッ
というとリムルはエルフにリードは酒に反応し、躊躇いがちに
「しっ仕方ないなぁ!」
「そこまで言うなら行ってみましょう!」
⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
俺達はカイジンさん達に案内された店は「夜の蝶」というらしい、そこで俺はあることを思い出した。
「若い娘から熟女まで!」
この言葉で酒という言葉に惑わされず気づくべきだった、そうこの店はおそらく、
「「「「いらっしゃいませ~~~!!」」」」
(うっひょーーーーー!)(やっぱりかーーーーー!)
やはりこの店は俗に言う『大人の店』だ!現にこのエルフ達は見えそうで見えない服を着ており、リムルはそのエルフ達の豊富な膨らみに挟まれていた。
……俺がスライムだったら気絶しそうだ。
「ちょっとこの子の羽と翼は何~!」
「凄い!天使様の翼に悪魔の羽が両方あるなんて!」
「ああちょっとすいません!あまり触らないでください!くすぐったいです!!」
どうやらあまりの恥ずかしさで仕舞っていた翼と羽が出てきてしまったようだ、それに気づいたエルフ達は俺の翼と羽を触ってきた。………ちょっとくすぐったい。
『(やっぱりリード君には少し早かったかなぁ~?)』
『(………味覚感じるようになったら、酔い潰してやる!)』
俺は揉まれに揉まれたらエルフの膝に乗せられているリムルの横に座った。俺の様子を見ていたカイジンさんは、
「リードの旦那こういうのダメかい?」
「いえ、その、あまりに露出していたので目のやり場に困ってしまってだけで別に大丈夫です」
カイジンさんは申し訳なさそうに聞いてきたが、今回は酒の欲望に負けた俺が悪いから適当に誤魔化した。
「にしてもすげぇよ、俺の渾身の一振をコピーするなんて!」
「カイジンの一振が素晴らしかっただけだ、俺はそれをコピーしただけだ」
「そうそう、あなたみたいな最高のお手本があったからできたことです」
俺達はそう言うとカイジンさんは黙ってなにかを考えているが、俺は気を逸らそうと、持ってきてくれた酒を飲んでおかわりを頼んだ。
「ねえねえ、スライムさんにお兄さん、これやってみない?」
「「ん?」」
俺達は横から声をかけられたので、振り向くとガラス玉を持ったエルフがいた。
「私これ得意なんだよ?結構すごいって評判なんだから」
「へ、へぇ」
『(それを使って一体どんな妙技を…!?)』
『(リムルあんたなぁ……てゆうかあの手付きにガラス玉ってことは……)』「占いですか?」
「お兄さん正解!ご褒美に私が酌をしてあげる♡」
「いっいや、あの!」『(リムル助けて!)』
『(成長することも良いことだよ、リード君)』
俺は気分を誤魔化そうとこの店で一番アルコール度数が酒をジョッキにガラス玉いや水晶玉を見せたエルフが注いでくれた。ホント勘弁してぇ~……
「ねえねえ、折角だから、スライムさん達の『運命の人』を占ってみない?」
「お、良いかもー」』』
『『((え?))
今リムルを膝に乗せてるエルフが『運命の人』って言わなかった?運命の人…うんめいのひと………嫁?
