リードや時魔兄弟を除く、
ウォズ:「私が間違えるわけないだろう」
コウホウがウォズに、集合場所を確認するが、そう言いたくなるのも無理はない。
何故なら集合場所は、
龍影:「
コハクとリュウエイも、主であるリードを探すが見当たらない。
すると、全員の足下にヒビが入る。
配下全員:『『!?』』
全員が、ヒビの存在に気づく次の瞬間、ヒビの先に落ちていった。
ベルン:「なにこれ!?」
ノベク:「アレを見ろ!」
ノベクの指の指す方に全員が視線を向けると、リード、シュナ、縁護達兄弟が正円形の机の前にある宙を浮く椅子に座っており、全員がそれぞれの位置に引き寄せられた。
グレイド:「これは…」(空間魔法を利用した魔法)
そして全員が、リード達と同じ椅子に、座ると、空間のヒビが消えていった。
リード:「全員揃ったな?」
リグル:「リード様今のは?」
リード:「全員を同じ場所に集合させる魔法だ。あとでやり方を教えておく」
ティアノ:(すごい、この空間そのものに『認識阻害』や防音魔法が施されている)
ダイロス:(成る程、今の魔法、離れていても呼びかけ一つで集まる事が出来る効果もあるのか…また便利なもの)
リード:「それじゃあ、
リードが手を叩くと、近づいてくる足音に全員が注目すると、そこに現れたのは、黒い紳士服を来た無表情の仮面を着けた男だった。
リード:「紹介する。彼は俺が作った
ジレイク:「‥‥‥」
リードに紹介されたジレイクと言う男は無言で頭を下げ、ゲリオンとレミンの間の席に座った。
全員、リードが作り、仮面ライダーになれると知らせれたのか特に反対するような者はいなかった。
ギドラ:「リード様、この席はそれぞれが継承したライダーの力の順で決まっているのですか?」
リード:「ああ」
ゲリオン:「では、キッカー達をイングラシアで待機させていたのは…」
リード:「キッカー達まで参加すると、会議が長引く可能性があるからな。ゲリオンが代表というだけだ」
ゲリオン:「成る程、承知しました」
レミン:「ところで、何故シュナ様がここに?」
リード:「シュナの力は、仮面ライダーセイバーという、ジオウから後に誕生した仮面ライダー。その力はジオウにも届き得る。だから十分に参加する資格がある」
リードが説明するが、その表情は少し苦々しく、それだけで、配下全員は察した。
配下全員:(((ああ、押しきられたのですね…)))
リード:「それより、会議を始めるぞ」
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
リード:「それじゃあ、情報を整理しよう」
会議でいくつか判明した事実を元に、情報の整理を始めた。
一つ、ルベリオスには
二つ、
三つ、俺が送ったメッセージが何者かに改竄されていたが、
四つ、メッセージを改竄したのは、“七曜の老師”の可能性が高い
五つ、レイヒムが殺されたのは姉さんが出発して直後に起こった事件。
六つ、姉さんの後を追った四人の騎士は、レミンやウォズ、ホウテンの情報から
リード:「これらの情報を整理した限り、七曜という奴らが俺たちとヒナタさん達を戦わせようとしているのがわかるな」
リード:「いや、それは後で決める。今はまず、ファルムスに集まっている戦力だが…」
グレイド:「申し訳ありません。私が同行していれば、こんな事にはなりませんでした。全ては俺の責任です。ディアブロには何の非もありません」
グレイドは、俺に頭を下げて謝罪する。
確かにグレイドなら、ルベリオスの潜入も可能だろうが、リスクを犯す必要がなかったのも事実だ。
だから、俺が言うべき言葉は、
リード:「グレイド、まさかと思うが俺とシュナが任せた仕事を放棄する気か?」
グレイド:「いえ!必ずや黒幕を誘き寄せ、俺とディアブロの無実を証明してみせます!」
リード:「なら、
ティアノ・ダイロス:「「は!」」
グレイド:「ありがとうございます!」
ゲリオン:「!リード様、キッカー達から報告がありました!」
