黄金の果実を手にした2人の男の後日談。
・会話文多すぎるなど、拙く読みづらい文章です。
・原作登場人物が少し登場しますが、話し方などが本来とは異なっているかもしれません。
・足りない頭で精一杯考えましたが、いろいろ雑だと思います。
以上を理解して、それでもよろしければお読みください。
小説投稿機能を試して見たかったので、pixivに投稿した2つしかない小説の片方を投稿します。
pixivの方のこれ
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15620899
片方の小説に出来なかった前日譚
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13952618
ある日、かつてヘルヘイムの森と呼ばれた地にそれらは突然現れ、森を焼き初めた。
「森を焼き払え。奴の手数を減らすのだ。神の力は我らにこそ相応しい。」
◻︎
「なにか焦げ臭いな。」
彼は目を覚まし、遠くを見た。
「ふむ。戦車にスイカアームズか。脅威とはならないか。
しかし妙だな。ヘルヘイムの植物は全て回収したはずなのに、なぜ数百ものスイカアームズがいるんだ?
兵も全てアーマードライダーのようだし、何があればあれだけ用意できるんだ。」
「迷ってもキリが無いな。聞きに行くか。」
「変身」
『リンゴ!ロックオン!』
『ゴールデンアームズ!黄金の果実!』
「それでは、行くか。」
彼はクラックを開き、それらのいる地へ向かった。
◻︎
「やあ、何かあったのかい?」
彼が話し掛けると、それらは攻撃をし始めた。
『『『オレンジスカッシュ!』』』
「奴が出たぞ。反撃を許すな!」
『『『ブドウ・バナナスパーキング!』』』
『『『キウイ・マンゴースパーキング!』』』
彼は植物を操り、攻撃を減衰させつつ回避した。
「うわー。びっくりするじゃないか。いきなり何するんだ。」
「ちっ。やはり森を焼ききらなければ、有効打にはならないか。攻撃を緩めるな!森ごと消しとばしてしまえ!」
「隊長、奴の顔も声も何か違う気がするのですが」
「だからどうした。他国に先を越される訳にはいかないのだ。」
「了解しました。」
彼は億劫そうに迎撃し始めた。
「聞く耳ないし、そもそも日本がこんな戦力を動かせるなんて信じられない。
拘束しようにも、植物は焼かれるし、ワイヤーを作っても生半可な強度ならどうにかされるだろう。
下手な場所に送り返して世界大戦になっても困るし、申し訳ないがここで消すか。」
彼がカッティングブレードに手をかざしたとき、
突如それらの下にクラックが現れ、全軍を引き摺り込み、消えた。
そして、ゴールデンアームズを身に纏ったアーマードライダーが現れた。
「巻き込んでしまってすまない。申し訳ないが少し休ませてくれないか。」
「久しぶりの客人だし構わないよ。できれば説明も貰えると嬉しいな。」
そう言うと彼はクラックを開き、その人物と共に拠点へと戻っていった。
◻︎
「休ませてくれて感謝する。私は呉島貴虎。黄金の果実を手にした者だ。
黄金の果実を手にした経緯だが、
かつてユグドラシルでヘルヘイム対策を主導していた頃、友である戦極凌馬に「神になるべきだ」と言われてな。
私は笑い飛ばしたが、補佐である山木久成に「本当に神になれるならプロジェクト・アークも実行する必要がなくなるのではありませんか?」と言われ、詳しく聞くことになった。
そして我々は内密に黄金の果実を求めることになった。
調査を進める内に知性を持ったインベスの存在を知り接触、彼らフェムシンムとの交流に成功した。
彼らの王と交渉の末、王妃の蘇生を行うことで黄金の果実を譲渡して貰えることになった。
凌馬と彼らの1人が共に研究した結果、100人ほどの人間の命を王妃の遺体に移すという方法に決まり、全世界の死刑囚を用いて実験が行われた。
実験は上手くいっていたそうだが、凌馬に手を貸していたフェムシンムが王を裏切り殺害した。
私と凌馬は力を合わせ、裏切り者を倒し黄金の果実は手に入れられたが、王妃と王を救うことは出来なかった。
私は神の力を手にし、ヘルヘイムの脅威を退けることが出来た。
凌馬に勧められたこともあり、これまで失われた命に顔向け出来る様に世界をより良くしようと力を奮ったのだが、知らぬ間にやりすぎたらしい。
凌馬の死後、世界規模で反乱が起きた。私を庇ってくれる者たちもいたが、彼らを巻き込まないためにヘルヘイムの森に逃げた。そして私は「悪神」として追われる身になった訳だ。