俺はあながちな繋げ方だったので、『繋がる者』でリムルに脳内会話で話しかけた。
『(リムル、『運命の人』って『未来の嫁』ってこと?)』
『(普通に考えるとそうだろけど、俺達がヴェルドラに出会ったのもある意味運命だったからそうとも限らないし、気になるからやってみるか!)』
『(………………)』
俺はあまり気が進まないが折角占ってくれるなら、見てみようと思ったので占いをお願いした。
最初はリムルの『運命の人』を占って貰った。黒いもやしか見えなかったがやがて白い服を着たマントを羽織っており子供達に囲まれた黒髪の女性が映ってきた。
『(この人、リムルもしかして……)』
『(おそらく、日本人だろう)』
「おい、その人もしかして………爆炎の支配者 シズエ・イザワじゃねえか?」
「有名なのか?」
「《ギルド》の英雄で見た目は若い人間さん娘だが、何十年も活躍してたんだ
今は引退して、どっかの国の若手を育てるって聞いたなあ」
『(リムルこの人ヴェルドラが言ってた『異世界人』じゃないか?)』
『(確かに漢字だと
『(今度会いに行ってみるか?)』
『(暇ができたらな)』
カイジンさんの話を聞いて、リムルと俺は同郷者の可能性があると考え暇ができたら会いに行こうと提案しているところ、水晶玉が再び黒いもやに被われた。
「次はそっちのお兄さんのを見てみるね?」
「ああ、ハイ」
黒いもやで被われた水晶玉だが、もやが消えると、桃色の髪に角の生え和風を思わせる服を着た美少女が映し出された。
「この娘は?」
「コイツはもしかしてオーガの上位種の
カイジンさんがそう言うと水晶玉が突然別のものを映し出した。
「アレ?どうして?私なにもしてないけど?」
エルフもこうなっているのは初めてらしくひどく取り乱していた。
すると今度は国のトップが居そうな立派な部屋に俺とリムル、さっきの鬼人の少女がいた。
「お、俺だ!」
「なんでリムルまで?」
すると部屋の扉から黒いマフラーが特徴の青年が入ってきた。俺は目を疑った。そいつは俺が転生する前から知ってる人物だったからだ。
「おいおい、嘘だろ!コイツ現役の《ギルド》の英雄「ウォズ…!」ってリードの旦那知ってるのか?」
「そいつも有名なのか?」
「ああ、シズエ・イザワに匹敵する実力の冒険者でいくつものの国の王が自分の直属の部下にしたい程なんだ!」
「すげぇなそいつ!」
「ただ、ヤツは『自分が仕えたい主はもう決まっている』という理由で王自らの誘いも含めて全部断ってる」
リムルはカイジンの話を聞いて驚いたが、リードが僅かに震えているのに気づいたが聞かないべきだと思い水晶玉のほうをみた。
さらに扉から、リグルド以上に筋骨隆々で2m以上はあり、足もとギリギリまでの金髪の3本角の鬼人、白髪に琥珀色の瞳で白虎のような耳を持つ美少女、目付きが龍のように鋭く黒髪で背中に龍の翼のようなものがあるリグル並みの体格の少年、鳳凰を思わせる翼を持ちリグル以上の体格で朱色髪の青年が部屋に入ってきた。
「…金髪のコイツは鬼人だって分かるが、後のコイツらは一体誰だ?」
「う~ん、白髪の娘さんは多分
カイジンさんの説明を聞きながら、水晶玉をみていると突然水晶玉にヒビが入り、
パリーーン
と割れた。
「きゃっ!!」
「大丈夫か?」
「心配してくれてありがとうスライムさん、大丈夫よ」
リムルはエルフに怪我がないか調べている中カイジンはリードが様子がおかしいことに気づいた。
「リードの旦那大丈夫か?」
「………え?ああ!大丈夫です!」
カイジンさんは心配して俺に声をかけたが少しだけ答えられなかった何故なら割れる直前おそらく俺しか見えていなかったからだ。それは黄金の腕時計を模したベルトがあり、金と黒が中心の鎧を纏い、背中には2本時計の針のマントをし、顔に赤く『ライダー』とかかれていた男がいたからだ。
「……俺は絶対オーマジオウにはならない!」ボソッ
俺はみんなに聞こえないよう小声で言い、エルフの近くに座った。
「まさか水晶玉が割れるなんて…弁償ですか?」
「良いのよ別に、気にしないで!
それにしても顔だけじゃなくて優しいのねお兄さん♡」
何故かエルフは顔を赤らめて見つめていた俺はリムルに助けてもらうようアイコンタクトを送ったがそっぽを向かれた。…………………なんで!?
