Re. 海竜のヒーローアカデミア   作:willtexture

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本編は少し待っていてほしいです。
なるべく早く仕上げるつもりですが到達度テストが………


番外編 花見とヒーローショー

 ヒーローは能動的に自分の役回りを見つけ状況解決に当たる。

 今日はその訓練を兼ねてお花見をしたいと思った。

 

 ──というわけでお花見を企画することにしました!!」

 

「「「「「いや、どういう訳ですか!?」」」」」

 

「HAHAHA!!細かいことはどうでもいいさ!!

 時間は有限!!今日のヒーロー基礎学はお花見だ!!」

 

 オールマイトの急な発案により今日のヒーロー基礎学はお花見だ。

 食事からレジャーシートまで用意は全て行う必要はあるが、ただの息抜きである。

 この前、大変な目にあったからこんくらいはいいじゃないというのが大多数の意見だった。

 唯一、相澤先生は否定的だったけどね。

 多分、ミッドナイト先生辺りが参加させると思う。

 というか、校内にこんなにも桜があるんだな。

 本当にどれだけのお金をかけたのだろうか?

 気になるが、こういうのは詮索してはいけないと相場が決まっている。

 

「わ────!!」

 

「学内にこんなところが!!さすが雄英!!」

 

「これ訓練とか建前だよな!!」

 

「ね!!」

 

「普通に建前って言ってただろうが」

 

「こんなに桜が満開だとは思っていなかったな…………」

 

「そうだね、もう入学してから…………どん位たった?」

 

「気にしちゃいけないさ。これは番外編。本編の時間軸とは関係ないさ」

 

「そっか…………冬休みとかバレンタインは?」

 

「流石にお花見からやりたいってさ。

 現実の時期に合わせるならハロウィンとかなんだろうけどね」

 

「それは本編で寮生活が始まってからなんだね。

 もう時期はとっくに過ぎてるからやろうとしても遅いし」

 

「そゆこと。一応、言い訳しておくとハロウィンも出そうと思えば出せた。

 登場してない人物が多かったために物語が進んでからにすることにしたとのこと

 投稿が遅いことについてはあまり言わないようにね

 作者のガラスのハートが潰れて流れて溢れ出ちゃうから」

 

「こらそこの二人!!何をしているんだ!!集合したまえ!!」

 

 やれやれ委員長がお呼びだ、行くとしますかね。

 

「おーい!!皆ァ──!!全部で桜は94本だ!!

 移動時間を平均7秒として鑑賞時間は一本51秒でどうだろう!!」

 

 なぜそうなる!?ここは美術館か?

 というかいないと思ってたら桜を数えていたんだな…………

 花見ってそういうのじゃないだろ…………

 もしかしてだが、家族で行ったことがないのだろうか?

 俺?俺は家族とは行ったことはないが

 中学時代のクラスメイト達や兄さん姉さんと行ったことがある。

 その時はサインをねだる人が多くて姉さんが大変そうにしてたな。

 兄さんはむしろもっと持って来いとwelcome状態だった。

 というか姉さんが困っているのを見て楽しんでいたように感じる。

 …………クラスメイト達は今頃何をしているんだろうか?

 大体はヒーロー志望だったが、一人だけ雄英に行きたいとか言っている奴がいたな

 たいして親しいわけではなかったから受かったか知らないがヒーロー科にはいなかったな。

 他の高校に行ったか、普通科にいたりするのかね?

 こんど連絡を取ってみようか?連絡先なんて持っていなかった。

 妙に暑苦しい奴だったけれども断られたんだよな。

 手に入れようと思えば手に入ったけれどもそこまで魅力を感じなかったし

 

「悠雷、食事の用意をするんだけど手伝ってくれない?」

 

「いいぞ。ただ…………」

 

「ただ?」

 

「木に縛られている飯田は何があった?」

 

「…………気にしないで軽い反乱があっただけだから」

 

「気にすると思うぞ普通…………」

 

「このことはあまり深く聞かない方がいいと思うわ」

 

 反乱ってそんな簡単に起こるものだっけ?

 飯田が委員長なのにそんなに不満があったのか?

 とりあえず縄を解いておこう。気絶から覚めた後に縛られていたら流石に辛いし

 …………気絶までさせる必要はあったのだろうか?

 

「悠雷って料理出来るって言ってたよね?

 ウチは取り敢えず切るもの切っちゃうつもりだけど

 揚げ物とか炒め物をお願いしてもいいかな?」

 

 響香のエプロン姿…………ご馳走様です。

 今回のお花見を計画してくれたオールマイトには感謝の言葉しかないな。

 エプロン持参なんて聞いてないし、作ったのはヤオモモだろう。ナイス!!