リード:「なんだ?」
ゲリオン:「
ゲリオンの言葉に、配下全員が緊張に包まれるが、リードと時魔兄弟は冷静そのものだった。
リード:「率いているのは?」
ゲリオン:「おそらく、“光”のレナードと“火”のギャルドだと思います」
ゲリオンの報告に正直ホッとする。
“闇”のタロスの情報が少なすぎるから、戦うとなったら俺か縁護義兄さん達の誰かを当てるつもりだったからな。
しかし、これは戦闘になるな‥‥‥いっそのこと…
リード:「この流れを逆に利用しないか?」
この言葉に全員が驚きや動揺に包まれるが、
釈迦人:「なるほど、俺たちが戦うことで七曜かそれの関係者が現れる可能性がある。そこにかけるんだな」
リード:「そう。幸いにも、こちらの味方になってくれるかもしれない者がいる。そいつから何かわかるかもしれない」
シュナの言葉に、素直に頷く。
今回は、戦力は十分すぎる程あるから心配することは少ない。
リード:「まず、百騎の
自然:「ちょっと待て
ノベク:「そうだリード様!」
自然:「それじゃあ、目覚めの運動になるかも怪しいわ!」
自然義兄さんの言葉に、ノベク、ホウテン、レミン、ベルン、ウォズが椅子から落ちた。
ウォズ:「シゼン様、そういう意味ではないのですが…」
鳳天:「流石のシゼン様達三人でも、レナードとギャルド、それにAランクオーバーの
リード:「この前、自然義兄さん一人で飛将隊と
ベルン:「それはそれでおかしいですよ」
レミン:「あはは…」
ノベク:(本当にとんでもないお方の配下になっちまったな…)
ウォズ達に納得のいく説明をすると、皆は苦笑いを浮かべるが了承してくれた。
縁護:「それで、日向たちの相手は私と聖司は確定として、残り三人は誰だ?」
リード:「もちろん、とっくに決まってる。ウォズ、コウホウ、ホウテンお前達だ」
ゲリオン:「お待ちをリード様!ウォズとコウホウはともかく何故ホウテンなのですか?!ここはこのゲリオンにお任せください!」
リード:「確かにそれも良いが、残りの者はこの町の守りに専念してほしいんだ。ゲリオン達なら、ウォズ達の空いた穴を埋めることは出来る。それに今回は七曜を誘き出すのが目的だ」
縁護:「それにお前達
縁護義兄さんが、代わりに全部答えるとゲリオンは静かに座り、
ゲリオン:「申し訳ありません。配慮が足りませんでした」
リード:「いや、気にしなくて良い。むしろそういう意見は積極的に言ってくれ」
ゲリオン:「は!」
ゲリオンが納得し、その後の会議はスムーズに進んだ。
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
ルベリオスの“奥の院”にタロスは向かっていた。
タロス:(パンドラ達を先に行かせたが、レナードの馬鹿め、七曜に簡単に唆せれるとは。七曜を皆殺し、パンドラ達と合流したら半殺しにしてでも止めるか)
タロスがそう考え、七曜のもとへ向かっていると、突然二十人近くの
グレンダ:「どこに行く気さね?」
タロス:「知れたこと。ヒナタ様に害する害虫を始末するだけだ」
グレンダ:「ふーん。つまり、それは自分もって意味さね?」
タロス:「なに?」
グレンダ:「タロス・ヘイム。お前は魔王リムル、魔王リードと繋がり、あろうことかルベリオスを売ろうとしているという大罪を犯した。よって貴様を神ルミナスの名の下に処刑する!」
グレンダが、そういうと
タロス:「そういうことか…」
(やはり、グレンダは七曜の飼い犬か)
タロスはグレンダが前々から怪しいと見ており、それほど驚いていなかったが、七曜の行動の早さに、呆れを通り越して感心していた。
タロス:(何故その早さを他に活かせない…)
グレンダ:「罪を認め、アタイ達に手を貸せばその罪は赦されるだろうよ」
タロス:「ふざけるな。罪は赦されるものではない、背負うものだ。罪にも想いがあるからだ」
タロスは、魔法で隠していた手足の枷と首のチョーカーを露にさせた。
グレンダ:(?何さね、アレ?)
