Re. 海竜のヒーローアカデミア   作:willtexture

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アンケートの結果、体育祭編に行くことになりました。
番外編はボチボチやります。多分きっと


雄英体育祭編
第8話 雄英体育祭前の一幕


 USJにてヴィランの襲撃を乗り越え、1日の臨時休校を終えた翌日のこと。

 1年A組の教室はすっかり活気を取り戻していた。

 本来ならば、悠雷のことを心配している人もいるだろうが

 普段よりも早めに登校した響香が皆からその不安を払拭している。

 

「おはよう」

 

「海藤、復帰はええな!!もう大丈夫なのか?」

 

「ああ、問題ないぞ。流石に全力戦闘はしばらくは無理そうだがな」

 

「出来なくてホントに安心だよ。いちいち心配するこっちの身にもなれって」

 

「耳郎ちゃんは凄く、海藤ちゃんのことを気にかけていたわ」

 

「うんうん。まるで出張帰りの夫を待つ妻みたいだった!!」

 

「葉隠…………どういう例えだよ…………」

 

 病室で響香とそういうことになったらというような変なことを

 考えてしまったのもあってそういうことを言われると反応に困る。

 響香に抱いているものがどんな感情かわからないけれども

 もしも、あの夢が現実になるとしたらそれはとても幸せなことだと思う。

 

「皆──────!!朝のホームルームが始まる席につけ──!!」

 

「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ」

 

「飯田、フルスロットルなのはいいが空回りだけはするなよ…………」

 

「む!!海藤君申し訳ない!!」

 

 そんな感じでいつものように飯田が空回りしていると相澤先生が登校してきた。

 今回は声がかかる直前に皆で席に座った稀に見る例外だけどな

 飯田は真面目の権化みたいな奴だから揶揄うと面白い。

 揶揄いすぎると間違った知識を身に着けそうで怖いけれども

 

「おはよう」

 

「相澤先生!!」

 

「肘大丈夫なんですか?」

 

「ああ、問題ない。ばあさんに直してもらったからな。

 心配していてくれたのはありがたいが──

 俺の安否はどうでも良い。何よりまだ戦いは終わってねぇ」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「戦い?」

 

「まさか………………」

 

「まだヴィランが──────!!?」

 

「雄英体育祭が迫っている!!」

 

「「「「「クソ学校ぽいものキタぁぁぁ!!!」」」」」

 

 昨日、相澤先生から体育祭の事を聞いたけれども

 もしかしたらまたヴィランが襲撃してくるんじゃないかと思ったけれども杞憂だったか

 さすがにあれだけの手下を失い、

 本人たちにもある程度のダメージが入っている中で再び襲撃はかけてこないか

 そして、雄英体育祭か………………

 病院で開催されることは聞いていたから聞かされてもみんなほどの驚きはないな。

 みんなと同じくらいかそれ以上にワクワクしているけどね。

 正直言ってコレでワクワクしてない奴はヒーロー志望じゃないのがわかるレベル。

 隣のクラスからも大きな叫び声が聞こえてきたし

 隣のクラスの奴らの個性も調べておいたから対策も既に立てている。

 その対策がどれほど実際に通用するのか楽しみだな。

 

「待って待って!!ヴィランに侵入されたばかっなのに大丈夫なんですか!?」

 

「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す…………って考えらしい。

 警備は例年の五倍に強化するそうだ。

 何より雄英の体育祭は…………最大のチャンス──ヴィランごときで中止していい催しじゃねえ」

 

「いや、そこは中止しよう?」

 

「峰田くん…………雄英体育祭見たことないの?」

 

「あるに決まってるだろ。そういう事じゃなくてよ──」

 

 峰田のいうことも分からなくない。

 入学してすぐにヴィランの襲撃を受けるなんてことがあったのだから当然だ。

 だが──それ以上に相澤先生に賛成だ。

 

「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ!!

 かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。

 今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した…………

 そして日本において今「かつてのオリンピック」に代わるのが雄英体育祭だ!!!」

 

「当然全国のトップヒーローも見ますのよ。スカウト目的でね!!」

 

「資格習得後はプロ事務所にサイドキック入りが定石だもんな」

 

「そっから独立しそびれて、万年サイドキックってのも多いんだよね。

 上鳴そーなりそう。アホだし」

 

「くっ!!」

 

「上鳴、少しは否定しろよ」

 

「当然名のあるヒーロー事務所に入ったほうが経験値も話題性も高くなる。

 時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。

 年に一回…………計三回だけのチャンス。ヒーロー志望なら絶対に外せないイベントだ!!」

 

 プロに自分のことを見てもらえる貴重な機会…………絶対に俺が優勝を飾る。

 自分の成長を兄さんと姉さんに見せるいい機会でもあるしな。

 

 それとは別に、上鳴との約束をいい加減に果たさないとな。

 流石にコツだけは心苦しいし、教えるならば最後まで付き合わないとな。

 今日の放課後にでも訓練しないか誘ってみるか、USJでの活躍と反省を聞きたいし

 …………ついでにほかの皆も誘ってみるか?

 訓練は皆でやった方が楽しいしな。

 

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

 

 そして昼休み…………

 

 

「あんなことはあったけど…………なんだかんだテンション上がるなオイ!!

 活躍して目立っちゃ、プロへのどでけぇ1歩を踏み出せる!!」

 

「皆すごいノリノリだ…………」

 

「君は違うのか?ヒーローになる為、在籍しているのだから燃えるのは当然だろう!?」

 

「飯田ちゃん独特な燃え方ね、変」

 

「少し天然でも混じってるのか?飯田の兄がどんな感じなのか見てみたいんだが」

 

「僕もそりゃそうだよ!?でも何か…………」

 

 緑谷はオールマイトに憧れているからな

 既に見てもらうことができている現状で満足しているのだろうか?

 満足するのも仕方ないと思うが、少しもったいないな。

 オールマイトの事を超えることを目標にしたりしないのだろか?

 

「デクくん、飯田くん…………」

 

「!!!」

 

「頑張ろうね体育祭!!」

 

「顔がアレだよ麗日さん!!?」

 

「どうした?全然うららかじゃないよ麗日」

 

 すごい気迫だな。まるで肉食獣の目だな。

 普段の麗日とは似てもつかないな。別人といっても通じるんじゃないか?

 あそこまで麗日を豹変させるヒーローに成りたい理由はなんなんだろうか?

 

「生…………」

 

 あ、峰田が梅雨ちゃんにやられた。生…………?なんなんそれ?

 教育決心な姉さんもそういった方面は教えてくれなかったから

 独学で学んだけど分からないや、今度兄さんに聞いてみよう。

 多分、教えてくれないと思うけれどもね。

 以前兄さんに聞いていることを姉さんに聞かれて兄さんが滅茶苦茶怒られてたから

 帰ったらGoogle先生に聞いてみることにしよう。

 

「皆!!私!!頑張る!!」

 

「おお────けど、どうしたキャラがふわふわしてんぞ!!」

 

 あ、緑谷達が食堂に行っちゃった。

 誘いたかったけど忘れてたわ、上鳴は今のうちに誘っておこう。また忘れちゃいそうだし

 緑谷達はまたの機会に誘っておこう。

 後、2週間はあるし、また誘う機会はある筈だ。

 出来るなら緑谷のノートを見たいんだよな。

 アイツは生粋のヒーローオタクでクラスメイトの個性について滅茶苦茶詳しく書いてるから

 

「上鳴、今日の放課後にでも一緒に訓練しないか?

 個性把握テストのときの約束もまだ果たしてないし」

 

「マジか!!助かる!!コツは教わったが実践が足りなくていまいち掴めないんだ!!

 お前のアドバイスがあるなら一人でやるよりも断然効率良い!!」

 

「ズルいぞ!!俺も参加させてくれよ!!」

 

「構わないぞ。もともと誘うつもりだったし、人数が多い方が楽しいしな!!」

 

「なら俺も参加させてもらいたい」

 

「ウチもお願い」

 

「私もお願いできるかしら?」

 

「んじゃ、俺と上鳴、切島に障子。響香と梅雨ちゃんでいいか?

