TS要素あります!!
箇条書きです!!!
地雷原です、ご注意ください!!!
「お前は、ここで名前を貰え」
「僕、僕ヤダ。やだよ」
「俺といるよか、幸せになれる」
「やだ、にいさまぁぁぁ!」
暴れる縛られた子を門にくくりつける子。
酷い虐めの現場を見てしまった。
「あー。何してんだ、坊主。ああ? 悟にそっくりだな、お前ら隠し子か?」
「お姉さん達、霊能者なのかな」
「霊能者……って言ったら、まあそうだな」
「弟が霊能者なんだ。面倒を見てあげてほしい」
「親は?」
「あー。こいつ、忌み子だから。このままじゃ危ない」
「呪霊が見えるって事で不気味がられてるってことか?」
「おかか!」
「君は大丈夫なの?」
「俺は忌み子じゃなかったから」
「見えないって事?」
「そ。だから、こいつだけ面倒見てほしいんだ」
人に預けて安心したのか、踵を返す子供。
「僕知ってるもん! 呪術師ってすっごくブラックなの! 死んじゃう、すぐ死んじゃう、兄様がいないと僕すぐ殺されちゃうもん! 兄様兄様兄様! 助けてよぉ! 兄様だって本当は見えるくせに!!」
「俺の事はいいんだよ!」
「ヤダヤダヤダヤダヤダ!!! 本当に僕の事大事なら、せめて確かめてから行ってよ! そしたら確実に兄様といた方が安全だってわかるから!!」
「あー。とりあえず、2人ともお話聞こうかな。君が見えなくたって、よくない環境にいるなら、放っては置けないよ」
「しゃけ!」
憂太がそう言って、学校に招き入れる。
子供達に食事を与え、五条先生に鬼電。
子供を見た時の五条先生の動揺ったらなかった。
「僕と同じ……ありえない!!!」
「それはともかくお前の子か」
「記憶にな……あるな。一回だけゆきずりで」
「お前か! 虐待されてんじゃねーか!!」
「片方忌み子とか言われて名前も貰ってなかったらしいぜ」
「どっちが?」
「あっち。もう片方は宇宙だとさ。宇宙と書いてソラ」
「六眼の方だね。宇宙は術式もなくて呪力も弱い。良くて補助監督かな」
「逆に思えるけど」
「術式が怖がられたんだろうね。嫌われてるなら都合がいいかな。当然、2人とも引き取るよ」
そういうことで、子供が預けられる事になったのだが。
この2人、ほんっとうに態度が逆なのだ。
「わああああん!! なんとかして、兄様!」
「蒼、落ち着け」
呪霊に追いかけられて、猛スピードで宇宙の後ろに隠れるナナシ、改め蒼。嗜め、呪具を構える宇宙。
「こーら。宇宙の後ろに隠れない。蒼の方がずっと呪力強いんだよ」
「それ、なんか意味あんの!?」
「あるよ! 蒼は素手で呪霊を倒せるよ!!」
「宇宙なんとかして、早くなんとかしてよぉぉ! 弟にこんな気持ち悪いのさわらせるつもり!?」
「うーん。双子なんだよね? この落ち着きの差は一体」
「蒼は虐められて育ったので、自信がないんです」
呪具でさっくり呪霊を倒しながら、宇宙は言う。
「蒼、ずっと宇宙がついてるわけにはいかないんだよ?」
「ずっとついててよ! 双子の兄だろ役目でしょ!」
「蒼。俺には俺の道があんだよ。俺がついてるのはお前が慣れるまでだけだ」
「いやだああああああ!」
「いやいやいやいや、君も五条家の子供だから保護してたとえ見えなくても呪術関係のお仕事だったからね?」
「家出するから問題ねーよ」
「あるよ!? 家出は駄目だからね!」
呪専はにわかに騒がしくなっていた。
「子育てって難しい……」
食堂で突っ伏す五条を生徒達が囲う。
「あー。でもなんか、真依を思い出した」
「妹さん?」
「そ。でも悟。あれ、2人とも演技だぞ」
「わかってる。宇宙がいない時はさ、ちゃんと1人で対処するんだよね。いうほど呪霊怖がってないよ」
「そう、なんですか?」
「問題は宇宙かな。1人で戦った時だけ、嫌に服が汚れてるけど、怪我はないんだ。残穢も綺麗にない。でも、呪霊は確かに消えてる。あれ、適当に服汚してるだけだね。多分、1人の時に使う切り札がなんかある」
「隠してるって事ですか?」
「六眼を誤魔化す術式かなんかあるのかな。蒼がイレギュラーだし、その線の方があるような気がするんだよね。大体、蒼は宇宙を頼りにしすぎるんだよね。宇宙も術式見ても態度変えないし、宇宙は本当に強いんだと思う。兄ってだけであんな無条件の信頼はないよ。ショックなのは、蒼が僕より宇宙の方が強いと思ってる事かなぁ」
「術式を見ても?」
「そ、術式を見ても! でもまあ楽しみでもあるよね! 隠蔽術式に呪力の大半が使われてるって線もあるかも? それだったら、才能は僕以上なことは確かだね。全く見抜けないんだし。とにかく、宇宙はなんかあるよ」
「親の欲目かもな」
「しゃけ!」
「そうかもね」