実はリムルはリードの顔が整っていること(=イケメン)に気付いていたが、本人は自覚が無く、またからかってみたが自分の顔がイケメンとおもっていないようだったから、今まで気にしてなかったが自分が似た行動をした時の反応がリードの時とは違っていることにキレていた。
『(リムルさん…助けてーーーーーーーー!!!!!!!)』
『(………まあ、お前が鈍いってことがよく分かった)』
「あの~、リード君許容オーバーしちゃってるから離れてくれる?」
「ああ、ごめんなさい」
軽いひと騒動が終わり、再び酒を楽しんでると、扉が開く音がした。
「あら、いらっしゃい」
「おいマダム!この店は魔物の連れ込みを許すのか?」
と開口最初が俺とリムルの罵声だった。俺はうんざりした顔で後ろを見た。
「い、いえ、魔物といいましても紳士的なスライムですし…」
「なにぃ?スライムは魔物じゃないとでも抜かすのか?それにそこの長髪で白髪のそいつもよく見れば魔物ではないか!しかも天使の翼に悪魔の羽を持つなど不吉の象徴とも言っていい!」
「まずいな…大臣のベスターだ」
カイジンさんは俺達に文句を言ってきた相手を教えてくれた。
あいつがこの国の大臣かこんなクズを野放しにするのはどうかと思うぞ、ドワルゴンの王。
俺がそんなことを思っているとベスターはこちらに近づきカウンターに置かれてある水の入った入れ物を持っていた。
俺はもしやと思い咄嗟に体が動いた、それと同時にベスターが横に水をかけてきた。俺はみんなの盾になる位置にいたからずぶ濡れになってしまった。
「リード!!」
「た、大変!」
「大丈夫ですありがとうございます。皆さんは水飛んでませんか?」
「ふん!魔物が正義の味方面か?」
俺はエルフからハンカチを貰い顔や髪を拭いていた。もちろん内心キレているが、俺が異常な存在なのは自分でも分かっている。だが魔物という理由だけで差別する理由に俺はガチギレしていた。…しかし、相手は一国の大臣俺のせいでカイジンさん達に迷惑をかける訳にはいかないから今は我慢するときだ。
俺が拭き終わるとカイジンさんが立ち上がりベスターの近づいた。
「おや、カイジン殿あなたもこの店に_____」
次の瞬間カイジンがベスターを殴り飛ばしていた。俺は驚いていたが、ドワーフ三兄弟は親指を立てていた。リムルもちょっと清々しい表情になっていた。
「ベスター!てめえよくも俺の恩人達にケチをつけてくれたな!!」
「き、きっ、貴様!誰に向かってそのような口を…「ああっ!?」ヒッ
お、覚えていろ…!」
ベスターはカイジンさんの気迫に負け、逃げるように店から出た。そして落ち着いて俺達の方を向いた。
「悪かったな、ママさん店を汚して」
「それはいいけど…」
「よかったのですか?相手は大臣、この国に居られなくなるかもしれません?」
「なあに、俺の帰る場所はあんたら用意してくれるんだろう?」
カイジンさんのこの言葉を聞いて驚いた。それはつまり、俺達の村に来てくれるって意味になるからだ。
「…でも王のために頑張ってたんだろ?」
リムルの言うことはもっともだ。カイジンさんはその事で黙って考えたということはすぐに分かった。彼じゃなくても、彼の知り合いでも大丈夫だと、俺は考えていた。
「へっ、やっぱりそれを気にしてたのかい、恩人を蔑ろにしてお仕えしたところで王が喜ぶもんか、ここで応えなきゃ俺は王の顔に泥を塗っちまう、だから旦那達について行かせてくれ!」
「…分かった実はその言葉を待ってた」
リムルがそう言いカイジンさんは豪快に笑うと俺に近づき頭をなでてきた。
「あの~カイジンさん……これは…?」
「………リードの旦那は優しすぎる、俺みたいなしっかりとしたヤツがいないといけないしな…」
カイジンさんはしばらく俺の頭をなで続けると顔が優しく笑っていた。
その後しばらく楽しい宴会は続いたがげんなりした顔のカイドウさんや多くの兵士が来た。やはり国の大臣を殴ったのはよくなかったな。
「なあ兄貴、何やってるんだよ」
「フン!馬鹿にお灸を据えてやっただけよ!」
カイジンさんは自分の行動に後悔がなく少しキレ気味になっていたが、俺達は王宮に連行され、3日後に裁判が行われることとなった。
この話を投稿したら、タグを少しいじるつもりです!
水晶玉で出てきたキャラはアニメのキャラをモデルにしています。