タイトルさぎですみません。
私は久慈 宇宙。転生者である!
母は異世界人で、すでに亡くなっている。
そして、この世界には呪霊とかがいるホラー世界である。
そんな私には野望がある。
母が帰りたがっていた、術者だけの楽園をこの世界に再現する事である。
方法は簡単。この私の血をばら撒けばよろしい。以上。
そんなわけで、私の相手は強い術師が望ましい。個性と混じってくれるかもだし。
「ってことで夏油先輩。子作りしませんか?」
「しないよ!」
「結婚してとは言いませんから。子種だけ! 子種だけ!」
「もっと嫌だよ!!」
「傑にお前みてーな術式もねぇ雑魚もったいねぇよ」
「雑魚だからより優秀な遺伝子を求めるんじゃないですか」
「俺より傑が優秀な遺伝子って?」
「五条先輩は軽率に種まきするの家から禁止されてそう」
「禪院家とかは?」
「子供が優秀だったら取られそう。って事で、優秀で野放しになってる夏油先輩が狙い目なんですよ。そりゃ、遺伝するとは限りませんけど。非術師と子作りするよりは可能性上がりそうですし」
「言い方!」
なお、私の個性はブラックホール。
ぶっちゃけ術式なんていらない。呪具もいらない。見える目さえあれば。
人目さえなければ、五条先輩にだって引けを取らないと思う。
そんな私だが、思うのだ。
グイグイ呪霊を吸い込んで、全部眷属にできちゃえば最強じゃね?
そんなわけで、私は夏油先輩の種が欲しい。
「お願いします。私に外付の術式を授けると思って!」
「子供をそういうふうに言うの、怒るよ」
私はしゅんとした。
ああ、なんかいい機会はないものか。
なんだか夏油先輩が落ち込んでるから付け込んだらお付き合いできた。
コンドームに隙あらば穴を開けて子作りに励んでいこう。
成功した。
等級ミスなんてもんじゃない依頼がきた。
産土神を二級と間違えるとか、ないでしょ。ないわ。
殺意を感じる。
「どうしたものかしら」
「宇宙! 君だけでも逃げて!」
「あ、2人とも下がっててください」
私はブラックホールを出した。
何度も言うが、見えればそれでいい。術式はいらない、呪具もいらない。
吸い込んでそれで終わり。
父さんの血で薄まったとはいえ、私は第九世代様。世界滅ぼすと恐れられた個性の世代の次世代である。
「術、式。あったの?」
「私、隠してますが超能力者なんですよ」
「超能力ですか?」
「五条先輩が見抜けてないでしょ。この力。まあ、それはいいのよ。黙ってて貰えれば。問題は、この依頼よね。誰を狙ってのものかしら」
「誰を狙って?」
「嫌がらせにしか見えないし。うーん、私なのかなー。妊娠したしなー。許せない人がいるのかなー」
「はあ!?」
「どうやって誤魔化そう? 二級案件でしたで押し通すしかないか」
「それより、子供って!」
「そう! やっと!! 最初はやっぱ夏油先輩じゃないと!」
「最初ってなんですか」
「だっていっぱい作るつもりだし」
何故か怒られた。解せぬ。
「責任は取るから!」
「子種を提供さえしてもらったらあとは用無しなので」
「ようなっ!?」
「おいテメェ、雑魚のくせに傑になんてこと言いやがる!」
五条先輩にガチ目に怒られたが、私は結婚を拒んだ。
私はいろんな呪術師と遺伝子残すので。同じ個性が並んだら嫌じゃない。
名前は空喰輪(カラクリ)。狙い通りの子が生まれる気がするわ!
少なくとも、生まれた子は、異形ではなかった。ふむ。いくらなんでも一年くらいは猶予あるでしょ。
ということで父に預ける。
京都に行った時に、禪院家の子にナンパされたので悩んだが、チャンスと思い子作りした。
何故か夏油先輩がショックを受けてたり、五条先輩に怒られたりしたが、ええい子供さえ手に入れて仕舞えばこっちのものよ。
名前は華火(ハナビ)。直感した。この子は強い子になる。
空喰輪は一才ですでに個性を発現しており、興味を持ったもの、なんでも吸い込む。
転生者の私はまだ理性があったが、本物の幼児様にそんなものはない。
お気に入りのものを吸い込んで泣く。そんな理不尽な毎日である。なお貴重品は間違っても出せない。
これだけでも相当なものだが、私には予感があった。
空喰輪はまだ大人しい。お父さんでも大丈夫だ。
華火はそれはもう凄くなるぞ……と。
ぎゃあああああんとすごい泣き方をする華火に、私は武者震いをしていた。
しかし逆に言えば華火が一歳から二歳になるまではチャンス。
私は七海くんに乗っかって種を宿してから退学した。
産まれた子は夜蜘蛛(ヤクモ)。
この子は賢い子になりそうだ……。
お父さんの話によると空喰輪が誘拐されかけたということだし、子供達がある程度育って自衛できるようになるまで、次の子作りはお預けか。もしくは、次世代に期待といったところか。
モテる子になることを祈るのみである。
それから、4年が過ぎた。
「爆殺しゅゆ!」
「爆殺は悪い人にしかしちゃダメって言ってるでしょ!!」
「しゅゆ!」
なお、夜蜘蛛は糸で私の背中に張り付いて寝ている。爆音の絶えない我が家です。
「ママー」
「何、空喰輪」
「知らない人が来た。食っていい?」
「ダメ!」
空喰輪も空喰輪で危ない子に育っちゃってるのよね。敵を吸い殺す事になんの躊躇もないのだ。
まあでも、聞くだけ良い子か。
小学校どうするかなー。無理かなー。もう来年なんだよなー。
「夏油先輩! 五条先輩! 直哉さん、七海くん! 後知らない人! 皆さんお揃いで、どうして?」
「そろそろ術式発現するだろ。見てやろうと思って」
「禪院家の血を引く子を放置はできん」
「ありがとうございます。でもこの子達、私の子ですから。皆、いい子にできるかなー?」
「「「誰ー?」」」
「空喰輪のお父さんに、華火のお父さんとおじいちゃんに、夜蜘蛛のお父さん。後、学校の先輩。夏油先輩と五条先輩は最強コンビって呼ばれてたのよ」
「最強?」
「最強は華火だもん!」
「サイキョー? ふーん」
「ちょっと貴方達、良い子にしないとデザートのアイス抜きよ」
「ふむふむ。凄いじゃん。全員持ってる。雑魚だけど」
まずい。
「ゴジョー先輩、僕に勝てんの?」
「華火強いもん! 最強!」
「そこまで言うなら、遊んでください」
「めっちゃ好戦的じゃん。手併せする?」
「「「する!!!」」」
「だーめ! 先輩がイタイイタイでしょ?」
「あ? 誰がイタイイタイだ」
「手加減できるのかい? 悟。私の子たちをいじめちゃ駄目だよ」
「できるわ!」
そういうことで、戦う事になってしまった。
糸で襲い、爆発する拳を繰り出し、空中に浮かぶ口を嗾ける。
当たり前だが、五条先輩に傷一つつけられなかった。
悲嘆に暮れる我が子たち。爆殺出来なかった、吸い殺せなかったって泣く長男長女に教育の難しさを感じる。
「なにこれ、術式じゃねーじゃん。手品?」
「術式、なにが見えたか教えてくれたら嬉しいなって」
「この手品の種と交換!」
私は、渋々自分が超能力者である事を話した。
直哉さんのお父さん、3人ともお持ち帰りしようとするのやめてもらっていいですか?
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