 一応、聞いておくが時間は取れるだけでいいよな?」

 

「もちろん」

 

「楽しみだ!!腕が鳴るぜ!!」

 

「わかった。予約が埋まらないうちに相澤先生に申請してくるわ」

 

「申請終わったらさ、一緒にご飯食べに行こうよ。昼ごはんまだでしょ?」

 

「ああ、まだだな。席取っておいてくれるか?」

 

「りょーかい。いつものでいいでしょ?」

 

「頼む」

 

 俺は皆に送られて、教室を後にすると職員室に向かった。

 思ったり多くの人と訓練する事になりそうだな。

 以前までは1人で訓練することが多かったからな純粋に嬉しい。

 公安の人もいることもあったが、同年代はいなかったし

 プロである兄さんと姉さんは忙しいからね。

 互いの動きを見ることで学べることも多いし、今回の訓練を己の糧としよう。

 

「失礼します。相澤先生いますか?」

 

「海藤か、どうした?」

 

「訓練所を放課後に借りたいなと思いまして申請書を貰ってもよろしいですか?」

 

「わかった。この書類に記載すること記載して提出しろ」

 

「はい」

 

「運が良かったな。これからどんどん使用者が増えてきて利用出来なくなるからな」

 

「やっぱりそうなりますか。今後の予約をついでにできたりしませんか?

 それと、もう既に予約している一年生はいるんですか?」

 

「爆豪が予約しているな。やはりそういう相手は警戒したいか?」

 

「ええ、警戒すると同時にワクワクします。

 同年代と戦うという事は今まであまりなかったので」

 

「そうか、残念だが予約はできんな。確実に使いたいなら朝一に来い。

 書類はこれで大丈夫だ。早く飯食いに行ってこい。昼休みの時間が無くなるぞ」

 

「ありがとうございます。失礼しました」

 

 さて、予約もしたし食堂に向かうか。

 やはり爆豪は警戒するべき相手だな、それに推薦入学者である轟とヤオモモもな。

 爆豪のことだ、確実にあの大爆発を使ってくるだろうし

 轟のまだ誰も見たことのない左の炎、ヤオモモの創造も厄介だ。

 竜化でのゴリ押しなら負けることはないだろうが、やりたくないし

 正々堂々と勝負する事にしよう。

 

 そういえばさっき職員室で見たことない人を見かけたな。

 何度か行っているし、雄英に務めている教師の名前くらいは

 全員把握していると思ったんだけど知らない人だったな。

 オールマイトに似ていたし関係者か?

 もしかしてだが、個性offのオールマイト?まさかね…………

 安全確認するって言ってたし警備会社の人だろう。

 

「オールマイト居たんですか」

 

「酷くないか相澤君!!」

 

「さっきまで海藤が来ていたんですが…………」

 

「え!?バレてないよね?」

 

「だといいですね。危機管理はちゃんとしてください」

 

「はい…………」

 

「後で海藤に選手宣誓について伝えといてくれないですか?」

 

「いいけれど、それは君の仕事では?」

 

「…………この机を何とかしないといけないので」

 

「…………大変だね。やはり女性を怒らしてはいけないな。うん」

 

「膝が震えてますよ」

 

「き、気のせいだよ!!HAHAHA!!」

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 職員室を後にして、食堂に向かう。

 来るたびに思うが、ヒーロー科の教師って賑やかな人が多いな。

 食堂に着いたが、食堂はやはり人が多い。

 響香たちは…………いた。入口近くを取ってくれていたみたい。

 奥まで言って探すのはめんどくさいからありがたいな。

 

「あ、来たね。いつもの海鮮丼頼んどいたよ」

 

「ありがとう響香。今日は鯛なのか…………いつものことながら豪華だな。

 これだけの人数にこのコスパで提供してるが、金はどこから出ているんだろうか?」

 

「耳郎ちゃんは海藤ちゃんの好みまで把握しているのね。

 もしかしてだけど、二人は付き合ってるの?」

 

「羨ましいぜ海藤!!どうやったら女子に好かれるんだよ!!」

 

「お見舞いに行ったのも耳郎だもんな」

 

「別に付き合ってないんだがな。

 とりあえず雄英入試の際に女の子を仮想敵から助けて入口まで護送して

 その後に0ポイントを粉々に切り刻むことが最低条件だな

 後は下心を表に出さないとかかな。

 そうすれば上鳴は顔はいいほうだし、多分だけどモテるんじゃないのか?」

 

「はぁ!?マジで!!」

 

「そんなことやってたのか!?」

 

「入試の際に実際にやってたぞ。あれは圧倒的だったな」

 

「マジか!!やっぱりスゲぇ!!」

 

「あ、それと訓練所予約しておいたけど何をやりたい?

