非術師ですので!   作:かりん2022

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いかにして私の目標が爆殺から憧れへ至ったか

「爆殺しゅゆ!」

「やってみぃや」

「しゅゆ!」

 

 直哉さんも大人気ないが、華火も食らいついている。

 今日の自分は昨日の自分を爆殺すべしが華火のモットーである。

 私にはわかる。華火は父を爆殺できない自分を爆殺したいほど怒っている。

 私は信じる。そのうち直哉さんの事は追い越すだろう。追い越せるかではない。いつ追い越すかである。

 ならば答えは一つ。今でしょ!

 

 そんなスポコン劇場を開催している間、空喰輪はジロジロと最強コンビを見定めている。

 

「最強コンビ? ふぅん……でも、僕吸い込めるし、呪霊操れるし」

「はいはい、今日は僕に負けたけどね。まあ、強いのは認めるよ」

「凄いね。まさか私の術式が遺伝するとは思わなかったよ」

「傑、遺伝してない。こいつの術式は刀に特化した構築術式だよ」

「すごいじゃないか。何でも出来るね」

「こーちく……?」

「刀を作れるって事。うちで勉強してみる? 傑の子供ならみてやってもいいよ。恵もいるしね」

 

「お父さんですか? 蜘蛛の巣ないないしてもいいですか?」

「ないないされては困りますね。私は夏油さん五条さん直哉さんのように強くはないので」

「お父さん、弱いのですか?」

「そうですね」

「じゃあやっぱり蜘蛛の巣ないないしてもいいのでは?」

「どういう教育をしているのですか……」

 

「ふふ。皆、一本芯のある良い子でしょう。きっと3人ともそれぞれに強くなるわ」

「「「「それだけじゃ駄目だろ」」」」

「情操教育って知ってますかぁ?」

「五条先輩にだけは言われたくない……」

「ああ!?」

「でもさー。物質化術式に剣の構築術式に呪力付与だろ。育てきれんの?」

「雑魚なんてとんでもない。強いじゃないですか」

「まーな。どれも制限は強いけど、要は呪具作成。知識の蓄積が物を言うぜ」

「んー。術式はわからないですけど、そのうちうまいこと使いこなせるようになりませんかね?」

「無理。そんな簡単な術式じゃねぇよ。それに、個性? ってのと合わせれば、グッと強くなるぜ。爆発と再構成と糸を出すだっけ? 正直、チートじゃねぇか」

「間違えないで。夜蜘蛛の力は糸じゃなくて蜘蛛。成長すれば、糸以外にも蜘蛛っぽい事ができるようになると思う」

「やっぱチートじゃん。せっかくだから、その才能伸ばしてやったら? 五条家でも禪院家でもさ」

「ふむ。当主を目指すか、華火」

「華火、てっぺんとる!」

「気に入った。この子は強くなるぞ、直哉。と言うことで、3人とも来るがいい」

「空喰輪と夜蜘蛛は五条家で面倒を見る。特に空喰輪は五条家の術式に近いから、絶対うちの方がいい」

「悟が助けてくれるなら心強いよ」

 

 私は子供達を見た。

 

「どうする、お父さん達のとこ行く?」

「「「ゴジョー先輩の所に行く」」」

「やだ僕、人気で照れちゃう♡」

「吸い殺してないし」

「爆殺しゅゆ!」

「蜘蛛の巣コレクションを充実させたいので」

「人気だね、悟」

「どういう教育しとるんや。ようは皆「殺す」やろ。悟くん何もしてへんやん」

「こわぁ。華火は禪院家の方が強くなれるんじゃない? 五条家は僕のワンマンだしね」

「そうだぞ、華火。倒したい相手の元で強くなってどうするのだ」

「ううん。わかった。まずはお父さんを爆殺しゅゆ」

「ぶっ叩くで」

 

 そんなわけで、子供達は預ける事になった。

 

「じゃあ男漁りするぞー!」

「君はいい加減にしなよ」

「ふざけんなや」

「相手の同意は最低限とってください」

「とりあえず、君は手が空くんだから依頼片付けなよ。貯金大丈夫なわけ?」

「大丈夫ではないです……」

 

 仕方ない。働くか。

続きを読むとしたら

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