先日、彼らは新兵器でヘルヘイムが存在する次元そのものを破壊して、私を引きずり出そうとした。実際にその次元を破壊するのは不完全だったため、彼らはこのヘルヘイムに誤って訪れてしまった。
送り返した先は元のヘルヘイムだから自力で戻れるだろう。
巻き込んでしまってすまない。
あの次元はもうすぐ消滅するから、もうこの世界に現れることはないだろう。」
「大変だったね。僕はヘルヘイムと外からの脅威に対応するだけで中の事には関わらなかったから、共感はできないけど。」
「その方が正しかったのかもしれないな。」
「これからどうするの?」
「このままではヘルヘイムの植物が世界に降り注いでしまうだろう。そうなれば世界が滅んでしまうかもしれない。
それを防ぐためにヘルヘイムの植物と共に自爆して消滅するつもりだ。」
「それが君の選択なら止めないよ。君の黄金の果実を貸してくれるかな。」
「構わないが、何をするんだ?」
「まあ見てて」
彼は呉島貴虎からゴールデンロックシードを受け取ると、自分のゴールデンロックシードと共に黄金の果実に戻した。そして2つを混ぜ合わせ、両手が光ると新たな1つのロックシードが現れた。
「君への餞別だ。これは極ロックシード。僕の黄金の果実を通じて、僕の力を貸すことができるようにした物だ。
これなら崩壊した世界から溢れたものも処理し切れると思うよ。」
「それはありがたいが、良いのか。私は黄金の果実ごと消えるつもりなんだぞ。」
「気にしないで。問題ないから渡すんだよ。」
「ありがとう。この恩は決して忘れない。」
「変身」
『極!ロックオン!』
『極アームズ!大・大・大将軍!』
呉島貴虎は自らが開いたクラックに飛び込み、消えた。
◻︎
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「誰かと共に戦うのは久しぶりだったけど、悪くなかったよ。おやすみ、景虎。」
呉島貴虎は死んだらしい。
「じゃあ、黄金の果実は回収させてもらうよ。どうせ捨てるんだから貰ってもいいよね。」
彼はパスを通じて呉島貴虎の分の黄金の果実も回収した。
「ふむ。100%ではないか。まあ、いいや。これが『情けは人のためならず』ってやつかな。
やる事もないし、また寝るかな。おやすみ。」
◻︎
「暇つぶしに見にきたら、変なことになっているな。」
久しぶりですね。
「ああ。それにしても、似たような世界がこんなにもあったとはな。」
ええ、私の世界と貴方の世界がほぼ同じ歴史を辿っていただけでも驚いたのですが、まだあったとは。
貴方の世界では葛葉という者が手にし、世界を開拓したのでしたね。
「ああ、あいつは未来を勝ち取った。
お前のところは運だけで勝ち取ったんだったな。姿を決めていなかったからって、俺の姿と口調を使うのには驚いたぞ。」
私は極力関わらないつもりなので、姿も特に必要とはしていませんから。
「そうかよ。しかし良いのか。あいつは人の心を失いつつあるのに気づいていないぞ。」
もちろん。独り言が増えていることも、人の心を失いつつあるのも、元の世界の滅亡に気づいていないのも、本人が確認しない結果です。私は干渉するつもりはありません。
「お前さん、ずっと見てる割に薄情だな。」
そうでしょうか。
私は我々の役目をこなすだけです。
「そうかい。じゃあな。」
ええ、ではまた。
最初から三人称視点ではなく、ヘルヘイム視点のつもりで書きました。
冒頭の「かつてヘルヘイムの森と呼ばれた」で人間が滅んでいると暗に示したつもりです。
思い付きで書いたので、これは、
1.物語開始前に黄金の果実を得てしまったら(始まらなかった物語)
2.呉島と戦極が仲違いせず、黄金の果実を手に入れたら
の後日談的な話になりました。
1.は大した目的もなく、1人で生き続けたため、感性などが明後日の方向に逝ってしまい、人(生き物?)としては終わってしまった。
というエンディング。
2.は呉島ならヘルヘイムの脅威を取り除いた後も人類の為に力を使いそうだと考えたのが一つ。
強大な力というだけで恐れたり欲したりする馬鹿が出るというのはお約束。
本編の蛇も今の世界を壊して新たな世界を作るのか、今の世界を守って排除されるか、みたいな事を言っていたので、
前者がロシュオなら、呉島は後者にしたら対照になるというのもありました。
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