 2時間半は使えるし、俺は体術を中心的に練習するつもりだが皆はどうするんだ?」

 

「ウチも体術をやりたいかな。USJでの戦闘で改めて学ぶ必要があると思ったから

 海藤さえよかったらウチに教えてくれない?

 今のA組の中で一番体術ができるのは海藤だと思うし」

 

「俺は身体強化のやり方だな!!体育祭までにものにしたい!!

 USJでヤオモモと耳郎に迷惑かけたからな!!」

 

「迷惑かけてたのか…………」

 

「し、仕方ねぇだろ!!個性の都合上、二人の事巻き込んじまうし

 まだ身体強化できないんだから」

 

「危ないところはあってひやひやしたけど。決定力があるのは事実だし。

 上鳴がいなければ苦戦は避けられなかったから、結果的にいてくれてよかったかな」

 

「だそうだ。良かったな」

 

「なんでそんな優しい目でみんな俺のことを見てるの?」

 

「まあまあ」

 

「俺も体術だな!!USJでは爆豪と同じ場所に飛ばされたけどあいつに助けられたし、

 硬化をもっと使いつつ戦えるようにしないとな!!」

 

「私も体術をやりたいわね。お願い出来るかしら?」

 

「俺も皆と同じだな。海藤、模擬戦の相手をお願いできないか?」

 

「なんで俺が皆に教える前提なのか聞きたいところもあるが

 そうだな、障子の挙げた案である模擬戦でも皆でしようか、例年通りの内容なら必ず役に立つし

 上鳴の身体強化もやりながら身体で覚えるべきだしな。

 どうせならば、この前の戦闘訓練みたいにやるか?」

 

「良い案ね」

 

「そうしようぜ!!」

 

「海藤、全く食べてないけどいいの?もう昼休み終わるよ?」

 

「あ、やべぇ」

 

 急いでご飯を搔っ込むと午後の授業を受けに教室に戻った。

 次の授業は何だったけ?いまから午後の訓練が楽しみだな。

 午後のヒーロー基礎学の後でオールマイトに選手宣誓の事を聞いた。

 ありきたりなことを言ってもいいけれども

 できるならばインパクトを残したい。さて、なんて言おうかな?

 あと今日のオールマイトはこっちの方を凄くチラチラ見ていたけども

 俺の顔に何かついていたのだろうか?

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

 そして放課後──

 

「うおおおおお…………何事だぁ!!」

 

 ──1年A組の前にはヒーロー科のB組から始まり、

 普通科に経営科、サポート科の生徒が群がっていた。

 情報収集ならさすがに遅すぎるな入学してから何か月経ったと思っているんだ?

 個性の情報なら先生に言えば教えてくれるだろうし、俺達A組への宣戦布告かね?

 わざわざこんなに来る必要はないと思うけどな。

 

「出れねーじゃん!!何しに来たんだよ」

 

「敵地視察だろ、ザコ。ヴィランの襲撃を耐え抜いた連中だもんな。

 体育祭の前に見ときてえんだろ。意味ねぇからどけモブ共」

 

 ザコって言われて峰田が傷ついてる。

 緑谷が慰めてるが中学の時も同じような事あったりしたのかね?

 今のあいつの性格なら間違いなくありそう。

 どんな環境ならあんな性格に育つのだろうか?

 周りに自分よりも上が存在しなかったのか?

 

「知らない人の事、とりあえずモブって言うのやめなよ!!」

 

「どんなもんかと見に来たがずいぶん偉そうだなぁ。

 ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」

 

「ああ!?」

 

「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ。

 普通科とか他の科ってヒーロー科から落ちたから入ったって奴がけっこういるんだ知ってた?」

 

「?」

 

「体育祭のリザルトによっちゃ

 ヒーロー科編入も検討してくれるんだってその逆もまた然りらしいよ…………敵情視察?

 少なくとも普通科は調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつーー──宣戦布告しに来たつもり」

 

 ー-──宣戦布告しに来たつもり」

 

 こいつもかなり大胆だな。

 ただ体が特に鍛えられているっていう訳ではなさそうだな。

 初見殺しの個性…………洗脳などの精神に干渉する個性か?

 そういう個性は珍しいがいるからって前に兄さんが言っていたっけ

 それにしても、何で自分がって言わなかったんだろうか?

 

「隣のB組のモンだけどよぅ!!