 絶対にこのエプロンをヤオモモに作らせたのは上鳴だと思う。

 

「分かった。他の人は何やってんだ?」

 

「爆豪とか切島は相撲の土俵作ってる。

 ヤオモモが小物とかを作ってて峰田と上鳴は一応ゲーム係かな」

 

「お前らってそういう趣味あるの?飯田と同じく木に縛り付けてるし」

 

「それは梅雨ちゃんがやった」

 

「酷いわ。耳郎ちゃんもイヤホンジャックで攻撃してたじゃない」

 

「………………趣味は人それぞれだから」

 

「「そういう趣味はないから(わ)!!」」

 

「…………大丈夫わかってるから」

 

 うん、趣味は人それぞれだからね。仕方ないと思います。

 ヤオモモもそのうちミッドナイト先生みたいになりそうだしね。

 きっと生徒のことを盗sa…………撮影するようになるんだろうなぁ

 犯罪者がこのクラスから出ない事を祈るばかりだよ。

 特に峰田だな。上鳴がストッパーになってくれるといいんだが期待できるかね?

 

「耳郎さん、スピーカー作りましたがコンセントはどうしましょうか?」

 

「上鳴にでも刺そうか」

 

「上鳴…………同じ電気系なのにこの扱いの差はなんなんだよ…………」

 

「さっき下品なゲームを提案したからね」

 

「その報いよ」

 

「そっかぁ」

 

 下品なゲームってなんやねん。手にはポッキー持ってたけどポッキーゲームか?

 普通にやりたいんだけど俺。

 響香を誘ってみたんだがな、恥ずかしいからダメなんだってさ

 梅雨ちゃんを誘ったら女心を学んだ方がいいと言われた。

 男が別に理解する必要はなくないか?付き合ったことはないからよくわからないけど

 

「麗日、塩むすび作りすぎじゃないか?」

 

「えへっ」

 

「「えへっ」じゃないだろ」

 

「ホントだ。どうするアレ?」

 

「そーだな、チャーハンとか?塩味ついていても問題ないと思うし」

 

「そうだね、そうしようか」

 

「あ、爆豪も料理係なんだな」

 

 相撲の土俵を作るとか言っていなかったか?

 そっちの方はもう終わったのだろうか?なんにせよこいつ料理できるのか?

 

「あ?なんか文句あんのかクソトカゲ!!」

 

「いや、お前料理出来るの?」

 

「出来るわ!!」

 

「じゃこれ使ってチャーハン作ってて」

 

「なんで俺がそんなこと…………」

 

「出来ないのか?悪かったな。響香手伝ってくれるか?」

 

「出来るわ!!よこせやコラ!!」

 

 爆豪ってけっこうチョロいよな。

 思ったよりも料理上手かったし才能マンか…………言い得て妙だな。

 俺ももっと練習しとこ、負けたくないし

 響香や梅雨ちゃんが軽く落ち込んでいるけどそっとしておこう。

 今声掛けても嫌味にしかならないし

 二人も料理ができないわけではないんだけどね

 そのあれだ、相手が悪かった。

 それと、上鳴が可哀想だからコンセントを抜いて解放してあげよ

 コンセントには俺の背電殻の欠片を繋いでおけば問題ない。

 背中にはスマホ数百台どころか小さな町位の電気が蓄電できるからな。

 もちろん、節電することが条件だけどね?

 このくらいの電気量ならかけらで問題ない。

 コンセントから解放された上鳴の安心した顔と残念そうな女子の顔が印象的だったな。

 

「何だかんだでうまく連携するよね、A組の子たちってさ」

 

「そうでないと困ります」

 

 オールマイトと相澤先生が来たみたいだ。

 他の先生の事も誘ってきたのかな?後ろにミッドナイト先生等の姿が見えるし

 どうせならば、B組の人たちの事も誘えばいいのに…………

 

「せっかくだし、我々もどうだい?桜見ながら一杯…………」

 

「そんな余裕あるなら、ちゃんとフルタイムで授業してください」

 

 あ、オールマイトがいじけてる。

 相澤先生は正攻法では絶対に攻略できない気がする。

 それにしてもお酒か…………う、頭が…………

 

「どうしたの?急に頭を押さえてうずくまって」

 

「大丈夫だから、少し嫌なことを思い出したくらいで別に問題はないよ」

 

「ならいいんだけど、もしなんかあったらちゃんと言ってね?