それから一月後、百鬼夜行の宣言に夏油傑がやってきた。
帰ろうとする夏油一派だが、夏油はふと振り返った。
「何かな?」
「俺は宇宙。宇宙と書いてソラ」
「私は夏油傑だよ」
「ぼ、僕、蒼です。ナナシだったけど、この前名前貰えました!」
「おめでとう」
ポーッと2人は夏油傑を見送った。
その後、くるっと振り返った蒼は、宣った。
「女の子にする術式か呪具ってある!?」
「ないよ」
「若返りの術式か呪具ってある!?」
「ないよ」
「じゃあ、若くて女の子の傑ちゃんを拾ってきたら別人って事!?」
「それが呪霊操術の傑ちゃんだったら、別人って言っても無理かな」
「じゃあじゃあ、百鬼夜行を防いだら、ご褒美に犯人貰っていい!?」
「ご褒美でもそれは無理かな。っていうか防ぐのが無理かな」
「蒼、バーカ」
「バカじゃないもん! わかったんだ、夏油傑の遺伝子は僕のもの!」
そして、翌日。
宇宙は消えていた。
蒼はもう大丈夫なので、自分は帰るという事だった。しかし、タイミング的に嫌な予感が消せない。
何より、蒼が先を越されたと喚き、飛び出そうとしているのを確保している。
二、三日後、夏油一派の女の子達が出頭してきた。
「夏油様を返して! その為なら、私たちどうなったっていいから!」
心当たりはないが、心当たりは大いにあった五条悟は頭を抱えた。
どうやら、急な眠気に襲われて、朝起きたら夏油傑がいなかったらしい。
「六眼を誤魔化す隠蔽術式、現実味帯びてきたな」
「あーおーい。傑を若くして女の子にする心当たりある? あと、眠らせる術」
「ぼ、僕何も知らない……。それに傑、見つけても死刑なんでしょ……」
五条悟は深いため息をついた。
「わかった。蒼達が、本当に傑を改心させて見張れるなら、僕が助命嘆願してあげる。ただ、宇宙が隠してた事、傑に何をしたのか、全部話してくれるなら、だけど」
「でも、でも……」
「このままだと、傑が宇宙のお嫁さんになっちゃうかもね?」
「……。本当に、傑助けてくれる?」
「やるだけやってみるよ。ただ、百鬼夜行を防いだんじゃ手柄が足りない。美々子、菜々子。お前らの仲間も全員投降させろ」
「「!!」」
美々子と菜々子は渋々と頷いた。
そして、蒼は話し出す。
「多分、父様と同じ方法で拉致って洗脳して子作りさせるんだと思う。でも、父様と違って、今回は母体にするのとどうせ呪詛師だからって理由で産んだ後も解放されずに実験とかに使われると思う」
「……え。僕、拉致られてたの? 嘘でしょ?」
「あのさ。父様みたいな家柄のいい人が、ゆきずりの恋なんてしないよ。洗脳されたに決まってるじゃん」
「は? でも……あれ? そういえば、記憶がなんかおかしい気も……?」
「母様は、ヴィラン連合の幹部なんだ。兄様も幹部候補だから、組織の力を使ったんだと思う。眠らされたんでしょ? そういう能力者を知ってる。ついでに女にするのも若返りも出来るよ」
「何それ」
「知ってるヤリ部屋虱潰しに当たるしかないけど、そうするとヴィラン連合とぶつかる。父様、どうする?」
「そういう呪詛師組織があるわけ?」
「不思議な力が呪力だけだと思った? 水面下で力をつけてる超能力者組織があるんだよね」
「は?」
「まあ、遅かれ早かれ、ヴィラン連合は呪術師に戦争仕掛けてたと思うけど。十分、数は増やしたしね」
「待って。情報が追いつかない」
「これ以上の情報はヴィラン連合と袂を分つことになるから、生半可なことじゃ言えない。僕を守ってくれる? 傑を助けてくれる? 覚悟が決まったなら話す」
「報告だけ先にさせて。で、蒼は……使えないか。忌み子ってそういうことか」
「そう。異能を兄様が、僕が呪力を持って生まれてきたんだ。でも、異能持ちって八割なんだよね。それで、無個性……異能を持ってないと、名前すらもらえない。それがヴィラン連合」
「なんか証明出来るのある?」
「私有地に隠れ里がある。異形系の異能の持ち主がそこで暮らしてる」
「か、隠れ里……」
そして、一日。
裏が取れた。取れてしまった。
もしかして、百鬼夜行以上に。
呪術界は、揺れた。
裏設定
AFOはいる。
母は個性を奪われて狂死している。
蒼はヴィラン連合から兄も足抜けさせたかったから甘えるふりしてた。それはそれとして兄強いし。
でも宇宙は足抜けすると個性を奪われてしまうので呪術師になるつもりはない。
この度、夏油傑の誘拐でヴィラン連合に貸しを作ったので個性提出させられるかもなピンチ。
名前はヴィラン連合内では聖なるものだったりする。
ヴィラン連合のメンバーは自分の子供の個性を察知して名前に変換する力の他、遺伝子の相性がいいと、わかったりする能力がある。