非術師ですので!   作:かりん2022

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【悲報】世界征服できる能力者がアホな件4

「夜蛾セン! 見て見て」

 

 五条はテープであっという間に夜蛾センを拘束する。

 

「すげーだろ、これ!」

「どうしたんだ、悟。新たな術式が発現したのか?」

「もらった!」

「もらったぁ!?」

「先生。私のも見てください。ブラックホール!」

「ワープ!!」

「待て、術式をもらうというのはどういうことなんだ」

「術式じゃなくて個性っていうんだって。これはお試し品で、一週間後に売りにくる」

「どういうことなんだ」

 

 そういうわけで、夜蛾先生に説明をする。

 

「卒業も近いのに、最後にこんな爆弾……!」

「一週間後に個性を売りにくるって。名前聞いておいたから、調べたほうがいいかと思うんだけど」

「誰呼ぶ? やっぱり五条家の人?」

「どーすっかなー」

 

 それから、一週間が過ぎた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私が来た!!」

「「「ようこそ!!!」」」

「ママー!」

 

 私はメジャーをいくつか持ってきていた。

 

「個性どんな感じ?」

「ブラックホールで吸った呪霊取り込めたんだ! 最高だよ!」

「細かい立ち回りが出来る様になって被害が少ないって褒められた! でももうちょっと攻撃できて黒! って感じならいいかな。傑と硝子がそうだし」

「便利!」

「ママー!」

 

 私は花灯を抱きしめ、賞賛を受け取った。役立てて何よりです!

 

「じゃあ、五条くんの個性はテープから黒鞭に変更ね」

「サンキュ!」

「それで私ね、いいこと考えたの! 夏油君が3人で仕事を分担すれば、過労死しないし花灯の面倒を見れるんじゃないかって!」

「???」

「ということで、夏油くん。五条さん。硝子さん。別室であちこちのサイズ計らせて」

 

 ということでサイズを計らせてもらい、複製を作り出した。

 

「「「俺が増えた?」」」

「「「仕事が三分の一! 私遊ぶ係!」」」

「「「凄いね」」」

 

「ダメージの蓄積で土塊に戻るから、コピーは格下としか戦わないか、雑用しかしちゃダメだよ。あと、人格普通にあるから、命令しても普通に反抗されるからね。お願いして報酬提示して」

 

 ざわざわと眺めていた人がざわめく。そうです、ギャラリーがいるのです。

 

「それで、五条さんの推薦する人はどなたです? 全員とかはダメですよ。人柄の面接もありますよ」

「んー! それなんだけど、俺の名前で推薦するわけだろ? そうなると、下手なやつ紹介できないなって思って。冥冥さんはどうかな」

「嬉しいよ、五条くん」

「彼女なら良いですよ! ちゃんと報酬も払ってくれそうだし」

「お手柔らかにお願いするよ」

「どんな個性をお望みですか?」

「そうだね。私は力を渇望している。わかりやすい力がいい」

「私、非術師なので、強い呪力とかそんなんはあげられないんですよ。五条さんに貸してたテープの個性とかで作ったテープに呪力を纏わせるとか、そういうのは出来ますが」

「ふむ、なるほど?」

「それでも攻撃力を追及するなら、崩壊の個性とかがありますが。衝動は強いです」

「試させてもらっても?」

「もちろん」

 

 それから、試してもらった。

 

「超近接か……。…………。夢を見させてくれてありがとう。テープをレンタルさせてもらうよ」

「契約書作ってきたので、読んでください」

「ふむ。子作り推奨、返却は子供一人分の個性でもいいわけだね? レンタル代は……死んで個性が返却できなくなった場合の保証金が1000万円と五条悟あるいは夏油傑の一ヶ月の奉仕で、レンタル代が月10万円か。いいかな、2人とも」

「あー、まあ、冥冥さんなら」

「死なないでくださいね」

「ありがとうございます」

 

 私は一千万と1年の料金120万円をもらった。ふわぁ大金だぁ! まあ、1000万円は返す前提の使ってはいけないお金なんだけどね!

 

「ふむ。ならワシは崩壊の個性を買わせてもらおう」

「いや、推薦もない方への個性レンタルは遠慮させていただきます」

「なんだと!?」

 

 当たり前じゃないですかー!

 

「知らない人に兵器をポンと渡すのはちょっと」

「それもそうだな。禪院家と言っても一般出にはわかるまい。学校の推薦で構わないか?」

「いやー。そこは五条くんの推薦に限らせてもらいたいです。夏油くんだと、私と同じ一般出でわからないでしょうし」

「家がどうとか以前に俺、さすがに自分が保証人になった契約をいくつも結ぶのは嫌かな……」

「もっと簡単に結べんのか」

「崩壊の個性を安売りする女って怖すぎなのでは」

「一億で買い取ろう」

「崩壊の個性舐めんな」

「呪術界をよく知ってからというのなら、学校で働くのはどうだ。それで売る気になったら売ってくれ」

「私、見えませんよ?」

「夏油! ここで結婚しようって言ってやれ」

「久慈さん。お試しで一緒に住んで、子育てしないかい? 学校で事務職についてくれれば、家でも職場でも会えるし。君のことがよく知りたい」

 

「俺らは俺らで6人で同棲しようぜ!」

「それも楽しそうだね」

「女の子に気安く同棲とかいうな」

「えー? 硝子は嫌?」

「嫌とは言ってない」

 

 コピーはコピーで盛り上がり、私は夏油くんと同棲する事になったのだった! 

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