非術師ですので!   作:かりん2022

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【悲報】世界征服できる能力者がアホな件3

机を挟んで、椅子に座る。

 

「AFOさん。私は、花灯を育てたいと思っています」

「でも育てられるの? そんなに具合が悪そうなのに」

「私達は親なのだから、助け合えると思いませんか。責任とって結婚の選択肢も考えてます」

「けっこん。結婚! 夏油くんと結婚!」

「すげー喜ぶじゃん」

「その為にも、私達はお互いの事を知るべきだと思います」

「えっでも! 夏油くん、非術師のこと、猿にしか見えなくなってたよね? 声もあんまり聞こえないんだよね? 作ってもらったもの着たり食べたりも人混みもダメだよね? 私、非術師なんだよ? 無理じゃない?」

「何故それを……?」

「傑、そんな症状酷かったのか? 言えよ!」

「大丈夫か、夏油」

「私は、確かにそういった症状があるが、君はどうしても非術師に見えない。そこは大丈夫だろう……と思う」

「無理なら早めに言ってね」

「ああ、わかった。それで、君は、AFOさんは、超能力者なのかい? エイリアンなのかい?」

「私は、個性的なだけだよ」

「んなわけあるか!」

「私は砂糖を食べると筋力が5倍になるのだけれど、それは君が関係してるのかな」

「シュガードープね。確かに私が譲渡した個性よ」

「「「!!!」」」

「それって俺にも貰える?」

「いいけど……デメリットあるよ?」

「どんな?」

「強い個性は衝動が付随することがあるの。シュガードープなら甘い物が好きになるとかね。あと、個性を使わないと性格に歪みが出るみたい。それで良ければ、個性を貸してあげてもいいよ。負担が大きいから、一個だけね」

「どんな個性があんの?」

「どんな個性が欲しいの? あ、呪力は無理だよ。非術師だもの」

「そーだな。俺、最強だけど大雑把だからそこの所がカバーできる能力が欲しいな」

「私は逆かな。シュガードープもいいけど、他の個性も借りてみたい」

「じゃあ、五条くんにテープ、夏油くんにブラックホールはどう? 硝子さんは?」

「いいの? いつでも逃げれるものってある?」

「黒霧があるよ」

 

 私は、それぞれの個性を譲渡した。

 黒霧を譲渡した私は、当然霧に覆われなくなった。

 

「ん、こう、かな。うわっ テープでた! すげぇ!」

「拘束に便利だよー」

「これは凄いな」

「全て吸い込んで分解できるよー」

「黒霧、ワープできそう」

「そういう個性だからねー」

 

「うわ、女の子出てきた! 傑、覚えてる?」

「うーん」

「まじかよ、まだわかんねぇのかよ」

「くぅず!」

「夏油くんとそのお友達は特別だよ。本当はたかーく売ってもいいんだから」

「マジで売ってんの? 買うわ」

「やっぱりレンタル」

「レンタルするわ」

 

 私は考えた。個性、五条くんに手伝って貰えば売れるんじゃないかな?

 

「個性をレンタルしてお金を稼げるなら、稼ぎたいかな。そしたら花灯もちゃんとご飯食べさせられるし。あっでも、五条くんと夏油くんと硝子ちゃんに貸す個性はお金取らないよ! 夏油くんのお友達だもん」

「うんうん。いいと思う」

「何だか私のお友達がすごく増えそうだね?」

「で、なんで傑の事、色々知ってるの?」

「助けてもらって、好きになっちゃって、その場で告白して、妊娠して、それで、個性で」

「マジかよすげーな」

「思い出せ夏油」

「うーん」

「くぅず!」

「名前は? 本名あるだろ。AFOじゃなくて」

「久慈 千配炉。久しい慈愛の千個配る炉と書いて千配炉」

「うーん」

「ほんとこいつ」

「嘘だろ夏油」

「私ね。夏油くんが好き」

 

 3人は、黙って聞いてくれる。

 

「夏油くんの為に何が出来るかわからないけど。夏油くんの敵のメロンパンは私がぶっ殺してあげるから。安心してね、夏油くん」

「私の敵のメロンパンってなんですか?」

「えっとね、予知で、夏油くんの体を乗っ取る脳みその人」

「そんなのいんの?」

「術式? 個性?」

「術式だよ。あっでもメロンパンにはまだバレたくないし、今日は帰ろうかな。メロンパン、呪術師で上層部と通じてるんだ」

「マジかよ。でも個性買うのはどうなるんだよ」

「お金に困ってるのか? 少し渡しておくか? 個性もらったし」

「結局、花灯はどうするんだい?」

「そう、だね。いいこと考えたけど、準備があるから、また一週間後に来るね。その時に、個性買いたい人と会わせて。知らない人に個性は渡せないから」

 

 さて、帰ろうか。

 はっ 黒霧渡しちゃったんだった!

 

 まあいっか。転移系は一つではない。

 私は、そこから転移して消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どう報告する?」

「そうだね。報告しないってのは?」

「無理だろ。目立ちすぎる」

「AFO。AFOか。この世界に超能力者いたんだな」

「花灯のママ!」

「君のママすごいね」

「とりあえず、名前調べるか。まさかあの名前で調べられないってことはないだろ。オンリーワンな名前すぎる」

「とりあえず、個性の試運転しよっか」

 

 その後、3人はあまりの個性の使い勝手の良さに度肝を抜かれることになる。

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