 相談位ならいつでも乗ってあげるから」

 

「ありがとう」

 

「あいつらって入学前に接点なんて無かったんだよな?

 なんか通じ合っている感じがするんだけど…………」

 

「そのはずなんだけど…………」

 

「きっと恋だよ!!恋!!」

 

「こんど響香ちゃんに聞いてみようよ!!」

 

「いいねソレ!!」

 

「なぁ、障子。そこの荷物運ぶの手伝ってくれないか?」

 

「ああ、いいぞ…………話聞いてたか?」

 

「いや、聞いてなかったぞ。何の話をしていたんだ?」

 

「いや、大したことじゃないから!!」

 

「そ、そうだよ!!気にしないで大丈夫だから!!」

 

「ならいいんだが…………」

 

「危なかったね…………」

 

「この話はいったんやめにしましょう。もう皆集まってきているわ」

 

「賛成!!いこっか!!」

 

 その後は皆でゲームをしたりして楽しい時間を過ごした。

 偶にはこういう授業があってもいいな。

 写真係の緑谷がオールマイトしかとっていなかったから

 結局のところ一枚も写真には残らなかったんだけどね

 

 次回は夏休み中かね?やるとしたらそこらへんかね

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

 なんて思っていた時期がありました。

 

 

 雄英体育祭後にA組の皆とヒーローショーをやることになった。

 場所は雄英高校最寄りの小学校とのこと。

 

「何でこうなった?」

 

「ウチに聞かないでよ…………なんかウチ等いいように使われているような気がする」

 

「そういうのは気にしない方がよさそうだな…………」

 

「そうだね、会議に参加しようか」

 

 オールマイト曰く、面白ければ何でもアリさ!!とのこと

 安全の範囲ならば個性の使用も可能らしい。

 一応、B組と内容が被らないようにした方がいいと思うんだけども

 それとも合同で同じ内容のショーをやるとか

 正直言って時間が短いと感じているし

 

「…………という事らしい!!ショーの内容を話し合おう!!」

 

「囚われの女を助ける!!」

 

「一人のヒーローが敵を殲滅!!」

 

「摩天楼でのアクション!!」

 

「最後にみんなでダンス!!」

 

「怪獣が出てくる奴なんてどうだ?」

 

「それいいかも!!このクラスには適役がいるし!!」

 

「会社の倒産で闇に落ちたヴィラン社長!!」

 

 適役って俺じゃないよね?

 ヴィラン役でもいいけれども

 俺が竜化するサイズによってはステージが狭いと思うんだけど…………

 まぁ、小学生たちが楽しんでくれるならヴィラン役も甘んじて受け入れよう。

 

「なぁ、どうせならB組と合同でやろうと声をかけないか?

 人数が多い方がやっていても見ていても楽しいだろう。

 何よりも使うことのできる個性の幅が広がるだろ?」

 

「確かにそれはいいアイデアじゃないか!!みんなもそれでいいかい?」

 

「「「「「賛成!!」」」」」

 

「…………ただ、物間がいるんだよな。あいつと爆豪をヴィランにしないか?」

 

「あ?死んでもごめんだわ!!ブッ殺すぞ!?」

 

「とりあえず、B組の方々に声をかけに行きましょう」

 

「そうだな」

 

 自分で意見を出しておいて何なんだけれども不味いかもな。

 拳藤が物間を止めてくれることを祈るしかないけれども

 

「失礼します!!拳藤さんはいるだろうか!?」

 

「どうしたの?A組総出で来て」

 

「ああ、今度ヒーローショーをやることになっているだろう?

 それを二クラス合同でやらないかと思ってな。

 そっちのほうが個性の幅ができるし、クラスの間にある壁を取り払えられるだろ?」

 

「確かにそうだね。さっそく先生に言いに行こ…………」

 

「そんなこと言ってA組だけだと不安だからB組の力も借りたいだけなんじゃないかな?

 可笑しいなぁ?A組はB組と違って最終種目に出ている優秀なクラスな筈なんだけどなぁ?

 そんなA組がなんでB組に来るのかなぁ?普通逆だろう?

 やっぱりB組のほうが…………ぐぇ」

 

「…………うちの物間がすまんな。

 こいつ体育祭の後から余計に捻くれるようになってさ」

 

「なぁ、鉄哲。うちの爆豪と拳藤をトレードしないか?

 今ならおまけで峰田もついてくるぞ」

 

「したらウチのクラスが崩壊するぞ?

 交換なんてケチなこと言わないから物間の事を貰ってくれないか?」

 

「見てる分には面白いけれども身近にいると面倒…………面倒な奴だから」

 

「なぜ言い直した?」

 

「海藤くん!!先生から許可をいただいたぞ!!