 ヴィランと戦ったっつうから話聞こうと思ってたんだがよぅ!!

 エラく調子づいちゃってんなオイ!!!本番で恥ずかしい事んなっぞ!!」

 

 また大胆かつ不敵な奴が来た。

 他のクラスにも警戒すべき奴もいるみたいだな。

 にしても暑苦しい男だな。切島によく似ているな

 個性も確か似たようなやつだっけな。

 そういや誕生日も同じじゃなかったか?これは勘違いかもしれないが

 双子だと言われたら信じる人が多いかもしれない。

 

「…………」

 

 クラスの皆の視線が爆豪に集まったな。

 そりゃここまでヘイト集まったらそうなるか

 だが、俺としてはやる気の無い奴と戦うよりもこっちの方がいい。

 一方的な戦いよりも死力を尽くして戦う方が楽しい。

 

「待てコラどうしてくれんだ。

 おめーのせいでヘイト集まりまくっちまってんじゃねえか!!」

 

「関係ねえよ…………」

 

「はぁ────!?」

 

「上に上がりゃ関係ねえ」

 

「く…………シンプルで男らしいじゃねえか!!」

 

「上か…………一理ある」

 

「爆豪と同意見だな。勝てばいいだけの話だ」

 

「騙されんな!!無駄に敵増やしただけだぞ!!」

 

「落ち着けよ上鳴。さっさと準備しろ。

 相澤先生は時間に厳しいんだからさ。

 他の奴らは既に準備終わってるぞ、あとはお前だけだ。

 教室の前にいる奴らもどいてくれないか?正直言って迷惑だ」

 

 声を掛けてみると案外素直を退いてくれた。

 少し以外だった。

 腐ってもヒーロー志望か………人に迷惑は掛けたくないんだな。

 

「あ、わりぃ。急いで準備するから少し待ってくれ!!」

 

「海藤君!!この後訓練所を使うのかい!?」

 

「ああ。そうだが…………」

 

「僕も一緒に行ってもいいかい!?」

 

「あ、僕も行っていいかな!!」

 

「わたくしもご一緒させてください!!」

 

「私も!!」

 

「いやお前ら行っても…………」

 

「海藤、皆準備できたよ。時間ギリギリになるし、急ごう」

 

「…………わかった」

 

 飯田達は見る事しか出来ないんだけどな…………知らないのか?

 もういいや、時間は有限…………無駄には出来ないな。

 相澤先生が使用の仕方を教えてくれるそうだし、急ぐか。

 なんだかんだ言って雄英の訓練場を使うのは初めてだからな。

 

 

 

「………………なんで人数が増えたのか知らんが、

 個性は使用不可だし、申請してないから訓練所はお前ら使えないぞ?」

 

「そ、そんなことわかっていますわ!!」

 

「ああ、校則はしっかりと把握している!!」

 

「出来たらいいなぁ~位で来ただけだからウチ!!」

 

「見ているだけでも参考になりますので!!」

 

「しっかりと体操服着てるし説得力ないんだよなぁ」

 

 ヤオモモと麗日は羞恥で頬を染め、緑谷は普通に残念そうにしている。

 ノートを構えているし、元々その予定だったぽいけど期待はしてたみたい。

 ………………飯田はかなり落ち込んでいる。そんなに訓練場使いたかったのか?

 今度予約するときに誘っておいてやろう。

 

「海藤、早く教えてくれよ!!」

 

「俺から相手をしてくれよ!!戦いたくてウズウズしてんだ!!」

 

「わかったから急かすなよ。

 というか相澤先生がいるなら相澤先生が教えてくれても…………」

 

「無理だ。この前の一件で仕事が残っている。

 終了前に来るから俺が来るまでは自由に使ってろ」

 

「ミッドナイト置いていったからですか?」

 

「………………言うな」

 

 その後はいっぱい訓練した。

 後からやって来たミッドナイト先生の計らいによって

 緑谷たちも個性禁止で参加できるようになり、皆で体術を学んだ。

 

 各々が自らを鍛えているうちに雄英体育祭までの2週間はあっという間に過ぎた。

 

 




トーナメント表とどうしようか?
誰と戦わしてほしいとかあれば感想で言ってくれればと思います。
そういえば、結局のところ峰田が言っていたことって何なんですかね
調べてもよくわからなかったです。
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