タロス:「
タロスがそう言うと、チョーカーと枷が外れると、地面に
グレンダ:「!?全員かかれ!」
グレンダの指示で全員が一斉に仕掛けるが、その場にいたタロスが消えた次の瞬間、黒と白の閃光が
しかも、
グレンダ:「くっ…!」
グレンダはナイフを投げるが、タロスはそれを指で摘まんだ。
タロス:「無駄───」
だ、と言う前にグレンダは隠し持っていた拳銃を撃った。
グレンダ:(西側の人間のほとんどはこの銃という物を知らない。知っていても対応は不可能、アタイの勝ちね!)
グレンダは、己の勝利を確信する。
異世界人という事を隠してきたことで、ルベリオスで、ヒナタ以上に油断できない男の不意をつくことが出来た。そう思うからこそ勝利を確信した。
そして次の瞬間、
グレンダ:「‥‥‥は?」
グレンダは、目の前で起きたことを理解するのに精一杯だった。
グレンダ:(今何をした?アタイは確かにヤツの心臓を目掛けて撃った。けどヤツは弾丸を掴んだ‥‥‥掴んだ?‥‥‥掴んだ!?)
「はーーーーーーーーっ!?」
全てを理解したグレンダは、叫んだ。叫ばずにはいられないはずがない。避けるならまだ分かるが、掴むなんて真似は普通は出来るはずもない。
タロス:「何をそんなに驚いている。今の私なら闘気で腕を強化すれば弾丸を掴むなど、造作もない」
タロスが握った弾丸を地面に捨てると、勢いを完全に殺された弾丸が地面に転がる。
タロス:「まさかお前が拳銃を使うとは驚いたが、貴様以上に進化している私の前では
タロスがそういって、一瞬でグレンダの背後に回り込む。
グレンダは迂闊な行動が出来ずにいた。異世界で傭兵として活動していた彼女の経験から、これ以上の攻撃は自身の死に繋がると気づいたからだ。
タロス:「“七曜”に言っておけ、貴様らが怒らせたのは虎でも獅子でもない、龍である。とな」
タロスは窓から脱出すると、走ってルベリオスからの脱出を開始した。
一人となったグレンダは、腰を抜かし尻餅をついた。
グレンダ:「なんなの、あの化物?ヒナタがまだ可愛く見える」
(だけど、タロスが裏切り者であるという情報は、既にルベリオスの戦力の中では
グレンダは、タロスが味方に厳しいが、それは死なせないようにする優しさなのだと考えていた。気絶している
⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
首都ルーンの出口の前でタロスは、
騎士:「タロス・ヘイム。貴様を国家反逆罪の容疑で拘束する!無駄な抵抗は辞め、大人しく投降せよ!さすれば神ルミナス様が貴様への罰を軽くするやもしれんぞ?なぜなら───」
タロス:(全く、ここまで低能揃いだと流石にイライラするな)
タロスは律儀にも騎士が喋る時間は待っていたが、内容が内容な為に、怒りが募りつつあった。
そしてあまりの退屈さに欠伸が出てしまった。
それを見た、
騎士:「き、貴様!それは神ルミナス様への冒涜だと知っての行為か!?」
タロス:「話が終わったのなら行かせてもらうぞ」
タロスは、一回の跳躍で
騎士:「逃がすな!追え!」
騎士:「裏切り者を逃がすな!」
騎士:「なっ!」
騎士:「馬鹿なあり得ない!」
騎士:「
距離が縮まるどころか、さらに離されていく。
そしてとうとう、
タロス:(ルベリオスから
タロスは姿勢を低くして、さらに速度を速めた。
こうして、私たちは七曜の老師を誘き出す為に、ヒナタ達と戦う事を決める。
しかし、その時ルベリオスで何が起きているのかは、この時の私たちはまだ知らなかった。