 更に会議室を使ってもいいそうだ!!そこに移動して内容を決めよう!!」

 

「わかった」

 

 会議室は席がちょうど39席ある場所だった。

 それをいいことに女子の上に座ろうとした峰田が隅に縛られておかれ

 物間は気絶したままなのでテーブルに置かれている。

 監督者としてきた相澤先生も座れるちょうどいい数だった。

 

「さて、会議を始めよう!!先ずは監督者である相澤先生から何か一言」

 

「合理的に決めていこう。

 最終決定は多数決なり簡潔に決めることのできるやつにしてくれ

 意見を出したりはするが、俺は出ないからな」

 

 相澤先生も意外に乗り気なのだろうか?

 そういえば公演場所の小学校には猫が飼われているとか

 それが理由なのか?LINEのアイコンが猫だったし

 

「B組は一人の少年がヴィランと戦いながら

 ヒーローになる過程で成長していくっていう内容でやるつもりだったよ

 A組はどんな感じにするつもりだったの?」

 

「まだざっくりとしか決まってないが、

 怪獣やらヴィランとの戦闘を入れることになっているな。

 あとは摩天楼でのアクションやダンスなどだ」

 

「では、それを原型として話し合っていこう!!」

 

 ──そして、話し合いの結果。

 ヒーローを主人公として行う王道的なストーリーとなった。

 人工知能搭載人型ヒューマノイドと触れ合いうちに

 ヒーローとして成長していくという形のストーリーもあった。

 人工知能搭載人型ヒューマノイドなんて誰が出したんだよ。

 勿論のことその案は没になった…………面白そうだったのに

 

「問題は誰が演じるかだな」

 

「そこはもう決まっているぞ!!」

 

 どうやら主人公は轟になったようだ。

 理由は個性を心の成長と共に変えやすいからだそうだ。

 物語前半はは氷だけ、後半は炎もみたいな感じだな

 本人に聞いたら炎を使うのも体育祭の後に清算したから問題ないそうだ。

 

「それならば、仲間が倒されてしまったことでの覚醒の方がよくないか?

 小学生が見ていてもそっちのほうがわかりやすいだろう」

 

「それならば、役者の変更も必要ですわね」

 

 その結果、主人公の味方は緑谷になりヴィラン役である爆豪がそれを倒すことになった。

 他には切島や常闇、鉄哲もヴィラン役となった。

 物間は爆豪との模擬戦の結果ボコボコにやられてしまい役から外された。

 その他にもいるが、舞台に出る者のみの紹介でいいかな。

 

「なんで俺がヴィランなんだ!!ヒーローやらせろや年増!!」

 

「…………年増?」

 

「別にそんなことないから落ち込むことはないぞ拳藤。

 爆豪、逆に考えるんだ。今回のショーにおいて爆豪はヴィラン。

 つまり、合法的に緑谷たちに攻撃できるということだ。

 そして先生はそれを止めることが出来ない。脚本に沿っていれば許されるぞ」

 

「いいぜ、ヴィランは俺がやってやらぁ!!全員ブッ殺してやる!!」

 

「いや、爆豪はそれで納得するなよ!!」

 

「…………緑谷、強く生きろよ」

 

「いや、悠雷が原因だからね?」

 

 

 

 ▼▼▼

 

 

 

 そしてショー当日。

 会場となる小学校の生徒だけではなく

 近隣の小学校及び、中学校の生徒も見に来ている。

 そのために中学生にたいして受験生としての心構え的な奴を教えることになった。

 それは別に構わないんだけれども、時間足りるのか?文字数とか

 

 そろそろショーが始まる。そっちに集中しよう。

 俺の役は出番が終盤なためにしばらくは観客としていられる。

 ナレーションは俺と相澤先生がやっている。

 ミッドナイト先生に相澤先生の説得を頼んで正解だった。

 

『この町では凶悪犯罪者であるヴィラン

 …………爆殺卿が毎日のように悪事を働き市民を脅かしていました』

『そこに現れたのは我らがヒーロー、ショート!!

 彼は微力ながらも日々、ヴィランと戦い続けていた!!』

『海藤はなんでそんなにハイテンションなんだよ…………』

『別にいいじゃないですか!!それでは本編どうぞ!!』

 

「はっはっはっ!!この町の人々も全て殺しつくしてくれる!!」

 

「貴様らは大いなる闇に捧げる生贄になってもらおう」

 

「そんな事させない」

 

「ぼ、僕たちがみんなを護るんだ!!」

 

 …………人選ミスったかもしれない。

 ヒーロー側のメンツが色々とヤバい。

 轟は棒読みだし、緑谷は緊張し過ぎていて飯田は…………大丈夫か

 なんか物間も出ているけれども多分大丈夫なはずだ。

 

 そして戦闘が始まるが、戦闘に関しては何も心配していない。

 爆豪が暴れてくれればそれでいい。

 主人公達にはいったんボコボコにやられてもらわないと困る。

 

 観客の反応はどうだろうか?

 

「すげえ!!戦闘シーンが凄いリアルだ!!」

「ヒーローが弱そうにしか見えないけど見てて面白い!!」

「俺も個性使って戦いてぇ!!」

 

 好評だからこのまま続けても問題なさそうだな。

 問題があった場合、プランBを行うつもりだったからね

 念のためにオールマイトが舞台裏に待機している。

 

「くっ!!このままだと…………」

 

「はっはっはっ!!このまま死ねえ!!」

 

「ぐああ!!」

 

「「緑谷(くん)!!」」

 

「おい!!緑谷しっかりしろ!!」

 

 おお、なんか轟が迫真の演技をしている。

 さっきまでの演技は何だったんだよ…………あれ?緑谷ガチで怪我負ってね?

 

「海藤、どうするの?」

 

「…………続行する。緑谷の死を無駄にしてはならない」

 

「まだ、死んでおらんからね!!」

 

 そんなやり取りをしながらも舞台の方は進んでいく。

 

「ショート…………僕はオールマイトみたいな笑って皆を助けられる…………

 そんなヒーローになりたかったんだけどダメみたいだ…………」

 

「もういい!!もう喋るんじゃない!!」

 

「みんなのことを頼んだよ…………僕の英雄…………僕の親友…………」

 

「緑谷ぁぁぁぁ!!」

 

「フハハハハハ!!力もない弱者がこの俺の前に立つからこうなるんだ!!

 安心するがいいさ。この俺自ら貴様も同じ場所に送ってやろう。

 あの出来損ないと同じようにな!!」

 

「…………出来損ないだと?…………それは…………緑谷の事かぁぁぁ!!」

 

「なんだこの気迫は!!馬鹿な!!貴様ごときになぜここまでの力が!!」

 

 本当に気迫があるように見えているかもしれないが

 舞台裏では様々な個性を活用してそう見せているだけで轟は炎と氷を纏っているだけだ。

 このためだけに練習したからな、コレ

 ステージを柔らかくして振動を与え、地面をうならせて

 背中から電気が流れるようにサポートアイテム(made in発目)を活用し等々

 本当によくできていると思う。

 

「緑谷の思い、無駄にはしない!!

 この一撃で貴様を倒す!!フィンブルヴェトル!!」

 

「馬鹿な!!貴様ごときにこの俺がぁ!!うわぁぁぁ!!」

 

『こうして、多大なる犠牲を払いながらも爆殺卿は倒され町に平和が戻りました。

 その後もショートは皆から託された力を使って悪を倒し続けましたとさ』

 

『めでたしめでたし』

 

 さて、ショーは大盛況の中幕を閉じた。

 問題はただ一つ…………緑谷どうなった?

 

「緑谷はどうなった?」

 

「リカバリーガールが直してくれたから大丈夫だよ」

 

「そうか、よかった」

 

「それにしてもみんなが喜んでくれてよかったよ」

 

「そうだな」

 

「緑谷が怪我さえしていなければな」

 

「…………相澤先生」

 

「海藤………お前責任を取って受験生へのアドバイスをしてこい。

 入試一位のお前なら説得力が高いだろう。他の奴らは手伝うんじゃないぞ

 これは緑谷がどうなるかを見越せなかった罰なんだから」

 

「殺ったのは爆豪で…………」

 

「俺はお前が書いた脚本に従っただけだ」

 

「………逝ってきます」

 

「おう。逝ってこい」

 

 そのあと、俺は受験生となって一か月と立たない彼らの相手をすることになった。

 彼らの勢いは凄いのなんの…………今年で一番疲れたかもしれない。

 脳無とどちらが脅威たりえるのかと聞かれたら俺は受験生と答えるな。

 去年までは同年代だったと考えてもあそこまで元気ではなかった。

 いや、若さってすごい。

 

 




本編が進められないときはこんな感じの番外編を出すと思います。
感想でこんな感じのをやってほしいというのがあればネタに加えておきます。

追記......
本当は花見だけのつもりでしたが、短かったのでショーも入れました。
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